JPH0538369A - 癌の治療装置 - Google Patents

癌の治療装置

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JPH0538369A
JPH0538369A JP3219189A JP21918991A JPH0538369A JP H0538369 A JPH0538369 A JP H0538369A JP 3219189 A JP3219189 A JP 3219189A JP 21918991 A JP21918991 A JP 21918991A JP H0538369 A JPH0538369 A JP H0538369A
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JP
Japan
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laser
harmonic
titanium sapphire
generator
yag
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Application number
JP3219189A
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English (en)
Inventor
Takeshi Udagawa
毅 宇田川
Masayasu Amano
壯泰 天野
Hiroyuki Shiozaki
宏行 塩崎
Mikio Mori
実紀夫 森
Sadao Degawa
定男 出川
Harufumi Kato
治文 加藤
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Priority to US07/924,479 priority patent/US5243612A/en
Priority to CA002075247A priority patent/CA2075247C/en
Priority to EP92307167A priority patent/EP0527050B1/en
Priority to DE69214558T priority patent/DE69214558T2/de
Publication of JPH0538369A publication Critical patent/JPH0538369A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N5/0601Apparatus for use inside the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N5/067Radiation therapy using light using laser light

Abstract

(57)【要約】 【目的】 癌の治療装置のレーザー発生装置のメンテナ
ンスを容易にする。 【構成】 固体レーザー発生装置51のYAGレーザー
発生部52によって発生させた所定の波長のレーザー光
で、固体レーザー発生装置51のチタンサファイヤレー
ザー発生部53を励起させ、該チタンサファイヤレーザ
ー発生部53により所定の波長のレーザー光を発生さ
せ、該レーザー光をファイバースコープ54を介して病
巣部55へ導き、該病巣部55を治療する。 【効果】 固体レーザー発生装置51を用いているの
で、レーザー媒質の寿命が長く、また、メンテナンスが
容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は癌の治療装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、癌組織に対して親和性のある光感
受性物質を吸収させた病巣部に、所定の波長のレーザー
ビームを照射して、前記癌病巣部の治療を行うための装
置として、特公昭63−2633号公報に開示されたレ
ーザー光パルスを用いた癌の治療装置がある。
【0003】また、従来、癌組織に対して親和性のある
光感受性物質を吸収させた病巣部に、所定の波長のレー
ザービームを照射し、前記病巣部に吸収された光感受性
物質が発する蛍光発光のスペクトル分布を解析すること
により、病巣部に癌が発生しているか否かを診断する装
置として、特公昭63−9464号公報に開示されたレ
ーザー光パルスを用いた癌の診断装置がある。
【0004】特公昭63−2633号公報に開示された
装置及び特公昭63−9464号公報に開示された装置
は、どちらも、エキシマレーザーによって色素レーザー
を励起させて、所定の波長のレーザービームを発振させ
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、色素レーザ
ーのレーザー媒質は、アルコールなどの溶剤に、有機色
素を溶かした液体であり、寿命が短く、適宜色素の交換
を行わなければならず、更に、エキシマレーザーのミラ
ーは頻繁にクリーニングを行う必要があった。
【0006】本発明は、上述した問題を解決するもの
で、固体レーザー発生装置を用い、操作及びメンテナン
スが容易な癌の治療装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
した癌の治療装置は、YAGレーザー基本波を発振する
YAGレーザー発振器1と、該YAGレーザー発振器1
により発振されたYAGレーザー基本波からYAGレー
ザー第2高調波を発生させるYAGレーザー第2高調波
発生器2と、該YAGレーザー第2高調波発生器2によ
り発生したYAGレーザー第2高調波によって励起さ
れ、チタンサファイアレーザー基本波を発振するチタン
サファイアレーザー発振器9と、該チタンサファイアレ
ーザー発振器9により発振されたチタンサファイアレー
ザー基本波からチタンサファイアレーザー第2高調波を
発生させるチタンサファイアレーザー第2高調波発生器
17と、前記YAGレーザー第2高調波発生器2におい
てYAGレーザー第2高調波に変換されなかったYAG
レーザー基本波成分からYAGレーザー第2高調波を発
生させる差周波発生用YAGレーザー第2高調波発生器
20と、該差周波発生用YAGレーザー第2高調波発生
器20により発生したYAGレーザー第2高調波によっ
て励起され、チタンサファイアレーザー基本波を発振す
る差周波発生用チタンサファイアレーザー発振器24
と、該差周波発生用チタンサファイアレーザー発振器2
4によって発振されたチタンサファイアレーザー基本
波、及び前記チタンサファイアレーザー第2高調波発生
器17によって発生したチタンサファイアレーザー第2
高調波から差周波レーザー光を発生させる差周波発生器
27とを備えた固体レーザー発生装置51を有し、該固
体レーザー発生装置51によって発生したレーザービー
ムを病巣部55へ照射し得、且つ病巣部55を観察する
ためのファイバースコープ54と、該ファイバースコー
プ54を介して病巣部55の撮影を行い、該病巣部55
の実写画像を表示する画像表示装置62とを備えてい
る。
【0008】本発明の請求項2に記載した癌の治療装置
は、前記本発明の請求項1に記載の癌の治療装置におい
て、画像表示装置82に、ファイバースコープ80を介
して病巣部55の撮影を行い、該病巣部55から発した
蛍光の光スペクトラム分布を図形表示する機能を付加し
た構成を備えている。
【0009】本発明の請求項3に記載した癌の治療装置
は、前記本発明の請求項1に記載の癌の治療装置におい
て、画像表示装置82に、ファイバースコープ80を介
して病巣部55の撮影を行い、該病巣部55から発した
蛍光の部位を図形表示する機能を付加した構成を備えて
いる。
【0010】本発明の請求項4に記載した癌の治療装置
は、YAGレーザー基本波を発振するYAGレーザー発
振器1と、該YAGレーザー発振器1により発振された
YAGレーザー基本波からYAGレーザー第2高調波を
発生させるYAGレーザー第2高調波発生器2と、該Y
AGレーザー第2高調波発生器2から発生したYAGレ
ーザー第2高調波によって励起され、チタンサファイア
レーザー基本波を発振するチタンサファイアレーザー発
振器9と、該チタンサファイアレーザー発振器9により
発振されたチタンサファイアレーザー基本波からチタン
サファイアレーザー第2高調波を発生させるチタンサフ
ァイアレーザー第2高調波発生器17と、前記YAGレ
ーザー第2高調波発生器2において第2高調波に変換さ
れずに残ったYAGレーザー基本波、及びYAGレーザ
ー第2高調波発生器2により発生したYAGレーザー第
2高調波によって、YAGレーザー第3高調波を発生さ
せるYAGレーザー第3高調波発生器33と、該YAG
レーザー第3高調波発生器33により発生したYAGレ
ーザー第3高調波によって、光パラメトリック発振レー
ザー光を発生させる光パラメトリック発振器37とを備
えた固体レーザー発生装置76を有し、該固体レーザー
発生装置76によって発生したレーザービームを病巣部
55へ照射し得、且つ病巣部55を観察するためのファ
イバースコープ54と、該ファイバースコープ54を介
して病巣部55の撮影を行い、該病巣部55の実写画像
を表示する画像表示装置62とを備えている。
【0011】本発明の請求項5に記載した癌の治療装置
は、本発明の請求項4に記載の癌の治療装置において、
画像表示装置82に、ファイバースコープ80を介して
病巣部55の撮影を行い、該病巣部55から発した蛍光
の光スペクトラム分布を図形表示する機能を付加した構
成を備えている。
【0012】本発明の請求項6に記載した癌の治療装置
は、本発明の請求項4に記載の癌の治療装置において、
画像表示装置82に、ファイバースコープ80を介して
病巣部55の撮影を行い、該病巣部55から発した蛍光
の部位を図形表示する機能を付加した構成を備えてい
る。
【0013】
【作用】本発明の請求項1から6に記載した癌の治療装
置のいずれにおいても、病巣部に照射するレーザービー
ムを、固体レーザー発生装置により発生させるので、レ
ーザー媒質の寿命が長く装置のメンテナンスが容易に行
える。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0015】図1及び図2は本発明の癌の治療装置の第
1の実施例であり、本実施例は本発明の請求項1に対応
する。
【0016】51は固体レーザー発生装置であり、該固
体レーザー発生装置51は、所定の波長のレーザービー
ムを発生させるYAGレーザー発生部52と、該YAG
レーザー発生部52によって発生したレーザービームに
より励起され、所定の波長のレーザービームを発生させ
るチタンサファイアレーザー発生部53とから構成され
ている。
【0017】前記固体レーザー発生装置51には、YA
Gレーザー発生部52へ冷却水を供給して、YAGレー
ザー発生部52の温度上昇を抑制するための冷却水供給
管67が接続されている。
【0018】54は、病巣部55の観察及び治療を行う
ためのファイバースコープであり、該ファイバースコー
プ54は、照明用キセノンランプ56が発する光を病巣
部55へ導いて、該病巣部55を照明するための照明用
光ファイバー57と、病巣部55を観察するための観察
用光ファイバー58と、前記固体レーザー発生装置51
により発生したレーザービームを病巣部55へ照射する
ための照射用光ファイバー59を備えている。
【0019】更に、前記ファイバースコープ54には、
照明用光ファイバー57、観察用光ファイバー58、照
射用光ファイバー59の各先端部へ洗浄水、洗浄エアー
を送給して、照明用光ファイバー57、観察用光ファイ
バー58、照射用光ファイバー59の各先端部を洗浄す
るための洗浄水供給管60、洗浄エアー供給管61が接
続されるとともに、洗浄水供給管60、洗浄エアー供給
管61により供給された水及びエアーを排出するための
排水排気管48が接続できるようになっている。
【0020】62は病巣部55を観察するための画像表
示装置であり、該画像表示装置62は、前記観察用光フ
ァイバー58を介して病巣部55の撮影を行い、画像信
号70を出力するカラーテレビカメラ63と、該カラー
テレビカメラ63が出力した画像信号70を画像処理信
号71に変換する画像処理部64と、該画像処理部64
が出力した画像処理信号71に基づき、病巣部55の実
写画像を映像表示するテレビモニター65と、前記画像
処理部64が出力した画像処理信号71を記録し、且つ
記録した画像処理信号71を画像処理部64を介してテ
レビモニター65へ送り、病巣部55の実写画像をテレ
ビモニター65により再生映像表示させ得るビデオテー
プレコーダー等の記録再生装置66を備えている。
【0021】更に、図1において、68は取扱い者が入
力操作を行うことにより、前記固体レーザー発生装置5
1、画像表示装置62、照明用キセノンランプ56を作
動させるための指令信号72を出力する操作パネル、6
9は、前記指令信号72に基づき、固体レーザー発生装
置51を作動させるための作動信号73をYAGレーザ
ー発生部52へ、また、画像表示装置62を作動させる
ための作動信号74を画像処理部64へ、更に、照明用
キセノンランプ56に点灯指示信号75を出力する制御
装置である。
【0022】以下、前記固体レーザー発生装置51のY
AGレーザー発生部52の構成を図2により説明する。
【0023】1は波長1064nmのレーザー光(YA
Gレーザー基本波)を発振する励起用のYAGレーザー
発振器、2はYAGレーザー発振器1が発振するYAG
レーザー基本波から、 1/λ2=1/λ1+1/λ1…(1) (λ1:基本波、λ2:第2高調波) の関係(第2高調波発生)によって波長532nmのレ
ーザー光(YAGレーザー第2高調波)を発生させるY
AGレーザー第2高調波発生器、3はYAGレーザー第
2高調波発生器2によって発生したYAGレーザー第2
高調波と、YAGレーザー第2高調波発生器2において
第2高調波に変換されずに残ったYAGレーザー基本波
のうち、YAGレーザー基本波成分を透過させ、YAG
レーザー第2高調波成分のみを反射させるダイクロイッ
クミラー、4はダイクロイックミラー3を透過したYA
Gレーザー基本波を遮断するビームダンパー、5はダイ
クロイックミラーによって反射したYAGレーザー第2
高調波の一部を透過させ、残りを反射させるハーフミラ
ー、6はハーフミラー5を透過したYAGレーザー第2
高調波を収束させるためのレンズ、7はハーフミラー5
によって反射したYAGレーザー第2高調波を反射させ
る全反射ミラー、8は全反射ミラー7によって反射した
YAGレーザー第2高調波を収束させるためのレンズで
ある。
【0024】20はダイクロイックミラー3を透過した
波長1064nmのYAGレーザー基本波から、YAG
レーザー第2高調波発生器2と同様に、前記(1)式の
関係によって波長532nmのレーザー光(YAGレー
ザー第2高調波)を発生させる差周波発生用YAGレー
ザー第2高調波発生器、21は差周波発生用YAGレー
ザー第2高調波発生器20において第2高調波に変換さ
れずに残ったYAGレーザー基本波と、差周波発生用Y
AGレーザー第2高調波発生器20によって発生したY
AGレーザー第2高調波のうち、YAGレーザー基本波
成分を透過させ、YAGレーザー第2高調波成分のみを
反射させるダイクロイックミラー、22はダイクロイッ
クミラー21を透過したYAGレーザー基本波を遮断す
るビームダンパー、23はダイクロイックミラー21に
よって反射したYAGレーザー第2高調波を収束させる
ためのレンズである。
【0025】なお、上述したYAGレーザー発生部52
ではダイクロイックミラー3と差周波発生用YAGレー
ザー発生器20との間に、波長1064nmのYAGレ
ーザー基本波を遮断するヒームダンパー4を配置するこ
とができるようになっている。
【0026】次に、前記固体レーザー発生装置51のチ
タンサファイヤレーザー発生部53の構成を図2により
説明する。
【0027】9はチタンサファイアレーザー発振器であ
り、該チタンサファイアレーザー発振器9は、前記レン
ズ6によって収束したYAGレーザー第2高調波を反射
させ、且つ他の波長の光を透過させるダイクロイックミ
ラー11と、該ダイクロイックミラー11が反射したY
AGレーザー第2高調波が入射することにより励起さ
れ、波長670〜1100nmの光を発生する発振用チ
タンサファイアレーザーロッド10と、該発振用チタン
サファイアレーザーロッド10が発生した光を共振させ
るための共振器のフロントミラー12及びエンドミラー
13と、前記発振用チタンサファイアレーザーロッド1
0が発生する波長670〜1100nmの波長成分を有
する光のうち、特定の波長の光のみをよく透過させ、他
の波長の光を複屈折フィルター等の波長同調素子(波長
選択素子)14と、前記エンドミラー13及びフロント
ミラー12によって共振することにより一定の光強度レ
ベルに達して前記フロントミラー12を透過する、67
0〜1100nm間の任意波長のチタンサファイアレー
ザー基本波を透過させ、且つ前記レンズ8によって収束
したYAGレーザー第2高調波を反射させるダイクロイ
ックミラー16と、該ダイクロイックミラー16が反射
したYAGレーザー第2高調波が入射することにより励
起され、前記ダイクロイックミラー16を透過して入射
するチタンサファイアレーザー基本波の光強度を増幅す
る増幅用チタンサファイアレーザーロッド15とを備え
ている。
【0028】上述したチタンサファイアレーザー発振器
9では、波長同調素子14の角度を回転させることによ
り、チタンサファイアレーザー発振器9から発振される
チタンサファイアレーザー基本波の波長を、670〜1
100nmの波長域における任意の波長に設定できるよ
うになっている。
【0029】更に、17は前記チタンサファイアレーザ
ー発振器9の増幅用チタンサファイアレーザーロッド1
5により出射されたチタンサファイアレーザー基本波か
ら前記(1)式の関係によってチタンサファイアレーザ
ー第2高調波を発生させるチタンサファイアレーザー第
2高調波発生器、18はチタンサファイアレーザー第2
高調波発生器17によって発生したチタンサファイアレ
ーザー第2高調波、及びチタンサファイアレーザー第2
高調波に変換されずに残ったレーザー基本波から、 1/λ3=1/λ1+1/λ2…(2) (λ1:基本波、λ2:第2高調波、λ3:第3高調波) の関係(第3高調波発生)によってチタンサファイアレ
ーザー第3高調波を発生させ、あるいは、前記チタンサ
ファイアレーザー第2高調波によって発生したチタンサ
ファイアレーザー第2高調波から前記(1)式の関係に
よりチタンサファイアレーザー第4高調波(チタンサフ
ァイアレーザー第2高調波光の第2高調波)を発生させ
るチタンサファイアレーザー第3高調波発生兼第4高調
波発生器である。
【0030】チタンサファイアレーザー第3高調波発生
兼第4高調波発生器18は、第3高調波発生用の非線形
光学結晶を有する結晶セル、あるいは、第4高調波発生
用の非線形光学結晶を有する結晶セルのいずれかを発生
器本体内に内装できるようになっており、前記結晶セル
を適宜交換することにより、チタンサファイアレーザー
第3高調波、あるいは、チタンサファイアレーザー第4
高調波を発生させることができる。
【0031】19はチタンサファイアレーザー第3高調
波発生兼第4高調波発生器18により変換されなかった
チタンサファイアレーザー基本波、チタンサファイアレ
ーザー第2高調波と、チタンサファイアレーザー第3高
調波発生兼第4高調波発生器18によって発生したチタ
ンサファイアレーザー第3高調波あるいはチタンサファ
イアレーザー第4高調波を分離するためのペリンブロカ
プリズムである。
【0032】24は差周波発生用チタンサファイアレー
ザー発振器であり、該差周波発生用チタンサファイアレ
ーザー発振器24は、前記レンズ23によって収束した
YAGレーザー第2高調波を反射させ、且つ他の波長の
光を透過させるダイクロイックミラー41と、該ダイク
ロイックミラー41が反射したYAGレーザー第2高調
波が入射することにより励起され、波長670〜110
0nmの光を発生するチタンサファイアレーザーロッド
42と、該チタンサファイアレーザーロッド42が発生
した光を共振させるための共振器のフロントミラー43
及びエンドミラー44と、前記チタンサファイアレーザ
ーロッド42が発生する波長670〜1100nmの波
長成分を有する光のうち、特定の波長の光のみをよく透
過させ、他の波長の光を散乱させる複屈折フィルター等
の波長同調素子45とを備えている。
【0033】上述した差周波発生用チタンサファイアレ
ーザー発振器24では、波長同調素子45の角度を回転
させることにより、チタンサファイアレーザー発振器2
4から発振されるチタンサファイアレーザー基本波の波
長を、670〜1100nmの波長域における任意の波
長に設定できるようになっている。
【0034】25はチタンサファイアレーザー第2高調
波発生器17とチタンサファイアレーザー第3高調波発
生兼第4高調波発生器18との間に着脱自在に取付けら
れ、装着時においては、チタンサファイアレーザー第2
高調波発生器17において第2高調波に変換されずに残
ったチタンサファイアレーザー基本波と、チタンサファ
イアレーザー第2高調波発生器17によって発生したチ
タンサファイアレーザー第2高調波のうち、チタンサフ
ァイアレーザー基本波成分を透過させ、チタンサファイ
アレーザー第2高調波成分のみを反射するダイクロイッ
クミラー、26はダイクロイックミラー25によって反
射したチタンサファイアレーザー第2高調波を反射し、
また、差周波発生用チタンサファイアレーザー発振器2
4が発振するチタンサファイアレーザー基本波を透過さ
せるダイクロイックミラー、27はダイクロイックミラ
ー26によって反射したチタンサファイアレーザー第2
高調波と、ダイクロイックミラー26を透過した前記チ
タンサファイアレーザー基本波から、 1/λ6=1/λ5−1/λ4…(3) (λ6:差周波、λ4:光波1、λ5:光波2、但しλ4
λ5) の関係(差周波発生)によって差周波レーザー光を発生
させる差周波発生器、28は差周波発生器27はの下流
にまで残ったチタンサファイアレーザー第2高調波(光
波2)、チタンサファイアレーザー基本波(光波1)
と、差周波発生器27により発生した差周波レーザー光
を分離するためのペリンブロカプリズムである。
【0035】以下、本実施例の作動を説明する。
【0036】病巣部55の治療を行う際には、図2に示
すチタンサファイヤレーザー発振器9の波長選択素子1
4の光学的特性を、波長785.5nmのレーザー光が
透過し、且つ他の波長のレーザー光を吸収するように、
また、差周波発生用チタンサファイヤレーザー発振器2
4の波長選択素子45の光学的特性を、波長1050n
mのレーザー光が透過し、且つ他の波長のレーザー光を
吸収するように設定したうえ、チタンサファイヤレーザ
ー第2高調波発生器17と、チタンサファイヤレーザー
第3高調波発生器18との間に、ダイクロイックミラー
25を装着しておく。
【0037】更に、癌組織に対して親和性を有する光感
受性物質であるヘマトポルフィリン誘導体(HPD)
を、患者の血管へ注入することにより、予め病巣部55
へ吸収させておく。
【0038】上記ヘマトポルフィリン誘導体は、癌組織
に対しては特異的に吸収されるが、正常な生体組織には
ほとんど吸収されない。
【0039】また、ヘマトポルフィリン誘導体を吸収し
た病巣部55に、波長630nmのレーザー光を照射す
ると、該レーザー光は、ヘマトポルフィリン誘導体を吸
収した癌組織を破壊し、一方、ヘマトポルフィリン誘導
体をほとんど吸収していない正常な生体組織に対しては
影響を与えない。
【0040】病巣部55にヘマトポルフィリン誘導体が
吸収されたならば、ファイバースコープ54をその先端
部が病巣部55とほぼ対峙するように位置させる。
【0041】この状態で、操作パネル68を操作するこ
とにより、該操作パネル68から画像表示装置62、照
明用キセノンランプ56を作動させるための指令信号7
2を制御装置69へ出力させ、該制御装置69から画像
処理部64へ作動信号74を、また、照明用キセノンラ
ンプ56へ点灯用指示信号75を出力させて、照明用キ
セノンランプ56が発生する光により病巣部55を照明
するとともに、カラーテレビカメラ63が撮影した病巣
部55の実写映像をテレビモニター65に映像表示し、
病巣部55の観察を行う。
【0042】次いで、操作パネル68を操作することに
より、該操作パネル68から固体レーザー発生装置51
を作動させるための指令信号72を制御装置69へ出力
させ、該制御装置69からYAGレーザー発生部52へ
作動信号73を出力させる。
【0043】YAGレーザー発生部52に作動信号73
が入力されると、YAGレーザー発振器1が作動し、該
YAGレーザー発振器1から波長1064nmのレーザ
ービーム(YAGレーザー基本波)が発振され、YAG
レーザー第2高調波発生器2によって、前記YAGレー
ザー基本波より波長532nmのYAGレーザー第2高
調波が発生し、該YAGレーザー第2高調波はダイクロ
イックミラー3によって反射する。
【0044】ダイクロイックミラー3によって反射した
YAGレーザー第2高調波の一部は、ハーフミラー5を
透過し、レンズ6、ダイクロイックミラー11を経て、
励起光としてチタンサファイアレーザー発振器9の発振
用チタンサファイアレーザーロッド10へ入射し、該発
振用チタンサファイアレーザーロッド10によって波長
670〜1100nmのチタンサファイアレーザー基本
波が発振される。
【0045】チタンサファイアレーザー基本波は、フロ
ントミラー12、エンドミラー13によって再び発振用
チタンサファイアレーザーロッド10に入射したうえ、
波長787.5nmのチタンサファイアレーザー基本波
のみが波長選択素子14を透過し、他の波長のチタンサ
ファイアレーザー基本波は波長選択素子14に吸収さ
れ、一定の光強度レベルに達した波長787.5nmの
チタンサファイアレーザー基本波は、前記フロントミラ
ー12及びダイクロイックミラー16を透過して増幅用
チタンサファイアレーザーロッド15へ入射する。
【0046】一方、ダイクロイックミラー3によって反
射したYAGレーザー第2高調波の一部は、ハーフミラ
ー5によって反射し、全反射ミラー7、レンズ8を経
て、励起光としてチタンサファイアレーザー発振器9の
増幅用チタンサファイアレーザーロッド15へ入射し、
該増幅用チタンサファイアレーザーロッド15が励起さ
れ、前記発振用チタンサファイアレーザーロッド10か
ら増幅用チタンサファイアレーザーロッド15へ入射し
た波長787.5nmのチタンサファイアレーザー基本
波が増幅される。
【0047】増幅用チタンサファイアレーザーロッド1
5によって増幅された波長787.5nmのチタンサフ
ァイアレーザー基本波は、チタンサファイアレーザー第
2高調波発生器17へ入射し、該チタンサファイアレー
ザー第2高調波発生器17から、前記(1)式の関係に
より、波長393.75nmのチタンサファイアレーザ
ー第2高調波が発生し、また、前記チタンサファイアレ
ーザー基本波がチタンサファイアレーザー第2高調波発
生器17を透過し、チタンサファイアレーザー第2高調
波発生器17により発生したチタンサファイアレーザー
第2高調波はダイクロイックミラー25によって反射
し、また、チタンサファイアレーザー第2高調波発生器
17を透過したチタンサファイアレーザー基本波はダイ
クロイックミラー25を透過する。
【0048】更に、ダイクロイックミラー25によって
反射したチタンサファイアレーザー第2高調波はダイク
ロイックミラー26により反射して差周波発生器27へ
入射する。
【0049】一方、ダイクロイックミラー3を透過した
YAGレーザー基本波は、差周波発生用YAGレーザー
第2高調波発生器20へ入射し、該差周波発生用YAG
レーザー第2高調波発生器20によりYAGレーザー基
本波から前記(1)式の関係により波長532nmのY
AGレーザー第2高調波が発生し、更に、YAGレーザ
ー第2高調波は、ダイクロイックミラー21、レンズ2
3等の光学素子によって励起光として差周波発生用チタ
ンサファイアレーザー発振器24へ導かれ、該差周波発
生用チタンサファイアレーザー発振器24から波長10
50nmのチタンサファイアレーザー基本波が発振さ
れ、該チタンサファイアレーザー基本波はダイクロイッ
クミラー26を透過して差周波発生器27へ入射する。
【0050】差周波発生器27は、波長1050nmの
チタンサファイアレーザー基本波と波長393.75n
mのチタンサファイアレーザー第2高調波が入射する
と、チタンサファイアレーザー基本波と、チタンサファ
イアレーザー第2高調波により、前記(3)式の関係に
よって波長630nmのレーザービームを発生させ、差
周波発生器27を透過したチタンサファイアレーザー基
本波、チタンサファイアレーザー第2高調波と、差周波
発生器27によって発生した波長630nmのレーザー
ビームは、プリズム28によって分離される。
【0051】更に、プリズム28によって分離された波
長630nmのレーザービームは、ファイバースコープ
54の照射用光ファイバー59を介して病巣部55へ照
射され、波長630nmのレーザービームによってヘマ
トポルフィリン誘導体を吸収した癌組織が破壊される。
【0052】なお、本実施例においては、ヘマトポルフ
ィリン誘導体を用いる場合について説明したが、他の充
感受性物質を使用する際には、波長選択素子14,45
の光学的特性を変化させることにより、チタンサファイ
アレーザー第2高調波発生器17、差周波発生器27に
よって発生するレーザー光の波長を前記光感受性物質の
特性に合致するように変化させればよい。
【0053】図3は本発明の癌の治療装置の第2の実施
例であり、本実施例は本発明の請求項2及び3に対応す
る。
【0054】なお、図3において、固体レーザー発生装
置51は図1、図2に示すものと同一の構成を有し、ま
た、図1及び図2と同一の符号を付した部分は同一物を
表わしている。
【0055】80は、病巣部55の観察、診断、及び治
療を行うためのファイバースコープであり、該ファイバ
ースコープ80は図1に示すファイバースコープ54
に、診断用光ファイバー81を加えた構成を有してい
る。
【0056】ファイバースコープ80に照射用の光を供
給する照明用キセノンランプ56には、照明用の光を断
続的に病巣部55へ導くためのオプティカルチョッパー
93が設けられている。
【0057】オプティカルチョッパー93は所要箇所に
開口を設けた円盤を有し、該円盤をモータ94によって
回転させることにより、照明用キセノンランプ56の光
を断続的に病巣部55へ導くようになっている。
【0058】82は病巣部55を観察し、また、診断す
るための画像表示装置であり、該画像表示装置82は、
観察用光ファイバー58を介して病巣部55の撮影を行
い、画像信号70を出力するカラーテレビカメラ63
と、観察用光ファイバー58を介して病巣部55が発す
る蛍光を受光したうえ増幅し、蛍光増幅信号83を出力
する光増幅部84と、該光増幅部84が出力した蛍光増
幅信号83を画像信号85に変換する高感度カメラ86
と、診断用光ファイバー81を介して病巣部55が発す
る蛍光を受光したうえ、所定の波長を有する蛍光を分光
する分光器87と、該分光器87が分光した蛍光90を
受光したうえ増幅し、画像信号88を出力する光増幅部
89と、前記カラーテレビカメラ63が出力した画像信
号70、高感度カメラ86が出力した画像信号85、光
増幅部89が出力した画像信号88を画像処理信号91
に変換する画像処理部92と、該画像処理部92が出力
した画像処理信号91に基づき、病巣部55の実写画
像、蛍光部位画像、あるいは病巣部55から発生した蛍
光の光スペクトルの分布グラフを映像表示するテレビモ
ニター65と、前記画像処理部92が出力した画像処理
信号91を記録し、且つ記録した画像処理信号91を画
像処理部92を介してテレビモニター65へ送り、病巣
部55の実写画像、蛍光部位画像、あるいは蛍光の光ス
ペクトルの分布をテレビモニター65により再生映像表
示させ得る記録再生装置66を備えている。
【0059】更に、図3において、95は取扱い者が観
察、診断、治療の目的に応じて入力操作を行うことによ
り、前記固体レーザー発生装置51、画像表示装置6
2、照明用キセノンランプ56、オプティカルチョッパ
ー93等を作動させるための指令信号96を出力する操
作パネル、97は前記指令信号96に基づき、固体レー
ザー発生装置51を作動させるための作動信号73をY
AGレーザー発生部52へ、また、画像表示装置82を
作動させるための作動信号74を画像処理部92へ、更
に、照明用キセノンランプ56に点灯指示信号75を出
力するコンピューターである。
【0060】更にまた、コンピューター97は、観察、
診断、治療の目的に応じて切換信号98を出力するよう
になっている。
【0061】99は前記切換信号98に基づき指令信号
100,101を出力する切換装置であり、指令信号1
00に基づき、オプティカルチョッパー93のモータ9
4が作動し、また、指令信号101に基づいて光増幅部
84、分光器87のシャッター102,103が作動す
るようになっている。
【0062】以下、本実施例の作動を説明する。
【0063】なお、本実施例において、病巣部55の治
療を行う際の作動は、前述した本発明の第1の実施例の
装置と同様であるので、病巣部55の治療を行う際の作
動に関する説明は省略する。
【0064】病巣部55が癌組織に侵されているか否か
を診断する際には、図2に示すチタンサファイヤレーザ
ー発振器9の波長選択素子14の角度を、波長820n
mのレーザー光が透過し、且つ他の波長のレーザー光を
吸収するように設定しておく(波長820nmのレーザ
ー光からチタンサファイアレーザー第2高調波発生器1
7によって前記(1)式の関係により波長410nmの
レーザー光が発生する)。
【0065】更に、癌組織に対して親和性を有する光感
受性物質であるヘマトポルフィリン誘導体(HPD)
を、患者の血管へ注入しておく。
【0066】もし、病巣部55が癌組織に侵されていた
とすると、ヘマトポルフィリン誘導体は癌組織に吸収さ
れる。
【0067】また、ヘマトポルフィリン誘導体を吸収し
た病巣部55に波長410nmのレーザービームを照射
すると、病巣部55から波長630nmの蛍光が発生す
る。
【0068】ヘマトポルフィリン誘導体を注入したなら
ば、ファイバースコープ80をその先端部が病巣部55
とほぼ対峙するように位置させる。
【0069】この状態で操作パネル95を操作すること
により、該操作パネル95から画像表示装置82を作動
させるための指令信号96をコンピューター97へ出力
させ、また、切換装置99へ切換信号98を出力させて
切換装置99が出力する指令信号101により分光器8
7のシャッター103を開放し、光増幅部84のシャッ
ター102を開放させる。
【0070】更に、操作パネル95を操作することによ
り、該操作パネル95から固体レーザー発生装置51を
作動させるための指令信号72をYAGレーザー発生部
52へ出力させる。
【0071】YAGレーザー発生部52に作動信号73
が入力されると、YAGレーザー発振器1が作動し、前
述した本発明の第1の実施例の装置と同様に固体レーザ
ー発生装置51から波長532nmのレーザービームが
発生する。
【0072】波長532nmのレーザービームは、チタ
ンサファイアレーザー発振器9の発振用チタンサファイ
アレーザーロッド10へ入射し、該発振用チタンサファ
イアヤレーザーロッド10によって波長670〜110
0nmのチタンサファイアレーザー基本波が発振され、
該チタンサファイアレーザー基本波はフロントミラー1
2、エンドミラー13によって共振される際に、波長8
20nmのチタンサファイアレーザー基本波のみが波長
選択素子14を通過し、よって、チタンサファイアレー
ザー発振器9から波長820nmのチタンサファイアレ
ーザー基本波が発生する。
【0073】波長820nmのチタンサファイアレーザ
ー基本波は、チタンサファイアレーザー第2高調波発生
器17へ入射し、該チタンサファイアレーザー第2高調
波発生器17によって、前記(1)式の関係により波長
410nmのチタンサファイアレーザー第2高調波が発
生する。
【0074】チタンサファイアレーザー第2高調波は、
チタンサファイアレーザー第3高調波発生器18へ入射
し、該チタンサファイアレーザー第3高調波発生器18
を透過したチタンサファイア第2高調波はプリズム19
によって他の波長のレーザービームと分離される。
【0075】更に、プリズム19によって分離された波
長410nmのレーザービームは、ファイバースコープ
80の照射用光ファイバー59を介して病巣部55へ照
射される。
【0076】このとき、病巣部55が癌組織に侵されて
いると、ヘマトポルフィリン誘導体を吸収した病巣部5
5から波長630nmの蛍光が発生する。
【0077】病巣部55が蛍光を発すると、分光器87
が蛍光を受光して波長630nmの蛍光を分光し、分光
器87によって分光された波長630nmの蛍光は、光
増幅部89により増幅されたうえ、画像信号88として
画像処理部92へ入力される。
【0078】更に、画像処理部92は、画像信号88を
変換した画像処理信号91をテレビモニター65へ出力
し、該テレビモニター65は前記画像処理信号91に基
づき、病巣部55から発生した蛍光の光スペクトルの分
布がグラフ表示される。
【0079】また、病巣部55全体に対する癌組織の割
合を観察する際には、操作パネル95を操作することに
より、分光器87のシャッター103を閉止し、光増幅
部84のシャッター102を開放し、固体レーザー発生
装置51によって波長410nmのレーザービームを発
生させ、該レーザービームをファイバースコープ80に
よって病巣部55へ照射する。
【0080】このとき、病巣部55が癌組織に侵されて
いると、ヘマトポルフィリン誘導体を吸収した病巣部5
5から波長630nmの蛍光が発生する。
【0081】病巣部55が蛍光を発すると、光増幅部8
4が蛍光を受光して蛍光増幅信号83を出力し、高感度
カメラ86が蛍光増幅信号83を画像信号85に変換す
る。
【0082】更に、画像処理部92が画像信号85を変
換した画像処理信号91がテレビモニター65へ出力さ
れ該テレビモニター65は画像処理信号91に基づき、
病巣部55の蛍光部位を画像表示する。
【0083】図4及び図5は本発明の癌の治療装置の第
3の実施例であり、本実施例は本発明の請求項4に対応
する。
【0084】なお、図4及び図5において、ファイバー
スコープ54、照明用キセノンランプ56、画像表示装
置62、操作パネル68、制御装置69は、図1及び図
2に示すものと同一の構成を有し、また、図4及び図5
の図中、図1及び図2と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしている。
【0085】76は固体レーザー発生装置であり、該固
体レーザー発生装置76は、所定の波長のレーザービー
ムを発生させるYAGレーザー発生部77と、該YAG
レーザー発生部77によって発生したレーザービームに
より励起され、所定の波長のレーザービームを発生させ
るチタンサファイアレーザー発生部78と、前記YAG
レーザー発生部52によって発生したレーザービームよ
り所定の波長のレーザービームを発生させる光パラメト
リック発振部79とから構成されている。
【0086】以下、前記固体レーザー発生装置76のY
AGレーザー発生部77の構成を図4により説明する。
【0087】29はYAGレーザー第2高調波発生器2
によって発生した波長532nmのYAGレーザー第2
高調波と、YAGレーザー第2高調波発生器2において
変換されずに残った波長1064nmのYAGレーザー
基本波の双方を反射させる全反射ミラー、30はYAG
レーザー基本波の偏光面はそのままでYAGレーザー第
2高調波の偏光面のみを90゜回転させ得る波長板47
とダイクロイック偏光ミラー31と該ダイクロイック偏
光ミラー31による反射光を遮断し得るビームダンパー
32等を備えた光路切替スイッチであり、前記ダイクロ
イック偏光ミラー31には、全反射ミラー29によって
反射したYAGレーザー第2高調波とYAGレーザー基
本波が入射するようになっている。
【0088】光路切替スイッチ30は、ダイクロイック
偏光ミラー31からの反射光がビームダンパー32によ
って遮断されない状態では、ダイクロイック偏光ミラー
31に入射したYAGレーザー第2高調波、YAGレー
ザー基本波の双方を反射し、また、ビームダンパー32
によってダイクロイック偏光ミラー31からの反射光が
遮断される状態では、ダイクロイック偏光ミラー31に
入射したYAGレーザー基本波とYAGレーザー第2高
調波のうち、YAGレーザー基本波成分を反射しYAG
レーザー第2高調波のみを透過させるようになってい
る。
【0089】33は光路切替スイッチ30によって反射
したYAGレーザー第2高調波とYAGレーザー基本波
から前記(2)式の関係によって波長355nmのレー
ザー光(YAGレーザー第3高調波)を発生させるYA
Gレーザー第3高調波発生器、34はYAGレーザー第
3高調波発生器33において第3高調波に変換されずに
残ったYAGレーザー基本波、YAGレーザー第2高調
波及びYAGレーザー第3高調波発生器33によって発
生したYAGレーザー第3高調波のうち基本波成分及び
第2高調波成分を透過させ、第3高調波成分のみを反射
するダイクロイックミラー、35はダイクロイックミラ
ー34によって反射されるYAGレーザー第3高調波を
反射する全反射ミラー、36はダイクロイックミラー3
4を透過したYAGレーザー基本波、YAGレーザー第
2高調波を遮断するビームダンパーである。
【0090】次に、チタンサファイアレーザー発生部7
8の構成を説明する。
【0091】チタンサファイアレーザー発生部78は、
図2に示すチタンサファイアレーザー発生部53から、
差周波発生用チタンサファイアレーザー発振器24、ダ
イクロイックミラー25,26、差周波発生器27、ペ
リンブロカプリズム28を省いた構成を有し、また、チ
タンサファイアレーザー発振器9、チタンサファイアレ
ーザー第2高調波発生器17、チタンサファイアレーザ
ー第3高調波発生器18、ペリンブロカプリズム19
は、図2に示すものと同様に構成されている。
【0092】更に、光パラメトリック発振部79の構成
を説明する。
【0093】37はBBO結晶等の非線形光学結晶3
8、フロントミラー39、エンドミラー40等を備え、
全反射ミラー35によって反射したYAGレーザー第3
高調波から、 1/λ9=1/λ7+1/λ8…(4) (λ9:励起光波(例えばYAGレーザー第3高調
波)、λ7,λ8:発生す光波)の関係(光パラメトリッ
ク発振)によって、λ7に相当する波長のレーザー光
と、λ8に相当する波長のレーザー光を発生させる光パ
ラメトリック発振器、46は光パラメトリック発振器3
7によって発生したレーザー光(λ7、λ8に相当する波
長の光)を、光パラメトリック発振器37によって変換
されなかったYAGレーザー第3高調波と分離するペリ
ンブロカプリズムである。
【0094】前記非線形光学結晶38では、前記(4)
式における励起波長λ9が決まれば結晶の角度によって
自動的に発生波長λ7,λ8が定まるようになっている。
【0095】以下、本実施例の作動を説明する。
【0096】病巣部55の治療を行う際には、図5に示
す非線形光学結晶38の結晶の角度を、前記(4)式の
λ7あるいはλ8の一方が630nmになるように設定
し、また、光路切替スイッチ30のブロック板32を、
ダイクロイックミラー31によるレーザービームの反射
を抑止しないように位置設定しておく。
【0097】この状態で、YAGレーザー発振器1によ
って波長1064nmのYAGレーザー基本波を発振さ
せると、YAGレーザー第2高調波発生器2によって、
YAGレーザー基本波より波長532nmのYAGレー
ザー第2高調波が発生し、該YAGレーザー第2高調波
及びYAGレーザー第2高調波発生器2を透過したYA
Gレーザー基本波は、全反射ミラー29、ダイクロイッ
クミラー31によって反射してYAGレーザー第3高調
波発生器33へ入射し、該YAGレーザー第3高調波発
生器33によって、YAGレーザー基本波、YAGレー
ザー第2高調波より、前記(2)式の関係により波長3
55nmのYAGレーザー第3高調波が発生するととも
に、YAGレーザー基本波、YAGレーザー第2高調波
がYAGレーザー第3高調波発生器33を透過する。
【0098】YAGレーザー第3高調波発生器33によ
って発生したYAGレーザー第3高調波と、YAGレー
ザー第3高調波発生器33を透過したYAGレーザー基
本波、YAGレーザー第2高調波は全反射ミラー34に
よって反射してダイクロイックミラー35へ入射し、Y
AGレーザー基本波、YAGレーザー第2高調波はダイ
クロイックミラー35を透過してビームダンパー36に
より遮断され、一方、YAGレーザー第3高調波はダイ
クロイックミラー35によって反射し、光パラメトリッ
ク発振器37へ入射する。
【0099】光パラメトリック発振器37にYAGレー
ザー第3高調波が入射すると、前記(4)式の関係によ
って、YAGレーザー第3高調波より、波長630nm
のレーザービームと、波長813nmのレーザービーム
が発生するとともに、YAGレーザー第3高調波が光パ
ラメトリック発振器37を透過し、光パラメトリック発
振器37によって発生した波長630nmのレーザービ
ーム、波長813nmのレーザービームと、光パラメト
リック発振器37を透過したYAGレーザー第3高調波
は、プリズム46に入射して分離される。
【0100】更に、プリズム46によって分離された波
長630nmのレーザービームは、ファイバースコープ
54の照射用光ファイバー59を介して病巣部55へ照
射され、波長630nmのレーザービームによってヘマ
トポルフィリン誘導体を吸収した癌組織が破壊される。
【0101】なお、本実施例においは、ヘマトポルフィ
リン誘導体を用いる場合について説明したが、他の光感
受性物質を使用する際には、非線形光学結晶38の角度
を変化させることにより、光パラメトリック発振器37
によって発生するレーザービームの波長を、前記光感受
性物質の特性に合致するように変化させればよい。
【0102】図6は本発明の癌の治療装置の第4の実施
例であり、本実施例は本発明の請求項5及び6に対応す
る。
【0103】本実施例は、図3に示す癌の治療装置の固
体レーザー発生装置51を、図4に示す固体レーザー発
生装置76に置換した構成を有しており、本実施例の装
置によっても、前述した図3に示す装置と同様な作用効
果を奏し得る。
【0104】なお、本発明は上述した実施例のみに限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0105】
【発明の効果】本発明の癌の治療装置によれば、下記の
ような種々の優れた効果を奏し得る。
【0106】(1)本発明の請求項1から6に記載した
癌の治療装置のいずれにおいても、病巣部に照射するレ
ーザービームを固体レーザー発生装置により発生させる
ので、色素溶液の循環装置、色素の交換、色素の交換時
における色素循環系の洗浄が不要になって、装置のメン
テナンスが容易に行え、可燃性の溶剤の使用や劣化した
色素溶液の処理作業がなくなるうえ、レーザー媒質の寿
命が長い。
【0107】(2)本発明の請求項1から3に記載した
癌の治療装置では、波長選択素子の角度を変化させるこ
とにより、発生するレーザービームの波長を変えること
ができるので、種々の光感受性物質に対応することがで
きる。
【0108】(3)本発明の請求項4から6に記載した
癌の治療装置では、光パラメトリック発振器の光学的特
性を変化させることにより、発生するレーザービームの
波長を変えることができるので、種々の光感受性物質に
対応することができる。
【0109】(4)本発明の請求項2,3,5,6に記
載した癌の治療装置では、癌の治療に加えて、癌の診断
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の癌の治療装置の第1の実施例の概念図
である。
【図2】図1に示す固体レーザー発生装置の概念図であ
る。
【図3】本発明の癌の治療装置の第2の実施例の概念図
である。
【図4】本発明の癌の治療装置の第3の実施例の概念図
である。
【図5】図4に示す固体レーザー発生装置の概念図であ
る。
【図6】本発明の癌の治療装置の第4の実施例の概念図
である。
【符号の説明】
1 YAGレーザー発振器 2 YAGレーザー第2高調波発生器 9 チタンサファイアレーザー発振器 17 チタンサファイアレーザー第2高調波発生器 20 差周波発生用YAGレーザー第2高調波発生器 24 差周波発生用チタンサファイアレーザー発振器 27 差周波発生器 33 YAGレーザー第3高調波発生器 37 光パラメトリック発振器 51,76 固体レーザー発生装置 54,80 ファイバースコープ 55 病巣部 62,82 画像表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 壯泰 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 塩崎 宏行 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 森 実紀夫 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 出川 定男 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 加藤 治文 東京都新宿区北新宿1−30−15−305

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 YAGレーザー基本波を発振するYAG
    レーザー発振器1と、該YAGレーザー発振器1により
    発振されたYAGレーザー基本波からYAGレーザー第
    2高調波を発生させるYAGレーザー第2高調波発生器
    2と、該YAGレーザー第2高調波発生器2により発生
    したYAGレーザー第2高調波によって励起され、チタ
    ンサファイアレーザー基本波を発振するチタンサファイ
    アレーザー発振器9と、該チタンサファイアレーザー発
    振器9により発振されたチタンサファイアレーザー基本
    波からチタンサファイアレーザー第2高調波を発生させ
    るチタンサファイアレーザー第2高調波発生器17と、
    前記YAGレーザー第2高調波発生器2においてYAG
    レーザー第2高調波に変換されなかったYAGレーザー
    基本波成分からYAGレーザー第2高調波を発生させる
    差周波発生用YAGレーザー第2高調波発生器20と、
    該差周波発生用YAGレーザー第2高調波発生器20に
    より発生したYAGレーザー第2高調波によって励起さ
    れ、チタンサファイアレーザー基本波を発振する差周波
    発生用チタンサファイアレーザー発振器24と、該差周
    波発生用チタンサファイアレーザー発振器24によって
    発振されたチタンサファイアレーザー基本波、及び前記
    チタンサファイアレーザー第2高調波発生器17によっ
    て発生したチタンサファイアレーザー第2高調波から差
    周波レーザー光を発生させる差周波発生器27とを備え
    た固体レーザー発生装置51を有し、該固体レーザー発
    生装置51によって発生したレーザービームを病巣部5
    5へ照射し得、且つ病巣部55を観察するためのファイ
    バースコープ54と、該ファイバースコープ54を介し
    て病巣部55の撮影を行い、該病巣部55の実写画像を
    表示する画像表示装置62とを備えたことを特徴とする
    癌の治療装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の癌の治療装置におい
    て、画像表示装置82に、ファイバースコープ80を介
    して病巣部55の撮影を行い、該病巣部55から発した
    蛍光の光スペクトラム分布を図形表示する機能を付加し
    たことを特徴とする癌の治療装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の癌の治療装置におい
    て、画像表示装置82に、ファイバースコープ80を介
    して病巣部55の撮影を行い、該病巣部55から発した
    蛍光の部位を図形表示する機能を付加したことを特徴と
    する癌の治療装置。
  4. 【請求項4】 YAGレーザー基本波を発振するYAG
    レーザー発振器1と、該YAGレーザー発振器1により
    発振されたYAGレーザー基本波からYAGレーザー第
    2高調波を発生させるYAGレーザー第2高調波発生器
    2と、該YAGレーザー第2高調波発生器2から発生し
    たYAGレーザー第2高調波によって励起され、チタン
    サファイアレーザー基本波を発振するチタンサファイア
    レーザー発振器9と、該チタンサファイアレーザー発振
    器9により発振されたチタンサファイアレーザー基本波
    からチタンサファイアレーザー第2高調波を発生させる
    チタンサファイアレーザー第2高調波発生器17と、前
    記YAGレーザー第2高調波発生器2において第2高調
    波に変換されずに残ったYAGレーザー基本波、及びY
    AGレーザー第2高調波発生器2により発生したYAG
    レーザー第2高調波によって、YAGレーザー第3高調
    波を発生させるYAGレーザー第3高調波発生器33
    と、該YAGレーザー第3高調波発生器33により発生
    したYAGレーザー第3高調波によって、光パラメトリ
    ック発振レーザー光を発生させる光パラメトリック発振
    器37とを備えた固体レーザー発生装置76を有し、該
    固体レーザー発生装置76によって発生したレーザービ
    ームを病巣部55へ照射し得、且つ病巣部55を観察す
    るためのファイバースコープ54と、該ファイバースコ
    ープ54を介して病巣部55の撮影を行い、該病巣部5
    5の実写画像を表示する画像表示装置62とを備えたこ
    とを特徴とする癌の治療装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の癌の治療装置におい
    て、画像表示装置82に、ファイバースコープ80を介
    して病巣部55の撮影を行い、該病巣部55から発した
    蛍光の光スペクトラム分布を図形表示する機能を付加し
    たことを特徴とする癌の治療装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の癌の治療装置におい
    て、画像表示装置82に、ファイバースコープ80を介
    して病巣部55の撮影を行い、該病巣部55から発した
    蛍光の部位を図形表示する機能を付加したことを特徴と
    する癌の治療装置。
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