JPH0536086Y2 - - Google Patents

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JPH0536086Y2
JPH0536086Y2 JP14418586U JP14418586U JPH0536086Y2 JP H0536086 Y2 JPH0536086 Y2 JP H0536086Y2 JP 14418586 U JP14418586 U JP 14418586U JP 14418586 U JP14418586 U JP 14418586U JP H0536086 Y2 JPH0536086 Y2 JP H0536086Y2
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JP
Japan
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hook
cover
lock bracket
hook member
vehicle body
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JP14418586U
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JPS6351905U (ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はたとえば産業車両のシートが載置され
るエンジンカバー等の車体開口部を覆うカバー固
定構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種のカバー固定構造としては、たと
えば第4図乃至第8図に示すようなものがある
(昭和57年10月日産自動車(株)発行第469号サービス
周報参照)。即ち100はたとえば産業車両のキ
ヤビンのフロアに配設されたエンジンカバーであ
る。このエンジンカバー100の上面にはシート
Sが載置されると共に、その一端がヒンジ101
を介して車体フロア102に回動自在に取付けら
れ、フロア102に設けられたエンジン点検用の
開口部103を開閉するようになつている。この
エンジンカバー100の固定部は第6図に示すよ
うに、エンジンカバー100の自由端100aに
設けられたフツク104に一端が操作レバー10
6の中途部に枢支連結された引掛け部材105の
自由端105aが掛止され、この操作レバー10
6の一端がフロアコーナー部側面102aに固着
されたロツクブラケツト107に枢支連結されて
いる。而してエンジンカバー100の固定操作
は、図中鎖線で示すように操作レバー106を回
動させてフロア102に対して起立させ引掛け部
材105の自由端105aをエンジンカバー10
0のフツク104に引掛け、その後操作レバー1
06を回動させてフロア面側に倒すことにより引
掛け部材105に張力を加え、この張力によつて
引掛け部材105をフツク104から外れないよ
うに固定保持していた。上記ロツクブラケツト1
07はボルト108、ナツト109によつてフロ
ア102に締結され、さらにボルト挿通孔110
が長孔でロツクブラケツト107が上下方向に位
置調整可能となつておりエンジンカバー100の
組付誤差を吸収している。またエンジンカバー1
00とフロア102との間に介装されたシールラ
バー111に圧縮力を加えるためにフツク104
とフロア102との間に隙間gが設けられてい
た。
(考案が解決しようとする問題点) しかし欺かる従来例の場合には、たとえば車両
衝突等の大入力時においては、エンジンカバー1
00にその上部に載置されたシートS等の慣性に
よつて開方向(図中A方向)に力が加わりカバー
固定部におけるフツク104に掛止された引掛け
部材105が伸ばされると共に、この引掛け部材
105を介してロツクブラケツト107が上方
(図中B方向)にずり上げられ、フツク104と
ロツクブラケツト107との間隔が狭まつて引掛
け部材105の張力が低下してゆるんでしまう。
この状態でエンジンカバー100にその自由端方
向(図中C方向)でかつフツク104を押下げる
下向きの入力が加わつた場合には、引掛け部材1
05は前方(図中D方向)へ回動し、フツク10
4上端から引掛け部材105が容易に外れてフツ
ク104が図中鎖線で示す位置まで後退し、エン
ジンカバー100の固定が解除されてしまうおそ
れがあつた。そこでフツク104の上端を上方に
延長して引掛け部材105を外れにくくしている
が、そうすると、引掛け部材105をフツク10
4に引掛けづらくなつてしまう。一方引掛け部材
105を長くすると作業性は向上するものの、固
定した際の引掛け部材105の張力が小さくなつ
てしまうので固定力が低下してしまう。
本考案は上記した従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところ
は、作業性を損なうことなく、衝突時等の大入力
時において引掛け部材がゆるんでもフツクからの
脱落を防止してロツク状態を保持し得るカバー固
定構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあつて
は、車体開口部を開閉するカバーの自由端に設け
られたフツクに一端が操作レバーの中途部に枢支
連結された引掛け部材の自由端を掛止し、上記操
作レバーの一端を車体に固着したロツクブラケツ
トに枢支連結すると共に操作レバーを回動させて
上記ロツクに掛止された引掛け部材に張力を加え
てカバーを固定するカバー固定構造において、上
記ロツクブラケツトに先端が上記フツクと車体と
の間に延びてフツクの車体側への移動を規制する
規制部を設けた。
(作用) 而して衝突によつて車体に大入力が加わつてロ
ツクブラケツトがフツク側にズレて引掛け部材が
ゆるんでも、ロツクブラケツトに設けた規制部に
よつてフツクの移動が規制され、引掛け部材がフ
ツクから脱落しない。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。本考案の一実施例に係るカバー固定構造を示
す第1図において、1はたとえば第4図に示した
従来例と同様の産業車両の車体フロア3の開口部
103を開閉するエンジンカバー2の自由端2a
に設けられたフツクである。このフツク1は先端
部1aがエンジンカバー2の自由端2aより前方
に突出しており、先端部1aの断面形状は上方に
開く略U字形状となつていて、先端部1aの下端
と車体のフロア3との間に隙間g′が形成されてい
る。このフツク1の先端部1aの上端は固定作業
時に後記する引掛け部材4が容易に引掛け得るよ
うに引掛け部材4の自由端4aとの間に隙間が形
成される程度に設定されている。
また4は自由端4aが上記フツク1に掛止さ
れ、他端が操作レバー5の中途部に枢支連結され
る引掛け部材である。この引掛け部材4は平面略
コ字状で、その中途部において若干屈曲せしめら
れている。一方上記操作レバー5のフツク側端部
は車体のフロア3のコーナー部31側面31aに
ボルト6、ナツト7によつて締結されたロツクブ
ラケツト8に枢支連結されている。上記ブラケツ
ト8のボルト挿通孔9は長孔になつており、ロツ
クブラケツト8が上下方向に移動可能となつてい
る。このロツクブラケツト8の移動によつてエン
ジンカバー2の組付誤差を吸収する点は従来と同
様である。
一方、10は先端がフツク1とフロア3との間
に延びる規制部としての規制プレートである。こ
の規制プレート10はロツクブラケツト8の底面
に溶接等によつて一体に固着されていて、ロツク
ブラケツト8と一体に移動するようになつてい
る。このように規制プレート10をロツクブラケ
ツト8底面に固着すればロツクブラケツト8底面
の補強効果が得られ、ロツクブラケツト8の軽量
化を図ることができる。この規制プレート10に
はロツクブラケツト8に設けたボルト挿通孔9に
合わせてボルト挿通孔11が穿設されている。ま
た規制プレート10の先端部10aはフロア3の
コーナー部31の曲率に倣つて曲げられており、
ロツクブラケツト8の所定の組付位置において、
先端部10aがフロア3と接触するようになつて
いる。
さらに寸法関係を詳述すれば、フツク1の係止
部分の寸法aはロツクブラケツト8のフツク1と
の対向壁部8aの寸法bと略同一に形成されてお
り、さらに、引掛け部材4は、操作レバー5をロ
ツク方向に回動した時には、対向壁部8aをのり
越えないようになつている。
上記構成のカバー固定構造にあつては、第2図
に示すように衝突等によつて車体に大入力が加わ
ると、従来例と同様にエンジンカバー2に設けた
フツク1が最初上方(A′方向)に持ち上げられ、
引掛け部材4が伸ばされると共にロツクブラケツ
ト8がコーナー部側面31aに沿つてずり上り
(B′方向)、フロア面から引掛け部材4の自由端
4aまでの距離が大きくなる。しかしロツクブラ
ケツト8のズレ分だけ規制プレート10が上方に
移動し、規制プレート10の先端部10aと引掛
け部材4の自由端4a間の距離は引掛け部材4の
伸び分だけ大きくなるだけでその量は少ない。そ
の結果引掛け部材4がゆるんだ状態でエンジンカ
バー2にその前方でかつ下方に大入力が加わつて
も引掛け部材4の自由端4aがフツク1の上端か
ら外れない。したがつて衝撃が無くなつてエンジ
ンカバー2が元の位置に戻ろうとしても、フツク
1に引掛け部材4が掛止されてエンジンカバー2
のフロア3への固定状態が保持される。さらにエ
ンジンカバー2上にシートが載置されている場合
には、シートに座つた乗員の安全性を向上させる
ことができる。
第3図には本考案の他の実施例に係るカバー固
定構造を示しており、上記実施例と同一の構成部
分については同一の符号を付して説明すると、本
実施例においては、規制プレート12をロツクブ
ラケツト8の底面に固定するのではなく、ロツク
ブラケツト8のフツク1に対向する縦壁8aに接
着固定した点にある。すなわち規制プレート10
は略断面L字形状で、ロツクブラケツト8の縦壁
8aに接着固定される垂直部12aと垂直部12
aの下端から上記フツク1とフロア3との間に延
びる水平部12bとから成つている。而してこの
規制プレート12の水平部12bによつてフツク
1の下動を規制し、ロツクブラケツト8のずり上
つた分だけフツク1の下動量を規制して引掛け部
材4がフツク1から外れることを防止している。
その他の構成及び作用については前記実施例と同
一であるのでその説明を省略する。
尚、上記各実施例にあつてはエンジンカバーに
ついて説明したが、エンジンカバーに限るもので
はなく、たとえば運転席の下に設けた収納スペー
スを覆うカバーの固定等にも適用し得るものであ
る。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用から成るもの
で、ロツクブラケツトに設けた規制部によつてフ
ツクの移動が規制されるので、衝突時等の大入力
が加わつて引掛け部材がゆるんでも引掛け部材の
フツクからの脱落を防止することができカバーの
固定が確実になる。また従来のように引掛け部材
の脱落を防止するためにフツクの上端を延長する
必要がなく固定作業の作業性を損なうこともない
等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るカバー固定構
造の要部縦断面図、第2図は第1図の固定構造に
大入力が加わつた状態を示す要部縦断面図、第3
図は本考案の他の実施例に係るカバー固定構造の
要部縦断面図、第4図は従来のカバー固定構造の
エンジンカバー部の側面図、第5図は第4図のエ
ンジンカバー部の斜視図、第6図は第4図のカバ
ー固定部の要部縦断面図、第7図は第6図の固定
部の要部正面図、第8図は第6図の固定部の大入
力が加わつた状態を示す要部縦断面図である。 符号の説明、1……フツク、2……エンジンカ
バー、2a……自由端、3……フロア(車体)、
4……引掛け部材、4a……自由端、5……操作
レバー、8……ロツクブラケツト、10,12…
…規制プレート(規制部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体開口部を開閉するカバーの自由端に設けら
    れたフツクに一端が操作レバーの中途部に枢支連
    結された引掛け部材の自由端を掛止し、上記操作
    レバーの一端を車体に固着したロツクブラケツト
    に枢支連結すると共に操作レバーを回動させて上
    記フツクに掛止された引掛け部材に張力を加えて
    カバーを固定するカバー固定構造において、 上記ロツクブラケツトに先端が上記フツクと車
    体との間に延びてフツクの車体側への移動を規制
    する規制部を設けて成ることを特徴とするカバー
    固定構造。
JP14418586U 1986-09-22 1986-09-22 Expired - Lifetime JPH0536086Y2 (ja)

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JP14418586U JPH0536086Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

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JP14418586U JPH0536086Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

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JPS6351905U JPS6351905U (ja) 1988-04-07
JPH0536086Y2 true JPH0536086Y2 (ja) 1993-09-13

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