JPH053907U - 回転角式直線変位測定計 - Google Patents

回転角式直線変位測定計

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JPH053907U
JPH053907U JP6010291U JP6010291U JPH053907U JP H053907 U JPH053907 U JP H053907U JP 6010291 U JP6010291 U JP 6010291U JP 6010291 U JP6010291 U JP 6010291U JP H053907 U JPH053907 U JP H053907U
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JP
Japan
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rod
bearing
measured
fixed
displacement
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Withdrawn
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JP6010291U
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English (en)
Inventor
功 光高
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定体に対向してセンサーを配設する必要
がなく、かつ比較的広範囲に亘って連続的に測定でき
る、従って適用性,経済性,精度等に優れた回転角式直
線変位測定計を図る。 【構成】 一端が枢着部材を介して被測定体01に枢着
されるロッド6と、ロッド6の他端寄りの部分を軸方向
に摺動自在に支持する軸受9と、軸受9の上下端に突設
された耳軸を一端でコ字状支持部材12を介して枢支す
ると共に他端が固定体に固着されたロッド支持腕13
と、固定部がコ字状支持部材12に固定され回転部が上
記耳軸に嵌着された角度計15と、角度計15の出力と
被測定体01の変位前の位置におけるロッド6の上記枢
着部材と軸受9との間の距離とに基づいて被測定体01
の変位を求める演算回路とを具える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回転角式直線変位測定計に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、被測定体01の0〜100mm程度の比較的広範囲の直線変位を扱う測 定計としては、従来、図7側面図に示すように、非接触式としては半導体レーザ ーセンサー又は超音波センサー(以下半導体レーザーセンサーという)02を使 用したものや渦電流センサー03を使用したものが知られている。また、接触式 としては歪ゲージセンサー又はコイルセンサー(以下歪センサーという)04を 使用したものが知られている。
【0003】 しかしながら、これらの測定計では、下記のような欠点がある。 (1) 半導体レーザーセンサー02や渦電流センサー03を使用したものでは、 測定計の最適使用範囲が、例えば0〜40mm,40〜70mm,60〜140mmと 制約されるので、複数の測定計を必要とし、従って不経済である。また、被測定 体01に対向して測定計を配設しなければならないので、変位方向に取付スペー スが必要で、従って使用上制約がある。 (2) 歪ゲージセンサー04を使用したものでは、上記(1) と同一の欠点のほか に、測定計自体の寸法が大きいので、変位方向に取付スペースが更に必要で、従 って益々使用上制約がある。 (3) 例えば、図8正面図に示すような、蒸気タービン用大型竪形弁05の弁リ フトをステム06の変位δ0 で測定したい場合等、測定計使用上被測定体の変位 方向に取付スペースが取れないときが少なくなく、そのような際にこれらの測定 計は適用できない。ここで、07は弁体、08はシリンダーである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので、被測定体に対向してセ ンサーを配設する必要がなく、かつ比較的広範囲に亘って連続的に測定できる、 従って適用性,経済性,精度等に優れた回転角式直線変位測定計を提供すること を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために、本考案は一端が枢着部材を介して被測定体に枢着されるロッドと 、上記ロッドの他端寄りの部分を軸方向に摺動自在に支持する軸受と、上記軸受 の上下端に突設された耳軸を一端でコ字状支持部材を介して枢支すると共に他端 が固定体に固着されたロッド支持腕と、固定部が上記コ字状支持部材に固定され 回転部が上記耳軸に嵌着された角度検出器と、上記角度検出器の出力と上記被測 定体の変位前の位置における上記ロッドの上記枢着部材と上記軸受との間の距離 とに基づいて上記被測定体の変位を求める演算回路とを具えたことを特徴とする 。
【0006】
【作用】
このような構成によれば、下記の作用が行われる。 (1) 一端が枢着部材を介して被測定体に枢着されるロッドと、上記ロッドの他 端寄りの部分を軸方向に摺動自在に支持する軸受と、上記軸受の上下端に突設さ れた耳軸を一端でコ字状支持部材を介して枢支すると共に他端が固定体に固着さ れたロッド支持腕と、固定部が上記コ字状支持部材に固定され回転部が上記耳軸 に嵌着された角度検出器とを設けているので、センサーを被測定体に対向して配 設する必要がなくなるとともに、比較的広範囲を一種の測定計で連続的に測定可 能となる。 (2) 上記角度検出器の出力と上記被測定体の変位前の位置における上記ロッド の上記枢着部材と上記軸受との間の距離とに基づいて上記被測定体の変位を求め る演算回路とを設けているので、人手作業がなくなる。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図面について説明すると、図7と同一の符号はそれぞれ同 図と同一の部材を示し、まず、図1側面図,図2底面図,図3正面図及び図4斜 視図において、1は被測定体01の側面適宜位置に取付けられたU型シヤンク、 2は自動調心型軸受3とねじ穴部4とが結合して形成されたロッドエンドで、こ れは自動調心型軸受3に挿通された鉛直ピン5によりU型シヤンク1に枢支され ている。 6は左端部がロッドエンド2のねじ穴部4に螺合され右端寄りが回転型ロッド ガイド7により水平面内回動及び軸方向摺動自在に支持されたロッドで、回転型 ロッドガイド7は本体の回転型摺動軸受箱8の前後端面にそれぞれ固定された摺 動型軸受9と上下端面にそれぞれ突設されたコイルばね取付軸10,角度計取付 軸11等から形成されている。 12はコイルバネ取付軸10,角度計取付軸11を介して回転型ロッドガイド 7を枢支するコ字状支持部材で、これはロッド支持腕13を介して図示省略の固 定体に取付けられている。14はコイルばね取付軸10の上部に装着された捩り コイルばね、15は回転軸部が角度計取付軸11に嵌着されるとともに、ケーシ ング部が角度計取付金具16を介してコ字状支持部材12の下面に固定された角 度計である。 次に、図5部分縦断面図において、17はコイルばね取付軸10,角度計取付 軸11とコ字状支持部材12との間にそれぞれ挿入された回転型軸受、18は回 転型ロッドガイド7を位置決めするために回転型摺動軸受箱8の上下面とコ字状 支持部材12との間にそれぞれ挿入されたスペーサーである。
【0008】 このような測定計において、図6説明図に示すように、直線変位x測定前のロ ッドエンド2,回転型ロッドガイド7の回転支点をそれぞれA,O、それらの間 のスパンをL、回転支点A,Oを互いに結ぶ基準線19から測ったロッド6の回 転角をθでそれぞれ示すと、回転支点AはスパンLを長さδだけ摺動させて伸長 するとともに角度θだけ回転して位置A’に移動するので、直線変位xはx=L tan θで求めることができる。 ここで、捩りコイルばね14は角度計取付軸11に一定方向のトルクを与える ことで、その出力の精度を高めることに寄与する。 そこで、角度計15として、例えばロータリエンコーダーを利用すれば、基準 線19からの回転角度θを分解能360°/9000パルスの精度で検出するこ とができ、このとき直線変位xの分解能ΔxはΔx/L=Δθ/cos 2 θで表わ されるので、最大直線変位xmax と必要な分解能Δxに応じて、ロッド6の長さ とスパンL,角度計15を適宜選択することにより、広範囲の直線変位xを連続 的にかつ高精度で測定することができる。なお、その際のロッドの最大長さ変化 率δmax /x≒0.414である。
【0009】 このような、実施例の測定計によれば、下記効果が奏せられる。 (1) 一端が枢着部材を介して被測定体に枢着されるロッドと、上記ロッドの他 端寄りの部分を軸方向に摺動自在に支持する軸受と、上記軸受の上下端に突設さ れた耳軸を一端でコ字状支持部材を介して枢支すると共に他端が固定体に固着さ れたロッド支持腕と、固定部が上記コ字状支持部材に固定され回転部が上記耳軸 に嵌着された角度検出器とを設けているので、センサーを被測定体に対向して配 設する必要がなくなり、従って測定計設置上の制約が少なくなり、適用性が拡大 するとともに、比較的広範囲を一種の測定計で連続的に測定可能となり、精度及 び経済性が向上する。 (2) 上記角度検出器の出力と上記被測定体の変位前の位置における上記ロッド の上記枢着部材と上記軸受との間の距離とに基づいて上記被測定体の変位を求め る演算回路とを設けているので、人手作業がなくなり、従って省力性及び精度が 向上する。
【0010】
【考案の効果】
要するに本考案によれば、一端が枢着部材を介して被測定体に枢着されるロッ ドと、上記ロッドの他端寄りの部分を軸方向に摺動自在に支持する軸受と、上記 軸受の上下端に突設された耳軸を一端でコ字状支持部材を介して枢支すると共に 他端が固定体に固着されたロッド支持腕と、固定部が上記コ字状支持部材に固定 され回転部が上記耳軸に嵌着された角度検出器と、上記角度検出器の出力と上記 被測定体の変位前の位置における上記ロッドの上記枢着部材と上記軸受との間の 距離とに基づいて上記被測定体の変位を求める演算回路とを具えたことにより、 被測定体に対向してセンサーを配設する必要がなく、かつ比較的広範囲に亘って 連続的に測定できる、従って適用性,経済性,精度等に優れた回転角式直線変位 測定計を得るから、本考案は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のIII −III に沿った正面図である。
【図4】図3の回転型摺動軸受箱の斜視図である。
【図5】図1のV部縦断面図である。
【図6】本考案の原理を示す説明図である。
【図7】公知の直線変位測定計を示す側面図である。
【図8】公知の竪型弁の測定必要変位方向を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 U型シヤンク 2 ロッドエンド 3 自動調心型軸受 4 ねじ穴部 5 ピン 6 ロッド 7 回転型ロッドガイド 8 回転型摺動軸受箱 9 軸受 10 コイルばね取付軸 11 角度計取付軸 12 コ字状支持部材 13 ロッド支持腕 14 捩りコイルばね 15 角度計 16 角度計取付金具 17 回転型軸受 18 スペーサー 19 基準線 01 被測定体 A 回転支点 O 回転支点 δ 長さ θ 角度

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 一端が枢着部材を介して被測定体に枢着
    されるロッドと、上記ロッドの他端寄りの部分を軸方向
    に摺動自在に支持する軸受と、上記軸受の上下端に突設
    された耳軸を一端でコ字状支持部材を介して枢支すると
    共に他端が固定体に固着されたロッド支持腕と、固定部
    が上記コ字状支持部材に固定され回転部が上記耳軸に嵌
    着された角度検出器と、上記角度検出器の出力と上記被
    測定体の変位前の位置における上記ロッドの上記枢着部
    材と上記軸受との間の距離とに基づいて上記被測定体の
    変位を求める演算回路とを具えたことを特徴とする回転
    角式直線変位測定計。
JP6010291U 1991-07-05 1991-07-05 回転角式直線変位測定計 Withdrawn JPH053907U (ja)

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JPH053907U true JPH053907U (ja) 1993-01-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110500941A (zh) * 2019-08-27 2019-11-26 成都宏明电子股份有限公司 一种rs485线性输出的直线位移磁敏传感器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110500941A (zh) * 2019-08-27 2019-11-26 成都宏明电子股份有限公司 一种rs485线性输出的直线位移磁敏传感器
CN110500941B (zh) * 2019-08-27 2024-05-14 成都宏明电子股份有限公司 一种rs485线性输出的直线位移磁敏传感器

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