JPH0540042Y2 - - Google Patents

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JPH0540042Y2
JPH0540042Y2 JP12831489U JP12831489U JPH0540042Y2 JP H0540042 Y2 JPH0540042 Y2 JP H0540042Y2 JP 12831489 U JP12831489 U JP 12831489U JP 12831489 U JP12831489 U JP 12831489U JP H0540042 Y2 JPH0540042 Y2 JP H0540042Y2
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JP
Japan
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transport vehicle
bobbin
frame
stockyard
carrier
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JP12831489U
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  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電線、ケーブル等の製造工程で用い
られるボビン搬送台車に関する。
〔従来の技術〕
電線、ケーブル等の製造工程、特にプラスチツ
ク絶縁の通信ケーブルで対撚又は星撚(4ケ撚)
工程から集合撚工程に移る際に多数のボビンを搬
送する。例えば、導体上に絶縁被覆を施した絶縁
心線を対撚又は星撚(以下、星撚と言う)したボ
ビン巻き心線は集合工程で25個とか50個が一度に
集合機のサプライスタンドに架けられるので、こ
の星撚したボビン巻き心線はストツクヤードでス
トツクする必要がある。
ストツクされた上記ボビンの搬送を第3図によ
り説明する。ストツクヤード1から搬送台車2へ
ボビン3を転がしながら移し、搬送台車2で所定
場所まで搬送した後、搬送台車2から次工程即ち
集合機のサプライスタンド装架するためのバツテ
リーカー4(図示例では3縦列となつている)へ
転がしながら移されることにより行われる。
また、搬送台車2でボビン3に巻かれた星撚心
線を搬送する際に、振動でボビンの鍔3Aが星撚
心線に突き当たり、撚りが崩れたり絶縁被覆にキ
ズがついたりする心配がある。この心配の対策と
して搬送台車のプラツトホーム2A上面にボビン
の幅より少し広い幅のレール2Bを敷いてボビン
3の軸方向のズレを抑えて鍔3Aが星撚心線に突
き当たらないようにしている。同様のレール1
A,4Aがストツクヤード1やバツテリーカー4
の上面にも敷かれている。
このズレを抑えるためのレール2B,1A,4
Aがあるため、ストツクヤード1から搬送台車2
間及び搬送台車2からバツテリーカー4間の位置
決めされた橋渡しが必要である。ところで、ボビ
ン3を搬送台車2に載せ搬送している間は製品
(星撚心線)にキズが付かないようにするのは既
に述べた。又、安全上から搬送台車4からボビン
3が落ちないようにするために台車の外辺には枠
体2C,2Dが設けられている。そこで、ストツ
クヤード1又は次工程のバツテリーカー4に沿う
搬送台車2の枠体2Dは前述した橋渡し機能を付
与するために、この枠体2Dを蝶番機構により開
閉可能とし、搬送台車2が移動中は閉じてロツク
されている。
上記のように構成するストツクヤード1と搬送
台車2との間をボビン3が移動することを考える
と、上記レール2B,1A,4Aは相互に一致す
る必要があり、搬送台車2の停止位置はレール2
B,1A,4Aが一致するものでなければならな
い。従つて、搬送台車2は所定の位置で停止後、
ボビン3をストツクヤード1から搬送台車2に載
せている間と搬送台車2からバツテリーカー4に
降ろしている間は移動してはならない。しかしな
がら、従来の搬送台車2では、停止中に搬送台車
2が不用意に移動し、レール2B,1A,4Aの
不一致となることがあつた。
上記説明を整理すると、ボビン搬送台車2の四
辺には枠体2C,2Dがあり、ストツクヤード1
又はバツテリーカー4に沿う辺の枠体2Dは開閉
でき、開いたときその枠体2Dはストツクヤード
1と搬送台車2、搬送台車2とバツテリーカー4
との間の橋渡し機能を持つこと、閉じたときは不
用意に開かないようにロツクされること、搬送台
車2が移動するとき等の震動でボビン3が軸方向
にずれて鍔が製品に突き当たりキズが付かないこ
との要請がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、従来の技術の有するこのような要請
に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、ボビン搬送台車2をストツクヤード1、
バツテリーカー4の横に所定の位置に停止させて
枠体2Dを開いて橋渡しすると、その操作と同時
に搬送台車2にブレーキが掛かつて移動しないよ
うにする。さらに、ボビン3を積み込み終わり、
枠体2Dを閉じると枠体2Dは同時にロツクさ
れ、併せてブレーキが外れて搬送台車2は発進可
能状態とするボビン搬送台車を提供することを課
題とする。
〔課題を解決するための手段〕
ストツクヤードから移された多数のボビンを載
せて次工程に搬送するための搬送台車であつて、
該搬送台車のプラツトフオーム上面に、ボビンの
転がりを案内するレールを敷設したボビン搬送台
車において、該レールに直交するプラツトフオー
ム端縁の少なくとも一方には蝶番機構によつて開
閉する枠体が枢着されており、この枢軸に円運動
を直線運動に変換する機構を付設し、変換された
直線運動を受けて作動する制動機構を備え、前記
枠体が閉じ搬送台車が走行中は枠体がロツクさ
れ、枠体が開いたときは車輪の制動機構が動くよ
うに構成してなるものである。
〔作用〕
上記の如く構成するボビン搬送台車にあつて
は、搬送台車のプラツトフオーム上面に敷かれた
レールによつてボビンの軸方向移動を阻止し星撚
心線のキズを防止する。枠体を閉じるとロツクア
ームは固定枠のロツクに嵌り自動的にロツクされ
る。又、枠体を開から閉に変化するときの蝶番機
構の回転運動が直線運動に変換され、これにより
搬送台車の車輪のブレーキが解除される。枠体が
閉から開に変わると反対にブレーキが作動する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は搬送台車の要部の断面図、第2図は搬
送台車の正面図である。なお、搬送台車の搬送状
態は第3図で説明したものと同様であるので、以
下搬送台車の構造を説明する。
第1図において、橋渡し用枠体2Dの下方に
は、軸受ベース11Aと軸受11Bとから成る蝶
番機構11が設けられている。そして、橋渡し用
枠体2Dの枢軸12がこの蝶番機構11の軸受1
1Bに挿入され、開閉自在となつている。また、
この枢軸12にカム13が付設され、カム13の
ピン13Aにケーブルワイヤ14が掛けられてい
る。また、ガイド15によつてケーブルワイヤ1
4は90°方向転換させられている。このカム13、
ケーブルワイヤ14及びガイド15によつて、橋
渡し用枠体2Dの開閉による枢軸12の回転に伴
う円運動を直線運動に変換する。
ところで、車輪16の車軸16Aと台車ブラケ
ツト2Eの間には、ブレーキホイール17Aとブ
レーキベルト17Bからなる制動機構17が設け
られている。ブレーキベルト17Bの一端はケー
ブルワイヤ14に結合され、他端は台車ブラケツ
ト2Eに設けられたカバー18に結合されてい
る。また、ブレーキホイール17Aは車軸16A
に固定されている。したがつて、ケーブルワイヤ
14が上方への直線運動をするとブレーキが働く
ようになつている。なお、ケーブルワイヤ14途
中に設けられたターンバツクル14Aにより、ブ
レーキの程度が調整可能となつている。また、車
輪16が軸受内蔵である場合には、車輪16の内
側をブレーホイールとし、このブレーホイールに
ケーブルワイヤ14により上下するパツドを設け
た内蔵型の制動機構とすることができる。
一方、橋渡し用枠体2Dの上方には、ロツクピ
ン21とロツクアーム21から成るロツク機構2
0が設けられている。ロツクピン21は半月形状
であり、橋渡し用枠体2Dの上部両端に固着され
ている。ロツクアーム22は、一方にロツク爪2
2Aを有し、他方にカウンターウエイト22Bを
有し、ロツク軸22Cで回動自在となつている。
通常は、カウンターウエイト22Bによつて、ロ
ツク爪22Aが略水平となつており、橋渡し用枠
体2Dを閉じると、ロツクピン21がロツク爪2
2Aを押し上げてロツクされるようになつてい
る。ロツクを解除する場合には、カウンターウエ
イト22Bを反時計方向に回転させると、ロツク
爪22Aがロツクピン21から外れるようになつ
ている。
第2図示のように、蝶番機構11、カム13、
ケーブルワイヤ14、制動機構17及びロツク機
構20は左右対称に配置されている。しかしなが
ら、搬送経路が第3図示のような搬送台車の両側
に渡るものではなく、片側のみで出し入れする場
合には、これらの機構は一方の橋渡し用枠体2D
に設けるものでもよい。
つぎに、第1図及び第3図により、上述した構
造のボビン搬送台車の作動を説明する。
第3図において、搬送台車2は図示されない牽
引車によりストツクヤード1の横に停止する。停
止に際しては、レール1Aとレール2Bが一致す
るように調整される。停止した後、ストツクヤー
ド1側の橋渡し用枠体2Dを開く。この開動作
は、第1図示のカウンターウエイト22を反時計
方向に回転させるだけでよい。第1図において、
橋渡し用枠体2Dを開くと、カム12が時計方向
に回転する結果、ケーブルワイヤ14が引つ張ら
れてブレーキベルト17Bを引き、制動機構17
が作動状態となつて、車輪16は回転しない。し
たがつて、不用意に搬送台車2が移動し、レール
1Aとレール2Bの不一致が生じることがなくな
る。つぎに、第3図において、ボビン3を搬送台
車2に移し終えると、橋渡し用枠体2Dを閉じ
る。第1図に戻り、ロツクピン20がロツク爪2
2Aを押し上げて、橋渡し用枠体2Dはロツク状
態となる。同時に、カム12が反時計方向に回転
する結果、ケーブルワイヤ14が緩み、制動機構
17が解除状態となつて、搬送台車2は走行可能
となる。なお、搬送台車2とバツテリーカー4と
の間でも同様に作動する。
〔考案の効果〕
本考案のボビン搬送台車は、ストツクヤードか
ら移された多数のボビンを載せて次工程に搬送す
るための搬送台車であつて、該搬送台車のプラツ
トフオーム上面に、ボビンの転がりを案内するレ
ールを敷設したボビン搬送台車において、該レー
ルに直交するプラツトフオーム端縁の少なくとも
一方には蝶番機構によつて開閉する枠体が枢着さ
れており、この枢軸に円運動を直線運動に変換す
る機構を付設し、変換された直線運動を受けて作
動する制動機構を備え、前記枠体が閉じ搬送台車
が走行中は枠体がロツクされ、枠体が開いたとき
は車輪の制動機構が動くように構成したものであ
る。即ち、枠体を閉じるとロツクアームは固定枠
のロツクに嵌り自動的にロツクされ、又、枠体を
開から閉に変化するときの蝶番機構の回転運動が
直線運動に変換され、これにより台車の車輪のブ
レーキが外され、更に、枠体が閉から開に変わる
と前述の反対でブレーキが作動する。したがつ
て、搬送台車が所定の位置で停止後、ボビンをス
トツクヤードから搬送台車2に載せている間又は
搬送台車からバツテリーカー等に降ろしている間
の不用意な移動を完全に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は搬送台車の要部の断面図、第2図は搬
送台車の正面図、第3図は搬送台車の搬送状態を
示す斜視図であり、図中の主な符号の説明は下記
の通りである。 1……ストツクヤード、2……搬送台車、2A
……プラツトフオーム、2B……レール、2D…
…枠体、3……ボビン、4……バツテリーカー、
11……蝶番機構、12……枢軸、13……カム
(変換機構)、14……ケーブルワイヤ(変換機
構)、17……制動機構、20……ロツク機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ストツクヤードから移された多数のボビンを載
    せて次工程に搬送するための搬送台車であつて、
    該搬送台車のプラツトフオーム上面に、ボビンの
    転がりを案内するレールを敷設したボビン搬送台
    車において、 該レールに直交するプラツトフオーム端縁の少
    なくとも一方には蝶番機構によつて開閉する枠体
    が枢着されており、この枢軸に円運動を直線運動
    に変換する機構を付設し、変換された直線運動を
    受けて作動する制動機構を備え、前記枠体が閉じ
    搬送台車が走行中は枠体がロツクされ、枠体が開
    いたときは車輪の制動機構が動くように構成して
    なることを特徴とするボビン搬送台車。
JP12831489U 1989-10-31 1989-10-31 Expired - Lifetime JPH0540042Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12831489U JPH0540042Y2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31

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JPH0366962U JPH0366962U (ja) 1991-06-28
JPH0540042Y2 true JPH0540042Y2 (ja) 1993-10-12

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JP12831489U Expired - Lifetime JPH0540042Y2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31

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