JPH0540159U - 泡化液体絞り出し容器 - Google Patents

泡化液体絞り出し容器

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JPH0540159U
JPH0540159U JP8788091U JP8788091U JPH0540159U JP H0540159 U JPH0540159 U JP H0540159U JP 8788091 U JP8788091 U JP 8788091U JP 8788091 U JP8788091 U JP 8788091U JP H0540159 U JPH0540159 U JP H0540159U
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JP
Japan
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cap
opening
container
liquid
check valve
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JP8788091U
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茂 青田
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 外圧によって変形可能な容器本体にツイスト
キャップが螺着された泡状液体絞り出し容器において、
内キャップ内には、略中央部と該中央部に隣接して独立
した部分の2か所において流体流通機構が形成されてお
り、該中央部の流体流通機構は泡状液体発生機構であ
り、他方の流体流通機構はチェックバルブ機構として設
けられており、泡状液体発生機構は、その内面に、先端
開口部に網目状のスクリーンを全面に貼設した管状リン
グと、先端開口部に網目状のスクリーンを全面に貼設
し、下方には内径周面に縦溝が形成されたパイプジョイ
ントが該管状部内面と接触状態で内挿され、さらにパイ
プジョイント内面にはパイプが挿着されている。 【効果】 簡単な操作で、均一で微細な泡状液体が、迅
速に放出される泡状液体絞り出し容器が提供される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、泡化液体絞り出し容器に関するものであり、より詳しくは、正立状 態の使用でも、倒立状態の使用でも、簡単な操作で、素早く、均一でかつ十分に 泡化された微細な泡化液体を放出するための泡化液体絞り出し容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス戸や、浴室の壁面などをみがくための液体洗剤などを収納する容器は、 使用時において垂直な壁面に液体のままで吹きつけると、流れ落ちるために、効 率的のその目的を果たすことができないというい欠点があり、液体を泡状にして 放出するための容器が提案されてきたことは良く知られている。 たとえば、特公昭60−20262号公報には、逆止的空気流入通路と泡の発 生流路を別に設けた泡状液体発生絞り出し容器において、流出パイプを保持する パイプジョイント孔開孔面積と流入溝横断面積との比を特定なものとし、かつ、 泡の発生流路に設けた多孔体の空気孔の平均的大きさを特定のものにすることに より、発泡状態の良好な泡状液体を噴出させる方法が開示されている。 また、実公昭63−13810号公報には、同様に泡化液体絞り出し容器にお いて、発泡手段として、上流側に多孔板を設け、下流側に網または不織布を間隔 を隔てて配置したものが開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この泡状液体絞り出し容器は、常に正立状態で使用するものではな く、例えば、浴槽の中などのように、容器を倒立状態で泡化液体を放出させなけ ればならない事態はしばしば経験することである。前者の発明は、発泡状態の良 好な泡状液体を噴出させることができるという特徴があるものの、そのためにパ イプジョイント孔開孔面積と流入溝横断面積との比と、泡の発生流路に設けた多 孔体の空気孔の平均的大きさを特定のものにするという、設計段階での精密さが 要求されるし、液体が多孔体を通過することによって泡状になるように設計され ているために、多孔体がしだいに目詰まりを起こすという問題点がある。
【0004】 また、後者の考案では、発泡操作と、スクイズ状態解放時の吸気操作が、同一 の通孔によってなされるために、容器本体の圧縮・開放の操作が迅速に行うこと ができず、泡化液体の噴射をスムースに行うことができないばかりでなく、倒立 状態で使用した場合には、泡化液体放出後の外から進入する空気は液体の中を通 過するために、その時点で、多数の泡が発生してしまい、空気が進入するスペー スが十分確保されないまま次の操作に移行するために、やはり、液体が十分に泡 化されずに液状のまま放出されるという事態がしばしば発生するという構造上の 問題点は解消し得ない。
【0005】
【考案の目的】
そこで、本考案の目的は、正立状態でも、倒立状態でも、簡単な操作で、素早 く、均一でかつ十分に泡化された微細な泡化液体を放出するための泡化液体絞り 出し容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成するために提案されたものであって、容器本体と外 キャップおよび内キャップからなるツィストキャップの螺合ないし結合状態を気 密性に優れたものとし、泡化液体放出後の外から進入する空気が液体の中を通過 することなく、パイプ内を通って、容器内の空気のスペースまで到達することを 可能とし、さらに、液体の泡化操作と空気の供給を、それぞれ独立した別の機構 で行なうように構成した点に技術的特徴を有するものである。
【0007】 すなわち、本考案によれば、 外圧によって変形可能な容器本体に、外キャップと内キャップからなるツイス トキャップが螺着された泡化液体絞り出し容器において、内キャップは、下方に 延びる周壁内面に形成された螺合部を介して容器本体の首部と螺合されており、 内キャップの略中央部には上端が閉鎖されそのやや下方に位置する壁面に泡化液 体放出用の開口部を有する管状部が立設され、該管状部の壁面には、外キャップ の回動を制限するストッパーを突設するとともに、その下方には水平な隔壁が形 成され、該隔壁の外周には外キャップの環状リブと係合するための環状の周壁が 上方にむけて設けられており、さらに該隔壁の内面は、中央に開口を有し周辺に 環状の周壁を有する中栓収納部が形成されており、外キャップは、先端部に泡化 液体放出用の開口を有し、該開口部の内面には、閉鎖状態で前記内キャップの管 状部先端と嵌合される環状の隔壁が下向きに形成されるとともに、該隔壁の外周 には、内キャップの環状の周壁と係合する環状のリブを有し、前記中栓は、前記 内キャップの中栓収納部に気密的に嵌挿される上方に向けて形成された周壁と、 該周壁と直角に構成された平面を基本的に有するお盆状の形状を有しており、該 平面には、上方にボールによって閉鎖される開口を有し、下方にボール支持部を 有するチェックバルブ機構と、チェックバルブ機構の壁面を介して隣接する平面 円形の凹陥部には、両端に網目状のスクリーンを全面に配置した管状リングを気 密的に嵌挿し、該管状リングの下方には、容器内の液面上方とチェックバルブ機 構の下方に連通するパイプ挿着孔に分岐して連通する2つの開口を有し、前記チ ェックバルブ機構の下方には、先端がチェックバルブ機構と管状リングの両方に 連通した開口を有するパイプが嵌挿されていることを特徴とする泡化液体絞り出 し容器が提供される。
【0008】 また、本考案によれば、前記パイプの先端部には、上方にボールの支持部を有 し、下方にボールによって閉鎖可能な開口を有するチェックバルブ機構を嵌挿し た泡化液体絞り出し容器が提供される。
【0009】 さらにまた、本考案によれば、前記ツィストキャップが、内キャップ隔壁上に 突設した音出しボスを有すると共に、外キャップの内面の環状リブには前記音出 しボスの先端が隔壁を越えた状態で内キャップのストッパーと接触状態で係止す る平面コの字状のストッパーを形成した泡化液体絞り出し容器が提供される。
【0010】 つまり、本考案は、泡化液体発生機構と、外気の進入機構をそれぞれ独立した 機構として内キャップ内に設け、かつ、外気の進入機構は、容器内の液体と接触 することなく空気スペースまで到達することができるために、容器内で泡を発生 することがなく、泡化液体を発生するのに必要な十分な量の空気を容器内に送り 込むことが可能になり、倒立状態でも微細に泡化された泡化液体を迅速に放出す ることを可能とした点に重要な技術的特徴がある。
【0011】 図1は、本考案の泡化液体絞り出し容器の重要な構成をなす、ツィストキャッ プの好適な一実施例を縦断面図で示すものである。 図1において、中心より右半分は、外キャップを反時計方向へ回動して開放状 態にした場合を示し、同左半分は、閉鎖状態にした場合を示すものである。 外キャップ1と内キャップ2からなるツイストキャップの内キャップは、下方 に延びる周壁内面に形成された螺合部25を介して容器本体の首部4と螺合され ており、内キャップの略中央部には先端部21が閉鎖されそのやや下方に位置す る壁面に泡化液体放出用の開口部22を有する管状部が立設されている。前記泡 化液体放出用の開口部22は、下方から送り込まれる泡化液体が均一状態で素早 く放出されるようにするために、該管状部の壁面に放射状に複数の開口として形 成されていることが好ましい。
【0012】 該管状部の壁面には、外キャップの回動を制限するストッパー72a,72b を突設するとともに、その下方には水平な隔壁24が形成され、該隔壁の外周に は外キャップの環状リブ14と係合するための環状の周壁23が上方にむけて設 けられており、さらに該隔壁の内面は、中央に開口27を有し周辺に環状の周壁 26を有する中栓3収納部が形成されており、外キャップは、先端部に泡化液体 放出用の開口11を有し、該開口部の内面には、閉鎖状態で前記内キャップの管 状部先端と嵌合される環状の隔壁12が下向きに形成されるとともに、該隔壁の 外周には、内キャップの環状の周壁と係合する環状のリブ14と、該リブに突設 して形成されたストッパー73が形成されており、このストッパー73は、開閉 いずれの状態でも内キャップのストッパー72a,72bと当接するように構成 され、一定範囲でツィストキャップの回動を制限する。外キャップ先端の開口の 形状は、特に限定されるわけではないが、泡化液体を壁面に好適に放出するため に、たとえば、図1に示されるように斜め上方に開口して形成したり、あるいは 図10に示すように、上方に向けた開口部11を設け、その外壁に、たとえば壁 面が蛇腹状111などの屈曲自在に形成され、先端113が開口している筒状の 外挿体112を嵌挿してもよい。また、外キャップの形状も泡化液体をスムース に放出し得るものであれば良く、たとえば、全体としてドーム型の形状などに形 成されることが好ましい。
【0013】 中栓3は、前記内キャップの中栓収納部の周壁26と気密的に嵌挿され、この 部分から流体の漏洩がないようにシールされていることが好ましい。中栓の平面 形状は、基本的に周壁とほぼ直角に構成された平面を有するお盆状の形状を有し ており、該平面には、上方にボール51によって閉鎖される開口53を有し、下 方にボール支持部52を有するチェックバルブ機構5aと、該チェックバルブ機 構の壁面を介して隣接する平面円形の凹陥部33には、両端開口全面に網目状の スクリーン31を配置した管状リング32を凹陥部の顎部35に当接して気密的 に嵌挿する。前記スクリーンのうち、上方に位置するスクリーンは、溶着または 接着などの手段で開口部に貼設されているが、下方に位置するスクリーンは、と くに貼設されていなくとも、開口面に接触して配置するだけで顎部35によって 固定され、十分にその目的を果たし得るものとなる。また、チェックバルブ機構 5aと管状リングが嵌挿される凹陥部33の境界も、流体の漏洩がないように気 密に構成されることが重要である。
【0014】 前記凹陥部33に嵌挿された管状リングの下面から少し離れた部分には、容器 内の液面上方と、チェックバルブ機構5aの下方に連通するパイプ挿着孔34に 分岐して連通する2つの開口36、37を有し、前記チェックバルブ機構の下方 には、先端がチェックバルブ機構5aと管状リングの両方に連通した開口37、 39を有するパイプ挿着孔34が形成されており、その内壁に密着した状態でパ イプ61が嵌挿されている。パイプの先端はパイプ挿着孔34の突き当たりまで 挿入せずに、たとえばパイプの先端を支持するためのストッパー38を介して挿 着されることが、パイプを通しての空気の流通が有効に行われるために好ましい 。
【0015】 容器本体は、胴部を押圧して容器をいったん変形せしめ、押圧を解除した場合 に速やかに元の形状に回復するような材質で構成されているものでなければなら ず、たとえば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、 ポリ塩化ビニル、およびこれらの積層体などの熱可塑性樹脂によって成形された ものが好適に使用され、容器の壁面は透明なものであっても、不透明なものであ ってもよいが、内容量をある程度目視できるようにするために、着色または無着 色で、透明ないし半透明のものが好ましい。 また、キャップを構成する素材は、容器本体との係合、ならびに内キャップ、 外キャップの係合を気密的に構成されることが必要であることから、たとえば、 ポリプロピレンやポリエチレンなどの熱可塑性樹脂が好適に使用される。
【0016】 次に、前記構成からなるツィストキャップを使用して、泡化液体を放出する機 構について説明する。 まず、正立状態の泡化液体の放出について説明する。 正立状態では、容器本体の胴部を押圧すると、容器内の液体は、パイプ61を 通して開口37と39の双方に進入しようとするが、開口39に連通するチェッ クバルブ機構5aは下方からの流体圧によりボールが開口53を閉鎖してしまい 、液体の流通を遮断する。したがって、パイプからの液体は開口37を通って、 管状リング下方へと進入する。一方、容器内の上方に存在する空気は、開口36 を通って、やはり、管状リング下方へと進入し、前記液体と混合されることによ り泡状化が開始され、ついで、網目状のスクリーンを配置した管状リングを通過 する際に下方のスクリーンでまず微細に泡状化され、上方のスクリーンでさらに 微細な泡化液体となり、下方からの圧力によって開口27、22、および外キャ ップの開口11を通って外部に放出されることになる。
【0017】 容器本体胴部の押圧を解除すると、容器の形状が回復するにつれ、容器内は負 圧となり、外からの空気が外キャップの開口11を通して容器内へ進入する。こ の際中栓平面に開口するチェックバルブ機構の開口53は、ボールが自重によっ て支持部まで低下しており、一方、スクリーンを配置した管状リングは泡化液体 によって表面がカバーされており、空気が通りにくい状態になっているから、空 気はチェックバルブ機構5aの空隙54(図2参照)を通って開口39から開口 37、および開口36を経て容器上部の空気スペースに進入し使用前の状態に回 復する。
【0018】 次に、本考案の泡化液体絞り出し容器を倒立状態で使用する場合の泡化機構に ついて説明する。 容器を倒立状態で使用する場合は、液体が容器の上方にあり、空気が容器の下 方に存在する位置関係になるから、容器本体の胴部を押圧すると、パイプ61か らは空気が送り込まれ、開口36からは液体が送り込まれ、管状リングへと進む ことになる。この際、チェックバルブ機構5aは空気圧によって閉鎖されること になるから、パイプ61を通って送られる空気は開口37を通って、やはり、管 状リングへと進入する。管状リングの下方(倒立した状態では上方になる)で混 合した液体と空気は網目状のスクリーンを配置した管状リングを通過する際に泡 化され、上方(倒立状態では下方)のスクリーンでさらに微細な泡化液体となり 、正立状態の場合と同様に今度は上方からの圧力によって開口27、22、およ び外キャップの開口11を通って外部に放出されることになる。
【0019】 このままの倒立状態で容器本体胴部の押圧を解除してやると、外部から進入す る空気はチェックバルブ機構5aのボールを押しあげて開口39を通ってパイプ 61内を通り、容器底部の空気のスペースまで速やかに進入する。 もし、チェックバルブ機構が前記従来例のように、内キャップの側面よりに構 成されている場合には、たとえば、図3に示すように、外部からの空気が液体の 中を通過してく空気本来のスペースに戻ろうとすることになるため、該スペース は泡化液体で充満され、液体を泡化するのに必要な十分量の空気が該スペースに 戻り切れずに、次の操作に移行することになり、空気量に比較して液体量が多い 混合割合となり、微細な泡は発生されずに、部分的に液状のまま放出されるとい う好ましくない事態が発生することになる。
【0020】 本考案の他の実施例を図9にしたがって説明する。 この実施例は、中栓のほぼ中央部下方に位置するパイプ先端部の上方にもう1 個のチェックバルブ機構5bを設けることが特徴である。 この例においては、パイプ61と同じ外径を有するチェックバルブ機構を、先 のチェックバルブ機構とは反対形状に、つまり、ボールによって閉鎖される開口 55をパイプ先端の上方接触した状態で配置し、ボールの支持部57が開口37 、39に近接して設けられることになる。したがって、外からの空気が開口39 から直ちに開口37へ進入することになるから、容器内への空気の戻りが早くな り、泡化液体を一層迅速に放出することが可能になる。
【0021】 さらに、本考案の他の実施例によれば、前記ツィストキャップが、内キャップ 隔壁24上に突設した音出しボス71を有すると共に、外キャップの内面には、 前記音出しボスの先端が隔壁を乗り越えて前記音出しボスの先端が第2の隔壁を 越えた状態で前記第1ストッパーと面接触状態で係止する平面コの字状の第2ス トッパーを形成したものである泡化液体絞り出し容器が提供される。 この実施例によれば、図4ないし図8に示されるように、内キャップの隔壁2 4上には音出しボス71が突設され、この音出しボスの近くには、中央管状部壁 面から周壁23に向かって拡開した形で突き出している、ツィストキャップの開 閉状態を規制するストッパー72a,72bを形成し、外キャップの内面には、 前記音出しボス71の先端が乗り越えられる平面コの字状の隔壁を持つストッパ ー73が下向きに形成されており、このストッパー73は、音出しボスが第2の 隔壁75を越えて反対側の第1の隔壁74をたたき音を出すと同時に、第2の隔 壁75とストッパー72が面接触状態で係止するように構成されている(図7参 照)。
【0022】 すなわち、内キャップのストッパー72aは、外キャップを回動して開放状態 にした場合の開口11が、常に使用しやすい場所に来るように設定するためのも のであり、容器本体が扁平容器などの場合には特に重要な意味を有し、図7に示 すように、ストッパー72aと、外キャップのストッパーの第2隔壁75が当接 した状態が好適な開放状態を意味する。 また、内キャップのもうひとつのストッパー72bは、外キャップを閉鎖する 場合にネジ嵌合がオーバーランしたり、次の使用時に外キャップを回動して開放 しようとした場合に、締め過ぎていて、それを強い力で開けようとして内キャッ プと外キャップのネジ嵌合がはずれてしまうのを防止するために設けられるもの であり、外キャップのストッパーの第1隔壁74が当接して締め過ぎを防止する ことになる。 前記ストッパー72a,および72bは図に示すように必ずしも別々に形成さ れる必要はなく、両者を合体したような1個の扇形形状のものとして形成しても よい。
【0023】 音出しボスの形状は、内キャップの隔壁24上に先端が反発弾性を持った棒状 体として形成されるものであるが、ツィストキャップの度重なる作動によっても 形状の変形を来すことなく、かつ、適度の反発弾性を持たせるために、図4およ び図6に示すように、裾野を回動方向に広げた状態で設けることが好ましい。 したがって、この実施例によれば、ツィストキャップの開放状態および閉鎖状態 が音出しボスのカチッという音で容易に確認することができるという特徴がある 。
【0024】
【考案の効果】
本考案によれば、外圧によって変形可能な容器本体に、外キャップと内キャッ プからなるツイストキャップが螺着された泡化液体絞り出し容器において、内キ ャップに泡化液体発生機構と外からの空気を吸入する機構とをそれぞれ別個の装 置とし、しかも、泡化液体放出後の外からの空気の吸入が、液体内を通過するこ となく、パイプを通して行うことができるために、倒立状態で使用する際にも、 本来の空気のスぺースが泡化液体で充満されることなく十分の量の空気が供給で き、泡化液体発生機構における液体と空気の供給割合を常に一定のものとするこ とができるために、滴下する液体を伴うことなく、常に均一な微細な泡化液体を 放出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の泡化液体絞り出し容器のツィストキャ
ップの一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案の泡化液体絞り出し容器のツィストキャ
ップにおけるチェックバルブ機構5aの底面図である。
【図3】従来の泡化液体絞り出し容器を倒立状態で使用
した場合の空気の進入状態を示す断面図である。
【図4】本考案のツィストキャップの他の実施例におけ
る内キャップの音出しボスの構造を示す部分平面図であ
る。
【図5】本考案のツィストキャップの他の実施例におけ
る外キャップのストッパーの構造を示す平面図である。
【図6】音出しボスの縦断面図である。
【図7】本考案のツィストキャップの他の実施例におけ
る外キャップと内キャップを係合した状態を示す上断面
図である。
【図8】本考案のツィストキャップの他の実施例におけ
る外キャップと内キャップの構成を示す縦断面図であ
る。
【図9】本考案の中栓に2個のチェックバルブ機構を設
けた実施例の構成を示す縦断面図である。
【図10】外キャップの開口部に任意に嵌挿される泡化
液体放出用の外挿体の側断面図である。
【符合の説明】
1 外キャップ 2 内キャップ 3 中栓 4 容器本体 5a チェックバルブ機構 5b チェックバルブ機構 11 泡化液体放出用開口 12 環状隔壁 13 外キャップ螺合部 14 外キャップ環状リブ 21 内キャップ先端部 22 内キャップ泡化液体放出用開口部 23 内キャップ環状周壁 24 隔壁 25 内キャップの容器螺合部 26 中栓収納部周壁 27 中栓収納部上方開口 31 スクリーン 32 管状リング 33 管状リング収納凹陥部 34 パイプ挿着孔 35 凹陥部顎部 36 開口 37 開口 38 パイプストッパー 39 開口 41 容器内の液体 42 空気スペース 51 上部チェックバルブ機構のボール 52 支持部 53 開口 54 空隙 55 下部チェックバルブ機構の開口 56 ボール 57 支持部 61 パイプ 71 音出しボス 72a,72b 内キャップストッパー 73 外キャップストッパー 74 第1隔壁 75 第2隔壁 112 開口部外挿体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外圧によって変形可能な容器本体に、外
    キャップと内キャップからなるツイストキャップが螺着
    された泡化液体絞り出し容器において、内キャップは、
    下方に延びる周壁内面に形成された螺合部を介して容器
    本体の首部と螺合されており、内キャップの略中央部に
    は上端が閉鎖されそのやや下方に位置する壁面に泡化液
    体放出用の開口部を有する管状部が立設され、該管状部
    の壁面には、外キャップの回動を制限するストッパーを
    突設するとともに、その下方には水平な隔壁が形成さ
    れ、該隔壁の外周には外キャップの環状リブと係合する
    ための環状の周壁が上方にむけて設けられており、さら
    に該隔壁の内面は、中央に開口を有し周辺に環状の周壁
    を有する中栓収納部が形成されており、外キャップは、
    先端部に泡化液体放出用の開口を有し、該開口部の内面
    には、閉鎖状態で前記内キャップの管状部先端と嵌合さ
    れる環状の隔壁が下向きに形成されるとともに、該隔壁
    の外周には、内キャップの環状の周壁と係合する環状の
    リブを有し、前記中栓は、前記内キャップの中栓収納部
    に気密的に嵌挿される上方に向けて形成された周壁と該
    周壁とほぼ直角に構成された平面を基本的に有するお盆
    状の形状を有しており、該平面には、上方にボールによ
    って閉鎖される開口を有し、下方にボール支持部を有す
    るチェックバルブ機構と、チェックバルブ機構の壁面を
    介して隣接する平面円形の凹陥部には、両端に網目状の
    スクリーンを全面に配置した管状リングを気密的に嵌挿
    し、該管状リングの下方には、容器内の液面上方とチェ
    ックバルブ機構の下方に連通するパイプ挿着孔に分岐し
    て連通する2つの開口を有し、前記チェックバルブ機構
    の下方には、先端がチェックバルブ機構と管状リングの
    両方に連通した開口を有するパイプが嵌挿されているこ
    とを特徴とする泡化液体絞り出し容器。
  2. 【請求項2】 前記パイプの先端部には、上方にボール
    の支持部を有し、下方にボールによって閉鎖可能な開口
    を有するチェックバルブ機構を嵌挿した請求項1記載の
    泡化液体絞り出し容器。
  3. 【請求項3】 前記ツィストキャップが、内キャップ隔
    壁上に突設した音出しボスを有すると共に、外キャップ
    の内面の環状リブには前記音出しボスの先端が隔壁を越
    えた状態で内キャップのストッパーと接触状態で係止す
    る平面コの字状のストッパーを形成したものである請求
    項1記載の泡化液体絞り出し容器。
JP8788091U 1991-10-28 1991-10-28 泡化液体絞り出し容器 Withdrawn JPH0540159U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016033045A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 株式会社吉野工業所 泡噴出容器
JP2020070061A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社吉野工業所 泡注出容器
WO2021220081A1 (zh) * 2020-04-27 2021-11-04 花王株式会社 泡沫吐出容器

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