JPH0537380A - 電流セル回路 - Google Patents

電流セル回路

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JPH0537380A
JPH0537380A JP3190489A JP19048991A JPH0537380A JP H0537380 A JPH0537380 A JP H0537380A JP 3190489 A JP3190489 A JP 3190489A JP 19048991 A JP19048991 A JP 19048991A JP H0537380 A JPH0537380 A JP H0537380A
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transistor
gate
switching signal
transistors
current cell
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Hajime Hayashimoto
肇 林本
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特に電流セル・マトリックスD−Aコンバータ
において、変換速度の高速化をはかること。 【構成】抵抗3,MOSトランジスタ4,5を直列に接
続し、電源電圧を分圧し、バイアス電圧を発生させる電
圧源回路1と、MOSトランジスタ6〜8,15,16
で電流源回路2を構成し、MOSトランジスタ8のドレ
イン電極を出力端子21に接続し、MOSトランジスタ
15のゲート電極を切換信号入力端子22に接続し、M
OSトランジスタ16のゲート電極を切換信号の反転入
力端子23に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電流セル回路に関し、特
に電流セル・マトリックス型D・Aコンバータの電流セ
ル回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電流セル回路は、図2に示すよう
に、電源端子20と、出力端子21と、切換信号入力端
子22と、切換信号の反転信号入力端子23と、電圧源
回路1と、電流源回路2を備えている。
【0003】ここで電圧源回路1は、抵抗3と、MOS
トランジスタ4,5とを有し、電流源回路2はMOSト
ランジスタ6〜14を有している。
【0004】次に図2の電流セル回路の動作について説
明する。電圧源回路1を構成している抵抗3、トランジ
スタ4,5の各インピーダンスで決まるトランジスタ5
のゲート電位(以下VG1と略す)が、電流源回路2のト
ランジスタ6のゲートをバイアスすることにより、トラ
ンジスタ6のドレイン電流(以下IQ6と略す)が決ま
り、切換信号入力端子22及び切換信号の反転端子23
に入力する切換信号VINによって、たとえばトランジス
タ10,11,12がオンし、トランジスタ9,13,
14がオフした場合、電圧源回路1を構成している抵抗
3、トランジスタ4,5の各インピーダンスで決まるト
ランジスタ4のゲート電位(以下VG2と略す)が電流源
回路2のトランジスタ8のゲートをバイアスし、その結
果出力端子21に電流セル回路の出力電流(以下IOUT
と略す)として一定電流IQ6が流れ、又、トランジスタ
10,11,12がオフし、トランジスタ9,13,1
4がオンした場合、電流源回路2のトランジスタ8のゲ
ートはバイアスされず、トランジスタ7のゲートがVG2
でバイアスされる為、出力端子21に、IOUT は流れな
い。
【0005】即ち、切換信号VINによって、出力端子2
1に一定電流IOUT が流れたり、流れなかったりするこ
とにより、電流セル回路として機能させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の電流セ
ルマトリックス型D−Aコンバータの電流セル回路は、
トランジスタ11,12がオンし、ゲート電位VG2がト
ランジスタ8のゲートをバイアスする切換信号VINの切
換タイミング時、トランジスタ11,12とトランジス
タ9が同時にオンする瞬間がある為、トランジスタ4の
ゲートが接地電位まで落ち、トランジスタ4のゲートが
G2に復帰するまでのセットリングタイムが必要であ
り、さらにこの間の電荷の移動がトランジスタ4のゲー
ト・オーバラップ容量を介し、VG1に影響を与える為、
トランジスタ6のゲート電位がVG1に復帰するまでに、
セットリングタイムが必要となる。
【0007】その為、出力端子21に流れるIOUT (=
Q6)が定常値に落ちつくまで、ある程度のセットリン
グタイム(以下Tset(out)と略す)が必要となる。
【0008】即ち、従来回路では、切換信号VINの切換
タイミング時、VG1,VG2が定常値に落ちつくまである
程度のセットリングタイムが必要な為、電流セル回路の
OUT のセットリングタイムが悪化するという欠点があ
った。
【0009】本発明の目的は、前記欠点が解決され、切
換信号VINの切換タイミング時、VG1,VG2が一定で、
OUT のセットリングタイムが悪化することのないよう
にした電流セル回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電流セル回路の
構成は、抵抗と第1,第2のトランジスタとの直列体を
有する電圧源回路と、第3,第4のトランジスタの直列
体と第5,第6のトランジスタの直列体とを共通接続し
て第7のトランジスタのソース又はドレイン電極を接続
し、前記第1のトランジスタのゲートを前記第3,第5
のトランジスタのゲートに接続し、前記第2のトランジ
スタのゲートを前記第7のトランジスタのゲートに接続
し、前記第5のトランジスタのソース又はドレインを出
力端子に接続し、前記第6のトランジスタのゲートを切
換信号入力端子に接続し、前記第4のトランジスタのゲ
ートを前記切換信号の反転信号入力端子に接続したこと
を特徴とする。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例の電流セル回路を示
す回路図である。
【0012】図1において、本実施例の電流セル回路
は、電源20に抵抗3を介してゲート電極とドレイン電
極とを接続したMOSトランジスタ4と、トランジスタ
4のソース電極にゲート電極とドレイン電極とを接続し
かつソース電極を接地したMOSトランジスタ5と、ト
ランジスタ5のゲート電極及びドレイン電極を接続し、
かつソース電極を接地したMOSトランジスタ6とトラ
ンジスタ6のドレイン電極にソース電極を接続し、かつ
切換信号入力端子22にゲート電極を接続したMOSト
ランジスタ15と、トランジスタ6のドレイン電極にソ
ース電極を接続し、かつ切換信号の反転信号入力端子2
3にゲート電極を接続したMOSトランジスタ16と、
トランジスタ15のドレイン電極にソース電極を接続
し、かつトランジスタ4のゲート電極及びドレイン電極
にゲート電極を接続し、かつ出力端子21にドレイン電
極を接続したMOSトランジスタ8と、トランジスタ1
6のドレイン電極にソース電極を接続し、かつトランジ
スタ4のゲート電極及びドレイン電極にゲート電極を接
続し、かつ電源20にドレイン電極を接続したMOSト
ランジスタ7とを備えている。
【0013】即ち、本実施例は、電圧源回路1と、電流
源回路2とを備えている。
【0014】図1において、図2と同一ブロック、同一
端子、同一素子は同一番号としてある。
【0015】即ち、本実施例では、MOSトランジスタ
6,7,8,15,16が電流源回路2を構成し、電源
端子20と、出力端子21と、切換端子22と、切換信
号の反転入力端子23とは、従来と同様で、電圧源回路
1も従来と同様の構成となっている。
【0016】切換信号VINの切換タイミング時、トラン
ジスタ15,16が同時にオンしても、トランジスタ
7,8のゲート電位は直接VG2に接続しているので、0
Vまで落ちることはなく、常にVG2一定にバイアスされ
る。
【0017】よって、従来回路の様にトランジスタ4の
ゲート・ソース・オーバラップ容量を介し、電荷の移動
がVG2に影響を与えることもなく、トランジスタ6のゲ
ートも常にVG1一定にバイアスされる。トランジスタ
7,8のゲートはVG2で、トランジスタ6のゲートはV
G1で常に一定バイアスされているので、切換信号VIN
よって、トランジスタ15又はトランジスタ16がオ
ン,オフするだけで、出力端子21に一定電流IOUT
流れたり、流れなかったりすることにより、電流セル回
路として機能している。
【0018】図3は本発明の他の実施例の電流セル回路
を示す回路図である。
【0019】図3において、図1のNチャネルトランジ
スタをそぞれPチャルトランジスタに置き換えた場合の
回路図が示されている。
【0020】構成及び動作は第1の実施例と同じなの
で、改めて説明することは、省く。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、例えば
トランジスタ8のゲート電位を直接VG2に接続した場
合、切換信号VINの切換タイミング時においても常にト
ランジスタ8のゲートはVG2でバイアスされ、トランジ
スタ6のゲートもVG1で一定にバイアスされることにな
り、IOUT のセットリングタイムが悪化することがな
く、高速化がはかれるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電流セル回路を示す回路図
である。
【図2】従来の電流セル回路を示す回路図である。
【図3】本発明の他の実施例の電流セル回路を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 電圧源回路 2 電流源回路 3 抵抗素子 4〜16 MOSトランジスタ 20 電源端子 21 出力端子 22 切換信号入力端子 23 切換信号の反転信号入力端子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 抵抗と第1,第2のトランジスタとの直
    列体を有する電圧源回路と、第3,第4のトランジスタ
    の直列体と第5,第6のトランジスタの直列体とを共通
    接続して第7のトランジスタのソース又はドレイン電極
    を接続し、前記第1のトランジスタのゲートを前記第
    3,第5のトランジスタのゲートに接続し、前記第2の
    トランジスタのゲートを前記第7のトランジスタのゲー
    トに接続し、前記第5のトランジスタのソース又はドレ
    インを出力端子に接続し、前記第6のトランジスタのゲ
    ートを切換信号入力端子に接続し、前記第4のトランジ
    スタのゲートを前記切換信号の反転信号入力端子に接続
    したことを特徴とする電流セル回路。
JP3190489A 1991-07-31 1991-07-31 電流セル回路 Expired - Lifetime JP2871902B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100302591B1 (ko) * 1998-09-02 2001-09-22 김영환 디지털/아날로그변환기
KR100313496B1 (ko) * 1998-08-22 2001-12-12 김영환 디지털/아나로그변환기
KR101694247B1 (ko) * 2015-11-27 2017-01-09 현대오트론 주식회사 차량용 배터리-그라운드 단락 방지 보호 회로 및 그 동작 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03205913A (ja) * 1989-07-27 1991-09-09 Sgs Thomson Microelectron Sa スイッチングマトリクス用交点装置

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