JPH0538682Y2 - - Google Patents

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JPH0538682Y2
JPH0538682Y2 JP17935786U JP17935786U JPH0538682Y2 JP H0538682 Y2 JPH0538682 Y2 JP H0538682Y2 JP 17935786 U JP17935786 U JP 17935786U JP 17935786 U JP17935786 U JP 17935786U JP H0538682 Y2 JPH0538682 Y2 JP H0538682Y2
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water
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電気ポツトの少量湯沸かし検出装置に
関するものである。
(従来の技術) 電気ポツトにおいて、極めて少量の水の湯沸か
しを行なうと、ヒータの温度が急上昇して絶縁性
能が劣化して危険であるうえ、沸騰後保温したと
しても十分な量の湯が得られず、不便である。
そこで、従来、容器本体に水位検出装置を設け
て水位を検出し、一定量以下の水量では湯沸かし
が出来ないような安全装置が設けられている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、水位検出装置を設けると構造が
複雑で高価になるという問題があつた。
本考案は斯かる問題点を鑑みてなされたもの
で、水位検出装置を設けることなく、少量湯沸か
し状態を検出することが可能な電気ポツトの少量
湯沸かし検出装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するため、本考案は、蒸気通
路出口近傍に設けたサーミスタからなる第1温度
検出手段により検出した蒸気温度が、沸騰時の蒸
気温度に基づいて定めた第1設定温度を越えた際
に信号を発する蒸気温度検出回路と、容器本体外
面に設けたサーミスタからなる第2温度検出手段
により検出した水温が、当該第2温度検出手段の
少量沸騰時の応答遅れに基づいて定めた第2設定
温度を越えた際に信号を発する水温検出回路と、
蒸気温度検出回路から第1設定温度の検出信号を
受け、かつ、水温検出回路から第2設定温度の検
出信号を受けない場合にのみ少量湯沸かしと判断
し、適宜処置のための出力を行なう制御回路と、
から構成されたものである。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を添付図面に従つて説
明する。
第1図は、本考案に係る電気ポツトの少量湯沸
かし検出装置の回路図を示し、クロツク発生回路
1と、タイミング制御回路2と、比較抵抗切替回
路3と、水温検出回路4と、蒸気温度検出回路5
と、モード制御ブロツク6と、出力制御ブロツク
7とからなつている。
クロツク発生回路1は、クロツク信号を発生す
る周知の回路である。
タイミング制御回路2は、クロツク発生回路1
からのクロツク信号を分周、論理加工し、第2図
に示すタイミングパルスを発生する回路である。
すなわち、400msのインターバルでタイミングパ
ルスa1を周期的に発生させ、また該タイミングパ
ルスa1よりそれぞれ100ms,200ms,300msの位
相遅れのタイミングパルスa2,a3,a4を発生さ
せ、これらを複数本の信号線で後述する比較抵抗
切替回路3、水温検出回路4及び蒸気温度検出回
路5に送るようになつている。
比較抵抗切替回路3では、タイミングパルスa1
に同期して抵抗8a,8eを「L」に落とし、そ
れ以外ではハイインピーダンス「Z」にする。同
様に、タイミングパルスa2,a3のそれぞれに同期
して抵抗8b,8cを「L」に落とし、またタイ
ミングパルスa4に同期して抵抗8a,8b,8
c,8eの総てをハイインピーダンス「Z」にす
る。
水温検出回路4は、抵抗8a,8b,8c,8
dと、第3図に示すように容器本体21に底外面
に設けた第2温度検出手段である第2サーミスタ
9bにより、容器本体21内の水温を検出する。
例えば、タイミングパルスa1の立ち下がりに同
期して、この時の第2サーミスタ9bと、抵抗8
aと抵抗8dとによる並列抵抗との分圧を、例え
ば基準電圧1/2Vddと比較し、設定温度T2(空炊)
以上か未満かを判断する。この場合、第2サーミ
スタ9bの抵抗値の107℃の値をRth(107℃)、抵
抗8aと抵抗8dとによる並列抵抗値をRa/Rd
とすれば、Rth(107℃)=Ra/Rdである。同様
に、タイミングパルスa2,a3にそれぞれT2(保
温),T2(注水)を割り当てる。また、T2(断線)
は抵抗8a,8b,8cがすべてハイインピーダ
ンス「Z」になるようにして、タイミングパルス
a4のタイミングで第2サーミスタ9bと抵抗8d
との分圧を読む。このようにして、互いに重なら
ないようにそれぞれの設定温度を常時検出し、
T2(空炊),T2(保温),T2(注水),T2(断線)の
いずれかを検出すれば、それぞれ異なる信号線
で、後述するモード制御ブロツク6のモード設定
回路11に「H」信号を出力する。ここで、各設
定温度は次のようになつている。
T2(空炊)=107℃:通常水が入つている場合に
は到達し得ない最高位の設定温度 T2(保温)=85℃:水温を所定の保温温度(95
℃)に維持するための設定温度 T2(注水)=79℃:保温中に注水した場合自動
的に沸騰させるための設定温度 T2(断線)=−20℃:第2サーミスタ9bの断
線を判断するための設定温度 同様に、蒸気温度検出回路5では、抵抗8e,
8fと、第3図に示すように蒸気通路22の出口
近傍に設けた第1温度検出手段である第1サーミ
スタ9aとにより、タイミングパルスa1,a4に同
期してT1(沸騰),T1(断線)を検出する。ここ
で、各設定温度は次のようになつている。
T1(沸騰)=68℃:沸騰状態を判断するための
設定温度 T1(断線)=−20℃:第1サーミスタ9aの断
線を判断するための設定温度 モード制御ブロツク6は、電気ポツトの各種の
モードに対応するフリツプフロツプ回路10(以
下、FF回路という。)と、該FF回路10の前段
にモード設定回路11と、後段に論理回路12が
設けられている。ここで、モード設定回路11は
前記水温検出回路4からの温度検出信号によりど
のFF回路10をセツトあるいはリセツトするか
を決定し、FF回路10は現在のモードを設定す
るとともに、記憶し、また論理回路12はFF回
路10の状態や状態変化に応じて出力制御ブロツ
ク7へのモード信号出力を制御するようになつて
いる。
出力制御ブロツク7は、モード制御ブロツク6
からの信号に基づき、トランジスタ13に「H」
信号を出力してリレー14を駆動し、湯沸かしヒ
ータ15を通電するとともに、トランジスタ16
に「H」信号を出力し、フオトトライアツクカプ
ラ17を介してトライアツク18を作動させ、保
温ヒータ19の断続を行なうものである。
以上の構成から電気ポツトの湯沸かし検出装置
において、まず電源を入れると、図示しないパワ
ーオンリセツト回路よりリセツト信号が入り、モ
ード制御ブロツク6内の電源投入モードFF回路
10aがセツトされ、この電源投入モードFF回
路10aが成立している間には、論理回路12か
らモード設定回路11へのフイードバツクによ
り、他のモードのFF回路10は自動的にリセツ
トされる。そして、本モード成立後、図示しない
1秒タイマを起動し1秒後に本モードFF回路1
0aはリセツトされる。
この電源投入モードにおいて、水温検出回路4
からの温度検出信号に基づき、モード設定回路1
1は1秒後にどのモードに移るかを判断する。す
なわち、第1サーミスタ9aまたは第2サーミス
タ9bが断線していれば異常モードFF回路10
b、水温がT2(注水)=79℃より低ければ沸騰モ
ードFF回路10d、水温がT2(注水)より高け
れば保温モードFF回路10eがそれぞれセツト
される。
以下、本実施例では、容器内に少量の冷水が入
つている場合について説明する。この場合、水温
はT2(注水)より低いため、沸騰モードFF回路
10dがセツトされる。
沸騰モードにおいて、モード制御ブロツク6の
論理回路12は出力制御ブロツク7に沸騰通電モ
ード信号を出力する。そして、出力制御ブロツク
7はトランジスタ13に「H」信号を出力して湯
沸かしヒータ15を通電すると同時に、図示しな
いゼロクロス検出回路の信号に同期してトランジ
スタ16に1ms間「H」信号を出力してトライア
ツク18を作動させ、保温ヒータ19を通電す
る。従つて、容器本体21内の少量の水は、湯沸
かしヒータ15と保温ヒータ19により加熱され
る。
そして、沸騰状態になり、蒸気温度検出回路5
において蒸気温度がT1(沸騰)=68℃を越えたこ
とを検出した際に、水温検出回路4において水温
がT2(注水)=79℃を越えたことを検出しなけれ
ば、モード制御ブロツク6内のモード設定回路1
1は、空炊モードFF回路10cをセツトする。
これは、極めて水量が少なく空炊きに近いため、
水温が沸騰したにもかかわらず、その温度上昇が
早すぎて第2サーミスタ9bが追従していないと
いうことになり、沸騰しても水温検出回路4は
T2(注水)以下を検出するからである。
この第2サーミスタ9bの応答遅れは、水温を
容器本体21の壁を介して間接的に検出している
ことに起因する。すなわち、第1サーミスタ9a
は蒸気通路22を通過する蒸気によつて直接沸騰
状態を検出することがけきるが、第2サーミスタ
29aは、容器本体21の熱伝導率や、容器本体
21との接触状態によつて検出遅れが生じるから
である。
次に、空炊モードFF回路10cがセツトされ
ると、論理回路12は出力制御ブロツク7に空炊
モード信号を出力する。そして、出力制御ブロツ
ク7は、トランジスタ13,16に「L」信号を
出力し、湯沸かしヒータ15及び保温ヒータ19
を遮断する。なお、ここで表示ランプ又はブザー
等により警報するようにしてもよい。
また、蒸気温度検出回路5において蒸気温度が
T1(沸騰)=68℃を越えたことを検出した際に、
水温検出回路4において水温がT2(注水)=79℃
を越えていることを検出すれば、水量が少ないだ
けで異状ではなく、沸騰が完了し、モード設定回
路11は保温モードFF回路10eをセツトし、
論理回路12は保温モード信号を出力制御ブロツ
ク7に出力する。そして、出力制御ブロツク7
は、トランジスタ13に「L」信号を出力し、湯
沸かしヒータ15のみを遮断し、保温状態とす
る。
なお、前記実施例では、水温検出回路の設定温
度は容器本体外面に設けた第2温度検出手段の少
量沸騰時の応答遅れに基づいて定められるもので
あつて、具体的には水温検出位置、容器本体の熱
伝導率、第2温度検出手段の感熱応答等により個
別に設定する必要がある。また、第1温度検出手
段が検出する沸騰時の蒸気温度についても、その
検出位置による温度降下を考慮して個別に設定す
る必要がある。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、蒸気温度検出回路が第1温度検出手段によ
り、沸騰状態の蒸気温度を検出しても、水温検出
回路が第2温度検出手段により保温温度以下の所
定の設定温度より低いことを検出すれば、少量湯
沸かしと判断して、直ちにヒータを遮断する等の
適宜手段をとるものであるから、水位検出装置等
の装置を設けることなく、少量湯沸かし状態を確
実に検出することができ、構造簡単で安価であ
り、また安全である等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電気ポツトの少量湯沸か
し検出装置の回路図、第2図はタイミング制御回
路のタイミングパルス出力図、第3図は本考案を
適用した電気ポツトの部分破断側面図である。 4……水温検出回路、5……蒸気温度検出回
路、6……モード制御ブロツク(制御回路)、7
……出力制御ブロツク(制御回路)、9a……第
1サーミスタ(第1温度検出手段)、9b……第
2サーミスタ(第2温度検出手段)、21……容
器本体、22……蒸気通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蒸気通路出口近傍に設けたサーミスタからなる
    第1温度検出手段により検出した蒸気温度が、沸
    騰時の蒸気温度に基づいて定めた第1設定温度を
    越えた際に信号を発する蒸気温度検出回路と、容
    器本体外面に設けたサーミスタからなる第2温度
    検出手段により検出した水温が、当該第2温度検
    出手段の少量沸騰時の応答遅れに基づいて定めた
    第2設定温度を越えた際に信号を発する水温検出
    回路と、蒸気温度検出回路から第1設定温度の検
    出信号を受け、かつ、水温検出回路から第2設定
    温度の検出信号を受けない場合にのみ少量湯沸か
    しと判断し、適宜処置のための出力を行なう制御
    回路と、からなることを特徴とする電気ポツトの
    少量湯沸かし検出装置。
JP17935786U 1986-11-20 1986-11-20 Expired - Lifetime JPH0538682Y2 (ja)

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