JPH01197797A

JPH01197797A - 音節認識結果選択方式

Info

Publication number: JPH01197797A
Application number: JP63022444A
Authority: JP
Inventors: Hidefumi Sawai; 沢井　秀文
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1988-02-02
Filing date: 1988-02-02
Publication date: 1989-08-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】援椎分夏本発明は、音節認識結果選択方式、より詳細には、音声
認識装置や音声入力によるワードプロセッサの認識結果
の表示及び修正方式に関する。

又米挟帆従来の音声入力によるワードプロセッサにおける認識結
果の表示と修正方式では、第１位候補として正解（所望
の認識結果）が得られない場合には。

通常は、定められた「次候補キー」を押下して、第２位
以下の候補を順次選択するか、再度音声入力を行なうか
の操作をしなければならない。

特に、「次候補キー」を続々に押下しても候補・内に正
解が含まれない場合には、再入力しなければならず、非
効率的であり、使用者への負担が増大する。

このような場合に、正解候補が上位の認識候補中に含ま
れなくとも再入力する必要がなく、簡単な操作で正解候
補を選択できる機能は１、従来、実現されていなかった
。

１−酊本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、
特に、音声入力によるワードプロセッサ等の音声入力文
書作成装置において、認識結果の選択や確認操作を使用
者に負担をかけることな〈実施できる、より使い易い機
能を有する音節認識結果選択方式を提供することを目的
としてなされたものである。

構　　成本発明は、上記目的を達成するために、音声を入力する
マイクロフォンと、入力された音節音声を認識する音声
認識部と、認識された結果をユーザーに見易いように表
示する認識結果整理部と、認識結果を表示するディスプ
レイと、認識結果を修正するキーボードと、修正された
結果を用いてカナ漢字変換等の言語処理を行なうデータ
処理部とから構成され、認識結果の第ｎ（ｎは整数）位
候補までを同時に表示し、表示された候補からテンキー
等のキー操作によって正解候補の順位を指定して音節を
選択する手段と、第ｎ位までの候補中に正解が含まれな
い場合に、第ｎ位までの候補音節から推定される類似音
節を第（ｎ＋１）位以降の候補として追加し、追加した
候補中に正解が含まれるときに再度順位指定を行なうこ
とによって所望の音節を修正選択することを特徴とした
ものである。以下、本発明の実施例に基いて説明する。

第１図は、本発明の一実施例を説明するためのシステム
構成のブロック図であり１図中、１はマイクロフォン、
２は音節認識部、３は認識結果整理部、４はデータ処理
部、５はディスプレイ、６はキーボード、７はコンヒユ
ージョン、マトリックスで、マイクロフォン１から入力
された音節音声は、音節認識部２で分析、照合されて、
認識結果は結果整理部３にて、ユーザーの見易いように
整理され、同時に、ディスプレイ５に表示される。

認識結果が正しい場合には直ちにデータ処理部４におい
て、カナ漢字変換等の言語処理が行なわれる。しかし、
認識結果に誤りが含まれていれば、キーボード６を用い
て、適当な修正処理を行った後に、データ処理部４に修
正結果を送り込む必要がある。

また、結果整理部３で整理された音節認識結果の候補中
に正解が含まれていない場合には、コンヒユージョン・
マトリックス７を引用することにより、上位候補の音節
に類似した音節を候補に追加し、同時にディスプレイ５
に追加表示する。その後は、同様に、キーボード６を用
いて、修正処理後のデータをデータ処理部４に送り込む
。

第２図は、第１図に示したコンヒユージョン・マトリッ
クス７の内容を説明するための図で、ａｉは入力音部名
、ｂｊは出力音部名、Ｐ（ｂｊｌａｉ）は、入力音節が
ａｉのときに、出力音節ｂｊを出力する条件付き確率で
ある。今、入力音節ａｉの生起確率（出現確率）をＰ（
ａｉ）、出力音節ｂｊが出力される確率をＰ（ｂｊ）と
すると、ベイズ（Ｂ　ａｙｅｓ）の定理により、因果関
係の結果ｂｊからその原因ａ１を推定する事後確率（ａ
　　ｐ　ｏｓｔｅｒｉｏｒｉ　ｐ　ｒｏｂａ−ｂｉｌｉ
ｔｙ）を表す関係が存在する。すなわち、ｒを入力音節
数として。

ここで、Ｐ（ａｉ、ｂｊ）は、結合事象の確率である。

（１）、（２）式を用いて分母を前向き確率（ｆ　ｏｒ
ｖａｒｄ　ｐ　ｒｏｂａｂｉｌｉｔｙ）　Ｐ　（ｂ　ｊ
ｌ　ａ　ｉ）のみを用いて表記すると。

となる、（３）式は出力音部名がｂｊのときに、入力音
部名がａｉである条件付き確率を表わす、または、後向
き確率（ｂ　ａｃｋｖａｒｄ　ｐ　ｒｏｂａｂｉｌｉｔ
ｙ）ともいう。

いま、出力音節候補を仮に第ｎ位まで表示するものとす
ると、（ｂｊ）＝　（ｂ、、ｂ、−ｂｎ）であり１．ｊ
＝Ｘ、２．・・・、ｎのときの各々について（３）式よ
りＰ（ａｉｌｂｔ）−Ｐ（ａｉｌｂ、）＊−、Ｐ（ａｉ
ｌｂｎ）を計算する（ｉ＝１．２．＝ｒ）。

ＰＴＨを類似音節を出力するか否かの判定を行うだめの
閾値とすると、Ｐ（ａｉｌｂｊ）ンＰＴＨ：　ｊ＝１　ｅ　２ｍ　・・
・ｎ　：　１　＝１　ｇ　２＠　”’　ｒ・・・（４）を満たすａｉを出力し、もしａｉ＃ｂｔ、ｂ、−ｂｎで
あるａｉが存在すれば、第（ｎ＋１）位以降の候補に順
にこのａｉを追加する。

換言すれば、第０位までの候補音節から第（ｎ＋１）位
以降の追加候補音節を推定することができ、その際には
、予め作成しておいた音節間のコンヒユージョン・マト
リックスとベイズ（Ｂ　ａｙｅｓ）の定理に基づく後向
き確率を利用する。

第３図は、入力音節列が「おんせいにんしき」の場合に
「ん」以外の音節は第１〜３位内に正解が含まれている
出力結果例を表わした図である。

第４図に示すテンキー（第１図のキーボード６中にある
）６１によって、認識順位を指定することにより、正解
音節を選択することができる。「ん」については、第３
位候補までに出現しなかったため、゛次候補キー′を押
下することにより、（４）式を満たすａｉが第４〜６位
候補として（図中「ん」「む」　「すＪが対応）追加さ
れ、テンキーで′４′を押下することにより「ん」を選
択できることを示している。

このようにして修正された音節列は、第１図のデータ処
理部４に送られ、カナ漢字変換されて、正しい結果「音
声認識」を得ることができる。

効　　　果以上の説明から明らかなように、本発明によると、音節
認識結果の上位候補中に正解候補が含まれない場合でも
、上位候補音節から自動的に計算される（　Ｂ　ａｙｅ
ｓの定理を用いた）後向き確率によって、入力音節を推
定し、候補として追加できる。

このため、正解候補が含まれる確率が増大し、よって同
一音節を再発声しなくとも容易に正解音節を選択して修
正することが可能となる。したがって、使用者への負担
が軽減され、より使い易い文書作成機能を提供できるよ
うになり、音声入力により文書作成機能が飛范的に向上
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の一実施例を説明するためのシステム
構成のブロック図、第２図は、第１図に示したコンヒユ
ージョンマトリックスの詳細を説明するための図、第３
図は、入力が“音声認識”の場合の本発明の動作説明を
するための図、第４図は、テンキーの一例を示す図であ
る。１・・・マイクロフォン、２・・・音節認識部、３・・
・認識結果整理部、４・・・データ処理部、５・・・デ
ィスプレイ、６・・・キーボード、７・・・コンヒユー
ジョン・マトリックス。第　　１　図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

１、音声を入力するマイクロフォンと、入力された音節
音声を認識する音声認識部と、認識された結果をユーザ
ーに見易いように表示する認識結果整理部と、認識結果
を表示するディスプレイと、認識結果を修正するキーボ
ードと、修正された結果を用いてカナ漢字変換等の言語
処理を行なうデータ処理部とから構成され、認識結果の
第ｎ（ｎは整数）位候補までを同時に表示し、表示され
た候補からテンキー等のキー操作によって正解候補の順
位を指定して音節を選択する手段と、第ｎ位までの候補
中に正解が含まれない場合に、第ｎ位までの候補音節か
ら推定される類似音節を第（ｎ＋１）位以降の候補とし
て追加し、追加した候補中に正解が含まれるときに再度
順位指定を行なうことによって所望の音節を修正選択す
ることを特徴とする音節認識結果選択方式。