JPH0539244Y2 - - Google Patents

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JPH0539244Y2
JPH0539244Y2 JP8869289U JP8869289U JPH0539244Y2 JP H0539244 Y2 JPH0539244 Y2 JP H0539244Y2 JP 8869289 U JP8869289 U JP 8869289U JP 8869289 U JP8869289 U JP 8869289U JP H0539244 Y2 JPH0539244 Y2 JP H0539244Y2
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hose
holder
retaining clip
flange
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ホースの中間保持機構に関する。さ
らに詳しくは、容易に脱落しないようにしたホー
スの中間保持機構に関する。
[従来の技術] 車輌などに取りつけられるブレーキホースなど
のホースは、その中間部が振動や屈曲などにより
車輌などの本体と接触し摩耗してしまうために、
ホース中間部を車輌本体に固定保持せしめること
が必要となる。
そのために、ホースに中間保持具を組みつけ、
その中間保持具を車輌本体に固定された取付ブラ
ケツトに固定するようにしている。
そのような中間保持具の固定は、従来は第7図
に示すように、取付けブラケツト3に中間保持具
2を差しこみ、中間保持具2の嵌合溝に抜止クリ
ツプ4を挿入して取りつけるようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] 前記従来の中間保持機構では、車輌の振動など
が原因で抜止クリツプ4が抜け落ちると、中間保
持具2も取付ブラケツト3から脱落してしまうと
いう問題がある。
そこで本考案は、抜止クリツプが抜け落ちて
も、容易に取付ブラケツトから脱落することのな
い中間保持機構を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案のホースの中間保持機構は、 (a) ホースの中間部に固定された中間保持具と、
該保持具が挿入される取付ブラケツトと、前記
保持具を取付ブラケツトに固定する抜止クリツ
プとからなるホースの中間保持機構であつて、 (b) 前記保持具は、ホースの中間部に外挿固定さ
れた胴部を有し、該胴部上に廻り止め突起を有
するフランジと、取付ブラケツトの挿入口に挿
入されるボス部と、抜止クリツプを差し込むた
めの嵌合溝と、長方形状の係合片とがその順で
形成され、 (c) 前記取付ブラケツトには、前記係合片と略同
形状の長方形状の挿入孔が形成され、かつ前記
フランジの廻り止め突起と係合する係合凹部が
形成されており、 (d) 前記係合片は、その長手方向長さが前記挿入
孔の長さより長くなつており、 (e) 前記抜止クリツプは、取付ブラケツトの表面
と中間保持具の係合片との間に差し込まれる二
又状の板材であつて、該二又状部分は側面視で
湾曲しており、前記差し込み状態において、前
記二又状部分の弾力性によつて中間保持具のフ
ランジを取付ブラケツトの裏面に圧着するよう
に構成されている。
[作用] 本考案においては、中間保持具を取付ブラケツ
トに固定した状態において、フランジの廻り止め
突起が取付ブラケツトの係合凹部に係合してい
る。この取付け状態で係合片の長手方向は取付ブ
ラケツトの挿入孔の長手方向を向いているが、係
合片の長さが挿入孔よりも長いので、かりに抜止
クリツプが抜け落ちたばあいにも、係合片が挿入
孔の縁部に引掛かり、中間保持具が簡単に脱落す
ることが防止される。
[実施例] つぎに、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。
第1図は本考案におけるホースの中間保持具の
一実施例の斜視図、第2図は本考案における取付
ブラケツトの平面図、第3図は第2図におけるI
−I線部分断面図、第4図は第2図における−
線部分断面図、第5a図ないし第5c図は同実
施例の中間保持具2を取付ブラケツト3に挿入固
定する過程を示す説明図、第6図は同実施例の中
間保持具2が取付ブラケツト3に引掛かつている
状態を示す一部断面正面図である。
第1図において、1はゴムホース、2はゴムホ
ース1に組付けられた中間保持具である。その中
間保持具2はゴムホース1が内部に挿入される胴
部2a上にフランジ2bと、後述する取付ブラケ
ツトの挿入孔に挿入されるボス部2cと、抜止ク
リツプ(図示されていない)が挿入される嵌合溝
2dおよび係合片2eがその順に設けられてい
る。2fはフランジ2bに形成された廻り止め突
起である。
前記中間保持具2が挿入固定されるブラケツト
3は第2図ないし第4図に示すように形成されて
いる。第2図において3aは挿入孔であり、その
挿入孔3aは中間保持具2のボス部2cに沿わせ
られる円弧部3cと円弧部3cの両側に角状に切
欠いた角部3bとによつて前記係合片2eより長
さの短い長方形状に形成されている。そして第3
図および第4図に示すように角部3bは、プレス
加工によつて押出され、その部分は、取付ブラケ
ツト3の他の肉厚部分より図中下方に偏寄してい
る。3fは一方の角部に形成された前記廻り止め
突起25と係合する係合凹部である。
中間保持具2の前記係合片2eは、第3図に示
されている取付ブラケツト3の挿入孔3aよりも
やや長さの長い長方形の板材であり、その長手方
向がフランジ2bに形成された突起2fに対し約
180°ずれた反対方向に向けられて、固定されてい
る。
この実施例においては、係合片2eの長さが挿
入孔3aよりも長いために、中間保持具2の取付
ブラケツト3への挿入固定は第5a図ないし第5
c図に示すようにして行われる(なおこれらの図
面において取付ブラケツト3は第2図における
−線断面が示されている)。まず第5a図に示
すように、中間保持具2を斜めにして係合片2e
の一方の端部を挿入孔3a内に挿入し、ついで他
方の端部を矢印Y方向に押して、第5b図に示す
ように挿入孔3aを通過させる。つぎに中間保持
具2を約180度回転させて取付ブラケツト3の係
合凹部3fにフランジ2bの突起2fを向い合せ
る。そして第5c図に示すように、ボス部2cを
円弧部3cに沿うように挿入し、嵌合溝2dに抜
止クリツプ4を差し込んで固定する。
この抜止クリツプ4は平面視で二又状であり、
その開放端側の一部は前記嵌合溝2dの直径より
も幅の狭い部分を形成している。また前記二又部
分は側面視で湾曲している(第5c図参照)。し
たがつて前記差込み状態において、フランジ2b
は抜止クリツプ4の弾力性によつて、取付ブラケ
ツト3の裏面に圧着されている。
そして抜止クリツプ4は通常の使用状態では、
人為的に引き抜かないかぎり抜けないようになつ
ている。したがつて第5c図に示す固定状態にあ
つては通常の状態で使用されている限り、中間保
持具2の脱落ということはほとんど起りえない。
ところが異常な振動がくわわつたばあいとか、
抜止クリツプ4が損傷していたばあいなど、異常
な原因によつて前記の抜止クリツプ4が抜け落ち
てしまうばあいがある。
本実施例で抜止クリツプ4が抜け落ちたばあい
は、第6図に示すように係合片2eが挿入孔3a
の縁部に引掛かる。しかもその係合片2eはその
長手方向の長さが挿入孔3aよりも長いので、振
動などによつていくら中間保持具2が回転しても
脱落することはない。第5a図から第5c図に示
されている挿入過程が逆に行われれば脱落させら
れるが、そのような複雑な、動きが自然に起るこ
とは事実上ありえないので、本実施例の脱落防止
効果は非常に高いものとなつている。
なお前記係合片2eは、長手方向の一端部に設
けた三角状の突起はなくてもよく、またその形状
は楕円形なども採用することができる。実用新案
登録請求の範囲にいう「長方形状」とは、このよ
うな楕円形状をも含む概念である。
[考案の効果] 本考案にかかわるホースの中間保持機構は、抜
止クリツプによる他に係合片によつて取付ブラケ
ツトからの脱落防止を二重に図つているので、ほ
ぼ完全に脱落を防止することができる。
そのために、ブレーキホースなどの車輌本体と
の接触摩耗などを効果的に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案におけるホースの中間保持具の
一実施例の斜視図、第2図は本考案における取付
ブラケツトの平面図、第3図は第2図におけるI
−I線部分断面図、第4図は第2図における−
線部分断面図、第5a図ないし第5c図は同実
施例の中間保持具2を取付ブラケツト3に挿入固
定する過程を示す説明図、第6図は同実施例の中
間保持具2が取付ブラケツト3に引掛かつている
状態を示す一部断面正面図、第7図は従来の中間
保持機構の構造を示す正面図である。 図面の主要符号、1……ゴムホース、2……中
間保持具、2a……胴部、2b……フランジ、2
c……ボス部、2d……嵌合溝、2e……係合
片、3……取付ブラケツト、3a……挿入孔、4
……抜止クリツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) ホースの中間部に固定された中間保持具と、
    該保持具が挿入される取付ブラケツトと、前記
    保持具を取付ブラケツトに固定する抜止クリツ
    プとからなるホースの中間保持機構であつて、 (b) 前記保持具は、ホースの中間部に外挿固定さ
    れた胴部を有し、該胴部上に廻り止め突起を有
    するフランジと、取付ブラケツトの挿入口に挿
    入されるボス部と、抜止クリツプを差し込むた
    めの嵌合溝と、長方形状の係合片とがその順で
    形成され、 (c) 前記取付ブラケツトには、前記係合片と略同
    形状の長方形状の挿入孔が形成され、かつ前記
    フランジの廻り止め突起と係合する係合凹部が
    形成されており、 (d) 前記係合片は、その長手方向長さが前記挿入
    孔の長さより長くなつており、 (e) 前記抜止クリツプは、取付ブラケツトの表面
    と中間保持具の係合片との間に差し込まれる二
    又状の板材であつて、該二又状部分は側面視で
    湾曲しており、前記差し込み状態において、前
    記二又状部分の弾力性によつて中間保持具のフ
    ランジを取付ブラケツトの裏面に圧着するよう
    に構成されてなるホースの中間保持機構。
JP8869289U 1989-07-27 1989-07-27 Expired - Lifetime JPH0539244Y2 (ja)

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JP8869289U JPH0539244Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27

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JP8869289U JPH0539244Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27

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Publication Number Publication Date
JPH0233984U JPH0233984U (ja) 1990-03-05
JPH0539244Y2 true JPH0539244Y2 (ja) 1993-10-05

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JP8869289U Expired - Lifetime JPH0539244Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27

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