JP2002161758A - 内燃機関のスロットル制御装置 - Google Patents

内燃機関のスロットル制御装置

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JP2002161758A
JP2002161758A JP2000364528A JP2000364528A JP2002161758A JP 2002161758 A JP2002161758 A JP 2002161758A JP 2000364528 A JP2000364528 A JP 2000364528A JP 2000364528 A JP2000364528 A JP 2000364528A JP 2002161758 A JP2002161758 A JP 2002161758A
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throttle
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throttle opening
vibration control
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Yasuo Hirata
靖雄 平田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行中にスロットルバルブが氷結して動かな
くなるこを防止できるようにする。 【解決手段】 電子スロットルシステムにおいて、アク
セル開度ACに応じて設定した基準目標スロットル開度
BTHCOMが振動制御切換判定開度THBIN以上か
否かを判定し、基準目標スロットル開度BTHCOMが
振動制御切換判定開度THBIN以上のときは、目標ス
ロットル開度THCOMを基準目標スロットル開度BT
HCOMを中心として、振幅dTH、周期Tで、屈形波
状に変化させる。これにより、スロットルバルブを基準
目標スロットル開度BTHCOMを中心として、振幅d
TH、周期Tでエンジン回転速度やトルクに影響しない
ように振動させ、走行中にスロットルバルブが氷結して
動かなくなることを防止する。尚、振動制御切換判定開
度THBINは、冷却水温CTが低くなるほど大きくな
るように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(エンジ
ン)の吸気管に設けられたスロットルバルブの開度(以
下「スロットル開度」という)を制御する内燃機関のス
ロットル制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外気温が氷点下となる極低温時には、エ
ンジン運転中でも、吸気管内の吸気中の水分が凍ってス
ロットルバルブやその周辺部に氷結が生じることがあ
る。アイドル運転時等のスロットル開度が小さいとき
は、吸気管とスロットルバルブとの間の隙間が狭いた
め、その隙間が氷で塞がれてしまい、エンジンが停止し
てしまうおそれがある。この対策として、特公平4−4
452号公報に示すように、電子スロットルシステムに
おいて、吸気温度が基準温度以下で外気湿度が基準湿度
以上、且つ、スロットル開度が基準スロットル開度以下
のときに、氷結による吸気通路の閉塞が発生しやすい状
態と判断して、スロットルバルブを振動させて、氷結に
よる吸気通路の閉塞を防止するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報の技
術では、スロットル開度が基準スロットル開度よりも大
きいとき(吸気管とスロットルバルブとの間の隙間が大
きいとき)は、氷結による吸気通路の閉塞が発生しない
と判断して、スロットルバルブの振動制御を実行しない
ようにしている。しかし、運転者がアクセルペダルを踏
み込んでスロットル開度を基準スロットル開度よりも大
きい開度に保持して走行している場合でも、極低温時に
はスロットルバルブやその回転軸の周辺部で氷結が発生
して、最悪の場合は、走行中にスロットルバルブの軸回
りが氷結してスロットルバルブが動かなくなってしまう
おそれがある。このような氷結が発生すると、運転者が
アクセルペダルを戻してもスロットル開度が小さくなら
ず、運転者の意に反してエンジン出力が下がらない状態
が続いてしまう。
【0004】また、上記公報の技術のように、スロット
ル開度が基準スロットル開度以下で吸入空気量が少ない
ときに、スロットルバルブを振動させると、振動幅が微
小であっても、その影響が吸入空気量の変動として現れ
てしまい、アイドル回転速度が不安定になりやすいとい
う欠点もある。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、走行中にスロットル
バルブが氷結して動かなくなるこを防止できると共に、
アイドル回転速度を安定させることができる内燃機関の
スロットル制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の内燃機関のスロットル制御装置
は、スロットル開度が所定の判定開度以上のときに、目
標スロットル開度を含む微小開度範囲でスロットルバル
ブを振動させるようにしたものである。このようにすれ
ば、運転者がアクセルペダルを踏み込んでスロットル開
度をある程度大きく開いて走行しているときに、スロッ
トルバルブを振動させてスロットルバルブの軸回りの氷
結を防止できるため、走行中にスロットルバルブが氷結
して動かなくなってしまうことを未然に防止できて、運
転者の意に反してエンジン出力が下がらなくなってしま
う事態を未然に回避することができる。
【0007】しかも、スロットル開度をある程度大きく
開いて吸入空気量が多いときに、目標スロットル開度を
含む微小開度範囲でスロットルバルブを振動させるた
め、従来のように吸入空気量が少ないときにスロットル
バルブを振動させる場合と比較して、スロットルバルブ
の振動が吸入空気量に与える影響が少なく、アクセルペ
ダルの踏込み量に応じた吸入空気量(エンジン出力)を
確保しながら、トルク変動やエンジン回転速度変動を生
じさせない範囲で、スロットルバルブの振動制御を実行
することができる。更に、スロットル開度が小さいとき
には、スロットルバルブの振動制御を実行しないので、
アイドル回転速度を安定させることができる。尚、スロ
ットル開度が小さいときは、エンジン出力が低いため、
万一、スロットルバルブが氷結して動かなくなったとし
ても、エンジン出力を下げる必要がなく、安全に車両を
停止できる。
【0008】一般に、スロットル開度が同じでも、エン
ジンの冷却水温が低いとき、つまりエンジン温度や潤滑
油の温度が低いときは、エンジンの駆動抵抗(機械損
失)が大きくなってエンジン出力が低下する。このた
め、振動制御実行の可否を判定する判定開度を固定値に
すると、冷却水温が低くなるほど、エンジン出力が低い
運転領域からスロットルバルブの振動制御が実行される
が、エンジン出力が低い運転領域では、万一、スロット
ルバルブが氷結して動かなくなったとしても、もともと
エンジン出力が低いため、エンジン出力を下げる必要が
ない。
【0009】この点を考慮して、請求項2のように、冷
却水温が低くなるほど、判定開度を大きくするようにし
ても良い。このようにすれば、エンジンの駆動抵抗増大
によるエンジン出力低下が大きくなるほど、判定開度が
大きくなるため、スロットルバルブの制御を通常制御か
ら振動制御に切り換えるときのエンジン出力を冷却温度
によらずほぼ一定とすることができる。これにより、ス
ロットルバルブの氷結時でもエンジン出力を下げる必要
がないエンジン出力の低い運転状態では、スロットルバ
ルブの振動制御を行わずに済み、その分、スロットルバ
ルブの駆動モータの電力消費量を低減して燃費の悪化を
防ぐことができる。
【0010】また、請求項3のように、スロットルバル
ブを振動させる際の振動条件をエンジンの負荷と冷却水
温のうちの少なくとも一方に応じて設定するようにして
も良い。このようにすれば、スロットルバルブの振動条
件を、その時の負荷や冷却水温に応じてエンジン回転速
度やトルクに影響しない範囲内で氷結防止効果の最も高
い振動条件に設定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1に基づいてエンジン制
御システム全体の概略構成を説明する。エンジン11
(内燃機関)の吸気管12の途中に、スロットルバルブ
13が回転軸14を介して回動可能に取り付けれ、スロ
ットルバルブ13の回転軸14に、DCモータ等のモー
タ15が連結されている。このモータ15によってスロ
ットルバルブ13が回動駆動され、そのスロットルバル
ブ13の開度(スロットル開度)がスロットル開度セン
サ16によって検出される。
【0012】スロットルバルブ13の下流側には、サー
ジタンク17が設けられ、このサージタンク17に、吸
気管圧力を検出する吸気管圧力センサ18が設けられて
いる。また、サージタンク17には、エンジン11の各
気筒に空気を導入する吸気マニホールド19が設けら
れ、各気筒の吸気マニホールド19の吸気ポート近傍
に、それぞれ燃料噴射弁20が取り付けられている。ま
た、エンジン11の各気筒のシリンダヘッドには、点火
プラグ21が取り付けられ、エンジン11のシリンダブ
ロックには、冷却水温を検出する水温センサ22が取り
付けられている。一方、アクセルペダル23の踏込量
(アクセル開度)はアクセル開度センサ24によって検
出される。
【0013】これら各種のセンサ出力は、エンジン制御
回路(以下「ECU」と表記する)25に入力される。
このECU25は、CPU26、ROM27、RAM2
8、クロックパルスを出力するクロック発生回路29、
入出力インターフェース30等からなるマイクロコンピ
ュータを主体として構成され、ROM27に記憶された
各種制御プログラムを実行することで、エンジン運転状
態に応じて燃料噴射弁20の燃料噴射量や点火プラグ2
1の点火時期を制御する。
【0014】また、ECU25は、図2のスロットル制
御プログラムを実行することでアクセル開度等に基づい
て目標スロットル開度を算出し、この目標スロットル開
度に応じてモータ15をフィードバック制御して、実ス
ロットル開度が目標スロットル開度に一致するように制
御する。その際、目標スロットル開度(本実施形態では
基準目標スロットル開度BTHCOM)が所定の振動制
御切換判定開度THBIN以上のときには、目標スロッ
トル開度(基準目標スロットル開度BTHCOM)を中
心とする微小開度範囲(BTHCOM±dTH)で、ス
ロットルバルブ13を振動させる振動制御を実行して、
走行中にスロットルバルブ13が氷結して動かなくなっ
てしまうことを防止する。
【0015】以下、ECU25が実行する図2のスロッ
トル制御プログラムの具体的な処理内容を説明する。本
プログラムは、所定時間毎に繰り返し実行され、特許請
求の範囲でいうスロットル制御手段に相当する役割を果
たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ1
01で、アクセル開度ACと冷却水温CTに応じてマッ
プ等により基準目標スロットル開度BTHCOMを算出
し、次のステップ102で、冷却水温CTに応じてマッ
プ等により振動制御切換判定開度THBINを算出す
る。この判定開度THBINは、例えばアイドル運転時
のスロットル開度よりも少し大きい程度のスロットル開
度に設定される。
【0016】一般に、スロットル開度が同じでも、冷却
水温CTが低いとき(エンジン11や潤滑油の温度が低
いとき)は、エンジン11の駆動抵抗が大きくなってエ
ンジン出力が低下する。この点を考慮して、判定開度T
HBINのマップ特性は、冷却水温CTが低くなるほど
振動制御切換判定開度THBINが大きくなるように設
定され、エンジン11の駆動抵抗増大によるエンジン出
力低下が大きくなるほど、振動制御切換判定開度THB
INが大きくなって、スロットルバルブ13の制御を通
常制御から振動制御に切り換えるときのエンジン出力が
冷却温度CTによらずほぼ一定となるようにしている。
【0017】振動制御切換判定開度THBINの設定
後、ステップ103に進み、基準目標スロットル開度B
THCOMが振動制御切換判定開度THBIN以上であ
るか否かを判定する。その結果、基準目標スロットル開
度BTHCOMが振動制御切換判定開度THBINより
も小さいとき、つまりエンジン出力が低い状態であると
きは、以降のスロットル振動制御(ステップ104〜1
12)を実行することなく、ステップ113に進み、基
準目標スロットル開度BTHCOMをそのまま最終的な
目標スロットル開度THCOMとする(THCOM=B
THCOM)。
【0018】この後、ステップ114に進み、この目標
スロットル開度THCOMを出力して、実スロットル開
度が目標スロットル開度THCOMに一致するようにフ
ィードバック制御する。
【0019】これに対して、上記ステップ103で、基
準目標スロットル開度BTHCOMが振動制御切換判定
開度THBIN以上と判定されたとき、つまり、エンジ
ン出力が高くなったときは、ステップ104以降のスロ
ットル振動制御を次のようにして実施する。まず、ステ
ップ104〜109で、スロットルバルブ13の振動周
期Tの1/2の時間に相当する切換時間Tp(例えば2
0ms)が経過する毎に切換フラグFを反転させる処理
を行う。具体的には、ステップ104で、タイマー値T
(i) をdTだけインクリメントして、前回の切換時間T
p経過後の時間をカウントする。 T(i) =T(i-1) +dT
【0020】そして、次のステップ105で、タイマー
値T(i) が切換時間Tpに達したか否かを判定する。タ
イマー値T(i) が切換時間Tpに達していない期間中
は、切換フラグFを前回値(1又は0)に保持したま
ま、ステップ110に進む。
【0021】その後、タイマー値T(i) が切換時間Tp
に達した時点で、ステップ105からステップ106に
進み、タイマー値T(i) を0にクリアした後、ステップ
107に進み、切換フラグFが1か否かを判定し、切換
フラグF=1の場合は、ステップ108に進み、切換フ
ラグFを0に反転させ、切換フラグF=0の場合は、ス
テップ109に進み、切換フラグFを1に反転させる。
【0022】この後、ステップ110に進み、切換フラ
グFが1か否かを判定し、切換フラグFが1の期間は、
ステップ111に進み、最終的な目標スロットル開度T
HCOMを、基準目標スロットル開度BTHCOMに振
幅dTHを加算した値に設定する。 THCOM=BTHCOM+dTH
【0023】一方、切換フラグFが0の期間は、ステッ
プ112に進み、最終的な目標スロットル開度THCO
Mを、基準目標スロットル開度BTHCOMから振幅d
THを減算した値に設定する。 THCOM=BTHCOM−dTH
【0024】ここで、振幅dTHは、エンジン負荷(ア
クセル開度、スロットル開度、吸気管圧力、吸入空気量
等)に応じてマップ等により算出され、現在のエンジン
負荷においてエンジン回転速度やトルクに影響を及ぼさ
ない範囲内で、できるだけ大きな振幅dTHに設定され
る。尚、エンジン負荷と冷却水温CTに応じて振幅dT
Hを設定したり、或は、冷却水温CTのみに応じて振幅
dTHを設定するようにしても良い。
【0025】ステップ11又はステップ112で最終的
な目標スロットル開度THCOMを設定した後、ステッ
プ114に進み、この最終的な目標スロットル開度TH
COMを出力して、実スロットル開度が目標スロットル
開度THCOMとなるように制御する。
【0026】以上の処理により、基準目標スロットル開
度BTHCOMが振動制御切換判定開度THBIN以上
の期間は、図3(b)に示すように、目標スロットル開
度THCOMが、基準目標スロットル開度BTHCOM
を中心として、振幅dTH、周期T(=2Tp)で屈形
波状に変化し、その結果、図4に示すように、スロット
ルバルブ13が、基準目標スロットル開度BTHCOM
を中心として、振幅dTH、周期Tでエンジン回転速度
やトルクに影響しないように振動する。
【0027】以上説明した本実施形態によれば、基準目
標スロットル開度BTHCOMが振動制御切換判定開度
THBIN以上のときに、スロットルバルブ13を微小
振動させるようにしたので、運転者がアクセルペダル2
3を踏み込んでスロットル開度をある程度大きく開いて
走行しているときに、スロットルバルブ12を振動させ
てスロットルバルブ12の軸回りの氷結を防止できる。
このため、走行中にスロットルバルブ12が氷結して動
かなくなってしまうことを未然に防止できて、運転者の
意に反してエンジン出力が下がらなくなってしまう事態
を未然に回避することができる。
【0028】しかも、スロットル開度をある程度大きく
開いて吸入空気量が多いときに、目標スロットル開度を
含む微小開度範囲でスロットルバルブ12を振動させる
ため、従来のように吸入空気量が少ないときにスロット
ルバルブ12を振動させる場合と比較して、スロットル
バルブ12の振動が吸入空気量に与える影響が少なく、
アクセルペダル23の踏込み量に応じた吸入空気量(エ
ンジン出力)を確保しながら、トルク変動やエンジン回
転速度変動を生じさせない範囲で、スロットルバルブ1
2の振動制御を実行することができる。更に、スロット
ル開度が小さいときには、スロットルバルブ12の振動
制御を実行しないので、アイドル回転速度を安定させる
ことができる。尚、スロットル開度が小さいときは、エ
ンジン出力が低いため、万一、スロットルバルブ12が
氷結して動かなくなったとしても、エンジン出力を下げ
る必要がなく、安全に車両を停止できる。
【0029】前述したように、一般に、スロットル開度
が同じでも、冷却水温CTが低いとき(エンジン11や
潤滑油の温度が低いとき)は、エンジン11の駆動抵抗
が大きくなってエンジン出力が低下する。このため、振
動制御切換判定開度THBINを固定値にすると、冷却
水温が低くなるほど、エンジン出力が低い運転領域から
スロットルバルブ12の振動制御が実行されるが、エン
ジン出力が低い運転領域では、万一、スロットルバルブ
12が氷結して動かなくなったとしても、もともとエン
ジン出力が低いため、エンジン出力を下げる必要がな
い。
【0030】この点を考慮して、本実施形態では、冷却
水温CTが低くなるほど、振動制御切換判定開度THB
INを大きくするようにしたので、エンジン11の駆動
抵抗増大によるエンジン出力低下が大きくなるほど、振
動制御切換判定開度THBINが大きくなって、スロッ
トルバルブ12の制御を通常制御から振動制御に切り換
えるときのエンジン出力を冷却温度によらずほぼ一定と
することができる。これにより、スロットルバルブ12
の氷結時でもエンジン出力を下げる必要がないエンジン
出力の低い運転状態では、スロットルバルブ12の振動
制御を行わずに済み、その分、スロットルバルブ12の
駆動モータの電力消費量を低減して燃費の悪化を防ぐこ
とができる。
【0031】しかしながら、本発明は、必ずしも、冷却
水温CTが低くなるほど振動制御切換判定開度THBI
Nを大きくする必要はなく、演算処理の簡略化のため
に、振動制御切換判定開度THBINを固定値としても
良い。
【0032】更に、本実施形態では、スロットルバルブ
13を振動させる際の振動条件の1つである振幅dTH
をエンジン負荷や冷却水温に応じて設定するようにした
ので、スロットルバルブ13の振動振幅dTHを、その
時のエンジン負荷や冷却水温に応じてエンジン回転速度
やトルクに影響しない範囲内で氷結防止効果の最も高い
振動振幅に設定することができ、高い氷結防止効果を得
ることができる。
【0033】尚、本実施形態では、振動条件の1つであ
る周期T(切換時間Tp)を固定値としたが、周期T
(切換時間Tp)をエンジン負荷や冷却水温に応じて設
定するようにしても良い。
【0034】また、本実施形態では、基準目標スロット
ル開度BTHCOMが振動制御切換判定開度THBIN
以上のときは、常に、スロットルバルブ13の振動制御
を実行するようにしたが、外気温度や吸気温度が0℃よ
りも高く、スロットルバルブ13の氷結が発生しない温
度状態のときは、スロットルバルブ13の振動制御を実
行しないようにしても良い。
【0035】また、本実施形態では、目標スロットル開
度(基準目標スロットル開度BTHCOM)が振動制御
切換判定開度THBIN以上か否かによってスロットル
振動制御を実行するか否かを判定したが、基準目標スロ
ットル開度BTHCOMに代えて、実スロットル開度が
振動制御切換判定開度THBIN以上か否かによってス
ロットル振動制御を実行するか否かを判定するようにし
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すエンジン制御システ
ム全体の概略構成図
【図2】スロットル制御プログラムの処理の流れを示す
フローチャート
【図3】(a)は基準目標スロットル開度の挙動を示す
タイムチャート、(b)は基準目標スロットル開度が振
動制御切換判定開度以上のときの目標スロットル開度の
挙動を示すタイムチャート
【図4】基準目標スロットル開度が振動制御切換判定開
度以上のときのスロットルバルブの挙動を示すタイムチ
ャート
【符号の説明】
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管、13…ス
ロットルバルブ、15…モータ、16…スロットル開度
センサ、22…水温センサ、23…アクセルペダル、2
4…アクセル開度センサ、25…ECU(スロットル制
御手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気管に設けられたスロット
    ルバルブの開度(以下「スロットル開度」という)を、
    アクセル開度等に応じて設定した目標スロットル開度に
    制御するスロットル制御手段を備えた内燃機関のスロッ
    トル制御装置において、 前記スロットル制御手段は、スロットル開度が所定の判
    定開度以上のときに前記目標スロットル開度を含む微小
    開度範囲で前記スロットルバルブを振動させることを特
    徴とする内燃機関のスロットル制御装置。
  2. 【請求項2】 前記スロットル制御手段は、内燃機関の
    冷却水温が低くなるほど前記判定開度を大きくすること
    を特徴とする請求項1に記載の内燃機関のスロットル制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記スロットル制御手段は、前記スロッ
    トルバルブを振動させる際の振動条件を内燃機関の負荷
    と冷却水温のうちの少なくとも一方に基づいて設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関のス
    ロットル制御装置。
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