JPH0538082A - 給電装置 - Google Patents

給電装置

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JPH0538082A
JPH0538082A JP3212698A JP21269891A JPH0538082A JP H0538082 A JPH0538082 A JP H0538082A JP 3212698 A JP3212698 A JP 3212698A JP 21269891 A JP21269891 A JP 21269891A JP H0538082 A JPH0538082 A JP H0538082A
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JP
Japan
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magnetic field
transformer
primary
coil
hall
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JP3212698A
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English (en)
Inventor
Ikuro Suga
郁朗 菅
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結合、分離自在に構成されたトランスを備え
た給電装置において、トランスの分離時に一次鉄心及び
一次巻線における発熱を防止することによって省エネル
ギーを達成する。 【構成】 一次巻線5A及びこれに対して結合、分離自
在に構成された二次巻線5Bを備えたトランス5と、ト
ランス5の一方の一次巻線5A側に接続され、その電流
をオン、オフするスイッチング素子3を有し、AC/D
C変換器2とを備え、トランス5の二次巻線5B側には
磁界を発生する永久磁石13を設けると共に、トランス
5の一次巻線5A側には永久磁石13によって発生した
磁界を検出するホールIC14を設け、一次巻線5Aと
二次巻線5Bとの結合、分離に応じてホールIC14が
永久磁石13の磁界を検出し、検出の有無に基づいてス
イッチング素子3をオン、オフすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力を伝達するための
給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の技術としては、例えば、
図4に示すコンセントがある。このコンセントは、実開
昭57−31818号公報に記載された電磁誘導を利用
したもので、同図において、1は商用交流電源、22A
は一次鉄心、5Aは一次鉄心に巻回された一次巻線で、
これらの各部材でコンセントボディ23を構成してい
る。また、22Bは二次鉄心、5Bは二次鉄心22Bに
巻回された二次巻線で、これらの各部材でコンセントキ
ャップ(プラグ)24を構成している。また、25は商
用交流電源1から一次巻線5Aに至るコード、26は二
次巻線5Bから負荷12に至るコード、27A、27B
はそれぞれ一次巻線5A、二次巻線5Bを巻回するボビ
ンである。
【0003】次に、上記コンセントの動作について説明
する。上記コンセントを用いた商用交流電源1の給電は
以下のようにして行なわれる。まず、トランスの一次側
のコンセントボディ23にトランスの二次側のコンセン
トキャップ24を結合させて商用交流電源1から交流電
圧をコード25に印加する。これによって一次巻線5A
に電流が流れ、一次鉄心22A及び二次鉄心22Bにそ
れぞれ磁束が発生する。この磁束によって電磁誘導が起
こり二次巻線5Bに電流が流れてコード26から交流の
電気エネルギーを取り出して負荷12に電力を供給す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンセント(給電装置)は、コンセントキャップ24を
コンセントボディ23から分離した時でも商用交流電源
1を一次側に入力したまま、あるいはコンセントキャッ
プ24とコンセントボディ23との分離、結合とは連動
せず入力を断つものでため、トランスの分離時に一次巻
線5Aに電流が多く流れ、一次鉄心22A及び一次巻線
5Aが発熱して操作上危険であると共に、無駄なエネル
ギーを消費するという課題があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れもので、分離自在に構成されたトランスの分離時に一
次鉄心及び一次巻線における発熱を防止することによっ
て省エネルギーを達成することができる給電装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の給電装置は、一
次側コイル及びこれに対して結合、分離自在に構成され
た二次側コイルを備えたトランスと、トランスの一方の
コイル側に接続され、その電流をオン、オフするスイッ
チング素子を有する電力変換器とを備えた給電装置であ
って、上記トランスの二次コイル側には磁界を発生する
磁界発生手段を設けると共に、上記トランスの一次コイ
ル側には磁界発生手段によって発生した磁界を検出する
磁界検出手段を設け、上記一次側コイルと二次側コイル
との結合、分離に応じて上記磁界検出手段が上記磁界発
生手段の磁界を検出し、検出の有無に基づいて上記スイ
ッチング素子をオン、オフするように構成されたもので
ある。
【0007】
【作用】本発明によれば、例えば、一次側コイルと二次
側コイルとを分離させると、磁界発生手段が磁界検出手
段から離れ、磁界検出手段によって磁界発生手段の磁界
を検出することができず、スイッチング素子をオフ状態
にして一方のコイルの電流を切って電流が流れず、ま
た、一次側コイルと二次側コイルとを結合させると、磁
界発生手段が磁界検出手段から接近して、磁界検出手段
によって磁界発生手段の磁界を検出してスイッチング素
子をオン状態にして一方のコイルに電流を流すことがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図3に示す実施例に基づいて従
来と同一または相当部分には同一符号を付して本発明の
特徴を中心に説明する。尚、各図中、図1は本発明の給
電装置の一実施例を示す構成図、図2は図1に示す給電
装置のホールICを示す構成図、図3は図2に示すホー
ルICの磁電変換特性を示すグラフである。
【0009】本実施例の給電装置は、図1に示すよう
に、一次側コイル(一次巻線)5A及びこれに対して分
離部6において結合、分離自在に構成された二次側コイ
ル(二次巻線)5Bとを備えたトランス5と、トランス
5の一次巻線5A側に接続され、一次巻線5Aの電流を
オン、オフするスイッチング素子4を有する電力変換器
(AC/DC変換器)2とを備えて構成されている。こ
のAC/DC変換器2は、例えば、ダイオードブリッジ
とコンデンサとを備えて構成された商用交流電源1の交
流電圧を整流平滑化する整流回路であり、このAC/D
C変換器2には整流平滑化された直流電圧をオン、オフ
するスイッチング素子3が接続されている。また、この
スイッチング素子3は後述する磁界検出手段に接続され
た制御回路4の開閉信号に応じて開閉するように構成さ
れている。また、一次巻線5Aにはトランス5を初期化
する補助巻線5Cが接続され、更に、補助巻線5Cには
トランス5をリセットするリセット用のダイオード7が
接続されている。
【0010】一方、トランス5の二次巻線5Bの一端に
は整流用ダイオード8がアノード端子で接続され、その
他端には環流用ダイオード9がアノード端子で接続さ
れ、これらの両ダイオードはそれぞれのカソード端子で
接続されている。また、これらの両ダイオード8、9そ
れぞれのカソード端子にはチョークコイル10の一端が
接続され、チョークコイル10の他端には平滑用コンデ
ンサ11の一端が接続されて、平滑コンデンサ11の他
端は環流用ダイオードのアノード端子に接続されてい
る。
【0011】而して、上記トランス5の二次巻線5B側
には磁界を発生する磁界発生手段(永久磁石)13が設
けられていると共に、上記トランス5の一次巻線5A側
には永久磁石13に発生した磁界を検出する磁界検出手
段(ホールIC)14が設けられている。そして、一次
巻線5Aと二次巻線5Bとの結合、分離に応じてホール
IC14が永久磁石13の磁界を検出し、検出の有無に
基づいてスイッチング素子3をオン、オフするように構
成されている。
【0012】また、上記ホールIC14は、図2に示す
ように、ホール素子15、増幅器16、シュミット回路
17、電源18、出力端側のトランジスタ19、出力プ
ルアップ抵抗20及び出力端子21を備えて構成されて
いる。上記ホール素子15には電流が流してあり、永久
磁石13に発生した磁界がホール素子15の電流と直角
方向に加わるようにホールIC14と永久磁石13とが
配設されている。ホール素子15には上記電流と加えら
れた磁界の両者に直角方向に電位差が生じる現象、即
ち、ホール効果が起こる。この電位差を増幅器16によ
って増幅し、更に、シュミット回路17で電位差にヒス
テリシス特性を持たせて出力端のトランジスタ19を駆
動さて、ホールIC14の出力端21から信号を出力
し、この信号をスイッチング素子3の開閉信号として制
御回路4へ出力するように構成されている。
【0013】図3はホールIC14の磁電変換特性を示
す図で、上記ホール素子15に流す電流を一定にする
と、加える磁界とホール効果によって生ずる電位差とが
比例する関係にある。従って、ホールIC14は、図3
に示すようにシュミット回路17で電位差にヒステリシ
ス特性を持たせると、トランス5の分離部6の着脱に応
じて磁気スイッチとして働き、トランス5の分離部6が
結合状態ではスイッチング素子3のスイッチング動作が
行なわれており、分離部6が分離状態の時にはスイッチ
ング素子3のスイッチング動作は停止するようになって
いる。
【0014】次に、上記給電装置の動作について説明す
る。一次巻線5Aと二次巻線5Bとが結合した状態で
は、永久磁石13とホールIC14とが接近しているた
め、ホールIC14が永久磁石13の磁界を検出してス
イッチング素子3のオン状態にある。従って、一次側で
は、商用交流電源1から印加された交流電圧がAC/D
C変換器2によって整流平滑化されて直流電圧に変換さ
れ、この時、制御回路4から出力された開閉信号によっ
てスイッチング素子3がスイッチング動作を行なう。一
方、二次側では、一次側のAC/DC変換器2から送り
出される断続エネルギーをトランス5の二次巻線5B側
のダイオード8、9によって整流し、チョークコイル1
0と平滑用コンデンサ11とで構成されるLCフィルタ
によって電圧を平均化することによって負荷12に直流
電圧を供給する。
【0015】また、一次巻線5Aと二次巻線5Bとが分
離したスイッチング素子3のオフ状態では、永久磁石1
3とホールIC14とが離隔してこれら両者13、14
間の距離が長くてホールIC14によって永久磁石13
の磁界を検出することができず、スイッチング素子3が
オフ状態にになってそのスイッチング動作が停止してい
る。この分離状態では電磁誘導が起こらずエネルギーの
伝達が行なわれない。また、この分離状態でリセット用
のダイオード7を介して補助巻線5Cがトランス5の蓄
積されていたエネルギーを回生する。
【0016】以上説明したように本実施例によれば、一
次巻線5Aと二次巻線5Bとの結合時には、ホールIC
14が永久磁石13の磁界を検出してスイッチング素子
3を動作させて一次巻線5Aに電流を流して一次巻線5
Aから二次巻線5Bへエネルギーを伝達し、一次巻線5
Aと二次巻線5Bとの分離時には、ホールIC14が永
久磁石13の磁界を検出することができず、スイッチン
グ素子3の動作を停止させて一次巻線5Aに流さないで
一次巻線5Aにおける発熱を防止することによって省エ
ネルギーを達成することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、結
合、分離自在に構成されたトランスの分離時に一次鉄心
及び一次巻線における発熱を防止することによって省エ
ネルギーを達成することができる給電装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給電装置の一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】図1に示す給電装置のホールICを示す構成図
である。
【図3】図2に示すホールICの磁電変換特性を示すグ
ラフである。
【図4】従来の給電装置の一例であるコンセントを示す
断面図である。
【符号の説明】
2 AC/DC変換器(電力変換器) 3 スイッチング素子 5 トランス 5A 一次巻線(一次側コイル) 5B 二次巻線(二次側コイル) 13 永久磁石(磁界発生手段) 14 ホールIC(磁界検出手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 給電装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力を伝達するための
給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の技術としては、例えば、
図4に示すコンセントがある。このコンセントは、実開
昭57−31818号公報に記載された電磁誘導を利用
したもので、同図において、1は商用交流電源、22A
は一次鉄心、5Aは一次鉄心に巻回された一次巻線で、
これらの各部材でコンセントボディ23を構成してい
る。また、22Bは二次鉄心、5Bは二次鉄心22Bに
巻回された二次巻線で、これらの各部材でコンセントキ
ャップ(プラグ)24を構成している。また、25は商
用交流電源1から一次巻線5Aに至るコード、26は二
次巻線5Bから負荷12に至るコード、27A、27B
はそれぞれ一次巻線5A、二次巻線5Bを巻回するボビ
ンである。
【0003】次に、上記コンセントの動作について説明
する。上記コンセントを用いた商用交流電源1の給電は
以下のようにして行なわれる。まず、トランスの一次側
のコンセントボディ23にトランスの二次側のコンセン
トキャップ24を結合させて商用交流電源1から交流電
圧をコード25に印加する。これによって一次巻線5A
に電流が流れ、一次鉄心22A及び二次鉄心22Bにそ
れぞれ磁束が発生する。この磁束によって電磁誘導が起
こり二次巻線5Bに電流が流れてコード26から交流の
電気エネルギーを取り出して負荷12に電力を供給す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンセント(給電装置)は、コンセントキャップ24を
コンセントボディ23から分離した時でも商用交流電源
1を一次側に入力したまま、あるいはコンセントキャッ
プ24とコンセントボディ23との分離、結合とは連動
せず入力を断つものでため、トランスの分離時に一次巻
線5Aに電流が多く流れ、一次鉄心22A及び一次巻線
5Aが発熱して操作上危険であると共に、無駄なエネル
ギーを消費するという課題があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、分離自在に構成されたトランスの分離時に
一次鉄心及び一次巻線における発熱を防止することによ
って省エネルギーを達成することができる給電装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の給電装置は、一
次側コイル及びこれに対して結合、分離自在に構成され
た二次側コイルを備えたトランスと、トランスの一方の
コイル側に接続され、その電流をオン、オフするスイッ
チング素子を有する電力変換器とを備えた給電装置であ
って、上記トランスの二次コイル側には磁界を発生する
磁界発生手段を設けると共に、上記トランスの一次コイ
ル側には磁界発生手段によって発生した磁界を検出する
磁界検出手段を設け、上記一次側コイルと二次側コイル
との結合、分離に応じて上記磁界検出手段が上記磁界発
生手段の磁界を検出し、検出の有無に基づいて上記スイ
ッチング素子をオン、オフするように構成されたもので
ある。
【0007】
【作用】本発明によれば、例えば、一次側コイルと二次
側コイルとを分離させると、磁界発生手段が磁界検出手
段から離れ、磁界検出手段によって磁界発生手段の磁界
を検出することができず、スイッチング素子をオフ状態
にして一方のコイルの電流を切って電流が流れず、ま
た、一次側コイルと二次側コイルとを結合させると、磁
界発生手段が磁界検出手段から接近して、磁界検出手段
によって磁界発生手段の磁界を検出してスイッチング素
子をオン状態にして一方のコイルに電流を流すことがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図3に示す実施例に基づいて従
来と同一または相当部分には同一符号を付して本発明の
特徴を中心に説明する。尚、各図中、図1は本発明の給
電装置の一実施例を示す構成図、図2は図1に示す給電
装置のホールICを示す構成図、図3は図2に示すホー
ルICの磁電変換特性を示すグラフである。
【0009】本実施例の給電装置は、図1に示すよう
に、一次側コイル(一次巻線)5A及びこれに対して分
離部6において結合、分離自在に構成された二次側コイ
ル(二次巻線)5Bとを備えたトランス5と、トランス
5の一次巻線5A側に接続され、一次巻線5Aの電流を
オン、オフするスイッチング素子3を有し、AC/DC
変換器2とを備えて構成されている。このAC/DC変
換器2は、例えば、ダイオードブリッジとコンデンサと
を備えて構成された商用交流電源1の交流電圧を整流平
滑化する整流回路であり、このAC/DC変換器2には
整流平滑化された直流電圧をオン、オフするスイッチン
グ素子3が接続されている。また、このスイッチング素
子3は後述する磁界検出手段に接続された制御回路4の
開閉信号に応じて開閉するように構成されている。ま
た、一次巻線5Aにはトランス5を初期化する補助巻線
5Cが接続され、更に、補助巻線5Cにはトランス5を
リセットするリセット用のダイオード7が接続されてい
る。
【0010】一方、トランス5の二次巻線5Bの一端に
は整流用ダイオード8がアノード端子で接続され、その
他端には環流用ダイオード9がアノード端子で接続さ
れ、これらの両ダイオードはそれぞれのカソード端子で
接続されている。また、これらの両ダイオード8、9そ
れぞれのカソード端子にはチョークコイル10の一端が
接続され、チョークコイル10の他端には平滑用コンデ
ンサ11の一端が接続されて、平滑コンデンサ11の他
端は環流用ダイオードのアノード端子に接続されてい
る。
【0011】而して、上記トランス5の二次巻線5B側
には磁界を発生する磁界発生手段(永久磁石)13が設
けられていると共に、上記トランス5の一次巻線5A側
には永久磁石13に発生した磁界を検出する磁界検出手
段(ホールIC)14が設けられている。そして、一次
巻線5Aと二次巻線5Bとの結合、分離に応じてホール
IC14が永久磁石13の磁界を検出し、検出の有無に
基づいてスイッチング素子3をオン、オフするように構
成されている。
【0012】また、上記ホールIC14は、図2に示す
ように、ホール素子15、増幅器16、シュミット回路
17、電源18、出力端側のトランジスタ19、出力プ
ルアップ抵抗20及び出力端子21を備えて構成されて
いる。上記ホール素子15には電流が流してあり、永久
磁石13に発生した磁界がホール素子15の電流と直角
方向に加わるようにホールIC14と永久磁石13とが
配設されている。ホール素子15には上記電流と加えら
れた磁界の両者に直角方向に電位差が生じる現象、即
ち、ホール効果が起こる。この電位差を増幅器16によ
って増幅し、更に、シュミット回路17で電位差にヒス
テリシス特性を持たせて出力端のトランジスタ19を駆
動さて、ホールIC14の出力端21から信号を出力
し、この信号をスイッチング素子3の開閉信号として制
御回路4へ出力するように構成されている。
【0013】図3はホールIC14の磁電変換特性を示
す図で、上記ホール素子15に流す電流を一定にする
と、加える磁界とホール効果によって生ずる電位差とが
比例する関係にある。従って、ホールIC14は、図3
に示すようにシュミット回路17で電位差にヒステリシ
ス特性を持たせると、トランス5の分離部6の着脱に応
じて磁気スイッチとして働き、トランス5の分離部6が
結合状態ではスイッチング素子3のスイッチング動作が
行なわれており、分離部6が分離状態の時にはスイッチ
ング素子3のスイッチング動作は停止するようになって
いる。
【0014】次に、上記給電装置の動作について説明す
る。一次巻線5Aと二次巻線5Bとが結合した状態で
は、永久磁石13とホールIC14とが接近しているた
め、ホールIC14が永久磁石13の磁界を検出してス
イッチング素子3はスイッチング動作状態にある。従っ
て、一次側では、商用交流電源1から印加された交流電
圧がAC/DC変換器2によって整流平滑化されて直流
電圧に変換され、この時、制御回路4から出力された開
閉信号によってスイッチング素子3がスイッチング動作
を行なう。一方、二次側では、一次側のAC/DC変換
器2から送り出される断続エネルギーをトランス5の二
次巻線5B側のダイオード8、9によって整流し、チョ
ークコイル10と平滑用コンデンサ11とで構成される
LCフィルタによって電圧を平均化することによって負
荷12に直流電圧を供給する。また、この分離状態でリ
セット用のダイオード7を介して補助巻線5Cがトラン
ス5の蓄積されたエネルギーを回生する。
【0015】また、一次巻線5Aと二次巻線5Bとが分
離した状態では、永久磁石13とホールIC14とが離
隔してこれら両者13、14間の距離が長くてホールI
C14によって永久磁石13の磁界を検出することがで
きず、スイッチング素子3がオフ状態にになってそのス
イッチング動作が停止している。この分離状態では電磁
誘導が起こらずエネルギーの伝達が行なわれない。
【0016】以上説明したように本実施例によれば、一
次巻線5Aと二次巻線5Bとの結合時には、ホールIC
14が永久磁石13の磁界を検出してスイッチング素子
3を動作させて一次巻線5Aに電流を流して一次巻線5
Aから二次巻線5Bへエネルギーを伝達し、一次巻線5
Aと二次巻線5Bとの分離時には、ホールIC14が永
久磁石13の磁界を検出することができず、スイッチン
グ素子3の動作を停止させて一次巻線5Aに流さないで
一次巻線5Aにおける発熱を防止することによって省エ
ネルギーを達成することができる。
【0017】尚、上記実施例では電力変換器として一石
式フォワードコンバータを用いたものを示したが、一次
側、二次側を自在に分離、結合が可能な構造のトランス
を備えた他の電力変換器を用いた給電装置であっても良
く、また入力電源が直流であっても良いことは言うまで
もない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、結
合、分離自在に構成されたトランスの分離時に一次鉄心
及び一次巻線における発熱を防止することによって省エ
ネルギーを達成することができる給電装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給電装置の一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】図1に示す給電装置のホールICを示す構成図
である。
【図3】図2に示すホールICの磁電変換特性を示すグ
ラフである。
【図4】従来の給電装置の一例であるコンセントを示す
断面図である。
【符号の説明】 2 AC/DC変換器 3 スイッチング素子 5 トランス 5A 一次巻線(一次側コイル) 5B 二次巻線(二次側コイル) 13 永久磁石(磁界発生手段) 14 ホールIC(磁界検出手段)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一次側コイル及びこれに対して結合、分
    離自在に構成された二次側コイルを備えたトランスと、
    トランスの一方のコイル側に接続され、その電流をオ
    ン、オフするスイッチング素子を有する電力変換器とを
    備えた給電装置であって、上記トランスの二次コイル側
    には磁界を発生する磁界発生手段を設けると共に、上記
    トランスの一次コイル側には磁界発生手段によって発生
    した磁界を検出する磁界検出手段を設け、上記一次側コ
    イルと二次側コイルとの結合、分離に応じて上記磁界検
    出手段が上記磁界発生手段の磁界を検出し、検出の有無
    に基づいて上記スイッチング素子をオン、オフすること
    を特徴とする給電装置。
JP3212698A 1991-07-30 1991-07-30 給電装置 Pending JPH0538082A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3212698A JPH0538082A (ja) 1991-07-30 1991-07-30 給電装置

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JP3212698A JPH0538082A (ja) 1991-07-30 1991-07-30 給電装置

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JPH0538082A true JPH0538082A (ja) 1993-02-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000260643A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Nitto Kohki Co Ltd 自動逆洗ブロワのデータ登録装置
KR20000077132A (ko) * 1999-05-04 2000-12-26 루돌프 쥬터 고정 회로로부터 고정 회로에 대하여 이동하는 회로에에너지를 전기적으로 전달하는 방법 및 장치
CN109904663A (zh) * 2019-02-13 2019-06-18 浙江理工大学上虞工业技术研究院有限公司 基于电磁感应的无孔插座及与其配合的转换插头

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