JPH053659Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH053659Y2
JPH053659Y2 JP6460185U JP6460185U JPH053659Y2 JP H053659 Y2 JPH053659 Y2 JP H053659Y2 JP 6460185 U JP6460185 U JP 6460185U JP 6460185 U JP6460185 U JP 6460185U JP H053659 Y2 JPH053659 Y2 JP H053659Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
building
entrance
guide roller
wire rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6460185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61179287U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6460185U priority Critical patent/JPH053659Y2/ja
Publication of JPS61179287U publication Critical patent/JPS61179287U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH053659Y2 publication Critical patent/JPH053659Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Building Awnings And Sunshades (AREA)
  • Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、倉庫等の建物出入口に使用して好適
な、庇を兼用した電動扉に関するものである。
(従来の技術) 従来、倉庫等の建物の荷物出入口には、左右に
開閉するスライド扉や電動シヤツター等の扉を設
け、この扉の上方には、雨水や日差しを避ける庇
を設ける場合が多い。特に、庇は、雨天時に建物
の出入口にトラツクを乗付けて品物を積み込む場
合に、品物に雨水がかかるのを防止するため必要
なものとなつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、庇を建物に設けることにより建築費が
割高になるという問題点があつた。
また、左右に開閉するスライド扉を設ける場合
は、扉を収納するためのスペースを必要とし、出
入口付近のレイアウトに制約を受けるという問題
があり、さらには床面に設けたガイドレールへ土
砂等が混入して、扉が開閉不能になるという問題
点があつた。
本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たもので、その目的は、倉庫等の建物の出入口に
独立して設ける庇を不要として建築費の低減を図
り、合わせて建物出入口の側方にスライド扉の格
納スペースを不要とすると共に、扉の円滑な開閉
が出来る、庇を兼用した電動扉を提供することに
ある。
(考案が解決するための手段) 本考案は、以上の問題点を解決するための手段
として、倉庫等の建物出入口の上部に、中央部内
側に折曲げ可能に蝶着した上・下扉を軸支して垂
下し、該下扉の下側両側には全方位の水平荷重を
同時に負担しうるガイドローラを設け、該ガイド
ローラを建物で出入口の両側面に立設したガイド
レールに係合させ、前記ガイドローラの軸に回動
自在に軸着した吊りプレートにそれぞれ一端を固
着した二本のワイヤロープを、前記建物出入口の
上部に設けたシーブに掛回させた後、他端は別置
した電動ウインチのドラムに固着すると共に、前
記下扉の上部外側には、折曲時に雨水を受ける樋
材を設けた構成としたものである。
(作用) このように構成すると、閉じている扉を開ける
場合には、電動ウインチによりワイヤロープを捲
き取つてガイドローラをガイドレールに沿つて上
昇させると、上下扉は、蝶着部において建物の内
側に折曲しながら上昇して開くことになる。
そして、この扉を開けた状態では、この上・下
扉は、庇の役目をはたすものとなつている。扉を
閉める場合には、この逆の作動となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す庇兼用電動
扉の正面図、第2図は第1図の右側面図、第3図
イは第2図のA部詳細図、第3図ロは、扉材折曲
げ時のA部詳細図である。
倉庫等の建物1の出入口の上部に、扉材2を支
軸3にて垂下する。この扉材2は、上扉4と下扉
5とで構成され、その中央部に回転軸となる蝶番
6を設けて、中央部内側にのみ折曲可能に蝶着さ
れている。
下扉5の上部には、第1図及び第3図イに示す
ように、下扉5の全幅に渡つて上扉4と下扉5の
連結部を覆うように、樋材7が設けられている。
この樋材7は、第3図ロに示すように、扉材2が
折曲した時には、扉材2に降つた雨水を受けるも
ので、樋材7の一端に設けた雨水集水用ホース
(図示せず)を介して、雨水を地上に流出させる。
下扉5の略中央部左右端には、扉材2が閉まつ
た時のシヨツクを吸収するシヨツクアブソーバ
8,8が設けられている。また、建物1の梁材9
には、扉材2が開いた際に、風によつて扉材2が
浮上がるのを防止するストツパー10が設けられ
ている。このストツパー10は、上扉4の上部に
設けて良く、この場合は上扉4と下扉5とストツ
パー10とで三角トラスを形成して、浮上がりを
防止する。
尚、11は所望に応じて下扉5に設けた、人の
くぐり戸であり、12は明り取り用の窓である。
建物1の出入口の両側面には、断面コ字状のガ
イドレール13,13の凹部13aを対向させて
立設している。このガイドレール13,13の凹
部13aには、前記下扉5の下側両側に回転自在
に軸着されたガイドローラ14,14が係合す
る。
尚、この実施例においては、ガイドレール13
は直線状のものを例示したが、扉材2が閉まつた
時の側面形状に合致するよう、ガイドレール13
を若干く字状に形成しても良いことはもちろんで
ある。次に、ガイドローラ14の構成を第4〜7
図にもとづき説明する。
第4図は、ガイドローラ14の要部を切欠いた
正面図、第5図は第4図の−線矢視図、第6
図は、第5図の−線矢視断面図、第7図は第
5図の−線矢視断面図である。
下扉5の下側両側(片側は図示せず)には、段
付きの軸15が適宜手段で固着されている。この
軸15の先端部には、第4図に示すように鋼球1
6が所要数のボール17,17……を介して嵌合
する球状の窪み18が設けられている。また、軸
15の長手方向には、この窪み18に一端開口部
が連通するグリス給油孔19が穿設され、このグ
リス給油孔19の他端開口部にはグリスニツプル
20が装着されている。このグリスニツプル20
より、グリス給油孔19を経て、窪み18にグリ
スが供給される。
軸15の小径部15aには、吊りプレート21
の管部材21aが回動自在に軸着されると共に、
軸受22が装着され、ストツプリング23で止着
される。軸受22には、ガイドローラ14が回転
可能に装着されている。このガイドローラ14の
外周には、ウレタン材等で構成される合成樹脂材
24が被着される。
25は、前記鋼球16の押え材で、中央部に鋼
球16の直径より小さな直径で、かつ鋼球16の
球面に沿つた孔26が穿設されている。そして、
この押え材25は、ストツプリング27によつて
前記ガイドローラ14に止着されている。これに
より、鋼球16の一部は、押え材25の孔26よ
り外方に露出するとともに、押え材25と窪み1
8間にて回転可能に保持されることになる。
このように構成されたガイドローラ14は、第
7図に示すようにガイドレール13の凹部13a
に係合し、このガイドローラ14の周面で紙面に
対して左右方向の水平荷重を負担し、鋼球16で
紙面に対して上下方向の水平荷重を負担する。こ
れにより、ガイドローラ14は、全方位の水平荷
重を同時に負担することが出来ることになる。
一方、前記吊りプレート21の上端部には、二
本のボルト28,28及びこのボルト28に螺合
するナツト29,29を介して、クロスヘツド3
0または31が固着される。このクロスヘツド3
0または31の空〓部32には、シンブル33付
のワイヤロープ34または35が軸36により固
着されている。そして前記ボルト28,28への
クロスヘツド30または31の取付位置によつ
て、ワイヤロープ34または35の張力を調整す
ることが出来る。37は、軸36の抜け防止用の
割ピンである。
次に、ワイヤロープ34及び35の掛け方を、
第8図にもとづいて説明する。
クロスヘツド30に一端を固着したワイヤロー
プ34の他端は、建物1の出入口上部に適宜手段
で回転自在に軸着されたシーブ38,39,40
に順次掛回した後、電動ウインチ41のドラム4
2に固着される。同様に、クロスヘツド31に一
端を固着したワイヤロープ35の他端は、シーブ
43,44に順次掛回した後、電動ウインチ41
のドラム42に固着される。尚、ドラム42の外
周には、ワイヤロープ34及び35を円滑に巻付
けるための、左右のネジ溝が形成されている。
電動ウインチ41は、電動機45、減速機4
6、マグネツトブレーキ47、ドラム42等で構
成される。そして、この電動ウインチ41の動作
は、電動機45に通電すると同時にマグネツトブ
レーキ47が開放し、電動機45の回転力は減速
されてドラム42に伝達され、ドラム42が減速
回転してワイヤロープ34及び35を巻取ると共
に、電動機45への通電が解除されると直ちに、
マグネツトブレーキ47が作動して、ドラム42
の回転を止める公知のものである。この電動ウイ
ンチ41の取付位置は、扉材2の昇降に支障をき
たさない位置であれば、特に限定されるものでは
ない。
このように構成した電動扉の使用状態を第2図
にもとづき説明する。
図示を略したスイツチを操作して、電動ウイン
チ41の電動機45に通電すると同時にマグネツ
トブレーキ47が開放して、ドラム42が減速回
転される。これにより、ドラム42に一端を固着
した二本のワイヤロープ34及び35は、ドラム
42に巻取られていき、扉材2は中央部内側に折
曲しながら上昇することになる。この場合に、吊
りプレート21は、軸15に回動自在に軸着され
ていることより、ワイヤロープ34及び35は下
扉5を常に上方に引上げることになる。また、全
方位の水平荷重を負担しうるガイドローラ14,
14を下扉5の下側両側に設けていることより、
扉材2はガイドレール13,13に沿つて円滑に
上昇することになる。そして、第2図に示す一点
鎖線まで扉材2が上昇したら、図示を略したリミ
ツトスイツチにより、電動ウインチ41への通電
が解除される。これと同時に、電動ウインチ41
のマグネツトブレーキ47が作動して、扉材2の
自重が保持され、扉材2の昇降は停止する。
このように昇降した扉材2は、建物1の庇とし
て機能することになり、合わせて下扉5の上部に
設けた樋材7は、扉材に降つた雨水を受けること
になる。
扉材2を閉める場合は、電動ウインチ41の電
動機45を逆転させれば、扉材自体の自重によつ
て容易に閉めることが出来る (考案の効果) 本考案は、以上詳細に説明した構成としたので
次のような効果を得ることができる。
(1) 建物出入口の扉をそのまま利用し、扉を昇降
させた際には扉自体を庇として利用することが
出来るので、建物の出入口に独立して設ける庇
を不要とし、建築費の低減が図れる。
(2) 建物出入口の側方には一切のスペースが要ら
ず、出入口付近のレイアウトに制約を受けな
い。
(3) 構造が極めて簡単で、安価に製作出来る。
(4) 床面にガイドレールを設けないので、砂づま
り等のトラブルが皆無となる。
(5) 全方位の水平荷重を負担するガイドローラを
設けているので、円滑な扉の開閉が期待出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す庇兼用電動
扉の正面図、第2図は、第1図の右側面図、第3
図イは、第2図のA部詳細図、第3図ロは、扉材
折曲時の第2図のA部詳細図、第4図は、ガイド
ローラの要部を切欠いた正面図、第5図は、第4
図の−線矢視図、第6図は、第5図の−
線矢視断面図、第7図は、第5図の−線矢視
断面図、第8図は、ワイヤロープの掛け方を示す
模式図である。 1……建物、2……扉材、4……上扉、5……
下扉、7……樋材、13……ガイドレール、14
……ガイドローラ、21……吊りプレート、3
4,35……ワイヤロープ、38,39,40,
43,44……シーブ、41……電動ウインチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 倉庫等の建物出入口の上部に、中央部内側に折
    曲可能に蝶着した上・下扉を軸支して垂下し、該
    下扉の下側両側には全方位の水平荷重を同時に負
    担しうるガイドローラを設け、該ガイドローラを
    建物出入口の両側面に立設したガイドレールに係
    合させ、前記ガイドローラの軸に回動自在に軸着
    した吊りプレートにそれぞれ一端を固着した二本
    のワイヤロープを、前記建物出入口の上部に設け
    たシーブに掛回させた後、他端は別置した電動ウ
    インチのドラムに固着すると共に、前記下扉の上
    部外側には、折曲時に雨水を受ける樋材を設けた
    ことを特徴とする庇兼用電動扉。
JP6460185U 1985-04-30 1985-04-30 Expired - Lifetime JPH053659Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6460185U JPH053659Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6460185U JPH053659Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61179287U JPS61179287U (ja) 1986-11-08
JPH053659Y2 true JPH053659Y2 (ja) 1993-01-28

Family

ID=30595838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6460185U Expired - Lifetime JPH053659Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH053659Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61179287U (ja) 1986-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2130731T5 (es) Ascensor de polea de traccion.
US8056883B1 (en) Manual storage lift system
JP5086147B2 (ja) 養生装置付きゴンドラ
JPH053659Y2 (ja)
JP2016013913A (ja) エレベータ付き建物
CN214495508U (zh) 一种室内起重装置
JP6497670B1 (ja) プラットホーム用ネット転落防止装置
CN220180660U (zh) 一种智能遮盖雨布的车厢
JP3510966B2 (ja) ブラインド式防寒シャッター
KR200396250Y1 (ko) 턴테이블 내장형 차량용 엘리베이터
US20030041980A1 (en) Cable tensioner for a door
JP2998068B2 (ja) 昇降装置
JPH0520864Y2 (ja)
JP2987321B2 (ja) 仮設テントにおけるシートの開閉機構
JPH0211867Y2 (ja)
JP7369169B2 (ja) 小屋裏収納装置
JPH0455185Y2 (ja)
JPH017795Y2 (ja)
JP2889879B2 (ja) 道路に面した構築物床板の開閉操作法
RU2059780C1 (ru) Гараж системы александра пырсина
JPH075098Y2 (ja) 全天候型荷役設備用移動台車
KR20240043277A (ko) 전동을 이용한 자동 국기 게양대
JP5259276B2 (ja) シャッタ付き搬送車
JPS6019731Y2 (ja) 避難装置
RU6011U1 (ru) Стационарное многофункциональное укрытие - горка