JPH0536391Y2 - - Google Patents

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JPH0536391Y2
JPH0536391Y2 JP1987020592U JP2059287U JPH0536391Y2 JP H0536391 Y2 JPH0536391 Y2 JP H0536391Y2 JP 1987020592 U JP1987020592 U JP 1987020592U JP 2059287 U JP2059287 U JP 2059287U JP H0536391 Y2 JPH0536391 Y2 JP H0536391Y2
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JP
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meat
oil
confectionery
texture
sausage
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、菓子やつまみなどとして利用でき
る新規なソーセージ類食品に関するものである。
〔従来の技術〕
肉加工食品は従来より多くのバラエテイーが知
られているが、肉類と油菓を組合せた食品といえ
ば特開昭48−1145号に記載のものを除いて殆ど知
られておらず、また同号記載の食品に使用される
肉類は粉末であつて、単なる風味剤的な使用にと
どまつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案者は、肉類食品が本来有する食感を生か
して、しかも菓子的な感覚のある食品を創成でき
ないか種々検討を行つたが、ハードバターを主成
分とする油菓と硬いソーセージの食感の組合せが
極めて好適であることを見出し、この考案に到達
した。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
すなわちこの考案は、ハードバターを主成分と
する油菓を水分40%以下の生地に粒状に分散させ
てなるソーセージ類であつて、ハードバターを主
成分とする油菓が水分40%以下のソーセージ類生
地に分散していることにより、油菓の食感と肉類
食品の食感がマツチし、菓子的な感覚のある新規
な風味の食品にすることができる。
この考案でハードバターは、常温で一定の硬さ
を持ち、体温付近の温度で速やかにとける油脂で
あつて、通常そのSFI(固体脂含有率、百分率で
表示)が20℃において50以上、35℃において10以
下のものが好ましい。ハードバターはカカオ脂及
びその代用脂例えば特公昭47−26692号明細書に
ハードバターA−F等として例示の各種のものが
公知である。
ハードバターを油脂の主成分とする油菓は、チ
ヨコレート類或いはそれに準じて製造されるもの
を含み、一般的には、ハードバター及び乳化剤を
混合溶融し、必要に応じて、乳固形、糖類、着色
料、を加えて混練しロールがけし、冷却すること
により得られるが、ビターチヨコレートや糖類の
使用は必ずしも必要ではない。油菓中のハードバ
ターの料は通常20〜60%の範囲にある。
本考案製品の製造法が加熱工程を含む場合、耐
熱性の油菓であることが好ましい。そのような油
菓は、市販されており、或いは例えば特願昭60−
277642号、特願昭60−277643号、特願昭60−
277644号に記載のように添加物、例えば油菓中3
〜25%の澱粉、3〜25%のオカラ粉末、又は2〜
25%の大豆蛋白を含むことにより調製することが
できる。
この考案において、該油菓は好ましくはソーセ
ージ部分と異なる色調のカラーチヨコレートのチ
ツプ状であるのがよい。さらに好ましくは該油菓
の色調が2種以上であるように使用する。これら
のことは、本考案製品の菓子的な感覚を外観的に
増幅させるのに役立ち、外観的にも新規な肉製品
を得ることができる。ソーセージ食品に分散した
状態の油菓の粒径は3〜15mmφ、好ましくは5〜
10mmφが適しており、この範囲において油菓とソ
ーセージ生地から生じる食感のバランスが優れて
いる。
油菓の使用量は全原料中5〜40%好ましくは10
〜30%(重量基準)がよい。少な過ぎると、油菓
が分散されている本考案の効果に乏しく、多すぎ
ると、肉生地内に油菓が保持されがたい。
一方、油菓と組み合わせるべき肉部分は水分40
%以下であることが重要であり、これより水分が
高いと、油菓の硬い食感のみが卓越し肉の食感に
全くなじまない。
このような肉の水分の達成には、所謂ドライミ
ートの製造において公知の加熱・乾燥法を採用す
ることができる。肉部分には、鳥獣魚肉等の通常
の肉原料を主原料に、これに他の周知の原料例え
ば組織状若しくは繊維状の各種肉様蛋白素材、植
物性蛋白若しくは澱粉その他の結着料等を含むこ
とができる。好ましくは肉部分は挽いた状態と
し、そのことにより肉粒感が生じる。また肉部分
は好ましくは塩漬したものを使用することにより
風味、色調が優れる。
〔実施例〕
以下この考案製品の調製方法の一例を述べる。
以下において「部」は特にことわらない限り、
「重量部」を意味する。
実施例 1 豚肉50部、豚脂7部、植物性繊維状蛋白素材
(「フジピユアーSP−FFR」:フジピユリナプロテ
イン(株)販売)10部を、4.5mmφの孔径でチヨツパ
ー処理し、これに分離大豆蛋白2部、氷水26部、
各種調味料、塩漬剤を加えて混合し、これを一夜
漬け込んでから、さらに馬鈴薯澱粉5部、有機酸
少量を、市販の耐熱性にすぐれた粒径7〜10mmの
チヨコレート(不二製油(株)製「パンチツプ」)で
オレンジ色及びレモン色の2種各10部を混合し、
折り幅45mmの通気性コラーゲンケーシング中に充
填し、乾燥(45℃10分及び65℃10分)、燻煙(65
℃10分)、スチームクツキング(80℃30分)で加
熱した後、水分35%になるまで、約5℃で乾燥し
た。
比較として、乾燥を45%の水分になるまでにと
どめたものも調製した。
比較製品はチヨコレートの食感の硬さに対応す
るソーセージ生地部分の食感が軟らかすぎて、油
菓とのなじみが悪かつたが本例製品はチヨコレー
トと肉粒の食感がよくマツチして良好であつた。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本考案に係る製品は、常温
で硬く口中で速やかに溶ける油菓の食感と肉類食
品の食感がマツチし、菓子的な感覚のある新規な
風味の食品であり、また生地と異なる色調の油菓
を用いることにより外観的にも新規なソーセージ
類食品である。本考案により、肉加工食品に新た
なバラエテイーを提供し新たな需要を開拓するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願実施例1の製品の切断品の斜視図
であり、図中、1は油菓、2はソーセージ生地で
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ハードバターを主成分とする油菓を水分40%
    以下の生地に粒状に分散させてなるソーセージ
    類。 (2) 油菓がカラーチヨコレート類である実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載のソーセージ類。
JP1987020592U 1987-02-15 1987-02-15 Expired - Lifetime JPH0536391Y2 (ja)

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JPS63129493U JPS63129493U (ja) 1988-08-24
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