JPH0538285Y2 - - Google Patents

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JPH0538285Y2
JPH0538285Y2 JP1112388U JP1112388U JPH0538285Y2 JP H0538285 Y2 JPH0538285 Y2 JP H0538285Y2 JP 1112388 U JP1112388 U JP 1112388U JP 1112388 U JP1112388 U JP 1112388U JP H0538285 Y2 JPH0538285 Y2 JP H0538285Y2
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oil
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oil pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、自動変速機の制御装置に関するもの
である。
(ロ) 従来の技術 従来の自動変速機の制御装置として、特開昭61
−52461号公報に示されるものがある。これに示
される自動変速機の制御装置は、デユーテイ比制
御されるソレノイドバルブによつて2つのバルブ
を制御するように構成されている。すなわち、ソ
レノイドバルブによつて得られる比較的低い信号
圧によつて第1バルブを切換え、またソレノイド
バルブによつて得られる比較的高い信号圧によつ
て第2バルブを切換える。これにより、1つのソ
レノイドバルブによつて2つのバルブを制御する
ことができる。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来の自動変速機
の制御装置には、バルブの切換応答速度が遅いと
いう問題点がある。すなわち、バルブのスプール
をストロークさせる際には、スプールのストロー
ク量に応じた容積分だけソレノイドバルブによつ
て与えられる信号圧を充てんしていく必要があ
る。ソレノイドバルブはオリフイスを通して流入
する油圧を調整しているので、出力可能な信号圧
の供給速度には制限があり、信号圧は時間の経過
に従つて緩やかに立上がることになり、実際にバ
ルブが切換わるまでに時間遅れが発生する。本考
案はこのような問題点を解決することを目的とし
ている。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は、バルブの切換え時に一時的に目標と
する油圧よりも高い油圧に対応するデユーテイ比
信号を出力することにより、上記問題点を解決す
る。すなわち、本考案による自動変速機の制御装
置は、 それぞれ2つの位置間を切換わる複数の切換バ
ルブ10,26,40と、 一定のパイロツト圧をパイロツト圧油路50に
出力可能なパイロツト圧バルブ48と、パイロツ
ト圧油路50とオリフイス52を介して接続され
たデユーテイ圧油路20の油圧を与えられるデユ
ーテイ比信号に応じて切換バルブ10,26,4
0を段階的に切換えるように調整可能な1つのソ
レノイドバルブ56と、 を有しており、 複数の切換バルブ10,26,40のパイロツ
トポート22,34,46にデユーテイ圧油路2
0が接続されているものの場合に、 ソレノイドバルブ56に与えるデユーテイ比信
号を切換える際、目標とする油圧よりも高い油圧
に対応するデユーテイ比信号をデユーテイ圧油路
20の油圧が目標とする油圧に到達する直前まで
出力した後、目標とする油圧に対応するデユーテ
イ比信号を出力するソレノイド駆動装置58を有
することを特徴としている。
(ホ) 作用 バルブを切換える際には、まず最終的に目標と
する油圧に対応するデユーテイ比信号よりも高い
油圧に相当するデユーテイ比信号がソレノイドバ
ルブに出力される。このため、ソレノイドバルブ
によつて出力される信号圧は比較的急速に立上が
りを開始する。信号圧が目標とする油圧に近い値
まで上昇した時点でデユーテイ比信号は目標とす
る油圧に対応する値に切換えられる。これによ
り、ソレノイドバルブによつて得られる信号圧は
最終的に目標とする油圧値に制御される。上述の
ように、一時的に目標とする油圧よりも高い油圧
に対応するデユーテイ比信号が出力されるので、
信号圧が急速に立上がり、バルブ切換えの時間遅
れを減少させることができる。
(ヘ) 実施例 第2図に、前進3速後退1速の自動変速機の動力
伝達機構を骨組図として示す。この動力伝達機構
は、トルクコンバータT/Cを介してエンジン出
力軸Eからの回転力が伝えられる入力軸I、フア
イナルドライブ装置へ駆動力を伝える出力軸O、
第1遊星歯車組G1、第2遊星歯車組G2、ハイア
ンドリバースクラツチH&R/C、フオワードク
ラツチF/C、バンドブレーキB、ローアンドリ
バースブレーキL&R/B、及びワンウエイクラ
ツチOWCを有している。第1遊星歯車組G1は、
サンギアS1と、インターナルギアR1と、両ギア
S1及びR1と同時にかみ合うピニオンギアP1を支
持するキヤリアPC1とから構成されており、また
遊星歯車組G2は、サンギアS2と、インターナル
ギアR2と、両ギアS2及びR2と同時にかみ合うピ
ニオンギアP2を支持するキヤリアPC2とから構成
されている。各構成部材は図示のように連結され
ている。上記動力伝達機構は、ハイアンドリバー
スクラツチH&R/C、フオワードクラツチF/
C、バンドブレーキB及びローアンドリバースブ
レーキL&R/B(ワンウエイクラツチOWC)を
種々の組み合わせで作動させることによつて遊星
歯車組G1及びG2の各要素(S1,S2,R1,R2
PC1及びPC2)の回転状態を変えることができ、
これによつて入力軸Iの回転速度に対する出力軸
Oの回転速度を種々換えて前進3速後退1速を得
ることができる。
第1図に油圧回路のうち本発明と直接関連する
部分のみを取り出して示す。1−2シフトバルブ
10はスプール12及びスプリング14から構成
されており、スプール12が図中下半部位置では
油路16と油路18とを連通させ、図中上半部位
置では油路18をドレーンする。スプール12の
位置は油路20からポート22に作用する油圧に
よる力とスプリング14による力とのつり合いに
よつて決定される。油路16にはマニアルバルブ
24から前進時には常にライン圧が供給されてい
る。なお、油路16はフオワードクラツチF/C
とも接続されている。
2−3シフトバルブ26はスプール28及びス
プリング30により構成されており、スプール2
8が図中上半部位置では油路18と油路32とを
連通させ、図中下半部位置では油路32をドレー
ンする。スプール28の位置は油路20からポー
ト34に作用する油圧による力とスプリング30
による力とのつり合いによつて決定される。油路
18はバンドブレーキBを締結させるためのサー
ボアプライ室S/Aに接続されている。オリフイ
ス31が設けられている油路32はハイアンドリ
バースクラツチH&R/Cと接続されている。ま
た油路32は逆止弁36によつて油路38と接続
されている。逆止弁36は油路32側から油路3
8側への油の流れは許容するが、逆向きの油の流
れは許容しない向きに配置されている。
3−2タイミングバルブ40は、スプール42
及びスプリング44により構成されており、スプ
ール42が図中下半部位置では油路32と油路3
8とが連通し、また図中上半部位置では油路38
と油路32とが遮断される。スプール42の位置
は油路20からポート46に作用する油圧による
力とスプリング44による力とのつり合いによつ
て決定される。油路38はバンドブレーキBを解
放するためのサーボレリーズ室S/Rと接続され
ている。なお、サーボレリーズ室S/Rの受圧面
積はサーボアプライ室S/A室の受圧面積より大
きくしてあるので、サーボレリーズ室S/Rに油
圧が作用するとバンドブレーキBは必ず解放され
る。
前述の油路20はパイロツト圧バルブ48から
常に一定圧が供給されている油路50とオリフイ
ス52を介して接続されている。油路20には開
口54が設けられており、この開口54を開閉可
能なソレノイドバルブ56が設けられている。ソ
レノイドバルブ56は電子制御装置58からの信
号によつてデユーテイ比制御される。これにより
油路20の油圧を電子制御装置58から指令され
た所定の油圧に調整することができる。
電子制御装置58には車速センサー60、スロ
ツトル開度センサー62などからの電気信号が入
力されており、電子制御装置58はこれらに基づ
いて油路20の油圧をP1,P2,P3及びP4の4段
階に調整する信号を出力する。なお、油圧の大き
さはP4>P3>P2>P1としてある。一方、1−2
シフトバルブ10はポート22の油圧がPA以下
のとき図示下半部の状態となり、PAより大きく
なつたとき図中上半部の状態となるように設定し
てある。同様に2−3シフトバルブ26もポート
34の油圧がPB以下のとき図中下半部の状態と
なり、PBより大きくなつたとき図中上半部の状
態となるように設定してある。また、3−2タイ
ミングバルブ40についてもポート46に作用す
る油圧がPC以下のとき図中下半部の状態となり、
PCより大きくなつたとき図中上半部の状態とな
るようにしてある。これらの油圧の大きさはPA
>PB>PCとなるようにしてある。また、P1,P2
P3及びP4と、PA,PB及びPCとの油圧の大きさの
関係は、P4>PA>P3>PB>P2>PC>P1となるよ
うにしてある。この関係を図示すると第3図のよ
うになる。
上述のように油圧特性を設定することにより、
変速制御及び3−2変速タイミングの調整を行う
ことができる。
まず、変速については油路20の油圧がP4
なると、1−2シフトバルブ10及び2−3シフ
トバルブ26は共に図中上半部の状態となり、フ
オワードクラツチF/Cのみが締結されて第1速
の状態となる。次に油路20の油圧をP2又はP1
にすると、1−2シフトバルブ10は図中下半部
の状態となり、一方2−3シフトバルブ26は下
半部の状態となる。このため、フオワードクラツ
チF/Cに加えてサーボアプライ室S/Aにも油
圧が供給されてバンドブレーキBが締結され、自
動変速機は2速状態となる。次に油路20の油圧
をP3にすると、1−2シフトバルブ10は図中
下半部の状態となり、また2−3シフトバルブ2
6は図中上半部の状態となる。これにより、ハイ
アンドリバースクラツチH&R/C及びサーボレ
リーズ室S/Rに油圧が供給され第3速の状態と
なる。なお、逆止弁36が設けてあるので、油路
32の油圧は3−2タイミングバルブ40の状態
にかかわらずサーボレリーズ室S/Rに供給され
る。
上述のような作用の際、油路20の油圧を例え
ば油圧P1から油圧P2に変化させる場合、電子制
御装置58からソレノイドバルブ56に与えるデ
ユーテイ比信号は直ちに油圧P2に対応するデユ
ーテイ比信号が出力されるのではなく、第4図に
示すように出力される。すなわち、デユーテイ比
信号としては、まず油圧PX(これはP2よりも高い
油圧である)に対応するデユーテイ比信号DX
出力される。このDXは所定時間t1だけ保持され、
次いで油圧P2に対応するデユーテイ比信号D2
切換えられる。これにより油路20の実際の油圧
は第4図に実線で示すように変化する。すなわ
ち、比較的急速に油圧が立上がり、t1時間経過後
からわずかな時間後に油圧P2となり、以後この
油圧に保持される。このように油圧がP1から比
較的急速にP2に立上がるので、3−2タイミン
グバルブ40を迅速に切換えることができる。こ
の効果は第5図に示す従来の場合のデユーテイ比
信号及び油圧の変化と比較すれば明らかである。
すなわち、第5図に示すものの場合には、デユー
テイ比信号として最初から油圧P2に対応するデ
ユーテイ比信号D2が出力される。このため、油
圧の立上がりが遅れ、実際に3−2タイミングバ
ルブ40が切換わるまでに長い時間t2を必要とす
ることになる。
なお、油圧をP1からP2に切換える場合につい
て説明したが、油圧P3及び油圧P4に切換える場
合についても同様の制御により迅速なバルブの切
換えが可能となる。
(ト) 効果 以上説明してきたように、本考案によると、バ
ルブの切換え時に目標とする油圧よりも高い油圧
に対応するデユーテイ比信号をデユーテイ圧油路
の油圧が目標とする油圧に到達する直前まで出力
するようにしたので、ソレノイドバルブによつて
得られる信号圧の立上がりが急速なものとなり、
バルブの切換えを迅速に行なうことができるよう
になる。また、高デユーテイ比にするのは目標油
圧に達する直前までであるので、油圧がオーバシ
ユートして他のバルブを切換えることが防止され
るため、各切換圧を接近して設けることができる
ようになり、ソレノイドバルブの油圧を高くする
必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の油圧回路を示す図、
第2図は自動変速機の骨組図、第3図はソレノイ
ドバルブによつて得られる油圧特性を示す図、第
4図は本考案の場合のデユーテイ比信号及び油圧
の変化特性を示す図、第5図は従来のデユーテイ
比信号及び油圧の変化特性を示す図である。 10……1−2シフトバルブ、26……2−3
シフトバルブ、40……3−2タイミングバル
ブ、56……ソレノイドバルブ、58……電子制
御装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 それぞれ2つの位置間を切換わる複数の切換バ
    ルブ10,26,40と、 一定のパイロツト圧をパイロツト圧油路50に
    出力可能なパイロツト圧バルブ48と、 パイロツト圧油路50とオリフイス52を介し
    て接続されたデユーテイ圧油路20の油圧を与え
    られるデユーテイ比信号に応じて切換バルブ1
    0,26,40を段階的に切換えるように調整可
    能な1つのソレノイドバルブ56と、 を有しており、 複数の切換バルブ10,26,40のパイロツ
    トポート22,34,46にデユーテイ圧油路2
    0が接続されている自動変速機の制御装置におい
    て、 ソレノイドバルブ56に与えるデユーテイ比信
    号を切換える際、目標とする油圧よりも高い油圧
    に対応するデユーテイ比信号をデユーテイ圧油路
    20の油圧が目標とする油圧に到達する直前まで
    出力した後、目標とする油圧に対応するデユーテ
    イ比信号を出力するソレノイド駆動装置58を有
    することを特徴とする自動変速機の制御装置。
JP1112388U 1988-02-01 1988-02-01 Expired - Lifetime JPH0538285Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1112388U JPH0538285Y2 (ja) 1988-02-01 1988-02-01
US07/730,391 US5154100A (en) 1988-02-01 1991-07-15 System for controlling automatic power transmission

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JP1112388U JPH0538285Y2 (ja) 1988-02-01 1988-02-01

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Publication Number Publication Date
JPH01116241U JPH01116241U (ja) 1989-08-04
JPH0538285Y2 true JPH0538285Y2 (ja) 1993-09-28

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ID=31219393

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JP1112388U Expired - Lifetime JPH0538285Y2 (ja) 1988-02-01 1988-02-01

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