JPH0540027U - 車両用回転シート - Google Patents
車両用回転シートInfo
- Publication number
- JPH0540027U JPH0540027U JP9045891U JP9045891U JPH0540027U JP H0540027 U JPH0540027 U JP H0540027U JP 9045891 U JP9045891 U JP 9045891U JP 9045891 U JP9045891 U JP 9045891U JP H0540027 U JPH0540027 U JP H0540027U
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- seat
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Abstract
(57)【要約】
【目的】乗降動作の容易な車両用回転シートを提供する
こと。 【構成】アッパレール12,22をロアレール11,2
1に沿って前後方向へ駆動する電動式駆動機構30、ア
ッパレール12,22に組付けた回転体44,45、回
転体45に固定したシート本体S、回転体44をアッパ
レール12,22にロックする電磁式ロック機構50、
ロアレール21に固着したガイドプレート61に前後方
向へ摺動可能に組付けたスライドブラケット62、回転
体44とスライドブラケット62を連結するリンク6
3、スライドブラケット62をガイドプレート61にロ
ックする電磁式ロック機構60、アッパレール22の前
後位置を検出するセンサLM3〜LM5、回転体44の
回転位置を検出するセンサLM1,LM2及び各種スイ
ッチSW1〜SW5の信号に基づいて電動式駆動機構3
0と両ロック機構50、60の作動を制御する制御手段
80を設ける。
こと。 【構成】アッパレール12,22をロアレール11,2
1に沿って前後方向へ駆動する電動式駆動機構30、ア
ッパレール12,22に組付けた回転体44,45、回
転体45に固定したシート本体S、回転体44をアッパ
レール12,22にロックする電磁式ロック機構50、
ロアレール21に固着したガイドプレート61に前後方
向へ摺動可能に組付けたスライドブラケット62、回転
体44とスライドブラケット62を連結するリンク6
3、スライドブラケット62をガイドプレート61にロ
ックする電磁式ロック機構60、アッパレール22の前
後位置を検出するセンサLM3〜LM5、回転体44の
回転位置を検出するセンサLM1,LM2及び各種スイ
ッチSW1〜SW5の信号に基づいて電動式駆動機構3
0と両ロック機構50、60の作動を制御する制御手段
80を設ける。
Description
【0001】
本考案は車両用回転シートに関する。
【0002】
車両用回転シートの一形式として、特開昭62−181931号公報には車体 フロアに固定したロアレールと、同レールに前後方向へ摺動可能に組付けたアッ パレールからなるシートトラック、アッパレールに固定したロアベース、このロ アベースに回転軸を介して回転可能に組付けアッパベース、アッパベースに固定 したシート本体、及びアッパベースに設けた係止片が離脱可能に当接して同ベー スの回転角度を制限するストッパを有し、一端を前記回動軸に回動可能に組付け るとともに、他端をロアレールに設けたキッカーに当接するようにスプリングに て付勢したアームを備えたシートが開示されている。
【0003】 かかる構成によれば、アッパレールがロアレールに沿って前後方向へ摺動する ので、シート本体の前後位置を調整でき、かつアッパレールに固定したロアベー スに対しアッパベースが回転するので、ドアを開いて乗降する際、シート本体を 車室外側方向へ回転させることができる。しかして、アッパレールがロアレール に沿って摺動すると、アームが前後方向へ回動するので、アームに設けたストッ パの位置がシートの前後位置に応じて調整される。このストッパにアッパベース の係止片が当接して同ベースの回転角度が制限されるので、シート本体の回転角 度がシート本体の前後位置に応じ、例えば最も後方に設置したときは30度、最 も前方に設置したときは70度となるように制限できる。
【0004】
上記した従来の回転シートによれば、シート本体を後方に設置したときは回転 角度が小さく制限されるので、降車する際、乗員の側部がセンターピラー等のサ イドメンバーに当たるといった不都合を回避できる。しかし、シート本体の回転 角度が小さいため乗降には不便である。一方、シート本体を前方に設置すれば、 同本体の回転角度が大きくなるが、乗員の脚部とインストルメントパネルの間の スペースが狭くなるので、着座したままではシート本体を回転させるのが困難に なる。本考案はかかる問題点に鑑み、乗降動作が容易な車両用回転シートを提供 することを目的とする。
【0005】
本考案に係る車両用シートは、車体フロアに固定したロアレールと、同レール に前後方向へ摺動可能に組付けたアッパレールを有する左右一対のシートトラッ ク、前記アッパレールを前記ロアレールに沿って前後方向へ駆動する電動式駆動 機構、車体フロアに沿って回転可能に前記両アッパレールに組付けた回転体、同 回転体に固定したシート本体、前記回転体を前記アッパレールに対し解除可能に ロックする電磁作動式回転ロック機構、前記両ロアレールのいずれか一方に固着 したガイドプレートに前後方向へ摺動可能に組付けたスライドブラケット、一端 を前記回転体の回転中心から偏心した部位に前後方向へ回動可能に連結し、他端 を前記スライドブラケットに前後方向へ回動可能に連結したリンク、前記スライ ドブラケットを前記ガイドプレートに解除可能にロックする電磁作動式スライド ブラケットロック機構、前記アッパレールの前後位置を検出する前後位置用セン サ、前記回転体の回転位置を検出する回転位置用センサ、シート本体の前後位置 を調整するときに操作する前後調整スイッチ、シート本体を所定位置から所要量 前進しかつ回転した降車位置へ移動させるとき操作する降車スイッチ、同降車位 置から前記所定位置へ復帰させるときに操作する乗車スイッチ、及び各スイッチ と前記両センサからの信号に基づいて前記電動式駆動機構、前記電磁作動式回転 ロック機構並びに前記電磁作動式スライドブラケットロック機構の作動を制御す る制御手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
上記構成において、前後位置調整スイッチを操作したとき、制御手段により回 転ロック機構とスライドブラケットロック機構の作動を制御して回転体をロック するとともにスライドブラケットのロックを解除し、電動式駆動機構によりアッ パレールをロアレールに沿って前後方向へ駆動すれば、回転体及びこれと一体の シート本体が回転することなく前進または後退するので、シート本体を所望の前 後位置に調整できる。
【0007】 また、降車スイッチを操作したとき、回転体をロックするとともに、スライド ブラケットのロックを解除した状態で電動式駆動機構によりアッパレールを前進 または後退させ、前後位置用センサの出力信号に基づいて同駆動機構を停止制御 してシート本体を所定の前後位置に設定する。しかる後、回転体のロックを解除 するとともにスライドブラケットをガイドプレートにロックし、アッパレールを 前方へ駆動すれば、一端を回転体に連結したリンクの他端がスライドブラケット を介してガイドプレートにロックされているので、回転体の前進に伴いリンクが スライドブラケットを支点にして前方へ回動する。このため、回転体及びこれと 一体のシート本体が回転しながら前進する。そこで、回転体が降車位置まで回転 したことを回転位置センサにより検出し、同センサの信号に基づいて電動式駆動 機構を停止すれば、シート本体を所定位置から所要量前進し、かつ回転した降車 位置に設定できる。
【0008】 続いて、乗車スイッチを操作したとき、スライドブラケットをロックしたまま で電動式駆動機構によりアッパレールを後退させれば、回転体とシート本体が回 転しながら後退する。そこで、アッパレールが所定位置へ復帰したことを前後位 置センサまたは回転位置センサにより検出し、同センサの出力信号に基づいて、 アッパレールの駆動を停止するとともに、回転体をロックし、かつスライドブラ ケットのロックを解除すれば、シート本体が所定位置に停止する。
【0009】 しかして本考案によれば、降車スイッチを操作したとき、シート本体が所定位 置から前方へ移動しながら回転するので、格別シート本体の回転角度を同本体の 前後位置に合わせて制限しなくても、乗員の側部がセンターピラー等のサイドメ ンバーに当たるといった不都合を回避できる。このため降車時にシート本体を大 きく回転させることが可能となるので、乗降動作が容易になる。また、各スイッ チを選択して操作するだけでシート本体の前進、後退及び回転を制御できるので 、操作性が向上する。
【0010】
以下に本考案を図面に基づき説明するに、図1及び図2には本考案の一実施例 に係る車両用回転シートの主要部が示されている。また、図3にはシート本体の 外観が示されている。
【0011】 当該車両用回転シートは車体フロアに固定したロアレール11,21と同レー ル11,21に前後方向へ摺動可能に組付けたアッパレール12,22を有する 左右一対のシートトラック10,20、両アッパレール12,22を駆動する電 動式駆動機構30、4隅に一体に設けたブラケット41aを介して両アッパレー ル12,22に固着したロアフレーム41、ロアプレート42とアッパプレート 43を介してロアフレーム41に回転可能に組付けた回転プレート44、回転プ レート44に溶接して固定したアッパフレーム45、アッパフレーム45に載置 して固定したシート本体S、回転プレート44に設けられ同プレート44をロア プレート42にロックして回転を阻止する回転ロック機構50、左側のシートト ラック20のロアレール21にブラケット61aを介して固着したガイドプレー ト61、同プレート61に前後方向へ摺動可能に組付けたスライドブラケット6 2、一端を回転プレート44に連結し他端をスライドブラケット62に連結した リンク63、及びスライドブラケット62をガイドプレート61に解除可能にロ ックするスライドブラケットロック機構60を備えている。
【0012】 ロアプレート42は環状段部42b、環状段部42bの内周部に沿って等角度 間隔で設けたネジ穴42c、環状段部42bの内側に設けた半円形の開口42d を有し、ロアフレーム41に溶接して固定されている。一方、回転プレート44 にはロアプレート42の環状段部42bに回転可能に嵌合する環状段部44aが 設けられ、この環状段部44aの内側には円形開口44bが形成されている。ま た、アッパプレート43は回転プレート44の環状段部44aに嵌合するフラン ジ部43a、フランジ部43aの内周部に沿って等角度間隔で設けた通孔43b 、フランジ部43aの内側に設けた円形開口43cを有し、通孔43bを貫通し てロアプレート42のネジ穴42cに螺合するボルト46によりロアプレート4 2に固着されている。回転プレート44はこれらロアプレート42とアッパプレ ート43に上下から狭持され、環状段部44aの中心を回転中心として回転可能 にロアフレーム41に組付けられている。
【0013】 このようにして、アッパレール12,22にロアフレーム41を固定し、ロア フレーム41に回転プレート44を介してアッパフレーム45を回転可能に組付 け、アッパフレーム45にシート本体Sを固定したので、シート本体Sが車体フ ロアに沿って回転し、かつ前後方向へ移動する。
【0014】 ロアプレート42には2個のリミットスイッチLM1,LM2が固設され、回 転プレート44には同スイッチLM1,LM2を作動させるピン47が固設され ている。両リミットスイッチLM1,LM2は回転プレート44の回転位置を検 出するためのものであって、リミットスイッチLM1はシート本体46が両シー トトラックに沿ってまっすぐ前方を向いた運転位置にあるときピン47が当接し てオンになり、リミットスイッチLM2は運転位置から約90度車室外側方向へ 回転した降車位置にあるときピン47が当接してオンになるように、それぞれ取 付位置が設定されている。
【0015】 また、回転プレート44には長方形プレート48がアッパプレート43の上か ら固着され、長方形プレート48に溶接して固定したブラケット49の先端が回 転プレート44の円形開口44b、アッパプレート43の円形開口43c及びロ アプレート42の半円形開口42dを通って下方に突出している。
【0016】 図2に示すように、このブラケット49にリンク63の一端がピン64を介し て前後方向へ回動可能に連結されている。このピン64は回転プレート44の回 転中心に対し偏心した位置に設けられている。一方、リンク63の他端はスライ ドブラケット62にピン65を介して前後方向へ回動可能に連結されている。
【0017】 電動式駆動機構30は各アッパレール12,22にブラケット31を介して回 転可能に組付けられ前後方向に沿って延びるスクリューシャフト32、各ロアレ ール11,21にブラケット33を介して固着されスクリューシャフト32に螺 合するギヤナット34、端部を各アッパレールに溶接して固定したハウジング3 5、このハウジング35に内設した電動機M、及び電動機Mの回転軸と各スクリ ューシャフト32を連結する伝動機構36を備えている。
【0018】 電動式駆動機構30はかかる構成よりなり、電動機Mを正転または逆転駆動す るとスクリューシャフト32が回転し、ギヤナット34に対してスクリューシャ フト32が進退するので、アッパレール12,22がロアレール11,21に沿 って前進または後退する。また、左側のシートトラック20のアッパレール22 にはブラケット71を介して筒状フレーム72が固着され、同フレーム72にレ ール73が前後方向へ移動可能に挿入されている。このレール73の裏面に固設 したピン73aはガイドプレート61に固着したブラケット74の孔に嵌合して いる。また、レール73の上面には3個のリミットスイッチLM3,LM4,L M5が固設され、筒状フレーム72の内部にはリミットスイッチLM3,LM4 ,LM5を作動させる突部が設けられている。
【0019】 リミットスイッチLM3,LM4,LM5はアッパレール22ひいてはシート 本体Sの前後位置を検出するためのものであって、中間に設けたリミットスイッ チLM3によりシート本体Sの回転が開始される所定位置を設定し、他のリミッ トスイッチLM4,LM5はシート本体Sが所定位置より前方または後方のいず れにあるかを検出するために設けられている。
【0020】 回転ロック機構50は図4に詳細に示すように、プランジャ51、プレッショ ンスプリング52及び通電時に同スプリング52の力に抗してプランジャ51を 吸引するソレノイドコイルを内蔵し、回転プレート44の角隅部上面に固着した 電磁式アクチュエータSOL2、回転プレート44の角隅部の裏面に固着したブ ラケット53にピン54を介して回動可能に組付けられ、上端をプランジャ51 に連結したロックレバー55、ロアプレート42の角隅部に固着されロックレバ ー55の下端部が離脱可能に係合する係合孔56aを有するロックプレート56 を備えている。
【0021】 回転ロック機構50は以上の構成からなり、アクチュエータSOL2の非通電 時にはプランジャ51がコンプレッションスプリング52の力で進出してロック レバー55が回動し、同レバー55の下端部がロックプレート56の係合孔56 aに係合するので、回転プレート44がロアプレート42にロックされて回転が 阻止される。一方、アクチュエータSOL2に通電すると、ソレノイドコイルに よりプランジャ51がコンプレッションスプリング52の力に抗して吸引される ので、ロックレバー55がロックプレート56から外れ、回転プレート44のロ ックが解除される。
【0022】 図5及び図6に拡大して図示するように、スライドブラケット62はガイドプ レート61に嵌合する一対の溝部62a,62bを有し、同プレート61に前後 方向へ摺動可能に組付けられている。リンク63はこのスライドブラケット62 の上面に溶接して固定したはブラケット62cにピン65を介して前後方向へ回 動可能に連結されている。
【0023】 また、スライドブラケットロック機構60はスライドブラケット62の上面に 溶接して固定したブラケット62dにピン62eを介して上下方向へ回動可能に 組付けたロックレバー66とスライドブラケット62の下面に溶接して固定した 電磁作動式アクチュエータSOL1を備えている。このアクチュエータSOL1 はプランジャ67、コンプレッションスプリング68及び同スプリング68に抗 してプランジャ67を吸引するソレノイドコイルを内蔵し、プランジャ67の先 端にロックレバー66の下端がピン66aを介して連結されている。一方、ガイ ドプレート61にはロックレバー66の上端が離脱可能に係合する係合孔61b が所定位置に設けられている。
【0024】 スライドブラケットロック機構60は以上の構成からなり、スライドブラケッ ト62が所定位置にあるとき電磁作動式アクチュエータSOL1のソレノイドコ イルを消磁すると、コンプレッションスプリング68の力でプランジャ67が進 出し、ロックレバー66が回動して上端部がガイドプレート61の係合孔61b に係合するので、スライドブラケット62がガイドプレート61にロックされる 。一方、電磁式アクチュエータSOL1を励磁すると、プランジャ67がソレノ イドコイルにより吸引されてロックレバー66がガイドプレート61から外れる ので、スライドブラケット62のロックが解除され、ガイドプレート61に沿っ て摺動可能となる。
【0025】 図7に示すように、電動式駆動機構の電動機M、回転ロック機構50の電磁式 アクチュエータSOL2及びスライドブラケットロック機構60の電磁式アクチ ュエータSOL1は、マイクロミンピュータまたはシーケンシャル制御回路から なる制御手段80により各リミットスイッチLM1〜LM5、シート本体Sを前 進させるとき操作するフォワードスイッチSW1、シート本体Sを後退させると き操作するバックワードスイッチSW2、シート本体Sを所定位置から所要量前 進しかつ回転した降車位置へ移動させるとき操作する降車スイッチSW3、降車 位置から所定位置へ復帰させるときに操作する乗車スイッチSW4及びイグニッ ションスイッチSW5の信号に基づき、図8ないし図10に示す作動の手順に従 って制御される。
【0026】 車両の運転開始に伴い、ステップ101でイグニッションスイッチSW5がオ ンになると、続いてステップ102でスライドブロックロック機構60の電磁式 アクチュエータSOL1を励磁し、回転ロック機構50の電磁式アクチュエータ SOL2を消磁する。アクチュエータSOL1の励磁によりロックレバー62が 係合孔61aから外れるので、スライドブラケット62のガイドプレート61に 対するロックが解除される。また、アクチュエータSOL2の消磁によりロック レバー55がロックプレート56の係合孔56aに係合するので、回転プレート 44がロアプレート42にロックされる。
【0027】 しかして、シート本体Sの位置を前方へ調整するにはフォワードスイツチSW W1を操作する。すると、ステップ103でフォワードスイッチSW1のオン、 オフを判別し、オンのときはステップ104でフォワードスイッチSW1がオフ になるまで電動機Mを正転駆動する。これにより、スクリュウシャフト32が正 転し、アッパレール12,22がロアレール11,21に沿って前進するので、 ロアフレーム41、アツパフレーム45及びシート本体Sがアッパレール12, 22と一体に前方へ摺動する。その際、回転プレート44がロアプレート42に ロックされているので、シート本体Sは回転することなく前進する。また、スラ イドブラケット62はロックが解除されているのでガイドプレート61に沿って 前進する。フォワードスイッチSW1をオフにすると、ステップ105で電動機 Mが停止制御され、シート本体Sが停止して所望の前方位置に設定される。
【0028】 シート本体Sの位置を後方へ調整するにはバックワードスイッチSW2を操作 する。すると、ステップ106でバックワードスイッチSW2のオン、オフを判 別し、オンのときはステップ107でバックワードスイッチSW2がオフになる まで、電動機Mを逆転駆動して、シート本体Sを後退させる。バックワードスイ ッチSW2をオフにすると、ステップ108で電動機Mが停止してシート本体S が所望の後方位置に設定される。
【0029】 降車時にシート本体Sを回転させるには降車スイッチSW3を操作する。する と、ステップ109で同スイッチSW3のオン、オフを判別し、オンのときはス テップ110でリミットスイッチLM3のオン、オフを判別する。
【0030】 リミットスイッチLM3がオフのとき、すなわちアッパレール22及びこれと 一体のシート本体Sが所定位置から外れた位置にあるときはステップ111でリ ミットスイッチLM4のオン、オフを判別する。リミットスイッチLM4がオン のとき、すなわちシート本体Sが所定位置より前方にあるとき、ステップ112 で電動機Mを逆転駆動してシート本体Sを後退させ、ステップ110に戻る。ま た、リミットスイッチLM4がオフのときは、続いてステップ113でリミット スイッチLM5のオン、オフを判別する。そして、リミットスイッチLM5がオ ンのとき、すなわちシート本体Sが所定位置より後方にあるときはステップ11 4で電動機Mを正転駆動してシート本体Sを前進させ、ステップ110にもどる 。
【0031】 シート本体Sが前進または後退して所定位置にくるとリミットスイッチLM3 がオンになるので、ステップ115に移り、ここでアクチュエータSOL1を消 磁するとともに、アクチュエータSOL2を励磁する。アクチュエータSOL1 の消磁によりスライドブラケットロック機構60のロックレバー66がガイドプ レート61の係合孔61bに係合してスライドブラケット62が同プレート61 にロックされる。また、アクチュエータSOL2の励磁により回転ロック機構5 0のロックレバー55がロックプレート56から外れるので、回転プレート44 のロックが解除され、回転可能となる。
【0032】 引続き、ステップ116で電動機Mが正転駆動される。これに伴い、アッパレ ール12,22が所定位置から前進するので、ロアフレーム41、アッパフレー ム45、回転プレート44及びシート本体Sが前進する。その際、一端を回転プ レート44に連結したリンク63の他端がスライドブラケット62を介してガイ ドプレート61にロックされているので、回転プレート44の前進に伴いリンク 63がスライドブラケット62を支点にして前方へ回動する。このため、回転プ レート44、アッパフレーム45及びシート本体Sが回転しながら前進する。電 動機Mの正転駆動はシート本体Sが降車位置に達するまで継続される。そして、 降車位置に達するとステップ117でリミットスイッチLM2がオンになるので 、ステップ118で電動機Mを停止する。
【0033】 降車位置からシート本体Sを所定位置へ復帰させるには、乗車スイッチSW4 を操作する。すると、ステップ119で同スイッチSW4がオンになるので、続 いてステップ120で電動機Mを逆転駆動する。これに伴いアッパレール12, 22が後退するので、シート本体Sが回転しながら後退する。電動機Mの逆転駆 動はシート本体Sが所定位置に復帰するまで継続される。そして、所定位置に復 帰するとステップ121でリミットスイッチLM1がオンになるので、続いてス テップ122で電動機Mを停止する。
【0034】 しかして本実施例によれば、降車スイッチSW3を操作したとき、シート本体 Sが所定位置から前方へ移動しながら回転するので、格別シート本体Sの回転角 度を同本体の前後位置に合わせて制限しなくても、乗員の側部がセンターピラー 等のサイドメンバーに当たるといった不都合を回避できる。このため降車時にシ ート本体Sを大きく回転させることが可能となるので、乗降動作が容易になる。
【0035】 また、各スイッチSW1〜SW5を選択して操作するだけでシート本体Sの前 進、後退及び回転を制御できるので、操作性が良い。
【図1】本考案の一実施例に係る車両用回転シートの主
要部を示す分解斜視図である。
要部を示す分解斜視図である。
【図2】同主要部を示す平面図である。
【図3】同シートのシート本体を示す斜視図である。
【図4】同シートの回転ロック機構を示す部分断面図で
ある。
ある。
【図5】同シートのスライドブラケットロック機構を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】図5の6−6線から切断した断面図である。
【図7】同シートの機能的構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図8】同シートの作動の手順を示すフローチャート図
である。
である。
【図9】同シートの作動の手順を示すフローチャート図
である。
である。
【図10】同シートの作動の手順を示すフローチャート
図である。
図である。
10,20…シートトラック、11,21…ロアレー
ル、12,22…アッパレール、30…電動式駆動機
構、32…スクリューシャフト、34…ギヤナット、3
6…伝動機構、41…ロアフレーム、42…ロアプレー
ト、43…アッパプレート、44…回転プレート、45
…アッパフレーム、47…ピン、48…長方形プレー
ト、49…ブラケット、50…回転ロック機構、51…
プランジャ、52…コンプレッションスプリング、55
…ロックレバー、56…ロックプレート、60…スライ
ドブラケットロック機構、61…ガイドプレート、62
…スライドブラケット、63…リンク、64,65…ピ
ン、66…ロックレバー、67…プランジャ、68…コ
ンプレッションスプリング、72…筒状フレーム、73
…レール、80…制御手段、LM1,LM2,LM3,
LM4,LM5…リミットスイッチ、M…電動機、S…
シート本体、SOL1,SOL2…電磁式アクチュエー
タ、SW1…フォワードスイッチ、SW2…バックワー
ドスイッチ、SW3…降車スイッチ、SW4…乗車スイ
ッチ、SW5…イグニッションスイッチ。
ル、12,22…アッパレール、30…電動式駆動機
構、32…スクリューシャフト、34…ギヤナット、3
6…伝動機構、41…ロアフレーム、42…ロアプレー
ト、43…アッパプレート、44…回転プレート、45
…アッパフレーム、47…ピン、48…長方形プレー
ト、49…ブラケット、50…回転ロック機構、51…
プランジャ、52…コンプレッションスプリング、55
…ロックレバー、56…ロックプレート、60…スライ
ドブラケットロック機構、61…ガイドプレート、62
…スライドブラケット、63…リンク、64,65…ピ
ン、66…ロックレバー、67…プランジャ、68…コ
ンプレッションスプリング、72…筒状フレーム、73
…レール、80…制御手段、LM1,LM2,LM3,
LM4,LM5…リミットスイッチ、M…電動機、S…
シート本体、SOL1,SOL2…電磁式アクチュエー
タ、SW1…フォワードスイッチ、SW2…バックワー
ドスイッチ、SW3…降車スイッチ、SW4…乗車スイ
ッチ、SW5…イグニッションスイッチ。
Claims (1)
- 【請求項1】車体フロアに固定したロアレールと、同レ
ールに前後方向へ摺動可能に組付けたアッパレールを有
する左右一対のシートトラック、前記アッパレールを前
記ロアレールに沿って前後方向へ駆動する電動式駆動機
構、車体フロアに沿って回転可能に前記両アッパレール
に組付けた回転体、同回転体に固定したシート本体、前
記回転体を前記アッパレールに対し解除可能にロックす
る電磁作動式回転ロック機構、前記両ロアレールのいず
れか一方に固着したガイドプレートに前後方向へ摺動可
能に組付けたスライドブラケット、一端を前記回転体の
回転中心から偏心した部位に前後方向へ回動可能に連結
し、他端を前記スライドブラケットに前後方向へ回動可
能に連結したリンク、前記スライドブラケットを前記ガ
イドプレートに解除可能にロックする電磁作動式スライ
ドブラケットロック機構、前記アッパレールの前後位置
を検出する前後位置用センサ、前記回転体の回転位置を
検出する回転位置用センサ、シート本体の前後位置を調
整するときに操作する前後調整スイッチ、シート本体を
所定位置から所要量前進しかつ回転した降車位置へ移動
させるとき操作する降車スイッチ、同降車位置から前記
所定位置へ復帰させるときに操作する乗車スイッチ、及
び各スイッチと前記両センサからの信号に基づいて前記
電動式駆動機構、前記電磁作動式回転ロック機構並びに
前記電磁作動式スライドブラケットロック機構の作動を
制御する制御手段を備えたことを特徴とする車両用回転
シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9045891U JPH0540027U (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 車両用回転シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9045891U JPH0540027U (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 車両用回転シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540027U true JPH0540027U (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=13999174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9045891U Pending JPH0540027U (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 車両用回転シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540027U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0992392A2 (en) | 1998-10-09 | 2000-04-12 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
US6572172B1 (en) | 1998-09-10 | 2003-06-03 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Rotating vehicle seat |
KR20160001617A (ko) * | 2015-04-29 | 2016-01-06 | 황성환 | 자동자 리어 시트 받침대 |
KR20160001618A (ko) * | 2014-06-26 | 2016-01-06 | 황성환 | 위치 조절형 자동차 시트 받침대 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP9045891U patent/JPH0540027U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6572172B1 (en) | 1998-09-10 | 2003-06-03 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Rotating vehicle seat |
EP0992392A2 (en) | 1998-10-09 | 2000-04-12 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
KR20160001618A (ko) * | 2014-06-26 | 2016-01-06 | 황성환 | 위치 조절형 자동차 시트 받침대 |
KR20160001617A (ko) * | 2015-04-29 | 2016-01-06 | 황성환 | 자동자 리어 시트 받침대 |
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