JPH0539740U - 連続鋳造設備における旋回式タンデイシユカ− - Google Patents

連続鋳造設備における旋回式タンデイシユカ−

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JPH0539740U
JPH0539740U JP9537691U JP9537691U JPH0539740U JP H0539740 U JPH0539740 U JP H0539740U JP 9537691 U JP9537691 U JP 9537691U JP 9537691 U JP9537691 U JP 9537691U JP H0539740 U JPH0539740 U JP H0539740U
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裕 坂田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回式タンディシュカ−を迅速に移動させる
こと。 【構成】 レ−ドルタ−レット6を備えた連続鋳造設備
に、このレ−ドルタ−レット6を中心とする円形状レ−
ル18を敷設し、このレ−ル18上を走行する旋回式タ
ンディシュカ−17を設け、このタンディシュカ−17
に、冷却水やアルゴンガス等のタンディシュカ−17で
消費されるユ−ティリティ(用役)を供給するに当り、
レ−ドルタ−レット6の中心上方で建屋から吊下したロ
−タリ−ジョイント23を設け、このロ−タリ−ジョイ
ント23に、旋回可能のア−ム24を取付け、このア−
ム24を介して前記ユ−ティリティをタンディシュカ−
17に供給するので、このユ−ティリティ供給装置がタ
ンディシュカ−17の旋回移動に支障を与えず、したが
って、タンディシュカ−17の移動が迅速にできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、連続鋳造設備における旋回式タンディシュカ−に関するものである 。
【0002】
【従来の技術とその課題】
一般に連続鋳造設備に用いられるレ−ドル(とりべ)は、多ストランドの連続 鋳造設備が採用されてから、鋳造ヤ−ドにおけるクレ−ンの干渉、安全および作 業スペ−スの確保等の問題が生じ、レ−ドルタ−レットに載置されるようになっ てきた。一方、このレ−ドルから鋳造床に開口されているモ−ルドへ溶湯を供給 する際、中間分配容器すなわちタンディシュを介して注湯しているが、かかるタ ンディシュは、一般的にはモ−ルドを挟んで敷設されたレ−ルを走行するタンデ ィシュカ−に載置されて、モ−ルド上に臨ませたり、所定の別の位置へ退避させ たりしている。したがって、従来のタンディシュカ−では、タンディシュカ−の 車輪によってモ−ルドの開口部が遮られ、作業性を損なったり、鋳造ヤ−ドのス ペ−スを広くとったり、更にはレ−ル上に溶鋼が滴下したりするので、これを防 ぐため、前記レ−ドルタ−レットに合せて、いわゆる旋回式タンディシュカ−が 提案されている(例えば、特公昭49−26810号公報、特公昭51−194 12号公報、特公昭52−33049号公報等参照)。
【0003】 例えば、前掲の特公昭51−19412号公報に記載の旋回式タンディシュカ −は、レ−ドルタ−レットの旋回中心において、片持ア−ムの基部が旋回自在に 設けられており、この片持ア−ムの先端側にタンディシュカ−が連接されている 。一方、このタンディシュカ−は、鋳造床で、かつ、レ−ドルタ−レットを中心 とする円形状に敷設されたレ−ルを自走するようになっている。そのため、タン ディシュカ−自走用の電力または油圧は、レ−ドルタ−レットの中央柱および片 持ア−ム内を通しタンディシュカ−に取付けられている電気または油圧モ−タに 供給するようになっている。
【0004】 ところで、現在のタンディシュカ−には、そのカバ−を常に冷却するため冷却 水を供給しており、また、タンディシュノズルには溶湯酸化防止のためにアルゴ ンガスを供給しており、更には、タンディシュカ−の重量信号や位置信号等の制 御信号も常に外部より供給している。そのため、冷却水やアルゴンガスや電力等 は連続鋳造設備の運転時には欠かせない消耗品であることから、これらの冷却水 やアルゴンガスや電力等をユ−ティリティ(用役)と総称しているが、このユ− ティリティの供給を、前述の例のようにレ−ドルタ−レットの中央柱の基礎部を 通してタンディシュカ−に供給しようとすれば、レ−ドルタ−レットの基礎部は 巨大な構造物(例えば、直径2〜3mのもの)であるので、この基礎部と、タン ディシュカ−に接続された片持ア−ムの基部とを連結するためには大型化した回 転接手を必要とし、到底、ガス洩れ等のない接手に構成することはできない。
【0005】 そのため、現実には、冷却水やアルゴンガス用の複数本のホ−スをレ−ドルタ −レットを取巻くように配置し、そのホ−ス端をタンディシュカ−に接続し、給 電はレ−ドルタ−レットの外周で円弧状に設けられたケ−ブルベア−により供給 して、ユ−ティリティの供給を行っている。そのため、タンディシュカ−の旋回 範囲は、精々90°または180°が限度となり、しかも、この狭い範囲で往復 させるようになっている。
【0006】 しかしながら、タンディシュカ−はモ−ルド設置位置から予熱位置や準備位置 へ迅速に移動させなければならず、しかも複数台のタンディシュカ−を必要とす るので、かかる現実の設備ではきわめて不便になっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、かかる不便を解消するために案出されたもので、その要旨と するところは、鋳込床上にレ−ドルタ−レットを中心とする円形状のレ−ルを敷 設し、該レ−ル上に、複数台のタンディシュカ−を自走させた旋回式タンディシ ュカ−において、それぞれのタンディシュカ−に、上方に向けてユ−ティリティ 受給体を突設し、該受給体の遊端を、レ−ドルタ−レットの旋回中心部の上方に おいてロ−タリ−ジョイントを介して供給源に接続したことを特徴とする連続鋳 造設備における旋回式タンディシュカ−にある。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例は、2台の旋回式タンディシュカ−を備えた鋼の連続鋳造設備 に好適である。
【0009】 図1は本考案の実施例の側面図、図2は図1のA線に沿う平面図である。 これらの図において、鋳造床1にはモ−ルド2が開口されていて、このモ−ル ド2へ、レ−ドル3に収容された溶鋼4がタンディシュ5を介して連続的に鋳込 まれるようになっている。このレ−ドル3はレ−ドルタ−レット6に載置されて いるが、このレ−ドルタ−レット6には、中央柱の回りを旋回する1対の片持状 ア−ム8,8を設け、これらのア−ム8,8の先端側にフォ−ク部9を形成し、 このフォ−ク部9にレ−ドル3のトラニオン10を載置して、モ−ルド2上にき たレ−ドル3からタンディシュ5へ注湯を続け、空になった旧レ−ドル3はクレ −ン(不図示)によって鋳造ヤ−ドから溶解炉ヤ−ドへ運び出すようになってい る。
【0010】 かかるレ−ドルタ−レット6を更に詳しく述べると、タ−ンテ−ブル11上に は基台12が設けられ、この基台12の中心部に立設されている支持枠13がそ れぞれ設けられていて、この支持枠13に1対の前記片持状ア−ム8の基部が揺 動自在に支持されている。これらのア−ム8の先端側には、側面視でL字状にな ったフォ−ク部9がピン結合部を介して支持されている。また、この左右1対の ア−ム8は水平枠14によって互に連結されており、この水平枠14は基台12 に揺動自在に立設された昇降用シリンダ15にピンで結合されている。 また、このレ−ドルタ−レット6には、前記片持状ア−ム8に平行となった油 圧シリンダからなる姿勢調整用リンク16が設けられていて、このア−ム8は姿 勢調整用リンク16とフォ−ク部9と支持枠13とで平行四辺形リンクを構成し 、この平行四辺形リンクでレ−ドル3を常に水平状に支持している。
【0011】 また、前記タンディシュ5はタンディシュカ−17に上下位置を昇降できるよ うに載置されているが、このタンディシュカ−17は、2台鋳込床上に設けられ ていて、レ−ドルタ−レット6を中心に敷設されたレ−ル18,18上を不図示 の油圧または電気モ−タにより自走するようになっている。また、タンディシュ 5にはカバ−19が設けられており、このカバ−19には冷却水ジャケットやプ ラズマ過熱装置(不図示)が取付けられている。更に、タンディシュ5にはモ− ルド2へ溶鋼4を鋳込むためのタンディシュノズル20が設けられていて、これ には常時アルゴンガスが供給されている。
【0012】 ここにおいて、本実施例のタンディシュカ−17には、特に、電源供給トロリ −線21がレ−ドルタ−レット6の基台12側に突設して設けられていて、基台 12側からタンディシュカ−17のモ−タへ給電している。また、前記冷却水や アルゴンガス等のユ−ティリティを供給するため、それぞれのタンディシュカ− 17には、上方に向けてユ−ティリティ受給体25を突設し、この受給体25の 遊端を、ア−ム24を介して、不図示の供給源にそれぞれ接続している。すなわ ち、これらのア−ム24の基端は、レ−ドルタ−レット6の旋回中心部の上方に おいて建屋に取付けられたクレ−ンガダ−22からブラケット22aを介して設 けられたロ−タリ−ジョイント(スイベルジョイント)23を介して、供給源に それぞれ接続されている。
【0013】 次に、本実施例の作用を述べると、鋳込みが完了してモ−ルド2を交換すると きや鋳片の大きさを変更するときには、今迄使用してきたタンディシュ5を移動 させておきモ−ルド2を取出すが、そのときこのタンディシュ5は、電源供給ト ロリ−線21から給電されてモ−タが駆動され旋回移動して退避する。そして、 ユ−ティリティ受給体25やア−ム24はタンディシュカ−17に接続されたま までロ−タリ−ジョイント23を介して同じように旋回する。このタンディシュ カ−17に対するユ−ティリティの供給は、ア−ム24→ユ−ティリティ受給体 25内を通ってタンディシュカ−17に供給される。
【0014】 また、多連鋳を行うときには、タンディシュノズル20の交換やライニングの 張替えのため、新旧のタンディシュ5を迅速に交換する必要があって、新タンデ ィシュカ−17は予熱位置からモ−ルド設置位置へ、旧タンディシュカ−17は モ−ルド設置位置から準備位置へと迅速に移動させ、しかも正確な位置に停止さ せる必要があるが、この場合も、ユ−ティリティ受給体25やア−ム24はタン ディシュカ−17に接続されたまま、360°の範囲で一方向に旋回できる。な お、多連鋳に用いられるタンディシュ5は45ton 容量の超大型のものも使用さ れるが、そのため、タンディシュ5の重量信号も重要な制御要素であるので、こ の信号もユ−ティリティ受給体25やア−ム24を介して中央演算装置(不図示 )へ送られる。 なお、本考案のロ−タリジョイントには、制御信号を伝達する信号線用の回転 継手を内蔵してもよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、タンディシュカ−が必要とするユ−ティリティ(用役)を、 レ−ドルタ−レットの旋回中心部の上方より、ロ−タリ−ジョイントを介して、 タンディシュカ−に供給するので、タンディシュカ−の移動が自動化でき、しか も、広い範囲で自由に行われる。その結果、タンディシュの交換が迅速化でき、 連続鋳造設備の生産性が向上する。また、ロ−タリ−ジョイントを用いたので、 安価に構成できて、設備費のコストアップには影響しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の実施例の側面図である。
【図2】図2は図1のA線に沿う平面図である。
【符号の説明】
5…タンディシュ、6…レ−ドルタ−レット、17…タ
ンディシュカ−、18…レ−ル、23…ロ−タリ−ジョ
イント、24…ア−ム、25…ユ−ティリティ受給体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳込床上にレ−ドルタ−レットを中心と
    する円形状のレ−ルを敷設し、該レ−ル上に、複数台の
    タンディシュカ−を自走させた旋回式タンディシュカ−
    において、 それぞれのタンディシュカ−に、上方に向けてユ−ティ
    リティ受給体を突設し、該受給体の遊端を、レ−ドルタ
    −レットの旋回中心部の上方においてロ−タリ−ジョイ
    ントを介して供給源に接続したことを特徴とする連続鋳
    造設備における旋回式タンディシュカ−。
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KR100338703B1 (ko) * 2000-09-07 2002-05-30 신현준 연속주조공정에서 래들 터렛의 회전을 위한 속도 프로파일생성방법
CN111318681A (zh) * 2020-03-29 2020-06-23 无锡巨力重工股份有限公司 带位置检测的承载罐座

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