JPH0535817A - シミユレーシヨン方法 - Google Patents

シミユレーシヨン方法

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JPH0535817A
JPH0535817A JP3191880A JP19188091A JPH0535817A JP H0535817 A JPH0535817 A JP H0535817A JP 3191880 A JP3191880 A JP 3191880A JP 19188091 A JP19188091 A JP 19188091A JP H0535817 A JPH0535817 A JP H0535817A
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JP3191880A
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English (en)
Inventor
Motoharu Mizutani
元春 水谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハザード,スキュー,レーシングなどが発生し
ないシミュレーション方法を提供することを目的とす
る。 【構成】この発明は、入力条件として、「0」と「1」
と「0」より大きく「1」より小さい不定「X」とにつ
いてシミュレーションするシミュレーション方法におい
て、前記入力条件を「0」→「X」→「1」あるいは
「1」→「X」→「0」の順に遷移させてシミュレーシ
ョンするシミュレータであって、レジスタ10へのクロ
ック入力(C)が「1」→「X」→「0」の順、あるい
はその逆に遷移した時に正しいクロック入力(C)とし
てシミュレーションするため、ハザード,スキュー,レ
ーシングなどが発生しないシミュレーションを実行可能
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば論理シミュレ
ータや機能シミュレータなどにおけるシミュレーション
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の論理シミュレータでは、通常の2
値論理にしたがってシミュレーションする、つまり入力
レベルが「0」→「1」あるいは「1」→「0」に遷移
するものとしてシミュレーションを行うものであった。
また、必要に応じて、回路の遅延時間を考慮しながらシ
ミュレーションするようにしていた。
【0003】しかしながら、実際には、電気的に「0」
→「1」あるいは「1」→「0」に変化するときにはそ
の中間、つまり入力条件としては「0」と「1」の他に
「0」でも「1」でもないどちらとも取り得る値(不定
レベル)が存在する。このため、現実のハードウエアに
おいては、ハザード,スキュー,レーシングなどが発生
することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、「0」→「1」あるいは「1」→「0」に
変化するときの中間レベルについてはシミュレーション
を行っていないため、ハザード,スキュー,レーシング
などが発生することがあるという欠点があった。そこ
で、この発明は、ハザード,スキュー,レーシングなど
が発生しないシミュレーション方法を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明のシミュレーション方法にあっては、入
力条件として、第1のレベルと第2のレベルとについて
シミュレーションするシミュレーション方法において、
前記入力条件として、第1のレベルでも第2のレベルで
もない第3のレベルを定義し、前記入力条件を第1のレ
ベル、第3のレベル、第2のレベルあるいは第2のレベ
ル、第3のレベル、第1のレベルの順に遷移させてシミ
ュレーションするシミュレータであって、レジスタへの
クロック入力が第1のレベル、第3のレベル、第2のレ
ベルの順、あるいはその逆に遷移した時に正しいクロッ
ク入力としてシミュレーションし、上記以外の遷移の場
合、出力を第3のレベルに遷移させてシミュレーション
するよう構成されている。
【0006】
【作用】この発明は、上記した手段により、レジスタへ
のクロック入力が第1のレベル、第3のレベル、第2の
レベルの順、あるいはその逆に遷移した時に正しいクロ
ック入力とし、第1のレベルでもない第2のレベルでも
ない第3のレベルについてもシミュレーションするた
め、ハザード,スキュー,レーシングなどが発生しない
シミュレーションを実行可能とするものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、この発明のシミュレーション方
法をノット論理に適用した場合を例に示すものである。
【0008】ここでは、入力条件として、「0」と
「1」のほか、「0」でも「1」でもない「X」、つま
りどちらとも取り得る不定レベルについてもシミュレー
ションするようにしている。これは、入力レベルが定ま
らない場合に用いられる。この場合のシミュレーション
論理は、同図(b)に示すように、入力(A)が「0」
ならば、出力(B)は「1」。入力(A)が「X」なら
ば、出力(B)は「X」。入力(A)が「1」ならば、
出力(B)は「0」。となる。このように、入力が不定
レベルの場合には、出力にも不定論理が現れる。図2
は、アンド論理を例に示すものである。この場合の論理
は、同図(b)に示すように、入力(A)が「0」で、
入力(B)が「0」ならば、出力(C)は「0」。入力
(A)が「0」で、入力(B)が「X」ならば、出力
(C)は「0」。入力(A)が「0」で、入力(B)が
「1」ならば、出力(C)は「0」。入力(A)が
「X」で、入力(B)が「0」ならば、出力(C)は
「0」。入力(A)が「X」で、入力(B)が「X」な
らば、出力(C)は「X」。入力(A)が「X」で、入
力(B)が「1」ならば、出力(C)は「X」。入力
(A)が「1」で、入力(B)が「0」ならば、出力
(C)は「0」。入力(A)が「1」で、入力(B)が
「X」ならば、出力(C)は「X」。入力(A)が
「1」で、入力(B)が「1」ならば、出力(C)は
「1」。となる。図3は、オア論理を例に示すものであ
る。この場合の論理は、図の(b)に示すように、入力
(A)が「0」で、入力(B)が「0」ならば、出力
(C)は「0」。入力(A)が「0」で、入力(B)が
「X」ならば、出力(C)は「X」。入力(A)が
「0」で、入力(B)が「1」ならば、出力(C)は
「1」。入力(A)が「X」で、入力(B)が「0」な
らば、出力(C)は「X」。入力(A)が「X」で、入
力(B)が「X」ならば、出力(C)は「X」。入力
(A)が「X」で、入力(B)が「1」ならば、出力
(C)は「1」。入力(A)が「1」で、入力(B)が
「0」ならば、出力(C)は「1」。入力(A)が
「1」で、入力(B)が「X」ならば、出力(C)は
「1」。入力(A)が「1」で、入力(B)が「1」な
らば、出力(C)は「1」。となる。図4は、ナンド論
理を例に示すものである。この場合のシミュレーション
は、同図(b)に示すように、入力(A)が「0」で、
入力(B)が「1」なので、出力(C)は「1」。入力
(A)が「1」で、入力(B)が「1」なので、出力
(C)は「X」。入力(A)が「1」で、入力(B)が
「1」なので、出力(C)は「0」。入力(A)が
「1」で、入力(B)が「0」なので、出力(C)は
「X」。入力(A)が「1」で、入力(B)が「0」な
ので、出力(C)は「1」。となる。このように、入力
が不定「X」の場合には、出力(C)にも同様な不定の
論理が現われる。図5は、上記したナンド論理における
動作例を具体的に示すものである。すなわち、aのとき
の入力(A),(B)が「0」,「1」なので、bのと
きの出力(C)は「1」。bのときの入力(A),
(B)が「X」,「1」なので、cのときの出力(C)
は「X」。cのときの入力(A),(B)が「1」,
「1」なので、dのときの出力(C)は「0」。dのと
きの入力(A),(B)が「1」,「1」なので、eの
ときの出力(C)は「0」。eのときの入力(A),
(B)が「1」,「1」なので、fのときの出力(C)
は「0」。fのときの入力(A),(B)が「1」,
「1」なので、gのときの出力(C)は「0」。gのと
きの入力(A),(B)が「1」,「1」なので、hの
ときの出力(C)は「0」。hのときの入力(A),
(B)が「1」,「X」なので、iのときの出力(C)
は「X」。iのときの入力(A),(B)が「1」,
「0」なので、jのときの出力(C)は「1」。とな
る。この場合、1つのステップはシミュレーションの最
小単位であれば良く、非常に効率の良いものとなってい
る。
【0009】図6は、上述のシミュレーション方法を不
完全なT・ラッチに応用した場合を例に示すものであ
る。この場合、結果としては、出力(Q)が不定とな
る。また、完全なT・ラッチに応用した場合を図7に示
している。
【0010】次に、図8は、本発明に係るシミュレーシ
ョン方法をレジスタに適用した場合を例に示すものであ
る。図8の(a)はレジスタ10の回路を示し、図8の
(b)は正常に動作したときの例を示し、図8の(c)
は異常な動作の例を示している。この場合、「0」レベ
ルが第1のレベル、「1」レベルが第2のレベル、
「X」レベルが第3のレベルとなる。
【0011】図8の(b)の正常動作の場合、クロック
入力(C)は、「0」→「X」→「1」の順に変化して
おり、入力(D)が「1」であるので出力(Q)は、レ
ジスタ10の初期値が不定「X」で「X」→「X」→
「1」と変化する。次に、入力(D)が「1」→「X」
→「0」と変化して「0」であるとき、クロック入力
(C)が「1」→「X」→「0」と変化した後、再び
「0」→「X」→「1」と変化すると、出力(Q)は、
「1」→「X」→「0」と変化する。
【0012】図8の(c)の異常動作の場合、クロック
入力(C)は、「0」→「X」→「1」の順に変化して
おり、入力(D)が「1」であるので出力(Q)は、レ
ジスタ10の初期値が不定「X」で「X」→「X」→
「1」と変化する。次に、入力(D)が「1」→「X」
→「0」と変化して「0」であるとき、クロック入力
(C)が「1」→「X」→「0」と変化した後、再び変
化するとき「0」→「X」→「X」→「1」と変化した
場合、出力(Q)は、「1」→「X」→「X」と変化
し、異常動作となる。
【0013】図9は、上述のシミュレーション方法をレ
ジスタ10に応用した場合を例に示すものである。図9
の(a)はレジスタ10の応用回路を示し、入力(A)
がインバータ20に入力され、インバータ20は出力
(B)を出力する。この出力(B)と入力(A)とがア
ンド回路30に入力され、アンド回路30は出力(C)
を出力する。出力(C)を入力されたレジスタ10は図
8で説明したようにシミュレーションされる。
【0014】図9の(b)は従来の動作例を示し、図9
の(c)は本発明の動作例を示している。すなわち、図
9の(b)の従来例による動作の場合、入力(A)は
「0」→「1」の順に変化しており、出力(B)は
「1」→「0」と変化し、出力(C)は「0」→「1」
→「0」と変化する。ところが、図9の(c)の本発明
の動作例の場合、入力(A)は「0」→「X」→「1」
→「1」と変化し、出力(B)は「1」→「1」→
「X」→「0」と変化し、出力(C)は「0」→「0」
→「X」→「X」と変化し、異常動作となる。この出力
(C)がレジスタ10に入力されると図8の(C)で説
明したような異常動作となる。
【0015】以上、説明したように、入力レベルをたと
えば「0」→「不定」→「1」あるいは「1」→「不
定」→「0」と遷移させてシミュレーションを行うこと
により、非常にシンプルな論理シミュレータでありなが
ら、ハザード,スキュー,レーシングなどが発生しない
ものとすることができる。なお、この発明は上記実施例
に限定されるものではなく、発明の要旨を変えない範囲
において、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、ハザード,スキュー,レーシングなどが発生しない
シミュレーション方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノット論理に適用した場合を例に示す図。
【図2】アンド論理に適用した場合を例に示す図。
【図3】オア論理に適用した場合を例に示す図。
【図4】ナンド論理に適用した場合を例に示す図。
【図5】ナンド論理における動作の具体例を説明するた
めに示す図。
【図6】不完全なT・ラッチに応用した場合を例に示す
図。
【図7】完全なT・ラッチに応用した場合を例に示す
図。
【図8】レジスタに適用した場合を例に示す図。
【図9】レジスタに応用した場合を例に示す図。
【符号の説明】
10…レジスタ、20…インバータ、30…アンド回
路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力条件として、第1のレベルと第2の
    レベルとについてシミュレーションするシミュレーショ
    ン方法において、 前記入力条件として、第1のレベルでも第2のレベルで
    もない第3のレベルを定義し、 前記入力条件を第1のレベル、第3のレベル、第2のレ
    ベルあるいは第2のレベル、第3のレベル、第1のレベ
    ルの順に遷移させてシミュレーションするシミュレータ
    であって、 レジスタへのクロック入力が第1のレベル、第3のレベ
    ル、第2のレベルの順、あるいはその逆に遷移した時に
    正しいクロック入力としてシミュレーションし、上記以
    外の遷移の場合、出力を第3のレベルに遷移させること
    を特徴とするシミュレーション方法。
JP3191880A 1991-07-31 1991-07-31 シミユレーシヨン方法 Pending JPH0535817A (ja)

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