JPH0537978A - 電子交換機 - Google Patents

電子交換機

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Publication number
JPH0537978A
JPH0537978A JP19226791A JP19226791A JPH0537978A JP H0537978 A JPH0537978 A JP H0537978A JP 19226791 A JP19226791 A JP 19226791A JP 19226791 A JP19226791 A JP 19226791A JP H0537978 A JPH0537978 A JP H0537978A
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JP
Japan
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connection
trunk
class
trunk circuit
transfer
Prior art date
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Application number
JP19226791A
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English (en)
Inventor
Midori Oshika
緑 大鹿
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0537978A publication Critical patent/JPH0537978A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/50Centralised arrangements for answering calls; Centralised arrangements for recording messages for absent or busy subscribers ; Centralised arrangements for recording messages
    • H04M3/53Centralised arrangements for recording incoming messages, i.e. mailbox systems
    • H04M3/533Voice mail systems

Landscapes

  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は発着信の際の接続可能な相手とは別に
着信転送可能な相手を任意設定でき、柔軟な接続関係の
設定を可能した交換機を得ることにある。 【構成】回線交換を行うと共に外線との接続用のトラン
ク回路(TR)からの着信についてこれを受けた内線端末に
よる転送操作により他のTRへ発信してこのTRと着信した
TRとの接続を可能にした交換機において、接続可能レベ
ルを多段階区分した接続規制クラス(CLS) を用意し各TR
及び内線端末用の個別CLS と発信時に使用するTR用の個
別CLS と着信したTR及びこの着信を受けた内線端末夫々
のCLS で定めた転送時CLS とを予め登録した記憶手段15
と、転送操作するとこれにより発信して使用する予定の
TRのCLS 及び転送時CLS の情報を記憶手段より得て両者
を比較し転送時CLS が発信に使用するTRのCLS に基づく
接続可能な範囲内のレベルのとき着信TRと発信TRとを接
続可能に制御する制御手段14とより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子交換機の改良にかか
わり、特にトランクとの接続の可否を判断して接続を制
御する電子交換機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交換機はマイクロプロセッサを制
御の中枢として使用するようになり、益々高インテリジ
ェント化と高機能化が図られるようになった。ところ
で、マイクロコンピュータを使用した構内交換用のディ
ジタル電子交換機は、内線と外線を収容し、内線相互
間、内線と外線間の交換接続を行うと云った基本機能の
他、様々なサービスを可能にしている。
【0003】この中の一つに接続規制がある。これは無
料の内線接続に対して、有料の公衆網、私設網に接続し
ているトランク接続には、法律上あるいは個々のシステ
ム上から種々の制約があったり、管理上の問題から利用
規制を必要としたりするためで、一般に発端末の属性、
接続規制クラスと、出トランクの属性、接続規制クラ
ス、ダイヤル情報をもとに、発端末と出トランクとの接
続の可否を判断して接続制御するようにしていた。
【0004】しかしながら、一旦、接続が許されたトラ
ンクについては、転送等の手段により、接続相手を変更
する場合、相手の接続規制クラスについてのチェックを
行わないため、本来、規制されるべき接続も、中継と云
う手段で容易に接続できてしまうと云う問題が生じる。
そのため、トランクグループを小グループに分け、小グ
ループAと小グループBとの間は接続禁止とすると云っ
た具合に、各々のトランクグループ間で規制を設けるこ
とにより、上記転送時の規制抜けに対応していた。
【0005】しかし、このような画一的なトランク間の
規制を設定すると、小グループAのある回線から受付け
の端末に着信したものを小グループBのある回線に転送
したいと云った場合に、これができず、運用上、柔軟性
に欠ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】構内交換用のディジタ
ル電子交換機は、内線の他、公衆回線や私設回線を収容
しており、これらとの間の交換接続が可能である。公衆
回線や私設回線は構内交換機からみて外線に相当し、従
って、外線とのインタフェ−スをとる回路であるトラン
クを介して接続する。
【0007】そして、ある私設回線からの着信に対し
て、これを別の私設回線に転送すると云ったことを可能
にする構内交換機が要求されるが、一旦、接続が許され
たトランクについては、転送等の手段により、接続相手
を変更する場合、相手の接続規制クラスについてのチェ
ックを行わないため、本来、規制されるべき接続も、中
継と云う手段で容易に接続できてしまうと云う問題が生
じる。
【0008】そのため、トランクグループを小グループ
に分け、小グループAと小グループBとの間は接続禁止
とすると云った具合に、各々のトランクグループ間で規
制を設けることにより、上記転送時の規制抜けに対応し
ていたが、画一的にトランク間の規制を設定しているた
めに、各種状況に合わせて接続可能な組み合わせを設定
したいと思っても、その自由度がなく、システムを構築
する上で柔軟性に欠けると云う欠点があった。
【0009】そこで、この発明の目的とするところは、
発着信の際の接続可能な相手側とは別に、着信転送可能
な相手側を任意に設定できて、これらの設定内容に従っ
た接続制御を可能にし、柔軟に接続関係を設定できるよ
うにした電子交換機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、回線交換
を行うと共に外線との接続用のトランク回路からの着信
について、これを受けた内線端末による転送操作により
他のトランク回路へ発信してこのトランク回路と前記着
信したトランク回路との接続を可能にした電子交換機に
おいて、接続可能レベルを多段階に分けて接続規制クラ
スとして用意し、前記各トランク回路および内線端末用
の個別接続規制クラスと、発信時に使用するトランク回
路用の個別接続規制クラスと、前記着信したトランク回
路およびこの着信を受けた内線端末それぞれの前記接続
規制クラスで定めた転送時接続規制クラスとを予め登録
した記憶手段と、前記転送操作をすると、該転送操作に
より発信して使用しようとする予定の前記トランク回路
の接続規制クラスの情報と前記転送時接続規制クラスの
情報とを前記記憶手段より得て両者を比較し、前記転送
時接続規制クラスの情報が前記発信に使用するトランク
回路の接続規制クラスに基づく接続可能な範囲内のレベ
ルにあるか否かを判別して、接続可能な範囲内であると
きに前記着信トランク回路と発信トランク回路とを接続
可能に制御する制御手段とを備えて構成する。
【0011】
【作用】このような構成において、トランク回路からの
着信について、これを受けた内線端末による転送操作に
より他のトランク回路へ発信してこのトランク回路と前
記着信したトランク回路との接続を可能にするが、本装
置では接続可能レベルを多段階に分けて接続可能範囲を
論理的に明確化した接続規制クラスとして用意してあ
り、これを利用して前記各トランク回路および内線端末
用の個別接続規制クラスと、発信時に使用するトランク
回路用の個別接続規制クラスと、前記着信したトランク
回路およびこの着信を受けた内線端末それぞれの前記接
続規制クラスで定めた転送時接続規制クラスとを予め記
憶手段に登録してある。そして、トランク回路からの着
信を受けたとき、その着信を受けた内線端末から前記転
送操作をすると、前記制御手段は該転送操作により発信
して使用しようとする予定の前記トランク回路の接続規
制クラスの情報と前記転送時接続規制クラスの情報とを
前記記憶手段より得て両者を比較し、前記転送時接続規
制クラスの情報が前記発信に使用するトランク回路の接
続規制クラスに基づく接続可能な範囲内のレベルにある
か否かを判別して、接続可能な範囲内であるときに前記
着信トランク回路と発信トランク回路とを接続可能に制
御する。
【0012】このように本発明は、着信を転送する場合
に、この着信を受けた内線端末から外線へ転送すると
き、転送先の回線への発信の際の接続規制クラスと、前
記着信側と転送操作する内線端末それぞれの接続規制ク
ラスで定めた転送時接続規制クラスとを比較して転送先
の回線の接続規制クラスにより定まる接続可能な範囲に
前記転送時接続規制クラスが入るか否かを判定し、接続
可能な範囲のクラスであるときに転送を許可するように
したものであり、発着信の際の接続可能な相手側とは別
に、転送可能な相手側をそれぞれ別に定めることができ
るようにしたものであるから、発着信の際の接続可能な
相手側とは別に、着信転送可能な相手側を任意に設定で
きて、これらの設定内容に従った接続制御を可能にし、
柔軟に接続関係を設定できるようにした電子交換機を提
供することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。
【0014】図1は本発明による電子交換機システムの
概要をブロック図で示したものであり、図において、1
は交換機本体、2-1 〜2-m は内線電話機、3は受付に設
けられる中継台である。4-1 〜4-n は専用線や私設線、
5-1 〜5-m は局線である。
【0015】交換機本体1は内線端末や局線、専用線等
を収容し、内線相互間、内線と外線との間の交換接続等
を行うもので、交換回路11、トランク回路12-1〜12-m、
ライン回路(加入者回路)13-1〜13-m、制御部(中央制
御装置CC)14、記憶部15、中継台用のインタフェース1
6、ディジタルインタフェース回路17等よりなる。
【0016】前記交換回路11は内線相互或いは内線から
外線(局線や専用線)そして外線から内線への交換接続
を行うものであり、前記制御部14はこの交換回路11の交
換動作の制御を初め、全体の各種制御を司るものであ
る。前記記憶部15は前記制御部14の各種制御プログラム
や各種テーブル、そして、設定した機能内容等のデータ
を記憶するもので、その他、交換機において発生する各
種情報、例えば、発呼内線の番号情報やその通話時間、
通話回数、外線への発呼回数や発信先の電話番号、通話
時間、通話料金、現在の状態等の各種情報を記憶部15に
更新記憶させるとともに、保守用ターミナル6との間で
データ授受すべく制御するプログラム等が保持される。
【0017】保守用ターミナル6はキーボードとディス
プレイとを持ち、交換機本体1に対し、データやプログ
ラムの入力や変更、データ等の読出し等を行うことがで
きる。ディジタルインタフェース回路17は交換機本体1
と外部のディジタル機器を接続するためのインターフェ
ースであり、保守用ターミナル6はこのディジタルイン
タフェース回路17を介して制御部14と接続される。この
ディジタルインタフェース回路17はデータ等の高速伝送
が可能なインタフェースであって、保守用ターミナル6
はこのディジタルインタフェース回路17を介して交換機
本体1の制御部14と接続され、該制御部14と交信できる
ようにしてある。
【0018】交換機本体1のライン回路13-1〜13-mはそ
れぞれ内線毎に設けた接続インタフェースであり、交換
回路11と各内線端末との接続インタフェースとなる。前
記トランク回路12-1〜12-nは交換回路11とそれぞれ対応
する局線や専用線あるいは私設回線4-1 〜4-m とのイン
タフェースをとり、また、着信検出、回線捕捉のための
直流ループ閉結等を行う回路である。
【0019】交換回路11は制御部14の制御のもとにライ
ン回路13-1〜13-mやトランク回路12-1〜12-nの間の通話
路が形成されるように制御して通常の交換動作を可能に
する。
【0020】この他、図示しないがトーン送出回路が交
換回路11に接続され、電話システムとして必要な各種シ
グナル音を送出できるようになっている。
【0021】また、インタフェース16は中継台3と交換
機本体1とを接続するためのもので、端末制御カードの
ひとつであり、中継台3と音声やデータ、制御信号を授
受する機能を有している。
【0022】ライン回路13-1〜13-mやトランク回路12-1
〜12-n、インタフェース16などの各端末制御カードと制
御部14とは制御ハイウェイ18により信号授受を行うが、
各端末制御カードは入出力ポートに割り付けるかたちと
なっているので、それを特定するポート番号のかたちで
端末指定できるように各々自己のポート番号のデコード
手段を設けてあり、ポート番号が自己のものと一致する
とき、自己に対するアクセスと認識するようにしてあ
る。
【0023】前記交換機本体1内の上述した構成要素
は、制御ハイウェイ18を介して制御部14と結合され、制
御部14は記憶部15に予め格納された制御プログラムに従
って、ライン回路13-1〜13-mやトランク回路12-1〜12-n
の間の通話路が形成されるように制御して通常の交換動
作を可能にする。また、これらの制御を実現するため
に、記憶部15にはダイアル情報に基づき、交換接続制御
すべき相手ポート番号の選択やオフフック、オンフック
信号等に基づく各種制御を行うためのプログラムやデー
タが用意されている。
【0024】このような構成において、外線からの着信
があれば、制御部14はトランク回路12-1〜12-nより着信
を検出し、代表として設定された内線端末(中継台方式
や内線グループ式の場合)もしくは、直接、対応の内線
(PBXダイアルイン;NTTから加入者番号を貰い、内
線に割り付けることで、その加入者番号のダイアルによ
り直接着信させる方式等の場合)に着信させる。そし
て、その内線端末の応答により通話路を確保し、両者の
間の通信を可能にする。
【0025】内線から受付への発呼に対しては、制御部
14はその受付側の端末である中継台3へ着信させるべく
制御し、中継台3が応答したならば、制御部14は発呼側
と着呼側の通話路確保し、両者の間の通信を可能にす
る。内線から外線への発呼は内線端末の発呼操作によ
り、制御部14はトランク回路12-1〜12-nのうちの空きの
ものを探し、発呼内線との接続規制をチェックした後、
接続可能であればこの空きトランク回路を使用して通話
路を確保し、局交換機へダイアル情報を出力することで
行う。そして、局交換機を介して相手方と接続されると
通信可能になる。
【0026】内線間は発呼内線より内線番号を受けて、
その内線間の接続規制をチェックし、接続可能であれば
該当内線番号のライン回路に対し、着信制御し、そのラ
イン回路の接続端末が応答することで通話路を確保し、
通信可能にする。
【0027】トランク回路やライン回路等の発着信制御
を含む各種制御はポート番号を使用して行われ、例え
ば、ある内線A番がポート番号PN n番に割り付けてある
とすると、内線A番を呼ぶ場合はポート番号PN n番をア
クセスすると云った手法をとる。このような制御は記憶
部15に記憶させた端末‐ポート番号情報に基づいて制御
部14が制御することにより実現している。
【0028】ここで本システムでは従来、トランク接続
において、規制されているトランクとの接続を防ぐため
に用いられているトランクグループの小グループ化、お
よび画一的な規制に対して、状況に応じた柔軟な接続関
係を設定できるようにすべく、各トランクや内線の接続
可能範囲を論理的に定めることができて、しかも、論理
的に判断できるようにするための各内線外線の接続規制
クラスを設定し、更にこれとは別に転送操作の際の出ト
ランク毎(転送先トランク毎)の接続可能範囲を規定す
る接続規制クラスを設定し、また、被転送側と転送操作
端末の接続規制クラスにより定めた転送時接続規制クラ
スを設定し、発着信は接続規制クラスで定まる接続可能
な範囲にあるもの同志でのみ、接続可能にし、転送操作
の際には転送操作した端末と被転送側の接続規制クラス
に応じて定まる転送時接続規制クラスが、転送先トラン
クの接続可能範囲を示す接続規制クラス以上であるとき
のみ、接続可能にするもので、転送操作の際には転送操
作した端末と被転送側の接続規制クラスに応じて通話中
の発信時の接続規制クラスである転送時接続規制クラス
を新たに設けたことにより、発着信の際の接続規制とは
別に転送の際の接続規制を規定して、柔軟にトランク接
続を行うことができるようにした点に特徴を有するもの
で、以下、この点を中心にその詳細を説明する。
【0029】すなわち、本システムでは内線から内線、
外線から内線、内線から外線への接続は各内線、外線個
別に設定された接続規制クラスLによるランク分けによ
り、規制の有無が判断され、規制がない組み合わせの場
合に発着信が可能に制御される。
【0030】例えば、ある内線をS1,S2、あるトラ
ンク回路をT1,T2とし、これらの接続規制は図2に
示したように、内線S1,S2、トランク回路T1,T
2はそれぞれ接続規制クラスLによるランク付けを、L
3,L4,L0,L1と云った具合に個別に設定してお
く。また、転送の接続規制のために、出トランク(発信
時での使用トランク)の接続規制クラスは例えば、図3
の接続規制テーブルに示すように設定する。
【0031】この図3の接続規制テーブルの設定内容
は、「トランク回路T1,T2の接続には接続規制クラ
スL3以上の接続規制クラスが必要」であることを表わ
している。また、図4に示すように転送時の接続規制の
ために、内線の接続規制クラスLと出トランクの接続規
制クラスLにより決まる接続規制クラスが規定された転
送時接続規制テーブルが設定されている。
【0032】図4の例では「接続規制クラスLがL1の
内線」からは、接続規制クラスLがL0のトランクに対
してL0の接続規制クラスが適用され、接続規制クラス
LがL3のトランクに対してはL1の接続規制クラスが
適用され、接続規制クラスLがL3の内線からは、接続
規制クラスLがL0のトランクに対してはL0の接続規
制クラスが適用され、「接続規制クラスLがL4の内
線」からは、接続規制クラスLがL3のトランクに対し
てはL3の接続規制クラスが適用されることを示してい
る。
【0033】これらのテーブルは記憶部15に保持され、
また、記憶部15には端末の個別データエリア14a があっ
て、端末が発呼あるいは着呼した時に、その端末の状態
(空き、通話中と云った使用状態の情報)、相手情報と
してその種別(内線端末、トランク回路)、およびその
設定接続規制クラスの情報、自己の設定接続規制クラス
と云った情報が登録される。接続規制クラスの情報は前
記端末別接続規制クラステーブル(図2)やトランク別
接続規制テーブル(図3)より検索されて抽出される。
この検索や登録は制御部14により実施され、規制の状態
を知って接続等の制御や規制を行うようにしてある。
【0034】このような構成の本システムの作用を次に
説明する。本システムにおいては、電話端末S1,S
2、トランク回路T1,T2はそれぞれ図2に示すよう
に接続規制クラスL3,L4,L0,L1が割り当てら
れていることから、端末から見て出トランクとして使用
できる対象となるのは図3の接続規制テーブルに示すよ
うに、トランク回路T1,T2の接続規制クラスがL3
以上であることから、L3以上の接続規制クラスに設定
されたものである必要がある。
【0035】また、システムの制約として、トランク回
路T1,T2間の接続は禁止とし、例外としてトランク
回路T1は特別に電話端末S2の中継により、トランク
T2と接続を可能であるものとする。
【0036】各々の端末とトランクT2の接続について
は、例えば、電話端末S1,S2は接続規制クラスL
3,L4に設定されていることにより、トランク回路T
2と接続が可能であり、また、トランク回路T1は接続
規制クラスL0に設定されていることにより、トランク
回路T2との接続は禁止されている(図4参照)。
【0037】以上をモデル化して条件を示すと、図5,
図6,図7のようになる。つまり、図5に示す交換シス
テムにおいて、空のトランク発信規制は図6に示すよう
に、(a) 「S1‐T2間の接続」,(b) 「S2‐T2間
の接続」は可、(c) 「T1‐T2間の接続」は不可であ
る。また、通話中のトランク発信規制は図7に示すよう
に、(a) 「S1に着信したT1を保留にした状態でS1
からT2への発信」は不可、(b) 「S2に着信したT1
を保留にした状態でS2からT2への発信」は可であ
る。
【0038】このような制約のもとで、トランク回路T
1とトランク回路T2の接続を図8の機能ブロック図を
参照して説明する。
【0039】今、トランク回路T1を介して電話端末S
1に着信があったとすると、交換機本体の制御部14は、
着信時に端末種別と接続規制クラスを読出し、電話端末
S1に対応させてデータ記憶すべく、記憶部15に転送す
る。記憶部15ではこの送られてきた端末種別と接続規制
クラスのデータを端末個別データエリア14a に記憶させ
る。すなわち、端末個別データエリア15a における電話
端末S1の対応領域に記憶させる。
【0040】電話端末S1が応答すると交換機本体の制
御部14は、交換回路11を介してトランク回路T1と接続
すべく通話路を確保し、これにより両者間での通話が可
能になる。
【0041】その後、着信側である電話端末S1とトラ
ンク回路T1に繋がる発信側とで通話が行われ、その結
果、着信電話の転送の必要が生じたとすると、電話端末
S1の使用者は電話端末S1を着信転送操作をすること
になる。
【0042】電話端末S1におけるこの着信転送操作に
より、制御部14はトランク回路T1を保留状態とし、こ
の電話端末S1のID(識別情報)をキーとして記憶部
15上の個別データエリア15a と転送時接続規制テーブル
15b からその電話端末S1の接続規制クラスと電話端末
S1が保留としたトランク回路T1の接続規制クラスの
情報を得、更にこれらから転送時接続規制テーブルに基
づく接続規制クラスを求める。
【0043】転送操作においては転送先の電話番号がダ
イヤルされるので、制御部14は電話端末S1からのダイ
ヤル信号を受けて数字分析を行い、内線を示すダイヤル
番号ならばその対象とする内線を選択し、外線に対する
ダイヤル番号ならば対象となり得る出トランクをそのダ
イヤル番号から判別し、対象となる出トランクを選択す
る。そして、前記求めた転送時接続規制テーブルに基づ
く接続規制クラスにより、その選択した出トランクに対
する規制を判別し、禁止でなければ、当該選択した出ト
ランクを介して網への送るべきダイヤル信号を送出させ
る。
【0044】すなわち、転送操作により電話端末S1か
ら制御部14にはダイヤル信号が送出される。ダイヤル信
号は制御部14における数字分析部14a で分析され、内線
への転送であればその内線への接続であるサ−ビス種別
情報を発生し、制御部14はこのサ−ビス種別情報に基づ
き、そのダイヤル信号により指定される内線への接続制
御を実施し、また、トランク発信のための転送操作であ
れば、トランク発信のサ−ビス種別情報を発生すると共
にダイヤル信号に基づき網送出番号情報を発生する。
【0045】トランク発信のサ−ビス種別情報が発生さ
れた場合、制御部14は次に以下のような動作を実施す
る。制御部14における数字分析部14a ではダイヤル信号
より網送出番号を分析して網送出番号情報を出トランク
決定部14b に送出する。制御部14では空きトランク回路
がどれとどれであるかを捕捉しているので、網送出番号
情報に基づき、出トランク決定部14b は使用する空きト
ランク回路を決定し、制御部14はこの空きトランク回路
を確保して、このトランク回路より網へダイヤル信号
(網送出番号)を送出できる態勢となり、この段階でダ
イヤル信号送出許可待ちとなる。
【0046】一方、制御部14は交換接続制御において電
話端末S1のポート制御を行っているので、端末IDを
認識しており、その状態等の情報を捕捉して個別データ
エリア15a において保持管理しているので、この端末I
Dをキーとしてその電話端末S1の個別データを記憶部
15の個別データエリア15a から抽出することで各種情報
を得る。
【0047】そして、制御部14はその抽出情報より、当
該電話端末S1の状態、すなわち、「空か」、「通話中
か」を読出し、ここで通話中と判別した場合は個別デー
タエリア15a から抽出した個別データから自己の接続規
制クラスL(L3)と、発端末(ここではトランク回路
T1)の情報である相手端末の接続規制クラスL(L
0)とから「(L3,L0)」を読出し、これらをキー
として転送時接続規制テーブル15b から転送時の接続規
制クラスL0を読出す。制御部14におけるトランク規制
チェック部14c では、読み出された接続規制クラスL0
なる情報と、出トランク決定部14b の決定したトランク
回路情報に基づいてそのトランク回路との接続が許可で
きるものであるか否かを判別する。
【0048】出トランク決定部14b の決定したトランク
回路がT2であったとすると、上記設定条件から、トラ
ンク規制チェック部14c ではトランク回路T1を保留し
た状態からのトランク回路T2へのトランク発信であっ
た場合は、接続規制クラスL0によって「禁止」である
と判定し規制音発生の指令と、トランク接続不許可を指
令を発生するので、制御部14はこの接続を規制し、規制
音を電話端末S1に送って接続できないことを知らせ
る。
【0049】一方、接続規制クラスL4に設定された電
話端末S2が接続規制クラスL0であるトランク回路T
1を保留して接続規制クラスL1のトランク回路T2に
対して発信を行うケースであったとすると、この場合に
は、上記手段により接続規制クラスL3が抽出され、接
続規制クラスL3での接続可否がトランク規制チェック
部14b で判定され、トランク回路T2へのトランク発信
は許可される。そして、トランク回路T2と接続され
る。
【0050】このように、本システムは、回線交換を行
うと共に外線との接続用のトランク回路からの着信につ
いて、これを受けた内線端末による転送操作により他の
トランク回路へ発信してこのトランク回路と前記着信し
たトランク回路との接続を可能にした電子交換機におい
て、接続可能レベルを多段階に分けて接続規制クラスと
して用意し、前記各トランク回路および内線端末用の個
別接続規制クラスと、発信時に使用するトランク回路用
の個別接続規制クラスと、前記着信したトランク回路お
よびこの着信を受けた内線端末それぞれの前記接続規制
クラスで定めた転送時接続規制クラスとを予め登録した
記憶手段と、前記転送操作をすると、該転送操作により
発信して使用しようとする予定の前記トランク回路の接
続規制クラスの情報と前記転送時接続規制クラスの情報
とを前記記憶手段より得て両者を比較し、前記転送時接
続規制クラスの情報が前記発信に使用するトランク回路
の接続規制クラスに基づく接続可能な範囲内のレベルに
あるか否かを判別して、接続可能な範囲内であるときに
前記着信トランク回路と発信トランク回路とを接続可能
に制御する制御手段とを備えて構成したものである。
【0051】そして、トランク回路からの着信につい
て、これを受けた内線端末による転送操作により他のト
ランク回路へ発信してこのトランク回路と前記着信した
トランク回路との接続を可能にするが、本装置では接続
可能レベルを多段階に分けて接続可能範囲を論理的に明
確化した接続規制クラスとして用意してあり、これを利
用して前記各トランク回路および内線端末用の個別接続
規制クラスと、発信時に使用するトランク回路用の個別
接続規制クラスと、前記着信したトランク回路およびこ
の着信を受けた内線端末それぞれの前記接続規制クラス
で定めた転送時接続規制クラスとを予め記憶手段に登録
してある。
【0052】そして、トランク回路からの着信を受けた
とき、その着信を受けた内線端末から前記転送操作をす
ると、前記制御手段は該転送操作により発信して使用し
ようとする予定の前記トランク回路の接続規制クラスの
情報と前記転送時接続規制クラスの情報とを前記記憶手
段より得て両者を比較し、前記転送時接続規制クラスの
情報が前記発信に使用するトランク回路の接続規制クラ
スに基づく接続可能な範囲内のレベルにあるか否かを判
別して、接続可能な範囲内であるときに前記着信トラン
ク回路と発信トランク回路とを接続可能に制御する。
【0053】このように本発明は、着信を転送する場合
に、この着信を受けた内線端末から外線へ転送すると
き、転送先の回線への発信の際の接続規制クラスと、前
記着信側と転送操作する内線端末それぞれの接続規制ク
ラスで定めた転送時接続規制クラスとを比較して転送先
の回線の接続規制クラスにより定まる接続可能な範囲に
前記転送時接続規制クラスが入るか否かを判定し、接続
可能な範囲のクラスであるときに転送を許可するように
したものであり、発着信の際の接続可能な相手側とは別
に、転送可能な相手側をそれぞれ別に定めることができ
るようにしたものであるから、発着信の際の接続可能な
相手側とは別に、着信転送可能な相手側を任意に設定で
きて、これらの設定内容に従った接続制御を可能にし、
柔軟に接続関係を設定できるようになる。
【0054】なお、本発明は上記し、且つ、図面に示す
実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲
内で適宜変形して実施し得るものである。
【0055】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明は発着信
の際の接続可能な相手側とは別に、転送可能な相手側を
それぞれ別に定めることができるようにしたものである
から、発着信の際の接続可能な相手側とは別に、着信転
送可能な相手側を任意に設定できて、これらの設定内容
に従った接続制御を可能にし、柔軟に接続関係を設定で
きるようにした電子交換機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電子交換機システムの
ブロック図。
【図2】本発明システムに使用する接続規制クラスの設
定テーブル例を示す図。
【図3】本発明システムに使用する接続規制クラスの設
定テーブル例を示す図。
【図4】本発明システムに使用する接続規制クラスの設
定テーブル例を示す図。
【図5】本発明装置の動作例を説明するためのトランク
発信規制をモデル化して示す図。
【図6】本発明装置の動作例を説明するためのトランク
発信規制をモデル化して示す図。
【図7】本発明装置の動作例を説明するためのトランク
発信規制をモデル化して示す図。
【図8】本発明装置の動作例を説明するための機能ブロ
ック図。
【符号の説明】
1…交換機本体、2-1 ,〜2-m ,S1,S2…内線端末、3
…中継台、4-1 ,〜4-m …専用線等、5-1 ,〜5-m …局
線、11…交換回路、12-1,〜12-n,T1,T2…トランク回
路、13-1,〜13-m…ライン回路、14…制御部、14a …数
字分析部,14b…出トランク決定部、14c …トランク規
制チェック部、15…記憶部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 回線交換を行うと共に外線との接続用の
    トランク回路からの着信について、これを受けた内線端
    末による転送操作により他のトランク回路へ発信してこ
    のトランク回路と前記着信したトランク回路との接続を
    可能にした電子交換機において、 接続可能レベルを多段階に分けて接続規制クラスとして
    用意し、前記各トランク回路および内線端末用の個別接
    続規制クラスと、発信時に使用するトランク回路用の個
    別接続規制クラスと、前記着信したトランク回路および
    この着信を受けた内線端末それぞれの前記接続規制クラ
    スで定めた転送時接続規制クラスとを予め登録した記憶
    手段と、 前記転送操作をすると、該転送操作により発信して使用
    しようとする予定の前記トランク回路の接続規制クラス
    の情報と前記転送時接続規制クラスの情報とを前記記憶
    手段より得て両者を比較し、前記転送時接続規制クラス
    の情報が前記発信に使用するトランク回路の接続規制ク
    ラスに基づく接続可能な範囲内のレベルにあるか否かを
    判別して、接続可能な範囲内であるときに前記着信トラ
    ンク回路と発信トランク回路とを接続可能に制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とする電子交換機。
JP19226791A 1991-07-31 1991-07-31 電子交換機 Pending JPH0537978A (ja)

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