JPH0538612A - 電着切削工具 - Google Patents
電着切削工具Info
- Publication number
- JPH0538612A JPH0538612A JP21149091A JP21149091A JPH0538612A JP H0538612 A JPH0538612 A JP H0538612A JP 21149091 A JP21149091 A JP 21149091A JP 21149091 A JP21149091 A JP 21149091A JP H0538612 A JPH0538612 A JP H0538612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- electrodeposition
- cutting tool
- hard particles
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2226/00—Materials of tools or workpieces not comprising a metal
- B23C2226/12—Boron nitride
- B23C2226/125—Boron nitride cubic [CBN]
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2226/00—Materials of tools or workpieces not comprising a metal
- B23C2226/31—Diamond
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 工具刃部上にダイヤモンドまたは立方晶窒化
ホウ素等の超硬質物質の粒度分布をシャープにした粒子
をメタルボンドすることにより、耐摩耗性、面粗さ等を
向上させる。 【構成】 切れ刃に粒子サイズが揃い、かつ切り刃部を
拡大することにより、切り刃の凹凸を減少させ、中仕上
げ程度までその使用領域を拡大する。
ホウ素等の超硬質物質の粒度分布をシャープにした粒子
をメタルボンドすることにより、耐摩耗性、面粗さ等を
向上させる。 【構成】 切れ刃に粒子サイズが揃い、かつ切り刃部を
拡大することにより、切り刃の凹凸を減少させ、中仕上
げ程度までその使用領域を拡大する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤモンドまたは立
方晶窒化ホウ素等の超硬質結晶粒を電着法によって工具
刃部にメタルボンドすることを前提とした電着切削工具
の改良に関するものである。
方晶窒化ホウ素等の超硬質結晶粒を電着法によって工具
刃部にメタルボンドすることを前提とした電着切削工具
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンドミルのような電着切削工具は工具
材料そのものからなる切れ刃を有するのが通例で、その
発展型として工具材料からできたブレードを工具本体に
固定して使用する方法がある。一方、ダイヤモンド、C
BN等の超硬物質を切れ刃材とする場合は、エンドミル
又はブレードの切れ刃を形成する部分に焼結または電着
被覆する方法が行われている。これは硬質粒子の非常に
優れた硬度と耐摩耗性を工具に付加する目的で行なわれ
るものである。
材料そのものからなる切れ刃を有するのが通例で、その
発展型として工具材料からできたブレードを工具本体に
固定して使用する方法がある。一方、ダイヤモンド、C
BN等の超硬物質を切れ刃材とする場合は、エンドミル
又はブレードの切れ刃を形成する部分に焼結または電着
被覆する方法が行われている。これは硬質粒子の非常に
優れた硬度と耐摩耗性を工具に付加する目的で行なわれ
るものである。
【0003】焼結または電着被覆する方法は、高価なし
かも加工性の悪い素材を微小量のみ取扱えばよいため、
経済的である。しかし図1に示すように刃先端部が厚く
なりやすい傾向があるため、切削面粗さは十分に得られ
ず、また加工工程を複数設ける等の方法により面粗さを
良くする工程を実施しているのが実状である。また、被
覆材の付着強度が弱く、硬質粒子の優れた硬度および耐
摩耗性を十分生かしきっていない点も指摘されている。
かも加工性の悪い素材を微小量のみ取扱えばよいため、
経済的である。しかし図1に示すように刃先端部が厚く
なりやすい傾向があるため、切削面粗さは十分に得られ
ず、また加工工程を複数設ける等の方法により面粗さを
良くする工程を実施しているのが実状である。また、被
覆材の付着強度が弱く、硬質粒子の優れた硬度および耐
摩耗性を十分生かしきっていない点も指摘されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】切削工具への硬質粒
子の応用は、工具寿命、加工効率および性能の向上のた
めその要求が大きくなってきている。しかしながら、た
とえば金型材切削を例にとっても良好な切れ味の持続が
必要であるが、バリの生成や面粗さを考慮すると、従来
の技術では寿命、面粗さに問題があり、また被覆材との
付着強度も弱く、切削条件により対応できないという問
題があった。本発明は以上の欠点をなくし、ダイヤモン
ドまたは立方晶窒化ホウ素等の硬質粒子の電着に適当な
電着切削工具を提供とするものである。
子の応用は、工具寿命、加工効率および性能の向上のた
めその要求が大きくなってきている。しかしながら、た
とえば金型材切削を例にとっても良好な切れ味の持続が
必要であるが、バリの生成や面粗さを考慮すると、従来
の技術では寿命、面粗さに問題があり、また被覆材との
付着強度も弱く、切削条件により対応できないという問
題があった。本発明は以上の欠点をなくし、ダイヤモン
ドまたは立方晶窒化ホウ素等の硬質粒子の電着に適当な
電着切削工具を提供とするものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、電着に使用する粒子の大きさ、および工
具切り刃部分の面積を広げることにより達成したもので
ある。ダイヤモンドおよび立方晶窒化ホウ素等は非常に
高硬度であり、かつ耐摩耗性に優れていることは公知の
事柄であり、この優れた性能を工具に応用する方法とし
て、図1を用いて説明すると、まず、素材としての超硬
エンドミルの外周振れ、底面の振れは、ほぼ数ミクロン
であり、本願発明はこの精度を維持しつつ電着により硬
質粒子を接着した電着切削工具を製作するものである。
成するために、電着に使用する粒子の大きさ、および工
具切り刃部分の面積を広げることにより達成したもので
ある。ダイヤモンドおよび立方晶窒化ホウ素等は非常に
高硬度であり、かつ耐摩耗性に優れていることは公知の
事柄であり、この優れた性能を工具に応用する方法とし
て、図1を用いて説明すると、まず、素材としての超硬
エンドミルの外周振れ、底面の振れは、ほぼ数ミクロン
であり、本願発明はこの精度を維持しつつ電着により硬
質粒子を接着した電着切削工具を製作するものである。
【0006】そのため、本願発明は、超硬エンドミルの
切り刃部分を広げる、次に、使用する硬質粒子粒度を8
0ミクロン以下の微粒粉末とし、さらに好ましくは細粒
をカットして粒度分布をシャープにした粉末を使用する
こともある。その結果として、電着切削工具の外周面に
生じる凹凸が減少し、それに伴う硬質粒子の脱落が減少
するため長寿命化が計れる。また粒子サイズをシャープ
にする事により切削面を著しく拡張することが出来、そ
の結果として被切削面の品位を向上する事が出来るもの
である。
切り刃部分を広げる、次に、使用する硬質粒子粒度を8
0ミクロン以下の微粒粉末とし、さらに好ましくは細粒
をカットして粒度分布をシャープにした粉末を使用する
こともある。その結果として、電着切削工具の外周面に
生じる凹凸が減少し、それに伴う硬質粒子の脱落が減少
するため長寿命化が計れる。また粒子サイズをシャープ
にする事により切削面を著しく拡張することが出来、そ
の結果として被切削面の品位を向上する事が出来るもの
である。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例である。エンドミル
のフルート部はU字上の溝となるものであり、刃部全体
に、粒子サイズを調整したCBN粉末の電着を行った。
その要部断面図を図2に示すが、粒子間の隙間が比較的
揃うため、切り刃部の凹凸が減少し、また切り刃部が広
いため工具全体として凹凸は更に小さい。
のフルート部はU字上の溝となるものであり、刃部全体
に、粒子サイズを調整したCBN粉末の電着を行った。
その要部断面図を図2に示すが、粒子間の隙間が比較的
揃うため、切り刃部の凹凸が減少し、また切り刃部が広
いため工具全体として凹凸は更に小さい。
【0008】実施例1にて製作したエンドミルを切削速
度200m/min、送り0.02mm/rev、軸方
向切り込み深さ20mm、径方向切り込み深さ0.02
mm、金型の仕上げ切削にて試験を行った。また比較の
ため従来より使用されていたTiNを被覆した超硬エン
ドミルも実施した。尚切削速度は25m/minに変更
した。
度200m/min、送り0.02mm/rev、軸方
向切り込み深さ20mm、径方向切り込み深さ0.02
mm、金型の仕上げ切削にて試験を行った。また比較の
ため従来より使用されていたTiNを被覆した超硬エン
ドミルも実施した。尚切削速度は25m/minに変更
した。
【0009】その結果、本発明品は切削長さ3mにおい
て、面粗さRmax6μmが得られたのに対し、比較品
は0.25m切削でRmaxが10μmを越えてしまっ
た。尚、切削速度が8倍も異なるため、比較はしずらい
が中止上げ程度の切削には十分に対応できることがわか
った。
て、面粗さRmax6μmが得られたのに対し、比較品
は0.25m切削でRmaxが10μmを越えてしまっ
た。尚、切削速度が8倍も異なるため、比較はしずらい
が中止上げ程度の切削には十分に対応できることがわか
った。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、超硬質粒
子の粒子サイズを特定し、またエンドミルの大半の領域
を切り刃とする構成により、工具の精度を向上し、か
つ、優れた面粗さが得られ、高速化、高能率化を計るこ
とが出来る。
子の粒子サイズを特定し、またエンドミルの大半の領域
を切り刃とする構成により、工具の精度を向上し、か
つ、優れた面粗さが得られ、高速化、高能率化を計るこ
とが出来る。
【図1】図1は本発明の一実施例の側面図である。
【図2】図2は図1の要部断面図である。
1 本体 2 刃部 3 シャンク部 4 切れ刃 5 刃溝 6 メタルボンド 7 硬質粒子
Claims (2)
- 【請求項1】 ダイヤモンドまたは立方晶窒化ホウ素等
の硬質粒子を電着法によって刃部にメタルボンドするこ
とにより製作される電着切削工具において、使用する硬
質粒子の粒度を80ミクロン以下の細粒としたことを特
徴とする電着切削工具。 - 【請求項2】 該切り刃による被切削面の粗さがRma
x10ミクロンであることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の電着切削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21149091A JPH0538612A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 電着切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21149091A JPH0538612A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 電着切削工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538612A true JPH0538612A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16606818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21149091A Pending JPH0538612A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 電着切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538612A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6091181A (en) * | 1998-04-22 | 2000-07-18 | Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. | Piezoelectric acoustic device |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP21149091A patent/JPH0538612A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6091181A (en) * | 1998-04-22 | 2000-07-18 | Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. | Piezoelectric acoustic device |
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