JPH053818Y2 - - Google Patents

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JPH053818Y2
JPH053818Y2 JP1987154477U JP15447787U JPH053818Y2 JP H053818 Y2 JPH053818 Y2 JP H053818Y2 JP 1987154477 U JP1987154477 U JP 1987154477U JP 15447787 U JP15447787 U JP 15447787U JP H053818 Y2 JPH053818 Y2 JP H053818Y2
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JP
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cylindrical portion
cylindrical
ring
seal lip
fixed base
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JP1987154477U
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば圧延機のバツクアツプロール
のように、回転軸及び軸受間のクリアランスが相
当に大であつて偏心状態で運転される機械装置に
使用される偏心軸用オイルシールに関する。
(従来の技術) 圧延機のバツクアツプロールの軸受には、大荷
重に耐えるために滑り軸受が使用され、しかも、
軸径が大であることにより数mm程度の大きなクリ
アランスが生じるので、潤滑油の漏出防止のため
に使用されるオイルシールには、第2図に一例を
示すように、軸及び軸受の偏心状態での相対回転
に追随するための特別の手段を講じられた偏心軸
用オイルシールが使用されている。
同図の偏心軸用オイルシールは、図示しない軸
受に対し偏心状態を保つて回転する偏心軸1に外
挿・固定される固定基部2と、固定基部2の外方
に一体形成されて略円筒形状を呈するベロー部3
と、略円筒形状に製せられてベロー部3の外方に
接続され、図上に2点鎖線をもつて示されたハウ
ジング6の内周面と接触摺動するシールリツプ部
4と、ベロー部3及びシールリツプ部4の中間に
埋設されてシールリツプ部4の円筒形状を維持さ
せる補強リング5とを有し、ベロー部3の弾性変
形によつて偏心軸1及びハウジング6間の偏心に
追随するように構成されている。
(考案が解決しようとする問題点) 第2図の従来例においては、シールリツプ部4
の円筒形状を維持させてベロー部3の弾性変形に
よりシールリツプ部4をハウジング6の内周面に
追随させるための手段が、ベロー部3及びシール
リツプ部4の中間に埋設された補強リング5のみ
であり、しかも、補強リング5の強度が大でない
ために、偏心回転に対し十分に追随し得ないばか
りでなく、軸方向の変形(タワミ)を生じやすい
ので、潤滑油の漏出を惹起させるおそれが大であ
つた。
本考案は、シール部材の円筒形状を正常に維持
させる機能及びハウジングの内周面に追随させる
機能を強化された偏心軸用オイルシールの構造を
提示することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来の技術による偏心軸用
オイルシールにおける問題点を考慮して、固定基
部と一体形成されたベロー部及び該ベロー部に接
続されてハウジングの内周面と接触摺動するシー
ルリツプ部の中間に埋設される補強リングを、円
筒部分及び該円筒部分の一端から内方へ伸びた環
状突起を備えて略L字様の断面形状を呈する環状
体に形成し、円筒部分及び該円筒部分の一端から
径方向内方へ伸びた径方向部分を備えて略L字様
の断面形状を呈する環状体に製せられたスライド
リングの円筒部分を前記した補強リングの円筒部
分に挿入して結合し、更に、円筒部分及び該円筒
部分の一端から広がつたフランジ部分を備えて略
L字様の断面形状を呈する環状体に形成されたガ
イドリングの円筒部分を固定基部に外挿してスラ
イドリングの径方向部分をガイドリンクのフラン
ジ部分に当接させた構成となすものである。
(作用) 上記した構成要件を備えた本考案による偏心軸
用オイルシールにおいては、略L字様の断面形状
を呈し、円筒部分をベロー部及びシールリツプ部
の中間に埋設された補強リングに挿入・結合され
たスライドリングが、補強リングによるシールリ
ツプ部に対する補強機能を著しく助長してシール
リツプ部の円筒形状を維持させ、略L字様の断面
形状を呈し、固定基部に外挿されてフランジ部分
をスライドリングの径方向部分に当接させたガイ
ドリングが、スライドリングの径方向部分を支え
てシールリツプ部に埋設された補強リングを介し
てシールリツプ部の軸方向の移動を抑止する作用
を示す。
(実施例) 第1図の実施例においては、偏心軸1に外挿さ
れる固定基部2と一体形成されて略円筒形状を呈
するベロー部3及び略円筒形状を呈してハウジン
グ6の内周面と接触摺動するシールリツプ部4の
接続部に埋設された補強リング5が、円筒部分及
び該円筒部分の一端から径方向内方へ伸びた環状
突起を有し、円筒部分および該円筒部分の一端か
ら径方向内方へ伸びた径方向部分を有するスライ
ドリング7が、円筒部分を補強リング5の円筒部
分に挿入されて結合され、円筒部分及び該円筒部
分の一端から外方に広がつたフランジ部分を有す
るガイドリング8が、円筒部分を固定基部2に外
挿されてフランジ部分をスライドリング7の径方
向部分に当接させている。
(考案の効果) 本考案による偏心軸用オイルシールが、上記し
たように、偏心軸に外挿・固定される固定基部に
接続されたベロー部と略円筒形状を呈してハウジ
ングの内周面と接触摺動するシールリツプ部との
接合部に埋設される補強リングを円筒部分及び該
円筒部分の一端から内方へ伸びた環状突起を有し
て略L字様の断面形状を呈する環状体に形成さ
れ、円筒部分及び該円筒部分の一端から径方向内
方へ伸びた径方向部分を有して略L字様の断面形
状を呈する環状体に形成されたスライドリングの
円筒部分を前記した補強リングの円筒部分に挿
入・固定され、更に、円筒部分及び該円筒部分の
一端から外方に広がつたフランジ部分を有して略
L字様の断面形状を呈する環状体に形成されたガ
イドリングの円筒部分を固定基部に外挿されてフ
ランジ部分を前記したスライドリングの径方向部
分に当接させる構造を備えていることにより、補
強リングに結合されたスライドリングが補強リン
グによるシールリツプに対する補強機能を著しく
強化させ、更に、固定基部に固定されたガイドリ
ングがスライドリングを介してシールリツプ部及
び補強リングの軸方向移動を抑制するので、シー
ルリツプ部の円筒形状維持力及びハウジングの内
周面に対する追随能力を向上させられ、従来の技
術による偏心軸用オイルシールにおいて避けられ
なかつたシールリツプ部の変形及び軸方向の移動
に伴う潤滑油の漏出のおそれが完全に解消され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の断面図、第2図
は、従来の技術による偏心軸用オイルシールの一
例の断面図である。 1……偏心軸、2……固定基部、3……ベロー
部、4……シールリツプ部、5……補強リング、
6……ハウジング、7……スライドリング、8…
…ガイドリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 偏心軸1に外挿・固定される固定基部2と、該
    固定基部2の外方に一体形成されて略円筒形状を
    呈するベロー部3と、略円筒形状に製せられ、前
    記ベロー部3の外方に接続されてハウジング6の
    内周面と接触摺動するシールリツプ部4と、円筒
    部分及び該円筒部分の一端から内方へ伸びた環状
    突起を備え、前記ベロー部3及びシールリツプ部
    4の中間に埋設された補強リング5と、円筒部分
    及び該円筒部分から径方向内方へ伸びた径方向部
    分を備えて円筒部分を前記補強リング5の円筒部
    分に挿入・結合されたスライドリング7と、円筒
    部分及び該円筒部分の一端から広がつたフランジ
    部分を備え、円筒部分を前記固定基部2に外挿さ
    れてフランジ部分を前記スライドリング7の径方
    向部分に当接させるガイドリング8とを有する偏
    心軸用オイルシール。
JP1987154477U 1987-10-08 1987-10-08 Expired - Lifetime JPH053818Y2 (ja)

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JP2518346Y2 (ja) * 1990-10-12 1996-11-27 光洋精工株式会社 シール装置

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