JP2003282233A - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2003282233A
JP2003282233A JP2002080349A JP2002080349A JP2003282233A JP 2003282233 A JP2003282233 A JP 2003282233A JP 2002080349 A JP2002080349 A JP 2002080349A JP 2002080349 A JP2002080349 A JP 2002080349A JP 2003282233 A JP2003282233 A JP 2003282233A
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JP
Japan
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cooking chamber
food
outer box
motor shaft
sealing
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Application number
JP2002080349A
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English (en)
Inventor
Shohei Inamori
昭平 稲森
Kazuhiko Marumoto
一彦 丸本
Akihiro Kino
章宏 城野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食材表面を冷却しながら高周波によって誘電
加熱解凍する調理器に関し、調理室内の冷却性能を安定
させ、調理器内外面への結露による錆、腐食を防ぎ、高
品位解凍と、耐久性の向上を図る。 【解決手段】 調理室25の開口部周縁と扉27との間
を冷気シール用ガスケット50でシールし、導波管部に
できる調理室25内空気と外気との連通路を高周波透過
性断熱材と気密シール材で密閉し、食材皿回転用モータ
シャフト37部にできる調理室35内空気と外気との連
通路をOリングシール材39で密閉し、導波管部の外箱
26と食材皿回転用モータシャフト37部の外箱26の
内側に高温冷媒循環パイプ35を配置したので、調理室
25内への熱伝導負荷を低減し、外気の侵入を防止し、
外箱面への結露を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷気循環により食
材表面を冷却しながら、マイクロ波などの高周波によっ
て誘電加熱解凍する調理器の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の、冷気循環により食材
表面を冷却しながら、マイクロ波などの高周波によって
誘電加熱解凍する調理器としては、特開平8−2267
53号公報に示されているものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の調理
器を説明する。図8は、従来の調理器の縦断面図であ
る。
【0004】図8において、1は調理室2を有する調理
器であり、断熱材3で構成されている。調理室2の前面
は調理室2を開閉する扉4を有する。
【0005】5は調理室2の断熱材3内に埋設された導
波管であり、調理室2側に励振口6と、断熱材3側にヒ
ータ等の制御可能な発熱体7と、外箱8に導波管5と接
続された高周波発生装置9と、露水排水用の排水管10
が形成されている。
【0006】11は食材皿回転用モータで、食材皿回転
用モータ11のシャフトは断熱材3を貫通して、調理室
2内で食材皿12が載置されている。また、食材皿回転
用モータ11を収納するモータケース13には、露水を
排出する排水管10を設けて蒸発皿19に連通してい
る。
【0007】14は小型冷蔵庫で、調理器1を組み込ん
だものであり、圧縮機15、凝縮器(図示せず)、キャ
ピラリチューブ(図示せず)、蒸発器16の冷凍サイク
ルを構成し、冷蔵庫内17に蒸発器16で冷却した空気
を循環させる冷蔵庫冷却ファン18を設けている。
【0008】また、蒸発器16の除霜水を蒸発させる蒸
発皿19が圧縮機15の上に設置されている。また、蒸
発器16で冷却した空気は、調理器1の冷気流入口20
から冷気循環用通路21を通り、冷気循環用ファン22
にて調理室2内に吹き出し、冷気出口23より冷蔵庫内
17に吸気する。
【0009】次に上記従来の調理器の動作について説明
する。
【0010】冷凍食材を解凍する場合、まず、冷凍食品
を調理室2内の食材皿12に載置し扉4を閉止すると、
冷気循環用ファン22のスイッチが作動して、冷気循環
用ファン22を回転させ、冷気を冷気流入口20から冷
気循環用通路21を経て調理室2内に流入させる。
【0011】このように、小型冷蔵庫14の蒸発器16
により冷却された冷気は、調理器1の調理室2内に充満
し、冷凍食材は冷気で覆われる。
【0012】そして、調理時間設定スイッチで設定時間
を設定し、調理スタートスイッチを操作することによ
り、高周波発生装置9は高周波を発振する。高周波は導
波管5を通って、励振口6から調理室2に入る。
【0013】調理室2に放出された高周波は、食材皿1
2を食材皿回転モータ11で回転することにより、冷凍
食材を均一に加熱する。
【0014】従って、冷凍食材は冷気で覆われ、表面か
らの解凍加熱の進行を抑制しつつ、冷凍食材の内部に徐
々に解凍熱が浸透し、表面及び内部共にほぼ同一の加熱
進行速度となって冷凍食材の解凍が行われるので、加熱
ムラのない良好な状態で冷凍食材の解凍を行うことがで
きる。
【0015】この時、導波管5に取り付けた発熱体7、
また、排水管10、さらに、食材皿回転モータ11のモ
ータケース13に設置した排水管10は、露や氷結に高
周波が吸収されて加熱効率の低下を起こしたり、食材皿
回転モータ11の回転軸が氷結し回らなくなることで加
熱ムラ等の解凍性能劣化を防止し、導波管5や関連部品
の錆や腐食を防止しているため、高品位な解凍、安全
性、耐久性を図っている。
【0016】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記従
来の調理器は、導波管5に取り付けた発熱体7、また、
排水管10、さらに、食材皿回転モータ11のモータケ
ース13に設置した排水管10により、氷結や露付きを
融解し蒸発皿19に排水する構成となっているので、発
熱体7により熱負荷を増し、調理室2内の冷却効果の低
下を招いたり、氷結融解水及び、露を排水する排水管1
0から、逆に外気の流入による内部の結露や氷結がない
ように工夫する必要があり、また、夏場で外気温度30
℃、調理室2内−20℃と温度差の熱伝導による調理器
1の外箱8表面結露を防ぐことが出来ないという欠点が
あった。
【0017】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、発熱体の熱負荷により、調理室内の冷却効果の低下
を起こしたり、排水管部から外気の逆流入による内部の
結露と氷結や、調理室内の温度差による調理器の外箱表
面の結露を防止して、高品位な解凍を行うことができ、
また、調理器の内部や外箱表面、関連部品の錆や腐食を
防止して耐久性の向上を図ることができる調理器を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の調理器の発明は、内部に前
面を開口した調理室が形成され外面を外箱で覆い前記調
理室と前記外箱との間に断熱材を設けた断熱箱体と、前
記調理室の開口部を開閉する扉と、前記調理室内を冷却
する調理室冷却手段と、前記外箱の底面に設けられ前記
外箱の底面と前記調理室の底面との間を貫通する食材皿
回転用モータシャフトを回転させる食材皿回転用モータ
と、前記調理室の底面に回転可能に設けられ前記食材皿
回転用モータシャフトに連結される食材皿と、前記外箱
の側面に設けられ前記食材皿に載せられた食材を加熱す
る高周波を発生させる高周波発生手段と、前記外箱の側
面と前記調理室の側面との間を貫通し前記高周波発生手
段により発振した高周波を前記調理室内に導く導波管と
を備えた調理器において、前記断熱箱体における前記調
理室の開口部周縁と閉状態の前記扉との間をシールする
シール手段と、前記断熱箱体における前記導波管部にで
きる前記調理室内空気と外気との連通路を密閉する密閉
手段と、前記断熱箱体における前記食材皿回転用モータ
シャフト部にできる前記調理室内空気と外気との連通路
を密閉する密閉手段と、前記導波管部の前記外箱を内側
から加熱する加熱手段と、前記食材皿回転用モータシャ
フト部の前記外箱を内側から加熱する加熱手段とを設け
たものである。
【0019】請求項1記載の発明では、断熱箱体におけ
る調理室の開口部周縁と扉との間をシール手段でシール
し、断熱箱体における導波管部にできる調理室内空気と
外気との連通路を密閉手段で密閉し、断熱箱体における
食材皿回転用モータシャフト部にできる調理室内空気と
外気との連通路を密閉手段で密閉したので、調理室冷却
手段による調理室内の冷却時に、調理室内への外気の流
入による調理室内部の結露や氷結を防ぐことができ、調
理室の内部や関連部品の錆や腐食を防止でき、また、食
材皿回転部分の安定回転による高品位解凍ができるとい
う作用を有する。
【0020】また、導波管部の外箱を内側から加熱する
加熱手段と、食材皿回転用モータシャフト部の外箱を内
側から加熱する加熱手段とを設けたので、食材皿回転用
モータシャフトと導波管の存在により、外箱の他の部分
より結露しやすい導波管部の外箱の表面の結露と食材皿
回転用モータシャフト部の外箱の表面の結露とを、加熱
手段による外箱の加熱で防止することができ、結露によ
る外箱の錆や腐食を防止でき、また、加熱手段が外箱に
近接しているので、調理室内の冷却への影響が少なく、
高品位解凍ができるという作用を有する。
【0021】また、請求項2記載の調理器の発明は、請
求項1記載の発明において、導波管部の密閉手段とし
て、高周波発生手段と導波管との間に気密シール材を設
け、前記導波管部の加熱手段として、調理室冷却手段を
構成する冷凍サイクルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環
パイプを配置したものである。
【0022】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用に加え、導波管部の密閉手段として、高周波
発生手段と導波管との間に気密シール材を設けたので、
導波管内への結露を防止でき、錆や腐食の防止できると
いう作用を有する。また、導波管部の加熱手段として、
調理室冷却手段を構成する冷凍サイクルの高温冷媒が流
れる高温冷媒循環パイプを配置し、冷凍サイクルの高温
冷媒が流れる高温冷媒循環パイプの熱で導波管部の外箱
を加熱するので、加熱のための消費電力の増加がなく、
しかも導波管部の外箱の表面温度を外気温度近くまで上
げることができるという作用を有する。
【0023】また、請求項3記載の調理器の発明は、請
求項1または2記載の発明において、食材皿回転用モー
タシャフト部の密閉手段として、断熱箱体における食材
皿回転用モータシャフトと対向する面に設けられる電波
遮蔽用高周波チョークリングと、食材皿回転用モータシ
ャフトとに当接するOリングシール材を設け、前記食材
皿回転用モータシャフト部の加熱手段として、調理室冷
却手段を構成する冷凍サイクルの高温冷媒が流れる高温
冷媒循環パイプを配置したものである。
【0024】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の発明の作用に加え、食材皿回転用モータシャフ
ト部の密閉手段として、断熱箱体における食材皿回転用
モータシャフトと対向する面に設けられる電波遮蔽用高
周波チョークリングと、食材皿回転用モータシャフトと
に当接するOリングシール材を設けたので、食材皿回転
用モータのシャフト部と電波遮蔽用高周波チョークリン
グ内への結露を防止でき、錆や腐食の防止できるという
作用を有し、また、調理室内への外気侵入を防ぐことが
できるという作用を有する。
【0025】また、食材皿回転用モータシャフト部の加
熱手段として、調理室冷却手段を構成する冷凍サイクル
の高温冷媒が流れる高温冷媒循環パイプを配置し、冷凍
サイクルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環パイプの熱で
食材皿回転用モータシャフト部の外箱を加熱するので、
加熱のための消費電力の増加がなく、しかも食材皿回転
用モータシャフト部の外箱の表面温度を外気温度近くま
で上げることができるという作用を有する。また、食材
皿回転用モータのシャフトの周りを電波遮蔽用高周波チ
ョークリングで覆っているので、食材皿回転用モータシ
ャフト部からの調理室外への電波漏れを防止するという
作用を有する。
【0026】また、請求項4記載の調理器の発明は、請
求項1から3のいずれか一項記載の発明において、外箱
の底面の食材皿回転モータを収納する空間に外気を導入
させる外気導入路を形成したものであり、請求項1から
3のいずれか一項記載の発明の作用に加え、外箱の底面
の食材皿回転モータを収納する空間に外気を導入させる
外気導入路を形成したので、食材皿回転モータとその周
辺の外箱への、食材皿回転用モータシャフトを伝わる調
理室内の−20℃の熱伝導の影響を低減させ、食材皿回
転モータとその周辺の外箱への結露を防止でき、食材皿
回転モータとその周辺の外箱の錆や腐食を防止できると
いう作用を有する。
【0027】また、請求項5記載の調理器の発明は、請
求項1から4のいずれか一項記載の発明において、断熱
箱体における調理室の開口部周縁に、段階的に開口部が
拡大する段付き部を形成し、前記調理室の開口部を開閉
する扉の前記断熱箱体と対向する面の外周部に、前記断
熱箱体の前記段付き部の外周側の面に当接するシール手
段としての冷気シール用ガスケットを設け、前記扉の前
記冷気シール用ガスケットの内周側に、前記断熱箱体の
前記段付き部の前記外周側の面より内側に後退した前記
段付き部の内周側の面に近接するように電波遮蔽用高周
波チョークを設けたものである。
【0028】請求項5記載の発明では、請求項1から4
のいずれか一項記載の発明の作用に加え、断熱箱体にお
ける調理室の開口部周縁に、段階的に開口部が拡大する
段付き部を形成し、調理室の開口部を開閉する扉の断熱
箱体と対向する面を調理室の開口部周縁の段付き部に合
わせた形状にし、扉の断熱箱体と対向する面の外周部
に、シール手段としての冷気シール用ガスケットを設け
たので、断熱箱体と扉との隙間からの調理室内への冷気
の侵入、漏れを防ぎ、外箱と、冷気シール用ガスケット
の内側の電波遮蔽用高周波チョークの結露を防止でき、
錆や腐食を防止できるという作用を有し、また、調理室
内の冷却への影響が少なく、高品位解凍ができるという
作用を有し、また、電波遮蔽用高周波チョークで覆って
いるので、断熱箱体と扉との隙間からの調理室外への電
波漏れを防止する作用を有する。
【0029】また、請求項6記載の調理器の発明は、請
求項1から5のいずれか一項記載の発明において、高周
波発生手段を収納する機能部品収納箱に外気導入のため
のファンと外気導入路を設けたものであり、請求項1か
ら5のいずれか一項記載の発明の作用に加え、導波管を
取り付けた外箱壁面に、外気を直接または機能部品収納
箱内の機器により外気の温度を上昇させて強制的に流す
ので、高周波発生手段とその周辺の外箱への、導波管を
伝わる調理室内の−20℃の熱伝導の影響を低減させ結
露を防止でき、高周波発生手段とその周辺の外箱の錆や
腐食の防止できるという作用を有する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明による調理器の実施
の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0031】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の調理器の外観斜視図である。図2は、同実施の
形態の調理器の左右に切断した場合の縦断面図である。
図3は、同実施の形態の調理器の上下に切断した場合の
横断面図である。図4は、同実施の形態の調理器におけ
る導波管と高周波発生装置の周辺部を示す前後に切断し
た場合の要部縦断面図である。図5は、同実施の形態の
調理器における食材皿回転用モータの周辺部を示す要部
縦断面図である。
【0032】図において、24は調理器であり、内部に
前面を開口する調理室25が形成され外面に外箱26が
設けられた断熱箱体と、調理室25の開口部を開閉する
ための扉27とを有する。28は、断熱箱体(外箱2
6)の横に隣接して設けられた機能部品収納箱である。
【0033】29は、調理器24の外箱26の機能部品
収納箱28側の内側の断熱材30内に埋設された導波管
であり、調理室25側に励振口31と、導波管29内に
は高周波透過性断熱材32と、機能部品収納箱28側で
導波管29と接続された高周波発生装置33と、導波管
29と高周波発生装置33との間に気密シール材34
と、導波管29と外箱26接続部の外周に内面側から熱
交換可能に当接する高温冷媒循環パイプ35を断熱材3
0内に埋設している。また、励振口31にはマイカ板を
取り付けている。
【0034】36は、食材皿回転用モータで、外箱26
の底面に固定され、食材皿回転用モータシャフト37は
外箱26内の断熱材30と電波遮蔽用高周波チョークリ
ング38とOリングシール材39を貫通して調理室25
内で食材皿40が載置されている。
【0035】また、食材皿回転用モータ36を固定して
いる個所の、外箱26に内面側から熱交換可能に当接す
る高温冷媒循環パイプ35を、断熱材30内に埋設して
いる。機能部品収納箱28の奥部には、圧縮機41が設
置されている。
【0036】調理器24の背面部には、凝縮器42、膨
張機構としてのキャピラリチューブが設置されている。
また、調理器24側面奥部には、凝縮器冷却用ファン4
3が設置されている。
【0037】さらに、調理室25の奥面には、冷却室4
4が、風路と一体になって区画整理され、冷却室44の
入口側には蒸発器45、出口側には冷気循環用ファン7
0が設置されている。
【0038】また、調理室24天井に冷気循環用通路4
6と、冷気出口47と、冷却室44の入口側には冷気流
入口48が設けられ、冷気出口47及び冷気流入口48
は、高周波を遮断する電波遮蔽通風口で構成されてお
り、この通風口は例えばパンチングメタルでできてい
る。
【0039】また、調理器24は、外箱26における扉
27と対向す調理室25の開口部の外周部分の外箱26
に内面側から熱交換可能に当接する高温冷媒循環用外周
パイプ49を断熱材30内に埋設している。
【0040】そして、圧縮機41、凝縮器42、高温冷
媒循環パイプ35、高温冷媒循環用外周パイプ49、キ
ャピラリチューブ、蒸発器45は、順次環状に連接さ
れ、調理室25内を冷却する冷却手段としての冷凍サイ
クル(蒸気圧縮式の冷凍システム)を形成する。
【0041】扉27には、調理室25開口部の外周にお
いて冷気漏れ及び、外気侵入を防ぐ冷気シール用ガスケ
ット50と、調理室25開口部からの高周波漏れを防ぐ
電波遮蔽用高周波チョーク51と、扉27開閉用の把手
側に扉フック52が設置されている。
【0042】機能部品収納箱28内には、外箱26側面
に取り付けられ導波管29と接続された高周波発生装置
33と、高周波発生装置33を制御する高周波発生制御
盤53と、扉27開閉を関知する扉フック52と連動す
る扉フックスイッチ54と、凝縮器42と圧縮機41の
熱を外部に放出させる凝縮器放熱通路ダクト55と、高
周波発生装置33と高周波発生制御盤53の熱を外部に
放出させる高周波発生装置放熱通路タクト56と、機能
部品収納箱28前部に調理器24を制御する調理器制御
盤57が設置されている。
【0043】食材皿回転用モータ36部は、調理器24
の外箱26の下面に設置され、断熱材30を貫通した食
材皿回転用モータシャフト37は調理室25内へ突出
し、食材皿回転用モータシャフト37部を隠すシャフト
カバー58を調理室25内より固定し、断熱材30内に
は食材皿回転用モータシャフト37を覆うシャフトケー
ス59と、さらに、シャフトケース59内には軸方向に
3分割された電波遮蔽用高周波チョークリング38と、
電波遮蔽用高周波チョークリング38と食材皿回転用モ
ータシャフト37の間には、Oリングシール材39が複
数個挿入配置されている。
【0044】また、シャフトケース59の外箱26への
取り付け面断熱材30内に伝熱プレート60を、高温冷
媒循環パイプ35と当接させ埋設している。
【0045】以上のように構成された本実施の形態の調
理器について、以下その動作を説明する。
【0046】図示しない調理器制御盤57部の電源の投
入と同時に、圧縮機41の起動により冷凍サイクルを動
作させ、蒸発器45により調理室25内の冷却を行う。
このとき冷気循環用ファン70により、調理室25の空
気を冷気流入口48から蒸発器45を通して、調理室2
5天井の冷気循環用通路46を通し冷気出口47から調
理室25内に循環させ−20℃近くまで冷却を行う。
【0047】冷凍食品を解凍する場合、先ず、冷凍食品
を調理室25内の食材皿40に載置して扉27を閉止す
ると、扉フック52が扉フックスイッチ54を作動さ
せ、冷気循環用ファン70を回転させて、冷気を冷気出
口47から調理室25内に流入して、冷凍食品は冷気で
覆われる。
【0048】そして、図示しない調理器制御盤57部の
調理時間設定スイッチで所定の調理時間を設定し、図示
しない調理器制御盤57部の調理スタートスイッチを操
作することにより、高周波発生装置33は高周波を発振
する。
【0049】高周波は、導波管29内を通って高周波透
過性断熱材32を通過し、励振口31から調理室25に
入る。調理室25に放出された高周波は、食材皿40を
回転させる食材皿回転用モータ36により、食材を回転
させ、食材への高周波分布を均一にする。
【0050】従って、冷凍食品は冷気で覆われ、表面か
らの解凍加熱の進行を抑制しつつ、冷凍食品の内部に徐
々に解凍熱が浸透し、表面及び内部共にほぼ同一の加熱
進行速度となって冷凍食品の解凍が行われる。加熱ムラ
のない良好な状態で冷凍食品の解凍を行うことができ
る。
【0051】本実施の形態の調理器では、冷却用の冷媒
は、圧縮機41により圧縮され、高温となり凝縮器42
に送り出され、高温冷媒循環パイプ35、高温冷媒循環
用外周パイプ49を経て、キャピラリチューブで減圧さ
れ、蒸発器45を経て、圧縮機41へと環る。
【0052】その結果、高温冷媒循環パイプ35を設置
した導波管29の外箱26取り付け面は、高温冷媒によ
り加熱される。このため、調理室25から導波管29を
伝わる熱伝導により外箱26が冷やされる影響を押さえ
ることができるため、外箱26面と高周波発生装置33
への結露を防ぐことが可能となる。
【0053】また、高温冷媒循環パイプ35は、導波管
29の外箱26取り付け面に配置しているため、位置を
変えることが可能となり、高温冷媒循環パイプ35の熱
負荷による影響を押さえることができるため、使用電力
量を低減可能となる。
【0054】なお、本実施の形態の調理器では、高温冷
媒循環パイプ35の冷媒の循環順序を高温冷媒循環用外
周パイプ49の次にしても良く、その場合は、発熱温度
が下がるので、導波管29から調理室25内への熱負荷
がさらに減り冷却の低下を防げる。
【0055】本実施の形態の調理器では、冷却用の冷媒
は、圧縮機41により圧縮され、高温となり凝縮器42
に送り出され、高温冷媒循環パイプ35、高温冷媒循環
用外周パイプ49、キャピラリチューブで減圧され、蒸
発器45を経て、圧縮機41へと環る。
【0056】その結果、高温冷媒循環パイプ35を設置
したシャフトケース59の外箱26への取り付け面断熱
材30内の伝熱プレート60面は、高温冷媒により加熱
される。
【0057】このため、調理室25から食材皿回転用モ
ータシャフト37、シャフトケース59、及び、電波遮
蔽用高周波チョークリング38を伝わる熱伝導により、
外箱26面と食材皿回転用モータ36が冷やされる影響
を押さえることができるため、外箱26面と食材皿回転
用モータ36への結露を防ぐことが可能となる。
【0058】また、高温冷媒循環パイプ35は、シャフ
トケース59の外箱26取り付け面に配置しているた
め、高温冷媒循環パイプ35の熱負荷による影響を押さ
えことができるため、使用電力量を低減可能となる。
【0059】なお、本実施の形態の調理器では、高温冷
媒循環パイプ35の冷媒の循環順序を高温冷媒循環用外
周パイプ49の次にしても良く、その場合は、発熱温度
が下がるので、食材皿回転用モータ36部から調理室2
5内への熱負荷がさらに減り冷却の低下を防げる。
【0060】以上のように本実施の形態の調理器は、内
部に前面を開口した調理室25が形成され外面を外箱2
6で覆い調理室25と外箱26との間に断熱材30を設
けた断熱箱体と、調理室25の開口部を開閉する扉27
と、調理室25内を冷却する調理室冷却手段としての冷
凍サイクル(蒸気圧縮式の冷凍システム)の蒸発器45
と、外箱26の底面に設けられ外箱26の底面と調理室
25の底面との間を貫通する食材皿回転用モータシャフ
ト37を回転させる食材皿回転用モータ36と、調理室
25の底面に回転可能に設けられ食材皿回転用モータシ
ャフト37に連結される食材皿40と、外箱26の側面
に設けられ食材皿40に載せられた食材を加熱する高周
波を発生させる高周波発生手段(高周波発生装置)33
と、外箱26の側面と調理室25の側面との間を貫通し
高周波発生手段(高周波発生装置)33により発振した
高周波を調理室25内に導く導波管29とを備えた調理
器24において、断熱箱体における調理室25の開口部
周縁と閉状態の扉27との間をシールするシール手段と
しての冷気シール用ガスケット50と、断熱箱体におけ
る導波管29部にできる調理室25内空気と外気との連
通路を密閉する密閉手段としての高周波透過性断熱材3
2及び気密シール材34と、断熱箱体における食材皿回
転用モータシャフト37部にできる調理室35内空気と
外気との連通路を密閉する密閉手段としてのOリングシ
ール材39と、導波管29部の外箱26を内側から加熱
する加熱手段としての高温冷媒循環パイプ35と、食材
皿回転用モータシャフト37部の外箱26を内側から加
熱する加熱手段としての高温冷媒循環パイプ35とを設
けたものである。
【0061】本実施の形態の調理器では、断熱箱体にお
ける調理室25の開口部周縁と扉27との間をシール手
段(冷気シール用ガスケッ)ト50でシールし、断熱箱
体における導波管29部にできる調理室25内空気と外
気との連通路を密閉手段(高周波透過性断熱材32及び
気密シール材34)で密閉し、断熱箱体における食材皿
回転用モータシャフト37部にできる調理室25内空気
と外気との連通路を密閉手段(Oリングシール材)39
で密閉したので、調理室冷却手段(蒸発器)45による
調理室25内の冷却時に、調理室25内への外気の流入
による調理室25内部の結露や氷結を防ぐことができ、
調理室25の内部や関連部品の錆や腐食を防止でき、ま
た、食材皿40回転部分の安定回転による高品位解凍が
できる。
【0062】また、導波管29部の外箱26を内側から
加熱する加熱手段(高温冷媒循環パイプ)35と、食材
皿回転用モータシャフト37部の外箱26を内側から加
熱する加熱手段(高温冷媒循環パイプ)35とを設けた
ので、食材皿回転用モータシャフト37と導波管29の
存在により、外箱26の他の部分より結露しやすい導波
管29部の外箱26の表面の結露と食材皿回転用モータ
シャフト37部の外箱26の表面の結露とを、加熱手段
(高温冷媒循環パイプ)35による外箱26の加熱で防
止することができ、結露による外箱26の錆や腐食を防
止でき、また、加熱手段(高温冷媒循環パイプ)35が
外箱26に近接しているので、調理室25内の冷却への
影響が少なく、高品位解凍ができる。
【0063】また、本実施の形態の調理器では、導波管
29部の密閉手段として、高周波発生手段33と導波管
29との間に気密シール材34を設けたので、導波管2
9内への結露を防止でき、錆や腐食の防止できる。ま
た、導波管29部の加熱手段として、調理室冷却手段を
構成する冷凍サイクルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環
パイプ35を配置し、冷凍サイクルの高温冷媒が流れる
高温冷媒循環パイプ35の熱で導波管29部の外箱26
を加熱するので、加熱のための消費電力の増加がなく、
しかも導波管29部の外箱26の表面温度を外気温度近
くまで上げることができる。
【0064】また、本実施の形態の調理器では、食材皿
回転用モータシャフト37部の密閉手段として、断熱箱
体における食材皿回転用モータシャフト37と対向する
面に設けられる電波遮蔽用高周波チョークリング38
と、食材皿回転用モータシャフト37とに当接するOリ
ングシール材39を設けたので、食材皿回転用モータ3
6のシャフト37部と電波遮蔽用高周波チョークリング
38内への結露を防止でき、錆や腐食の防止でき、ま
た、調理室25内への外気侵入を防ぐことができるとい
う効果がある。
【0065】また、食材皿回転用モータシャフト37部
の加熱手段として、調理室冷却手段を構成する冷凍サイ
クルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環パイプ35を配置
し、冷凍サイクルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環パイ
プ35の熱で食材皿回転用モータシャフト37部の外箱
26を加熱するので、加熱のための消費電力の増加がな
く、しかも食材皿回転用モータシャフト37部の外箱2
6の表面温度を外気温度近くまで上げることができる。
また、食材皿回転用モータ36のシャフト37の周りを
電波遮蔽用高周波チョークリング38で覆っているの
で、食材皿回転用モータシャフト37部からの調理室2
5外への電波漏れを防止する。
【0066】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2の調理器について、図面を参照しながら説明する
が、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付
して、その詳細な説明は省略する。
【0067】図2は、本発明の実施の形態2の調理器の
左右に切断した場合の縦断面図である。図4は、同実施
の形態2の調理器における導波管と高周波発生装置の周
辺部を示す前後に切断した要部縦断面図である。図5
は、同実施の形態2の調理器における食材皿回転用モー
タの周辺部を示す要部縦断面図である。図6は、同実施
の形態2の調理器における扉の外周部を示す要部縦断面
図である。
【0068】外箱26の内側の断熱材30内に埋設され
た導波管29には、調理室25内に励振口31と、導波
管29内には高周波透過性断熱材32と、機能部品収納
箱28側で導波管29と接続された高周波発生装置33
と、導波管29と高周波発生装置33との間に独立発泡
タイプ等の気密シール材34と、励振口31にはマイカ
板を取り付けている。
【0069】食材皿回転用モータ36部は、調理器24
の外箱26の下面に設置され、断熱材30を貫通した食
材皿回転用モータシャフト37は調理室25内へ突出
し、食材皿回転用モータシャフト37部を隠すシャフト
カバー58を調理室25内より固定し、断熱材30内に
は、食材皿回転用モータシャフト37を覆うシャフトケ
ース59と、さらに、シャフトケース59内には軸方向
に3分割された電波遮蔽用高周波チョークリング38
と、電波遮蔽用高周波チョークリング38と食材皿回転
用モータシャフト37の間には、Oリングシール材39
が複数個挿入配置されている。
【0070】また、調理室25内へ突出した食材皿回転
用モータシャフト37の先端に、食材皿受け61が挿入
されている。また、電波遮蔽用高周波チョークリング3
8は調理室25にアースされ、電波遮蔽用高周波チョー
クリング38内のOリングシール材39は、シャフトカ
バー58とで食材皿回転用モータシャフト37にシャフ
トが回転する程度に圧接している。
【0071】また、扉27には、調理室25開口部の外
周の部分に当接する位置に柔軟材料で磁石を内蔵した冷
気シール用ガスケット50と、冷気シール用ガスケット
50より内側に電波遮蔽用高周波チョーク51と、電波
遮蔽用高周波チョーク51の外周にチョーク部を隠す高
周波チョークカバー62を設けている。
【0072】以上のように構成された本実施の形態2の
調理器について、以下その動作を説明する。
【0073】気密シール材34は、冷凍サイクルを動作
させると、調理室内は−20℃近くまで冷却され、励振
口31のマイカ板を通して導波管29も冷却され、高周
波発生装置33との接続部に温度差を生じ、温度差によ
る湿度の高い外気の侵入を独立発泡タイプ等の材料の気
密シール材34により遮断する。
【0074】また、Oリングシール材39は、冷凍サイ
クルを動作させると、調理室25内は−20℃近くまで
冷却され、シャフトカバー58部を通して電波遮蔽用高
周波チョークリング38と、食材皿回転用モータシャフ
ト37部の間も冷却され、食材皿回転用モータ36を取
り付ける外箱26部と温度差を生じ、温度差による湿度
の高い外気の侵入をOリングシール材39により遮断す
る。
【0075】また、解凍動作中断熱材30の貫通孔に通
している食材皿回転用モータシャフト37部からの高周
波漏れを電波遮蔽用高周波チョークリング38により遮
蔽する。
【0076】また、扉27の冷気シール用ガスケット5
0は、冷凍サイクルを動作させると調理室内は−20℃
近くまで冷却され、調理室25開口からの冷気漏れと湿
度の高い外気の侵入を、柔軟材料で磁石を内蔵した冷気
シール用ガスケット50により遮蔽する。また、解凍動
作中調理室25開口からの高周波漏れを電波遮蔽用高周
波チョーク51により遮断する。
【0077】本実施の形態の調理器では、気密シール材
34が、導波管29と高周波発生装置33との取り付け
部で、シールしているので、導波管29から調理室25
内への外気の侵入を防ぐことができるため、導波管29
内と調理室25内の結露及び、氷結を防止することが可
能となる。また、導波管29内調理室25内の錆の発生
もなくせる。
【0078】なお、本実施の形態の調理器では、導波管
29内に結露をしないので、排水用の排水管は不要とな
る。
【0079】本実施の形態の調理器では、Oリングシー
ル材39により、食材皿回転用モータ36の食材皿回転
用モータシャフト37と、電波遮蔽用高周波チョークリ
ング38との隙間を遮断しているので、調理室25内へ
の外気の侵入を防ぐことができるため、食材皿回転用モ
ータシャフト37部と調理室25内の結露及び、氷結を
防止することが可能となる。
【0080】また、Oリングシール材39は接触面を少
なくできるので、食材皿回転用モータシャフト37の回
転に影響なくシールを可能とする。
【0081】なお、本実施の形態の調理器では、食材皿
回転用モータ36部及び、食材皿回転用モータシャフト
37部には結露しないため、排水用排水管は不要とな
る。
【0082】本実施の形態の調理器では、扉27に装着
された冷気シール用ガスケット50は、電波遮蔽用高周
波ョーク51より外周に設置しているため、冷却されて
いる電波遮蔽用高周波チョーク51への結露及び、氷結
を防げる。
【0083】また、柔軟材料で磁石を内蔵しているた
め、調理室25開口部外周に密着でき、調理室25内へ
の外気の侵入を防ぎ、調理室25内の結露及び、氷結を
防止することができる。
【0084】また、本実施の形態の調理器では、扉27
の外周部において、冷気シール用ガスケット50とその
内側に電波遮蔽用高周波チョーク51を配置し、電波遮
蔽用高周波チョーク51には目隠しの高周波チョークカ
バー62が設けられているため、電波漏れなく、コンパ
クトで、外観のスッキリとした扉27を可能とする。
【0085】以上のように本実施の形態の調理器は、内
部に前面を開口した調理室25が形成され外面を外箱2
6で覆い調理室25と外箱26との間に断熱材30を設
けた断熱箱体と、調理室25の開口部を開閉する扉27
と、調理室25内を冷却する調理室冷却手段としての冷
凍サイクル(蒸気圧縮式の冷凍システム)の蒸発器45
と、外箱26の底面に設けられ外箱26の底面と調理室
25の底面との間を貫通する食材皿回転用モータシャフ
ト37を回転させる食材皿回転用モータ36と、調理室
25の底面に回転可能に設けられ食材皿回転用モータシ
ャフト37に連結される食材皿40と、外箱26の側面
に設けられ食材皿40に載せられた食材を加熱する高周
波を発生させる高周波発生手段(高周波発生装置)33
と、外箱26の側面と調理室25の側面との間を貫通し
高周波発生手段(高周波発生装置)33により発振した
高周波を調理室25内に導く導波管29とを備えた調理
器24において、断熱箱体における調理室25の開口部
周縁と閉状態の扉27との間をシールするシール手段と
しての冷気シール用ガスケット50と、断熱箱体におけ
る導波管29部にできる調理室25内空気と外気との連
通路を密閉する密閉手段としての高周波透過性断熱材3
2及び気密シール材34と、断熱箱体における食材皿回
転用モータシャフト37部にできる調理室35内空気と
外気との連通路を密閉する密閉手段としてのOリングシ
ール材39と、導波管29部の外箱26を内側から加熱
する加熱手段としての高温冷媒循環パイプ35と、食材
皿回転用モータシャフト37部の外箱26を内側から加
熱する加熱手段としての高温冷媒循環パイプ35とを設
けたものである。
【0086】本実施の形態の調理器では、断熱箱体にお
ける調理室25の開口部周縁と扉27との間をシール手
段(冷気シール用ガスケッ)ト50でシールし、断熱箱
体における導波管29部にできる調理室25内空気と外
気との連通路を密閉手段(高周波透過性断熱材32及び
気密シール材34)で密閉し、断熱箱体における食材皿
回転用モータシャフト37部にできる調理室25内空気
と外気との連通路を密閉手段(Oリングシール材)39
で密閉したので、調理室冷却手段(蒸発器)45による
調理室25内の冷却時に、調理室25内への外気の流入
による調理室25内部の結露や氷結を防ぐことができ、
調理室25の内部や関連部品の錆や腐食を防止でき、ま
た、食材皿40回転部分の安定回転による高品位解凍が
できる。
【0087】また、導波管29部の外箱26を内側から
加熱する加熱手段(高温冷媒循環パイプ)35と、食材
皿回転用モータシャフト37部の外箱26を内側から加
熱する加熱手段(高温冷媒循環パイプ)35とを設けた
ので、食材皿回転用モータシャフト37と導波管29の
存在により、外箱26の他の部分より結露しやすい導波
管29部の外箱26の表面の結露と食材皿回転用モータ
シャフト37部の外箱26の表面の結露とを、加熱手段
(高温冷媒循環パイプ)35による外箱26の加熱で防
止することができ、結露による外箱26の錆や腐食を防
止でき、また、加熱手段(高温冷媒循環パイプ)35が
外箱26に近接しているので、調理室25内の冷却への
影響が少なく、高品位解凍ができる。
【0088】また、本実施の形態の調理器では、導波管
29部の密閉手段として、高周波発生手段33と導波管
29との間に気密シール材34を設けたので、導波管2
9内への結露を防止でき、錆や腐食の防止できる。ま
た、導波管29部の加熱手段として、調理室冷却手段を
構成する冷凍サイクルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環
パイプ35を配置し、冷凍サイクルの高温冷媒が流れる
高温冷媒循環パイプ35の熱で導波管29部の外箱26
を加熱するので、加熱のための消費電力の増加がなく、
しかも導波管29部の外箱26の表面温度を外気温度近
くまで上げることができる。
【0089】また、本実施の形態の調理器では、食材皿
回転用モータシャフト37部の密閉手段として、断熱箱
体における食材皿回転用モータシャフト37と対向する
面に設けられる電波遮蔽用高周波チョークリング38
と、食材皿回転用モータシャフト37とに当接するOリ
ングシール材39を設けたので、食材皿回転用モータ3
6のシャフト37部と電波遮蔽用高周波チョークリング
38内への結露を防止でき、錆や腐食の防止でき、ま
た、調理室25内への外気侵入を防ぐことができるとい
う効果がある。
【0090】また、食材皿回転用モータシャフト37部
の加熱手段として、調理室冷却手段を構成する冷凍サイ
クルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環パイプ35を配置
し、冷凍サイクルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環パイ
プ35の熱で食材皿回転用モータシャフト37部の外箱
26を加熱するので、加熱のための消費電力の増加がな
く、しかも食材皿回転用モータシャフト37部の外箱2
6の表面温度を外気温度近くまで上げることができる。
また、食材皿回転用モータ36のシャフト37の周りを
電波遮蔽用高周波チョークリング38で覆っているの
で、食材皿回転用モータシャフト37部からの調理室2
5外への電波漏れを防止する。
【0091】また、本実施の形態の調理器では、扉27
の断熱箱体と対向する面の外周部に、シール手段として
の冷気シール用ガスケット50を設けたので、断熱箱体
と扉27との隙間からの調理室25内への冷気の侵入、
漏れを防ぎ、外箱26と、冷気シール用ガスケット50
の内側の電波遮蔽用高周波チョーク38の結露を防止で
き、錆や腐食を防止でき、また、調理室25内の冷却へ
の影響が少なく、高品位解凍ができる。また、電波遮蔽
用高周波チョーク38で覆っているので、断熱箱体と扉
27との隙間からの調理室25外への電波漏れを防止す
る。
【0092】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3の調理器について、図面を参照しながら説明する
が、実施の形態1から実施の形態2と同一構成について
は、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0093】図2は、本発明の実施の形態3の調理器の
左右に切断した場合の縦断面図である。図3は、同実施
の形態3の調理器の上下に切断した場合の横断面図であ
る。図6は、同実施の形態2の調理器における扉の外周
部を示す要部縦断面図である。図7は、同実施の形態3
の調理器の機能部品収納箱の左右に切断した場合の縦断
面図である。
【0094】図において、63は、調理器24の調理室
25開口部下辺の外箱26から、調理室25下部の外箱
26の内側の断熱材30内を貫通し放熱室64へ通じ、
外箱26下部の放熱室64天井方向に傾斜した、空気対
流用ダクトである。
【0095】65は、調理器24の外箱26奥部空間と
機能部品収納箱28の奥部を覆い、さらに、上下左右の
傾斜部には、対流孔が設けられた背面カバーである。
【0096】66は、調理器24の外箱26の下部空間
を覆う底板である。
【0097】67は、機能部品収納箱28の下部に設け
られた、機能部品収納箱28の下部を覆う機能部品設置
板である。
【0098】調理器24の外箱26奥部と、下部にそれ
ぞれ背面カバー65と、底板66で覆われた放熱室64
を形成し、放熱室64内には凝縮器42が設置されてい
る。また、下部の放熱室64内には、外箱26に取り付
けられた食材皿回転用モータ36と、底板66の上に蒸
発皿68が載置されている。
【0099】機能部品収納箱28内には、機能部品設置
板67に圧縮機41と、高周波発生制御盤53と、高周
波発生装置冷却用ファン68が設置されている。また、
調理器24の外箱26側の面に高周波発生装置33と、
機能部品収納箱28を仕切る凝縮器放熱ダクト55と、
高周波発生装置放熱ダクト56が設置されている。
【0100】さらに、機能部品収納箱28前部には、扉
フックスイッチ54と、調理器制御盤57を収納してい
る。
【0101】調理器24の外箱26側面の機能部品収納
箱28側に、凝縮器冷却用ファン43が取り付けられて
いる。
【0102】調理室25開口部の外箱26外周の断熱材
30内には、高温冷媒循環用外周パイプ49が埋設され
ている。
【0103】また、扉27には、調理室25開口部の外
周の部分に当接する位置に柔軟材料で磁石を内蔵した冷
気シール用ガスケット50と、冷気シール用ガスケット
50より内側に電波遮蔽用高周波チョーク51と、電波
遮蔽用高周波チョーク51の外周にチョーク部を隠す高
周波チョークカバー62を設け、電波遮蔽用高周波チョ
ーク51部分に対応して、調理室25開口部の外箱26
に段付き部69を形成する樹脂製の額縁を設けている。
【0104】以上のように構成された本実施の形態3の
調理器について、以下その動作を説明する。
【0105】冷凍サイクルが動作すると、凝縮器冷却用
ファン43が回転し、背面カバー65の傾斜部対流孔か
ら外気を吸い込み、放熱室64内の凝縮器42を冷却
し、凝縮器冷却器用ファン43を通り、機能部品収納箱
28内の凝縮器放熱ダクト55内を通り、圧縮機41を
冷却して、背面カバー65の傾斜部対流孔から外に冷却
された熱を放出し、調理室25内の冷却を効率良く行
う。
【0106】この時、調理器24の外箱26下部の空気
対流用ダクト63からも外気を吸引し、外箱26下部の
放熱室64天井表面に沿って空気の流れを造り、外箱2
6下部の放熱室64天井に設置した食材皿回転用モータ
36の表面にも当て、外気温度に近づける。
【0107】さらに、蒸発器42に着霜した除霜水を受
ける蒸発皿68の上面を通過させて、除霜水の蒸発を促
進させ、凝縮器冷却用ファン43を通して凝縮器42の
熱と共に外部に排出を行う。
【0108】冷凍食品を解凍する場合、図示しない調理
制御盤57の調理スタートスイッチを操作することによ
り、高周波発生制御盤53が作動し高周波発生装置33
は高周波を発振する。
【0109】高周波は、導波管29内を通り調理室25
内に入り、食材を加熱ムラのない良好な状態で解凍を行
うことができる。
【0110】この時、機能部品収納箱28内の調理制御
盤57と、高周波発生制御盤53及び、高周波発生装置
33からの発熱を、高周波発生装置冷却用ファン68が
回転し、背面カバー65の傾斜部対流孔から外気を吸い
込み、高周波発生装置放熱タクト56内から、高周波発
生装置冷却用ファン68を通り、高周波発生装置33
と、高周波発生制御盤53及び、調理制御盤57に当
て、冷却した熱を背面カバー65の傾斜部対流孔から外
部に排出を行い、安定して高周波を発振させると共に、
導波管29と高周波発生装置33との接続部に、調理器
24外箱26側面の表面に沿って空気の流れを造り、外
気温度に近づける。
【0111】調理室25開口部の外箱26の段付き部6
9の樹脂製の額縁は、調理室25内が−20℃近くまで
冷却されると、調理室25開口部の、外箱26外周まで
の熱伝導を減じさせ、さらに、調理室25開口部の外箱
26外周の断熱材30内に埋設された高温冷媒循環用外
周パイプ49に、圧縮機41で圧縮された高温冷媒を循
環させ、調理室25開口部の外箱26外周部を外気温度
に近づける。
【0112】本実施の形態3の調理器では、調理器24
の外箱26下部に空気対流用ダクト63を設け、凝縮器
冷却用ファン43により外気を下部の放熱室64に吸引
し、下部の放熱室64天井表面に沿って空気の流れを造
ったので、下部の放熱室64天井に取り付けた食品皿回
転用モータ36を外気温度に近づけることができるた
め、食品皿回転用モータ36への結露を防ぐことが可能
となる。
【0113】また、本実施の形態3の調理器では、下部
の放熱室64内に空気の対流を起こさせたので、除霜水
の蒸発した水蒸気を排出することができるため、下部の
放熱室64天井への結露を防ぐことができ、天井面の錆
発生の防止もできる。
【0114】また、本実施の形態3の調理器では、下部
の放熱室64の空気の澱みをなくしたので、除霜水の蒸
発を促進でき蒸発皿68の小型化が図れ、収納スペース
の縮小が可能となる。
【0115】本実施の形態3の調理器では、機能部品収
納箱28内の調理制御盤57と、高周波発生制御盤53
及び、高周波発生装置33からの発熱を、高周波発生装
置冷却用ファン68で外部に排出するよう空気の流れを
造ったので、導波管29と高周波発生装置33との接続
部の温度を、外気温度に近づけることができるため、高
周波発生装置33取り付け部の、調理器24外箱26面
への結露を防ぐことが可能となり、錆発生の防止もでき
る。
【0116】また、本実施の形態3の調理器では、高周
波発生装置放熱ダクト56を設けているため、背面カバ
ー65の傾斜部対流孔から外気を吸い込み、調理制御盤
57、高周波発生制御盤53及び、高周波発生装置33
等を冷却して、背面カバー65の傾斜部対流孔から外部
に排出することができるため、背面カバー65から離れ
た設置場所でも効率良く機器の放熱を可能とする。
【0117】本実施の形態3の調理器では、凝縮器42
と、圧縮機41、調理制御盤57、高周波発生制御盤5
3及び、高周波発生装置33等から発生した熱を、背面
カバー65の傾斜部対流孔から排出させたので、熱風を
背面部で放熱させることができるため、使用時熱風によ
る不快感をなくす効果がある。また、調理器24の背面
を壁に押し当てて使用することができるため、設置場所
の選択が容易となる。
【0118】本実施の形態3の調理器では、調理室25
開口部外箱26段付き部69を樹脂製の額縁としている
ため、調理室25内の熱が調理室25開口部の外箱26
外周まで熱伝導するのを減じ、また、調理室25開口部
の外箱26外周の断熱材30内に高温冷媒循環用外周パ
イプ49を埋設しているため、圧縮機41で圧縮された
高温冷媒を循環させ、調理器25開口部の外箱26外周
部を外気温度に近づけることができるため、調理器24
外箱26の外周部への結露を防ぐことが可能となり、錆
発生の防止もできる。
【0119】以上のように本実施の形態の調理器は、内
部に前面を開口した調理室25が形成され外面を外箱2
6で覆い調理室25と外箱26との間に断熱材30を設
けた断熱箱体と、調理室25の開口部を開閉する扉27
と、調理室25内を冷却する調理室冷却手段としての冷
凍サイクル(蒸気圧縮式の冷凍システム)の蒸発器45
と、外箱26の底面に設けられ外箱26の底面と調理室
25の底面との間を貫通する食材皿回転用モータシャフ
ト37を回転させる食材皿回転用モータ36と、調理室
25の底面に回転可能に設けられ食材皿回転用モータシ
ャフト37に連結される食材皿40と、外箱26の側面
に設けられ食材皿40に載せられた食材を加熱する高周
波を発生させる高周波発生手段(高周波発生装置)33
と、外箱26の側面と調理室25の側面との間を貫通し
高周波発生手段(高周波発生装置)33により発振した
高周波を調理室25内に導く導波管29とを備えた調理
器24において、断熱箱体における調理室25の開口部
周縁と閉状態の扉27との間をシールするシール手段と
しての冷気シール用ガスケット50と、断熱箱体におけ
る導波管29部にできる調理室25内空気と外気との連
通路を密閉する密閉手段としての高周波透過性断熱材3
2及び気密シール材34と、断熱箱体における食材皿回
転用モータシャフト37部にできる調理室35内空気と
外気との連通路を密閉する密閉手段としてのOリングシ
ール材39と、導波管29部の外箱26を内側から加熱
する加熱手段としての高温冷媒循環パイプ35と、食材
皿回転用モータシャフト37部の外箱26を内側から加
熱する加熱手段としての高温冷媒循環パイプ35とを設
けたものである。
【0120】本実施の形態の調理器では、断熱箱体にお
ける調理室25の開口部周縁と扉27との間をシール手
段(冷気シール用ガスケッ)ト50でシールし、断熱箱
体における導波管29部にできる調理室25内空気と外
気との連通路を密閉手段(高周波透過性断熱材32及び
気密シール材34)で密閉し、断熱箱体における食材皿
回転用モータシャフト37部にできる調理室25内空気
と外気との連通路を密閉手段(Oリングシール材)39
で密閉したので、調理室冷却手段(蒸発器)45による
調理室25内の冷却時に、調理室25内への外気の流入
による調理室25内部の結露や氷結を防ぐことができ、
調理室25の内部や関連部品の錆や腐食を防止でき、ま
た、食材皿40回転部分の安定回転による高品位解凍が
できる。
【0121】また、導波管29部の外箱26を内側から
加熱する加熱手段(高温冷媒循環パイプ)35と、食材
皿回転用モータシャフト37部の外箱26を内側から加
熱する加熱手段(高温冷媒循環パイプ)35とを設けた
ので、食材皿回転用モータシャフト37と導波管29の
存在により、外箱26の他の部分より結露しやすい導波
管29部の外箱26の表面の結露と食材皿回転用モータ
シャフト37部の外箱26の表面の結露とを、加熱手段
(高温冷媒循環パイプ)35による外箱26の加熱で防
止することができ、結露による外箱26の錆や腐食を防
止でき、また、加熱手段(高温冷媒循環パイプ)35が
外箱26に近接しているので、調理室25内の冷却への
影響が少なく、高品位解凍ができる。
【0122】また、本実施の形態の調理器では、導波管
29部の密閉手段として、高周波発生手段33と導波管
29との間に気密シール材34を設けたので、導波管2
9内への結露を防止でき、錆や腐食の防止できる。ま
た、導波管29部の加熱手段として、調理室冷却手段を
構成する冷凍サイクルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環
パイプ35を配置し、冷凍サイクルの高温冷媒が流れる
高温冷媒循環パイプ35の熱で導波管29部の外箱26
を加熱するので、加熱のための消費電力の増加がなく、
しかも導波管29部の外箱26の表面温度を外気温度近
くまで上げることができる。
【0123】また、本実施の形態の調理器では、食材皿
回転用モータシャフト37部の密閉手段として、断熱箱
体における食材皿回転用モータシャフト37と対向する
面に設けられる電波遮蔽用高周波チョークリング38
と、食材皿回転用モータシャフト37とに当接するOリ
ングシール材39を設けたので、食材皿回転用モータ3
6のシャフト37部と電波遮蔽用高周波チョークリング
38内への結露を防止でき、錆や腐食の防止でき、ま
た、調理室25内への外気侵入を防ぐことができるとい
う効果がある。
【0124】また、食材皿回転用モータシャフト37部
の加熱手段として、調理室冷却手段を構成する冷凍サイ
クルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環パイプ35を配置
し、冷凍サイクルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環パイ
プ35の熱で食材皿回転用モータシャフト37部の外箱
26を加熱するので、加熱のための消費電力の増加がな
く、しかも食材皿回転用モータシャフト37部の外箱2
6の表面温度を外気温度近くまで上げることができる。
また、食材皿回転用モータ36のシャフト37の周りを
電波遮蔽用高周波チョークリング38で覆っているの
で、食材皿回転用モータシャフト37部からの調理室2
5外への電波漏れを防止する。
【0125】また、本実施の形態の調理器では、外箱2
6の底面の食材皿回転モータ36を収納する空間(凝縮
器42を収納し凝縮器冷却用ファン43の吸い込み側に
位置する放熱室64と一体に形成された空間)に外気を
導入させる外気導入路を形成した(空気対流用ダクト6
3を設けた)ので、食材皿回転モータ36とその周辺の
外箱26への、食材皿回転用モータシャフト37を伝わ
る調理室25内の−20℃の熱伝導の影響を低減させ、
食材皿回転モータ36とその周辺の外箱26への結露を
防止でき、食材皿回転モータ36とその周辺の外箱26
の錆や腐食を防止できる。
【0126】また、本実施の形態の調理器では、断熱箱
体における調理室25の開口部周縁に、段階的に開口部
が拡大する段付き部69を形成し、調理室25の開口部
を開閉する扉27の断熱箱体と対向する面を調理室25
の開口部周縁の段付き部69に合わせた形状にし、扉2
7の断熱箱体と対向する面の外周部に、シール手段とし
ての冷気シール用ガスケット50を設けたので、断熱箱
体と扉27との隙間からの調理室25内への冷気の侵
入、漏れを防ぎ、外箱26と、冷気シール用ガスケット
50の内側の電波遮蔽用高周波チョーク38の結露を防
止でき、錆や腐食を防止でき、また、調理室25内の冷
却への影響が少なく、高品位解凍ができる。また、電波
遮蔽用高周波チョーク38で覆っているので、断熱箱体
と扉27との隙間からの調理室25外への電波漏れを防
止する。
【0127】また、本実施の形態の調理器では、高周波
発生手段(高周波発生装置)33を収納する機能部品収
納箱28に外気導入のための高周波発生装置冷却用ファ
ン68と外気導入路(高周波発生装置放熱通路タクト5
6)を設けたものであり、導波管29を取り付けた外箱
26壁面に、外気を直接または機能部品収納箱28内の
機器により外気の温度を上昇させて強制的に流すので、
高周波発生手段(高周波発生装置)33とその周辺の外
箱26への、導波管29を伝わる調理室25内の−20
℃の熱伝導の影響を低減させ結露を防止でき、高周波発
生手段(高周波発生装置)33とその周辺の外箱26の
錆や腐食の防止できる。
【0128】
【発明の効果】以上、説明したように請求項1記載の発
明は、調理室冷却手段による調理室内の冷却時に、調理
室内への外気の流入による調理室内部の結露や氷結を防
ぐことができ、調理室の内部や関連部品の錆や腐食を防
止でき、また、食材皿回転部分の安定回転による高品位
解凍ができるという効果がある。また、食材皿回転用モ
ータシャフトと導波管の存在により、外箱の他の部分よ
り結露しやすい導波管部の外箱の表面の結露と食材皿回
転用モータシャフト部の外箱の表面の結露とを、加熱手
段による外箱の加熱で防止することができ、結露による
外箱の錆や腐食を防止でき、また、加熱手段が外箱に近
接しているので、調理室内の冷却への影響が少なく、高
品位解凍ができるという効果がある。
【0129】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の効果に加え、導波管内への結露を防止でき、
錆や腐食の防止できるという効果がある。また、加熱の
ための消費電力の増加がなく、しかも導波管部の外箱の
表面温度を外気温度近くまで上げることができるという
効果がある。
【0130】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の発明の効果に加え、食材皿回転用モータの
シャフト部と電波遮蔽用高周波チョークリング内への結
露を防止でき、錆や腐食の防止でき、また、調理室内へ
の外気侵入を防ぐことができる。また、加熱のための消
費電力の増加がなく、しかも食材皿回転用モータのシャ
フト部の外箱の表面温度を外気温度近くまで上げること
ができるという効果がある。また、食材皿回転用モータ
シャフト部からの調理室外への電波漏れを防止するとい
う効果がある。
【0131】また、請求項4記載の発明は、請求項1か
ら3のいずれか一項記載の発明の効果に加え、食材皿回
転モータとその周辺の外箱への、食材皿回転用モータシ
ャフトを伝わる調理室内の−20℃の熱伝導の影響を低
減させ、食材皿回転モータとその周辺の外箱への結露を
防止でき、食材皿回転モータとその周辺の外箱の錆や腐
食を防止できるという効果がある。
【0132】また、請求項5記載の発明は、請求項1か
ら4のいずれか一項記載の発明の効果に加え、断熱箱体
と扉との隙間からの調理室内への冷気の侵入、漏れを防
ぎ、外箱と、冷気シール用ガスケットの内側の電波遮蔽
用高周波チョークの結露を防止でき、錆や腐食を防止で
きる。また、調理室内の冷却への影響が少なく、高品位
解凍ができるという効果がある。また、電波遮蔽用高周
波チョークで覆っているので、断熱箱体と扉との隙間か
らの調理室外への電波漏れを防止する効果がある。
【0133】また、請求項6記載の発明は、請求項1か
ら5のいずれか一項記載の発明の効果に加え、導波管を
取り付けた外箱壁面に、外気を直接または機能部品収納
箱内の機器により外気の温度を上昇させて強制的に流す
ので、高周波発生手段とその周辺の外箱への、導波管を
伝わる調理室内の−20℃の熱伝導の影響を低減させ結
露を防止でき、高周波発生手段とその周辺の外箱の錆や
腐食の防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の調理器の外観斜視図
【図2】本発明の実施の形態1から3の調理器の左右に
切断した場合の縦断面図
【図3】本発明の実施の形態1および実施の形態3の調
理器の上下に切断した場合の横断面図
【図4】本発明の実施の形態1および実施の形態2の調
理器における導波管と高周波発生装置の周辺部を示す前
後に切断した場合の要部縦断面図
【図5】本発明の実施の形態1および実施の形態2の調
理器における食材皿回転用モータの周辺部を示す要部縦
断面図
【図6】本発明の実施の形態2および実施の形態3の調
理器における扉の外周部を示す要部縦断面図
【図7】本発明の実施の形態3の調理器の機能部品収納
箱の左右に切断した場合の縦断面図
【図8】従来の調理器の断面図
【符号の説明】
24 調理器 25 調理室 26 外箱 27 扉 28 機能部品収納箱 29 導波管 30 断熱材 32 高周波透過性断熱材 33 高周波発生装置 34 気密シール材 35 高温冷媒循環パイプ 36 食材皿回転用モータ 37 食材皿回転モータシャフト 38 電波遮蔽用高周波チョークリング 39 Oリングシール材 40 食材皿 45 蒸発器 50 冷気シール用ガスケット 51 電波遮蔽用高周波チョーク 56 高周波発生装置放熱ダクト 63 空気対流用ダクト 64 放熱室 68 高周波発生装置冷却用ファン 69 段付き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城野 章宏 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3K090 AA07 AA20 AB03 EA01 EB06 EB21 HA03 HA04 HA08 3L102 JA10 KA01 KC02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に前面を開口した調理室が形成され
    外面を外箱で覆い前記調理室と前記外箱との間に断熱材
    を設けた断熱箱体と、前記調理室の開口部を開閉する扉
    と、前記調理室内を冷却する調理室冷却手段と、前記外
    箱の底面に設けられ前記外箱の底面と前記調理室の底面
    との間を貫通する食材皿回転用モータシャフトを回転さ
    せる食材皿回転用モータと、前記調理室の底面に回転可
    能に設けられ前記食材皿回転用モータシャフトに連結さ
    れる食材皿と、前記外箱の側面に設けられ前記食材皿に
    載せられた食材を加熱する高周波を発生させる高周波発
    生手段と、前記外箱の側面と前記調理室の側面との間を
    貫通し前記高周波発生手段により発振した高周波を前記
    調理室内に導く導波管とを備えた調理器において、前記
    断熱箱体における前記調理室の開口部周縁と閉状態の前
    記扉との間をシールするシール手段と、前記断熱箱体に
    おける前記導波管部にできる前記調理室内空気と外気と
    の連通路を密閉する密閉手段と、前記断熱箱体における
    前記食材皿回転用モータシャフト部にできる前記調理室
    内空気と外気との連通路を密閉する密閉手段と、前記導
    波管部の前記外箱を内側から加熱する加熱手段と、前記
    食材皿回転用モータシャフト部の前記外箱を内側から加
    熱する加熱手段とを設けたことを特徴とする調理器。
  2. 【請求項2】 導波管部の密閉手段として、高周波発生
    手段と導波管との間に気密シール材を設け、前記導波管
    部の加熱手段として、調理室冷却手段を構成する冷凍サ
    イクルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環パイプを配置し
    たことを特徴とする請求項1記載の調理器。
  3. 【請求項3】 食材皿回転用モータシャフト部の密閉手
    段として、断熱箱体における食材皿回転用モータシャフ
    トと対向する面に設けられる電波遮蔽用高周波チョーク
    リングと、食材皿回転用モータシャフトとに当接するO
    リングシール材を設け、前記食材皿回転用モータシャフ
    ト部の加熱手段として、調理室冷却手段を構成する冷凍
    サイクルの高温冷媒が流れる高温冷媒循環パイプを配置
    したことを特徴とする請求項1または2記載の調理器。
  4. 【請求項4】 外箱の底面の食材皿回転モータを収納す
    る空間に外気を導入させる外気導入路を形成したことを
    特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の調理
    器。
  5. 【請求項5】 断熱箱体における調理室の開口部周縁
    に、段階的に開口部が拡大する段付き部を形成し、前記
    調理室の開口部を開閉する扉の前記断熱箱体と対向する
    面の外周部に、前記断熱箱体の前記段付き部の外周側の
    面に当接するシール手段としての冷気シール用ガスケッ
    トを設け、前記扉の前記冷気シール用ガスケットの内周
    側に、前記断熱箱体の前記段付き部の前記外周側の面よ
    り内側に後退した前記段付き部の内周側の面に近接する
    ように電波遮蔽用高周波チョークを設けたことを特徴と
    する請求項1から4のいずれか一項記載の調理器。
  6. 【請求項6】 高周波発生手段を収納する機能部品収納
    箱に外気導入のためのファンと外気導入路を設けたこと
    を特徴する請求項1から5のいずれか一項記載の調理
    器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010226438A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Audio Technica Corp バウンダリーマイクロホン
WO2011135865A1 (ja) * 2010-04-28 2011-11-03 パナソニック株式会社 冷蔵庫
CN105627667A (zh) * 2015-12-25 2016-06-01 青岛海尔股份有限公司 微波杀菌干燥冰箱
WO2024082239A1 (zh) * 2022-10-20 2024-04-25 深圳市虎一科技有限公司 食材烹饪设备及其冷热隔离装置

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