JPH053680U - 減衰力可変型緩衝器 - Google Patents

減衰力可変型緩衝器

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JPH053680U
JPH053680U JP668591U JP668591U JPH053680U JP H053680 U JPH053680 U JP H053680U JP 668591 U JP668591 U JP 668591U JP 668591 U JP668591 U JP 668591U JP H053680 U JPH053680 U JP H053680U
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JP
Japan
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harness
damping force
grommet
casing
actuator
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Application number
JP668591U
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English (en)
Inventor
浩 保谷
健久 石橋
Original Assignee
株式会社アツギユニシア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グロメットの取り付けに関するコストを低減
することができる減衰力可変型緩衝器の提供。 【構成】 ケーシング10bに形成されたアクチュエー
タ11のハーネス引出穴10gに装着されたグロメット
19が、前記ハーネス引出穴10gに嵌入固定可能な筒
状部19aと、該筒状部19aの外端部に外向きに形成
された係止フランジ部19bと、該係止フランジ部19
bとケーシング10b外面との間をシールするシールリ
ング19cと、前記筒状部19a内に設けられてハーネ
ス挿通穴19dが穿設されたシール部材19eとで構成
されている。従って、前記ハーネス引出穴10gに筒状
部19aを圧入することでグロメット19の取り付けが
完了する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、減衰力可変型緩衝器、特にハーネス引出穴部分に装着されるグロメ ット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような、減衰力可変型緩衝器は、実願平2−100013号に記載されて いる。
【0003】 この従来の緩衝器は、ピストンロッドの下部に設けられて減衰力を変更可能な 減衰力変更手段と、ピストンロッドの上端部に設けられて前記減衰力変更手段を 駆動するアクチュエータと、前記アクチュエータを収容する筒状のケーシング部 を有し、下端がピストンロッド端部に取り付けられると共に上端に車体側への取 付手段を有した車体側部材と、前記ケーシングに形成されたアクチュエータのハ ーネス引出穴に装着されたグロメットとを備えたもので、前記グロメットが、前 記ハーネス引出穴に嵌入可能な筒状部分と、該筒状部の外端寄りの部分に形成さ れてケーシングの外面に当接する係止フランジ部分とで構成され、かつ、該両部 分がゴム,樹脂等の弾性体で一体に形成されていて、前記ケーシングの外面にビ スで固定された固定金具により、前記グロメットの脱落を防止するようにした取 付構造となっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の減衰力可変型緩衝器にあっては、グロメッ トを固定するために固定金具やビス等の部品を要することから部品点数が多くな って部品コストが高くつくと共に、ビス止め工程を要することから組み付けコス トが高くつくという問題があった。
【0005】 本考案は、このような問題に着目して成されたもので、グロメットの取り付け に関するコストを低減することができる減衰力可変型緩衝器を提供することを目 的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案の減衰力可変型緩衝器では、ピストンロ ッドの下部に設けられて減衰力を変更可能な減衰力変更手段と、ピストンロッド の上端部に設けられて前記減衰力変更手段を駆動するアクチュエータと、前記ア クチュエータを収容する筒状のケーシング部を有し、下端がピストンロッド端部 に取り付けられると共に上端に車体側への取付手段を有した車体側部材と、前記 ケーシングに形成されたアクチュエータのハーネス引出穴に装着されたグロメッ トとを備え、前記グロメットが、前記ハーネス引出穴に嵌入固定可能な筒状部と 、該筒状部の外端部に外向きに形成された係止フランジ部と、該係止フランジ部 とケーシング外面との間をシールする環状シール部材と、前記筒状部内に設けら れてハーネス挿通穴が穿設されたシール部材とで構成されている手段とした。
【0007】
【作用】
本考案の減衰力可変型緩衝器では、上述のように構成されるので、ハーネスの 引き出しに際しては、まず、ケーシングの周壁に穿設されたハーネス引出穴から ハーネスを外部に引き出した後、グロメットのシール部材に穿設されたハーネス 挿通穴に前記ハーネスを挿通させ、次いで、前記グロメットの筒状部をハーネス 引出穴内に外方から圧入させることにより、グロメットの筒状部がハーネス引出 穴内に嵌入された状態で固定され、その脱却が阻止された状態になると共に、前 記圧入時の押圧力によって、シールリングがケーシングの周壁外面とフランジ部 との間に挟持され、これにより、グロメットとハーネス引出穴との間が防水シー ルされた状態となる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
【0009】 図1は、本考案第1実施例の減衰力可変型緩衝器Sの全体を示す断面図である 。この図において、1はシリンダチューブ,2はピストン,3はピストンロッド ,4はアウタチューブ,5はベース,6はロッドガイド,7は車輪側取付用アイ ,9はダストカバー,10は車体側部材,11はアクチュエータ,Aは上部室, Bは下部室,Cはリザーバ室である。
【0010】 さらに詳述すると、前記ピストンロッド3の貫通孔3a内にコントロールロッ ド12が挿通され、該コントロールロッド12の下端には減衰力変更手段として の調整子13が連結され、コントロールロッド12を介してこの調整子13を回 動させることにより、上部室Aと下部室B間を連通する流路の断面積を変化させ 、これにより、緩衝器Sの減衰力を変化させるようになっている。また、ピスト ンロッド3の上端部は2段の段付きになっていて、基部側の1段目小径部3bの 外周にはねじ部が形成されると共に、その外周面の一部に平面部を有するD形断 面に形成され、また、先端側の2段目小径部3cは円形断面に形成されている。
【0011】 前記車体側部材10は、ピストンロッド3の上端部を車体側に連結するための 部材を構成すると共にアクチュエータ取付部材を兼ねるもので、内部にアクチュ エータ11を収容可能な中空部10aを備えた有蓋円筒状本体部(ケーシング) 10bと、該有蓋円筒状本体部10bの下端開口部内に嵌装可能な有蓋円筒状の 底部材10cとで構成されていて、前記有蓋円筒状本体部10bにおける天蓋部 10dの上面には車体側取付用アイ10eが固着され、また、前記底部材10c における天蓋部の中心部には、前記ピストンロッド3の1段目小径部3bに嵌装 可能なD形孔10fが形成されている。
【0012】 前記ダストカバー9は、円筒状に形成され、その上端開口部を前記底部材10 cの円筒部下端外周面に嵌装して固着されている。
【0013】 そして、前記底部材10cは、そのD形孔10fをピストンロッド3の1段目 小径部3bに嵌装し、該1段目小径部3bのねじ部に螺合したナット14で締結 することにより、ピストンロッド3の上端部に固定されている。
【0014】 前記有蓋円筒状本体部10bの周壁にはアクチュエータ11のハーネス18を 外部に引き出すためのハーネス引出穴10gが穿設されていて、ハーネス引出穴 10gにはグロメット19が装着されている。このグロメット19は、図2,図 3にその詳細を示すように、前記ハーネス引出穴10g内に嵌入固定可能な筒状 部19aと、該筒状部19aの外端部に外向きに形成された係止フランジ部19 bと、該係止フランジ部19bと有蓋円筒状本体部(ケーシング)10bの外面 との間をシールするゴム製シールリング19cと、前記筒状部19a内に設けら れてハーネス挿通穴19dが穿設されたゴム製シール部材19eとで構成されて いる。尚、前記筒状部19aと係止フランジ部19bは、シール部材19eより は硬質の金属で一体に形成されると共に、筒状部19aの外形がハーネス引出穴 10gの内径より少し大径に形成されていて、その先端外周にはハーネス引出穴 10gに対する圧入を容易にするための面取部19gが形成されている。また、 係止フランジ部19bの外周部には筒状部19a方向に折曲されたリブ19kが 形成されていて、該リブ19kの高さがシールリング19cの直径より低く形成 されている。
【0015】 図1に戻り、前記アクチュエータ11のハーネス18は、前記シール部材19 eに穿設されたハーネス挿通穴19dを貫通して外部に引き出され、その先端に コネクタ17が接続されると共に、中途部外周にはコルゲートチューブ16が装 着されている。
【0016】 次に実施例の作用について説明する。
【0017】 本実施例の減衰力可変型緩衝器Sでは、上述のように構成されるので、ハーネ スの引き出しに際しては、まず、有蓋円筒状本体部10bの周壁に穿設されたハ ーネス引出穴10gからハーネス18を外部に引き出した後、グロメット19の シール部材19eに穿設されたハーネス挿通穴19dに前記ハーネス18を挿通 させ、次いで、前記ハーネス引出穴10gの内径より大径の筒状部19aをハー ネス引出穴10g内に外方から圧入させることにより、リブ19kの先端が有蓋 円筒状本体部10bの周壁外面に当接した時点で、グロメット19の筒状部19 aがハーネス引出穴10g内に嵌入された状態で固定され、圧入後の脱却が阻止 された状態に取り付けられると共に、前記圧入時の押圧力によって、シールリン グ19cが有蓋円筒状本体部10bの周壁外面とフランジ部19bとの間に挟持 され、これにより、グロメット19とハーネス引出穴10gとの間が防水シール された状態となる。
【0018】 次に、引き出されたグロメット19には、コルゲートチューブ16を装着する と共に、その先端にコネクタ17を接続する。
【0019】 以上のように、実施例の減衰力可変型緩衝器Sでは、グロメット19をハーネ ス引出穴10gに圧入するという簡単な作業のみで、該グロメット19とハーネ ス引出穴10gとの間の防水シールとグロメット19の取り付け固定が同時に行 なえるため、グロメット19の取り付けに関する作業コストを低減することがで きると共に、固定金具やビス等の部品を必要としないので、グロメット19の取 り付けに関する部品コストも低減できるようになるという特徴を有している。
【0020】 次に、図4〜図7に示す本考案の他の実施例について説明する。尚、これ等の 実施例を説明するにあたり、第1実施例と同じ構成については第1実施例と同じ 符合を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
【0021】 まず、図4及び図5に示す第2実施例の減衰力可変型緩衝器は、アクチュエー タ11のハーネスが3本に独立している関係で、シール部材19jのハーネス挿 通穴19dが独立して3つ穿設されたグロメット19が用いられたものである。
【0022】 次に、図6及び図7に示す第3実施例の減衰力可変型緩衝器は、前記第2実施 例と同様に、アクチュエータ11のハーネスが3本に独立している関係で、シー ル部材19jのハーネス挿通穴19dが独立して3つ穿設されたグロメット19 が用いられると共に、係止フランジ部19hが平板状に形成され、かつ、該係止 フランジ部19hと有蓋円筒状本体部10b外面との間を防水シールする部材と して平板状の環状シール部材19fが用いられたものである。
【0023】 以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、本考案の具体的な構成は これらの実施例に限られるものではない。
【0024】 例えば、実施例では、圧入により固定するための具体的手段として、筒状部を シール部材よりは硬質の金属で形成すると共に、筒状部の外形全体をハーネス引 出穴の内径より少し大径に形成させたが、複数の軸方向リブで大径部を形成させ るようにしてもよい。
【0025】 また、筒状部の素材として、実施例では金属を用いたが合成樹脂を用いること もできる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案の減衰力可変型緩衝器では、アクチュエータ のハーネス引出穴に装着されたグロメットが、前記ハーネス引出穴に嵌入固定可 能な筒状部と、該筒状部の外端部に外向きに形成された係止フランジ部と、該係 止フランジ部とケーシング外面との間をシールするシールリングと、前記筒状部 内に設けられてハーネス挿通穴が穿設されたシール部材とで構成されている手段 としたため、グロメットをハーネス引出穴に圧入するという簡単な作業のみで、 該グロメットとハーネス引出穴との間の防水シールとグロメットの取り付け固定 が同時に行なえるため、グロメットの取り付けに関する作業コストを低減するこ とができると共に、固定金具やビス等の部品を必要としないので、グロメットの 取り付けに関する部品コストも低減できるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案第1実施例の減衰力可変型緩衝器
を示す全体断面図である。
【図2】図2は図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】図3は図2のE矢視図である。
【図4】図4は第2実施例の減衰力可変型緩衝器を示す
要部の拡大断面図である。
【図5】図5は図4のF矢視図である。
【図6】図6は第3実施例の減衰力可変型緩衝器を示す
要部の拡大断面図である。
【図7】図7は図6のG矢視図である。
【符号の説明】
3 ピストンロッド 10 車体側部材 10b 有蓋円筒状本体部(ケーシング部) 10e 車体側取付用アイ(取付手段) 10g ハーネス引き出し穴 11 アクチュエータ 13 調整子(減衰力変更手段) 19 グロメット 19a 筒状部 19b 係止フランジ部 19c シールリング(環状シール部材) 19d ハーネス挿通穴 19e シール部材 19f 環状シール部材 19h 係止フランジ部 19j シール部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ピストンロッドの下部に設けられて減衰
    力を変更可能な減衰力変更手段と、 ピストンロッドの上端部に設けられて前記減衰力変更手
    段を駆動するアクチュエータと、 前記アクチュエータを収容する筒状のケーシング部を有
    し、下端がピストンロッド端部に取り付けられると共に
    上端に車体側への取付手段を有した車体側部材と、 前記ケーシングに形成されたアクチュエータのハーネス
    引出穴に装着されたグロメットとを備え、 前記グロメットが、前記ハーネス引出穴に嵌入固定可能
    な筒状部と、該筒状部の外端部に外向きに形成された係
    止フランジ部と、該係止フランジ部とケーシング外面と
    の間をシールする環状シール部材と、前記筒状部内に設
    けられてハーネス挿通穴が穿設されたシール部材とで構
    成されていることを特徴とする減衰力可変型緩衝器。
JP668591U 1991-02-18 1991-02-18 減衰力可変型緩衝器 Pending JPH053680U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095798A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Kayaba Ind Co Ltd サスペンション装置
KR101535272B1 (ko) * 2013-09-30 2015-07-09 한국전력공사 한류기의 초전도 한류소자 및 한류기의 초전도 한류소자를 제작하는 방법

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JPH01275927A (ja) * 1988-04-25 1989-11-06 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器

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