JPH0540076U - 単軌条運搬装置の軌条構成 - Google Patents

単軌条運搬装置の軌条構成

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JPH0540076U
JPH0540076U JP9849691U JP9849691U JPH0540076U JP H0540076 U JPH0540076 U JP H0540076U JP 9849691 U JP9849691 U JP 9849691U JP 9849691 U JP9849691 U JP 9849691U JP H0540076 U JPH0540076 U JP H0540076U
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rail
auxiliary
main
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JP9849691U
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Inventor
貞雄 高次
一彦 井上
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Fujii Denko Co Ltd
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Fujii Denko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全に人員輸送できる様に単軌条運搬機の軌
条構成の改良を目的とする。 【構成】 土中に打込んだ太径の主柱1 上端部側には、
角パイプ2 下面にラック3 部を固定してなる主レール4
を固定し、主レール4 と反対側の位置には所定距離をお
いて細径の補助支柱5 を打込み、主柱1 と連結して一体
となる支柱体6 を設け、更に長尺板材よりなる補助レー
ル7 を支柱体6 に連結固定して添設した構成である。 【効果】 人員輸送を目的とする単軌条運搬機におい
て、その軌条を本願に示す構成とすることによって、敷
設する地表層の状況に大きく左右されることなく、強固
な軌条が得られる。又、カーブ地点での外側方向への分
力が加わった際にも、補助レールによって、主レールよ
りの脱輪,転覆を防止し、又、直線部の通常走行におい
ても、搭乗者の重心移動、積載貨物の移動などがあった
場合でも、片方への傾きを防止し、常に安定した姿勢で
の乗架を行うものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は果樹園等の急傾斜地に設置して、果実,肥料等の運搬に使用されて いた農業用単軌条運搬機より発展した人員輸送用の運搬装置に関するものであり 、特にその軌条の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】
従来より果実の運搬用等に用いられている単軌条運搬機は第6図に示すよう、 一本の角パイプレールを、定間隔に配した支柱により地上高約30cmに敷設し、 レールに溶接したラックと駆動車のピニオンを噛合させ、ピニオンが回転するこ とにより前後進を行うものであった。ラックとピニオンの噛合は、緩速度での急 傾斜の昇降に適しており、長期間に亘る使用実績があるが、果樹園等での使用に おける最大積載荷重は200kg〜300kg程度であった。
【0003】 これは果実等の運搬目的には適した能力であったが、4〜5名の人員の輸送を 考慮する際には問題を残すものであった。
【0004】 最近の送電線の建設は、用地取得の問題、環境問題等より急峻な山岳地を選択 せざるを得ず、鉄塔の建設現場へは平坦地に設営した宿舎より、1時間、又はそ れ以上、山道を登る必要が生じて来ている。送電線の建設は調査の段階より完成 迄、3〜4年を要するが、その間、毎日往復2時間以上の通勤時間を費やすのは 、時間の浪費だけではなく、身体の疲労も積み重なり、到着後更に鉄塔上での高 所作業を行う場合には特に好ましい状況ではなかった。
【0005】 よって急峻な山岳地輸送に適した単軌条運搬装置による人員輸送が企画された が、その重量的能力は先記したよう、200kg〜300kg程度であり、駆動車, 人員用台車を含めると1t を越すこの企画は、現行品の改良無しには行えないも のであった。
【0006】 駆動車の能力はエンジンを大型化することによりある程度解決できるものであ るが、軌条の方は、従来の角パイプレール1本では不安が残るものであった。又 レールは地上高30cm程度の位置に敷設されるものであり、地表層の状況によっ て、軌条の設置固定度は異り、又、設置後の自然条件の変化を考慮すると、レー ル敷設当初と、時間経過後では、急傾斜地ゆえ支柱の地表層への侵入固定度も変 化しており、1m 程度の間隔で配された支柱のみでレールを支持するのは、安全 性の面より人員の輸送には適したものではないと考えられる。又、人員輸送を企 画する上での課題となる点は、単軌条そのものの持つ不安定性にもあり、設置工 事が簡単である有利性と、単軌条の持つ不安定性を考慮し、その妥協点を見出す ことが必要と考えられていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
よって本願では単軌条運搬装置を人員の輸送に適した、安全性を備えたものと する為、その軌条の構成を強固なものに改良し、課題の解決を図るものである。
【0008】 具体的な構成としては、角パイプよりなる主レールの他に、長尺板材よりなる 補助レールを、主レールの主柱と連結した補助支柱によって平行に敷設し、主レ ールに乗架する駆動車,台車等に設けた補助輪で補助レールを囲抱して走行させ 、直進時の姿勢安定を計ると共に、カーブ地点での脱輪転覆を防止するものであ る。又、補助レールを支える補助支柱を主柱と剛体的に連結することによって、 主レールの敷設を安定させ、地盤の経年的変化にも対応して、より安全に人員の 輸送を行うものである。
【0009】
【実施例】
本願考案の一実施例を以下に記す。 所定間隔で土中に打込んだ太径の主柱1 の各々上端部同側に、角パイプ2 下面 に波状のラック3 を溶接した主レール4 を固定する。固定は、主レール4 に定間 隔で穿けた孔21より、固定ボルト41を貫通し、更に主柱1 に嵌装した支持金具11 をも貫通させ、ナット締めする。支持金具11は主柱1 に外嵌する太径パイプ状で 、一側に固定ボルト41を受けるボルト受部13をヒレ状に溶接したものであり、他 側には主柱上端位置に固定する為の位置固定ボルト14を有する。尚、支持金具11 のボルト受部13は、上位置に先記した固定ボルト41の受部を持ち、下位置には、 次に記す補助固定ボルト71の受部を設けたものである。
【0010】 主柱1 と一定間隔をおいて、主柱1 より幾分低く打ち込まれた、細径の補助支 柱5 上端には、補助支柱支持金具51を外嵌して、位置固定ボルト52により固定し パイプ状の嵌装部と一体となった連結パイプ53内に補助固定ボルト71を挿通して 、支持金具11のボルト受部13を挾み込んでナット止めする。この際、補助固定ボ ルト71の基部と連結パイプ53端間には、補助レール7 を挾み込んで固定するもの である。
【0011】 補助レール7 は長尺の板材より成り、主レール4 と同様、一定間隔毎に穿孔し たものであり、補助レール7 においては、カーブ地点等での、主レールとの内外 径差を考慮した、位置補正の為の横長穴72を設けたものである。
【0012】 以上、本願の構成は第1図に示すものであるが、このレール構成に対応して、 駆動車,台車には第3図に示す機構を施す。 主レール4 乗架用の主ローラーのフレーム8 より延長して、補助ローラーフレ ーム9 を設け、補助レール7 の上下に、横置きとした補助ローラー91を対向して 設けるものである。両ローラー91の補助レール7 との間隔は通常5〜10mmであ り、レールの敷設状況、台車への搭載状況、カーブ地点等では、いずれかのロー ラー91が補助レール7 に接触するものである。 補助レール7 側へ回るカーブ地点では、通常の速度での走行の場合、上部の補助 ローラー91が補助レール7 へ当接して荷重を分担支持するものであり、反対方向 へのカーブでは、下部補助ローラー91が当接して、台車の過度の傾き、転覆等を 防止するものである。
【0013】 他の実施例としては、第2図に示すよう、補助レール7 を主レール4 の下位置 に配し、補助ローラー91で左右より抱持して走行時の安定性を得るものである。 この構成の場合は主柱1 に2種類の支持金具11,12を上下に嵌装して、上端位置 の支持金具11によって主レール4 を固定し、下位置の補助レール支持金具12によ って、補助支柱5 との連結固定、および補助レール7 の固定を行う。よって補助 レール支持金具12は、先の実施例の支持金具11と類似形状であり、2つのボルト 受部を有するヒレ状のボルト受部13を有する。 なお、補助レール7 の断面長手方向を地表と平行に配する為、L状の補助レール 固定金具15を必要とする。
【0014】 対応する補助ローラー91は、補助レール7 を挟んで左右に位置させるものであ り、補助レール7 との間隔は約10mm程度に設定し、左右への揺れに対応すると 共に、非常時には主レール4 よりの脱輪防止も行うものである。
【0015】 非常時、つまり急カーブ地点で速度の制御が不可能となった場合、先の実施例 においては、補助レール7 を押しつける方向、又持ち上げる方向への力によって 主レール4 よりの脱輪,転覆を防止し、後者の実施例の場合、補助レール7 を左 又は右より押圧して支え、主レール4 よりの脱輪,転覆を防止するものである。 又、上記2つの実施例において第1図に示すよう、主柱1 と補助支柱5 の両基部 間に、補助連結材10を配して、両柱を固定することも、更に軌条構成を堅固るも のとする。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、人員輸送を目的とする単軌条運搬機において、その軌条を本願 に示す構成とすることによって、敷設する地表層の状況に大きく左右されること なく、強固な軌条が得られ、又、カーブ地点での外側方向への分力が加わった際 にも、補助レールによって、主レールよりの脱輪,転覆を防止し、又、直線部の 通常走行においても、搭乗者の重心移動、積載貨物の移動などがあった際には、 片方への傾きを防止し、常に安定した姿勢での乗架を行うものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の軌条構成の斜視図。
【図2】他の実施例の軌条構成の斜視図。
【図3】本案軌条構成に用いる機構正面図。
【図4】他の実施例の軌条構成に用いる機構正面図。
【図5】本案の使用状態図。
【図6】従来品の軌条構成の斜視図。
【符号の説明】
1 主 柱 2 角パイプ 3 ラック 4 主レール 5 補助支柱 6 支柱体 7 補助レール 8 フレーム 9 補助ローラーフレーム 10 補助連結材 11 支持金具 12 補助レール支持金具 13 ボルト受部 14 位置固定ボルト 15 補助レール固定金具 21 孔 41 固定ボルト 51 補助支柱支持金具 52 位置固定ボルト 53 連結パイプ 71 補助固定ボルト 72 横長穴 91 補助ローラー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】 第3実施例の軌条構成の斜視図。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】 第3実施例の軌条構成に用いる機構正面図。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土中に打込んだ太径の主柱1 上端部側に
    は、角パイプ2下面にラック3 部を固定してなる主レー
    ル4 を固定し、主レール4 と反対側の位置には所定距離
    をおいて細径の補助支柱5 を打込み、主柱1 と連結して
    一体となる支柱体6 を設け、更に長尺板材よりなる補助
    レール7 を支柱体6 に連結固定して添設したことを特徴
    とする単軌条運搬装置の軌条構成。
  2. 【請求項2】 補助レール7 は主柱1 の支持金具11に連
    結する補助支柱支持金具51端に取付け、主柱1 を挾んで
    主レール4 と反対位置に配することを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の単軌条運搬装置の軌条
    構成。
  3. 【請求項3】 補助レール7 は主柱1 の補助レール支持
    金具12に取付け、主レール4 の下位置に配することを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の単軌条
    運搬装置の軌条構成。
  4. 【請求項4】 補助レール7 はその断面長手方向を主柱
    1 と平行に配することを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項,第2項,又は第3項に記載の単軌条運搬装
    置の軌条構成。
  5. 【請求項5】 補助レール7 はその断面長手方向を地面
    と平行に配することを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項,第2項,又は第3項に記載の単軌条運搬装置
    の軌条構成。
JP9849691U 1991-11-01 1991-11-01 単軌条運搬装置の軌条構成 Pending JPH0540076U (ja)

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JP (1) JPH0540076U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012052338A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Monotec:Kk 落石防止柵支柱用の削孔方法
WO2016060325A1 (ko) * 2014-10-15 2016-04-21 한국모노레일 주식회사 보조레일 조립형 모노레일 지주홀더 및 이를 이용한 모노레일 주행 시스템

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