JP3192686B2 - 自然言語処理システム - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自然言語処理システムに
関し、特に、入力文に対する解析結果を得た後のユーザ
インタフェース機能に関するものである。
関し、特に、入力文に対する解析結果を得た後のユーザ
インタフェース機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機械翻訳システムや自動抄録作成システ
ムや自然言語による質問応答システム等の自然言語処理
システムでは、自然言語文の構文解析を行なっている。
ムや自然言語による質問応答システム等の自然言語処理
システムでは、自然言語文の構文解析を行なっている。
【0003】このような構文解析では、入力された自然
言語文を一括して処理して解析結果を得ている。しか
し、自然言語文は、文法や論理にのみよったのでは正し
い判断ができないような曖昧性を有する。
言語文を一括して処理して解析結果を得ている。しか
し、自然言語文は、文法や論理にのみよったのでは正し
い判断ができないような曖昧性を有する。
【0004】このような曖昧性の影響を除去して正しい
解析結果を得る方法としては、曖昧性のために考えられ
る複数の解析結果を評価するための情報を予め用意して
この情報に基づいて解析結果を評価することで行なう方
法がある。また、ユーザによる校正操作や編集操作によ
って、曖昧性の影響を除去して正しい解析結果を得る方
法がある。前者の方法の場合、予め用意しておく情報量
が多大となるため、後者の方法を採用している自然言語
処理システムも多い。
解析結果を得る方法としては、曖昧性のために考えられ
る複数の解析結果を評価するための情報を予め用意して
この情報に基づいて解析結果を評価することで行なう方
法がある。また、ユーザによる校正操作や編集操作によ
って、曖昧性の影響を除去して正しい解析結果を得る方
法がある。前者の方法の場合、予め用意しておく情報量
が多大となるため、後者の方法を採用している自然言語
処理システムも多い。
【0005】解析結果の曖昧性の除去をユーザに委ねる
上述した方法としては、例えば、(1)得られた複数の
構文解析結果を順次表示させてユーザに最適な構文解析
結果を選択させる方法(特開平1−134570号公
報)や、(2)構文の係り受け関係をユーザに選択させ
たり修正させたりする方法(特開昭59−137132
号公報や特開昭61−278970号公報)がある。
上述した方法としては、例えば、(1)得られた複数の
構文解析結果を順次表示させてユーザに最適な構文解析
結果を選択させる方法(特開平1−134570号公
報)や、(2)構文の係り受け関係をユーザに選択させ
たり修正させたりする方法(特開昭59−137132
号公報や特開昭61−278970号公報)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法(1)の
場合、得られた複数の構文解析結果の中に正しい解析結
果のものが存在しないこともあり、この点から言えば、
ユーザが係り受け関係を明確にする方法(2)の方が好
ましい。
場合、得られた複数の構文解析結果の中に正しい解析結
果のものが存在しないこともあり、この点から言えば、
ユーザが係り受け関係を明確にする方法(2)の方が好
ましい。
【0007】しかし、方法(2)であっても、ユーザに
よる修正に供する解析結果が表示画面上に収まらないこ
とがあるという欠点(特開昭59−137132号公
報)や、正しい係り受け関係の指定や入力操作が繁雑で
あるという欠点(特開昭59−137132号公報や特
開昭61−278970号公報)を有していた。
よる修正に供する解析結果が表示画面上に収まらないこ
とがあるという欠点(特開昭59−137132号公
報)や、正しい係り受け関係の指定や入力操作が繁雑で
あるという欠点(特開昭59−137132号公報や特
開昭61−278970号公報)を有していた。
【0008】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、簡単な操作によって入力文に対する解析結果
の修正選択を行なうことができる、修正選択に供する解
析結果を全て表示できる使い勝手の良好な自然言語処理
システムを提供しようとするものである。
のであり、簡単な操作によって入力文に対する解析結果
の修正選択を行なうことができる、修正選択に供する解
析結果を全て表示できる使い勝手の良好な自然言語処理
システムを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の自然言語処理システムは、以下の手段を有
する。
め、本発明の自然言語処理システムは、以下の手段を有
する。
【0010】すなわち、入力された原言語の自然言語文
を構文解析し、訳語を含む解析結果を、上記自然言語文
の1文を構成する全ての文節を文頭の文節から文尾の文
節の順に縦方向に一列に並設させると共に、各文節が枝
の先端にある木構造の係り受け関係図と、この係り受け
関係図における木構造表示部を挟んで対応する文節の反
対側に位置された各文節の訳語とを1画面上に表示する
解析結果表示手段と、表示されている上記係り受け関係
図上で係り元文節及び係り先文節が直接入力指示された
係り受け関係の変更情報を取り込む変更情報取込み手段
と、この取り込んだ係り受け関係の変更情報に基づい
て、係り受け関係図を修正して表示し直すと共に、変更
された係り受け関係を有する解析結果が得られるように
上記自然言語文を再解析する修正手段と、表示されてい
る訳語候補の変更情報を取り込む訳語変更情報取込み手
段と、この取り込んだ訳語候補の変更情報に基づいて、
訳語候補を修正して表示し直す訳語修正手段と、確定を
指示する入力に応じて、そのとき表示されていた係り受
け関係図が表している係り受け関係及び訳語候補に解析
結果を確定させる確定手段とを有する。
を構文解析し、訳語を含む解析結果を、上記自然言語文
の1文を構成する全ての文節を文頭の文節から文尾の文
節の順に縦方向に一列に並設させると共に、各文節が枝
の先端にある木構造の係り受け関係図と、この係り受け
関係図における木構造表示部を挟んで対応する文節の反
対側に位置された各文節の訳語とを1画面上に表示する
解析結果表示手段と、表示されている上記係り受け関係
図上で係り元文節及び係り先文節が直接入力指示された
係り受け関係の変更情報を取り込む変更情報取込み手段
と、この取り込んだ係り受け関係の変更情報に基づい
て、係り受け関係図を修正して表示し直すと共に、変更
された係り受け関係を有する解析結果が得られるように
上記自然言語文を再解析する修正手段と、表示されてい
る訳語候補の変更情報を取り込む訳語変更情報取込み手
段と、この取り込んだ訳語候補の変更情報に基づいて、
訳語候補を修正して表示し直す訳語修正手段と、確定を
指示する入力に応じて、そのとき表示されていた係り受
け関係図が表している係り受け関係及び訳語候補に解析
結果を確定させる確定手段とを有する。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】入力された自然言語文に含まれている各単語を
最小単位として解析結果を表示した場合、その表示領域
が大きくなって1表示画面に表示し切れないことも生
じ、また、係り受け関係(構文構造)をユーザが正確に
認識し難く、修正も的確に入力指示し得ない恐れがあ
る。
最小単位として解析結果を表示した場合、その表示領域
が大きくなって1表示画面に表示し切れないことも生
じ、また、係り受け関係(構文構造)をユーザが正確に
認識し難く、修正も的確に入力指示し得ない恐れがあ
る。
【0014】そこで、本発明においては、文節を最小単
位とした解析結果を表示してユーザによる修正に供する
こととした。
位とした解析結果を表示してユーザによる修正に供する
こととした。
【0015】すなわち、入力された自然言語文を解析
し、その解析結果を、文節を最小単位とした係り受け関
係図で表示する。これを見て修正の必要を認識したユー
ザは係り受け関係の変更情報を文節単位で指示し、シス
テムはこの情報を取り込む。これにより、システムは、
この取り込んだ係り受け関係の変更情報に基づいて、係
り受け関係を修正して表示し直す。当初に表示された解
析結果が妥当であると判断したとき、又は、1回以上の
修正によって解析結果が妥当なものになったと判断した
ときには、ユーザはこれを確定させる入力操作を行な
い、これに応じて、システムは、そのとき表示されてい
た係り受け関係に解析結果を確定させる。
し、その解析結果を、文節を最小単位とした係り受け関
係図で表示する。これを見て修正の必要を認識したユー
ザは係り受け関係の変更情報を文節単位で指示し、シス
テムはこの情報を取り込む。これにより、システムは、
この取り込んだ係り受け関係の変更情報に基づいて、係
り受け関係を修正して表示し直す。当初に表示された解
析結果が妥当であると判断したとき、又は、1回以上の
修正によって解析結果が妥当なものになったと判断した
ときには、ユーザはこれを確定させる入力操作を行な
い、これに応じて、システムは、そのとき表示されてい
た係り受け関係に解析結果を確定させる。
【0016】ここで、「文節」とは日本語の文章が入力
文の場合には文法上の文節を意味し、文法上の用語とし
て「文節」という用語がない言語の入力文の場合には、
グループ内での係り受け関係が曖昧となることがなく、
かつ、ユーザが係り受け関係を判断するに適当な1組の
単語群(単語自体を含む)を意味する。
文の場合には文法上の文節を意味し、文法上の用語とし
て「文節」という用語がない言語の入力文の場合には、
グループ内での係り受け関係が曖昧となることがなく、
かつ、ユーザが係り受け関係を判断するに適当な1組の
単語群(単語自体を含む)を意味する。
【0017】なお、対象システムが機械翻訳用の自然言
語処理システムの場合には、解析結果と訳語候補とを同
一画面上に表示して、解析結果の修正処理と訳語候補と
の修正処理とを実行させることができれば、両修正処理
が完全に切り離されたものとならず、ユーザは便利であ
る。
語処理システムの場合には、解析結果と訳語候補とを同
一画面上に表示して、解析結果の修正処理と訳語候補と
の修正処理とを実行させることができれば、両修正処理
が完全に切り離されたものとならず、ユーザは便利であ
る。
【0018】そこで、このようなシステムの場合には、
解析結果表示処理において、解析結果に加えて、係り受
け関係図における文節に対応させてその訳語を表示し、
表示されている訳語候補の変更情報がユーザによって与
えられたときに、この訳語候補の変更情報に基づいて、
訳語候補を修正して表示し直し、確定を指示する入力が
ユーザによってなされたときに、そのとき表示されてい
た係り受け関係に解析結果を確定させるだけでなく、そ
のとき表示されていた訳語候補に訳語を確定させるよう
にすることが好ましい。
解析結果表示処理において、解析結果に加えて、係り受
け関係図における文節に対応させてその訳語を表示し、
表示されている訳語候補の変更情報がユーザによって与
えられたときに、この訳語候補の変更情報に基づいて、
訳語候補を修正して表示し直し、確定を指示する入力が
ユーザによってなされたときに、そのとき表示されてい
た係り受け関係に解析結果を確定させるだけでなく、そ
のとき表示されていた訳語候補に訳語を確定させるよう
にすることが好ましい。
【0019】
【実施例】以下、本発明を日本語から英語への機械翻訳
システムに適用した一実施例を図面を参照しながら詳述
する。
システムに適用した一実施例を図面を参照しながら詳述
する。
【0020】図2は、この実施例が適用される計算機シ
ステムの構成例を示すものである。図2において、この
計算機システム1は、CPU2と、キーボード3と、デ
ィスプレイ4と、主メモリ5と、磁気ディスク装置6と
から構成されている。磁気ディスク装置6には、原文解
析プログラム、ユーザインタフェースプログラム、訳文
生成プログラム、原言語や目的言語の辞書(解析用文法
規則を含む)、対訳辞書及び表示画面データ等が格納さ
れている。上述した各種プログラムは主メモリ5にロー
ドされてCPU2によって実行される。CPU2が利用
する辞書、対訳辞書及び表示画面データ等は、主メモリ
5にロードされる場合もあり、また主メモリ5の容量が
不足する場合には磁気ディスク装置6に格納されたまま
利用される。キーボード3は入力文や係り受け関係の修
正情報や訳語候補の修正情報等の入力用であり、ディス
プレイ4は解析結果等の表示用である。
ステムの構成例を示すものである。図2において、この
計算機システム1は、CPU2と、キーボード3と、デ
ィスプレイ4と、主メモリ5と、磁気ディスク装置6と
から構成されている。磁気ディスク装置6には、原文解
析プログラム、ユーザインタフェースプログラム、訳文
生成プログラム、原言語や目的言語の辞書(解析用文法
規則を含む)、対訳辞書及び表示画面データ等が格納さ
れている。上述した各種プログラムは主メモリ5にロー
ドされてCPU2によって実行される。CPU2が利用
する辞書、対訳辞書及び表示画面データ等は、主メモリ
5にロードされる場合もあり、また主メモリ5の容量が
不足する場合には磁気ディスク装置6に格納されたまま
利用される。キーボード3は入力文や係り受け関係の修
正情報や訳語候補の修正情報等の入力用であり、ディス
プレイ4は解析結果等の表示用である。
【0021】なお、係り受け関係の修正情報等の入力に
用いられる際のキーボード3を機能的にみた場合、以下
のキーが設けられている。すなわち、訳語候補を前のも
の又は後のものに変更させる訳語選択キー群(2個でな
る)3aと、係り受け関係における係り先文節を先順位
のもの又は次順位のものに変更させる係り先文節選択キ
ー群(2個でなる)3bと、係り受け関係における係り
元文節(注目文節)を前のもの又は後のものに変更させ
る注目文節選択キー群(2個でなる)3cと、ユーザが
係り受け関係や訳語の確定を指示する確認キー3dと、
一括表示されている訳語候補から所定のものを選択させ
たり、番号が付与されている複数の文節から所定の係り
先文節を選択させたりする場合に用いる多枝選択キー群
(いわゆるテンキー)3eと、多枝選択キー群3eを一
括表示されている訳語候補からの選択に用いることを指
示するプレフィックスキー3fとが設けられている。
用いられる際のキーボード3を機能的にみた場合、以下
のキーが設けられている。すなわち、訳語候補を前のも
の又は後のものに変更させる訳語選択キー群(2個でな
る)3aと、係り受け関係における係り先文節を先順位
のもの又は次順位のものに変更させる係り先文節選択キ
ー群(2個でなる)3bと、係り受け関係における係り
元文節(注目文節)を前のもの又は後のものに変更させ
る注目文節選択キー群(2個でなる)3cと、ユーザが
係り受け関係や訳語の確定を指示する確認キー3dと、
一括表示されている訳語候補から所定のものを選択させ
たり、番号が付与されている複数の文節から所定の係り
先文節を選択させたりする場合に用いる多枝選択キー群
(いわゆるテンキー)3eと、多枝選択キー群3eを一
括表示されている訳語候補からの選択に用いることを指
示するプレフィックスキー3fとが設けられている。
【0022】プレフィックスキー3fと多枝選択キー群
3eとの関係を詳述すると、プレフィックスキー3fが
押下された後に多枝選択キー群3eが押下された場合
は、一括表示された訳語候補(後述するように、各候補
には通し番号が付与されて表示されている)の中の選択
指示を意味し、プレフィックスキー3fが押下されずに
直接多枝選択キー群3eが押下された場合は、表示され
ている文節(後述するように、各文節には通し番号が付
与されて表示されている)の中から係り先文節を個別指
定することを意味している。
3eとの関係を詳述すると、プレフィックスキー3fが
押下された後に多枝選択キー群3eが押下された場合
は、一括表示された訳語候補(後述するように、各候補
には通し番号が付与されて表示されている)の中の選択
指示を意味し、プレフィックスキー3fが押下されずに
直接多枝選択キー群3eが押下された場合は、表示され
ている文節(後述するように、各文節には通し番号が付
与されて表示されている)の中から係り先文節を個別指
定することを意味している。
【0023】この実施例では、原文の意味解析の前まで
の解析処理に特徴を有するものであり、しかも、かかる
処理はソフトウェアによって実現されている。そこで、
図1のフローチャートを用いて、特徴的な処理を詳述す
る。
の解析処理に特徴を有するものであり、しかも、かかる
処理はソフトウェアによって実現されている。そこで、
図1のフローチャートを用いて、特徴的な処理を詳述す
る。
【0024】まず、入力文の解析処理を行ないかつ訳語
候補を生成して、解析結果及び訳語候補を表示させる
(ステップ100)。ここで、解析は、文節を最小単位
とした係り受け関係(構文解析木)を得るように行な
う。文節を最小単位とした解析方法は各種の方法が既に
提案されており、いずれの方法を適用しても良い。例え
ば、単語辞書に自立語や付属語の情報を含めておき、形
態素解析によって得られた単語の内自立語と付属語とを
接続して文節を得、この後に句構造規則等の文法規則を
適用して文節を最小単位とした解析結果を得る。また、
例えば、各単語を最小単位とした解析結果を得た後に、
文節を指示する句構造規則を適用して下位レベル側の構
造要素をまとめて文節を最小単位とした解析結果を得
る。
候補を生成して、解析結果及び訳語候補を表示させる
(ステップ100)。ここで、解析は、文節を最小単位
とした係り受け関係(構文解析木)を得るように行な
う。文節を最小単位とした解析方法は各種の方法が既に
提案されており、いずれの方法を適用しても良い。例え
ば、単語辞書に自立語や付属語の情報を含めておき、形
態素解析によって得られた単語の内自立語と付属語とを
接続して文節を得、この後に句構造規則等の文法規則を
適用して文節を最小単位とした解析結果を得る。また、
例えば、各単語を最小単位とした解析結果を得た後に、
文節を指示する句構造規則を適用して下位レベル側の構
造要素をまとめて文節を最小単位とした解析結果を得
る。
【0025】なお、入力された原文によっては、その文
法上の曖昧性のために複数の解析結果が得られ、これら
全ての解析結果情報を格納しておき、表示はいずれか1
個の解析結果だけについて行なう。複数の解析結果情報
の格納は、例えば、ある文節に対する係り先文節情報を
複数とする形で格納しておく。
法上の曖昧性のために複数の解析結果が得られ、これら
全ての解析結果情報を格納しておき、表示はいずれか1
個の解析結果だけについて行なう。複数の解析結果情報
の格納は、例えば、ある文節に対する係り先文節情報を
複数とする形で格納しておく。
【0026】図3は、この処理による表示画面の構成を
示すものである。すなわち、各文節を入力文の先頭側文
節から通し番号を付与して順に並設して示す文節表示部
20と、各文節の係り受け関係を例えば木構造(但しノ
ードは単なる線の結びで示す)で示した係り受け関係表
示部21と、各文節に対する訳語候補を表示した訳語表
示部22と、ある文節の訳語候補を通し番号を付与して
一括して表示したりする入力補助表示部23とからな
る。
示すものである。すなわち、各文節を入力文の先頭側文
節から通し番号を付与して順に並設して示す文節表示部
20と、各文節の係り受け関係を例えば木構造(但しノ
ードは単なる線の結びで示す)で示した係り受け関係表
示部21と、各文節に対する訳語候補を表示した訳語表
示部22と、ある文節の訳語候補を通し番号を付与して
一括して表示したりする入力補助表示部23とからな
る。
【0027】なお、入力補助表示部23には、各種の操
作方法をユーザに教えるメッセージ等も表示される。
作方法をユーザに教えるメッセージ等も表示される。
【0028】ここで、文節を最小単位とした解析結果を
表示するようにしたのは、単語を最小単位とした解析結
果より表示領域が少なくて済むためである。また、文節
を最小単位とした解析結果は、単語を最小単位とした解
析結果よりユーザがその係り受け関係の妥当性を判断し
易く、そこで、このような表示とした。
表示するようにしたのは、単語を最小単位とした解析結
果より表示領域が少なくて済むためである。また、文節
を最小単位とした解析結果は、単語を最小単位とした解
析結果よりユーザがその係り受け関係の妥当性を判断し
易く、そこで、このような表示とした。
【0029】以上のようにして解析結果及び訳語を得て
ディスプレイ4に表示すると、第1文節を注目文節(係
り元文節)とし、この注目文節を他の文節と区別して表
示させる(ステップ101、102)。例えば、他の文
節と異なる色で表示させたり、反転表示させたりする。
その後、注目文節に係る係り受け関係を特定表示する
(ステップ103)。すなわち、この注目文節の係り先
文節を着色表示や反転表示で明らかにすると共に、注目
文節と係り先文節とを結ぶ係り線(例えば2本線)とを
他の係り線(例えば1本線)と区別して表示させる。さ
らに、訳語表示部22における注目文節の訳語を着色表
示や反転表示等によって他の文節の訳語と区別して表示
させると共に、入力補助部23に注目文節の訳語を一括
して表示させる(ステップ104)。
ディスプレイ4に表示すると、第1文節を注目文節(係
り元文節)とし、この注目文節を他の文節と区別して表
示させる(ステップ101、102)。例えば、他の文
節と異なる色で表示させたり、反転表示させたりする。
その後、注目文節に係る係り受け関係を特定表示する
(ステップ103)。すなわち、この注目文節の係り先
文節を着色表示や反転表示で明らかにすると共に、注目
文節と係り先文節とを結ぶ係り線(例えば2本線)とを
他の係り線(例えば1本線)と区別して表示させる。さ
らに、訳語表示部22における注目文節の訳語を着色表
示や反転表示等によって他の文節の訳語と区別して表示
させると共に、入力補助部23に注目文節の訳語を一括
して表示させる(ステップ104)。
【0030】このようにして、現在対象となっている注
目文節、係り先文節、訳語候補を明らかにして表示させ
ると、ユーザによって押下されたキーの判別処理に進む
(ステップ105〜110)。
目文節、係り先文節、訳語候補を明らかにして表示させ
ると、ユーザによって押下されたキーの判別処理に進む
(ステップ105〜110)。
【0031】訳語候補を前のもの又は後のものに変更さ
せるいずれかの訳語選択キー3aがユーザによって押下
されたことを検出すると、注目文節の訳語をその操作に
応じて前の訳語候補又は後の訳語候補に変更した後、訳
語候補の特定表示処理に係るステップ104に戻る(ス
テップ111)。また、ユーザによってプレフィックス
キー3f及びいずれかの多枝選択キー3eが押下された
ことを検出すると、その多枝選択キー3eに対応した訳
語候補に注目文節の訳語候補を変更した後、訳語候補の
特定表示処理に係るステップ104に戻る(ステップ1
11)。以上が訳語候補の変更に関する処理である。
せるいずれかの訳語選択キー3aがユーザによって押下
されたことを検出すると、注目文節の訳語をその操作に
応じて前の訳語候補又は後の訳語候補に変更した後、訳
語候補の特定表示処理に係るステップ104に戻る(ス
テップ111)。また、ユーザによってプレフィックス
キー3f及びいずれかの多枝選択キー3eが押下された
ことを検出すると、その多枝選択キー3eに対応した訳
語候補に注目文節の訳語候補を変更した後、訳語候補の
特定表示処理に係るステップ104に戻る(ステップ1
11)。以上が訳語候補の変更に関する処理である。
【0032】係り先文節を先順位のもの又は次順位のも
のに変更させるいずれかの係り先文節選択キー3bがユ
ーザによって押下されたことを検出すると、注目文節の
係り先文節をその操作に応じた文節に変更して再解析処
理を実行した後、係り先文節及び係り線の特定表示処理
に係るステップ103に戻る(ステップ112、11
3)。また、ユーザによっていずれかの多枝選択キー3
eが直ちに押下されたことを検出すると、その多枝選択
キー3eに対応した文節に注目文節の係り先文節を固定
して再解析処理を実行した後、係り先文節及び係り線の
特定表示処理に係るステップ103に戻る(ステップ1
14、113)。以上が係り先文節の変更に関する処理
である。
のに変更させるいずれかの係り先文節選択キー3bがユ
ーザによって押下されたことを検出すると、注目文節の
係り先文節をその操作に応じた文節に変更して再解析処
理を実行した後、係り先文節及び係り線の特定表示処理
に係るステップ103に戻る(ステップ112、11
3)。また、ユーザによっていずれかの多枝選択キー3
eが直ちに押下されたことを検出すると、その多枝選択
キー3eに対応した文節に注目文節の係り先文節を固定
して再解析処理を実行した後、係り先文節及び係り線の
特定表示処理に係るステップ103に戻る(ステップ1
14、113)。以上が係り先文節の変更に関する処理
である。
【0033】ここで、再解析処理をより詳述する。先順
位のもの又は次順位のものが指定された場合には、当初
の解析によって得られた複数の解析結果の中のものが指
定されたことであるので、格納内容からこれを取出す。
また、多枝選択キー3eによる指定の場合には、当初の
解析によって得られた複数の解析結果の中のものか否か
を判断し、肯定結果を得た場合には格納内容からそれを
取出し、否定結果を得た場合には、注目文節の係り先文
節として指定された文節を固定して解析を当初より行な
う。なお、当初の解析において得られていない係り先文
節が指定された場合に行い再解析において、文全体を解
析する方法のほか、係り先文節の変化によって影響を受
ける部分を再解析するようにしても良い。
位のもの又は次順位のものが指定された場合には、当初
の解析によって得られた複数の解析結果の中のものが指
定されたことであるので、格納内容からこれを取出す。
また、多枝選択キー3eによる指定の場合には、当初の
解析によって得られた複数の解析結果の中のものか否か
を判断し、肯定結果を得た場合には格納内容からそれを
取出し、否定結果を得た場合には、注目文節の係り先文
節として指定された文節を固定して解析を当初より行な
う。なお、当初の解析において得られていない係り先文
節が指定された場合に行い再解析において、文全体を解
析する方法のほか、係り先文節の変化によって影響を受
ける部分を再解析するようにしても良い。
【0034】上述した押下キーの検出において、注目文
節(係り元文節)を前のもの又は後のものに変更させる
いずれかの注目文節選択キー3cがユーザによって押下
されたことを検出すると、注目文節をその操作に応じた
前の文節又は後の文節に変更した後、注目文節を他の文
節と区別させる特定表示処理に係るステップ102に戻
る(ステップ115)。
節(係り元文節)を前のもの又は後のものに変更させる
いずれかの注目文節選択キー3cがユーザによって押下
されたことを検出すると、注目文節をその操作に応じた
前の文節又は後の文節に変更した後、注目文節を他の文
節と区別させる特定表示処理に係るステップ102に戻
る(ステップ115)。
【0035】ユーザによって確認キー3dが押下された
ことを検出すると、解析結果及び訳語をその段階で表示
されていた内容に確定する(ステップ116)。
ことを検出すると、解析結果及び訳語をその段階で表示
されていた内容に確定する(ステップ116)。
【0036】このようにして実施例の特徴部分の処理を
終了し、意味解析を実行した後目的言語の文(訳文)の
生成に進む。
終了し、意味解析を実行した後目的言語の文(訳文)の
生成に進む。
【0037】なお、修正操作に係るキー入力回数には制
限がなく、上述した押下キーに対応した処理は何回か繰
返されることがある。
限がなく、上述した押下キーに対応した処理は何回か繰
返されることがある。
【0038】次に、以上説明した処理を、例文「国際化
が進むにつれて海外へ進出する企業は増える。」によっ
て詳述する。
が進むにつれて海外へ進出する企業は増える。」によっ
て詳述する。
【0039】まず、この文を解析すると、文節「国際化
が」、「進むにつれて」、「海外へ」、「進出する」、
「企業は」及び「増える。」に対する係り受け関係を示
す解析結果及び訳語が得られ、この解析結果及び訳語候
補が表示される。
が」、「進むにつれて」、「海外へ」、「進出する」、
「企業は」及び「増える。」に対する係り受け関係を示
す解析結果及び訳語が得られ、この解析結果及び訳語候
補が表示される。
【0040】ここで、当初においては、図4(A)に示
す解析結果が得られたとする。すなわち、文節「進むに
つれて」の係り先が文節「増える。」であることが正し
いが、係り先文節が「進出する」であるという解析結果
が得られたとする。また、文節「進むにつれて」の訳語
として妥当でない「(as) improves」が得
られたとする。なお、訳語における括弧書きの部分は、
適用システムによって表示されることもあり、また、表
示されないこともある部分である。
す解析結果が得られたとする。すなわち、文節「進むに
つれて」の係り先が文節「増える。」であることが正し
いが、係り先文節が「進出する」であるという解析結果
が得られたとする。また、文節「進むにつれて」の訳語
として妥当でない「(as) improves」が得
られたとする。なお、訳語における括弧書きの部分は、
適用システムによって表示されることもあり、また、表
示されないこともある部分である。
【0041】このような解析結果の表示直後において
は、図4(A)に示すように、第1文節たる「国際化
が」が注目文節となり、この文節「国際化が」が注目文
節としての特定表示がなされ、この文節「国際化が」の
訳語候補が他の文節の訳語候補と異なるように表示さ
れ、また、文節「進むにつれて」がこの文節「国際化
が」の係り先文節として特定されて表示され、これら両
文節「国際化が」及び「進むにつれて」を結ぶ係り線が
他の係り線と区別して表示される。
は、図4(A)に示すように、第1文節たる「国際化
が」が注目文節となり、この文節「国際化が」が注目文
節としての特定表示がなされ、この文節「国際化が」の
訳語候補が他の文節の訳語候補と異なるように表示さ
れ、また、文節「進むにつれて」がこの文節「国際化
が」の係り先文節として特定されて表示され、これら両
文節「国際化が」及び「進むにつれて」を結ぶ係り線が
他の係り線と区別して表示される。
【0042】このような表示内容を確認したユーザは、
注目文節「国際化が」については、得られた係り受け関
係及び訳語候補が妥当であるので、注目文節を次の文節
「進むにつれて」にするように、注目文節(係り元文
節)を後のものに変更させる注目文節選択キー3cを押
下する。
注目文節「国際化が」については、得られた係り受け関
係及び訳語候補が妥当であるので、注目文節を次の文節
「進むにつれて」にするように、注目文節(係り元文
節)を後のものに変更させる注目文節選択キー3cを押
下する。
【0043】これにより、図4(B)に示すように、文
節「進むにつれて」が注目文節としての特定表示がなさ
れ、この文節「進むにつれて」の訳語候補が他の文節の
訳語候補と異なるように表示され、また、文節「進出す
る」がこの文節「進むにつれて」の係り先文節として特
定されて表示され、これら両文節「進むにつれて」及び
「進出する」を結ぶ係り線が他の係り線と区別して表示
される。
節「進むにつれて」が注目文節としての特定表示がなさ
れ、この文節「進むにつれて」の訳語候補が他の文節の
訳語候補と異なるように表示され、また、文節「進出す
る」がこの文節「進むにつれて」の係り先文節として特
定されて表示され、これら両文節「進むにつれて」及び
「進出する」を結ぶ係り線が他の係り線と区別して表示
される。
【0044】このような表示内容を確認したユーザは、
文節「進むにつれて」の係り先が妥当でないこと、及
び、文節「進むにつれて」の訳語が妥当でないことを認
識し、修正操作を行なうことになる。
文節「進むにつれて」の係り先が妥当でないこと、及
び、文節「進むにつれて」の訳語が妥当でないことを認
識し、修正操作を行なうことになる。
【0045】係り先文節の修正操作及び訳語候補の修正
操作は、いずれを先に実行しても良いが、ここでは、係
り先文節の修正操作がなされたとする。
操作は、いずれを先に実行しても良いが、ここでは、係
り先文節の修正操作がなされたとする。
【0046】ここで、ユーザは、多枝選択キー3e(こ
の例の場合テンキー中の「6」)又は次順位の係り先文
節候補を指示する係り先文節選択キー3bによって文節
「増える。」を指示することになる。これにより、文節
「進むにつれて」と「増える。」とが係り受け関係にあ
ることを固定した再解析を実行され、その結果が表示さ
れる。
の例の場合テンキー中の「6」)又は次順位の係り先文
節候補を指示する係り先文節選択キー3bによって文節
「増える。」を指示することになる。これにより、文節
「進むにつれて」と「増える。」とが係り受け関係にあ
ることを固定した再解析を実行され、その結果が表示さ
れる。
【0047】図4(C)は、再解析の結果を示すもので
あり、再解析する前と同様に文節「進むにつれて」が注
目文節としての特定表示がなされ、この文節「進むにつ
れて」の訳語候補が他の文節の訳語候補と異なるように
表示され、また、文節「増える。」がこの文節「進むに
つれて」の係り先文節として特定されて表示され、これ
ら両文節「進むにつれて」及び「増える。」を結ぶ係り
線が他の係り線と区別して表示される。
あり、再解析する前と同様に文節「進むにつれて」が注
目文節としての特定表示がなされ、この文節「進むにつ
れて」の訳語候補が他の文節の訳語候補と異なるように
表示され、また、文節「増える。」がこの文節「進むに
つれて」の係り先文節として特定されて表示され、これ
ら両文節「進むにつれて」及び「増える。」を結ぶ係り
線が他の係り線と区別して表示される。
【0048】このような表示内容によって、注目文節
「進むにつれて」の係り受け関係が妥当なものになる
と、文節「進むにつれて」の訳語「(as) impr
oves」の修正処理を行なう。ユーザは、例えば、次
の訳語候補を表示させる訳語選択キー3aを、訳語候補
の表示が所望する訳語候補「(as) advance
s」になるまで繰返し押下する。又は、例えば、プレフ
ィックスキー3fを押下した後、一括表示されている訳
語候補の中から所望する訳語候補「(as) adva
nces」を見付け、その訳語候補に付与されている通
し番号に等しい多枝選択キー(いずれかのテンキー)3
eを押下する。いずれの操作方法を採択しても、訳語候
補が「(as) improves」から「(as)
advances」に変更され、図4(D)に示すよう
に表示される。
「進むにつれて」の係り受け関係が妥当なものになる
と、文節「進むにつれて」の訳語「(as) impr
oves」の修正処理を行なう。ユーザは、例えば、次
の訳語候補を表示させる訳語選択キー3aを、訳語候補
の表示が所望する訳語候補「(as) advance
s」になるまで繰返し押下する。又は、例えば、プレフ
ィックスキー3fを押下した後、一括表示されている訳
語候補の中から所望する訳語候補「(as) adva
nces」を見付け、その訳語候補に付与されている通
し番号に等しい多枝選択キー(いずれかのテンキー)3
eを押下する。いずれの操作方法を採択しても、訳語候
補が「(as) improves」から「(as)
advances」に変更され、図4(D)に示すよう
に表示される。
【0049】この図4(D)に示す表示内容を確認し
て、係り受け関係(解析結果)及び訳語候補が全て妥当
であると判断すると、ユーザは確認キー3fを押下して
解析結果及び訳語を確定させる。
て、係り受け関係(解析結果)及び訳語候補が全て妥当
であると判断すると、ユーザは確認キー3fを押下して
解析結果及び訳語を確定させる。
【0050】以上のように、上述した実施例によれば、
文節を最小単位とした解析結果を表示するようにしたの
で、解析結果の表示領域を小さいものとすることがで
き、入力文が長文の場合にも全体を表示することができ
る。また、文節を単位とした係り受け関係を修正させる
ようにしたので、ユーザも指示がし易いものとなってい
る。因に、単語を最小単位とした解析結果からユーザが
解析結果のおかしい点を認識して修正内容を指示するこ
とは、多くのユーザにとって難しいことである。さら
に、その修正内容の指示方法も係り元文節(注目文節)
及び係り先文節を特定操作するだけであるので、簡易な
ものであり、操作性が良好である。
文節を最小単位とした解析結果を表示するようにしたの
で、解析結果の表示領域を小さいものとすることがで
き、入力文が長文の場合にも全体を表示することができ
る。また、文節を単位とした係り受け関係を修正させる
ようにしたので、ユーザも指示がし易いものとなってい
る。因に、単語を最小単位とした解析結果からユーザが
解析結果のおかしい点を認識して修正内容を指示するこ
とは、多くのユーザにとって難しいことである。さら
に、その修正内容の指示方法も係り元文節(注目文節)
及び係り先文節を特定操作するだけであるので、簡易な
ものであり、操作性が良好である。
【0051】また、このような解析結果の一連の修正処
理の中で訳語の修正をも実行できるので、ユーザによる
支援を効率良く実行させることができる。
理の中で訳語の修正をも実行できるので、ユーザによる
支援を効率良く実行させることができる。
【0052】なお、上記実施例においては、機械翻訳シ
ステムに本発明を適用したものを示したが、入力された
自然言語文の解析処理を要する各種の自然言語処理シス
テムに本発明を適用することができる。機械翻訳システ
ム以外のシステムに適用する場合には、当然に、訳語候
補の表示や修正の処理はなくなる。
ステムに本発明を適用したものを示したが、入力された
自然言語文の解析処理を要する各種の自然言語処理シス
テムに本発明を適用することができる。機械翻訳システ
ム以外のシステムに適用する場合には、当然に、訳語候
補の表示や修正の処理はなくなる。
【0053】また、上述の実施例においては、入力され
た自然言語文が日本語の文章の場合を示したが、他の言
語の文章の解析にも本発明を適用することができる。こ
こで、他の言語の文章の場合には、文節という文法要素
はないが、これに類した1組の単語群(1単語だけのも
のを含む)を最小単位として、本発明を適用すれば良
い。すなわち、その組内での係り受け関係や句構造等に
擬似が生じない、しかも、各組の係り受け関係が容易に
認識し易い1組の単語群を最小単位とすれば良い。例え
ば、英文「I saw the man in the
park with the telescop
e.」の場合に、「I」、「saw」、「the ma
n」、「in the park」、「with th
e telescope」を最小単位として解析結果を
表示し、修正に供するようにすれば良い。なお、特許請
求の範囲における「文節」の用語はこのような日本語以
外の言語の場合をも含むものとする。
た自然言語文が日本語の文章の場合を示したが、他の言
語の文章の解析にも本発明を適用することができる。こ
こで、他の言語の文章の場合には、文節という文法要素
はないが、これに類した1組の単語群(1単語だけのも
のを含む)を最小単位として、本発明を適用すれば良
い。すなわち、その組内での係り受け関係や句構造等に
擬似が生じない、しかも、各組の係り受け関係が容易に
認識し易い1組の単語群を最小単位とすれば良い。例え
ば、英文「I saw the man in the
park with the telescop
e.」の場合に、「I」、「saw」、「the ma
n」、「in the park」、「with th
e telescope」を最小単位として解析結果を
表示し、修正に供するようにすれば良い。なお、特許請
求の範囲における「文節」の用語はこのような日本語以
外の言語の場合をも含むものとする。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、文節を
最小単位とした解析結果を表示すると共に、文節を指定
してその修正を行なうことができるようにしたので、簡
単な操作によって自然言語文に対する解析結果の修正選
択を行なうことができる、修正選択に供する解析結果を
全て一度に表示できる使い勝手の良好な自然言語処理シ
ステムを実現することができる。
最小単位とした解析結果を表示すると共に、文節を指定
してその修正を行なうことができるようにしたので、簡
単な操作によって自然言語文に対する解析結果の修正選
択を行なうことができる、修正選択に供する解析結果を
全て一度に表示できる使い勝手の良好な自然言語処理シ
ステムを実現することができる。
【図1】実施例システムにおけるユーザインタフェース
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【図2】実施例が適用される計算機システムを示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】実施例システムでの表示画面構造を示す説明図
である。
である。
【図4】ユーザ操作と具体的な表示画面の変化とを示す
説明図である。
説明図である。
1…計算機システム、2…CPU2、3…キーボード、
4…ディスプレイ、5…主メモリ、6…磁気ディスク装
置、3a…訳語選択キー、3b…係り先文節選択キー、
3c…注目文節選択キー、3d…確認キー、3e…多枝
選択キー、3f…プレフィックスキー。
4…ディスプレイ、5…主メモリ、6…磁気ディスク装
置、3a…訳語選択キー、3b…係り先文節選択キー、
3c…注目文節選択キー、3d…確認キー、3e…多枝
選択キー、3f…プレフィックスキー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/20 - 17/28 JICSTファイル(JOIS)
Claims (1)
- 【請求項1】 機械翻訳用の自然言語処理システムにお
いて、 入力された原言語の自然言語文を構文解析し、訳語を含
む解析結果を、上記自然言語文の1文を構成する全ての
文節を文頭の文節から文尾の文節の順に縦方向に一列に
並設させると共に、各文節が枝の先端にある木構造の係
り受け関係図と、この係り受け関係図における木構造表
示部を挟んで対応する文節の反対側に位置された各文節
の訳語とを1画面上に表示する解析結果表示手段と、 表示されている上記係り受け関係図上で係り元文節及び
係り先文節が直接入力指示された係り受け関係の変更情
報を取り込む変更情報取込み手段と、 この取り込んだ係り受け関係の変更情報に基づいて、係
り受け関係図を修正して表示し直すと共に、変更された
係り受け関係を有する解析結果が得られるように上記自
然言語文を再解析する修正手段と、 表示されている訳語候補の変更情報を取り込む訳語変更
情報取込み手段と、 この取り込んだ訳語候補の変更情報に基づいて、訳語候
補を修正して表示し直す訳語修正手段と、 確定を指示する入力に応じて、そのとき表示されていた
係り受け関係図が表している係り受け関係及び訳語候補
に解析結果を確定させる確定手段とを有することを特徴
とした自然言語処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16666091A JP3192686B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 自然言語処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16666091A JP3192686B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 自然言語処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05113996A JPH05113996A (ja) | 1993-05-07 |
JP3192686B2 true JP3192686B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=15835377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16666091A Expired - Fee Related JP3192686B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 自然言語処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3192686B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6118073A (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-25 | Hitachi Ltd | 校正方式 |
JPS6180360A (ja) * | 1984-09-26 | 1986-04-23 | Sharp Corp | 翻訳方式 |
JPS6335161U (ja) * | 1986-08-20 | 1988-03-07 | ||
JPH02156377A (ja) * | 1988-12-08 | 1990-06-15 | Hitachi Ltd | 機械翻訳方法および翻訳装置 |
JP2866944B2 (ja) * | 1989-06-06 | 1999-03-08 | 富士通株式会社 | 機械翻訳処理装置 |
JP2974698B2 (ja) * | 1989-10-13 | 1999-11-10 | 富士通株式会社 | 機械翻訳装置における単語間関係編集/学習装置 |
JP3296553B2 (ja) * | 1989-10-27 | 2002-07-02 | 株式会社リコー | 対話型文章解析方法 |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP16666091A patent/JP3192686B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05113996A (ja) | 1993-05-07 |
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