JPH0539501U - 口腔鏡装置 - Google Patents
口腔鏡装置Info
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- JPH0539501U JPH0539501U JP1933591U JP1933591U JPH0539501U JP H0539501 U JPH0539501 U JP H0539501U JP 1933591 U JP1933591 U JP 1933591U JP 1933591 U JP1933591 U JP 1933591U JP H0539501 U JPH0539501 U JP H0539501U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】口腔鏡の使用後の消毒を完全に行うことを可能
にし、口腔鏡使用にともなう、患者間の種々の感染を防
止する口腔鏡装置。 【構成】口腔鏡本体1の先端部に、対物光学系7等を覆
うように透明なカバー10を着脱可能なように取付け
る。口腔鏡の使用後の消毒は、この透明なカバー10を
取付けたまま行うか、あるいは透明なカバー10を使い
捨て方式にし、消毒操作を省く。
にし、口腔鏡使用にともなう、患者間の種々の感染を防
止する口腔鏡装置。 【構成】口腔鏡本体1の先端部に、対物光学系7等を覆
うように透明なカバー10を着脱可能なように取付け
る。口腔鏡の使用後の消毒は、この透明なカバー10を
取付けたまま行うか、あるいは透明なカバー10を使い
捨て方式にし、消毒操作を省く。
Description
【0001】
この考案は、例えば歯科診断に用いられる口腔鏡装置に関する。
【0002】
例えば虫歯等を治療するために、口腔内に挿入して口腔内を観察するいわゆる 口腔鏡装置が広く知られている。
【0003】 従来の口腔鏡装置は、例えば以下のように構成されている。口腔鏡本体の先端 部には、虫歯等の被観察部を照らすと共に、被観察部を拡大して撮影、観察等す るための対物光学系が設けられている。口腔鏡本体には、前記被観察部に光を照 射するための光源装置、被観察部からの反射光を画像変換するための制御装置等 が接続されており、観察者(歯医者)は患者の口腔内の被観察部をモニタによっ て観察するようになっている。
【0004】 このような口腔鏡装置の使用に伴い観察者は、患者間の種々の感染を防ぐため に、口腔鏡本体の先端部を一人の患者の口腔内の観察が終了する毎に消毒を行っ ている。
【0005】
しかし、上記口腔鏡装置では以下に述べる欠点がある。
【0006】 口腔鏡本体の先端部にある対物光学系は、そのまま露出した状態にあるために 、使用後の消毒、洗浄は、アルコール等を浸した布等で拭く程度しかできない。 すなわち、より強力な消毒作用を有する薬液に浸漬させると、対物光学系に悪影 響を及ぼすために、完全消毒を行うことができない。このため、患者間における 種々の感染を完全に防ぐことができなかった。
【0007】 この考案は、対物光学系に悪影響を及ぼすこと無く、口腔鏡の使用後の消毒を 完全に行うことを可能にし、口腔鏡使用にともなう患者間の種々の感染を完全に 防止する、口腔鏡装置を提供することを目的とする。
【0008】
前記課題を解決するために、本考案の口腔鏡装置は、口腔鏡本体と、この口腔 鏡本体に取付けられ口腔内の被観察物を観察可能にする対物光学系と、前記対物 光学系を覆うように、口腔鏡本体に着脱自在な透明カバーと、を有することを特 徴としている。
【0009】
口腔鏡本体の先端部に、対物光学系を覆うように耐消毒薬品性を有する透明な カバーを着脱自在に配し、口腔鏡の使用後にカバーを装着したまま消毒薬に浸漬 させて口腔鏡の消毒を行う。あるいは、口腔鏡の使用後にカバーを取外して捨て 去ることにより、口腔鏡使用時における患者間の感染を防止する。
【0010】
以下、本考案の実施例を添付図面に沿って具体的に説明する。
【0011】 図1は、口腔鏡本体の先端部を拡大した断面図である。口腔鏡本体1の先端部 端面には、対物光学系の一部を構成する歯等の被観察物3を照らすための1対の 照明ランプ5が取付けられている。この照明ランプ5は、口腔鏡本体の外部にあ る図示されていない光源装置に接続されており、被観察物3に対して光を照射す る。さらに、口腔鏡本体1の先端部端面には、照明ランプ5によって照射された 被観察物3の反射光を受光するための対物光学系7が取付けられている。この対 物光学系7における被観察物3の像は、図示されていない制御装置等を介して、 口腔鏡本体1の外部の図示されていないモニタに表示されるようになっている。
【0012】 口腔鏡本体1の先端部は、前記対物光学系7を覆うように、透明カバー10が 嵌入可能となっている。この透明カバー10には1対のねじ穴が形成されており 、口腔鏡本体1の先端部の外周面には前記ねじ穴に一致するようにねじ溝が切ら れている。図1において、透明カバー10は、ねじ12によって口腔鏡本体1に 取付けられた状態となっている。透明カバー10と口腔鏡本体1との間にはOリ ング14が介在されており、前記対物光学系7への薬液の侵入を防止している。 かくして、透明カバー10と口腔鏡本体1とは、ねじ12によって着脱自在とな っており、透明カバー10が口腔鏡本体1に取付けられた場合、両者はシールさ れるようになっている。
【0013】 透明カバー10と口腔鏡本体1との着脱は、ねじ12によるもののほか、はめ 込み式にしてワンタッチで行えるように構成することができる。あるいは、透明 カバー10の内周面および口腔鏡本体1の先端部外周面にねじ溝を切って、ねじ 込み方式に構成しても良い。また、透明カバー10と口腔鏡本体1とは水密構造 にすればよいので、Oリングのみに限定する必要はない。また、透明カバー10 は、口腔鏡使用後の消毒のための薬液浸漬に耐える透明材料であれば良い。
【0014】 この実施例では、対物光学系7の先端から透明カバー10の先端面までの距離 Dを対物光学系のワーキングディスタンスに一致させており、透明カバー10の 先端面を被観察物3の表面に密着させれば、即焦点が合って観察可能なように構 成されている。この場合、寸法Dを対物光学系のワーキングディスタンスより充 分短く構成し、対物光学系側に合焦機構(手動でも自動でも可)を持たせること により、離れた位置にある被観察物の鮮明な像を得ることもできる。
【0015】 また、この実施例では、透明カバーの被観察物に当接する面が硬質なものとな っているが、この面を伸縮性のある柔軟な材質で構成しても良い。このようにす ると、歯のような硬質で凹凸のある面の観察にさらに都合の良いものにすること ができる。
【0016】 さらに、透明カバー10の材質を安価なものにし、使い捨て方式としても良い 。こうすれば口腔鏡使用後の消毒操作を省くことができ、透明カバー10を取り 替えるだけで、直ちに別の患者に対して使用することができる。 市販されている口腔鏡には、例えば図2に示すような撮像素子15を有する側 視型のものもあるが、本願考案は、この様なものにも応用することができる。 前述した実施例のほかに以下のように構成することもできる。
【0017】 フィルム状を成すカバー材を溶媒中に分散させ、この液体を口腔鏡の対物光学 系付近にスプレーする。このスプレーされたカバー材を乾燥させることにより、 対物光学系付近に剥離可能なカバーフィルムが形成される。そして、口腔鏡の使 用後にフィルムを剥離して捨て去れば、口腔鏡の対物光学系は常に清潔に保たれ るため、患者間の感染防止を図ることができる。この場合、患者毎にスプレー操 作をすれば良い。
【0018】 本考案は、上述した型式の口腔鏡に限られず、いかなる型式の口腔鏡にも応用 することができる。例えば、対物光学系7の部分に対物鏡が取付けられており、 口腔内を外部から観察することができるような口腔鏡にも応用することができる 。
【0019】
以上説明したように本考案の口腔鏡装置によれば、口腔鏡本体の先端部にある 対物光学系等をカバー部材によって覆うように構成されている。このため、口腔 鏡の使用後の消毒は、精密かつ微細な対物光学系を薬液に浸漬させることなく行 うことができる。すなわち、対物光学系等に悪影響を及ぼすことなく、より強力 な消毒作用を有する薬液に浸漬させることができ、完全消毒を行うことができる 。このため、患者間における種々の感染を完全に防ぐことができる。
【図1】本考案に係る口腔鏡装置の口腔鏡本体の先端部
を拡大した断面図。
を拡大した断面図。
【図2】本考案に係る口腔鏡装置の口腔鏡本体部分の構
成を示す側面図。
成を示す側面図。
1…口腔鏡本体、3…被観察、7…対物光学系、10…
透明カバー。
透明カバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西下 英樹 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 口腔鏡本体と、この口腔鏡本体に取付け
られ口腔内の被観察物を観察可能にする対物光学系と、
前記対物光学系を覆うように、口腔鏡本体に着脱自在な
透明カバーと、を有することを特徴とする口腔鏡装置。 - 【請求項2】 口腔鏡本体と、この口腔鏡本体に取付け
られ口腔内の被観察物を観察可能にする対物光学系とを
有する口腔鏡装置において、前記対物光学系に、剥離可
能で透明なカバーフィルムを形成し、対物光学系の汚染
防止を果たすことを特徴とする口腔鏡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991019335U JP2550961Y2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 口腔鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991019335U JP2550961Y2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 口腔鏡装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0539501U true JPH0539501U (ja) | 1993-05-28 |
JP2550961Y2 JP2550961Y2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=11996537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991019335U Expired - Lifetime JP2550961Y2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 口腔鏡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550961Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0717207U (ja) * | 1993-09-03 | 1995-03-28 | 株式会社モリタ製作所 | 医療用カバー |
WO2006073039A1 (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-13 | Tma Corporation | 口腔内カメラ |
JP2011525132A (ja) * | 2008-06-18 | 2011-09-15 | スターリング・エルシー | 焦点距離を画定する透明な内視鏡ヘッド |
KR20210020801A (ko) * | 2019-08-14 | 2021-02-24 | 비엔엘바이오테크 주식회사 | 마이크로 미러를 구비하는 치과용 리트렉터 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1942829A1 (en) * | 2005-11-04 | 2008-07-16 | The Procter and Gamble Company | Multi-function oral care device |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0233120A (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-02 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡の先端部 |
JPH02132409A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-05-21 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡の先端部 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP1991019335U patent/JP2550961Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02132409A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-05-21 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡の先端部 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2550961Y2 (ja) | 1997-10-15 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970513 |