JP2005114311A - 調理器 - Google Patents

調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005114311A
JP2005114311A JP2003352023A JP2003352023A JP2005114311A JP 2005114311 A JP2005114311 A JP 2005114311A JP 2003352023 A JP2003352023 A JP 2003352023A JP 2003352023 A JP2003352023 A JP 2003352023A JP 2005114311 A JP2005114311 A JP 2005114311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooking
cooling
chamber
cooking chamber
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003352023A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Fujimoto
眞嗣 藤本
Shohei Inamori
昭平 稲森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003352023A priority Critical patent/JP2005114311A/ja
Publication of JP2005114311A publication Critical patent/JP2005114311A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】食材を冷却しながら高周波加熱により解凍調理する調理器に関し、調理器外表面の結露・発汗を防止するとともに調理室の冷却温度を低下させ、被調理物への冷却能力の増大を図る。
【解決手段】冷却室22内に周囲が金属でできた調理室28を冷却室22と空間部42を設けて設置し、空間部42の温度を調理室28の温度より高く設定することにより冷却室22外部の結露・発汗を防止しながら調理室28の温度をより低い冷凍温度に設定することができ、解凍時の被調理物74への冷却能力が増大でき、解凍ムラのない高品質な解凍を実現できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷気循環により食品を冷却しながら、マイクロ波などの高周波によって冷凍物を解凍調理する調理器に関するものである。
近年、冷凍物の解凍方法については、自然放置解凍、冷蔵庫の冷蔵室放置解凍、流水解凍、電子レンジによる解凍などがある。
しかし、これらの解凍方法は、何れも非常に時間がかかったり、温度ムラ(解凍ムラ)が大きく高品位な解凍を望むことは困難であった。
一方、市場面においてはコンビニエンスストアや、居酒屋やファミリーレストランなどで冷凍食材を使用する頻度が増大しており、数分で1人前の冷凍食材を解凍調理することができれば顧客の変動に対応することができ、食材の廃棄ロスも防止できるので短時間で高品位な解凍が可能な調理器の出現が望まれている。
このような背景から近年、高周波を利用して解凍時間の短縮を実現した上、冷気を被解凍物の表面に吹き付けることで表面温度の上昇を防ぎ、解凍ムラを防止するようにした解凍方法が考えられている。
従来この種の、調理器としては、冷気循環により食材表面を冷却しながら、マイクロ波などの高周波によって誘電加熱解凍する物(例えば、特許文献1参照)がある。
以下、図面を参照しながら上記従来の調理器を説明する。
図7は、従来の調理器の断面図である。
図7に示すように、従来の調理器1は、高周波の漏洩を防止する機構のついた開閉自在の扉2、周囲が金属でできた調理室3、被解凍物4を載せて回転させるための回転皿5、高周波を調理室3に送り込む導波管開口部6、調理室3に冷気を循環させるための冷気流入口7、及び冷気流出口8が備えられ、調理室3の外側には表示部9、操作部10、調理に必要な条件を入力する入力手段11が備えられている。
冷気流入口7と冷気流出口8は高周波を遮断する電波遮断通風口で構成されており、この通風口は例えばパンチングメタルでできている。また調理室3と冷気の循環通路12は断熱材13で被われており、冷気循環ファン14を回して冷却手段としての冷却器15で冷やされた空気を調理室3に送り込むよようになっている。
冷却器15は圧縮機17と接続されている。高周波加熱手段としての高周波発生装置16は図示しない導波管で導波管開口部6に接続されている。高周波発生装置16は制御手段としての制御回路18によって制御される。
回転皿5上の被解凍物4は過熱開始とともに回転皿モータ20によって回転される。また、冷気流入口7の冷気循環通路12側には、冷気流入口7の一部を塞ぐ冷気調整手段19が設けてあり、遮蔽板19a,19bを上下に動かすことによって、冷気流入口7から冷気が出てくる位置及び面積を変更することが可能になていることから構成されている。
以上のように構成された調理器について、以下その動作を説明する。
まず、事前に調理器1は圧縮機17を運転させて冷却15で空気を冷やし、冷気循環ファン14を回転させて調理室3を十分に例えば0℃以下に冷却しておく。扉2を開け、被解凍物4を回転皿5に載せ、扉2を閉めてこの被解凍物4の解凍条件に必要な条件を入力手段11に入力し、操作部10を操作することによって解凍が開始される。このとき、表示部9には入力内容や動作状況が表示される。
解凍開始の操作にともない、回転皿20に通電して被解凍物4加熱する。このとき、圧縮機16、冷気循環ファン14を連続的に運転あるいは断続運転して冷気流入口7から調理室3内に例えば−10℃の冷気を吹き込み、被解凍物4に冷気を当てながら高周波加熱で解凍する。
特開平7−250662号公報
しかしながら、上記従来の構成は周囲が金属でできた調理室3と高周波の漏洩を防止する機構のついた扉で調理器1を構成しているため、調理室3の冷却温度を低くすると熱伝導性のよい金属部を通じて調理器1外表面の温度が低下し発汗が生じるおそれがあり、調理室3内の温度を低く設定できないという欠点があった。
高周波照射と冷気循環による解凍方法は上記従来例以外でも数多く考案されているが、比較的高い冷却温度(冷蔵〜−10℃程度の冷凍温度)しか実現できない構成であり、高周波照射による解凍時に生じる解凍ムラのない良好な解凍を短時間で実現するにはまだ問題があり、実用化に至っていなかった。
本発明は、従来の課題を解決するもので、調理室外表面への結露・発汗を防止し、調理室内の冷却温度をより低い冷凍温度を容易に実現でき、被調理物への冷却能力を飛躍的に増大させ、短時間で解凍ムラのない良好な解凍を実現できる調理器を提供することである。
また上記従来の構成は調理器1の機能として冷却しながら解凍するという解凍機能のみであるため、使用する用途が限られるという欠点があった。
本発明の他の目的は、従来の課題を解決するもので調理室内の冷却温度をより低い冷凍温度にすることにより、解凍機能に加えて急速凍結機能を有する調理器を提供することである。
また上記従来の構成は調理器1に圧縮機17と凝縮器(図示なし)を内蔵しているため調理器1が大きくなり、店舗で連続して使用するには調理器1の冷却能力を増大するために圧縮機17を大型化し、調理室3の冷凍能力を増大させる必要があるが、圧縮機17を大型化すると調理器1が大きくなりすぎて実用的でないという欠点があった。
本発明の他の目的は、従来の課題を解決するもので調理器本体を大きくすることなく調理器の冷凍能力を増大させ、複数台の調理器を連続して使用することが可能な調理器を提供することである。
上記目的を達成するために本発明の調理器は、前面を開口した断熱箱体で形成される冷却室と、前記冷却室の開口部を開閉する断熱扉と、前記冷却室を冷却する冷却手段と、前記冷却室前面から挿入でき前記冷却室との間に空間部が形成されるように前記冷却室内に設けられ高周波漏洩防止構造の冷気流入口と冷気流出口を有し前面を開口し金属で覆われた調理室と、前記調理室の開口部を開閉する高周波漏洩防止機構を内蔵する調理室扉と、前記冷却手段により冷却された空気を前記冷気流入口から前記調理室内に送り込む冷気循環ファンと、前記冷却室の外部に設けられ前記調理室内の被調理物を加熱するための高周波を発生させる高周波発生手段と、前記高周波発生手段により発振した高周波を前記調理室に導く導波管とを備え、前記冷却室と前記調理室との空間部の温度を前記調理室より高い温度に設定したのである。
これにより、金属で覆われた調理室内の温度を低くしても冷却室外部に前記調理室の金属部を伝導して冷熱が伝わることが防止できるとともに、前記冷却室と前記調理室の間の空間部の温度は高く制御できるので冷却負荷の増大と冷却室の結露・発汗を防止しながら調理室内を従来よりより低い冷凍温度に容易に実現することができ、解凍時における被調理物の冷却能力を増大できるので短時間で解凍ムラのない良好な解凍を実現することが可能となる。
また、本発明の調理器は、上記構成に加えて、急速凍結スイッチを備え、前記急速凍結スイッチにより前記調理室の冷却設定温度を低下させ、前記回転皿モータと冷却ファンモータを所定時間連続運転する制御手段を備えたものである。
これにより、前記調理室の温度をより低い設定した冷凍温度を有効に活用できる解凍機能に加え、被調理物を回転皿に載せて回転させながら冷却ファンモータでより低い冷凍温度の冷気を連続して被調理物に直接当てることにより、短時間で被調理物を凍結することができる急速凍結を実現できる。
また、本発明の調理器は、前記調理器を複数台隣接して配置し、前記複数台の調理器に内蔵する複数の冷却器を並列に接続し、前記並列回路と直列に1台の能力可変式の圧縮機と凝縮器を接続して冷凍サイクルを形成する冷凍ユニットを設け、前記複数の調理室のいずれかに被調理物が投入されたのを検知し、被調理物が投入された調理器の冷却能力を被調理物が投入されていないときの冷却能力より大きく制御する制御手段を備えたものである。
これにより、調理器と冷凍ユニットを分離できるので調理器本体の大きさを小さくすることができ、店舗などで小さな厨房でも複数台設置することが可能になる。また冷凍ユニットを分離したので前記調理器の大きさを大きくすることなく前記調理器の冷却能力を増大することができ、かつ被調理物が投入された調理器に集中して冷凍ユニットの冷凍能力を使用することができるので、店舗などで連続して使用されても前記調理室内の冷凍温度を維持でき、高品位の解凍を連続して維持することが可能となる。
本発明の調理器は、断熱箱体で形成される冷却室と前記冷却室内に設けられる調理室との空間部の温度を前記調理室より高い温度に設定したことにより、冷却負荷の増大と冷却室の結露・発汗を防止しながら調理室内を従来より低い冷凍温度に容易に実現することができ、解凍時における被解凍物の冷却能力を増大できるので短時間で解凍ムラのない良好な解凍を実現することができる。
また、本発明の調理器は、急速凍結スイッチ操作により前記調理室の冷却設定温度を低下させ、前記回転皿モータと冷却ファンモータを所定時間連続運転するように構成したことにより、短時間で被調理物を凍結することができる急速凍結を実現できる。
また、本発明の調理器は、調理器から冷凍ユニットを分離するとともに、複数台の調理器の冷凍ユニットをまとめたので、店舗などで小さな厨房でも調理器を複数台設置することが可能になる。また前記調理器の大きさを大きくすることなく前記調理器の冷却能力を増大することができ、かつ被解凍物が投入された調理器に集中して冷凍ユニットの冷凍能力を使用することができるので、店舗などで連続して使用されても前記調理室内の冷凍温度を維持でき、高品位の解凍を連続して維持することが可能となる。
本発明の請求項1に記載の発明は、前面を開口した断熱箱体で形成される冷却室と、前記冷却室の開口部を開閉する断熱扉と、前記冷却室を冷却する冷却手段と、前記冷却室前面から挿入でき前記冷却室との間に空間部が形成されるように前記冷却室内に設けられ高周波漏洩防止構造の冷気流入口と冷気流出口を有し前面を開口し金属で覆われた調理室と、前記調理室の開口部を開閉する高周波漏洩防止機構を内蔵する調理室扉と、前記冷却手段により冷却された空気を前記冷気流入口から前記調理室内に送り込む冷気循環ファンと、前記冷却室の外部に設けられ前記調理室内の被調理物を加熱するための高周波を発生させる高周波発生手段と、前記高周波発生手段により発振した高周波を前記調理室に導く導波管とを備え、前記冷却室と前記調理室との空間部の温度を前記調理室より高い温度に設定したものである。
これにより、金属で覆われた調理室内の温度を低くしても冷却室外部に前記調理室の金属部を伝導して冷熱が伝わることが防止できるとともに、前記冷却室と前記調理室の間の空間部の温度は高く制御できるので冷却負荷の増大と冷却室の結露・発汗を防止しながら調理室内を従来よりより低い冷凍温度に容易に実現することができ、解凍時における被調理物の冷却能力を増大できるので短時間で解凍ムラのない良好な解凍を実現することが可能となる。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記調理室の底面に重量センサ機能を有する回転皿と、前記調理室内の前記回転皿より上部に設置され前記冷気循環用ファンにより前記調理室内に流入された冷気を前記回転皿に向けて送風する冷却ファンとを備え、前記回転皿を回転させる回転皿モータと冷却ファンを回転させる冷却ファンモータを前記調理室と冷却室の空間部に設置し、回転皿に被調理物が投入されたことを検知し前記回転皿と冷却ファンを被調理物の重量に応じて制御する制御手段を有するものである。
これにより、冷却手段により冷却された冷気を調理室内に循環する冷気循環ファンに加え、被調理物を載せた回転皿を回転させるとともに前記冷却ファンにより前記回転皿に向けて調理室内の冷気を送風するので、被調理物の表面に回転皿で回転しながら均一に効率よく当てることができ、被調理物の解凍ムラを防止できる作用を有する。
また前記冷却ファンモータと回転皿モータを前記調理室と冷却室の空間部に設けたので、前記各モータ部の温度低下を防止でき、前記調理室の冷却温度をより低い冷凍温度に低下させても前記各モータのオイル粘度変化等により生じる前記各モータの回転数低下や結露などの問題を防止できる。
また請求項3に記載の発明は、請求項1および2に記載の発明に加えて、前記冷却室内の前記調理室の回転皿モータと冷却ファンモータ設置部を除く前記調理室の側面外表面面部と前記調理室扉の外表面に耐熱性の真空断熱材を備えたものである。
これにより、前記調理室の冷却負荷量を少なくすることができるとともに調理室の外表面の温度低下を防止できるので前記冷却室と前記調理室の空間部の温度をより高い冷凍温度に維持したまま前記調理室の温度をより低い冷凍温度にすることが可能となり、被調理物への冷却能力をより増大でき、短時間で解凍ムラのない良好な解凍を実現できる。また調理室の温度を低下させても前記調理室外表面の温度低下を防止でき、前記調理室外表面の結露、凍結を防止できる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明に加えて、急速凍結スイッチを備え、前記急速凍結スイッチ操作により前記調理室の冷却設定温度を低下させ、前記回転皿モータと冷却ファンモータを所定時間連続運転する制御手段を備えたものであり、前記調理室の温度をより低い設定した冷凍温度を有効に活用できる解凍機能に加え、被調理物を回転皿に載せて回転させながら冷却ファンモータでより低い冷凍温度の冷気を連続して被調理物に直接当てることにより、短時間で被調理物を凍結することができる急速凍結を実現できる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の調理器を複数台隣接して配置し、前記複数台の調理器に内蔵する複数の冷却器を並列に接続し、前記並列回路と直列に1台の能力可変式の圧縮機と凝縮器を接続して冷凍サイクルを形成する冷凍ユニットを設け、前記複数の調理室のいずれかに被調理物が投入されたのを検知し、被調理物が投入された調理器の冷却能力を被調理物が投入されていないときの冷却能力より大きく制御する制御手段を備えたものである。
これにより、調理器と冷凍ユニットを分離できるので調理器本体の大きさを小さくすることができ、店舗などで小さな厨房でも複数台設置することが可能になる。また冷凍ユニットを分離したので前記調理器の大きさを大きくすることなく前記調理器の冷却能力を増大することができ、かつ被解凍物が投入された調理器に集中して冷凍ユニットの冷凍能力を使用することができるので、店舗などで連続して使用されても前記調理室内の冷凍温度を維持でき、高品位の解凍を連続して維持することが可能となる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の調理器を複数台有し、前記複数の調理器に設けたそれぞれの冷却器に霜取り手段と、前記霜取り手段を制御する霜取り制御手段と前記複数の調理器の外表面に霜取り表記手段とを備え、複数の調理器の除霜開始時間に時間差を付けて、前記複数の調理器を順番に霜取りを行ない、霜取り中の調理器に霜取り表示手段で霜取り中であることを表示する制御手段を備えたものである。
これにより、前記複数の調理器の霜取りで使用できない調理器が明確に表示できると共に、前記複数の調理器のうち霜取りしていない調理器で被解凍物の解凍が可能であるので、被解凍物の解凍作業を中断することなく連続して解凍できる。
以下、本発明による調理器の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明による調理器の実施の形態1による調理器の外観斜視図である。図2は、同実施の形態の調理器を左右に切断した場合の縦断面図である。図3は同実施の形態の調理器の調理室の断熱材の外観展開図と外観斜視図である。
図1、図2、図3に示すように、調理器21は、内部に前面を開口する冷却室22が形成され、外面23を金属で内面24を熱伝導率の低いプラスチックで形成された断熱箱体25と、冷却室22の開口部26を開閉するための断熱扉27を有する。
冷却室22の内部空間に前面を開口する周囲が金属でできた調理室28が形成され調理室28の開口部29を開閉するための金属製の調理室扉30が設けられている。断熱箱体の上部には解凍機能部品収納箱31と外箱23と一体の下部に冷却機能部品収納箱32の空間を有する。
冷却室22奥面には、断熱材より形成され、冷気吐出口33と冷気吸い込み口34を有する断熱区画壁35で冷却部収納部36が区画されている。前記冷却部収納部36には冷却器37と冷気循環ファン38と冷却器37の霜取りを行う霜取りヒータ39が設置されている。
断熱扉27には、冷却室22の開口部26の外周部分に当接する位置に柔軟材料で磁石を内蔵した冷気シールガスケット40と、前記断熱扉27の開閉と連動して調理室扉30を開閉する連結機構41が設けられている。
調理室28は冷却室22の開口部26より挿入され、調理室28の周囲に空間部42を形成するように固定され、調理室扉30と断熱扉27間も空間部43を形成している。調理室28奥面には高周波を遮断し、冷気は通風できるよう例えばパンチングメタルでできた冷気流入口44と冷気流出口45が構成されており、前記冷気流入口44と冷気吐出口33を吐出ダクト47で連結し、前記冷気流出口45と冷気吸い込み口34を吸い込みダクト48で連結している。前記冷気吐出ダクト47と吸い込みダクト48にはそれぞれ冷却室22を冷却除湿するための吐出口47aと吸い込み口48aが設けられている。
調理室28の底面の中央外面の冷却室22との空間部42には、重量検知可能な回転皿モータ49が固定され、回転皿モータシャフト50で調理室28の底板を貫通して回転皿51が設けられている。
調理室28の上面の庫内中央には調理室28内の冷気を回転皿に向けて送風するための冷却ファン52が設置され、冷却ファン52の冷却ファンモータ53は調理室28の上面の冷却室22との空間部42側に設置されている。
冷却ファン52の調理室28側に高周波を遮断し、冷気は通風できるような例えばパンチングメタルなどで形成されたファンカバー54を設置している。冷却ファン52の周囲にファンリング55を形成し、ファンカバー54の冷気吐出部と冷気吸い込み部を分離形成している。
調理室28の側面の冷却室22側面には図3に示すような回転皿モータ49と冷却ファンモータ53に当接する部分および他の調理室側面部に取り付けられた部品部に当接する部分に開口部56を設けて、折りたたむことにより調理室28の側面全体を断熱することが可能な耐熱性の材料例えばグラスウールなどで形成された真空断熱材57を設けている。
また金属製の調理室扉30には、調理室28の前面開口部外周に高周波が調理室28より漏れるのを防止する電波遮断用高周波チョーク58を設け、前記電波遮断用高周波チョーク58と一体もしくは前記電波遮断用高周波チョーク58の外周部に冷気をシールする冷気シール部材58aを設けている。また調理室扉30の冷却室22側面側に薄肉の真空断熱材59を設けている。
調理室28の奥面上部に高周波を調理室28に送り込む導波管開口部60を設け、前記導波管開口部60は、解凍機能部品収納箱31内に設置された高周波発生装置61と導波管62で接続されている。
さらに解凍機能部品収納箱31には高周波発生装置61を制御する高周波制御回路63と調理器21を制御する調理器制御回路64および解凍機能部品収納箱31の前面に電源スイッチ65と解凍スイッチ66と急速凍結スイッチ67の操作スイッチなどを備える調理器制御表示盤68が設置されている。
調理器21下部の冷却機能部品収納箱32には、圧縮機69と圧縮機69の上部に蒸発皿70と凝縮器71、凝縮器冷却ファン72、キャピラリチューブ(図示せず)が設置されている。
冷却室22の開口部26の外箱23内面に外箱23の発汗を防止ための高温冷媒循環パイプ73を埋設している。そして前記圧縮機69、凝縮器71、高温冷媒循環パイプ73、キャピラリチューブ(図示せず)、冷却器37を順次接続して、冷却室22と調理室28を冷却する冷却手段としての冷凍サイクルを形成する。
以上のように構成された本実施の形態の調理器について、以下その動作を説明する。
電源スイッチ65を操作すると圧縮機69を運転して冷却器37で空気を冷やし、冷気循環ファン38を回転させて図2の矢印で示すように調理室28の冷気流入口44から冷気を流入させ、冷気流出口45から冷却器37に冷気を循環させて調理室28内を所定の低い冷凍温度例えば−30℃に冷却運転する。
このとき冷却室22の冷却は吐出ダクト47に設けられた吐出口47aから冷却器37で形成された冷気を冷却室22内に流出し、吸い込みダクト48に設けられた吸い込み口48aより冷却器37に吸い込むことで冷却され、調理室28と冷却室22の間の空間部42の温度が調理室28より高い冷凍温度例えば−10℃に冷却する。
従ってこのとき調理室28内温度より冷却室の空間部42の温度を高く設定しているので空間部の湿度は冷却器37で生成された低湿度の冷気で冷却されているので非常に低湿度にすることができ調理室28の冷却室22側面に付着した結露や氷結を昇華させることができる。
また調理室28の回転皿モータ49と冷却ファンモータ53設置部および他の調理室側面部に取り付けられた部品部に当接する部分に開口部56を設けて、折りたたむことにより調理室28の側面全体を断熱する耐熱性の真空断熱材57を設けることにより調理室28の冷却負荷を大幅に減少することができ、圧縮機69を大きくすることなく容易に調理室28の冷却温度を低下することができる。
次に冷凍マグロなどの被調理物74を解凍する場合の動作について説明する。
まず断熱扉27と連動した調理室扉30を開けて、被調理物74を回転皿51にのせ断熱扉27と連動した調理室扉30を閉じると重量検知可能な回転皿モータ49が回転し被調理物74の重量を計測するとともに冷気循環ファン38と冷却ファン52を連続回転させて被調理物74の冷却を開始する。
そして、図示しない調理器制御表示盤68部の調理食品選定スイッチで所定の調理食品を選定し、解凍スイッチ66を操作することにより高周波発生装置61であらかじめ設定された高周波出力の高周波を発振し、高周波は導波管62内を通過して導波管開口部60より調理室28内に供給される。
調理室28内に放出された高周波は、回転皿51を回転させる回転皿モータ49により検知した被調理物74の重量に応じて調理器制御回路64と高周波制御回路63により高周波発生装置61を制御してあらかじめ設定された高周波出力パターンの高周波の出力に制御し、回転皿51を回転させながら被調理物74への高周波の照射量調整と高周波分布を均一にし、−30℃の冷気で被調理物74を冷却しながら解凍する。
従って、被解凍物74は冷気循環ファン38で低い冷凍温度例えば−30℃程度の冷気で冷却されるのに加え、調理室28内に設けた冷却ファン52で被調理物74に調理室28内の冷気を直接被調理物74に当てるので、被調理物74に対する冷却能力を大幅に向上することができるので、加熱ムラのない良質な均一解凍を実現することができる。
次に調理食材などを急速凍結する場合の動作について説明する。まず断熱扉27と連動した調理室扉30を開けて、被調理物74を回転皿51にのせ断熱扉27と連動した調理室扉30を閉じると重量検知可能な回転皿モータ49が回転し被調理物74の重量を計測するとともに冷気循環ファン38と冷却ファン52を連続回転させて被調理物74の冷却を開始する。
そして、図示しない調理器制御表示盤68部の図示しない調理食品選定スイッチで所定の調理食品を選定し、急速凍結スイッチ67を操作することにより調理室28の冷却設定温度を調理器制御回路64にて自動的に低下させて圧縮機69を連続運転させる。本実施の形態では冷却設定温度を−30℃から−40℃に低下させる。
このとき高周波発生装置61は停止したままで動作させない。調理食品選定スイッチで所定の調理食品を選定することにより自動的に重量検知可能な回転皿モータ49より被調理物74の重量を自動検知し、圧縮機69、冷気循環ファン38、冷却ファン52を連続運転させる時間が設定される。
そして被調理物74は回転皿51の上で回転しながら冷却循環ファン38と冷却ファン52により効率よく当てられた−30℃以下の低温冷気により短時間で細胞破壊の少ない高品質な凍結を行う。被調理物74が投入されてから所定の時間が経過すると調理器制御回路64にて低下されていた調理室28の冷却設定温度を通常の冷却設定温度に戻す。本実施の形態では−40℃から−30℃に戻す。
従って、被調理物74は冷気循環ファン38で低い冷凍温度例えば−30℃以下の冷気で冷却されるのに加え、調理室内に設けた冷却ファン52で回転皿51の上で回転している被調理物74に均一に効率よく調理室28内の冷気を直接当てるので、被調理物74に対する冷却能力を大幅に向上することができるので、短時間で細胞破壊の少ない高品質の急速凍結を実現することができる。
以上のように本実施の形態の調理器は、前面を開口した断熱箱体25で形成される冷却室22と、前記冷却室22の開口部26を開閉する断熱扉27と、前記冷却室22を冷却する冷却器37と、前記冷却室22前面から挿入でき前記冷却室22との間に空間部42が形成されるように前記冷却室22内に設けられ奥面に高周波漏洩防止構造の冷気流入口44と冷気流出口45を有し前面を開口し金属で覆われた調理室28と、前記調理室28の開口部29を開閉する電波遮断用高周波チョーク58と冷気シール部材58aを有する調理室扉30と、前記冷却器37により冷却された空気を前記冷気流入口44から前記調理室28内に送り込む冷気循環ファン38と、前記冷却室22の外部に設けられ前記調理室28内の被調理物74を加熱するための高周波を発生させる高周波発生装置61と、前記高周波発生装置61により発振した高周波を前記調理室28に導く導波管62とを備え、前記調理室28の奥面に冷気流入口44と冷気流出口45と連結し前記冷却器37の冷気を調理室28内に循環させる吐出ダクト47と吸い込みダクトと前記導波管62の導波管開口開口部60を設け、前記調理室28と冷却室22の空間部42を所定の高い冷凍温度例えば−10℃程度の冷凍温度に設定し、前記調理室28の温度を前記冷却室22および前記調理室28と冷却室22の空間部42の温度より低い冷凍温度例えば−30℃に設定したものであるので、調理室28を冷却室22の前面開口部26より簡単に挿入組み立てできる。
また、冷却室22と前記調理室28の間の空間部42の温度は高い冷凍温度例えば−10℃程度の高い冷凍温度と低湿度に設定できるので、金属で覆われた調理室28の温度を低くしても前記調理室28の金属部への結露・発汗を防止できるだけでなく冷却室22の冷却負荷の増大と冷却室22の外観の結露・発汗を防止しながら調理室28内を従来より低い冷凍温度、例えば−30℃を容易に実現することができ、解凍時における被調理物74への冷却能力を増大できるので短時間で解凍ムラのない良好な解凍を実現することができる。
また本実施の形態の調理器は、調理室28の底面に重量検知可能な回転皿モータ49で回転する回転皿51と、前記調理室28内の前記回転皿51より上部に設置され冷気循環ファン38により前記調理室28内に流入された冷気を前記回転皿51に向けて送風する冷却ファン52とを備え、前記回転皿51を回転させる回転皿モータ49と冷却ファン52を回転させる冷却ファンモータ53を前記調理室28と冷却室22の空間部42に設置し、回転皿51に被調理物74が投入されたことを検知し前記回転皿51と冷却ファン52を被調理物74の重量に応じて回転皿51を回転させながら被調理物74への高周波の照射量調整と高周波分布を均一にするとともに冷気循環ファン38と冷却ファン52を連続運転し被調理物74を効率よく冷却する制御手段を有したものであるので、被調理物74のへの冷却能力を大幅に増大させることができるとともに回転皿51を回転させるとともに前記冷却ファン52により前記回転皿に向けて調理室28内の冷気を送風するので、被解凍物74の表面に回転皿51で回転しながら均一に効率よく当てることができ、被解凍物74の解凍ムラを防止できる。また前記冷却ファンモータ53と回転皿モータ49を前記調理室28と冷却室22の空間部42に設けたので、前記各モータ部53,49の温度低下を防止でき、前記調理室28の冷却温度をより低い冷凍温度に低下させても前記各モータ53,49のオイル粘度変化等により生じるモータの回転数低下や結露などの問題を防止できる。
また本実施の形態の調理器は、冷却室22内の調理室28の回転皿モータ49と冷却ファンモータ53設置部を除く前記調理室28の側面外表面面部と前記調理室扉30の外表面に耐熱性の真空断熱材57を備えたものであるので、前記調理室28の冷却負荷量を少なくすることができるとともに調理室28の外表面の温度低下を防止できるので前記冷却室22と前記調理室28の空間部42の温度をより高い冷凍温度に維持したまま前記調理室28の温度をより低い冷凍温度にすることが可能となり、被解凍物74への冷却能力をより増大でき、短時間で解凍ムラのない良好な解凍を実現できる。また調理室28の温度を低下させても前記調理室28外表面の温度低下を防止でき、前記調理室28外表面の結露、凍結を防止できる。また調理室28の金属部壁面の温度が空焼き等において異常に温度が上昇しても耐熱性の真空断熱材57で断熱され冷却室22の壁面や断熱箱体25などへの異常温度上昇を防止できる。
また本実施の形態の調理器は、急速凍結スイッチ67を備え、前記急速スイッチ67の操作により前記調理室28の冷却設定温度を低下させ、前記回転皿モータ49と冷却ファンモータ53と圧縮機69と冷気循環ファン38を所定時間連続運転する制御手段を備えたものであるので、前記調理室28の温度をより低い設定した冷凍温度を有効に活用できる解凍機能に加え、被調理物74を回転皿51に載せて回転させながら冷却循環ファン38と冷却ファンモータ53でより低い冷凍温度の冷気を連続して被調理物74に均一に効率よく当てることにより、被調理物74の細胞破壊の少ない高品質な急速凍結を実現することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2による調理器の外観斜視図である。図5は同実施の形態の冷凍サイクル図である。図6は同実施の形態の動作を示す動作図である。
図4、図5において、75は第1の調理器、76は第2の調理器、77は第3の調理器で作業台78の上にそれぞれ近接して設置されている。前記第1の調理器75、第2の調理器76,第3の調理器77を冷却する冷凍機ユニット79は前記第1の調理器75、第2の調理器76,第3の調理器77を設置する近郊の作業台78の下に分離され、前記第1の調理器75、第2の調理器76,第3の調理器77と前記冷凍ユニット79は冷媒配管80と電気配線81で接続されている。
冷凍機ユニット79は図示しないインバータにより回転数を可変させることにより能力が可変できる能力可変式圧縮機82と凝縮器83と凝縮器冷却ファン84と冷凍機ユニット制御手段85を設置している。能力可変式圧縮機82の最大冷却能力は複数台の調理器75,76,77を同時に冷却運転したときに調理室内の冷却温度が−30℃程度の低温の冷凍温度に冷却できる能力を有している。
調理器75,76,77の3台の構成となっているが、冷凍ユニット79が1台に対して調理器が2台もしくは4台以上の構成でもよい。また冷凍ユニット79は本実施の形態では調理器75,76,77の近傍に設置しているが、狭い厨房等で場所がない場合は屋外に設置してもよい。
第1の調理器75には第1の冷却器86と第1の霜取りヒータ87と冷気循環ファン88が設置されている。同様に第2の調理器76には第2の冷却器89と第2の霜取りヒータ90と第2の冷気循環ファン91が設置されている。第3の調理器77には第3の冷却器92と第3の霜取りヒータ93、第3の冷気循環ファン94が設置されている。
第1の冷却器86と第2の冷却器89と第3の冷却器92は並列に接続し、前記並列回路と直列に凝縮器83と能力可変式圧縮機82を接続し冷凍サイクルを形成している。第1の冷却器86、第2の冷却器89、第3の冷却器92の各入口には減圧機能と冷媒流量制御機能を有した第1の冷媒流入制御手段94,第2の冷媒流入制御手段95、第3の冷媒流入制御手段96が設置されている。
本実施の形態は、実施の形態1による調理器の圧縮機と凝縮器と凝縮ファンを調理器より分離して、複数個の調理器が同時に冷却できるように構成したものであり、調理器の構成は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
以上のように構成された本実施の形態の形態の調理器について、以下その動作を説明する。まず第1の調理器75と第2の調理器76と第3の調理器77は分離設置された冷凍ユニット79内の能力可変式圧縮機82、凝縮器ファン84を運転し第1の冷媒流入制御手段94,第2の冷媒流入制御手段95、第3の冷媒流入制御手段96を制御し第1の冷却器86、第2の冷却器89、第3の冷却器92を所定の冷却温度、本実施の形態では−35℃に制御する。前記冷却器86,89,92で生成された冷気を第1の冷気循環ファン88、第2の冷気循環ファン91、第3の冷気循環ファン94により第1の調理器75と第2の調理器76と第3の調理器77に循環し第1の調理器75と第2の調理器76と第3の調理器77を所定の冷凍温度、本実施の形態では−30℃に冷却する。
次に解凍する場合の動作について説明する。解凍時の基本動作は実施の形態1と同様であり断熱扉27と連動した調理室扉30を開けて被調理物74を回転皿51にのせ調理器制御表示板68の調理食品選定スイッチで所定の調理食品を選定し、解凍スイッチ66を操作することにより冷気循環ファン38を運転し、被調理物74への冷却能力を増大させ低温の冷気、本実施の形態では−30℃の冷気を被調理物74に当てながら高周波発生装置61を制御して高周波を被調理物74に照射して高品位な解凍を行う。
本実施の形態では同様の構成・動作の調理器を複数台有しており、例えば第1の調理器75を使用して被解凍物74を解凍すると被解凍物74が回転皿51にのせられると重量検知可能な回転皿モータ49で被解凍物74の投入を検知して第1の冷媒流入制御手段94で第1の冷却器86への冷媒温度の低下と冷媒流入量を増加させ第1の調理器75の冷却能力を増大させ被調理物74への冷却温度を低下させるとともに解凍による熱負荷による第1の調理器75内の冷却温度の上昇を防止する。
また連続して第1の調理器75を使用して解凍された場合は第1の調理器75内の冷却温度を維持するために能力可変式圧縮機82の回転数を増加させて第1の調理器75内の冷却温度の温度上昇を防止するので、連続して解凍しても被調理物74への冷却能力の低下を防ぎ、常に高品位な解凍を実現する。
尚、本実施の形態では第1の調理器75を使用して解凍する場合について説明したが第2の調理器76、第3の調理器77を使用して解凍する場合でも同様の動作を行う。
また第1の調理器75、第2の調理器76、第3の調理器77をそれぞれ同時に使用して連続的に解凍を行う場合は、能力可変式圧縮機82の回転数を上げて各調理器75,76,77の冷却能力低下を防止するが能力可変式圧縮機82の能力を最大に上げても各調理器75,76,77の冷却温度を維持できない場合がある。
このときは各調理器75,76,77に設置された温度センサ(図示せず)で調理器内温度を検知し、例えば第1の調理器75内の温度が所定の温度−15℃に上昇すると第1の冷媒流量制御手段94を閉路し、他の第2、第3の調理器76、77の冷却温度上昇を防止する。
従って従来例のように調理器内に圧縮機を設置しないので各調理器75,76,77と能力の大きな能力可変式圧縮機82を分離設置することができ、調理器75,76,77の大きさを従来例より小さくすることができ店舗などの小さな厨房でも複数台の調理器を設置できる。
また複数の調理器75,76,77を分離された一つの大能力の能力可変式圧縮機82で前記調理器75,76,77を冷却するので前記調理器75,76,77の冷却能力を増大されることができ、且つ被調理物74が投入された調理器に集中して冷凍ユニット79の冷凍能力を使用することができるので、店舗などで連続して解凍に使用されても使用されている調理室内の冷却温度上昇を防止でき、高品位の解凍を連続して維持することが可能となる。
次に前記各調理器75,76,77の霜取りの動作について説明する。まず第1の調理器75の霜取りは電子タイマーで1日に1回自動的に霜取りする用に設定されている。本実施の形態では図6に示すように24時間営業の店舗でお客の比較的少ない毎日夜中の1時に霜取りを開始するように設定されている。
毎日夜中の1時になると第1の冷媒流量制御手段94を閉路し、第1の冷却循環ファン88を停止させ、第1の霜取りヒータ87を加熱し、第1の冷却器86に付着した霜の霜取りを行う。このとき第1の調理器75は使用されないように第1の調理器75の表面に霜取り表記手段である霜取り中表示ランプ(図示せず)を点灯させる。
そして第1の冷却器86の温度が所定以上になると第1の霜取りヒータ87の加熱を停止し、第1の冷媒流量制御手段94を回路し、第1の冷却器86に低温冷媒を循環させて冷却循環ファン88を運転し冷却運転を行う。第1の調理器75内の温度が所定温度以下になると霜取り表示ランプ(図示せず)を消灯し、解凍に使用できる通常の冷却運転を継続する。
次に第2の調理器76の霜取りは前記第1の調理器75の霜取り開始より1時間遅れて電子タイマーで1日に1回自動的に霜取りするように設定されている。第2の調理器の霜取りは第1の調理器75の霜取りが開始されてから1時間後に電子タイマーで開始される。第2の調理器76の霜取り動作は第1の調理器75の霜取り動作と同じである。同様に第3の調理器77の霜取りは前記第2の調理器76の霜取り開始より1時間遅れて電子タイマーで1日に1回自動的に霜取りするように設定されている。第3の調理器77の霜取り動作も第1の調理器75の霜取り動作と同じである。
従って複数の調理器75,76,77の霜取り開始時間に時間差を付けて霜取りし、且つ霜取り中の調理器に霜取り表示手段をつけているので霜取り中で使用できない調理器が明確にできるとともに霜取りをしていない調理器で被調理物の解凍が可能であるので被調理物の解凍作業を中断することなく連続して解凍することができる。
尚、本実施の形態では1日に1回の霜取りとしたが1日に2回としてもよい。
また第1の調理器75の霜取り開始時間より第2の調理器76と第3の調理器77の霜取りをそれぞれ1時間づつ遅らせて霜取りをするようにしているが複数の調理器75,76,77が同時に霜取りしない時間であれば他の任意の時間に設定してもよい。
本発明の調理器は、冷却負荷の増大と冷却室の結露・発汗を防止しながら調理室内を従来より低い冷凍温度に容易に実現することができ、解凍時における被解凍物の冷却能力を増大できるので短時間で解凍ムラのない良好な解凍を実現することができるので、コンビニエンスストアや、居酒屋やファミリーレストランなどの冷凍食材を使用する頻度が多く、短時間で高品位な解凍ができることが望まれるところで有用である。
本発明の実施の形態1の調理器の外観斜視図 同実施の形態の調理器を左右に切断した場合の縦断面図 (a)同実施の形態の調理器の調理室の断熱材の外観展開図(b)同実施の形態の調理器の調理室の断熱材の外観斜視図 本発明の実施の形態2の調理器の外観斜視図 同実施の形態の冷凍サイクル図 同実施の形態の動作を示す動作図 従来の調理器の断面図
符号の説明
21 調理器
22 冷却室
23 調理室
37 冷却器
38 冷気循環ファン
49 回転皿モータ
51 回転皿
52 冷却ファン
53 冷却ファンモータ
57 真空断熱材
67 急速凍結スイッチ
74 被調理物
82 能力可変式圧縮機
87,90,93 霜取りヒータ
94,95,96 冷媒流入制御手段

Claims (6)

  1. 前面を開口した断熱箱体で形成される冷却室と、前記冷却室の開口部を開閉する断熱扉と、前記冷却室を冷却する冷却手段と、前記冷却室との間に空間部が形成されるように前記冷却室内に設けられ高周波漏洩防止構造の冷気流入口と冷気流出口を有し前面を開口し金属で覆われた調理室と、前記調理室の開口部を開閉する高周波漏洩防止機構を内蔵する調理室扉と、前記冷却手段により冷却された空気を前記冷気流入口から前記調理室内に送り込む冷気循環ファンと、前記冷却室の外部に設けられ前記調理室内の被調理物を加熱するための高周波を発生させる高周波発生手段と、前記高周波発生手段により発振した高周波を前記調理室に導く導波管とを備え、前記冷却室と前記調理室との空間部の温度を前記調理室より高い温度に設定してなる調理器。
  2. 前記調理室の底面に重量センサ機能を有する回転皿と、前記調理室内の前記回転皿より上部に設置され前記冷気循環ファンにより前記調理室内に流入された冷気を前記回転皿に向けて送風する冷却ファンとを備え、前記回転皿を回転させる回転皿モータと冷却ファンを回転させる冷却ファンモータを前記調理室と冷却室の空間部に設置し、前記回転皿に被調理物が投入されたことを検知し前記回転皿と冷却ファンを被調理物の重量に応じて制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の調理器。
  3. 前記冷却室内の前記調理室の回転皿モータと冷却ファンモータ設置部を除く前記調理室の側面外表面面部と前記調理室扉の外表面に耐熱性の真空断熱材を備えた請求項1または請求項2に記載の調理器。
  4. 急速凍結スイッチを備え、前記急速凍結スイッチ操作により前記調理室の冷却設定温度を低下させ、前記回転皿モータと冷却ファンモータを所定時間連続運転する制御手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の調理器。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の調理器を複数台隣接して配置し、前記複数台の調理器に内蔵する複数の冷却器を並列に接続し、前記並列回路と直列に1台の能力可変式の圧縮機と凝縮器を接続して冷凍サイクルを形成する冷凍ユニットを設け、前記複数の調理室のいずれかに被調理物が投入されたのを検知し、被調理物が投入された調理器の冷却能力を被調理物が投入されていないときの冷却能力より大きく制御する制御手段を有することを特徴とする調理器。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の調理器を複数台有し、前記複数の調理器に設けたそれぞれの冷却器に霜取り手段と、前記霜取り手段を制御する霜取り制御手段と前記複数の調理器の外表面に霜取り表記手段とを備え、複数の調理器の除霜開始時間に時間差を付けて、前記複数の調理器を順番に霜取りを行ない、霜取り中の調理器に霜取り表示手段で霜取り中であることを表示する制御手段を有することを特徴とする調理器。
JP2003352023A 2003-10-10 2003-10-10 調理器 Pending JP2005114311A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003352023A JP2005114311A (ja) 2003-10-10 2003-10-10 調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003352023A JP2005114311A (ja) 2003-10-10 2003-10-10 調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005114311A true JP2005114311A (ja) 2005-04-28

Family

ID=34543088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003352023A Pending JP2005114311A (ja) 2003-10-10 2003-10-10 調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005114311A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102116497A (zh) * 2011-04-12 2011-07-06 邹沙舟 具有冷藏功能的远程遥控微波炉
WO2011135863A1 (ja) * 2010-04-28 2011-11-03 パナソニック株式会社 冷凍装置、それを備える冷蔵庫、及び冷凍装置の運転方法
CN106889200A (zh) * 2017-02-23 2017-06-27 林秀花 保证产品口感的冻豆腐机、配套的冻豆腐生产线及制作包装方法
CN108731338A (zh) * 2018-05-31 2018-11-02 佛山市艾温特智能科技有限公司 一种冰箱微波炉一体式装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011135863A1 (ja) * 2010-04-28 2011-11-03 パナソニック株式会社 冷凍装置、それを備える冷蔵庫、及び冷凍装置の運転方法
CN102116497A (zh) * 2011-04-12 2011-07-06 邹沙舟 具有冷藏功能的远程遥控微波炉
CN106889200A (zh) * 2017-02-23 2017-06-27 林秀花 保证产品口感的冻豆腐机、配套的冻豆腐生产线及制作包装方法
CN108731338A (zh) * 2018-05-31 2018-11-02 佛山市艾温特智能科技有限公司 一种冰箱微波炉一体式装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100568060B1 (ko) 냉장고
JP5135045B2 (ja) 冷蔵庫
JP2007212053A (ja) 冷蔵庫
KR101814551B1 (ko) 전자렌지 겸용 음식물 급냉기
JP2005114311A (ja) 調理器
CN204373290U (zh) 冰箱
WO2002101306A1 (fr) Refrigerateur
JP2022189869A (ja) 冷蔵庫
JP2001099536A (ja) 冷蔵庫
JP2005195293A (ja) 冷蔵庫
JP2002147919A (ja) 解凍機能付き業務用冷凍庫
JP2002372358A (ja) 冷蔵庫
JP2004286346A (ja) 調理器
JP2002364980A (ja) 調理器及び調理方法
JPS60259171A (ja) 高周波加熱装置付冷蔵庫
JPH11223447A (ja) 冷蔵庫の制御方法
JP2004353919A (ja) 調理器
JP2004278895A (ja) 調理器
KR20000014651U (ko) 냉장고용 해동장치
JP2004317071A (ja) 調理器
JP2004248586A (ja) 高周波解凍機
JP2003282233A (ja) 調理器
JP2008002696A (ja) 冷蔵庫
JP2004251515A (ja) 冷凍冷蔵庫
JPH02126078A (ja) 冷蔵庫