JPH053571U - 内枠の固定構造 - Google Patents

内枠の固定構造

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JPH053571U
JPH053571U JP5120091U JP5120091U JPH053571U JP H053571 U JPH053571 U JP H053571U JP 5120091 U JP5120091 U JP 5120091U JP 5120091 U JP5120091 U JP 5120091U JP H053571 U JPH053571 U JP H053571U
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fixing
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森 亮 一 金
澤 茂 輝 野
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三協アルミニウム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 枠材の大きさに左右されることなく、簡単な
作業で内枠を確実に固定できる構造を提供する。 【構成】 開口部内周面に、固定部と係止部を有する固
定具を取付けると共に、固定具の係止部に、内枠の開口
部内周面側に突設した突片に形成され且つ開口部見込み
方向からのみ係脱自在な切欠き部を係合し、内枠が開口
部内周面から離れるのを阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、キッチンや浴室などに設ける出窓において、建物躯体の 開口部に前記出窓の内枠を固定するのに利用される内枠の固定構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
キッチンや浴室に設ける出窓としては、例えば、建物躯体の開口部に内枠を固 定し、その屋外側に、障子類を組込んだ外枠を固定した構成のものがある。この ような水回りに使用される出窓において、建物躯体の開口部に内枠を固定する際 には、躯体側に水が入り込むのを防ぐため、内枠の下枠材をその上面側からねじ 止めすることなく固定する手段がとられている。
【0003】 従来、建物躯体の開口部に内枠の下枠材を固定するには、前記下枠材の屋内端 の下部と建物躯体の屋内面との間に介装される金具類を用いていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の内枠の固定構造にあっては、前記金具により下枠材の屋 内端で充分な取付け強度が得られるものの、例えば下枠材の見込み方向の幅や左 右方向の長さが大きいものである場合、前記下枠材の屋外端が浮き上がり状態と なる不具合が生じる恐れがあった。
【0005】 なお、下枠材に中空材を用いることにより、その浮き上がりを生じ難くするこ とができるが、この場合、材料費が嵩んだり窓の内法寸法が小さくなったりする ことがある。このため、材料費等の面で有利な板状の部材を用いた場合での改善 が望まれていた。
【0006】
【考案の目的】 この考案は、枠材の大きさに左右されることなく、簡単な作業で内枠を確実に 固定することができる内枠の固定構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案による内枠の固定構造は、建物躯体の開口部に内枠を固定する構造で あって、前記開口部の内周面に、該内周面への固定部と内枠の係止部を有する固 定具を取付けると共に、前記固定具の係止部に、前記内枠の長手方向にわたる突 片に形成され且つ開口部見込み方向からのみ係脱自在な切欠き部を係合した構成 としており、上記構成を課題を解決するための手段としている。
【0008】
【考案の作用】
この考案による内枠の固定構造では、建物躯体の開口部内周面に取付けた固定 具の係止部と、これに係合する内枠の切欠き部とが開口部見込み方向にのみ係合 自在であって、前記係止部と切欠き部との係合により、内枠が開口部内周面から 離間するのを阻止することとなる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1および図2は、キッチンや浴室などに設けられる出窓の下枠部分を示す図 である。前記出窓は、建物躯体Aの開口部内周面Bに固定された内枠1と、その 屋外側に固定された外枠2とを備えており、外枠2にはガラス障子3や網戸4な どが組込んである。
【0011】 上記内枠1の固定には、図4および図5にも示す固定具5を用いる。この固定 具5は、平板状の固定部6の両端に、互いに逆向きに屈曲した鉤状の係止部7, 7を有している。また、前記固定具5は、固定部6の屋外側となる端部に、外枠 2との係合部分となる延長部8を有すると共に、両係止部7,7の屋内側となる 端部に、内枠1との係合をより円滑にするための上向き屈曲部9,9を有してい る。
【0012】 前記内枠1を構成する下枠材10は、平板状の基部11の屋内端に、下向きに 屈曲して断面コ形を成す折返し部12を有すると共に、同基部11の中間部に、 各々の下端が開口部内周面Bに当接する二つの突片13,14を長手方向にわた って有している。また、前記基部11は、その屋外端に外枠2の内周面に接触す るシール用フィン15の嵌着溝16を有するほか、竪枠材17との連結用ねじを 螺着するための複数のタッピングホール18を有している。
【0013】 そして、前記下枠材10の屋外側突片13には、図3にも示すように、固定具 5の両係止部7,7に開口部見込み方向からのみ係脱自在なT形の切欠き部19 が形成してある。
【0014】 建物躯体Aの開口部に内枠1を固定するには、まず、開口部内周面Bに固定具 5を取付ける。固定具5は、外枠2の屋内端に形成した凹部(図1中の仮想線お よび符号20で示す)に延長部8を嵌合することによって位置決めされ、固定部 6に通した二本のねじ21,21で固定される。
【0015】 内枠1は、上下左右の枠材を組立てた状態にして、屋内側から開口部に嵌込む 要領で取付けられ、この際、先に取付けた固定具5の係止部7と屋外側突片13 に形成した切欠き部19とを係合させる。
【0016】 また、下枠材10の屋内端には、固定用の金具22が取付けられる。この金具 22は、本出願人が先に出願(実願平3−16806号)した内枠のあおり止め 構造に用いられるものであって、建物躯体Aの屋内面にねじ止めされる基板部2 3、折返し部12の内側に嵌合される係止片24等を有し、モルタル25および 内装材26によって完全に隠蔽される。
【0017】 なお、前記固定具5および金具22は、下枠材10の長さに応じて、所定間隔 で適数用いられる。さらに、上枠材あるいは左右の枠材は、ねじ止めなどにより 建物躯体Aに固定されるが、上記固定具5により固定するようにしてもよい。
【0018】 上記の如く固定された内枠1は、とくに下枠材10において、固定具5の係止 部7と切欠き部19との係合により、下枠材10が開口部内周面Bから離間する のが阻止され、下枠材10の屋外端が浮き上がるような不具合が生じることは全 く無い。
【0019】 図6は、この考案の他の実施例を示す図である。
【0020】 この実施例による固定具35は、固定部36の片側のみに鉤状の係止部37を 有している。また、下枠材10の突片13には、上記固定具35に対応して、略 逆L形の切欠き部29が形成してある。なお、図中には、係止部37の向きが異 なる二つの固定具35を示したが、複数の固定具35の係止部37の向きをすべ て同一としてもよい。
【0021】 また、この考案の内枠の固定構造では、各構成部材の細部が上記各実施例のみ に限定されることはなく、例えば、固定具にあっては、図1に示すものをさらに 開口部見込み方向に延長すると共に、屋内端を下枠材の折返し部(12)の内側 に係止する構成とし、その固定具だけで下枠材を見込み方向全体にわたって規制 することもできる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案の内枠の固定構造では、水回り等で使用さ れる内枠の固定に好適であって、直接的なねじ止めを行うことがなく、躯体側に 水が入り込むのを防ぐことができると共に、長さや幅が大きい枠材を用いた内枠 であっても、枠材の浮き上がりを確実に防ぐことができ、きわめて簡単な作業で 内枠を強固に固定することができる。
【提出日】平成4年9月28日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案による内枠の固定構造は、建物躯体の開口部に内枠を固定する構造で あって、請求項1において、前記開口部の内周面に、該内周面への固定部と内枠 の係止部を有する固定具を取付けると共に、前記固定具の係止部に、前記内枠の 長手方向にわたり開口部内周面側に突設した突片に形成され且つ開口部見込み方 向からのみ係脱自在な切欠き部を係合した構成とし、請求項2では、請求項1に おける内枠が開口部見込み方向に複数の突片を有する構成とし、請求項3では、 請求項1における固定具が開口部内周面の見込み方向にわたる長さを有する構成 としており、さらに、請求項4において、建物躯体の開口部の内周面に、該内周 面への固定部と内枠の係止部を有する固定具を取付けると共に、前記固定具の係 止部に、前記内枠の長手方向にわたり開口部内周面側に突設した突片に形成され 且つ開口部見込み方向からのみ係脱自在な切欠き部を係合し、且つ、前記内枠の 屋内側端部に形成した折返し部の内側に、前記固定具の屋内端を係止した構成と し、請求項5において、建物躯体の開口部の内周面に、該内周面への固定部と内 枠の係止部を有する固定具を取付けると共に、前記固定具の係止部に、前記内枠 の長手方向にわたり開口部内周面側に突設した突片に形成され且つ開口部見込み 方向からのみ係脱自在な切欠き部を係合し、且つ、前記内枠の屋内側端部に形成 した折返し部の内側に、建物躯体の屋内面に固定される内枠固定用の金具を嵌合 した構成としており、上記構成を課題を解決するための手段としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【考案の作用】
この考案の請求項1,2,3による内枠の固定構造では、建物躯体の開口部内 周面に取付けた固定具の係止部と、これに係合する内枠の切欠き部とが開口部見 込み方向にのみ係合自在であって、前記係止部と切欠き部との係合により、内枠 が開口部内周面から離間するのを阻止することとなる。また、この考案の請求項 4,5による内枠の固定構造では、固定具と切欠き部との係合に加えて、内枠の 屋内側端部に形成した折返し部の内側に係止される固定具の屋内端、あるいは同 折返し部の内側に嵌合される内枠固定用の金具により、内枠が開口部内周面から 離間するのを阻止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を説明する出窓下枠部分の
斜視図である。
【図2】図1に示す出窓下枠部分の側面図である。
【図3】図2中のC−C線に基づく断面図である。
【図4】固定具の平面図である。
【図5】固定具の側面図である。
【図6】この考案の他の実施例を図3と同じ位置で示す
断面図である。
【符号の説明】
A 建物躯体 B 開口部内周面 1 内枠 5 35 固定具 6 36 固定部 7 37 係止部 13 14 突片 19 29 切欠き部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項5】 建物躯体の開口部に内枠を固定する構造
であって、前記開口部の内周面に、該内周面への固定部
と内枠の係止部を有する固定具を取付けると共に、前記
固定具の係止部に、前記内枠の長手方向にわたり開口部
内周面側に突設した突片に形成され且つ開口部見込み方
向からのみ係脱自在な切欠き部を係合し、且つ、前記内
枠の屋内側端部に形成した折返し部の内側に、建物躯体
の屋内面に固定される内枠固定用の金具を嵌合したこと
を特徴とする内枠の固定構造。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月28日
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 A 建物躯体 B 開口部内周面 1 内枠 5 35 固定具 6 36 固定部 7 37 係止部 13 14 突片 19 29 切欠き部 22 (内枠固定用の)金具

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 建物躯体の開口部に内枠を固定する構造
    であって、前記開口部の内周面に、該内周面への固定部
    と内枠の係止部を有する固定具を取付けると共に、前記
    固定具の係止部に、前記内枠の長手方向にわたる突片に
    形成され且つ開口部見込み方向からのみ係脱自在な切欠
    き部を係合したことを特徴とする内枠の固定構造。
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