JPH0539426U

JPH0539426U - 調理器

Info

Publication number: JPH0539426U
Application number: JP088793U
Authority: JP
Inventors: 幹船久保
Original assignee: 東芝ホームテクノ株式会社
Priority date: 1991-10-29
Filing date: 1991-10-29
Publication date: 1993-05-28

Abstract

(57)【要約】【目的】調理器本体の収納を簡単で手間を掛けずに、
しかも何回でも行えるようにする。【構成】下ケース２に調理器本体６を収納固定すると
ともに、上ケース３に一対のヒンジ部材14を固着し、こ
のヒンジ部材14を介して下ケース２と上ケース３とを連
結する。【効果】ヒンジ部材14により下ケース２と上ケース３
とを連結し、この下ケース２及び上ケース３をヒンジ部
材14により折り畳むだけで調理器本体６を収納保管でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はホットプレートなどの調理器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ホットプレートなどの調理器は、一度に大量の調理ができることから、一般家庭の食卓上で手軽に利用されている。このような調理器の不使用時においては、調理器本体の両側を発泡スチロール材からなる緩衝用のパッキンにより嵌合固定して、これを梱包時に使用する段ボール箱の全般に装入するとともに、付属の蓋体，電源コード，へらなどを段ボール箱あるいはパッキンの空スペース内に入れることによって、これらを一体に持ち運んで収納保管を行うようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来技術においては、パッキンと調理器本体とを一体にした状態で段ボール箱の中に収納するため、パッキンを両手で押さえながら調理器本体を段ボール箱より出し入れしなければならず、その作業が面倒なことと、パッキンが発泡スチロール性で壊れやすく、調理器本体を数回出入れするだけで簡単に破損してしまうことから、次第に調理器自体の使用頻度が少なくなって、その利用価値が低下するという虞れを有していた。

【０００４】そこで本考案は上記問題点を解決して、簡単で手間を掛けずに、しかも何回でも収納することの可能な調理器を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案はヒンジ部を介して着脱自在に連結される上ケースおよび下ケースからなる箱体と、この箱体の上ケースまたは下ケースに収納される調理器本体とからなるものである。

【０００６】

【作用】

上記構成によって、不使用時においてヒンジ部を介して上ケースと下ケースととを連結し、この上ケースと下ケースとからなる箱体を折り畳んだ状態で調理器本体を収納保管する。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を添付図面を参照して説明する。

【０００８】図１及び図２は本考案の一実施例を示しており、同図において、１は一対の下ケース２及び上ケース３からなるアタッシュケース形状の箱体である。下ケース２の開口部４には、調理用プレート５に図示しない電気ヒータを配設してなる調理器本体６を収納固定し、また、前記開口部４と調理器本体６間に調理時に使用するへら板７を配設する。一方、上ケース３の内方には蓋体８を収納する支持部材９と、外部と電気的な接続を行う電源コード10の収納部11とをそれぞれ形成するとともに、外側面に一対のロック釦12と、略Ｕ字状に形成された持運び用の把手13とを固着する。14は上ケース３の内側面に固着された開閉自在な一対のヒンジ部としてのヒンジ部材であり、各ヒンジ部材14の先端側に貫通孔15を形成し、この貫通孔15に係止する先端部を径大に形成した突起16を下ケース部２の開口部４の内側に配設して、下ケース２と上ケース３とを着脱自在に連結する。尚、17 は前記ロック釦12を掛止する一対のストッパー孔、18は前記電源コード10に連結するプラグ、19は開閉自在なプラグ蓋である。

【０００９】そして、使用時においては、図２に示すように、双方のロック釦12をストッパー孔17より外して、上ケース３を下ケース２より起こし、その後、貫通孔15と突起16との係止を解くことによって、下ケース２と上ケース３とを分離させる。この状態で、収納部11より電源コード10を取出してその一端をプラグ18に接続し、この電源コード10を介して所定の電圧が調理器本体６に供給されることにより、調理用プレート５は加熱する。尚、調理中においては、必要に応じてへら板７や蓋体８が用いられる。

【００１０】一方、不使用時においては、電源コード10をプラグ18より外して収納部11内に入れて、プラグ蓋19を閉じるとともに、蓋体８を支持部材９に装着し、さらに、へら板７を下ケース２に入れる。そして、双方の貫通孔15と突起16とをそれぞれ係止して、下ケース２と上ケース３とを連結させ、ヒンジ部材14によって上ケース３を下ケース２上に折り重ねた状態で閉じて、ロック釦12を掛止める。こうして、調理器本体６は箱体１内に収納状態となり、把手13により調理器本体６を持ち運んで、任意の場所に移動して保管する。

【００１１】このように、上記実施例においては、ヒンジ部材14の貫通孔15と突起16とにより、調理器本体６を収納した下ケース２と上ケース３とは着脱自在な状態で連結されるため、不使用時にはヒンジ部材14により下ケース２と上ケース３とを折り畳むだけで、簡単にしかも手間を掛けずに調理器本体６を収納保管することが可能となる。

【００１２】また、従来例のようなパッキンと段ボール箱とによる収納とは異なり、調理器本体６の数回の出入れによって箱体１やヒンジ部材14が破損する虞れはなくなるため、調理器自体を長期にわたって手軽に利用することが可能となる。

【００１３】なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく本考案の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、例えば、実施例中においては上ケースと別のヒンジ部材を用いたものを示したが、上ケースと一体のヒンジ部を形成するようにしてもよく、また、このヒンジ部を下ケース側に固設するようにしてもよい。さらに、調理器本体はホットプレートに限らず、各種タイプのものに適応することができる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案はヒンジ部を介して着脱自在に連結される上ケースおよび下ケースからなる箱体と、この箱体の上ケースまたは下ケースに収納される調理器本体とからなるものであり、簡単で手間を掛けずに、しかも何回でも収納することの可能な調理器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。

【図２】本考案の一実施例を示す下ケースより上ケース
を外した状態の斜視図である。

【符号の説明】

１箱体２下ケース３上ケース６調理器本体 14 ヒンジ部材（ヒンジ部）

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ヒンジ部を介して着脱自在に連結される
上ケースおよび下ケースからなる箱体と、この箱体の上
ケースまたは下ケースに収納される調理器本体とからな
ることを特徴とする調理器。