JPH0537189Y2 - - Google Patents

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JPH0537189Y2
JPH0537189Y2 JP6930087U JP6930087U JPH0537189Y2 JP H0537189 Y2 JPH0537189 Y2 JP H0537189Y2 JP 6930087 U JP6930087 U JP 6930087U JP 6930087 U JP6930087 U JP 6930087U JP H0537189 Y2 JPH0537189 Y2 JP H0537189Y2
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waveguide
heating chamber
flange
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heat insulating
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は高周波加熱装置を具備した冷却貯蔵庫
の改良構成に関する。
(ロ) 従来の技術 従来此種冷却貯蔵庫は例えば特開昭61−235674
号公報に冷蔵庫として示されている。ここに示さ
れた構成は冷蔵庫の冷蔵室内に解凍室を構成し、
そこに庫外に設けた高周波発生装置にて発生した
高周波電波を導波管によつて導いて照射し、内部
の冷凍食品の解凍を行うと共に、解凍室内には送
風フアンにて強制循環せられる冷却器からの冷気
を導入して冷凍食品表面を冷却することにより、
過剰加熱による食品表面の変質を防止できるよう
にしている。また、特開昭61−3983号公報には長
尺容器状を成す導波管を備えた冷蔵庫が開示され
ており、特開昭58−88582号公報には導波管の外
表面を外断熱材で被覆するようにした冷蔵庫が開
示されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記各公報に開示された冷蔵庫の解凍室(或る
いは加熱室)に電波を供給する導波管は、高周波
発生装置と解凍室との位置関係からL字状に形成
されその距離も長くなることから、電波の損失を
無視することはできない。また、導波管自体も電
波で加熱されて温度上昇し貯蔵室への温度影響が
無視できないので、第1の公報のように解凍室の
周囲(特に導波管)を冷気で冷却したり、第2の
公報のように導波管を2つに分岐させたり、第3
の公報のように導波管を外断熱材で被覆したりし
ているが、いずれも導波管そのものの長さを短く
したり導波管の途中の曲部をなくしたりする工夫
はなされていないので、導波管をコンパクト化す
ることはできなかつた。
そこで本考案では、導波管の長さを短くして電
波損失を抑制する一方コンパクト化できるように
した高周波加熱装置付冷却貯蔵庫を提供すること
を目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、冷却貯蔵庫の貯蔵室内に設けた加熱
室と、前記冷却貯蔵庫外に設けた高周波発生装置
と、この高周波発生装置から前記加熱室に高周波
電波を供給するための導波管とを備え、且つ、前
記導波管は、長尺容器状を成し且つ外側へ張り出
すフランジを有した金属製の第1の部材と、前記
フランジに取り付けられ第1の部材との間に空洞
を形成する金属製の第2の部材と、前記第1の部
材のうち前記加熱室内に臨む部分を覆うように前
記フランジに取り付けられる断熱部材とからな
り、前記第2の部材は一端側に設けられ前記高周
波発生装置のアンテナを臨ませる透孔と、他端側
に設けられ前記空洞内を通過した高周波電波を前
記加熱室内に放射させる開口とを備えた高周波加
熱装置付冷却貯蔵庫を提供するものである。
(ホ) 作用 本考案によれば、導波管を長尺容器状とし且つ
第1の部材の加熱室に臨む部分を断熱部材で覆つ
たことから、導波管の長さを短くしてコンパクト
化できる。また、第1の部材のフランジに取り付
けられ第1の部材との間に空洞を形成する金属製
の第2の部材には、一端側に前記高周波発生装置
のアンテナを臨ませる透孔を、他端側に前記空洞
内を通過した高周波電波を前記加熱室内に放射さ
せる開口をそれぞれ設けたため、導波管をまつす
ぐな状態で冷却貯蔵庫に取り付けることができ、
断熱部材によりこの導波管の上方への放熱を抑制
し、開口により導波管の下方即ち加熱室への電波
放射性を向上させることができる。
(ヘ) 実施例 次に図面において実施例を説明する。第1図は
冷却貯蔵庫の実施例としての冷凍庫Aの縦断面図
を示している。冷凍庫Aは鋼板製の外箱1と合成
樹脂製の内箱2間にポリウレタンフオーム等の断
熱材3を充填して断熱箱体Cを構成されており、
内箱2内部が前方に開口する貯蔵室4とされてい
る。5は内周面に外箱1開口縁に当接する樹脂製
ガスケツト6を有して貯蔵室4の開口を開閉自在
に閉塞する扉であり、この扉5の外板も鋼板製で
あり、7は冷凍庫A天部に設けたコントロールパ
ネルである。
貯蔵室4内には四枚の冷却器8,9,10及び
11が上下方向に相互に所定の間隔を存してそれ
ぞれ棚状に内箱2に支持されて配設されており、
それぞれは例えば熱良導性の金属板下面に冷媒管
を固着することにより構成されている。12は圧
縮機、13は凝縮器である。凝縮器13は例えば
蛇行状に折曲した冷媒管13aに直交して複数の
針金13bを溶接して板状に構成されており、固
定具15,15によつて外箱1背板1aと所定の
間隔14を存して背板1aに固定されている。
17は冷却器8と9の間に位置せられる電波反
射性金属製のケースであり、冷却器9上に載置さ
れてそれに固定されると共に、冷却器8とは間隔
を存しており、その内部を前方に開口する加熱室
18としている。ケース17は内部の加熱室18
内にターンテーブル19を有し、加熱室18の開
口はシールド扉20によつて開閉自在に閉塞され
る。更にケース17の壁面には加熱室18と貯蔵
室4を連通する透孔21が複数形成されている
が、この透孔21は後述する高周波電波の波長の
1/10よりも十分小さい径として、その電波に対し
て大なるインピーダンスを持つ様になされ、電波
漏洩を防止する。
次に23は高周波発生装置であり、外箱1背板
1aに固定されるマグネトロン24、マグネトロ
ン24の電源装置25及び導波管26とから成
る。導波管26はマグネトロン24の後述するア
ンテナ部分から前方へ延びて外箱1、断熱材3及
び内箱2を貫通して貯蔵室4内に臨み、冷却器8
とケース17間を前方に延在してケース17上壁
中央部において加熱室18内に開放している。マ
グネトロン24と電源装置25は外箱1の背板1
aと凝縮器13間の間隔14内において背板1a
に取付けられカバー28にて被覆される。熱源と
なるマグネトロン24及び電源装置25は貯蔵室
4外にあるため、貯蔵室4の冷却に悪影響は及ぼ
さない様構成されている。
次に第2図は導波管26の分解図を示し、第3
図はケース17を組み込む以前の冷凍庫Aの高周
波発生装置23部分の拡大縦断面図を示す。導波
管26は例えば鋼板等の電波反射性金属板にて長
尺容器状に形成され、開口縁に外方へ張り出すフ
ランジ30aを有した容器状部材30と、同様の
長尺金属板から成る板状部材31とから成り、こ
の容器状部材30の開口を下面とし、その下方か
ら板状部材31にて開口を閉塞し、板状部材31
の周辺部をフランジ30a下面に溶接固定するこ
とにより内部中空状に構成する。即ち、導波管2
6は二部材の溶接にて容易に構成される。容器状
部材30の後端に位置する上面には半円形のバル
ジ32が突出形成され、その下方に対応して板状
部材31にはマグネトロン24のアンテナ24a
が通過するための透孔33が穿設され、板状部材
31の前端には電波を放出するための開口34が
穿設されている。36はポリウレタンフオーム等
の断熱材料にて成形した矩形状の断熱部材であ
り、下方及び後方に開放し、その内面はフランジ
30aを含めた容器状部材30前半部分の上面形
状に合致した形状となつている。尚、断熱部材3
6は各辺を別体の断熱板によつて構成しても良
い。
次に組立て手順を説明する。冷却器8の下側に
少許間隔を存して位置する断熱箱体C背壁には貫
通孔37を穿設し、この貫通孔37の下方の背板
1aにマグネトロン24と電源装置25を取付け
る。次に前述の如く組み立てた導波管26前部を
断熱箱体C後方より貫通孔37に差し込み、冷却
器8下側を前方に挿入して行き、マグネトロン2
4のアンテナ24aを透孔33より導波管26内
に臨ませて固定すると共に、貫通孔37の内箱2
側の開口37a周縁と導波管26間の隙間を粘着
性シール材39にてシールする。次に前述の断熱
部材36を前方より冷却器8と導波管26との間
隔内に挿入して行き、下端部を導波管26のフラ
ンジ30a上に載置し、後端を粘着性シール材3
9に押し付けることによつて導波管26に固着す
る。この様に断熱部材36は導波管26のフラン
ジ30aを利用して載置固定するので位置決めと
固定が容易に行える。又、導波管26の貯蔵室4
内に位置する部分の上面は断熱部材36にて被覆
されるので高周波電波の通過に伴う導波管26の
温度上昇による貯蔵室4の冷却効率の低下を抑制
することができる。ここで導波管26下面にも断
熱板を接着しても良い。
この状態で導波管26は冷却器8の下側に於い
て後部から前方に突出している。次にケース17
を貯蔵室4の前方開口より第3図中矢印の如く冷
却器9と導波管26の間に挿入し、所定の位置に
て冷却器9に載置固定する。この時導波管26は
ケース17上壁17a上面に沿つて位置する寸法
関係としておき、更に上壁17aにはケース17
が所定の位置に固定された状態で導波管26の開
口34下面に対応する位置に開口40を穿設して
おく。第4図は開口40部分に相当する第1図の
A−A線断面図を示す。開口40は雲母等の電波
透過性材料にて成る閉塞板41にて加熱室18側
より閉塞し、ネジ42,42にてフランジ30a
部分の導波管26、上壁17a及び閉塞板41を
加熱室18側より共締めすることにより導波管2
6、ケース17及び閉塞板41を一体に固着す
る。この様に導波管26を予め貯蔵室4内に於い
て後方より前方に突出させておき、その状態で加
熱室18のケース17を貯蔵室4前方より貯蔵室
4内に挿入して、その後導波管26と接続するの
で、断熱箱体C外に高周波発生装置23を設けた
場合にも、マグネトロン24と加熱室18間の導
波回路の形成が容易に行える。
次に動作を説明する。圧縮機12は貯蔵室4内
の温度を感知する図示しないサーモスタツトにて
制御され、凝縮器13にて凝縮された冷媒は図示
しない減圧器を介して先ず最上段の冷却器8に流
入し、順次冷却器9,10,11に流入して行つ
て蒸発し、貯蔵室4内を−20℃等の冷凍温度に冷
却する。加熱室18内も透孔21から自然流入す
る冷気や冷却器9からの熱伝導によつて同様の冷
凍温度に冷却されるため、高周波電波を照射しな
い場合は冷凍室として使用できる。
次に例えば加熱室18内にて冷凍食品の解凍を
行う場合は加熱室18内に当該食品を収納してコ
ントロールパネル7のスイツチを操作して電源装
置25に給電し導波管26の開口34より加熱室
18内に高周波電波を放射する。食品は高周波電
波による加熱によつて解凍せられると共に、食品
周囲は冷凍温度の空気であるので食品表面のみが
異常温度上昇を来たして焦げる等の不都合が生じ
ない。
(ト) 考案の効果 本考案によれば、導波管を長尺容器状とし且つ
第1の部材の加熱室に臨む部分を断熱部材で覆つ
たことから、導波管の長さを短くしてコンパクト
化できる。また、第1の部材のフランジに取り付
けられ第1の部材との間に空洞を形成する金属製
の第2の部材には、一端側に前記高周波発生装置
のアンテナを臨ませる透孔を、他端側に前記空洞
内を通過した高周波電波を前記加熱室内に放射さ
せる開口をそれぞれ設けたため、導波管をまつす
ぐな状態で冷却貯蔵庫に取り付けることができ、
断熱部材によりこの導波管の上方への放熱を抑制
し、開口により導波管の下方即ち加熱室への電波
放射性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
各図は本考案の実施例を示すもので、第1図は
冷凍庫の縦断面図、第2図は導波管の分解斜視
図、第3図は高周波発生装置部分の冷凍庫の拡大
縦断面図、第4図は第1図のA−A線断面図であ
る。 A……冷凍庫、18……加熱室、23……高周
波発生装置、26……導波管、30……容器状部
材、31……板状部材、36……断熱部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却貯蔵庫の貯蔵室内に設けた加熱室と、前記
    冷却貯蔵庫外に設けた高周波発生装置と、この高
    周波発生装置から前記加熱室に高周波電波を供給
    するための導波管とを備えた冷却貯蔵庫におい
    て、前記導波管は、長尺容器状を成し且つ外側へ
    張り出すフランジを有する金属製の第1の部材
    と、前記フランジに取り付けられ第1の部材との
    間に空洞を形成する金属製の第2の部材と、前記
    第1の部材のうち前記加熱室内に臨む部分を覆う
    ように前記フランジに取り付けられる断熱部材と
    からなり、前記第2の部材は一端側に設けられ前
    記高周波発生装置のアンテナを臨ませる透孔と、
    他端側に設けられ前記空洞内を通過した高周波電
    波を前記加熱室内に放射させる開口とを備えたこ
    とを特徴とする高周波加熱装置付冷却貯蔵庫。
JP6930087U 1987-05-08 1987-05-08 Expired - Lifetime JPH0537189Y2 (ja)

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JP6930087U JPH0537189Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08

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JP6930087U JPH0537189Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08

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Publication Number Publication Date
JPS63178790U JPS63178790U (ja) 1988-11-18
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