JPS6211440A - 内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 例　技術分野 この発明はレーザ光を用いて腫瘍などの異常細胞の探知
及び治療を行う内視鏡に関する。

（イ）従来技術とその問題点 異常細胞にレーザ光を照射してこれを治療する内視鏡と
して第２図に示すようなものが用いられている。

内視鏡であるから、患部を観察するだめのイメージファ
イバを備えている。またレーザ光を腫瘍に照射するので
あるから、レーザ光を導くための光伝送路も備えている
。

内視鏡本体１１の側方に鉗子口１２がある。ここから、
レーザパワーを伝送する光伝送路１３を内゛　視鏡本体
１１の中へ挿入する。

レーザ光源１５は、腫瘍など異常細胞に対し、有効に働
くレーザ光を発生する。レーザ光は、集光光学系１４を
経て、光伝送路１３に入り、鉗子口１２から内視鏡本体
１１を通り、グープル１８の中の光ファイバを伝わって
出射端１９から出射される。

集光光学系は、集光レンズと微小位置調整器とよりなっ
ている。

以上は、治療のためのレーザ光の伝送光学系である。

観察のためには、内視鏡本体１１からケーブル１８の中
にイメージファイバが設けられている。

内視鏡本体１１の後端１６から目視によってイメージフ
ァイバによって伝えられた患部の像を観察できるように
なっている。

しかしながら、腫瘍などの異常細胞と正常細胞との相違
は必ずしも明瞭でない。患部の種類や状態によっては、
目視では誤認する惧れがある。患部の位置を誤認すると
、治療用の強力なレーザ光を正常部に誤って照射する事
になる。

（！７）　　　目　　　　的 目視のみに頼ることによる患部の誤認を避けるようにす
ることが本発明の目的である。

腫瘍には、成る特゛別な物質を注入すると、螢光を発す
る、という性質をもつものがある。この物質を腫瘍親和
性化学物質ということがある。

このような化学物質を注射してから、レーザ光を当てる
と、腫瘍の部分だけ螢光が発生する。目視観察によると
、色や模様の相違だけであるが、この化学物質を使うと
、螢光が出るので、顕著に相違が明らかになる。　　　
　− この場合に必要なものは （１）腫瘍に照射してこれを治療すべき治療用レーザ光
源 （２）腫瘍親和性化学物質を励起して螢光を生せしめる
ための励起用レーザ光源 （３）目視観察用のイメージファイバ の組合わせである。

に）構　成 そうすると、光ファイバが１本増加する事になる。従来
は、イメージファイバと、パワー伝送用の光ファイバが
ケーブルを構成していた。今度は、励起用レーザ光を通
すのであるから、新しく光ファイバを一木追加すればよ
い。

ケーブルの中に、２本の光ファイバと、イメージファイ
バが入る事になる。ケーブルは、これらを束ねて、可撓
性ある保護外層で囲んだものになる。

光ファイバが１木増えると、ケーブルの太さが増加する
。またケーブルの可撓性が大きく損なわれる。これは望
ましくないことである。人体の中へ挿入するのであるか
ら、ケーブルは細くて曲シやすいものでなければならな
い。

そこで本発明に於ては、新しく光ファイバを追加せず、
従来のパワー伝送用光７アイパを、励起光伝送用にも使
用することてした。

励起光が必要なのは、腫瘍の位置を正しく決定する時で
あり、この後、パワー用のレーザ光が腫瘍に向けて照射
される事になる。つまり、励起用レーザ光と、治療用レ
ーザ光とが同時に必要だという事はないのである。従っ
て、１本のファイバを、励起光と、治療光とに択一的に
使用できるのである。

第１図は本発明の内視鏡の全体構成図である。

内視鏡本体１の側方に、鉗子口２が開口している。鉗子
口２の中へ光伝送路３が挿入される。これは１本の光フ
ァイバである。

２つの光源が光伝送路３の背後に設けられる。

それは、治療用レーザ光源５と、励起用レーザ光源６と
である。

治療用レーザ光源５は、腫瘍の種類によって異なるが、
Ａｒレーザ又はＹＡＧレーザである。

励起用レーザ光源６は、腫瘍親和化学物質の種類による
が、Ｋｒレーザ又はＡｒレーザである。

腫瘍親和化学物質としては、ヘマトポリフィン誘導体（
ＨｐＤ）、アクリジン・オレンジ（ＡＯ）などの色素が
用いられる。これは公知である。

ミキサー７は、治療用レーザ光と、励起用レーザ光を、
択一的に又は同時に、集光光学系４を通して光伝送路３
へ入射するための装置である。

これは、ハーフミラ−で構成する事ができる。

この場合は、２つの光が同時に、集光光学系４に入り、
光伝送路３へ入射する。

そうではなくて、単にミラーを出入れするようにしても
よい。ミラーがなければ、治療用レーザ光が直進して集
光光学系４に至る。ミラーを両光源の交叉する点に入れ
ると、励起用レーザ光が反射されて集光光学系に入る。

この場合は、両光源は、同時に駆動される事がない。

ハーフミラ−による場合であっても、両光源は同時に駆
動される必要がないこともある。しかし、この場合は、
ノ・−７ミラーを使う必要がない。ノ・−７ミラーは反
射率、透過率ともに５０％程度であって損失が大きいか
ら、前記のようにミラーを出入れする機構の方がよい。

腫瘍が発する螢光をモニタしながら治療用レーザ光を当
てる必要がある場合のみ、ノ・−７ミラーが有効である
。

内視鏡本体１の後端には、観察用の機構が設けられる。

イメージファイバ２０の観察光は、切換えミラー８によ
って直進し、或は反射してそれぞれ観察される。直進し
た場合は目視観察１６となる。これは従来のものと同じ
である。これをモニタテレビにつなぐ場合もある。反射
した光は、観察用モニタ９に入る。これは、単に色彩を
観察するのではなく、特定の波長の螢光の有無を見るの
であるから、偏光フィルター、又はバンドパスフィルタ
ーなどを使って、螢光を強調して現わす位置になってい
る。

光伝送路３は、１木でよいことになる。レーザ光は、Ｙ
ＡＧ　レーザ、Ａｒレーザ、−Ｋｒレーザであるかう、
石英ガラスファイバを用いる。

パワー伝送に用いるから、ファイバコア径が太い方が良
いわけである。エネルギー密度が低くなるからである。

ところが、太いファイバは可撓性に乏しく、ケーブル１
０を自由に彎曲させる事ができない。

実用的には、コア径が１００μｍ〜１０００μｍの石英
ガラスファイバとする。

レーザ光の伝送パワーがもつと小さい場合は、ＰＭＭＡ
等のプラスチックファイバを用いる事も可能である。

（イ）作　用 患者に、予め腫瘍親和化学物質を投与する。

所定の時間を経過すると、腫瘍にこの化学物質が集まる
。内視鏡の先端を患部の近くへ挿入する。

内視鏡の目視装置で腫瘍の位置を調べる。

この後、励起用レーザをこの近傍へ照射する。′異常細
胞からはこの励起光によって螢光が生じる。

螢光の存在によって、異常細胞をより明確に認識する事
ができる。

異常細胞、（腫瘍）に向って治療用レーザ例えばＹＡＧ
レーザの光を照射する。これによって患部を焼灼する。

（２））効　果 目視に加えて、腫瘍親和性化学物質の投与と励起光によ
って生ずる螢光によって異常細胞の位置を確認するから
、正常細胞と異常細胞とを誤まるということが少なくな
る。

励起用レーザ光と、治療用レーザ光とを１本の光伝送路
によって伝送するようにしているから、内視鏡に使われ
るファイバの数が増えない。内視鏡の先端クープルの可
撓性、細径性が損われない・また、光伝送路が１木であ
るから、既存の内視鏡にあるひとつの鉗子口だけを使え
ばよい。構造が複雑にならない。

この発明は、レーザメス、レーザコアギユレータなど医
療用レーザ治療器に用いる事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の内視鏡の全体構成図。 第２図は従来例に係る内視鏡の全体構成図。 １・・・・・・・・・・・・内視鏡本体２　・・・・・
・・鉗　子　口 ３・・・・・・・・・・・光伝送路 ４・・・・・・・・・・・・集光光学系５・・・・・・
・・・・治療用レーザ光源６・・・・・・・・・・励起
用レーザ光源７・・・・・・・・・ミキサー ８・・・　　切換えミラー ９・・・・・・観察用モニタ １０・・・・・・・・・ケーブル 発　　明　　者　　　　　　葭　　１）　典　　之高橋
謙−

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）内視鏡本体と、内視鏡本体から前方に延長して設
   けられるイメージファイバと、イメージファイバによつ
   て伝送された像を観察する目視観察装置と、像の中の螢
   光を観察するための観察用モニタと、イメージファイバ
   と平行して設けられ内視鏡本体へは側方の鉗子口から挿
   入される光伝送路と、治療用レーザ光を発生する治療用
   レーザ光源と、腫瘍親和化学物質に対する励起光を発生
   する励起用レーザ光源と、治療用レーザ光と励起用レー
   ザ光とを択一的に或は同時に光伝送路へ入射させるため
   のミキサー、及び集光光学系とよりなる事を特徴とする
   内視鏡。
2. （２）励起用レーザがＫｒレーザ又はＡｒレーザである
   特許請求の範囲第（１）項記際の内視鏡。
3. （３）治療用レーザがＡｒレーザ又はＹＡＧレーザであ
   る特許請求の範囲第（１）項又は第（２）項に記載の内
   視鏡。
4. （４）光伝送路が石英ガラスファイバである特許請求の
   範囲第（１）項〜第（３）項のいずれかに記載の内視鏡
   。
5. （５）光伝送路がＰＭＭＡである特許請求の範囲第（１
   ）項〜第（３）項のいずれかに記載の内視鏡。