JPH0539431Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0539431Y2
JPH0539431Y2 JP19909987U JP19909987U JPH0539431Y2 JP H0539431 Y2 JPH0539431 Y2 JP H0539431Y2 JP 19909987 U JP19909987 U JP 19909987U JP 19909987 U JP19909987 U JP 19909987U JP H0539431 Y2 JPH0539431 Y2 JP H0539431Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot air
section
air supply
blowing
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19909987U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01102681U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19909987U priority Critical patent/JPH0539431Y2/ja
Publication of JPH01102681U publication Critical patent/JPH01102681U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0539431Y2 publication Critical patent/JPH0539431Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種電子機器、その部品、各種材料
等の乾燥、熱処理等に使用される恒温槽に関す
る。
〔従来の技術〕
この種恒温槽には様々のタイプのものがある
が、代表的なものとして実公昭60−23674号公報
に開示される恒温槽がある。また、実開昭59−
60492号公報に開示される恒温槽もある。
実公昭60−23674号公報に開示される恒温槽は、
実質的に第2図に示されるような構造をしてい
る。すなわち、扉10により開閉される開口部1
1を有し、該開口部に対向する内奥部に熱風吹出
し部3を備え、内周側部のうち上側に吹出し部3
へ熱風を供給する熱風供給部2を備え、扉10の
内側に閉扉時に熱風供給部2に上端部43が連通
する吸気部4を備えたものである。
この恒温槽1′においては、熱風供給部2の加
熱ヒータ21により発生した熱気はフアン22に
て熱風吹出し部3へ送られ、該吹出し部のフイル
タ31を通つて吹出し面32から、恒温槽物品収
容部12へ吹き出し、そこから吸気部壁41に設
けた通気孔411へ吸い込まれ、再び熱風供給部
2へ戻される。
熱風吹出し部3の期待吹出し面32には、物品
収容部全体にできるだ均一に熱風が流れるよう
に、通常は、風向きを調節するレジスタ33や開
孔位置、大きさ等を工夫した図示しないパンチ孔
付きボード(パンチング板)が配置される。
前記実開昭59−60492号公報に開示される恒温
槽は、第2図に示す恒温槽の熱風供給部を下側部
分13へ配置したような恒温槽である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第2図に示す恒温槽において
は、熱風供給部2から熱風吹出し部3へ供給され
た熱気の一部は恒温槽内奥壁14に沿つて移動
し、該内奥壁に熱を奪われて温度低下しつつその
まま熱風供給部2とは反対側の部分13の端に臨
む部分34へ到り、そこから該反対側部分13に
沿つて吸気部4の方へ流れようとする。そして、
熱風供給部2から熱風吹出し部3へ供給された熱
気の残部は吹出し部3の吹出し面32から物品収
容部12へ向け吹き出し、さらにそのうち一部は
物品収容部の前記熱風供給部とは反対側の部分1
3へ向けて進む。従つて、部分13へ向け進む気
体が、吸気部4へ向け流れようとする前記温度が
低下した気体の流れを乱し、物品収容部全体の温
度分布を乱すという問題がある。
この問題は、熱風供給部が恒温槽内周側部の上
側にある場合に特に発生しやすいが、いずれにあ
る場合でも、従つて実開昭59−60492号公報に開
示される恒温槽の場合でも生じる問題である。
第2図に示す恒温槽のような熱風供給部2が上
側にあるときには、低温の空気は自然と下方へ落
下するものであるから、物品収容部の前記反対側
部分13は温度が低下しやすく、しかも、そこへ
吹き出した気体がその低温気体の流れを乱して、
収容部全体の温度分布を乱しやすい。
そこで本考案の目的は、前記従来恒温槽に比べ
ると、恒温槽内周側部のうち前記熱風供給部とは
反対側部分付近の温度を物品収容部の中央部の温
度にできるだけ近づけ、該収容部全体の温度分布
を良好にして全体の温度をできるだけ均一に維持
できるようにした恒温槽を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的にしたがい、扉により開閉さ
れる開口部を有し、前記開口部に対向する内奥部
に熱風吹出し部を備え、内周側部のいずれかに前
記吹出し部へ熱風を供給する熱風供給部を備え、
前記扉の内側に閉扉時に前記熱風供給部に連通す
る吸気部を備えた恒温槽において、前記内周側部
のうち前記熱風供給部と反対側の部分に前記熱風
吹出し部及び前記吸気部に連通するダクト部を設
けたことを特徴とする恒温槽を提供する。
〔作用〕
本考案恒温槽によると、熱風供給部から出て、
熱風吹出し部へ供給された熱風は、その一部が熱
風吹出し部の吹出し面から物品収容部へ吹き出
し、該収容部の温度を所望温度に維持しつつ反対
側の吸気部へ吸い込まれ、そこから再び熱風供給
部へ戻る。
また、吹出し部へ供給された熱風の残部は恒温
槽内奥壁に沿つて反対側端へ進み、そこから前記
ダクト部を介して吸気部へ吸い込まれ、再び熱風
供給部へ戻される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図を参照しつつ説
明する。
第1図に示す実施例恒温槽1は、前記第2図に
示す従来例と、槽内底部13にダクト部5を設け
た点を除いて、実質上同一である。
該ダクト部は、底部13に筒体を配置する、底
部13に板体を架設する等して容易に形成するこ
とができる。ダクト部5の一端部51は吹出し部
3の下端部34に、また、他端部52は吸気部4
の下端部42にそれぞれ連通している。
この実施例によると、熱風供給部2から出て熱
風吹出し部3へ供給された熱風は、その一部が熱
風吹出し部のフイルタ31の吹出し面32から物
品収容部12へ吹き出し、該収容部の温度を所望
温度に維持しつつ反対側の吸気部壁41の通気孔
411へ吸い込まれ、吸気部4内を通つてその上
端部43から再び熱風供給部2へ戻るように循環
する。
また、吹出し部3へ供給された熱風の残部は、
恒温槽内奥壁14に沿つて次第に温度が低下しつ
つ反対側端部34へ進み、そこからダクト部5へ
吸い込まれ、更に吸気部4の下端部42へ吸い込
まれ、再び熱風供給部2へ戻される。
槽内奥壁14に沿つて熱風供給部2とは反対側
へ移動した温度が低下した気体はダクト部5内を
通過するので、熱風吹出し面32から物品収容部
12へ吹き出される気体によつて乱されることな
く、ストレートに吸気部4へ吸い込まれて行く。
また、このダクト部5の断熱作用も手伝つて、物
品収容部12内の温度分布は、該ダクト部が無い
場合と比較すると極めて良好な状態に保たれ、収
容部12全体の温度が従来より均一に維持され
る。
前記実施例においては、吹出し面32に風向き
調節用レジスタや風量調節用のパンチング板が設
けられていないが、ダクト部5が存在することに
より、また、レジスタ等が無い分だけ圧力損失が
減少して循環風量が増すことにより、収容部12
の温度分布は良好となる。もつとも、必要に応
じ、レジスタやパンチング板等を設けることもで
きる。
また、吸気部4の壁41の通気孔411は、槽
内温度分布をより良好にするために、その数、大
きさ、位置等を適等に定めることができる。
〔考案の効果〕
本考案によると、扉により開閉される開口部を
有し、前記開口部に対向する内奥部に熱風吹出し
部を備え、内周側部のいずれかに前記吹出し部へ
熱風を供給する熱風供給部を備え、前記扉の内側
に閉扉時に前記熱風供給部に端部が連通する吸気
部を備えた恒温槽にして、従来の同種恒温槽と比
較して構造を格別複雑にしたり、製作コストを著
しく増大させたりすることなく、簡単に、一層確
実に、槽内物品収容部の温度分布を良好にして全
体の温度をできるだけ均一に維持できる恒温槽を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
従来例の断面図である。 1……恒温槽、10……扉、11……開口部、
12……物品収容部、13……熱風供給部とは反
対側の部分、2……熱風供給部、3……熱風吹出
し部、4……吸気部、5……ダクト部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉により開閉される開口部を有し、前記開口部
    に対向する内奥部に熱風吹出し部を備え、内周側
    部のいずれかに前記吹出し部へ熱風を供給する熱
    風供給部を備え、前記扉の内側に閉扉時に前記熱
    風供給部に連通する吸気部を備えた恒温槽におい
    て、前記内周側部のうち前記熱風供給部と反対側
    の部分に前記熱風吹出し部及び前記吸気部に連通
    するダクト部を設けたことを特徴とする恒温槽。
JP19909987U 1987-12-28 1987-12-28 Expired - Lifetime JPH0539431Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19909987U JPH0539431Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19909987U JPH0539431Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01102681U JPH01102681U (ja) 1989-07-11
JPH0539431Y2 true JPH0539431Y2 (ja) 1993-10-06

Family

ID=31489568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19909987U Expired - Lifetime JPH0539431Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0539431Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01102681U (ja) 1989-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005503529A (ja) コンピュータラック熱抽出装置
JPH0539431Y2 (ja)
JPH0747452Y2 (ja) 暖房装置
JPS585859Y2 (ja) 空気調和機
JPH01184348A (ja) 建物の空調装置とその天井構造
CN209526961U (zh) 一种烘干设备
JP2506462Y2 (ja) 空気調和装置
JPH0525795U (ja) 放熱装置
JPS5846338Y2 (ja) 冷暖房用空気吹出装置
JP2558364Y2 (ja) オーブン電子レンジ
JPH038895Y2 (ja)
JPS6034985Y2 (ja) 加熱調理器
JPS589597Y2 (ja) 被服等の乾燥装置
JPH0320711Y2 (ja)
JPS6122205Y2 (ja)
JPS5919203Y2 (ja) 熱風循環装置を備えた電子レンジ
JPH0422236Y2 (ja)
KR850005600A (ko) 온풍난방기
JPS6213518Y2 (ja)
JPS6333050B2 (ja)
KR20240076573A (ko) 데이터센터 고발열 서버 냉각 시스템
KR870011425A (ko) 고주파 가열장치
JPS6241129Y2 (ja)
JPH057753Y2 (ja)
JPH0247402Y2 (ja)