JPH0540028U - シートの前後チルト機構 - Google Patents

シートの前後チルト機構

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JPH0540028U
JPH0540028U JP9810491U JP9810491U JPH0540028U JP H0540028 U JPH0540028 U JP H0540028U JP 9810491 U JP9810491 U JP 9810491U JP 9810491 U JP9810491 U JP 9810491U JP H0540028 U JPH0540028 U JP H0540028U
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JP
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link
seat
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tilt mechanism
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JP9810491U
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暁史 佐藤
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後チルト機構における、シートの外観品質
および操作性の向上をはかる。 【構成】 回転ドラム28,29 の挿通孔50,51 を整列させ
て、フロントリンク用ブレーキ手段24、リヤリンク用ブ
レーキ手段25が同軸上に配設されている。そして、同一
の駆動軸27の引出し位置、押込み位置に対応して、フロ
ントリンク12、リヤリンク14がブレーキ手段24,25 を介
して個別に揺動可能となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、操作部材の所定の操作により、シートクッションの前後の高さを 調整して、シートクッションを前後に傾斜させるシートの前後チルト機構に関す る。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、シートクッションの前後の高さを個別に調整して、シートクッショ ンの傾斜角度を着座者の体形、好み等に応じて任意に設定可能な前後チルト機構 が、車両等のシートに装着されている。
【0003】 このようなシートの前後チルト機構は、たとえば、シートスライド装置、シー トクッションフレーム間で前後に離反して配設された左右一対のフロントリンク 、リヤリンクを備えて構成されている。左右のリンクは、フロントおよびリヤご とに、たとえば、コネクティングロッド等の連結部材によって、それぞれ連動可 能に連結され、各リンクの揺動により、シートクッションフレームのフロントま たはリヤをそれぞれ独立して持上げるように構成されている。
【0004】 このような構成では、フロント、リヤのリンクを個別に揺動させて、その立上 がり高さに差をつければ、シートクッションフレームが前後に傾斜される。その ため、シートクッションが適当に傾斜され、着座者の体形、好み等に応じた所望 の着座姿勢が得られる。
【0005】 通常、このようなシートの前後チルト機構においては、フロント、リヤのリン クが、シートクッションに作用する下降方向へのリンクの揺動を阻止するブレー キ手段を介して、個別の操作ダイヤル等に連動可能にそれぞれ連結されている。 そして、対応する操作ハンドルの回転操作のもとで、フロント、リヤのリンクが 対応する方向にそれぞれ揺動可能となっている。
【0006】 フロント、リヤのリンクに対応する、2個の操作ダイヤルは、たとえば、シー トクッションの左右サイドのいずれかに、前後に離反して配設されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、公知の構成においては、操作ダイヤルが2個設けられるため、 構成的に複雑化するとともに、部品点数の増加は避けられない。そのため、前後 チルト機構の組立工程が煩雑化し、組立作業時における作業性を低下させる。
【0008】 また、操作ダイヤルは、シートクッションのサイドに2個突出して設けられる ため、外観に煩雑な印象を与える。そのため、シートの外観品質が低下する虞れ があり、好ましくない。
【0009】 更に、公知の構成のシートの前後チルト機構においては、2個の操作ダイヤル を個々に操作しなければ、フロント、リヤのリンクの揺動が得られない。そのた め、シートクッションの傾斜角度の設定操作が煩雑化し、所望の傾斜角度、つま りは所望の着座姿勢が迅速に設定できず、操作性の低下は避けられない。
【0010】 この考案は、シートの外観品質および操作性の向上をはかるシートの前後チル ト機構の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この考案によれば、1個の操作部材の操作によっ て、フロントリンク、リヤリンクを個別に揺動可能に構成されている。
【0012】 つまり、フロントリンク用ブレーキ手段、リヤリンク用ブレーキ手段が同軸上 に配設されとともに、同一の駆動軸が引出し位置、押込み位置間で軸線方向に移 動可能に、各ブレーキ手段に連続して挿通されている。そして、駆動軸の引出し 位置、押込み位置に対応して、駆動軸の係合片がいずれかのブレーキ手段に係合 し、1個の操作ハンドルの引出し位置、押込み位置での回転操作によって、フロ ントリンク、リヤリンクが個別に揺動可能となっている。
【0013】
【実施例】
以下、図面を参照しながらこの考案の実施例について詳細に説明する。
【0014】 図1に示すように、この考案に係るシートの前後チルト機構10は、左右一対の フロントリンク12、リヤリンク14を備えて構成されている(図では一サイドのみ を示す)。そして、フロントリンク12、リヤリンク14は、シートの載置されたシ ートクッションフレーム(図示しない)とシートスライド装置16との間で前後に 離反して配設されている。
【0015】 シートスライド装置16は、たとえば、シートの載置されるアッパーレール18と 、車床等に固定されるロアレール20とを備えて構成され、アッパーレールが、ス チールボール、ローラ等の転動子(図示しない)を介して、ロアレール内にスラ イド可能に組込まれている。アッパーレール18は、たとえば、上方に延出した延 出片22を一体的に有して形成され、延出片の前端部、後端部に、フロントリンク 12、リヤリンク14がそれぞれ配設されている。
【0016】 なお、シートスライド装置16の構成は公知であり、その構成はこの考案の趣旨 でないため、詳細に説明しない。
【0017】 ところで、このような構成のシートの前後チルト機構10において、フロントリ ンク12、リヤリンク14は、図1に示すように、たとえば、フロントリンク用ブレ ーキ手段24、リヤリンク用ブレーキ手段25を介して、操作ハンドル等の操作部材 26に連動可能に連結されている。
【0018】 ここで、図2に示すように、フロントリンク用ブレーキ手段24、リヤリンク用 ブレーキ手段25は、たとえば、駆動軸27から別体に形成された回転ドラム28,29 と、たとえば、回転ドラムに巻装されたねじりばねのような規制部材32,33 と、 規制部材の折曲端32a,33a および折曲端32b,33b にそれぞれ係止可能な爪36a,37 a を一体的に持つピニオンギヤ36,37 とをそれぞれ備えている。そして、ブレー キ手段24,25 は、たとえば、ユニットベース40,41 に内蔵されて予めユニット化 され、ピニオンギヤ36,37 に作用する一定方向の回転力を規制部材32,33 によっ て規制するように構成されている。
【0019】 そして、この考案によれば、ブレーキ手段24,25 が同軸上に連続的に配設され 、同一の駆動軸27のもとで、たとえば、回転ドラム28,29 を個別に回転可能に構 成されている。図1、図2に示すように、ブレーキ手段24は、たとえば、延出片 22の外方サイドで延出片に直接的に固定され、ピニオンギヤ36が、挿通孔44を介 して延出片の対向サイド、つまりは内方に突出されている。
【0020】 また、ブレーキ手段25は、延出片22の内方サイドにおける、ブレーキ手段24の 同軸上で、ブラケット46を介して延出片に固定され、ピニオンギヤ37が挿通孔48 を介してブラケットの対向サイドに突出されている。
【0021】 そして、この考案においては、駆動軸27が、ブレーキ手段24,25 の挿通孔50,5 1 に遊挿して配設されるとともに、所定の位置における操作ハンドル(操作部材 )26の回転操作のもとで、たとえば、回転プレート28,29 と一体的に回転可能に 連結可能となっている。
【0022】 図2、図3を見るとわかるように、ブレーキ手段の回転プレート28,29 の挿通 孔50,51 は、たとえば、連通する非円形の回り止め形状の係合孔54,55 を部分的 に有して形成されている。ブレーキ手段24の係合孔54はブレーキ手段25サイド、 つまりは、図中右方に形成されるとともに、ブレーキ手段25の係合孔55はブレー キ手段25サイドに、つまりは図中左方に形成されている。
【0023】 そして、ブレーキ手段24,25 の係合孔54,55 に係合可能な係合片58が、ブレー キ手段間の対応する位置で、駆動軸27に部分的に形成されている。図4に示すよ うに、係合片58は、たとえば、ブレーキ手段の係合孔54,55 に対応する形状、つ まり、六角形状に形成され、各係合孔への係合により、各ブレーキ手段の回転ド ラム28,29 と一体的に回転可能に構成されている(図2、図3参照)。
【0024】 ここで、駆動軸の係合片58は、たとえば、図2に示す駆動軸27、つまりは操作 ハンドル26の引出し位置において係合孔54のみに係合されるとともに、図3に示 す操作ハンドルの押込み位置において係合孔55のみに係合するように構成されて いる。
【0025】 つまり、図2に示す操作ハンドル26の引出し位置において、操作ハンドルを任 意の方向に回転操作すると、係合孔54、係合片58の係合により、ブレーキ手段24 サイドのみ駆動され、回転ドラム28を介して、ピニオンギヤ36が対応する方向に 回転する。このとき、ブレーキ手段25サイドにおいては、係合孔55、係合片58が 非係合状態であるため、操作ハンドル26の回転操作が回転ドラム29に伝達されず 、ピニオンギヤ37の回転は生じない。
【0026】 また、これと同様に、図3に示す操作ハンドル26の押込み位置において、操作 ハンドルを任意の方向に回転操作すると、係合孔55, 係合片58の係合により、ブ レーキ手段25サイドのみ駆動され、回転ドラム29を介して、ピニオンギヤ37が対 応する方向に回転する。
【0027】 なお、ブレーキ手段24のピニオンギヤ36の挿通孔60は、駆動軸の係合片58の遊 挿可能な大きさに形成されるとともに、ブレーキ手段25のピニオンギヤ37の挿通 孔61は、駆動軸27の本体部分の遊挿可能な大きさに形成される。
【0028】 また、図4を見るとわかるように、たとえば、駆動軸27の一端にスプライン軸 27a が形成されるとともに、対応する軸受26a が操作ハンドル26に形成され、軸 受へのスプライン軸の嵌入により、操作ハンドルが駆動軸に一体的に回転可能に 取付けられる。
【0029】 そして、このように操作ハンドル26の回転操作に連動されるピニオンギヤ36,3 7 に、フロントリンク12、リヤリンク14がそれぞれ連動可能に連結されている。
【0030】 図1に示すように、たとえば、(フロント)コネクティングロッド62が、延出 片22の前端部で左右サイド間に架設、軸支され、ブレーキ手段24のピニオンギヤ 36に噛合可能なセクタギヤ63を持つギヤプレート64が、コネクティングロッドの 端末に固着されている。そして、シートクッションフレーム等に上端の枢着され るフロントリンク12の下端が、ギヤプレート64に枢着ピン66等によって枢着され て、フロントリンク、ブレーキ手段24間、つまりはフロントリンク、操作ハンド ル26間が連結可能となっている。
【0031】 また、これと同様に、(リヤ)コネクティングロッド68が、延出片22の後端部 で左右サイド間に架設、軸支され、たとえば、第1アーム14a にシートクッショ ンフレームの枢着されたベルクランク形状のリヤリンク14の基端14b が、コネク ティングロッド68の端末に固着されている。そして、ブレーキ手段25のピニオン ギヤ37に噛合可能なラック70を有するサポートアーム72の一端が、リヤリンクの 第2アーム14c に枢支ピン74等によって枢着されて、リヤリンク14、ブレーキ手 段25間、つまりはリヤリンク、操作ハンドル26間が連結可能となっている。
【0032】 なお、サポートアーム72は、ピニオンギヤ37に対向する位置に配設された弾性 部材76によって弾性支持され、ラック70がピニオンギヤ37との噛合方向に押しつ けられている。図1、図2に示すように、弾性部材76は、たとえば、枢支ピン78 によって、ブラケット46に枢着されている。
【0033】 このような構成によれば、リヤリンク14の揺動角度の変動に伴って、ピニオン ギヤ37に対するラック70の噛合角度に変動が生じても、ピニオンギヤ、ラック間 の噛合が確実に得られる。
【0034】 このような構成において、たとえば、シートクッションに上方からの荷重の作 用し、シートクッションの下降方向にフロントリンク12, リヤリンク14が揺動し ようとすると、それに伴うピニオンギヤ36,37 の回転によって、規制部材32,33 の直径が拡大する。すると、ユニットベース40,41 の内面への規制部材32,33 の 接触により、規制部材、ユニットベース内面間の摩擦力が増大して、ユニットベ ース40,41 に対するピニオンギヤ36,37 の回転が規制され、つまりは、シートク ッションの下降方向へのフロントリンク12、リヤリンク14の揺動がそれぞれ阻止 される。
【0035】 そして、駆動軸の係合片27が、操作ハンドル26の引出し位置、押込み位置に対 応して、ブレーキ手段24,25 の係合孔54,55 のいずれかに係合されると、対応す るピニオンギヤに所定以上の荷重が作用していない状態においては、操作ハンド ル26の回転操作に連動して、対応するピニオンギヤが任意の方向に回転し、フロ ントリンク12、リヤリンク14の揺動角度、つまりはシートの前端、後端の高さが それぞれ調整される。
【0036】 なお、ブレーキ手段24,25 、および、フロントリンク12、リヤリンク14の構成 は公知であり、それらの構成自体はこの考案の趣旨でないため、詳細に説明しな い。
【0037】 上記のように、この考案のシートの前後チルト機構10によれば、フロントリン ク用ブレーキ手段24、リヤリンク用ブレーキ手段25を同軸上に配設し、同一の駆 動軸27の引出し位置、押込み位置に対応して、フロントリンク12、リヤリンク14 が各ブレーキ手段を介して個別に揺動可能となっている。
【0038】 つまり、1つの操作ハンドル26の回転操作によって、フロントリンク12、リヤ リンク14の揺動がそれぞれ行なえる。そのため、フロントリンク12、リヤリンク 14に対応する操作部材、駆動機構等を個別に設ける必要がなく、部品点数が削減 されるとともに、それに伴って構成が簡素化され、組立作業時における作業性の 向上が十分にはかられる。
【0039】 そして、1つの操作ハンドル26の引出し、押込み操作、および、各位置におけ る回転操作によって、フロントリンク12、リヤリンク14のそれぞれの揺動が得ら れる。そのため、シートクッションの傾斜角度の設定操作が煩雑化することもな く、操作性の改善がはかられる。
【0040】 また、操作ハンドル26が1個で足りるため、繁雑な印象を与えない外観が得ら れ、シートの全体的な外観品質が十分に向上される。
【0041】 ここで、実施例においては、フロントリンク用ブレーキ手段24が延出片22の外 方に、リヤリンク用ブレーキ手段25が延出片の内方にそれぞれ配設されているが 、各ブレーキ手段は同軸上に配設されていれば足りるため、これとは逆に、ブレ ーキ手段25を延出片の外方に、ブレーキ手段24を延出片の内方にそれぞれ配設し てもよい。
【0042】 また、1か所に設けた係合片58をブレーキ手段24,25 の係合孔54,55 にそれぞ れ係合させる構成として具体化されているが、これに限定されず、係合片を各ブ レーキ手段の係合孔に対応させて分割する構成としてもよい。
【0043】 更に、実施例においては、操作ハンドル26の引出し位置、押込み位置において フロントリンク12、リヤリンク14を個別に揺動させる構成として具体化している 。しかし、これに限定されず、たとえば、個別に揺動させる引出し位置、押込み 位置に加えて、ブレーキ手段24,25 の係合孔54,55 の双方に駆動軸の係合片58を 同時に係合させる中間位置を設け、フロントリンク12、リヤリンク14を同時に揺 動させる、いわゆる平行シフトを可能とする構成としてもよい。
【0044】 なお、この考案のシートの前後チルト機構は、自動車等のシートに適するとは いえ、これに限定されず、たとえば、建設機械、電車、飛行機、船舶等のシート に応用してもよい。
【0045】 上述した実施例は、この考案を説明するためのものであり、この考案を何等限 定するものでなく、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全て この考案に包含されることはいうまでもない。
【0046】
【考案の効果】
上記のように、この考案に係るシートの前後チルト機構によれば、フロントリ ンク用ブレーキ手段、リヤリンク用ブレーキ手段を同軸上に配設し、同一の駆動 軸の引出し位置、押込み位置に対応して、フロントリンク、リヤリンクを個別に 揺動させている。そのため、操作部材が1つで足り、部品点数の削減、および、 それに伴う構成の簡素化によって、組立作業時における作業性の向上が十分には かられる。
【0047】 そして、1つの操作ハンドルの引出し、押込み操作、および、各位置における 回転操作によって、フロントリンク、リヤリンクのそれぞれの揺動が得られる。 そのため、シートクッションの傾斜角度の設定操作が煩雑化することもなく、操 作性の改善がはかられる。
【0048】 また、操作ハンドルが1個で足りるため、繁雑な印象を与えない外観が得られ 、シートの全体的な外観品質が十分に向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るシートの前後チルト機構の概略
斜視図である。
【図2】操作部材の引出し位置における、シートの前後
チルト機構の概略縦断面図である。
【図3】操作部材の押込み位置における、シートの前後
チルト機構の概略縦断面図である。
【図4】シートの前後チルト機構の概略分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 シートの前後チルト機構 12 フロントリンク 14 リヤリンク 24 フロントリンク用ブレーキ手段 25 リヤリンク用ブレーキ手段 26 操作ハンドル(操作部材) 27 駆動軸 28,29 回転ドラム 36,37 ピニオンギヤ 54,55 係合孔 58 係合片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部材に連動可能に連結されるととも
    に、フロントリンク用ブレーキ手段、リヤリンク用ブレ
    ーキ手段によって、荷重の作用に伴うシートクッション
    の下降方向への揺動の規制されたフロントリンク、リヤ
    リンクを備え、操作部材の操作のもとで各リンクを個別
    に揺動させて、シートの傾斜角度を調整するシートの前
    後チルト機構において、 フロントリンク用ブレーキ手段、リヤリンク用ブレーキ
    手段を同軸上に配設するとともに、同一の駆動軸を引出
    し位置、押込み位置間で軸線方向に移動可能に、各ブレ
    ーキ手段に連続的に挿通し、 駆動軸の引出し位置、押込み位置に対応して、駆動軸の
    係合片がいずれかのブレーキ手段に係合し、1個の操作
    ハンドルの引出し位置、押込み位置での回転操作によっ
    て、フロントリンク、リヤリンクを個別に揺動可能とし
    たことを特徴とするシートの前後チルト機構。
  2. 【請求項2】 操作部材に連動可能に連結されるととも
    に、フロントリンク用ブレーキ手段、リヤリンク用ブレ
    ーキ手段によって、荷重の作用に伴うシートクッション
    の下降方向への揺動の規制されたフロントリンク、リヤ
    リンクを備え、操作部材の操作のもとで各リンクを個別
    に揺動させて、シートの傾斜角度を調整するシートの前
    後チルト機構において、 フロントリンク用ブレーキ手段、リヤリンク用ブレーキ
    手段の回転ドラムと駆動軸とが予め別体に形成され、連
    通する非円形の回り止め形状の係合孔を少なくとも部分
    的に持つ回転ドラムの挿通孔を整列させて、各ブレーキ
    手段が同軸上に配設されるとともに、 一体的に回転可能な操作部材を一端に有し、各ブレーキ
    手段の係合孔に対応する係合片を部分的に持つ駆動軸
    が、引出し位置、押込み位置間で軸線方向に移動可能
    に、各ブレーキ手段の挿通孔を連続的に挿通して配設さ
    れ、 軸線方向への駆動軸の引出し、押込み操作によって、駆
    動軸の係合片がフロントリンク用ブレーキ手段、リヤリ
    ンク用ブレーキ手段の少なくともいずれかの係合孔に係
    合し、駆動軸の引出し位置、押込み位置における、操作
    部材の回転操作によって、フロントリンク、リヤリンク
    を個別に揺動可能としたことを特徴とするシートの前後
    チルト機構。
JP9810491U 1991-10-31 1991-10-31 シートの前後チルト機構 Pending JPH0540028U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114670723A (zh) * 2022-03-30 2022-06-28 贵州华阳汽车零部件有限公司 一种座椅及具有其的汽车

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