JPH0535715A - 計算機意味操作判定装置 - Google Patents

計算機意味操作判定装置

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JPH0535715A
JPH0535715A JP3116835A JP11683591A JPH0535715A JP H0535715 A JPH0535715 A JP H0535715A JP 3116835 A JP3116835 A JP 3116835A JP 11683591 A JP11683591 A JP 11683591A JP H0535715 A JPH0535715 A JP H0535715A
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JP3116835A
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Hidetoshi Hamada
英俊 濱田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常の計算機操作環境と同等の教育訓練環境
を提供し、その中で使用者の計算機意味操作が正当であ
るか否かを判別できるようにした計算機意味操作判定装
置を提供する。 【構成】 学習目的となる計算機意味操作の操作ステッ
プ毎の状態を有し、各状態での操作の良否判断基準によ
り次の状態に遷移する意味操作遷移グラフを記憶する意
味操作状態遷移グラフ記憶手段(17)と、入力操作を
解析する入力解析処理手段(14)と、前記入力解析処
理手段による入力操作の解析結果に基づいて、意味操作
遷移グラフ記憶手段に記憶した意味操作遷移グラフの各
状態を辿り、入力操作の良否を判断する判定処理手段
(16)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機意味操作判定装
置に関し、特に、計算機により計算機操作の訓練教育を
行うCAIシステム(コンピュータ支援による教育シス
テム)において、学習者の計算機操作が正しいか否かを
適確にかつ高速に判定できる計算機意味操作判定装置に
関するものである。なお、ここでの計算機意味操作と
は、計算機操作とソフトウェア動作の対応を意味付けた
計算機操作を表しており、単なる計算機操作とは区別し
て用いる。
【0002】
【従来の技術】計算機を用いて訓練教育を行うCAI(C
omputer Assisted Instruction)システムは、例えば、
『(社)情報処理学会,「情報処理」Vol. 29, No. 11
(1988年11月), p. 1254〜1315』に記載されているよう
に、古くから研究開発が行なわれている。しかしなが
ら、CAIシステムは、未だ研究開発の初期段階にあ
り、十分に実用的なシステムは構築されていない。一部
では複雑な計算機操作を学習させるためのCAIシステ
ムの開発に関連して、システム要素の教授装置および確
認装装置などが開発されるに至っている。
【0003】このような計算機によって計算機操作を学
習させる教育装置に関しては、例えば、教授装置とし
て、操作方法を文字列,絵などで順次に表示する表示装
置,学習目標となる計算機操作を自動実行する装置(い
わゆるデモンストレーション装置),音声説明(ナレー
ション)装置などが開発されており、また、学習者(使
用者)が理解した理解度を確認するための確認装置とし
て、問題に対する解答を記号で入力し、入力された記号
を判定する記号入力式のテスト装置などが開発されてい
る。このような教授装置および確認装置を組合せて、一
つの計算機操作を学習させる教育装置のCAIシステム
が構築される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような計算機によって計算機操作を学習させる教育装置
においては、計算機を実際に動作させている計算機上に
おいて、実際の使用者が操作する計算機操作をそのまま
の形態で教育訓練を行う教授装置および確認装置などは
存在せず、使用者の計算機操作の理解の確認は甚だ弱い
ものであった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、本発明の目的は、通常の計
算機操作環境と同等の教育訓練環境を提供し、その中で
使用者の計算機意味操作が正当であるか否かを判別でき
るようにした計算機意味操作判定装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明による計算機意味操作判定装置は、学習目的
となる計算機意味操作の操作ステップ毎の状態を有し、
各状態での操作の良否判断基準により次の状態に遷移す
る意味操作遷移グラフを記憶する意味操作状態遷移グラ
フ記憶手段(17)と、入力操作を解析する入力解析処
理手段(14)と、前記入力解析処理手段による入力操
作の解析結果に基づいて、意味操作遷移グラフ記憶手段
に記憶した意味操作遷移グラフの各状態を辿り、入力操
作の良否を判定する判定処理手段(16)とを具備する
ことを特徴とする。
【0007】意味操作状態遷移グラフ記憶手段(17)
に記憶する意味操作状態遷移グラフは、計算機操作を規
定するスクリプトが解析され、各々の計算機意味操作を
各々の操作ステップ毎の状態に順次に展開されて生成さ
れた遷移グラフである。
【0008】計算機意味操作判定装置には、更にメッセ
ージ出力処理手段(15)を有し、メッセージ出力処理
手段(15)が、前記判定処理手段により得られたオペ
レータの入力操作の良否の判定結果によるメッセージを
出力する。
【0009】また、更に、スクリプトを格納するスクリ
プト格納手段(19)と、計算機意味操作を規定するス
クリプトを解析するスクリプト解析処理手段(18)と
が備えられ、スクリプト解析処理手段(18)がスクリ
プト文法に従い、計算機操作を規定するスクリプトを解
析し、各々の計算機意味操作の操作ステップにかかる各
々の計算機動作の状態を生成して、意味操作状態遷移グ
ラフを形成して意味操作状態遷移グラフ記憶手段(1
7)に記憶する。
【0010】ここでの入力操作を解析する入力解析処理
手段(14)は、複数の入力デバイスからの入力操作に
よる入力データを順次に入力デバイスとその役割に応じ
て入力データリストに加えて、入力操作のシーケンスを
保持する。
【0011】また、意味操作状態遷移グラフ記憶手段
(17)に記憶する意味操作状態遷移グラフが、所定回
数の誤り操作ステップを含む計算機操作の各々の状態を
規定して、メッセージ出力処理を伴う状態を有する状態
遷移グラフである場合、入力解析処理手段(14)がオ
ペレータの入力操作を入力デバイスとその役割に応じて
解析して得た入力データリストにより、判定処理手段
(16)が、入力解析処理手段による入力操作の解析結
果に基づいて、意味操作状態遷移グラフ記憶手段に記憶
した意味操作状態遷移グラフの各状態を辿り、オペレー
タの入力操作の良否を判定し、判定結果に応じてメッセ
ージの出力を行い、次の状態に遷移する処理を行い、計
算機意味操作判定の処理を行う。
【0012】
【作用】意味操作状態遷移グラフ記憶手段(17)は、
学習目的となる計算機意味操作の操作ステップ毎の状態
を有し、各状態での操作の良否判断基準により次の状態
に遷移する意味操作遷移グラフを記憶している。入力解
析処理手段(14)は、オペレータの入力操作を解析
し、判定処理手段(14)は、前記入力解析処理手段
(14)による入力デバイスに対応した入力操作の解析
結果に基づいて、意味操作遷移グラフ記憶手段(17)
に記憶した意味操作遷移グラフの各状態を辿って、オペ
レータの入力操作の良否を判定する。
【0013】スクリプト格納手段(19)には、この装
置で判定する計算機意味操作にかかる計算機意味操作ス
クリプトが格納されており、計算機意味操作の良否の判
定処理の前に、スクリプト解析処理手段(18)がスク
リプト格納手段(19)から判定対象の計算機操作を規
定するスクリプトを読み出して、計算機意味操作を規定
するスクリプトを解析する。スクリスクリプト解析処理
手段(18)は、スクリプト文法に従い、計算機操作を
規定するスクリプトを解析し、各々の計算機意味操作の
操作ステップにかかる各々の計算機動作の状態を生成し
て、意味操作状態遷移グラフを形成し意味操作状態遷移
グラフ記憶手段(17)に記憶する。
【0014】このように、意味操作状態遷移グラフは、
判定する計算機操作を規定するスクリプトが解析され、
各々の計算機意味操作を各々の操作ステップ毎の状態に
順次に展開されて生成され、そして、意味操作状態遷移
グラフ記憶手段(17)に記憶される。判定処理手段
(14)による使用者の判定対象となる計算機意味操作
が始まると、その操作を基にして意味操作遷移グラフの
各状態を辿り始め、状態の端点に辿り着いたところで計
算機意味操作の良否の判定は終了する。この判定処理の
途中の段階での各々の状態において、計算機意味操作の
良否の判定に応じて予め設定されている判定結果のメッ
セージを出力する。これにより、当該計算機使用者の計
算機操作の学習効果を高める。また、計算機意味操作の
良否の判定処理を状態遷移グラフを辿りながら進めるの
で、判定処理が計算機意味操作の各々の段階に応じて的
確に実行され、しかも特別な判断分岐を行わないので高
速に計算機意味操作判定の処理が実行される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により具体的
に説明する。図1は本発明の一実施例にかかる計算機意
味操作判定装置の装置構成例を示す斜視図であり、図2
は本発明の一実施例にかかる計算機意味操作判定装置の
システム構成を示すブロック図である。図1において、
1はワークステーションのプロセッサ本体部、2はディ
スプレイ、3はキーボード、4はマウス、5はプロセッ
サ本体部と入出力デバイスを結合するケーブルである。
プロセッサ本体部1にディスプレイ2,キーボード3,
マウスなどの入出力デバイスが結合されて、ワークステ
ーション機能を有する1つのシステムを構成している。
このようにシステム構成されたワークステーションにお
いて、プロセッサ本体部1を中心としたハードウェア装
置において、各々の入出力デバイスを用いて、計算機意
味操作判定装置のシステムが実現される。また、図示し
ないが、プロセッサ本体部1を中心として構成されるワ
ークステーションが、ローカルエリアネットワーク(L
AN)を介して他のワークステーションとネットワーク
接続されているシステムの場合には、ネットワークシス
テムの中で計算機意操作判定処理装置のシステムが構成
される。
【0016】計算機意操作判定処理装置のシステム構成
では、図2のブロック図に示すように、入出力デバスイ
ス20が接続されるプロセッサ本体部21の内に、オペ
レーティグシステム(PILOT)12,基本ワークス
テーション処理部(BWS)13,入力解析処理部1
4,メッセージ出力処理部15,判定処理部16,状態
遷移グラフ記憶部17,スクリプト解析部18,および
ファイル格納部19の各々のシステム要素が備えられた
構成となっている。
【0017】オペレーティングシステム(PILOT)
12は、ファイル管理および仮想記憶管理を基本構成と
するパーソナルワークステーション用のオペレーティン
グシステムであり、このオペレーティングシステム12
の上に基本ワークステーション処理部13が動作する。
基本ワークステーション処理部(BWS)13は、パー
ソナルワークステーションとしての基本処理を行う複数
の処理モジュールから構成されており、例えば、複数の
入力デバイスから入力をイベントとして受け付ける処理
を行うイベント管理制御部,ウィンドウメモリを有し複
数のウィンドウを管理するウィンドウ管理制御部,ディ
スプレイ画面の表示制御を行う表示制御部などの基本の
処理モジュールから構成されている。
【0018】入力解析処理部14は、詳細は後述する
が、複数の入力デバイスからの入力操作による入力デー
タを順次に入力デバイスとその役割に応じて入力データ
リストに加えて、入力操作のシーケンスを保持し、判定
処理部16に送出する処理を行う。メッセージ出力処理
部15は、判定処理部16により得られたオペレータの
入力操作の良否の判定結果のメッセージを出力する。こ
のメッセージ出力は、オペレータによる当該ワークステ
ーションの計算機操作の意味操作の判定処理に応じて、
ウィンドウの一部に判定結果の評価を兼ねたメッセージ
として出力され、また、次の計算機意味7字操作を教示
するメッセージとして出力される。
【0019】判定処理部16は、入力解析処理部14に
よるオペレータの入力操作の解析結果に基づいて、状態
遷移グラフ記憶部17に記憶した意味操作状態遷移グラ
フの各状態を辿り、オペレータの入力操作の良否を判断
する。なお、状態遷移グラフ記憶部17は、オペレータ
が当該ワークステーションを使用するための計算機操作
に関して、学習目的となる計算機意味操作の操作ステッ
プ毎の状態を有し、各状態での操作の良否判断基準によ
り次の状態に遷移する意味操作遷移グラフを記憶してい
る記憶部となっており、この状態遷移グラフ記憶部17
に記憶する意味操作状態遷移グラフは、スクリプト解析
処理部18が、計算機操作を規定するスクリプトを格納
しているファイル格納部19から、ここで判定する計算
機意味操作に関するスクリプトのフィイルを読み出し、
スクリプト解析処理を行い、各々の計算機意味操作を各
々の操作ステップ毎の状態に順次に展開して生成する。
生成された計算機意味操作状態遷移グラフは、状態遷移
グラフ記憶部17に記憶される。
【0020】次に、このような構成されている計算機意
味操作判定装置における各々のシステム要素について更
に詳細に説明する。図3は計算機意味操作判定処理を行
うための要部の計算機意味操作状態遷移グラフの一例を
示す図である。具体的な計算機意味操作の例で説明す
る。ここで判定すべきワークステーションの操作にかか
る計算機意味操作の例としては、「デスクトップ上にあ
る“経営会議”フォルダアイコンから“連絡書”アイコ
ンをデスクトップ上に転記する」操作をオペレータが学
習する場合を例とする。この場合の操作手順は次のよう
になる。 「操作手順 1.“経営会議”フォルダアイコンを選択する。 2.“開”機能キーを押す。 3.“経営会議”フォルダ内の“連絡書”アイコンを選
択する。 4.“転記”機能キーを押す。 5.デスクトップ上でマウスの左ボタンを押す。」
【0021】このような計算機意味操作の操作手順を学
習するオペレータの計算機意味操作判定処理を行う場合
は、図3に示すような計算機意味操作状態遷移グラフが
生成されて状態遷移グラフ記憶部17に格納され、判定
処理部16が、当該計算機意味操作状態遷移グラフ(図
3)を用いて計算機意味操作判定処理を実行する。この
計算機意味操作状態遷移グラフは、オペレータにより操
作される当該ワークステーションにおけるデータ処理に
かかる一連の計算機意味操作の各々の段階に応じた“状
態0”から“状態9”までの10個の各状態を有する状
態遷移グラフとなっており、“状態0”は計算機意味操
作の初期状態を示している。計算機意味操作判定の処理
は“状態0”から開始される。各々の段階での計算機意
味操作がオペレータによりなされると、各々の段階の状
態に応じて、操作されたオペレータの各々の計算機意味
操作が判定され、順次に各々の状態を辿って計算機意味
操作の判定がなされる。
【0022】初期状態の“状態0”からスタートして、
オペレータが正しくマウスの左ボタンを押下してアイコ
ンの選択操作を行うと、状態は“状態0”から“状態
1”に遷移する。“状態0”において、これ以外の操作
(ELSE)が行なわれると、オペレータの計算機意味操作
の判定処理の状態は“状態0”から“状態8”に遷移す
る。この場合には、正しくない計算機意味操作が行なわ
れたので、計算機操作は失敗と判定される。次の“状態
1”においては「選択されたものがデスクトップ上の経
営会議アイコンであるか否か」が判定される。“状態
1”においては、オペレータが操作したカーソル移動お
よび選択ボタンの操作が、デスクトップ上の経営会議ア
イコンを選択する操作であると、この場合の判定処理の
カレントな状態が“状態1”から“状態2”に遷移す
る。この場合には、正しく計算機意味操作が行なわれた
判定される。これ以外の計算機意味操作が行なわれた場
合には、前述と同様にして“状態1”のELSEの枝に遷移
を行い、オペレータの計算機意味操作の判定処理の状態
は“状態1”から“状態8”に遷移する。この場合に
は、正しくない計算機意味操作が行なわれたので計算機
操作は失敗と判定されることになる。次の“状態2”に
おいては「開キーが押されたか否か」が判定される。
“状態2”において、オペレータがキーボード上の特定
キーの開キーを押下する操作を行うと、判定処理のカレ
ントな状態が“状態2”から“状態3”に遷移する。こ
の場合には、正しく計算機意味操作が行なわれた判定さ
れる。これ以外の計算機意味操作が行なわれた場合に
は、“状態2”のELSEの枝への遷移を行い、オペレータ
の計算機意味操作の判定処理の状態は“状態2”から
“状態8”に遷移する。この場合には、正しくない計算
機意味操作が行なわれたので計算機操作は失敗と判定さ
れることになる。
【0023】同様にしてカレントな各々の状態におい
て、オペレータの計算機意味操作に応じて、次の状態に
遷移する順次の計算機意味操作の判定が行なわれる。こ
こでの判定される各々の状態における順次の計算機意味
操作は、前記の当該ワークステーションの操作手順の例
の「マウス移動およびマウス左ボタン押下によるディ
スプレイ画面のデスクトップ上の“経営会議”フォルダ
アイコンの選択操作」,「“開”機能キーの押下操
作」,「マウス移動およびマウス左ボタン押下による
ディスプレイ画面の“経営会議”フォルダ内の“連絡
書”アイコン(ミニアイコン)の選択操作」,「“転
記”機能キーを押下操作」,および「マウス移動およ
びマウス左ボタン押下によるディスプレイ画面のデスク
トップの選択操作」である。
【0024】このようにして、オペレータによる一連の
計算機意味操作が正しく行なわれると、各状態に応じて
操作された計算機意味操作の内容が判定され、順次に
“状態1”→“状態2”→“状態3”→“状態4”→
“状態5”→“状態6”→“状態7”→“状態9”と各
々の状態が辿られて、各々に状態が遷移して、最終的に
成功の判定の“状態9”に至ることになる。これ以外の
計算機意味操作がオペレータにより行なわれた場合に
は、失敗の判定の“状態8”に至る。
【0025】なお、ここでは一例として図示する状態遷
移グラフが頻雑となり、また、説明が複雑となることを
避けるため、計算機意味判定の基準となる状態遷移グラ
フは簡単な例を示して説明しているが、各々の状態にお
ける遷移先をそれぞれの入力デバイスの操作状態に応じ
て設定し、また、各々の入力デバイスの操作に応じて適
切な出力メッセージを出力するため、更に多くの状態を
設定した状態遷移グラフを用いるようにしてもよい。
【0026】図4は計算機意味操作判定装置の判定処理
部が行うメインルーチンの処理フローの一例を示すフロ
ーチャートである。また、図5は、計算機意味操作判定
装置における入力解析処理部が行う入力解析ルーチンの
処理フローの一例を示すフローチャートである。
【0027】次に、図4を参照して判定処理部が行うメ
インルーチンの処理フローを説明する。メインルーチン
の処理では、まず、ステップ30において、カレントな
状態を指示するための状態ポインタを初期設定する。次
に、ステップ31でオペレータからの入力操作待ちを行
い、オペレータが入力操作を行うと、これを受け付け
て、次のステップ32の入力解析メーチンの処理を行
う。入力解析ルーチンの処理の詳細は後述するが、入力
操作によって得られた入力デバイス(キーボートおよび
マウス)とその役割によって得られた入力データを解析
する処理を行う。次のステップ33の処理では、入力デ
ータが空であるか否かを判定する。入力データが空であ
る場合には、ステップ31に戻って、オペレータからの
入力操作待ちの処理から処理を行う。
【0028】一方、オペレータが何かの計算機操作を行
い、ステップ33で入力データが空でないと判定される
と、ステップ34に進み、現在の状態ポインタから出る
枝と一致する入力データがあるか否かを判定する。ステ
ップ34の判定で現在の状態ポインタから出る枝と一致
する入力データがあると判定されると、ステップ37に
進み、入力データによって一致する枝を辿る処理を行
う。枝を辿る処理では状態ポインタの値を辿った枝の先
の状態を示す値(状態番号)に更新し、更新した新たな
状態において、当該状態に応じて設定されているメッセ
ージ出力などの処理を行う。この遷移先での状態の処理
が終了すると、次のステップ38に進み、状態は終点で
あるか否かを判定する。状態が終点であると判定される
と処理を終了するが、ステップ38の判定で状態が終点
でなければ、次のステップ39において、判定済の入力
データを外す処理を行う。すなわち、入力データのうち
で一致したものをリスト(入力データリスト)から外す
処理を行い、次の入力データに対する処理を行うため、
ステップ33に戻り、ステップ33からの処理を続行す
る。
【0029】また、ステップ34の判定処理において、
現在の状態ポインタから出る枝と一致する入力データが
ないと判定されると、ステップ35に進み、“ELS
E”の枝を辿る処理を行う。そして、次のステップ36
で状態は終点であるか否かを判定する。状態が終点であ
ると判定されると処理を終了するが、ステップ38の判
定で状態が終点でなければ、オペレータの新たな入力操
作を待つため、ステップ31に戻り、ステップ31から
の処理を繰り返し行う。なお、ステップ35における
“ELSE”の枝を辿る処理では、オペレータの計算機
操作において一度の操作誤りでは、カレントな状態を最
終的な失敗の状態に遷移させる処理を行なわず、操作誤
りを知らせるメッセージ出力を行い、誤入力された入力
データを削除する処理を行う。これにより、オペレータ
は再び正しく入力操作を行う機会が得られる。
【0030】次に入力解析ルーチンの処理(ステップ3
2の処理)を図5の処理フローを参照して説明する。入
力解析の処理では入力操作によって得られた各々の入力
デバイス(キーボートおよびマウス)とその役割によっ
て得られた入力データを解析する処理を行う。まず、ス
テップ41およびステップ42の判定処理により、操作
された入力デバイスの種類を判定する処理を行う。すな
わち、ステップ41でマウス動作であるか否かを判定
し、マウス動作でない場合に、ステップ42に進んで、
キーボードのキー押下である否かを判定する。キー操作
であると、次のステップ43において、何のキーが押さ
れたかをコードとして入力データリストに加える処理を
行い、この入力解析ルーチンの処理を終了する。ステッ
プ42の判定でキーの押下と判定されないときは、未だ
入力操作が行なわれていない場合なので、ステップ41
に戻って、マウス動作またはキー押下の入力操作が行な
われるのを待つ。
【0031】一方、ステップ41でマウス動作の入力操
作が判定されると、次に、ステップ44に進み、次のス
テップ44およびステップ46のそれぞれの判定処理で
マウスの左ボタンの押下であるか、またはマウスの右ボ
タンの押下であるかの判定を行う。ステップ44でマウ
スの左ボタン押下の判定が行なわれると、次にステップ
45に進み、ディスプレス画面上のカーソル位置情報に
よって選択されたオブジェクト判別し、選択された旨
と、選択されたオブジェクトを入力データリストに加え
る処理を行い、この入力解析ルーチンの処理を終了す
る。また、ステップ46でマウスの右ボタン押下が判定
されると、ステップ47に進み、ディスプレス画面上の
カーソル位置情報によって解除選択されたオブジェクト
を判別し、選択を解除された旨と、解除されたオブジェ
クトを入力データリストに加える処理を行い、この入力
解析ルーチンの処理を終了する。また、ステップ44お
よびステップ46の判定処理でマウスの左ボタンの押下
であるとも、またはマウスの右ボタンの押下であるとも
判定されない操作であるディスプレス画面上のカーソル
位置移動のみの場合には、ステップ41に戻って、マウ
ス動作またはキー押下の入力操作が行なわれるのを待
つ。
【0032】このような入力解析処理が行なわれ、オペ
レータによる計算機操作は、入力デバイスとその役割に
応じて解析され、入力データリストに加える処理を行
い、一連の処理を終了する。入力解析処理の結果の入力
データリストは、前述の計算機意味操作の判定処理を行
うメインルーチンに渡され、メインルーチンが計算機意
味操作状態遷移グラフ(図3)により、各々の状態を順
次に辿って、オペレータにより操作された計算機意味操
作の判定を行う。
【0033】図6および図7は計算機意味操作の判定処
理の進行をディスプレイ画面例,マウス操作,およびキ
ー操作と対応づけて説明する各々の操作段階における説
明図である。図6および図7を参照して、オペレータに
よりなされた計算機意味操作の判定処理の順次の進行
を、前述した計算機意味操作状態遷移グラフ(図3)を
用いたメインルーチン(図4)の処理および入力解析ル
ーチン(図5)の処理をも参照しながら説明する。
【0034】計算機意味操作判定処理の開始時において
は、ディスプレイには初期画面51が表示される。初期
画面51のメッセージフィールド22には「経営会議ア
イコンを選択して下さい。」との操作指示メッセージが
表示されると同時に、経営会議アイコン23が表示さ
れ、当該ワークステーションにより通常の処理を行う際
のそのままの表示画面となっている。この時の状態ポイ
ンタは“状態0”を指示している。オペレータがマウス
操作によりカーソル移動を行い、カーソルを経営会議ア
イコン23の上に重ねて、マウスの左ボタンを押下する
と、アイコン“経営会議”が選択され、入力解析ルーチ
ン(図5)により、 a.「選択された」のデータと、 b.選択されたものは「デスクトップ上の経営会議アイ
コンである」のデータとが入力データリストに加えられ
る。これにより、メインルーチン(図3)では計算機意
味操作状態遷移グラフ(図3)の“状態0”から出る枝
の条件にaまたはbに一致するものがあるかを探す(ス
テップ34)。この結果、“状態0”においては、枝
(0.1)の条件がaと一致するので、状態ポインタを
“1”に進めてカレントの状態を“状態1”とする。次
に、更新された状態ポインタにより指示される“状態
1”から出る枝の条件が残るbの条件と一致するかを否
かを比較すると、“状態1”の枝(1.2)の条件はb
と一致するので、状態ポインタが更に進められて“2”
とされ、カレントの状態は“状態2”に移る。
【0035】これにより、これまでの入力解析ルーチン
処理で得た入力データリストのデータを使ったので、新
たに入力を待つ。このとき、同時に当該ワークステーシ
ョンの処理が進行し、ディスプレイの画面は第2表示画
面52に変わる。第2表示画面52では、メッセージフ
ィールドに「開キーを押して下さい。」との操作指示メ
ッセージが表示され、経営会議アイコン23は表示状態
が変化し、当該経営会議アイコン23は既に選択済とな
っていることが表示されている。
【0036】次に計算機操作では“開キー”を押下する
べきところ、例えば、オペレータによる実際の計算機操
作では、誤って転記キーが押されたとする。このとき
は、入力解析ルーチンにより、 c.「転記キーが押された」のデータ が入力データリストに加えられるので、これにより、前
述と同様な処理がメインルーチンにより実行される。こ
の場合、メインルーチンは状態ポインタが指示するカレ
ントの状態の“状態2”から出る枝の条件がcの条件に
一致するかどうかを調ベるが、一致しないのでELSE
の技(2.8)を辿ることになる。すなわち、この枝を
辿って状態ポインタは“8”に更新され、カレントの状
態は“状態2”から“状態8”に遷移する。“状態8”
は失敗を意味するグラフの終端なので、これで判定は終
了する。
【0037】また、この場合のオペレータによる実際の
計算機操作で、正しく開キーが押されたとすると、この
ときには、入力解析ルーチンにより、 d.「開キーが押された」のデータ が入力データリストに加えられるので、これにより、前
述と同様な処理がメインルーチンにより実行され、メイ
ンルーチンは状態ポインタが指示するカレントの状態の
“状態2”から出る枝の条件がdの条件に一致するかど
うかを調ベ、“状態2”の枝(2.3)の条件はdと一
致するので、状態ポインタが更に進められて“3”とさ
れ、カレントの状態は“状態3”に移る。このとき、同
時に当該ワークステーションの処理が進行し、経営会議
ホルダが開かれた状態となり、ディスプレイの画面は第
3表示画面53に変わる。第3表示画面53では、開か
れた経営会議ホルダ24のウィンドウからアイテムを選
択するため、次の操作指示として、メッセージフィール
ドに「連絡書アイコンを選択して下さい。」との操作指
示メッセージが表示される。
【0038】このようにして、オペレータが次に連絡書
アイコンの選択をマウス操作により正しく行うと、図7
に示すように、ディスプレイの画面は第4表示画面54
に変わる。第4表示画面54では、選択された経営会議
ホルダ24内の連絡書のファイルに対する計算機処理内
容を指示するため、次にオペレータが行う操作指示とし
て、メッセージフィールドに「転記キーを押して下さ
い。」との操作指示メッセージが表示される。この操作
が正しく行なわれると、ディスプレイの画面は第5表示
画面55に変わる。第5表示画面55では、更に計算機
処理内容の指示に対する必要なパラメータを得るため、
選択されて転記の指示がなされた経営会議ホルダ内の連
絡書ファイルの移動先または転送先を指定する入力操作
を促すメッセージがメッセージフィールドに表示され
る。すなわち、次にオペレータが行う操作指示として、
メッセージフィールドに「移動先または転送先を指定し
て下さい。」との操作指示メッセージが表示される。こ
の計算機操作が正しく行なわれると、ディスプレイの画
面は第6表示画面56に変わり、一連の計算機意味操作
が正しく行なわれたことが状態遷移グラフを用いた状態
の遷移により判定されて処理が終了する。このときのメ
ッセージ出力としては例えば第6表示画面56のメッセ
ージフィールドに「よくできました。」との判定評価の
出力結果が表示される。
【0039】このような処理が順次に行なわれて、オペ
レータが表示画面のメッセージフィールドに表示された
メッセージに従い、正して計算機意味操作を順次に行う
と、ディスプレイの画面は、初期画面51,第2表示画
面52,第3表示画面52,第4表示画面54,…と変
化する。このように、実際に当該ワークステーションに
おいて計算機操作を行う感覚で入力操作を行うと、その
入力操作が判定され、同時に、当該ワークステーション
における処理も進行することになる。
【0040】次に、ここでの計算機意味操作判定理を行
う上での要点となる計算機意味操作状態遷移グラフ(図
3)の生成処理について説明する。計算機意味操作状態
遷移グラフの生成処理は、スクリプト解析処理部18
が、計算機意味操作を規定する計算記意味操作スクリプ
トを格納しているファイル格納部19から、ここで判定
する計算機意味操作に関する意味操作スクリプトのフィ
イルを読み出し、スクリプト解析処理を行い、各々の計
算機意味操作を各々の操作ステップ毎の状態に順次に展
開して生成する。前述した計算機意味操作状態遷移グラ
フ(図3)が生成されたベースになっている意味操作ス
クリプトは、例えば、次に示すような構造となってい
る。すなわち、 『 MouseLeft[Icon[“経営会議”]IN DESKTO
P]; Key[開]; MouseLeft[Icon[“連絡書”]IN Folder[“経営会
議”]]; Key[転記]; MouseLeft[Place IN DESKTOP];』
【0041】この意味操作スクリプトは、メッセージ出
力を伴なわない基本操作のみのスクリプトとなってお
り、判定する計算機意味操作は「デスクトッフ上にある
“経営会議”フォルダアイコンから“連絡書”アイコン
をデスクトップ上に取り出す」計算機処理の操作であ
り、その操作手順の 「 1.“経営会議”フォルダアイコンを選択する。 2.“開”機能キーを押す。 3.“経営会議”フォルダ内の“連絡書”アイコンを選
択する。 4.“転記”機能キーを押す。 5.デスクトップ上でマウスの左ボタンを押す。」 が、上述の意味操作スクリプトの各々の行に対応してい
る。
【0042】また、この基本操作に対して、前述した図
6および図7に示したようにメッセージ出力を伴う意味
操作判定を行う場合に対しては、各々の意味操作判定の
状態の処理に伴うメッセージ出力の文字列が加わり、次
のような意味操作スクリプトが準備される。すなわち、 『 Message[“経営会議アイコンを選択して下さ
い。”]; MouseLeft[Icon[“経営会議”]IN DESKTOP, “マウスを経営会議アイコンの上に移動し、マウスの左
ボタンを押します。”]; Message[“開キーを押して下さい。”]; Key[開, “開キーはキーボード左の機能キーの中に
あります。”]; Message[“連絡書アイコンを選択して下さい。”]; MouseLeft[Icon[“連絡書”]IN Folder[“経営会
議”], “マウスを経営会議ウインドウ内の連絡書ミニアイコン
の上に移動し、マウスの左ボタンを押します。”]; Message[“転記キーを押して下さい。”]; Key[転記, “転記キーはキーボード左の機能キーの中
にあります。”]; MouseLeft[Place IN DESKTOP]; Message[“よくできました。”];
』 のような意味操作スクリプトが記述されて、予めファイ
ル格納部19に準備されており、この意味操作スクリプ
トをスクリプト解析処理部18が、ファイル格納部19
から読み出し、計算機意味操作状態遷移グラフの生成処
理を行う。
【0043】計算機意味操作状態遷移グラフの生成処理
では、図8〜図11に示すようなスクリプト文法に従
い、図12〜図20に示すような各々のスクリプト解析
処理を行い、各々の計算機意味操作を各々の操作ステッ
プ毎の状態に順次に展開して、計算機意味操作状態遷移
グラフを生成する。各々の状態におけるメッセージ出力
の処理を含んだ計算機意味操作状態遷移グラフは、図2
1に示すような18個の各々の状態を有する状態遷移グ
ラフとなる。
【0044】図8〜図11はスクリプト文法の構造を規
定する構文図である。一行のスクリプトは、図8の構文
図に示すように、任意の個数の「文」が「;」により結
合された構文となっている。「文」は、図9の構文図に
示すように、Message[“文字列”]であるか、MouseLe
ft,MouseRight,またはKeyの入力デバイスのキーワー
ドに1つの「Object」と、任意個数の“文字列”が
“ ,"により結合されたものとなっている。「Object」
は、図10の構文図に示すように、“文字列”である
か、Placeと「Location」であるか、Icon[“文字
列”]と「Location」であるか、Folder[“文字列”]
と「Location」であるか、Window[“文字列”]と「Lo
cation」であるかのいずれかとなっている。また、「Lo
cation」は、図11の構文図に示すように、INのキーワ
ードの次に当該場所を示すキーワードのDESKTOPが続く
か、同じく場所を示すために、Folder[“文字列”]が
続くか、Icon[“文字列”]が続くか、Window[“文
字列”]が続く構文となっている。
【0045】図8〜図11に示す構文図において、矩形
のブロックは非終端記号を表わし、長丸のブロックは終
端記号(Token)を表している。次の図12から図20
の処理フローにより説明する意味作操作スクリプトの解
析処理では、順次に解析すべきスクリプトの記述データ
列から終端記号(Token)を入力して判別し、各々の状
態を生成して、意味操作の状態遷移グラフを生成する。
【0046】図12は、スクリプト解析処理を行うメイ
ンルーチンの処理フローを示すフローチャートである。
スクリプト解析処理では、まず、ステップ61におい
て、ここでの処理に用いるワーク変数の初期化処理(La
stState←1,Stata←0,Node←0)を行う。次に、ス
テップ62において解析すべきスクリプトの記述データ
列からToken(終端記号)を取り出す。そして、取り出
したTokenの内容をステップ63,ステップ64,ステ
ップ65,ステップ66,ステップ67により判定し、
それぞれの判定結果に応じてステップ68,ステップ6
9,ステップ70,ステップ71の解析処理を行う。す
なわち、TokenがMessageと判定されれば(ステップ6
3)、Message解析処理(ステップ68)を行い、Token
がMouseLeftと判定されれば(ステップ64)、MouseLe
ft解析処理(ステップ69)を行う。また、TokenがMou
seRightと判定されれば(ステップ65)、MouseRight
解析処理(ステップ70)を行い、TokenがKeyと判定さ
れれば(ステップ66)、Key解析処理(ステップ7
1)を行う。このようにして、これらの各々のTokenに
対する解析処理を行い、Tokenがなくなるまで解析処理
を繰り返し行う。Tokenがなくなったことが判定される
(ステップ67)と、処理を終了する。
【0047】図13はメッセージ(Message)解析処理
の処理フローを示すフローチャートである。このメッセ
ージ解析処理ではメッセージ出力を行うため“文字列”
の出力処理に対応する状態を生成する。まず、ステップ
73において、Token(終端記号)を取り出す。そし
て、ステップ74で取り出したTokenが“[ ”であるか
否か判定を行い、Tokenが“[ ”であれば、ステップ7
5において、再びToken(スクリプトの被解析データ
列)を取り出す。次は“文字列”が続くので、ステップ
76でこれを確認し、次のステップ77において、ワー
ク変数のカレント状態ポインタ(State)に最終状態ポイ
ンタ(LastState)に格納されている値を代入し、最終
状態ポインタ(LastState)をインクリメントする。そ
して、次のステップ78において、ここでのメッセージ
出力処理のための状態を生成し、当該状態からの枝とし
て、枝(State,LastState)で遷移条件=εの枝を作
る。そして当該状態Stateの処理は“文字列”の表示と
する。次に、ステップ79に進んで、Tokenを取り出
し、ステップ80で取り出したTokenが“ ]”であるこ
とを確認して処理を終了する。ステップ74,ステップ
76,ステップ80の判定処理でそれぞれ正しいToken
が判定できなければ、記述された意味操作スクリプトの
文法誤りと判定されるので、異常終了として、これまで
の解析処理を無効とする。
【0048】図14および図15はキー(Key)解析処
理の処理フローを示すフローチャートである。このキー
解析処理ではキー操作が行なわれた際に、正しいキー操
作が行なわれたことを判定する枝と誤り操作を判定する
枝とを有し、メッセージ出力を行うため“文字列”の出
力処理に対応する状態を生成する。ステップ81におい
て、Token(終端記号)を取り出す。そして、ステップ
82で取り出したTokenが“[ ”であるか否か判定を行
い、Tokenが“[ ”であれば、ステップ83において、
再びToken(スクリプトの被解析データ列)を取り出
す。正しい文法規則によりスクリプトが記述されている
と、次は“文字列”が続くので、ステップ84でこれを
確認し、次のステップ85において更に“文字列”がKe
yNameであることを確認する。これまでに判定処理が進
むと、次に、このキー操作に対する状態を生成するた
め、ステップ86において、ワーク変数のカレント状態
ポインタ(State)に最終状態ポインタ(LastState)に
格納されている値を代入し、最終状態ポインタ(LastSt
ate)はインクリメントし、更に、ここで変数nに
“1”を初期設定する。この変数nの値は、当該状態に
おける操作判定時に出力するメッセージの数に対応して
設定され、当該計算機操作を行うオペレータのキー操作
の操作誤りを許容する判定回数となる。また、各メッセ
ージを出力するための処理を行う状態の生成数ともな
る。
【0049】次に、ステップ87に進んでTokenを取り
出し、ステップ88におい取り出したTokenが“ ,”で
ないことの判定を行い、出力メッセージの“文字列”を
出力する処理のための状態の生成処理の終了を判定し、
更に、次のステップ89において、Tokenが“ ]”であ
ることを確認すると、ステップ90において当該キー操
作の判定のための状態を生成し、当該状態からの枝とし
て、枝(State,LastState)で遷移条件=「“文字列”
キー押下」の枝を作る。そして、更に次のステッップ9
1において、入力操作誤り時に遷移するための枝を、枝
(State,Maxnode)で遷移条件=「失敗回数>n」の枝
を作って、当該状態の生成処理を終了する。
【0050】一方、ステップ88で取り出したTokenが
“ ,”である判定されると、出力メッセージの“文字
列”を出力する処理のための状態の生成処理が未だ終了
していないので、図15のステップ92に進んで、更に
処理を続行する。ステップ92では、Tokenを取り出
し、ステップ93で取り出したTokenが“文字列”であ
ることの確認を行い、次にステップ94で変数nを1だ
け増加する。そして、ステップ95において、出力メッ
セージの“文字列”を出力する処理のための状態の生成
する処理を行い、当該状態からの枝として、枝(Stat
e,LastState)で遷移条件=「失敗回数=n回」の枝を
作り、この場合の状態LastStateの処理は“文字列”の
表示とする。更に次のステップ96において、当該状態
からの枝として、枝(State,LastState)で遷移条件=
εの枝を作り、次にステップ97において次の状態を生
成するために、最終状態ポインタ(LastState)はイン
クリメントする処理を行い、前のステップ87(図1
4)に戻る。そして、ステップ87から処理を続行す
る。これらの各々の処理の中で、ステップ82,ステッ
プ84,ステップ85,ステップ89,ステップ93の
各々の判定処理でそれぞれ正しいTokenが判定できなけ
れば、記述された意味操作スクリプトの文法誤り判定さ
れるので、異常終了として、これまでの解析処理を無効
とする。
【0051】図16はマウスレフト(MouseLeft)解析
処理の処理フローを示すフローチャートである。このマ
ウスレフト解析処理ではマウス操作が行なわれた際に、
正しいマウス操作(マウス左ボタン操作)が行なわれた
ことを判定する枝と誤り操作を判定する枝とを有し、各
々の操作の判定の結果に応じてメッセージ出力を行うた
め“文字列”の出力処理に対応する状態を生成する。ま
ず、ステップ101において、Token(終端記号)を取
り出す。次のステップ101で取り出したTokenが
“[ ”であるか否か判定を行い、Tokenが“[ ”であ
れば、ステップ103において、オブジェクト解析処理
(図18)を行う。オブジェクト解析処理が終了する
と、次にステップ104において、ワーク変数のカレン
ト状態ポインタ(State)に最終状態ポインタ(LastStat
e)に格納されている値を代入し、最終状態ポインタ(L
astState)をインクリメントする。更に、ここで変数n
に“1”を初期設定する。この変数nの値は、前述した
ように当該状態における操作判定時に出力するメッセー
ジの数に対応して設定され、当該計算機操作を行うオペ
レータの操作の操作誤りを許容する判定回数となり、各
メッセージを出力するための処理を行う状態の生成数と
もなる。次に、ステップ105に進んでTokenを取り出
し、ステップ105で取り出したTokenが“ ,”でない
ことの判定を行い、出力メッセージの“文字列”を出力
する処理のための状態の生成処理の終了を判定して、更
に、ステップ107において、Tokenが“ ]”であるこ
とを確認すると、ステップ108において、当該キー操
作の判定のための状態を生成し、当該状態からの枝とし
て、枝(State,LastState)で遷移条件=「Objectの選
択」の枝を作る。そして、更に次のステッップ109に
おいて、入力操作誤り時に遷移するための枝を、枝(St
ate,Maxnode)で遷移条件=「失敗回数>n」の枝を作
って、当該状態の生成処理を終了する。
【0052】一方、ステップ106において、取り出し
たTokenが“,”である判定されると、出力メッセージ
の“文字列”を出力する処理のための状態の生成処理が
未だ終了していないと判定されるので、ステップ110
に進む。ステップ110ではTokenを取り出し、ステッ
プ111で取り出したTokenが“文字列”であることの
確認を行い、次のステップ112で変数nを1だけ増加
する。そして、ステップ113において、出力メッセー
ジの“文字列”を出力する処理のための状態の生成する
処理を行う。この場合、当該状態から遷移する先の枝と
して、枝(State,LastState)で遷移条件=「失敗回数
=n回」の枝を作り、この場合の遷移先の状態LastStat
eの処理は“文字列”の表示とする。更に次のステップ
114において、当該状態からの枝として、枝(LastSt
ate,State)で遷移条件=εの枝を作り、次にステップ
115において次の状態を生成するために、最終状態ポ
インタ(LastState)はインクリメントする処理を行
い、ステップ106に戻り、前述したステップ106か
らの処理を続行する。これらの一連の各処理の中で、ス
テップ102,ステップ107,ステップ111の各々
の判定処理でそれぞれ正しいTokenが判定できなけれ
ば、記述された意味操作スクリプトの文法誤りと判定さ
れるので、異常終了として、これまでの解析処理を無効
とする。
【0053】このようにして、記述された意味操作スク
リプトを順次に解析して、入力操作の判定を行うための
状態の生成と、入力操作の判定に伴う判定結果に応じて
メッセージを出力する処理を行うための状態の生成を順
次に行い、計算機意味操作判定のための状態遷移グラフ
を生成する。
【0054】図17はマウスライト(MouseRight)解析
処理の処理フローを示すフローチャートである。このマ
ウスライト解析処理ではマウス操作が行なわれた際に、
正しいマウス操作(マウスカーソル操作およびマウス右
ボタン操作)が行なわれたことを判定する枝と誤り操作
を判定する枝とを有し、それぞれに応じてメッセージ出
力を行うため“文字列”の出力処理に対応する状態を生
成する。まず、ステップ116において、Token(終端
記号)を取り出す。そして、ステップ117で取り出し
たTokenが“[ ”であるか否か判定を行い、Tokenが
“[ ”であれば、ステップ118においてオブジェク
ト解析処理(図18)を行う。オブジェクト解析処理が
終了すると、次にステップ119において、ワーク変数
のカレント状態ポインタ(State)に最終状態ポインタ
(LastState)に格納されている値を代入し、最終状態
ポインタ(LastState)をインクリメントする。更に、
ここで変数nに“1”を初期設定する。この変数nの値
は、前述したように当該状態における操作判定時に出力
するメッセージの数に対応して設定され、当該計算機操
作を行うオペレータの操作の操作誤りを許容する判定回
数となり、各メッセージを出力するための処理を行う状
態の生成数ともなる。
【0055】次に、ステップ120に進んでTokenを取
り出し、ステップ121で取り出したTokenが“ ,”で
ないことの判定を行い、出力メッセージの“文字列”を
出力する処理のための状態の生成処理の終了を判定し
て、更に、ステップ122において、Tokenが“ ]”で
あることを確認すると、ステップ123において、当該
キー操作の判定のための状態を生成し、当該状態から遷
移する一つの枝として枝(State,LastState)で遷移条
件=「Objectの解除」の枝を作る。更に次のステッップ
124において、入力操作誤り時に遷移するための枝と
して、枝(State,Maxnode)で遷移条件=「失敗回数>
n」の枝を作って、当該状態の生成処理を終了する。
【0056】一方、ステップ121において、取り出し
たTokenが“,”である判定されると、この場合は出力
メッセージの“文字列”を出力する処理のための状態の
生成処理が未だ終了していないと判定されるので、ステ
ップ125に進む。ステップ125では、Tokenを取り
出し、ステップ126で取り出したTokenが“文字列”
であることの確認を行い、次のステップ127で変数n
を1だけ増加する。そして、ステップ128において、
出力メッセージの“文字列”を出力する処理のための状
態の生成する処理を行う。この場合、当該状態から遷移
する先の枝としては、枝(State,LastState)で遷移条
件=「失敗回数=n回」の枝を作り、この場合の遷移先
の状態LastStateの処理は“文字列”の表示とする。更
に次のステップ129において、当該状態からの枝とし
て、枝(LastState,State)で遷移条件=εの枝を作
り、次にステップ130において次の状態を生成するた
めに、最終状態ポインタ(LastState)はインクリメン
トする処理を行い、前のステップ121に戻る。そし
て、前述したステップ121からの処理を続行する。こ
れらの一連の各処理の中で、ステップ117,ステップ
122,ステップ126の各々の判定処理でそれぞれ正
しいTokenが判定できなければ、記述された意味操作ス
クリプトの文法誤りと判定されるので、異常終了とし
て、これまでの解析処理を無効とする。
【0057】図18および図19は、オブジェクト(Ob
ject)解析処理を行うサブルーチンの処理フローを示す
フローチャートである。オブジェクト解析処理では、ま
ず、ステップ131において解析すべきスクリプトの記
述データ列からToken(終端記号)を取り出す。そし
て、取り出したTokenの内容をステップ132,ステッ
プ133,ステップ134,ステップ135,ステップ
136により判定して、Tokenの内容が“文字列”であ
るか、Placeであるか、Iconであるか、Folderである
か、またはWindowであるかに応じて、処理終了,ステッ
プ140(図19)の処理,ステップ137のObjectNa
me解析処理,ステップ138のObjectName解析処理,ス
テップ139のObjectName解析処理のそれぞれの処理を
行う。
【0058】また、ステップ133の判定処理でToken
の内容がPlaceであると判定された場合には、更に場所
を指示するTokenが続くので、ステップ140に進み、
解析すべきスクリプトの記述データ列から次のToken
(終端記号)を取り出し、次のステップ141におい
て、続いて取り出したTokenの内容がINであることを
確認し、ステップ142で更に続く次のTokenを取り出
する。そして、取り出した場所を示すTokenの内容を、
次の判定処理のステップ143,ステップ144,ステ
ップ145,ステップ146の各ステップにより判定す
る。判定結果のTokenの内容がDESKTOP,Icon,Folde
r,Windowのいずれのキーワードであるかを判定し、そ
れぞれの判定結果に応じて、更にステップ147のObje
ctName解析処理,ステップ148のObjectName解析処
理,ステップ149のObjectName解析処理の各々の処理
を行って、ここでのオブジェクト解折処理を終了する。
これにより、オブジェクトの内容が解析される。なお、
ステップ141の判定処理でTokenがINと判定できな
ければ、記述された意味操作スクリプトの文法誤りと判
定されるので、異常終了として、これまでの解析処理を
無効とする。
【0059】図20はオブジェクトネーム(ObjectNam
e)解析処理のサブルーチンの処理フローを示すフロー
チャートである。このオブジェクトネーム解析処理で
は、ステップ150において、Tokenを取り出すと、ス
テップ151で取り出したTokenが“[ ”であるか否か
を判定し、Tokenが“[ ”であれば、ステップ152に
おいて再びToken(スクリプトの被解析データ列)を取
り出す。次は“文字列”が続くので、ステップ153の
判定処理でこれを確認する。さらに、次のステップ15
4において、次のTokenを取り出し、ステップ155で
取り出したTokenが“]”であることを確認して処理を
終了する。これらの一連の判定処理のステップ151,
ステップ153,ステップ155の判定処理において、
それぞれ正しいTokenが判定できなければ、記述された
意味操作スクリプトの文法誤りと判定されるので、異常
終了として、これまでの解析処理を無効とする。
【0060】前述したような一連各々のスクリプト解析
処理(図12〜図20)を行うことにより、計算機操作
の規定したスクリプトの記述は、各々の計算機意味操作
を判定するためのめ各々の操作ステップ毎の状態に、順
次に展開され、各々の状態は判定した結果に応じてメッ
セージ出力する処理とリンクされた状態遷移クラフとな
っている。図21は、スクリプト解析処理により生成さ
れた各々の状態におけるメッセージ出力の処理を含んだ
計算機意味操作状態遷移グラフの一例を示している。図
21に示す計算機意味操作状態遷移グラフは、オペレー
タによる入力操作を判定し、それに応じて操作誤りの場
合のエラーメッセージ、正しい操作を行った場合の次の
操作の教示用のメッセージ出力処理に対応して、各々の
状態を有する状態遷移グラフとなっている。メッセージ
出力処理の状態に合せて、意味操作判定にかかる18個
の各々の状態を有する状態遷移グラフとなる。
【0061】図22および図23は、スクリプト解析に
より生成された計算機意味操作状態遷移グラフを用い
て、オペレータにより操作された計算機意味操作の判定
を行う処理を説明するフローチャートである。図22お
よび図23のフローチャートを参照してメッセージ出力
の処理を伴うを計算機意味操作の判定処理を、次に説明
する。
【0062】計算機意味操作の判定処理が開始される
と、ステップ160において、ワーク変数の遷移状態ポ
インタStateを0に設定し、更に失敗回数カウンタを0
に設定する初期設定処理を行う。次に、ステップ161
において、各々の状態において規定された処理を行う。
ここでの状態は遷移状態ポインタStateに格納された値
により指示する状態である。次に、ステップ162にお
いて、当該状態に遷移先を示す枝(ノード)が存在する
か否かを定する。枝が存在しない場合は、当該状態が順
次の状態が辿られた最終端の状態であるので処理を終了
する。
【0063】また、ステップ162の判定処理で状態の
枝が存在することが判定されると、ステップ163に進
み、当該状態において入力操作の判定結果に応じで遷移
する状態の遷移でなく、例えば、メッセージ出力処理の
後の一定時間後に次のメッセージの出力のための状態遷
移など、ε(イプシロン;遷移する条件を必要とないこ
とを意味する)で遷移できる枝が存在するか否かを判定
する。εで遷移できる枝が存在する場合には、ステップ
164に進み、遷移状態ポインタStateを枝の先の状態
を指示する状態番号の値に更新する。そして、ステップ
161に戻り、ステップ161において、更新された遷
移状態ポインタStateが指示する状態において規定され
た処理を行う。ステップ163の判定処理において、ε
で遷移できる枝が存在しない場合には、入力操作の判定
結果によって状態の遷移を行うので、ステップ165の
入力取り込み処理(図23)を行う。
【0064】ステップ165の入力取りみ処理のサブル
ーチンの処理は、図23に示すように、ステップ170
において、まず、マウスまたはキー(KEY)のいずれ
であるかの入力デバイスの判定処理を行う。KEYであ
ると判定された場合には、ステップ171においてキー
ネームを得る処理を行い、キーネームのデータを取り込
む入力データとする。また、ステップ170の判定で入
力デバイスがマウスであると判定された場合には、ステ
ップ172に進み、操作されたボタンはマウスの左ボタ
ンであるか否かの判定を行い、マウスの左ボタンである
場合には、ステップ174で選択されたカーソル位置情
報により指示される選択されたオブジェクトを得る処理
を行う。また、ステップ172の判定処理でマウスの左
ボタンでないと判定された場合には、次に、ステップ1
73において、操作されたボタンは、マウスの右ボタン
であるか否かを判定し、マウスの右ボタンである場合に
は選択されたカーソル位置情報により指示される選択さ
れたオブジェクトを解除する処理を行う。これは、ステ
ップ175において、選択解除されたオブジェクトを得
る得る処理を実行することにより行う。また、入力操作
が行なわれず、ステップ170,ステップ172,ステ
ップ173の判定処理により入力操作の判定ができない
と、再びこれらの判定処理を繰り返し行って、入力操作
が行なわれるのを待つ。
【0065】再び、図22を参照して説明を続ける。ス
テップ165の入力取り込み処理が終了して、オペレー
タの入カ操作にかかる入力データの内容が得られると、
次にステップ166に進み、入力は失敗であるか否かを
判定する。入力の操作が失敗である判定されると、ステ
ップ167で失敗回数を1増やす処理を行った後にステ
ップ168に進む。また、入力の操作が失敗である判定
されないと、そのままステップ168に進む。ステップ
168では、遷移状態ポインタが指示する状態におい
て、オペレータの計算機操作にかかる入力データを判定
して、その条件に合う枝があるか否かを判定する。条件
に合う枝があると判定されると、ステップ169に進
み、遷移状態ポインタStateを枝の先の状態を指示する
状態番号の値に更新する。これにより、カレントな状態
を次の状態に進める。遷移状態ポインタの値を更新する
と、更新された状態において規定された処理を行うた
め、ステップ161に戻り、ステップ161に戻り、ス
テップ161において、更新された遷移状態ポインタSt
ateが指示する状態において規定された処理を行う。そ
して、再び、前述したようなステップ161から処理を
続行する。なお、ステップ168の判定処理において、
条件に合う枝があると判定されないと、状態遷移グラフ
で規定された各々の状態を順次に辿る処理を行えないの
で、この判定処理は異常終了することになる。
【0066】このように、本実施例にかかる計算機意味
操作判定装置によれば、記述された意味操作スクリプト
を順次に解析して、入力操作の判定を行うための状態の
生成と、入力操作の判定に伴う判定結果に応じてメッセ
ージを出力する処理を行うため状態の生成を順次に行
い、計算機意味操作判定のための状態遷移グラフを生成
する。そして、生成した状態遷移グラフを用いて、オペ
レータの入力操作に応じて、計算機意味操作の状態遷移
グラフの各々の状態を順次に辿る処理を行い、各状態に
おいて規定された処理(メッセージ出力処理など)を行
い、計算機意味操作の判定処理を行う。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
学習目的となる計算機意味操作の操作ステップ毎の状態
を有し、各状態での操作の良否判断基準により次の状態
に遷移する意味操作遷移グラフを用いて、計算機意味操
作の良否の判定処理を状態遷移グラフを辿りながら進め
るので、判定処理が計算機意味操作の各々の段階に応じ
て的確に実行され、しかも特別な判断分岐を行わないの
で高速に計算機意味操作判定の処理が実行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかる計算機意味
操作判定装置の装置構成を示す斜視図、
【図2】 図2は本発明の一実施例にかかる計算機意味
操作判定装置のシステム構成を示すブロック図、
【図3】 図3は計算機意味操作状態遷移グラフの一例
を示す図、
【図4】 図4は計算機意味操作判定装置の判定処理部
が行うメインルーチンの処理フローの一例を示すフロー
チャート、
【図5】 図5は計算機意味操作判定装置における入力
解析処理部が行う入力解析ルーチンの処理フローの一例
を示すフローチャート、
【図6】 図6は計算機意味操作の判定処理の進行をデ
ィスプレイ画面例,マウス操作,およびキー操作と対応
づけて説明する各々の操作段階における第1の説明図、
【図7】 図7は図6に続く計算機意味操作の判定処理
の進行をディスプレイ画面例,マウス操作,およびキー
操作と対応づけて説明する各々の操作段階における第2
の説明図、
【図8】 図8はスクリプト文法の構造を規定する構文
図、
【図9】 図9はスクリプト文法の文の構造を規定する
構文図、
【図10】 図10はスクリプト文法のオブジェクト
(Object)の構造を規定する構文図、
【図11】 図11はスクリプト文法のローケーション
(Location)の構造を規定する構文図、
【図12】 図12はスクリプト解析処理を行うメイン
ルーチンのフローチャート、
【図13】 図13はメッセージ(Message)解析処理
の処理フローを示すフローチャート、
【図14】 図14はキー(Key)解析処理の処理フロ
ーを示す第1のフローチャートである。
【図15】 図15は図14に続くキー(Key)解析処
理の処理フローを示す第2のフローチャート、
【図16】 図16はマウスレフト(MouseLeft)解析
処理の処理フローを示すフローチャート、
【図17】 図17はマウスライト(MouseRight)解析
処理の処理フローを示すフローチャート、
【図18】 図18はオブジェクト(Object)解析処理
を行うサブルーチンの処理フローを示す第1のフローチ
ャート、
【図19】 図19は、オブジェクト(Object)解析処
理を行うサブルーチンの処理フローを示す第2のフロー
チャート、
【図20】 図20はオブジェクトネーム(ObjectNam
e)解析処理のサブルーチンの処理フローを示すフロー
チャート、
【図21】 図21はスクリプト解析処理により生成さ
れた各々の状態におけるメッセージ出力の処理を含んだ
計算機意味操作状態遷移グラフの一例を示し図、
【図22】 図22はスクリプト解析により生成された
計算機意味操作状態遷移グラフを用いてオペレータによ
り操作された計算機意味操作の判定処理を説明するメイ
ンルーチンのフローチャート、
【図23】 図23はスクリプト解析により生成された
計算機意味操作状態遷移グラフを用いてオペレータによ
り操作された計算機意味操作の判定処理を説明する入力
取り込み処理のサブルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1…ワークステーションのプロセッサ本体部、2…ディ
スプレイ、3…キーボード、4…マウス、5…ケーブ
ル、20…入出力デバスイス、21…プロセッサ本体
部、12…オペレーティグシステム(PILOT)、1
3…基本ワークステーション処理部(BWS)、14…
入力解析処理部、15…メッセージ出力処理部、16…
判定処理部、17…状態遷移グラフ記憶部、18…スク
リプト解析部、19…ファイル格納部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】スクリプト格納手段(19)には、この装
置で判定する計算機意味操作にかかる計算機意味操作ス
クリプトが格納されており、計算機意味操作の良否の判
定処理の前に、スクリプト解析処理手段(18)がスク
リプト格納手段(19)から判定対象の計算機操作を規
定するスクリプトを読み出して、計算機意味操作を規定
するスクリプトを解析する。スクリプト解析処理手段
(18)は、スクリプト文法に従い、計算機操作を規定
するスクリプトを解析し、各々の計算機意味操作の操作
ステップにかかる各々の計算機動作の状態を生成して、
意味操作状態遷移グラフを形成し意味操作状態遷移グラ
フ記憶手段(17)に記憶する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】入力解析処理部14は、詳細は後述する
が、複数の入力デバイスからの入力操作による入力デー
タを順次に入力デバイスとその役割に応じて入力データ
リストに加えて、入力操作のシーケンスを保持し、判定
処理部16に送出する処理を行う。メッセージ出力処理
部15は、判定処理部16により得られたオペレータの
入力操作の良否の判定結果のメッセージを出力する。こ
のメッセージ出力は、オペレータによる当該ワークステ
ーションの計算機操作の意味操作の判定処理に応じて、
ウィンドウの一部に判定結果の評価を兼ねたメッセージ
として出力され、また、次の計算機意味操作を教示する
メッセージとして出力される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】図12は、スクリプト解析処理を行うメイ
ンルーチンの処理フローを示すフローチャートである。
スクリプト解析処理では、まず、ステップ61におい
て、ここでの処理に用いるワーク変数の初期化処理(La
stState←1,State←0,Node←0)を行う。次に、ス
テップ62において解析すべきスクリプトの記述データ
列からToken(終端記号)を取り出す。そして、取り出
したTokenの内容をステップ63,ステップ64,ステ
ップ65,ステップ66,ステップ67により判定し、
それぞれの判定結果に応じてステップ68,ステップ6
9,ステップ70,ステップ71の解析処理を行う。す
なわち、TokenがMessageと判定されれば(ステップ6
3)、Message解析処理(ステップ68)を行い、Token
がMouseLeftと判定されれば(ステップ64)、MouseLe
ft解析処理(ステップ69)を行う。また、TokenがMou
seRightと判定されれば(ステップ65)、MouseRight
解析処理(ステップ70)を行い、TokenがKeyと判定さ
れれば(ステップ66)、Key解析処理(ステップ7
1)を行う。このようにして、これらの各々のTokenに
対する解析処理を行い、Tokenがなくなるまで解析処理
を繰り返し行う。Tokenがなくなったことが判定される
(ステップ67)と、処理を終了する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】前述したような一連各々のスクリプト解
析処理(図12〜図20)を行うことにより、計算機操
作の規定したスクリプトの記述は、各々の計算機意味操
作を判定するための各々の操作ステップ毎の状態に順次
に展開され、各々の状態は判定した結果に応じてメッセ
ージ出力を行う処理とリンクされた状態遷移ラフとな
っている。図21は、スクリプト解析処理により生成さ
れた各々の状態におけるメッセージ出力の処理を含んだ
計算機意味操作状態遷移グラフの一例を示している。図
21に示す計算機意味操作状態遷移グラフは、オペレー
タによる入力操作を判定し、それに応じて操作誤りの場
合のエラーメッセージ、正しい操作を行った場合の次の
操作の教示用のメッセージ出力する処理に対応して、
各々の状態を有する状態遷移グラフとなっており、ここ
ではメッセージ出力処理の状態に合せて、意味操作判
定にかかる18個の各々の状態を有する状態遷移グラフ
となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】計算機意味操作の判定処理が開始される
と、ステップ160において、ワーク変数の遷移状態ポ
インタStateを0に設定し、更に失敗回数カウンタを0
に設定する初期設定処理を行う。次に、ステップ161
において、各々の状態において規定された処理を行う。
ここでの状態は遷移状態ポインタStateに格納された値
により指示される状態である。次に、ステップ162に
おいて、当該状態に遷移先を示す枝(ノード)が存在す
るか否かを定する。枝が存在しない場合は、当該状態が
順次状態が辿られた最終端の状態であるので処理を終
了する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】再び、図22を参照して説明を続ける。ス
テップ165の入力取り込み処理が終了して、オペレー
タの入操作にかかる入力データの内容が得られると、
次にステップ166に進み、入力は失敗であるか否かを
判定する。入力の操作が失敗である判定されると、ス
テップ167で失敗回数を1増やす処理を行った後にス
テップ168に進む。また、入力の操作が失敗である
判定されないと、そのままステップ168に進む。ステ
ップ168では、遷移状態ポインタが指示する状態にお
いて、オペレータの計算機操作にかかる入力データを判
定して、その条件に合う枝があるか否かを判定する。条
件に合う枝があると判定されると、ステップ169に進
み、遷移状態ポインタStateを枝の先の状態を指示する
状態番号の値に更新する。これにより、カレントな状態
を次の状態に進める。遷移状態ポインタの値を更新する
と、更新された状態において規定された処理を行うた
め、ステップ161に戻り、ステップ161に戻り、ス
テップ161において、更新された遷移状態ポインタSt
ateが指示する状態において規定された処理を行う。そ
して、再び、前述したようなステップ161から処理を
続行する。なお、ステップ168の判定処理において、
条件に合う枝があると判定されないと、状態遷移グラフ
で規定された各々の状態を順次に辿る処理を行えないの
で、この判定処理は異常終了することになる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 学習目的となる計算機意味操作の操作ス
    テップ毎の状態を有し、各状態での操作の良否判断基準
    により次の状態に遷移する意味操作遷移グラフを記憶す
    る意味操作状態遷移グラフ記憶手段と、 入力操作を解析する入力解析処理手段と、 前記入力解析処理手段による入力操作の解析結果に基づ
    いて、意味操作状態遷移グラフ記憶手段に記憶した意味
    操作状態遷移グラフの各状態を辿り、入力操作の良否を
    判定する判定処理手段とを具備することを特徴とする計
    算機意味操作判定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の計算機意味操作判定装
    置において、意味操作状態遷移グラフ記憶手段に記憶す
    る意味操作状態遷移グラフは、計算機操作を規定するス
    クリプトが解析され、各々の計算機意味操作を各々の操
    作ステップ毎の状態に順次に展開されて生成された遷移
    グラフであることを特徴とする計算機意味操作判定装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の計算機意味操作判定装
    置において、更にメッセージ出力処理手段を有し、メッ
    セージ出力処理手段が、前記判定処理手段により得られ
    たオペレータの入力操作の良否の判定結果によるメッセ
    ージを出力することを特徴とする計算機意味操作判定装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の計算機意味操作判定装
    置において、更に、スクリプトを格納するスクリプト格
    納手段と、計算機意味操作を規定するスクリプトを解析
    するスクリプト解析処理手段とを有し、スクリプト解析
    処理手段がスクリプト文法に従い、計算機操作を規定す
    るスクリプトを解析し、各々の計算機意味操作の操作ス
    テップにかかる各々の計算機動作の状態を生成して、意
    味操作状態遷移グラフを形成して意味操作状態遷移グラ
    フ記憶手段に記憶することを特徴とする計算機意味操作
    判定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の計算機意味操作判定装
    置において、入力操作を解析する入力解析処理手段は、
    複数の入力デバイスからの入力操作による入力データを
    順次に入力デバイスとその役割に応じて入力データリス
    トに加えて、入力操作のシーケンスを保持することを特
    徴とする計算機意味操作判定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の計算機意味操作判定装
    置において、意味操作状態遷移グラフ記憶手段に記憶す
    る意味操作状態遷移グラフは、所定回数の誤り操作ステ
    ップを含む計算機操作の各々の状態を規定し、メッセー
    ジ出力処理を伴う状態を有する状態遷移グラフであり、
    入力解析処理手段がオペレータの入力操作を入力デバイ
    スとその役割に応じて解析して得た入力データリストに
    より、判定処理手段が入力解析処理手段による入力操作
    の解析結果に基づいて、意味操作状態遷移グラフ記憶手
    段に記憶した意味操作状態遷移グラフの各状態を辿り、
    オペレータの入力操作の良否を判定し、判定結果に応じ
    てメッセージの出力を行い、次の状態に遷移する処理を
    行うことを特徴とする計算機意味操作判定装置。
JP3116835A 1991-04-20 1991-04-20 計算機意味操作判定装置 Pending JPH0535715A (ja)

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