JPH0537881Y2 - - Google Patents

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JPH0537881Y2
JPH0537881Y2 JP1986164544U JP16454486U JPH0537881Y2 JP H0537881 Y2 JPH0537881 Y2 JP H0537881Y2 JP 1986164544 U JP1986164544 U JP 1986164544U JP 16454486 U JP16454486 U JP 16454486U JP H0537881 Y2 JPH0537881 Y2 JP H0537881Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の利用分野] 本考案はシヨルダウエビングが巻掛けられたシ
ヨルダアンカの位置を、乗員の体格に合わせて自
動的に調整することが出来るシヨルダアンカ位置
自動調整装置に関する。
[従来の技術] 車両用シートベルト装置では、シヨルダウエビ
ングの高さ位置を乗員の体格に対応して調節でき
る構造のものが提案されている。
この構造のシートベルト装置では、シヨルダウ
エビングが巻掛けられたシヨルダアンカの位置を
調整することによりウエビングの高さ位置を乗員
の体格に応じて調節できるようになつている。
このシヨルダアンカの位置を乗員の体格に合つ
た位置で固定することにより、同じ乗員が再度ウ
エビングを装着する場合には最適のシヨルダウエ
ビングの位置で装着することができるようになつ
ている。
このシヨルダアンカの移動は、モータにより移
動調節する構造のものが考えられている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、シヨルダアンカの位置を、モー
タにより調節する場合、ウエビングを装着する場
合には最適のシヨルダウエビングの位置で装着す
ることができるが、乗員が代つた場合には再度シ
ヨルダアンカの位置を調節した乗員が再度シヨル
ダアンカの位置を調節し直す必要がある。従つて
乗員が代わる毎に調節する必要があり、調節する
操作が煩雑となる。
本考案は上記事実を考慮し、乗員が代わる毎に
シヨルダアンカの調節をする必要がなく、乗員に
適したシヨルダアンカの位置へ自動的に調節する
ことができ、また、乗員に適したシヨルダアンカ
の位置は、各乗員自らが最適であると思慮する位
置として予め決定されて、各乗員個々は、自由に
シヨルダアンカの位置を選択することができ、更
に、その最適な位置を確実に得ることができるシ
ヨルダアンカ位置自動調整装置を得ることが目的
である。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本考案ではシヨル
ダウエビングが巻掛けられたシヨルダアンカを車
両上下方向に移動させる駆動手段と、この駆動手
段を作動させる指令を発する作動指令出力手段
と、前記シヨルダアンカの車両上下方向の位置を
検出する位置検出手段と、この位置検出手段によ
つて検出されるシヨルダアンカの車両上下方向の
位置を記憶する記憶手段と、前記作動指令出力手
段の発する指令に応じて作動する駆動手段の作動
によりシヨルダアンカを車両上下方向に移動させ
て得られる各乗員に適したシヨルダアンカの車両
上下方向の位置を乗員毎に記憶手段に記憶させる
指令を発する複数の記憶指令出力手段と、前記作
動指令出力手段の発する指令とは別途に発せられ
る指令を受けて駆動手段を作動させるとともに記
憶手段に記憶された各乗員に適したシヨルダアン
カの車両上下方向の位置と位置検出手段によつて
検出されるシヨルダアンカの車両上下方向の位置
との比較に基づいて駆動手段の作動を制御し記憶
手段に記憶された各乗員に適したシヨルダアンカ
の車両上下方向の位置に位置検出手段によつて検
出されるシヨルダアンカの車両上下方向の位置を
一致させて記憶手段に記憶された各乗員に適した
シヨルダアンカの車両上下方向の位置を復帰させ
る復帰手段と、乗員毎に前記別途の指令を発する
複数の復帰指令出力手段と、を備えている。
[作用] 本考案によれば、乗員がシートへ着座したウエ
ビングを装着後は作動指令出力手段により駆動手
段を作動させることによつてシヨルダアンカを車
両上下方向に移動させてシヨルダウエビングが乗
員の体格に合つた最適の位置へ調整される。この
ときのシヨルダアンカの車両上下方向の位置は位
置検出手段によつて検出される。この検出された
位置は記憶・復帰指令入力手段の操作によつて記
憶指令出力手段の操作によつて記憶手段に記憶さ
れ、また、この操作は、乗員毎に行われて、各乗
員に適したシヨルダアンカの車両上下方向の位置
がそれぞれ個々に記憶手段に記憶される。
再度乗員がウエビングを装着する場合には、復
帰指令出力手段の操作によつて復帰手段を作動さ
せる。復帰手段では、記憶手段に予め記憶された
乗員の体格に最適のシヨルダアンカの車両上下方
向と、位置検出手段によつて検出されるシヨルダ
アンカの車両上下方向の位置とが比較されて、こ
の比較に基づき、駆動手段が作動するとともにそ
の作動が制御され、記憶手段に予め記憶された乗
員の体格に最適のシヨルダアンカの車両上下方向
の位置が復帰される。そして、復帰指令出力手段
の操作は、乗員毎に行われて、各乗員に適したシ
ヨルダアンカの車両上下方向の位置がそれぞれ
個々に復帰される。
これにより、自動的に、乗員は体格に合わせた
最適のウエビング装着状態となることができる。
また複数の乗員の各々に合わせたシヨルダアンカ
の位置を記憶手段に記憶させることによつて、
各々の乗員がウエビングを装着する場合には、
各々の乗員の記憶を復帰させることにより各々の
乗員の体格に合わせたシヨルダウエビングの最適
位置へ調整することができる。
従つて乗員が代わる毎にシヨルダアンカの調節
をする必要がなく、乗員に適したシヨルダアンカ
の位置へ自動的に調節することができる。
また、乗員に適したシヨルダアンカの位置は、
各乗員自らが最適であると思慮する位置として予
め決定されて、各乗員個々は、自由にシヨルダア
ンカの位置を選択することができ、更に、その最
適な位置を確実に得ることができる。
[実施例] 第1実施例 第1図には本考案に係るシヨルダアンカ位置自
動調整装置10が適用されたシートベルト装置の
側面図が示されている。
このシートベルト装置ではシート12へ着座す
る乗員14はウエビング16を装着できるように
なつている。このウエビング16は一端がアンカ
ープレート18で車両側壁20の下部へ取付けら
れており、中間部はタングプレート22,シヨル
ダアンカ24に巻掛けられて、折返され、巻取装
置26へ巻取られている。
タングプレート22は車両略中央部の床から立
設されるバツクル装置28へ係合できるようにな
つており、シヨルダアンカ24は車両側壁20の
上部に配置されたシヨルダアンカ位置自動調整装
置の位置可変機構10へ取付けられている。
タングプレート22及びシヨルダアンカ24は
ウエビング16の中間部を自由に通過可能として
いる。また巻取装置26にはウエビング16の端
部を付勢力で巻取る巻取軸が軸支されており、イ
ナーシヤロツク機構が内蔵されて、車両緊急時に
ウエビング16の引き出しを停止させるようにな
つている。
従つて乗員14はシート12へ着座した後にタ
ングプレート22をバツクル装置28へ係合させ
れば、アンカープレート18とタングプレート2
2との間がラツプウエビングとして、タングプレ
ート22とシヨルダアンカ24との間がシヨルダ
ウエビングとして作用し、いわゆる3点式のシー
トベルト装置の装着状態となることができる。
第1図に示されるようにシヨルダアンカ位置自
動調整装置の位置可変機構10は車両側壁20の
上部車外側に配置されている。
この位置可変機構10は一対のブラケツト30
の中間部が図示しないボルトで車両側壁20へ取
付けられている。この一対のブラケツト30は車
両上下方向に長手方向とされており、断面がL字
形とされている。L字形の一辺にはそれぞれ貫通
穴30Aが設けられており、図示しないボルトの
挿通用となつている。
この一対のブラケツト30が取付けられたガイ
ド32は車両上下方向に長手方向とされており、
断面が矩形状となつている。長手方向に沿う一側
面は開口32Aが設けられている。この開口32
Aは位置可変機構10が車両側壁20に取付けら
れる時には、車両室内に向つて配置されるように
なつている。
このガイド32の車両上下方向の両端にはベー
ス34がそれぞれ両端の開口を塞ぐように配置さ
れ、ガイド32の長手方向に沿つて配置されたね
じ棒36の両端が回転可能に支持されている。
ねじ棒36には昇降ブロツク38がかみ合つて
おり、昇降ブロツク38の外径寸法はガイド32
の内径寸法よりわずかに小とされ、開口32Aを
貫通して車室内方向へ突出するピン38Aが設け
られている。従つて、この昇降ブロツク38はね
じ棒36を中心に回転することがないようになつ
ている。このためねじ棒36が回転すると昇降ブ
ロツク38は車両上下方向に移動するようになつ
ている。
この昇降ブロツク38に設けられたピン38A
には、シヨルダウエビングが巻掛けられたシヨル
ダアンカ24が取付けられている。昇降ブロツク
38の上下方向の移動でシヨルダアンカ24が車
両上下方向へ移動することによつて、シヨルダウ
エビングの車両上下方向の高さ位置が調整される
ようになつている。
またねじ棒36の車両上方側にはガイド32の
ベース34から突出されており、その先端には歯
車40が取付けられている。この歯車40には歯
車42がかみ合つている。
この歯車42はガイド32に固定されたモータ
44の駆動軸44Aに固定されている。モータ4
4の回転によつて歯車42,40を介してねじ棒
36が回転し、昇降ブロツク38がガイド32内
を昇降するようになつている。すなわちモータ4
4が駆動され第2図矢印A方向にモータが正転し
て、歯車42が回転すると歯車40は矢印B方向
に回転する。この回転によりねじ棒36は矢印B
方向に回転し、昇降ブロツク38を矢印C方向へ
移動させるようになつている。従つてこの昇降ブ
ロツク38のピン38Aに取付けられたシヨルダ
アンカ24は矢印C方向(車両上方向)へ移動し
シヨルダウエビングの高さ位置が調整されるよう
になつている。モータ44が逆転されるときは、
昇降ブロツク38は矢印C方向と反対方向に移動
するようになつている。
モータ44は、駆動手段を構成し、第3図に示
されるように駆動回路46と接続されている。こ
の駆動回路46はリレー52のコイル52A,5
2Bを励磁することによつて、リレー52のコイ
ル52A,52Bと対応した接点54A,54B
を切り換えるようになつている。この切り換えに
よりモータ44へ入力される電源50の極性を換
えることができ、モータ44を正転又は逆転させ
ることができるようになつている。モータ44は
運転席側のシヨルダアンカ24を移動させるモー
タであり、この駆動回路46には助手席側のシヨ
ルダアンカ24を移動させるモータ45も同様に
接続されている。このモータ45を正転又は逆転
させる場合にはリレー52のコイル52C,52
Dを励磁することによつて接点54C,54Dを
切り換えればよい。
助手席側モータ45についてはモータ44と同
様であるので、以下の説明については運転席側の
モータ44について説明する。
このリレー52には作動指令出力手段としてマ
ニユアルスイツチ48が接続されている。このマ
ニユアルスイツチ48が1つの移動端子48Cと
2つの接点48A,48Bが備えられており移動
端子48Cは通常はどちらの接点にも接していな
い状態となつている。接点48A,48Bは、モ
ータ44を正転又は逆転させてシヨルダアンカ2
4を上下させる場合のアツプダウンの選択用とな
つている。
マニユアルスイツチ48の移動端子48Cを接
点48Aへ接続すると(第3図に示される状態)、
リレー52のコイル52Aが励磁され、接点54
Aが電源50の+と接続される。このとき接点5
4Bはアースされたままとなつている。これによ
りモータ44は正転するようになつている。また
移動端子48Cを接点48Bへ接続されるとコイ
ル52Bが励磁され、接点54Bが電源50の+
と接続される。このときには接点54Aはアース
されたままとなつている。これによりモータ41
は逆転するようになつている。
またモータ44にはモータ44の回転により移
動する昇降ブロツク38の車両上下方向の高さ位
置を検出する位置検出手段としてのセンサ56が
取付けられている。このセンサ56は磁気抵抗素
子が使用されている。このセンサ56はモータの
回転に応じてパルス列信号を、復帰手段であるマ
イクロコンピユータ58のCPU59内へ入力イ
ンタフエース60内を介して入力するようになつ
ている。
このCPU59はモータ44の駆動回路46と
ドライバ62を介して接続されており、マニユア
ルスイツチ48の操作とは別に駆動回路46を制
御できるようになつている。また入力インタフエ
ース64を介してマニユアルスイツチ48と接続
されている。また入力インタフエース60を介し
て記憶指令出力手段、復帰指令出力手段としての
メモリNrスイツチ66が接続されている。この
メモリNrスイツチ66のメモリスイツチ66A
とNrスイツチ66Bとを同時にオンさせること
により、センサ56によつて検出された昇降ブロ
ツク38の高さ方向の位置をマイクロコンピユー
タ58内の記憶手段としてのRAM58Aへ記憶
させることができるようになつている。このNr
スイツチ66Bは複数個設けられており複数の乗
員の各々に調整されたシヨルダアンカの位置を各
Nrスイツチ66Bに記憶できるようになつてい
る。また記憶された昇降ブロツク38の高さ方向
の位置を復帰させるには復帰させたい乗員に対応
したNrスイツチ66Bをオンさせればよい。復
帰した昇降ブロツク38の高さ方向の位置に基づ
いてマイクロコンピユータ58は、ドライバ62
を介して駆動回路46を作動させてモータ44を
駆動させるようになつている。
マイクロコンピユータ58は電源50とヒユー
ズ68と定電圧回路70を介して常時接続されて
いる。また駆動回路54に接続されたモータ駆動
用の電源50はイグニツシヨンスイツチ72がオ
ンされるとパワーリレー74を介して、モータ4
4と接続されるようになつている。
次に本実施例の作用を説明する。
乗員14はシート12へ着座した後にタングプ
レート22をバツクル装置28へ係合させればウ
エビング16によつて3点式シートベルト装置の
装着状態となることができる。
本実施例では着座した乗員の体格に合わせたシ
ヨルダアンカ24の位置を前もつて記憶させてあ
り、Nrスイツチ66Bをオンし続けることによ
り、シヨルダアンカ24を乗員の体格に合わせた
位置に自動的に調整することができる。
乗員の体格に合わせたシヨルダアンカ24の位
置を記憶し、復帰させるCPUの作用を第4図及
び第5図に示されるフローチヤートに従つて説明
する。
ステツプ80で初期化された後、ステツプ82でメ
モリスイツチ66Aがオンか否かが判断される。
メモリスイツチ66Aがオンである場合にはステ
ツプ84でNrスイツチ66Bがオンであるか否か
が判断される。ステツプ82とステツプ84で肯定さ
れメモリスイツチ66AとNrスイツチ66Bが
同時にオンである場合にはステツプ86において第
5図のルーチンでカウントされるカウント値Pが
シヨルダアンカ24の位置P0としてRAM58A
に記憶される。ステツプ82,ステツプ84で否定さ
れるとステツプ88でマニユアルスイツチ48がオ
ンかオフかが判断される。
マニユアルスイツチ48がオンである場合に
は、モータ44が駆動され、シヨルダアンカ24
が移動される。この移動に従つてセンサ56から
パルス列信号が出力される。このセンサ56から
のパルス列信号の立ち上がりによつて第5図に示
されるルーチンが割込まれる。
第5図に示されるステツプ90ではリレー52の
コイル52Aがオンか否かすなわち励磁されたか
否かが判断される。コイル52Aが励磁されてい
ればすなわちモータ44が正転の場合にはステツ
プ92で、カウント値Pがインクリメントされ、コ
イル52Aが励磁されていなければすなわちモー
タ44が逆転の場合にはステツプ94でカウント値
Pがデクリメンとされる。
第4図のステツプ88でマニユアルスイツチ48
がオフであればステツプ96でフラグFが1である
か否かが判断される。フラグが1であればステツ
プ100が実行され、1でなければステツプ98でNr
スイツチ66Bがオンされたか否かが判断され
る。オンされていなければステツプ82の前に戻
り、オンされていればステツプ100にて、記憶さ
れたシヨルダアンカ24の位置(カウント値P0
がRAM58Aから取込まれる。
ステツプ102ではシヨルダアンカ24の現在位
置を示すカウント値Pが読み込まれたカウント値
P0と等しいか否かが判断される。現在の位置を
示すカウント値Pが読み込まれたカウント値P0
と等しい場合にはステツプ104でモータ44はオ
フにされた後、ステツプ106でフラグFが0にさ
れる。
シヨルダアンカ24の現在の位置を示すカウン
ト値Pが読み込まれたカウント値P0と等しくな
い場合にはステツプ108でフラグFが1に設定さ
れる。ステツプ110でPがP0より大であるか否か
が判断される。PがP0より大である場合にはモ
ータ44はステツプ112で逆転されてシヨルダア
ンカ24は車両下方へ移動される。PがP0より
大でない場合にはステツプ114でモータ44は正
転されてシヨルダアンカ24は車両上方へ移動さ
れる。
以上説明したように、乗員の体格に合わせた最
適の位置へシヨルダアンカ24が調節され、この
位置が記憶される場合にはマニユアルスイツチ4
8をオンさせ、シヨルダアンカ24を移動させ
て、検出器56から出力されるパルス列信号の立
ち上がりがカウントされ、ステツプ82,ステツプ
86の判断が肯定されたときステツプ86でシヨルダ
アンカの位置が記憶される。
記憶されたシヨルダアンカ24の位置を復帰さ
せ自動的にシヨルダアンカ24の位置を調整する
場合にはNrスイツチがオンされると記憶された
目標位置が復帰され、この目標位置と一致するよ
うにシヨルダアンカ24が移動される。
これにより乗員は一度シヨルダアンカの位置を
調整して、その位置を記憶させることにより、再
度シヨルダアンカを調整する場合には、記憶され
た位置を復帰させることによつて、自動的に乗員
の体格に合つたシヨルダアンカ24の位置を調整
することが出来る。また複数の乗員の体格に合わ
せた各々のシヨルダアンカ24の位置を記憶する
ことができるので、乗員が代わる毎に調整する必
要がない。
また、乗員に適したシヨルダアンカ24の位置
は、各乗員自らが最適であると思慮する位置とし
て予め決定されて、各乗員個々は、自由にシヨル
ダアンカ24の位置を選択することができ、更
に、その最適な位置を確実に得ることができる。
第2実施例 第2実施例は第1実施例のシヨルダアンカ位置
自動調整装置にブザー76を加えて、センサ56
の故障、モータ44の故障等が発生した場合に警
告を発生するようにしたものである。第2図に本
実施例の制御ルーチンの一部を示すが、図示を省
略した部分は第4図と同一である。
第6図に示されるフローチヤートで示されるよ
うにステツプ116でモータ44通電後予定時間を
経過したか否かが判断され、経過していなければ
モータ44は取込まれたシヨルダアンカ24の位
置までシヨルダアンカ24が移動されるまでオン
し続けられる。所定時間経過した場合にはステツ
プ118でブザーが断続的に鳴らされる。すなわち、
モータを駆動しても所定時間内にシヨルダアンカ
が目標位置に到達しない場合は、モータやセンサ
等に故障が発生してパルス列信号が出力されなく
なつたと判断してブザーを鳴らすようにしてい
る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案では、シヨルダアン
カの位置を記憶して記憶した位置に復帰するよう
にしているので、乗員が代わる毎にシヨルダアン
カの調節をする必要がなく、乗員に適したシヨル
ダアンカの位置へ自動的に調節することができる
という優れた効果が得られる。
また、乗員に適したシヨルダアンカの位置は、
各乗員自らが最適であると思慮する位置として予
め決定されて、各乗員個々は、自由にシヨルダア
ンカの位置を選択することができ、更に、その最
適な位置を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたシートベルト装置
を示す車両側方から見た側面図、第2図は本考案
に係るシヨルダアンカ位置自動調整装置の実施例
に適用された位置可変機構を示す斜視図、第3図
は本考案に係るシヨルダアンカ位置自動調整装置
の実施例を示す回路図、第4図はCPUのプログ
ラムを示すフローチヤート、第5図はセンサ56
の立ち上がりで割込まれるルーチンを示すフロー
チヤート、第6図は第2実施例を示すフローチヤ
ートである。 24……シヨルダアンカ、44……モータ、4
6……モータ駆動回路、48……マニユアルスイ
ツチ、56……センサ、58……マイクロコンピ
ユータ、58A……RAM、66A……メモリス
イツチ、66B……Nrスイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヨルダウエビングが巻掛けられたシヨルダア
    ンカを車両上下方向に移動させる駆動手段と、こ
    の駆動手段を作動させる指令を発する作動指令出
    力手段と、前記シヨルダアンカの車両上下方向の
    位置を検出する位置検出手段と、この位置検出手
    段によつて検出されるシヨルダアンカの車両上下
    方向の位置を記憶する記憶手段と、前記作動指令
    出力手段の発する指令に応じて作動する駆動手段
    の作動によりシヨルダアンカを車両上下方向に移
    動させて得られる各乗員に適したシヨルダアンカ
    の車両上下方向の位置を乗員毎に記憶手段に記憶
    させる指令を発する複数の記憶指令出力手段と、
    前記作動指令出力手段の発する指令とは別途に発
    せられる指令を受けて駆動手段を作動させるとと
    もに記憶手段に記憶された各乗員に適したシヨル
    ダアンカの車両上下方向の位置と位置検出手段に
    よつて検出されるシヨルダアンカの車両上下方向
    の位置との比較に基づいて駆動手段の作動を制御
    し記憶手段に記憶された各乗員に適したシヨルダ
    アンカの車両上下方向の位置に位置検出手段によ
    つて検出されるシヨルダアンカの車両上下方向の
    位置を一致させて記憶手段に記憶された各乗員に
    適したシヨルダアンカの車両上下方向の位置を復
    帰させる復帰手段と、乗員毎に前記別途の指令を
    発する複数の復帰指令出力手段と、を備えたシヨ
    ルダアンカ位置自動調整装置。
JP1986164544U 1986-10-27 1986-10-27 Expired - Lifetime JPH0537881Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139554A (ja) * 1983-11-23 1985-07-24 アウトフル−ク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 安全ベルト装置の肩掛けベルト用上部取付けあるいは転向金具の高さ位置調節装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139554A (ja) * 1983-11-23 1985-07-24 アウトフル−ク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 安全ベルト装置の肩掛けベルト用上部取付けあるいは転向金具の高さ位置調節装置

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Publication number Publication date
JPS6369660U (ja) 1988-05-11

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