JPH0537884A - ビデオテープレコーダおよび記録済磁気テープ - Google Patents

ビデオテープレコーダおよび記録済磁気テープ

Info

Publication number
JPH0537884A
JPH0537884A JP3214597A JP21459791A JPH0537884A JP H0537884 A JPH0537884 A JP H0537884A JP 3214597 A JP3214597 A JP 3214597A JP 21459791 A JP21459791 A JP 21459791A JP H0537884 A JPH0537884 A JP H0537884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
signal
video
recorded
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3214597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3063795B2 (ja
Inventor
Tsunehisa Ohira
恒久 大平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP3214597A priority Critical patent/JP3063795B2/ja
Publication of JPH0537884A publication Critical patent/JPH0537884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3063795B2 publication Critical patent/JP3063795B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスペクト比が異なる異種の映像信号を記録
でき、この記録した映像信号を再生する場合にはテレビ
受像機の画面の縦横の寸法比と一致するアスペクト比の
映像信号として出力して映像をテレビ受像機の画面の全
面に映し出すことができるVTRを提供する。 【構成】 映像信号を磁気テープ13に斜めに形成され
るトラック15へ記録するヘリカルスキャン式のビデオ
テープレコーダにおいて、ワイドアスペクト比の映像信
号を、画面の中央に区画されるナローアスペクト比の中
央部分の画像情報を包含する中央部映像信号と、この画
面の中央部分の両側に区画される残余部分の画像情報を
包含する残余部映像信号とに分離するとともに、これら
中央部映像信号用のヘッドX1,X2と残余部映像信号
用のヘッドY1,Y2とを設け、中央部映像信号と残余
部映像信号とを隣接するトラックa,bに並行して記録
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はヘリカルスキャン式の
ビデオテープレコーダ(VTR)に係り、詳しくは、映
像信号を画面の中央に区画されるナローアスペクト比の
中央部分の画像情報が包含される中央部映像信号と、画
面の残余部分の画像情報が包含される残余部映像信号と
に分離し、これら分離された映像信号を磁気テープに独
立させて記録するようにしたビデオテープレコーダに関
する。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン式のVTRにあって
は、周知のように、2つのヘッドが回転方向に等間隔離
隔して設けられたドラムに磁気テープを斜めに所定角度
範囲にわたって巻き付け、磁気テープを走行させつつド
ラムを回転させて映像信号の記録と再生とを行う。ここ
で、磁気テープにはヘッドへの巻き付け角度に対応した
長さにわたって斜めにトラックが形成され、1つのトラ
ックに1フィールドの映像信号を記録する。
【0003】そして、現在のテレビ受像機が採用するN
TSC方式ではアスペクト比が3/4であり、テレビ受
像機は画面の縦横の寸法比がアスペクト比に対応して3
/4に定められ、また、VTRにおいても記録フォーマ
ットはNTSC方式で採用する3/4のアスペクト比に
対応して定められている。
【0004】ところで、最近、映画のような臨場感があ
る映像が望まれ、画面の縦横の寸法比が9/16のED
−TV方式などのテレビ受像機が提案されている。この
ような縦横の寸法比が9/16の画面(以下、9/16
画面と略記する)を有するテレビ受像機にはアスペクト
比が9/16、すなわちワイドアスペクト比の画像を映
し出すことができ、臨場感のある映像が楽しめる。
【0005】ところが、このようなテレビ受像機にVT
Rを対応させるには上述の記録フォーマット(便宜上、
3/4のフォーマットと称す)と異なる9/16のアス
ペクト比と対応した記録フォーマット(便宜上、9/1
6のフォーマットと称す)が求められる。したがって、
ED−TV方式などのテレビ受像機が普及すると、市場
には記録フォーマットが異なる異種のVTRが混在する
ようになると予想され、3/4のフォーマットで記録し
たビデオソフトを9/16画面のテレビ受像機で見たい
という要求、また逆に、9/16のフォーマットで記録
したビデオソフトを縦横の寸法比が3/4の画面(以
下、3/4画面と略記する)のテレビ受像機で見たいと
いう要求もでてくるものと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示すように、9/16のフォーマットを採用するVT
Rで記録した画像、例えば同図aに示す画像を3/4画
面のテレビ受像機で見るためには、同図bに示すように
画面の上下に何も映らない空白部分(斜線を付した領
域)を設けるか、または、同図cに示すように画像の左
右両側を破断して映さなければならないと考えられ、視
聴者に違和感を与えることになると思われる。
【0007】この発明は、上記事情を鑑みてなされたも
ので、現行のVTRとの互換性を損うことなく、アスペ
クト比が異なる異種の映像信号を記録でき、かつ、この
記録した映像信号を再生するテレビ受像機の画面の縦横
の寸法比に応じ出力して画面の全面に映像を映し出すこ
とができるVTRを提供し、視聴者が違和感を感じるこ
となくテレビ受像機を視聴できるようにすることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、映像信号を磁気テープに
斜めに形成されるトラックへ記録するヘリカルスキャン
式のビデオテープレコーダにおいて、ワイドアスペクト
比の映像信号を画面の中央に区画されるナローアスペク
ト比の中央部分の画像情報を包含する中央部映像信号
と、この画面の中央部分の両側に区画される残余部分の
画像情報を包含する残余部映像信号とに分離し、これら
中央部映像信号と残余部映像信号とをトラックに平行に
記録するようにした。
【0009】そして、この請求項2に記載のビデオテー
プレコーダは、請求項1に記載のビデオテープレコーダ
を前提として、音声信号をトラックの中央部映像信号が
記録されたトラックよりも深層のトラックに記録するよ
うに構成する。
【0010】また、この発明の記録済磁気テープは、所
定の幅内に一対のトラックを有し、一方のトラックに前
記中央部映像信号が、他方のトラックに残余部映像信号
が記録される。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明のビデオテープレコーダ
にあっては、ワイドアスペクト比の映像信号を画面の横
方向中央位置に区画されるナローアスペクト比の中央部
分の画像情報を包含する中央部映像信号と、残余部分の
画像情報を包含する残余部映像信号とに分離し、中央部
映像信号と残余部映像信号とをトラックに平行に記録す
る。したがって、9/16画面の受像機で視聴する場合
は中央部映像信号と残余部映像信号とを読み出して合成
することでワイドアスペクト比の映像信号を得ることが
でき、また、中央部映像信号からナローアスペクト比の
画像情報を得ることができ、現行のVHS(登録商標)
方式との互換性を損うことなくワイドアスペクト比およ
びナローアスペクト比の映像信号を得られる。
【0012】そして、請求項2に記載の発明のビデオテ
ープレコーダにあっては、トラックの深層に音声信号を
記録するため、中央部映像信号のみを読み出す場合、す
なわち、ナローアスペクト比の映像信号のみを再生する
場合にも現行のものと同様にして音声信号を得られる。
【0013】また、請求項3に記載の発明の記録済磁気
テープにあっては、所定の幅内に1対のトラックを形成
し、一方のトラックに中央部映像信号が、他方のトラッ
クに残余部映像信号が記録される。このため、ナローア
スペクト比対応のVTRとワイドアスペクト比のVTR
とに互換をもたせて両用でき、また、接続されるテレビ
受像機の種類等の必要に応じ任意のアスペクト比の映像
信号を1つのフォーマットで提供でき、さらに、これら
一対のトラックが位置する幅を現行のVTRの記録フォ
ーマットと一致するようにすれば現行のVTRとの互換
性を損うことなくナローおよびワイドアスペクト比の映
像信号の記録再生が行なえる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図4にはこの発明の第1実施例にかか
るビデオテープレコーダを示し、図1および図2がブロ
ック図、図3が要部模式図、図4が磁気テープの模式平
面図である。なお、この第1実施例および後述する各実
施例では具体的な数値等についてVHS方式を採用する
VTRに適用されたものとして説明するが、本発明は種
々の方式を採用するVTRに適用できることは述べるま
でもない。
【0015】図1、図2および図3において、11は図
示しないシャーシに回転自在に支持されたドラムであ
り、ドラム11には2組のヘッドX1,Y1、X2,Y
2が回転方向に角度π(180度)離隔して対称的に設
けられている。これらヘッドX1,Y1およびヘッドX
2,Y2は、後述するように、走査方向と直角な方向に
現行のフォーマットが採用するトラックの幅58μm
(VHS方式のVTRの場合)より小さな間隔を隔て配
置される。
【0016】周知のように、ドラム11にはローディン
グポール14a,14bにより磁気テープ13が所定の
巻き付け角度(通常、前後の各5度程度のオーバラップ
部分を考慮して約190度)にわたって斜めに巻き付け
られる。このドラム11は図示しないドラムモータによ
り駆動されて回転し、また、磁気テープ13はピンチロ
ーラとキャプスタンとにより駆動されて走行する。
【0017】磁気テープ13には、図4に示すように、
ビデオトラック15がテープ走行方向Tに対し斜めのヘ
ッド走査方向Cに形成され、このトラック15に後述す
る映像信号が記録される。このビデオトラック15はヘ
ッドX1,X2とヘッドY1,Y2とに対応して2つの
領域(トラック)a,(b+c)に幅方向に二分され、
これらトラックa,(b+c)が58μmの幅内に所定
幅のガードバンド(図示せず)を隔て平行にヘッド走査
方向に延在する。図4ではトラック上に付した線でアジ
マス角を示す。なお、述べるまでもないが、この58μ
mの数値はVHS方式を対象にしたもので、他の方式を
採用するVTRはその規格に合せることが必要である。
【0018】ビデオトラック15は、後述するように、
第1トラックaに中央部映像信号が記録され、また、第
2トラック(b+c)に長手方向に2つの領域b,cが
区画され、領域bに残余部映像信号が、領域cにPCM
オーディオ信号が記録される。以下の説明では、必要に
応じ第2トラックはbで代表して表わし、また、図4中
では領域bに斜線を付して表わす。なお、述べるまでも
ないが、第2トラックの領域cには、PCMオーディオ
信号に限らずインデックス信号等の種々の信号を記録す
ることができる。
【0019】ヘッドX1,X2(以下、必要に応じ数字
のない番号で代表する)はそれぞれが記録アンプ16
a,16bと再生アンプ17a,17bとに並列に接続
され,同様に、ヘッドY1,Y2は記録アンプ16c,
16dと再生アンプ17c,17dとに並列に接続され
ている。図1に示すように、記録アンプ16a,16b
は切換えスイッチSW2を介し記録プロセス回路18
に、記録アンプ16c,16dは切換えスイッチSW3
および切換えスイッチSW4を直列に介し記録プロセス
回路19,20に接続する。
【0020】切換えスイッチSW2,SW4は水平同期
信号をカウントするカウンタの出力信号あるいは垂直同
期信号等に応動し、切換えスイッチSW2が記録プロセ
ス回路18と記録アンプ16a,16bとの接続を切り
換え、切換えスイッチSW4が記録アンプ16c,16
dの切換えスイッチSW3との接続を切り換える。ま
た、切換えスイッチSW3は、前述した第2トラックの
領域bに記録する信号の種類に応動し、記録プロセス回
路19,20の切換えスイッチSW4との接続を切換え
る。
【0021】記録プロセス回路18,19はそれぞれL
PF、エンファシスおよびFM変調等の周知の各種の信
号処理部を包含し、記録プロセス回路18が切換えスイ
ッチSW1を介し第1の入力端子Si1と時間軸伸張・
信号順序入替え回路21とに切換え可能に接続し、記録
プロセス回路19が時間軸伸張・信号順序入替え回路2
1に接続する。第1の入力端子Si1には3/4画面の
映像信号(以下、3/4ビデオ信号と略記する)L1が
入力し、時間軸伸張・信号順序入替え回路21は第2の
入力端子Si2と接続して入力端子Si2から9/16
画面の映像信号(以下、9/16ビデオ信号と略記す
る)L2が入力する。
【0022】3/4ビデオ信号L1および9/16ビデ
オ信号L2はそれぞれ、1フィールドVが1/60秒の
周知のNTSC信号であり、1フィールドVにおいて水
平同期信号で区分される263個の走査部分Hを有す
る。3/4ビデオ信号L1は、図5に示すように、各走
査部分Hに3/4画面の1回の走査に対応する画像情報
(後述するようにAと称す)を含む。また同様に、9/
16ビデオ信号L2は図6に示すように各走査部分Hに
9/16画面の1回の走査に対応する画像情報(後述す
るように、A,B1,B2と称す)を含む。
【0023】なお、この実施例では、3/4画面と9/
16画面とは寸法比が9/16画面内に横方向中央位置
で3/4画面を区画できる関係にあるため、図5および
図6に示すように、3/4画面をA、この3/4画面を
9/16画面に組み込んだ状態で3/4画面Aの両側の
部分をB1,B2と表わし、3/4画面Aに対応する部
分の画像情報が3/4ビデオ信号L1の各走査部分Hに
信号成分Aとして、また同様に、上記9/16画面に対
応する画像情報が9/16ビデオ信号L2の各走査部分
Hに信号成分B1、信号成分Aおよび信号成分B2とし
て含まれる。上記信号成分Aは中央部映像信号に、ま
た、信号成分B1,B2は残余部映像信号に相当する。
【0024】切換えスイッチSW1は入力する信号の種
類に応じ作動し、3/4ビデオ信号L1が入力する場合
は記録プロセス回路18を第1の入力端子Si1に接続
し、9/16ビデオ信号L2が入力する場合には記録プ
ロセス回路18を時間軸伸張・信号順序入替え回路21
に接続する。時間軸伸張・信号順序入替え回路21は、
第2の入力端子Si2から入力する9/16ビデオ信号
L2を時間的に4/3倍に伸張し、かつ、走査部分Tに
おいて信号成分Aと信号成分B1,B2とを分離して2
つの信号(便宜上、Q1,Q2と記す)を出力する。
【0025】信号Q1は、図7(a),(b)に示すよ
うに、1/60秒の1フィールドVに263の走査部分
Tを有する上記3/4ビデオ信号(図5参照)と同様の
信号であり、水平同期信号で区分される各走査部分Tに
成分Aを包含する。また、信号Q2は、信号Q1と同期
した信号であり、1フィールドの最初の1/3期間(1
/180秒)に88の走査部分Tを有し、この走査部分
Tに水平同期信号で区分されてそれぞれ3組の信号成分
(B1+B2)を包含する(図8b参照)。後述するよ
うに、この信号Q2は、切換えスイッチSW3によって
1フィールドの終わりの2/3期間にオーディオ信号
(図8c参照)が重畳される。信号Q1は切換えスイッ
チSW1を経て記録プロセス回路18に出力され、信号
Q2は記録プロセス回路19に出力される。
【0026】また、記録プロセス回路20は時間軸圧縮
回路22と接続され、時間軸圧縮回路22はPCMオー
ディオ信号が入力する入力端子Si3と接続される。時
間軸圧縮回路22は、入力端子Si3に入力するオーデ
ィオ信号を時間的に2/3に圧縮し、この圧縮されたオ
ーディオ信号を記録プロセス回路20に出力する。
【0027】記録プロセス回路20は、誤り訂正符号生
成回路および変調回路等から構成され、前述した記録プ
ロセス回路19とともに並列に切換えスイッチSW3に
接続する。切換えスイッチSW3は、信号Q2の前後で
切換え作動し、1フィールドの初めの1/3期間で記録
プロセス回路19と切換えスイッチSW4とを、1フィ
ールドの終わりの2/3期間で記録プロセス回路20と
切換えスイッチSW4と接続する。
【0028】この切換えスイッチSW3は、記録プロセ
ス回路19,20の出力信号を合成し、合成信号を切換
えスイッチSW4に出力する。図8に示すように、この
切換えスイッチSW3からスイッチSW4に出力される
合成信号は、1フィールドの初めの1/3期間で上述の
信号Q2、終わりの2/3期間で圧縮されたオーディオ
信号を有する。
【0029】一方、図2に示すように、再生アンプ17
a,17bは切換えスイッチSW5を介し再生プロセス
回路24に択一的に切換え可能に接続し、同様に、再生
アンプ17c,17dは切換えスイッチSW6,SW7
を直列に介し再生プロセス回路25,26に切換え可能
に接続する。これら切換えスイッチSW5,SW6は、
前述した切換えスイッチSW2,SW4と同様に、垂直
同期信号等に応動して切換え作動する。
【0030】再生プロセス回路24,25はそれぞれが
LPF、デエンファシスおよびFM復調等の周知の信号
処理部を有し、再生プロセス回路24が切換えスイッチ
SW8を介し第1の出力端子So1と時間軸圧縮・信号
合成回路27とに、再生プロセス回路25が時間軸圧縮
・信号合成回路27に接続される。また、再生プロセス
回路26は時間軸伸張回路28に接続される。
【0031】時間軸圧縮・信号合成回路27には第2の
出力端子So2が、また、時間軸伸張回路28には第3
の出力端子So3が接続されている。図示しないが、第
1の出力端子So1は3/4画面のテレビ受像機と接続
され、第2の出力端子So2に9/16画面のテレビ受
像機と接続され、第3の出力端子So3がテレビ受像機
のオーディオ端子と接続される。
【0032】時間軸圧縮・信号合成回路27は、前述し
た時間軸伸張・信号順序入替え回路21と逆に、再生プ
ロセス回路24,25から入力する信号を時間的に3/
4に圧縮し、かつ、並べ変えて9/16ビデオ信号L2
に合成する。切換えスイッチSW8は、画像を映し出す
テレビ受像機の画面の大きさ等に応じ作動し、3/4ビ
デオ信号L1の出力時には再生プロセス回路24を出力
端子So1と、また、9/16ビデオ信号の出力時には
再生プロセス回路24を時間軸圧縮・信号合成回路27
と接続する。
【0033】この第1実施例のVTRにあっては、3/
4ビデオ信号L1を磁気テープ13に記録する場合、図
1に示すように、切換えスイッチSW1で第1の入力端
子Si1を記録プロセス回路18に接続する。そして、
この状態で記録プロセス回路18を切換えスイッチSW
2で垂直同期信号に同期させて1フィールド毎に交互に
記録アンプ16a,16bに接続する。このため、従来
のVTRと同様に、磁気テープ13にはトラックaにヘ
ッドX1,X2によって3/4ビデオ信号が順次1フィ
ールドずつ記録される。
【0034】そして、この3/4ビデオ信号の記録時に
おいては、記録プロセス回路20が切換えスイッチSW
3によって切換えスイッチSW4と接続し、この切換え
スイッチSW4も垂直同期信号に応じ切換え作動する。
このため、入力端子Si3に入力するオーディオ信号を
ヘッドY1,Y2によって磁気テープ13のトラックの
領域cに記録できる。
【0035】また、磁気テープ13に記録された3/4
ビデオ信号L1を再生して3/4画面に映し出すには、
図2に示すように、切換えスイッチSW8により再生プ
ロセス回路24を出力端子So1に接続する。そして、
この状態で切換えスイッチSW5が垂直同期信号に同期
して作動し、再生アンプ17a,17bを交互に再生プ
ロセス回路24に接続する
【0036】このため、磁気テープ13のビデオトラッ
クaに記録された3/4ビデオ信号L1は、ヘッドX
1,X2で読み取られ、再生プロセス回路24を経て出
力端子So1からテレビ受像機に出力される。したがっ
て、テレビ受像機には縦横の寸法比が3/4の画面の全
面に映像を映し出すことができる。
【0037】そして、この再生時においても、切換えス
イッチSW7は切換えスイッチSW6を再生プロセス回
路26に接続して再生アンプ17c,17dが垂直同期
信号に同期して切換え作動し、また、ヘッドY1,Y2
が磁気テープ13のトラックの領域cからオーディオ信
号を読み出す。このため、ヘッドY1,Y2により読み
取られたオーディオ信号は再生アンプ17c,17d、
再生プロセス回路26および時間軸伸張回路28を経て
出力端子So3から出力される。
【0038】一方、9/16ビデオ信号を磁気テープ1
3に記録するには、切換えスイッチSW1で記録プロセ
ス回路18を時間軸伸張・信号順序入替え回路21に接
続し、この回路21に記録プロセス回路18,19の双
方を接続する。そして、この状態で切換えスイッチSW
2,SW4が垂直同期信号等に同期して1フィールド毎
に記録プロセス回路18,19と記録アンプ16a,1
6bおよび16c,16dとの接続を切り換え、また、
切換えスイッチSW3が1フィールドの始めの1/3期
間で記録プロセス回路19が切換えスイッチSW4と、
終わりの2/3期間で記録プロセス回路20が切換えス
イッチSW4と接続するように作動する。
【0039】この時、時間軸伸張・信号順序入替え回路
21は、9/16ビデオ信号L2を時間的に4/3に伸
張し、また、1フィールドにおいて各走査部分Tについ
て信号成分Aと信号成分(B1+B2)とに分離し、1
フィールドの期間において各成分を蓄積して記憶する。
そして、この時間軸伸張・信号順序入替え回路21は、
成分Aが包含された映像信号(図7参照)を切換えスイ
ッチ1を介し記録プロセス回路18に、成分(B1,B
2)が包含されるビデオ信号を記録プロセス回路19に
出力する。
【0040】ここで、記録プロセス回路18に出力され
るビデオ信号は、図7に示すように、1フィールドにお
いて263の走査部分Tを有し、3/4ビデオ信号と電
気的に等価な信号である。したがって、上述した3/4
ビデオ信号の記録と同様に、ヘッドX1.X2によって
磁気テープのトラックaに記録される。
【0041】また、記録プロセス回路19に出力される
ビデオ信号は、1フィールドの初めの1/3期間に成分
(B1,B2)を包含し、また、記録プロセス回路20
に出力される信号は1フィールドの終わりの2/3期間
に圧縮されたオーディオ信号を包含し、これらが切換え
スイッチSW3で図8に示すように合成される。そし
て、この合成された信号がヘッドY1,Y2によって磁
気テープ13に記録される。ここで、磁気テープ13の
トラック15には、領域bに信号成分(B1,B2)
が、領域cにオーディオ信号が記録される。
【0042】したがって、3/4ビデオ信号および9/
16ビデオ信号はいずれも1フィールドがトラックa,
b、すなわち現行の記録フォーマットの1トラックと等
しい幅内に記録される。したがって、現行のVTRとの
互換性が損われることもない。
【0043】一方、上述のように記録された9/16ビ
デオ信号L2は、図2において切換えスイッチSW5,
SW6を切換え作動させて再生する。このため、上述の
記録時とは逆に、トラックaからヘッドX1,X2によ
り成分Aのビデオ信号が読み取られて再生アンプ17
a,17bを経て再生プロセス回路24に入力する。ま
た同時に、ヘッドY1,Y2によりトラックbから成分
Bのビデオ信号とオーディオ信号が読み込まれ、ビデオ
信号が再生アンプ17c,17dおよび切換えスイッチ
SW6,SW7を経て再生プロセス回路25に、同様
に、オーディオ信号が再生プロセス回路26に入力す
る。そして、オーディオ信号は時間軸伸張回路28から
出力端子So3に出力され、この出力端子So3からテ
レビ受像機等に出力される。
【0044】ここで、出力端子So1から3/4ビデオ
信号を出力する場合、スイッチSW8により再生プロセ
ス回路24を出力端子So1と接続する。このため、出
力端子So1に中央部分の画像情報のみを包含する3/
4ビデオ信号が得られ、この出力端子So1に3/4画
面のテレビ受像機を接続すれば、A部分の画像が画面の
全面を用いて映し出され、画面の一部が欠けることもな
く、違和感を感じることなく視聴できる。
【0045】また、出力端子So2に9/16画面を有
するテレビ受像機を接続した場合は、切換えスイッチS
W8により再生プロセス回路24を時間軸圧縮・信号合
成回路27に接続し、時間軸圧縮・信号合成回路27に
は成分Aと成分Bのビデオ信号が入力する。時間軸圧縮
・信号合成回路27は、これら入力する信号を一時記憶
して時間的に圧縮し、かつ、信号成分A,B1,B2の
配列を並びかえ、1フィールドを単位として9/16ビ
デオ信号を合成して出力する。このため、テレビ受像機
は9/16のアスペクト比の画像を映し出すことがで
き、臨場感がある映像を楽しめる。
【0046】図9から図13にはこの発明の第2実施例
を示し、図9が記録系のブロック図、図10が再生系の
ブロック図、図11が要部の模式平面図、図12が磁気
テープのトラックパターンを模式的に示す図、図13が
磁気テープの模式断面図である。なお、この第2実施例
および後述する各実施例では上述の実施例と同一の部分
には同一の番号を付して説明および図示を省略する。
【0047】この第2実施例にあっては、図9に示すよ
うに、ドラム11にオーディオ用のヘッドZ1,Z2を
設け、FMオーディオ信号とPCMオーディオ信号とを
磁気テープ13のトラックaの深層のトラックdに記録
する。ヘッドZ1,Z2は、アジマス角を±30度に設
定され、それぞれが記録アンプ16e,16fと再生ア
ンプ17e,17fとに並列に接続される。
【0048】記録アンプ16e,16fは図9に示すよ
うに切換えスイッチSW5を介し混合器71に接続さ
れ、この混合器71にそれぞれ入力端子Si3と接続す
る記録プロセス回路20および入力端子Si4と接続す
る記録プロセス回路30が接続する。切換えスイッチS
W5は前述した切換えスイッチSW2等と同様に垂直同
期信号等に応動する。記録プロセス回路30は変調器お
よびフィルタ等を有し、入力端子Si4にはFMオーデ
ィオ信号が入力する。この記録プロセス回路30はFM
オーディオ信号を変調して混合器71に接続し、混合器
71はFMオーディオ信号と記録プロセス回路20から
入力するPCMオーディオ信号とを混合して記録アンプ
16e,16fに出力する。
【0049】再生アンプ17e,17fはそれぞれが図
10に示すように切換えスイッチSW10および帯域フ
ィルタ(BPF)72,73を介し再生プロセス回路2
6,31に接続し、再生プロセス回路26に出力端子S
o3が、再生プロセス回路31に出力端子So4が接続
される。切換えスイッチSW10は上記切換えスイッチ
SW5と同様に垂直信号等に応動して再生アンプ17
e,17fを帯域フィルタ72,73に接続する。再生
プロセス回路31は、復調回路等からなり、ヘッドZ
1,Z2により読み出されたFMオーディオ信号を復調
して出力端子So4に出力する。
【0050】この第2実施例は、図12,図13に示す
ように、FMオーディオ信号とPCMオーディオ信号と
が混合されたオーディオ信号を深層トラックdに記録、
すなわち、オーディオ信号特開平1−105301号に
示されるものと同様の記録フォーマットで記録するた
め、上述した実施例と同様に現行のVTRとの互換性を
維持できる。そして、この第2実施例は、オーディオ信
号を深層記録するため、トラックcには全長を用いて残
余部映像信号を記録でき、また、トラックcの一部にイ
ンデックス信号等を記録でき、VTRの使い勝手を改善
できる。
【0051】なお、上述した第1および第2実施例にお
いては、トラックaとトラック(b+c)とを逆に、ま
た、ヘッドX1,X2とY1,Y2とを逆に配置するこ
ともでき、さらに、トラックの領域bをさらに2つの領
域に分けて信号成分B1とB2とを分離して記録するこ
ともできる。
【0052】また、上述の各実施例では、ED−TV方
式とNTSC方式との変換を例示するが、ハイビジョン
方式についても適用することは可能である。そして、ハ
イビジョン方式とNTSC方式との変換は、例えば、ダ
ウンコンバータ等によりハイビジョン映像信号の走査線
を間引きし、この走査線を間引きした信号とNTSC信
号との間に本発明を適用する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明にかかるビデオテープレコーダによれば、ワイドア
スペクト比の映像信号を映し出される画面をもとにして
画面の横方向中央のナローアスペクト比の中央部分の画
像情報を包含する中央部映像信号と残余部分の画像情報
を包含する残余部映像信号とに分離するとともに、現行
の規格によるトラックを二分して中央部映像信号と残余
部映像信号とを並列に記録するため、ワイドアスペクト
比およびナローアスペクト比の双方の映像信号を現行の
VTRとの互換性を損うことなく記録再生でき、また、
ワイドアスペクト比の映像信号からナローアスペクト比
の映像信号のみを選択的に記録再生することができ、視
聴感を向上できる。
【0054】そして、請求項2に記載の発明にかかるビ
デオテープレコーダによれば、上記請求項1のビデオテ
ープレコーダを基礎として音声信号を磁気テープの深層
トラックに記録するようにしたため、現行のフォーマッ
トに準拠したハイファイ音声の記録再生も行なえる。
【0055】また、請求項3に記載の記録済磁気テープ
によれば、アスペクト比が異なるVTRにも互換をもた
せて両用でき、また、接続するテレビ受像機等の必要に
応じ任意のアスペクト比の映像信号を1つのフォーマッ
トで提供でき、さらに、現行のVTRとの互換性を維持
することも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例にかかるVTRの再生系
のブロック図
【図2】同VTRの記録系のブロック図
【図3】同VTRの要部の模式図
【図4】磁気テープをトラックを模式化して示す図
【図5】3/4ビデオ信号を模式的に示し、図5aが1
走査期間を表わす図、図5bが1フィールドを表わす図
【図6】9/16ビデオ信号を模式的に示し、図6aが
1走査期間を表わす図、図6bが1フィールドを表わす
【図7】一方のトラックに記録される信号を模式的に示
し、図7aが1フィールドを表わす図、図7bが1走査
期間を表わす図
【図8】他方のトラックに記録される信号を模式的に示
し、図8aが1フィールドを表わす図、図8bがトラッ
クの一部に記録される残余部映像信号を表わす図、図9
cが残部に記録される音声信号を表わす図
【図9】この発明の第2実施例にかかるVTRの記録系
のブロック図
【図10】同VTRの再生系のブロック図
【図11】同VTRの要部の模式図
【図12】同VTRの磁気テープのトラックパターンを
模式的に示す図
【図13】同磁気テープの模式断面図
【図14】映像信号とアスペクト比との関係を説明する
ための図であり、図14aが3/4画面を、図14bが
9/16画面を示す図
【図15】従来の問題を説明するための図であり、図1
5aが9/16画面に映し出されたアスペクト比が9/
16の画像を示す図、図15bおよび図15cがこの画
像を3/4画面に映し出した状態を示す図
【符号の説明】
11・・・ドラム、 13・・・磁気テープ、 15・・・ビデ
オトラック、15a・・・中央部映像信号記録部、 15
b・・・側部映像信号記録部、20・・・時間軸伸張・信号入
替え回路、 21・・・時間軸圧縮・信号合成回路、Q・・・
変換信号、 QA・・・中央部映像信号、 QB・・・残余部
映像信号、SW1〜SW10・・・切換えスイッチ、 X
1,X2,Y1,Y2,Z1,Z2・・・ヘッド。
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】ビデオテープレコーダおよび記録済磁気
テープ
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はヘリカルスキャン式の
ビデオテープレコーダ(VTR)に係り、詳しくは、映
像信号を画面の中央に区画されるナローアスペクト比の
中央部分の画像情報が包含される中央部映像信号と、画
面の残余部分の画像情報が包含される残余部映像信号と
に分離し、これら分離された映像信号を磁気テープに独
立させて記録するようにしたビデオテープレコーダ及び
記録済磁気テープに関する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、請求項3に記載の発明の記録済磁気
テープにあっては、所定の幅内に1対のトラックを形成
し、一方のトラックに中央部映像信号が、他方のトラッ
クに残余部映像信号が記録される。このため、ナローア
スペクト比対応のVTRとワイドアスペクト比のVTR
とに互換をもたせて両用でき、また、接続されるテレビ
受像機の種類等の必要に応じ任意のアスペクト比の映像
信号を1つのフォーマットで提供でき、さらに、これら
一対のトラックが位置する幅を現行のVTRの記録フォ
ーマットに規定されたトラックピッチと一致するように
すれば現行のVTRとの互換性を損うことなくナローお
よびワイドアスペクト比の映像信号の記録再生が行なえ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図1、図2および図3において、11は図
示しないシャーシに回転自在に支持されたドラムであ
り、ドラム11には2組のヘッドX1,Y1、X2,Y
2が回転方向に角度π(180度)離隔して対称的に設
けられている。これらヘッドX1,Y1およびヘッドX
2,Y2は、後述するように、走査方向と直角な方向に
現行のフォーマットが採用するトラックのピッチ58μ
m(VHS方式のVTRの場合)より小さな間隔を隔て
配置される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】磁気テープ13には、図4に示すように、
ビデオトラック15がテープ走行方向Tに対し斜めのヘ
ッド走査方向Cに形成され、このトラック15に後述す
る映像信号が記録される。このビデオトラック15はヘ
ッドX1,X2とヘッドY1,Y2とに対応して2つの
領域(トラック)a,(b+c)に幅方向に二分され、
これらトラックa,(b+c)が58μmの幅内に所定
幅のガードバンドを隔て平行にヘッド走査方向に延在す
る。トラックのアジマス角はたとえば、トラックaは±
6°、トラック(b+c)は±18°とする。なお、述
べるまでもないが、この58μmの数値はVHS方式を
対象にしたもので、他の方式を採用するVTRはその規
格に合せることが必要である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】ビデオトラック15は、後述するように、
第1トラックaに中央部映像信号が記録され、また、第
2トラック(b+c)に長手方向に2つの領域b,cが
区画され、領域bに残余部映像信号が、領域cにPCM
オーディオ信号が記録される。以下の説明では、必要に
応じ第2トラックはbで代表して表わし、また、図4中
では領域bにクロスノッチを付して表わす。なお、述べ
るまでもないが、第2トラックの領域cには、PCMオ
ーディオ信号に限らずインデックス信号等の種々の信号
を記録することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】この時、時間軸伸張・信号順序入替え回路
21は、9/16ビデオ信号L2を時間的に4/3に伸
張し、また、1フィールドにおいて各走査部分Tについ
て信号成分Aと信号成分(B1+B2)とに分離し、1
フィールドの期間において各成分を蓄積して記憶する。
そして、この時間軸伸張・信号順序入替え回路21は、
成分Aが包含された映像信号(図7参照)を切換えスイ
ッチSW1を介し記録プロセス回路18に、成分(B
1,B2)が包含されるビデオ信号を記録プロセス回路
19に出力する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】図9から図13にはこの発明の第2実施例
を示し、図9が記録系のブロック図、図10が再生系の
ブロック図、図11が要部の模式平面図、図12が磁気
テープのトラックパターンを模式的に示す図、図13が
磁気テープの模式断面図である。なお、この第2実施例
では上述の実施例と同一の部分には同一の番号を付して
説明および図示を省略する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】記録アンプ16e,16fは図9に示すよ
うに切換えスイッチSW9を介し混合器71に接続さ
れ、この混合器71にそれぞれ入力端子Si3と接続す
る記録プロセス回路20および入力端子Si4と接続す
る記録プロセス回路30が接続する。切換えスイッチS
W9は前述した切換えスイッチSW2等と同様に垂直同
期信号等に応動する。記録プロセス回路30は変調器お
よびフィルタ等を有し、入力端子Si4にはFMオーデ
ィオ信号が入力する。この記録プロセス回路30はFM
オーディオ信号を変調して混合器71に接続し、混合器
71はFMオーディオ信号と記録プロセス回路20から
入力するPCMオーディオ信号とを混合して記録アンプ
16e,16fに出力する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】この第2実施例は、図12,図13に示す
ように、FMオーディオ信号とPCMオーディオ信号と
が混合されたオーディオ信号を深層トラックdに記録、
すなわち、オーディオ信号特開平1−105301号に
示されるものと同様の記録フォーマットで記録するた
め、上述した実施例と同様に現行のVTRとの互換性を
維持できる。そして、この第2実施例は、オーディオ信
号を深層記録するため、トラックbには全長を用いて残
余部映像信号を記録でき、また、第1実施例の図4と同
じようにトラックの領域cを設けてさらに追加のオーデ
ィオ信号やインデックス信号等を記録でき、VTRの使
い勝手を改善できる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例にかかるVTRの記録系
のブロック図
【図2】同VTRの再生系のブロック図
【図3】同VTRの要部の模式図
【図4】磁気テープをトラックを模式化して示す図
【図5】3/4ビデオ信号を模式的に示し、図5aが1
走査期間を表わす図、図5bが1フィールドを表わす図
【図6】9/16ビデオ信号を模式的に示し、図6aが
1走査期間を表わす図、図6bが1フィールドを表わす
【図7】一方のトラックに記録される信号を模式的に示
し、図7aが1フィールドを表わす図、図7bが1走査
期間を表わす図
【図8】他方のトラックに記録される信号を模式的に示
し、図8aが1フィールドを表わす図、図8bがトラッ
クの一部に記録される残余部映像信号を表わす図、図9
cが残部に記録される音声信号を表わす図
【図9】この発明の第2実施例にかかるVTRの記録系
のブロック図
【図10】同VTRの再生系のブロック図
【図11】同VTRの要部の模式図
【図12】同VTRの磁気テープのトラックパターンを
模式的に示す図
【図13】同磁気テープの模式断面図
【図14】映像信号とアスペクト比との関係を説明する
ための図であり、図14aが3/4画面を、図14bが
9/16画面を示す図
【図15】従来の問題を説明するための図であり、図1
5aが9/16画面に映し出されたアスペクト比が9/
16の画像を示す図、図15bおよび図15cがこの画
像を3/4画面に映し出した状態を示す図
【符号の説明】 11・・・ドラム、 13・・・磁気テープ、 15・・・ビデ
オトラック、15a・・・中央部映像信号記録部、 15
b・・・残余部映像信号記録部、21・・・時間軸伸張・信号
順序入替え回路、 21・・・時間軸圧縮・信号合成回
路、Q・・・変換信号、 QA・・・中央部映像信号、 QB
・・・残余部映像信号、SW1〜SW10・・・切換えスイッ
チ、 X1,X2,Y1,Y2,Z1,Z2・・・ヘッ
ド。
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を磁気テープに走行方向に対し
    斜めに形成されるトラックへ記録するヘリカルスキャン
    式のビデオテープレコーダにおいて、 ワイドアスペクト比の映像信号を、画面の中央に区画さ
    れるナローアスペクト比の中央部分の画像情報を包含す
    る中央部映像信号と、前記画面の中央部分の両側に区画
    される残余部分の画像情報を包含する残余部映像信号と
    に分離するとともに、前記中央部映像信号用のヘッドと
    前記残余部映像信号用のヘッドとを設け、前記中央部映
    像信号と前記残余部映像信号とを隣接するトラックに並
    行して記録するようにしたことを特徴とするビデオテー
    プレコーダ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビデオテープレコーダ
    であって、音声信号を前記トラックの前記中央部映像信
    号が記録される部分の深層のトラックに記録することを
    特徴とするビデオテープレコーダ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のビデオ
    テープレコーダに用いられる記録済磁気テープであっ
    て、所定の幅内に一対のトラックを有し、一方のトラッ
    クに前記中央部映像信号が、他方のトラックに前記残余
    部映像信号が記録されたことを特徴とする記録済磁気テ
    ープ。
JP3214597A 1991-07-31 1991-07-31 ビデオテープレコーダおよび磁気テープ記録方法 Expired - Lifetime JP3063795B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3214597A JP3063795B2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 ビデオテープレコーダおよび磁気テープ記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3214597A JP3063795B2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 ビデオテープレコーダおよび磁気テープ記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0537884A true JPH0537884A (ja) 1993-02-12
JP3063795B2 JP3063795B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=16658357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3214597A Expired - Lifetime JP3063795B2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 ビデオテープレコーダおよび磁気テープ記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3063795B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60318397D1 (de) 2002-02-15 2008-02-14 Coinstar Inc Vorrichtung und verfahren zum ausgeben von karten

Also Published As

Publication number Publication date
JP3063795B2 (ja) 2000-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3063795B2 (ja) ビデオテープレコーダおよび磁気テープ記録方法
JP3063796B2 (ja) ビデオテープレコーダおよび磁気テープ記録方法
JP3010742B2 (ja) 回転ヘッド型磁気記録再生装置
JPS62190981A (ja) 映像信号記録方法および記録再生装置
US5267022A (en) Video signal processing apparatus for videotape recorder/reproducer capable of effecting vertical (and horizontal) emphasis and deemphasis on chrominance signals
JP3109086B2 (ja) ビデオテープレコーダ
JPH06197313A (ja) 磁気記録再生装置
JPH04348684A (ja) ビデオテープレコーダおよび記録済磁気テープ
KR100203245B1 (ko) 고화질/일반화질 겸용 영상기록재생장치 및 트랙구조
JP2959329B2 (ja) 映像信号記録方法
JP3109062B2 (ja) 映像機器
JP2877307B2 (ja) 画像表示システム
JPS63199586A (ja) ビデオ信号及びオーディオ信号再生方法
JP2865288B2 (ja) 映像信号の合成録画装置
JPS644396B2 (ja)
JPH07284056A (ja) 映像信号の記録再生装置とその表示装置
JPH0218639B2 (ja)
JPH0898130A (ja) 映像音声信号記録装置及び映像音声信号再生装置
JPS61131995A (ja) 情報信号記録円盤再生装置
JPS6028388A (ja) 磁気記録装置
JPH0723428A (ja) 立体映像記録方法
JPS63290477A (ja) カラー映像信号の記録再生方法
JPH01137891A (ja) ビデオテープレコーダ
JPH09252455A (ja) 映像記録再生装置
JPS6132690A (ja) スチル画記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041227

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 9