JPH0536825Y2 - - Google Patents

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JPH0536825Y2
JPH0536825Y2 JP3177289U JP3177289U JPH0536825Y2 JP H0536825 Y2 JPH0536825 Y2 JP H0536825Y2 JP 3177289 U JP3177289 U JP 3177289U JP 3177289 U JP3177289 U JP 3177289U JP H0536825 Y2 JPH0536825 Y2 JP H0536825Y2
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oil
oil tank
preliminary chamber
hydraulic
breather
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は作動油や潤滑油を溜める為の油内にお
いて、内部の油面が上下に変化したり、油タンク
を密閉式にしておくと、温度の上下により、内部
の空間が圧縮されたり負圧となつたりするの防止
するエアブリーザの構成に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来から油タンク内の油面の上下により正圧・
負圧の発生を解消する為に、空気だけを外気に出
入り可能としたエアブリーザを設ける技術は公知
とされているのである。
例えば実開昭62−93402号公報に記載の技術の
如くである。
しかし、該従来技術においては、ブリーザ孔か
らの油の出入りを無くすために、ブリーザ中間室
を構成し、一旦該ブリーザ中間室に入つた空気が
状況に応じて、ブリーザ孔から外部に出るように
構成していたのである。
しかし該構成においても、油面が上昇してくれ
ば、ブリーザ連通孔が該中間室の底面に開口して
いるために、該油面がブリーザ中間室内に上昇し
てくるので、該ブリーザ中間室は無いのと同じと
なるのである。
故に、該油タンクの油面が絶対にブリーザ中間
室内まで上昇しないように、ブリーザ中間室の空
間の分だけ余裕を残して、タンク内の油量を決定
する必要があり、その分だけ油タンクの高さがお
きくなり、オペレーターの視界が遮られることと
なつていたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案においては、油タンクの高さを出来るだ
け低くすべく、ブリーザ中間室を設けるけれど
も、該ブリーザ中間室を越えて油面が上昇して
も、該中間室の中には油が侵入しないように、連
通パイプ3を上部から突出したものである。
油タンクの内部に密閉予備室が配置されている
にも関わらず、該密閉予備室を越えて油面が上昇
しても、該密閉予備室の中には油が侵入しないの
で、油面は油タンクの高さ一杯まで上昇すること
ができ、これにより油タンクの高さを低くするこ
とを可能としたものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
油タンク1の上面にエアブリーザAを配置する
と共に、該エアブリーザAが連通する油タンク内
の上部に密閉予備室を設け、該密閉予備室の底部
に一端を開口し、他端を予備室2の上部にて油タ
ンク内の上部に開口した連通パイプを配置したも
のである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図はバツクホーの側面図、第2図は同じく
側面図である。
バツクホーにおいては、各部に油圧シリンダー
や油圧モーターを配置しており、これらに送油す
る作動油の量は多く、同時にこれらのシリンダー
や駆動モーターが同時に作動して場合においても
十分な作動油を具備する為には油タンク1の容量
は大きくせざるを得ないのである。
該油タンク1は図面において示す如く、オペレ
ーターが座る操縦席Sの右側方に設けられてお
り、あまりにも油タンク1の高さが高くなるよう
であると、オペレーターの右方への視界を遮るこ
ととなるのである。
本考案においては出来るだけ油タンク1の高さ
を高くしないように構成したものであり、その為
に従来から、エアブリーザAよりの作動油飛沫や
作動油滴が噴出しないように最大油面とエアブリ
ーザAとの間に余裕の間隔を設けていたものを、
出来るだけ狭い間隔としようとするものである。
クローラ式走行装置20も油圧モーターにより
駆動されており、該クローラ式走行装置20の上
部に配置され機体全体を旋回させる旋回軸受台1
9も油圧モーターにより駆動されている。
また排土板16は排土板シリンダー14により
昇降され、ブーム18のブームシリンダー13に
より、アーム17はアームシリンダー11によ
り、バケツトシリンダー12によりそれぞれ回動
されるので、それぞれの油圧シリンダーや油圧モ
ーターに対して供給される作動油を備蓄するタン
クは大きくなるのである。
第3図は油タンク1の側面図、第4図は同じく
平面図である。
前述の如く油タンク1は、オペレーターの操縦
席Sの右側に配置されており、内部には出口側フ
イルタ5と、戻りフイルタ4が配置されている。
そして各部の油圧シリンダーや油圧モーターを操
作した後の戻り油は、戻り油パイプ9より戻り油
フイルタ4の内部に向けて還流してくるのであ
る。
また出口側フイルタ5を通過した作動油は吸引
パイプ8より引かれて、各油圧ポンプに向けて吐
出されるのである。
該油タンク1の上面には、作動油補給口7とエ
アブリーザAが吐出しており、該作動油補給口7
の部分より油タンク1の内部に向けて、油量計6
が吐出している。
本考案はこのような構成において、エアブリー
ザAに連通した油タンク1の内部に、密閉予備室
2を配置し、内部に連通パイプ3を配置したもの
である。
第5図はエアブリーザ装置の部分の拡大側面
図、第6図は同じく拡大平面図、第7図・第8図
は油タンク1の内部に油面が上昇した場合の油滴
や油飛沫の移動状況を示す図面、第9図・第10
図は油面が下がつた状態の作用図、第11図は油
タンク1と油圧シリンダーとの関係を示す図面で
ある。
第11図において示す如く、油タンク1は油圧
ポンプP油圧バルブVを経て、油圧シリンダーと
連通しており、該油圧シリンダーが単動のシリン
ダーの場合に、伸長する場合には作動油を大きく
吐出するが、収縮する場合には逆に作動油が全部
油タンク1に戻つてくるのである。
これが全ての油圧シリンダーにおいて重複して
も、十分に作動油が供給出来る程度の油量が油タ
ンク1に必要となるのである。
またこの作動油の出入りにより油タンク1内の
油面は図面の如く上下するので、これに対応した
エアブリーザ装置を設ける必要がある。
本考案は、このような場合において、油面が上
昇して来ても、内部に作動油が侵入しないような
密閉式の密閉予備室2を、油タンク1内の上部空
間に設けたものである。
第7図・第9図に示す如く、油タンク1の上面
部分にエアブリーザAを設け、該エアブリーザA
の下部は油タンク1内に突出して密閉予備室2に
連通している。
そして該密閉予備室2は油タンク1の内部にお
いて密閉状態であり、唯連通パイプ3の外部開口
3aの部分において連通している。
そして外部開口3aは密閉予備室2の上部にお
いて油タンク1の内部の突出しており、他端の内
部開口3bの部分は密閉予備室2の内部の底面近
くに開口している。
前記エアブリーザAの下面から内部開口3bの
部分までの距離Hを大にしており、エアブリーザ
Aは油タンク1から上部に突出することにより、
密閉予備室2の油タンク1内部への突出量を少な
くしている。
また外部開口3aの開口部分は、油タンク1の
油面との距離が、h1からh2の如く変化するの
である。
(ヘ) 考案の作用 次に第7図により第9図において、本考案の作
用を説明すると。
第7図・第8図の如く、戻り油が多くて油面が
上昇したり、バツクホーの機体の振動により油面
が高くなる場合には、油滴や油飛沫は連通パイプ
3の外部開口3aより侵入し、内部開口3bに抜
けるのである。そして該内部開口3bの部分を出
た油滴や油飛沫は、該密閉予備室2が密閉されて
いるので、その中に溜まるのである。
また、油滴や油飛沫と同時に油タンク1内の空
間の圧力が高くなるので、圧縮された空気も該連
通パイプ3の外部開口3aから密閉予備室2の内
部に侵入するのである。しかし、該圧縮空気は密
閉予備室2の内部に溜まつた作動油の内部を泡の
状態となつて上昇し、密閉予備室2の上部からエ
アブリーザAに入つて、エアブリーザAの開口2
1より外気に吐出されるのである。
該密閉予備室2の内部に溜まつている作動油
は、バツクホーの機体の振動により油面が揺れる
のであるが、密閉予備室2の室が狭いので油面の
揺れが少なく、油滴や油飛沫がエアブリーザAの
開口21より吐出することはないのである。
次に第9図・第10図において、油面が下がる
場合について説明すると。
該油タンク1の内部に油面が下降する場合に
は、内部に空間の圧力が負圧となる。これにより
エアブリーザAの開口21からの外気の圧力の方
が大となり、密閉予備室2の内部に滞留した油面
を押圧し、該溜まつた圧油は連通パイプ3の内部
開口3bに向けて押し出され、連通パイプ3の内
部を上昇して外部開口3aから、油タンク1の内
部に押し戻されるのである。
該密閉予備室2内の滞留油が全部押し出される
と、次に内部開口3bから圧力の高い外気が侵入
し、外部開口3aより油タンク1の内部に吐出
し、内部の負圧を外気の正圧と均平化するもので
ある。
(ト) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、エアブリーザAの下に密閉予備室2を
設け、該密閉予備室2への入口は連通パイプ3の
みとし、該連通パイプ3の入口である外部開口3
aは高い位置としたので、油タンク1の上部の余
裕空間を大きくとる必要がなくなり、油タンク1
を小型に構成することが可能となつたものであ
る。
第2に、密閉予備室2の入口は外部開口3aの
みであり該外部開口3aは上部にあるので、油滴
や油飛沫が密閉予備室2に入りにくくなり、また
例え密閉予備室2内に油滴や油飛沫が入つたとし
ても、密閉予備室2の下部に溜まることとなり、
エアブリーザAから油滴や油飛沫がでることが少
なくなつたものである。
第3に、該密閉予備室2内に油溜まりが出来て
も、該密閉予備室2は小さいので、内部で油面が
揺れたとしても油滴や油飛沫がエアブリーザAか
ら飛び出すことがなくなつたものである。
第4に、該密閉予備室2内に溜まつた油面は、
油タンク1内の負圧となると、外気の圧力により
押されて、自動的に連通パイプ3を経て油タンク
1内に還流されるので、該密閉予備室2内の油面
が徐々に上昇して、エアブリーザAからこぼれる
ということが無くなつたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はバツクホーの側面図、第2図は同じく
側面図、第3図は油タンク1の側面図、第4図は
同じく平面図、第5図はエアブリーザ装置の部分
の拡大側面図、第6図は同じく拡大平面図、第7
図・第8図は油タンク1の内部の油面が上昇した
場合の油滴や油飛沫の移動状況を示す図面、第9
図・第10図は油面が下がつた状態の作用図、第
11図は油タンク1と油圧シリンダーとの関係を
示す図面である。 A……エアブリーザ、1……油タンク、2……
密閉予備室、3……連通パイプ、4……戻り油フ
イルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油タンクの上面にエアブリーザを配置すると共
    に、該エアブリーザが連通する油タンク内の上部
    に、密閉予備室を設け、該密閉予備室の底部に一
    端を開口し、他端を予備室の上部にて油タンク内
    の上部に開口した連通パイプを配置したことを特
    徴とする油タンクのエアブリーザ構造。
JP3177289U 1989-03-20 1989-03-20 Expired - Lifetime JPH0536825Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3177289U JPH0536825Y2 (ja) 1989-03-20 1989-03-20

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JP3177289U JPH0536825Y2 (ja) 1989-03-20 1989-03-20

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Publication Number Publication Date
JPH02124825U JPH02124825U (ja) 1990-10-15
JPH0536825Y2 true JPH0536825Y2 (ja) 1993-09-17

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JP3177289U Expired - Lifetime JPH0536825Y2 (ja) 1989-03-20 1989-03-20

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