JPH0537527U - 内装パネルの部品組付構造 - Google Patents

内装パネルの部品組付構造

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JPH0537527U
JPH0537527U JP8717091U JP8717091U JPH0537527U JP H0537527 U JPH0537527 U JP H0537527U JP 8717091 U JP8717091 U JP 8717091U JP 8717091 U JP8717091 U JP 8717091U JP H0537527 U JPH0537527 U JP H0537527U
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interior panel
hole
door trim
respect
fitted
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JP8717091U
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Inventor
勝斎 尾世
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西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表皮材3の裏面に対して一体整形される発泡樹
脂基材5に、プルハンドル21のドアトリム1に対する
位置決めが効果的になされるような改良を加えて、ドア
トリム1に対する孔部31の位置精度に関係なくプルハ
ンドル21のドアトリム1に対する組付位置精度の向上
を図ることを可能とする。 【構成】表皮材3の裏面に発泡樹脂基材5が一体成形さ
れた後のドアトリム1に対して別途作業により形成され
る孔部31の周縁部に対応するドアトリム1の裏面に、
発泡樹脂基材5の成形時に一体的に成形される凹部41
を設けるとともに、該凹部41に、上記孔部31に対応
するプルハンドル21の下端部の延設部33の裏面より
外方へ突出するボス部35を内周面部に嵌装させて嵌合
抱持しつつ上記孔部31に対して外周面部が遊嵌状態で
挿入された略筒形状のカラー部材45を凹部41に対し
て位置決めさせるよう,その外端面側に設けられた鍔部
43を嵌合せしめる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表皮材の裏面に樹脂基材を一体に成形してなる内装パネルに対して プルハンドルやドアポケットおよびその枠体などの部品を組み付けるための組付 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、このような内装パネルの部品組付構造として、例えば、実開平1− 145746号公報に開示されるように、表皮材の裏面に樹脂基材を一体成形し てなる内装パネルに孔部を設け、該孔部に、内装パネルに対して組み付けられる 部品に設けられたボス部を挿入して螺子部材で螺合することにより、内装パネル に対して部品を組み付けるようにしたものが知られている。
【0003】 ところで、通常、内装パネルは、予め形成された表皮材の裏面に対して、発泡 性の樹脂原料を発泡させるなどして樹脂基材を一体成形することが行われている 。その場合、孔部が、樹脂基材を一体成形する前の内装パネルつまり表皮材に予 め設けられていると、その孔部を介して樹脂原料が表皮材側へ漏れるため、樹脂 原料の表皮材側への漏れを回避する上で表皮材の裏面に樹脂基材を一体成形した 後に、内装パネルに対して孔部を別途作業により設けるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の如き表皮材の裏面に樹脂基材を一体成形した内装パネルに孔 部を設けたものでは、孔部が内装パネルに対して別途作業により設けられるため 、内装パネルに対する孔部の位置精度が悪くなり、部品の内装パネルに対する組 付位置精度が悪化するという問題があった。
【0005】 本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、表皮材 の裏面に対して一体成形される樹脂基材に、部品の内装パネルに対する位置決め が効果的になされるような改良を加えることにより、内装パネルに対する孔部の 位置精度に関係なく部品の内装パネルに対する組付位置精度の向上が図れるよう にしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案が講じた解決手段は、表皮材の裏面に樹脂基 材を一体成形してなる内装パネルに孔部を設け、該孔部に、内装パネルに対して 組み付けられる部品に設けられたボス部を挿入して螺子部材で螺合することによ り、内装パネルに対して部品が組み付けられるようにした内装パネルの部品組付 構造を前提とする。そして、上記孔部の周縁部に対応する内装パネルの裏面に、 上記樹脂基材の成形時に一体的に成形される凹部を設けるとともに、該凹部に、 上記ボス部を嵌合抱持するカラー部材を、凹部に対して位置決めさせるように嵌 合せしめる構成としたものである。
【0007】
【作用】
上記の構成により、本考案では、内装パネルに対して組み付けられる部品に設 けられたボス部は、樹脂基材の成形時に孔部の周縁部に対応する内装パネルの裏 面に一体的に成形される凹部に対して位置決めされるように嵌合せしめられたカ ラー部材に嵌合抱持されている。つまり、ボス部は、凹部に対して位置決めされ た状態のカラー部材を介して嵌合されつつ内装パネルの孔部内に挿入されて内装 パネルに対する位置決めがなされることになる。このため、孔部が内装パネルに 対して別途作業により設けられて内装パネルに対する孔部の位置精度が悪くなっ ていても、この孔部の位置精度に関係なく部品の内装パネルに対する組付位置精 度が良好に保たれる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1および図4は本考案の第1実施例に係る内装パネルの部品組付構造を示し 、1は内装パネルとしてのドアトリムであって、このドアトリム1は、予め形成 された表皮材3と、該表皮材3の裏面に一体成形され、この裏面に対して発泡ポ リウレタン樹脂(樹脂原料)を発泡させてなる発泡樹脂基材5(樹脂基材)とで 構成されている。
【0010】 上記ドアトリム1の中央部には、外方(図1では左側)へ凹設された凹設部1 1が設けられている。上記凹設部11の下面には水平部12が設けられており、 さらに下面の内端縁には、その内端縁を外方へ凹ませた段差部13が設けられて いる。そして、上記水平部12の後部には、その水平部12を覆いかつ段差部1 3の後部を覆い隠す断面略L字状のパッド材15が取り付けられていて、凹設部 11の下面後部がアームレスト17としての機能を有して構成されている。
【0011】 また、上記凹設部11の前端部には、図示しないドアパネルの閉塞時にドアパ ネルをドアトリム1と共に引き寄せるために凹設部11の底面に対して所定距離 隔てて略上下方向へ延びる部品としてのプルハンドル21が設けられている。上 記プルハンドル21の下端部は、凹設部11の前端部における深さと略一致する よう車体内外方向へ幅広に形成されているとともに、その下端部の内端が段差部 13の前部を覆い隠すよう下方に延設されており、このプルハンドル21の下端 部と、パッド材15とは互いの各表面が略面一状となっている。
【0012】 さらに、上記プルハンドル21の上下端部のうちの下端部後側(同一構造とな るので他の部分の説明は省略する)に対応する,段差部13の前部における縦壁 面には、孔部31が設けられている。該孔部31は、表皮材3の裏面に発泡樹脂 基材5が一体成形された後のドアトリム1に対して別途作業により形成されるよ うにしている。また、上記孔部31に対応するプルハンドル21の下端部の延設 部33の裏面には、外方(縦壁面側)へ突出するボス部35が設けられている。 そして、上記孔部31は、上記ボス部35が遊嵌状態で挿入されるよう,ボス部 35の径よりも大径に形成されている。
【0013】 そして、図2にも示すように、上記孔部31の周縁部に対応するドアトリム1 の裏面つまり発泡樹脂基材5の裏面には、表皮材3の裏面に対する発泡樹脂基材 5の成形時に成形型により一体的に成形される凹部41が設けられている。また 、図3にも示すように、上記凹部41には、上記ボス部35を内周面部に嵌装さ せて嵌合抱持しつつ上記孔部31に対して外周面部が遊嵌状態で挿入された略筒 形状のカラー部材45が凹部41に対して位置決めされるよう,その外端面側に 設けられた鍔部43が嵌合されている。そして、上記ボス部35は、上記凹部4 1に対してカラー部材45の鍔部43を介して螺子部材47により螺合されるこ とにより、プルハンドル21がドアトリム1に対して組み付けられる。
【0014】 したがって、上記実施例では、ドアトリム1に対して組み付けられるプルハン ドル21に設けられたボス部35は、発泡樹脂基材5の成形時に孔部31の周縁 部に対応するドアトリム1の裏面に一体成形される凹部41に対し、外端面側に 設けられた鍔部43が嵌合することにより位置決めされたカラー部材45の内周 面部に嵌装されて嵌合抱持されつつ、カラー部材45を介して孔部31に遊嵌状 態で挿入されている。つまり、ボス部35は、凹部41に対して鍔部43が位置 決めされた状態のカラー部材45を介して嵌合されつつドアトリム1の孔部31 内に遊嵌状態で挿入されてドアトリム1に対する位置決めがなされることになる 。
【0015】 このため、孔部31がドアトリム1に対して別途作業により設けられてドアト リム1に対する孔部31の位置精度が悪くなっていても、その誤差が、孔部31 に対して遊嵌状態で挿入され凹部41に対して位置決めされるカラー部材45に より解消されて孔部31の位置精度に影響されることがなく、プルハンドル21 のドアトリム1に対する組付位置精度の向上を図ることができる。
【0016】 次に、本考案の第2実施例を図5ないし図8に基づいて説明する。尚、上記第 1実施例と同一の部分については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する 。
【0017】 この第2実施例では、カラー部材51を、その内端部側の一箇所に径方向へ突 出する突出片53を有して形成するとともに、孔部55を、カラー部材51が突 出片53と共に挿入可能な形状、つまり孔部55の一箇所を突出片53の形状に 則して径方向へ切り欠いた切欠部57を有する形状に形成している。また、カラ ー部材51の外端部側における一本の直径方向に対応する鍔部59の2箇所に、 鍔部59を凹部41に嵌合させた際に該鍔部59(カラー部材51)を軸廻りに 回転させる略コ字状に切欠いたコ字状切欠部61,61を設けている。
【0018】 この場合、凹部41に対してカラー部材51を位置決めさせるように鍔部59 を嵌合させた際に該鍔部59を軸廻りに回転させることにより、突出片53が表 面材2の表面を摺動して、ボス部35を内周面部に嵌合抱持しつつその外周面部 を介して孔部31に対して遊嵌させた状態でカラー部材51が凹部41に嵌合さ れて仮止めされることになり、ボス部35に対するカラー部材51の鍔部59を 介した螺子部材47による螺合が容易に行えて、プルハンドル21のドアトリム 1に対する組付性の向上を図ることができる。
【0019】 尚、本考案は上記各実施例に限定されるものではなく、その他種々の変形例を 包含するものである。例えば、上記各実施例では、内装パネルとしてドアトリム 1を用いたが、ドアトリムを除く他の内装パネル、例えばインストルメントパネ ルやグローブボックスなどであっても良い。また、上記各実施例では、部品とし てプルハンドル21を用いたが、ドアポケットおよびその縁部に組み付けられる 枠体などの部品であっても良い。
【0020】 また、上記第2実施例では、カラー部材51の内端部側の一箇所に突出片53 を設けたが、カラー部材51の内端部側における一本の直径方向に対応する2箇 所にそれぞれ径方向へ突出する突出片が設けられるようにして、カラー部材の凹 部に対する仮止めがより強固になされるようにしても良い。
【0021】
【考案の効果】
以上の如く、本考案における内装パネルの部品組付構造によれば、樹脂基材の 成形時に孔部の周縁部に対応する内装パネルの裏面に一体的に成形した凹部に対 してカラー部材を介してボス部を嵌合させて内装パネルに対して位置決めさせた ので、別途作業により悪化する,孔部の内装パネルに対する位置精度に関係なく 、部品の内装パネルに対する組付位置精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4のA−A線における断面図である。
【図2】第1実施例に係るドアトリムを外方側より視た
凹部付近の斜視図である。
【図3】第1実施例に係るカラー部材の斜視図である。
【図4】第1実施例に係るドアトリムを内方側より視た
正面図である。
【図5】第2実施例に係る図1相当図である。
【図6】図5のB−B線における断面図である。
【図7】第2実施例に係る図2相当図である。
【図8】第2実施例に係る図3相当図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム(内装パネル) 3 表皮材 5 発泡樹脂基材(樹脂基材) 21 プルハンドル(部品) 31,55 孔部 35 ボス部 41 凹部 45,51 カラー部材 47 螺子部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮材の裏面に樹脂基材を一体成形して
    なる内装パネルに孔部を設け、該孔部に、内装パネルに
    対して組み付けられる部品に設けられたボス部を挿入し
    て螺子部材で螺合することにより、内装パネルに対して
    部品が組み付けられるようにした内装パネルの部品組付
    構造であって、上記孔部の周縁部に対応する内装パネル
    の裏面には、上記樹脂基材の成形時に一体的に成形され
    る凹部が設けられているとともに、該凹部には、上記ボ
    ス部を嵌合抱持するカラー部材が、凹部に対して位置決
    めされるように嵌合されていることを特徴とする内装パ
    ネルの部品組付構造。
JP8717091U 1991-10-24 1991-10-24 内装パネルの部品組付構造 Withdrawn JPH0537527U (ja)

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