JPH053549Y2 - - Google Patents
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- JPH053549Y2 JPH053549Y2 JP6498287U JP6498287U JPH053549Y2 JP H053549 Y2 JPH053549 Y2 JP H053549Y2 JP 6498287 U JP6498287 U JP 6498287U JP 6498287 U JP6498287 U JP 6498287U JP H053549 Y2 JPH053549 Y2 JP H053549Y2
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- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 claims 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 12
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 10
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 3
- 208000008035 Back Pain Diseases 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000379 polymerizing effect Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 238000005303 weighing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Retaining Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、主として、山肌や土手の表面保護
用に積み重ねて土木用に使用されるコンクリート
製積みブロツクユニツトに関し、特に端部に積み
重ねられる積みブロツクユニツトに関する。
用に積み重ねて土木用に使用されるコンクリート
製積みブロツクユニツトに関し、特に端部に積み
重ねられる積みブロツクユニツトに関する。
[従来の技術]
現在のコンクリート製の積みブロツクは、熟練
石工職人が1個1個手作業で積み重ねて施工して
いる。この工法によると、職人1人に対して、下
手間の人夫が5〜6人も必要であつて、多労働で
施工に手間が掛かり、又、石工職人は全国的に高
齢者が多く、1個40Kgもある積みブロツクを1回
に何百個も持ち運びする為、腰を痛める者が多
く、更に、熟練職人が不足して、後継者がほとん
どいないのが現状である。
石工職人が1個1個手作業で積み重ねて施工して
いる。この工法によると、職人1人に対して、下
手間の人夫が5〜6人も必要であつて、多労働で
施工に手間が掛かり、又、石工職人は全国的に高
齢者が多く、1個40Kgもある積みブロツクを1回
に何百個も持ち運びする為、腰を痛める者が多
く、更に、熟練職人が不足して、後継者がほとん
どいないのが現状である。
素人人夫で積みブロツクを施工すると、ブロツ
クがきれいに揃えて積み重ねできず、部分的に張
つて来たり、あるいは波打状態になつて、工事が
難行する。
クがきれいに揃えて積み重ねできず、部分的に張
つて来たり、あるいは波打状態になつて、工事が
難行する。
更に又、1個1個積み重ねる工法では、次々と
積み重ねていくので、下段のブロツクを早く確実
に固定する必要がある。この為、積みブロツクの
控尻に助石して仮止めした後、水分の少ない硬練
りのコンクリートで胴込みして固定するが、この
コンクリートは、積みブロツクとの付着が悪く、
硬化後における擁壁全体の強度が弱くなる欠点が
あつた。
積み重ねていくので、下段のブロツクを早く確実
に固定する必要がある。この為、積みブロツクの
控尻に助石して仮止めした後、水分の少ない硬練
りのコンクリートで胴込みして固定するが、この
コンクリートは、積みブロツクとの付着が悪く、
硬化後における擁壁全体の強度が弱くなる欠点が
あつた。
この欠点を解決する積みブロツクユニツトとし
て、複数個の積みブロツクを一体化した擁壁ブロ
ツクが開発されている(実開昭59−38378号公
報)。又、本考案者も複数のブロツクを集合した
自立のブロツクユニツトを開発した(実開昭61−
146544号公報)。
て、複数個の積みブロツクを一体化した擁壁ブロ
ツクが開発されている(実開昭59−38378号公
報)。又、本考案者も複数のブロツクを集合した
自立のブロツクユニツトを開発した(実開昭61−
146544号公報)。
[従来の問題点]
従来のブロツクユニツトは、複数のブロツクが
集合されて自立できるので簡単に能率よく施工で
きる。このブロツクユニツトは施工方法は、ブロ
ツクユニツトを積み重ね、必要ならば裏面に突出
する自立用凸起の間に鉄筋を入れ、自立用凸起の
間に生コンクリートを打設して、全体が一体とな
つた擁壁を構築している。ところが、側壁に積み
重ねられるブロツクユニツトは、第7図に示すよ
うに、背部のコンクリート充填〓間7の側方が開
口される為、ここを型枠10で閉塞した状態で生
コンクリートを打設する必要があつた、この型枠
10は、強固に固定するのに著しく手間が掛か
り、特に、高く積み重ねた擁壁での作業の為に危
険でもあり、更に、打設後にバイブレータ等で〓
間なく充填される生コンクリートの圧力で矢印の
方向に押し出され易い欠点があつた。
集合されて自立できるので簡単に能率よく施工で
きる。このブロツクユニツトは施工方法は、ブロ
ツクユニツトを積み重ね、必要ならば裏面に突出
する自立用凸起の間に鉄筋を入れ、自立用凸起の
間に生コンクリートを打設して、全体が一体とな
つた擁壁を構築している。ところが、側壁に積み
重ねられるブロツクユニツトは、第7図に示すよ
うに、背部のコンクリート充填〓間7の側方が開
口される為、ここを型枠10で閉塞した状態で生
コンクリートを打設する必要があつた、この型枠
10は、強固に固定するのに著しく手間が掛か
り、特に、高く積み重ねた擁壁での作業の為に危
険でもあり、更に、打設後にバイブレータ等で〓
間なく充填される生コンクリートの圧力で矢印の
方向に押し出され易い欠点があつた。
特に複数のブロツクを一体化した自立式のブロ
ツクユニツトは、単に積み重ねるだけで自立でき
る為、1個1個ブロツクを積み重ねる従来の工法
のように、背面に充填される生コンクリートでブ
ロツクを仮止めする必要がなく、従つて従来のよ
うに、硬練りの生コンクリートを使用する必要が
なく、硬化後に最も強固にブロツクユニツトとで
一体構造の擁壁を構築できる水分率に混練できる
ため、含有水分が多くて流動性が良く、言い替え
れば水の状態に近くて高く積み重ねて生コンクリ
ートを打設すると下部の生コンクリート圧が著し
く高くなり、更に、この構造のブロツクユニツト
は1個1個積み重ねるブロツクに比べると、相当
に高く積み重ねた状態で生コンクリートを打設す
る為、生コンクリートが型枠を押圧する総圧力が
著しく高くなり、型枠の固定に著しく手間が掛か
る。更に、生コンクリート打設後に、バイブレー
タで〓間なく充填されるので、この状態で更に強
いコンクリート圧が作用し、型枠の強固な仮止め
は更に困難となる。
ツクユニツトは、単に積み重ねるだけで自立でき
る為、1個1個ブロツクを積み重ねる従来の工法
のように、背面に充填される生コンクリートでブ
ロツクを仮止めする必要がなく、従つて従来のよ
うに、硬練りの生コンクリートを使用する必要が
なく、硬化後に最も強固にブロツクユニツトとで
一体構造の擁壁を構築できる水分率に混練できる
ため、含有水分が多くて流動性が良く、言い替え
れば水の状態に近くて高く積み重ねて生コンクリ
ートを打設すると下部の生コンクリート圧が著し
く高くなり、更に、この構造のブロツクユニツト
は1個1個積み重ねるブロツクに比べると、相当
に高く積み重ねた状態で生コンクリートを打設す
る為、生コンクリートが型枠を押圧する総圧力が
著しく高くなり、型枠の固定に著しく手間が掛か
る。更に、生コンクリート打設後に、バイブレー
タで〓間なく充填されるので、この状態で更に強
いコンクリート圧が作用し、型枠の強固な仮止め
は更に困難となる。
更に又、型枠を使用して、ブロツクユニツトの
側端面を構築する場合、この面は施工後表面に表
出するので、特に美しく仕上げる必要があり、型
枠の組み違いや表面の汚れを防止する必要があ
り、型枠の取扱いに更に手間が掛かる欠点があつ
た。
側端面を構築する場合、この面は施工後表面に表
出するので、特に美しく仕上げる必要があり、型
枠の組み違いや表面の汚れを防止する必要があ
り、型枠の取扱いに更に手間が掛かる欠点があつ
た。
[考案の目的]
この考案は、更に、この欠点を解決することを
目的に開発されたもので、この考案の重要な目的
は、従来のブロツクユニツトでは著しく手間が掛
かつた、背面側端の型枠組みが省略でき、施工手
間を著しく簡素化して作業の安全性が向上できる
端積用のコンクリート製の積みブロツクユニツト
を提供するにある。
目的に開発されたもので、この考案の重要な目的
は、従来のブロツクユニツトでは著しく手間が掛
かつた、背面側端の型枠組みが省略でき、施工手
間を著しく簡素化して作業の安全性が向上できる
端積用のコンクリート製の積みブロツクユニツト
を提供するにある。
更に又、この考案の他の重要な目的は、構築さ
れる擁壁の側端面が、ブロツクユニツトと一緒に
工場生産できる為、美しく仕上げられる端積用の
コンクリート製の積みブロツクユニツトを提供す
るにある。
れる擁壁の側端面が、ブロツクユニツトと一緒に
工場生産できる為、美しく仕上げられる端積用の
コンクリート製の積みブロツクユニツトを提供す
るにある。
更に又、この考案の他の重要な目的は、隅塞側
壁がブロツクユニツトに固定されており、しかも
ブロツクユニツトは複数のブロツクが一体化され
て相当に重い為、コンクリート充填〓間に強い圧
力で生コンクリートを打設してもこれが位置ずれ
せず、生コンクリートを〓間なく強圧して充填し
て強固な擁壁が構築できる端積用のコンクリート
製の積みブロツクユニツトを提供するにある。
壁がブロツクユニツトに固定されており、しかも
ブロツクユニツトは複数のブロツクが一体化され
て相当に重い為、コンクリート充填〓間に強い圧
力で生コンクリートを打設してもこれが位置ずれ
せず、生コンクリートを〓間なく強圧して充填し
て強固な擁壁が構築できる端積用のコンクリート
製の積みブロツクユニツトを提供するにある。
更に又、隅塞側壁も自立用凸起に併用でき、重
くて大きなブロツクユニツトが安定に自立できる
端積用のコンクリート製の積みブロツクユニツト
を提供するにある。
くて大きなブロツクユニツトが安定に自立できる
端積用のコンクリート製の積みブロツクユニツト
を提供するにある。
[従来の問題点を解決する為の手段]
この考案の端積用のコンクリート製の積みブロ
ツクは、複数個の積みブロツクが集合された前面
形状を有し、なおかつ、この積みブロツク集合形
状部分の、上縁と下縁とは、集合された積みブロ
ツクと同配列に積み重ねられる単一の積みブロツ
クが嵌着できる凹凸状に形成され、更に、上下縁
の凹凸形状は互いに積み重ねて嵌合できる形状に
形成されており、一方裏面に突出して自立用凸起
2が設けられている。自立用凸起2の上端面から
下端面までの距離は、積みブロツクユニツトを上
下に積み重ねた状態で、自立用凸起2の上下両端
が互いに当接し、かつ凹凸状の合端の上下面が互
いに嵌入された状態で前面が同一平面に自立して
積み重ねられる長さに形成され、かつ自立用凸起
2の間にコンクリート充填〓間7が形成されてい
る。側端に沿つて垂直に隅塞側壁3が固定されて
おり、この隅塞側壁3は裏面に突出すると共に、
上下積み重ね状態に於て、上下端が互いに当接し
ており、この隅塞側壁3でもつてブロツク集合形
状部分の後方に設けられるコンクリート充填〓間
7の端面が閉塞されるように構成されている。
ツクは、複数個の積みブロツクが集合された前面
形状を有し、なおかつ、この積みブロツク集合形
状部分の、上縁と下縁とは、集合された積みブロ
ツクと同配列に積み重ねられる単一の積みブロツ
クが嵌着できる凹凸状に形成され、更に、上下縁
の凹凸形状は互いに積み重ねて嵌合できる形状に
形成されており、一方裏面に突出して自立用凸起
2が設けられている。自立用凸起2の上端面から
下端面までの距離は、積みブロツクユニツトを上
下に積み重ねた状態で、自立用凸起2の上下両端
が互いに当接し、かつ凹凸状の合端の上下面が互
いに嵌入された状態で前面が同一平面に自立して
積み重ねられる長さに形成され、かつ自立用凸起
2の間にコンクリート充填〓間7が形成されてい
る。側端に沿つて垂直に隅塞側壁3が固定されて
おり、この隅塞側壁3は裏面に突出すると共に、
上下積み重ね状態に於て、上下端が互いに当接し
ており、この隅塞側壁3でもつてブロツク集合形
状部分の後方に設けられるコンクリート充填〓間
7の端面が閉塞されるように構成されている。
[作用効果]
この考案のコンクリート製の積みブロツクユニ
ツトは、側端に隅塞側壁3を設けているので、ブ
ロツクユニツトを積み重ねると、背面に生成され
るコンクリート充填〓間7の端が隅塞側壁3で閉
塞される。この為、従来のブロツクユニツトのよ
うに、型枠を固定して、背面のコンクリート充填
〓間の端を閉塞する必要がなく、手間の掛かつた
型枠組みの手間を省略して作業能率を著しく向上
でき、しかも、高所での危険な枠組み作業を省略
して安全性も向上できる。
ツトは、側端に隅塞側壁3を設けているので、ブ
ロツクユニツトを積み重ねると、背面に生成され
るコンクリート充填〓間7の端が隅塞側壁3で閉
塞される。この為、従来のブロツクユニツトのよ
うに、型枠を固定して、背面のコンクリート充填
〓間の端を閉塞する必要がなく、手間の掛かつた
型枠組みの手間を省略して作業能率を著しく向上
でき、しかも、高所での危険な枠組み作業を省略
して安全性も向上できる。
更にまた、好都合なことに、複数のブロツクが
集合されたブロツクユニツトは、ブロツク単体に
比べると全体の重量が極めて重く、隅塞側壁がこ
の重いブロツクユニツトに固定されているので、
生コンクリートを充填する時に、隅塞側壁3が強
固に移動しない状態で固定できる。この為、生コ
ンクリート充填時に隅塞側壁3が位置ずれを起こ
さず、コンクリート充填〓間7に強い圧力で生コ
ンクリートを打設して、生コンクリートでもつて
強固に一体構造の擁壁が構築できる。
集合されたブロツクユニツトは、ブロツク単体に
比べると全体の重量が極めて重く、隅塞側壁がこ
の重いブロツクユニツトに固定されているので、
生コンクリートを充填する時に、隅塞側壁3が強
固に移動しない状態で固定できる。この為、生コ
ンクリート充填時に隅塞側壁3が位置ずれを起こ
さず、コンクリート充填〓間7に強い圧力で生コ
ンクリートを打設して、生コンクリートでもつて
強固に一体構造の擁壁が構築できる。
又、隅塞側壁3が位置ずれしないことは、構築
された擁壁の側面が整然と並べられて美しく構築
できることに効果があり、更に、側面を現場施工
せずにこれを工場生産でき、しかも側面が前面と
一体構造に成形出来るので、隅塞側壁で構築され
た擁壁の側面は、従来のものに比べて著しく美し
く仕上げられる特長も実現できる。
された擁壁の側面が整然と並べられて美しく構築
できることに効果があり、更に、側面を現場施工
せずにこれを工場生産でき、しかも側面が前面と
一体構造に成形出来るので、隅塞側壁で構築され
た擁壁の側面は、従来のものに比べて著しく美し
く仕上げられる特長も実現できる。
更にまた、ブロツクユニツトを積み重ねた状態
で、互いに上下のブロツクユニツトの隅塞側壁3
が〓間なく接触するので、この隅塞側壁3も自立
用凸起2と同様にブロツクユニツトの自立積み重
ね作用があり、これでもつて更に安定にブロツク
ユニツトを積み重ねできる特長も実現できる。
で、互いに上下のブロツクユニツトの隅塞側壁3
が〓間なく接触するので、この隅塞側壁3も自立
用凸起2と同様にブロツクユニツトの自立積み重
ね作用があり、これでもつて更に安定にブロツク
ユニツトを積み重ねできる特長も実現できる。
[好ましい実施例]
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。但し、以下に示す実施例は、この考案の技
術思想を具体化する為のブロツクユニツトを例示
すものであつて、この考案の端積用のコンクリー
ト製の積みブロツクユニツトを下記の装置に特定
するものでない。この考案のブロツクユニツト
は、実用新案登録請求の範囲の記載に於て、種々
の変更が加えられる。
する。但し、以下に示す実施例は、この考案の技
術思想を具体化する為のブロツクユニツトを例示
すものであつて、この考案の端積用のコンクリー
ト製の積みブロツクユニツトを下記の装置に特定
するものでない。この考案のブロツクユニツト
は、実用新案登録請求の範囲の記載に於て、種々
の変更が加えられる。
第1図に示す端積み用のコンクリート製の積み
ブロツクユニツト1は、集合されている複数のブ
ロツクの前面形状が長方形で、谷積み用に使用さ
れるもので、上下2段合計5個の積みブロツクが
一体となつてコンクリートで成形されている。
ブロツクユニツト1は、集合されている複数のブ
ロツクの前面形状が長方形で、谷積み用に使用さ
れるもので、上下2段合計5個の積みブロツクが
一体となつてコンクリートで成形されている。
複数個のブロツクが集合された前面形状は、45
度に傾斜する長方形状と、この長方形状の間にあ
つて、擁壁の上下縁と側縁とに設けられている根
石、天端型とが組み合わされている。
度に傾斜する長方形状と、この長方形状の間にあ
つて、擁壁の上下縁と側縁とに設けられている根
石、天端型とが組み合わされている。
背面には、第1図と第2図に示すように、自立
用凸起2が設けられており、側端には垂直に隅塞
側壁3が設けられている。
用凸起2が設けられており、側端には垂直に隅塞
側壁3が設けられている。
自立用凸起2は、前面の形状に合せて、即ち前
面ブロツク1列に1列の割合で、一定の間隔で複
数本設けられ、第4図に示すように、これが互い
に当接することによつて上下に積み重ねられた積
みブロツクユニツト1が自立できる長さに形成さ
れている。即ち、積み重ねられたブロツクユニツ
トは、前面部が凹凸状の合端4で当接し、背面は
自立用凸起が当接して自立される。
面ブロツク1列に1列の割合で、一定の間隔で複
数本設けられ、第4図に示すように、これが互い
に当接することによつて上下に積み重ねられた積
みブロツクユニツト1が自立できる長さに形成さ
れている。即ち、積み重ねられたブロツクユニツ
トは、前面部が凹凸状の合端4で当接し、背面は
自立用凸起が当接して自立される。
第1図と第2図とに示すブロツクユニツト1
は、上面合端4の最も高い位置に合わせて自立用
凸起2が垂直に設けられている。
は、上面合端4の最も高い位置に合わせて自立用
凸起2が垂直に設けられている。
自立用凸起2は、間に胴込コンクリートが流入
し易いように上下に延長する凸条で、更に、胴込
コンクリートの食い込みが良くなるように、第1
図に示すように、後端が上下に突出されている。
し易いように上下に延長する凸条で、更に、胴込
コンクリートの食い込みが良くなるように、第1
図に示すように、後端が上下に突出されている。
更に、自立用凸起2は、積みブロツクユニツト
1をクレーン等で吊り下げて積み重ねできるよう
に、積み重ね状態で、合端4と後端との間にロー
プ用の〓間が形成されている。このようにロープ
用の〓間が設けられたものは、簡単に吊り下げら
れることに加えて、積重状態で、自立用凸起2の
間にできる〓間を通つて、自立用凸起2両側に打
設されたコンクリートが互いに連通され、更に、
第6図に示すように、ここに横鉄筋5を配筋でき
るので、全体が強固に結合して強靱な擁壁が構築
できる特長も備える。
1をクレーン等で吊り下げて積み重ねできるよう
に、積み重ね状態で、合端4と後端との間にロー
プ用の〓間が形成されている。このようにロープ
用の〓間が設けられたものは、簡単に吊り下げら
れることに加えて、積重状態で、自立用凸起2の
間にできる〓間を通つて、自立用凸起2両側に打
設されたコンクリートが互いに連通され、更に、
第6図に示すように、ここに横鉄筋5を配筋でき
るので、全体が強固に結合して強靱な擁壁が構築
できる特長も備える。
第1図と第2図の中間に示す積みブロツクユニ
ツト1は、4個の長方形を45度傾斜して上下2段
に並べた形状に成形されている。この形状の積み
ブロツクユニツト1の積み重ね段数を調整して、
擁壁の高さを調整できる。
ツト1は、4個の長方形を45度傾斜して上下2段
に並べた形状に成形されている。この形状の積み
ブロツクユニツト1の積み重ね段数を調整して、
擁壁の高さを調整できる。
この考案のブロツクユニツト1は、従来の単一
ブロツクが一緒に使用できるように、前面形状な
らびに外周の凹凸形状が成形されている。即ち、
前面形状は、従来の単一ブロツクと同一のものを
重合した形状に成形されている。従来の単一ブロ
ツクが併用できるものは、第3図に示すように、
構築される擁壁の一部に単一ブロツク6を使用す
ることにより、多少カーブする擁壁等を簡単に構
築出来る特長がある。
ブロツクが一緒に使用できるように、前面形状な
らびに外周の凹凸形状が成形されている。即ち、
前面形状は、従来の単一ブロツクと同一のものを
重合した形状に成形されている。従来の単一ブロ
ツクが併用できるものは、第3図に示すように、
構築される擁壁の一部に単一ブロツク6を使用す
ることにより、多少カーブする擁壁等を簡単に構
築出来る特長がある。
ブロツクユニツトの側端に固定される隅塞側壁
3は、積み重ね状態で、背面のコンクリート充填
〓間7の端を閉塞できるように、背面に突出して
設けられ、かつ、積み重ね状態で上下端が互いに
当接する高さに形成されている。第1図に示す隅
塞側壁3は、前面に対して直角に設けられている
が、必ずしも直角に設ける必要はなく、多少傾斜
して固定することも可能である。また、擁壁の側
端面に表出する隅塞側壁3の表面は、通常平滑面
に成形されるが、ここに装飾模様を成形し、ある
いは、ブロツクの積み重ね模様に成形することも
可能である。
3は、積み重ね状態で、背面のコンクリート充填
〓間7の端を閉塞できるように、背面に突出して
設けられ、かつ、積み重ね状態で上下端が互いに
当接する高さに形成されている。第1図に示す隅
塞側壁3は、前面に対して直角に設けられている
が、必ずしも直角に設ける必要はなく、多少傾斜
して固定することも可能である。また、擁壁の側
端面に表出する隅塞側壁3の表面は、通常平滑面
に成形されるが、ここに装飾模様を成形し、ある
いは、ブロツクの積み重ね模様に成形することも
可能である。
第1図に示すブロツクユニツト1の隅塞側壁3
上下面は、水平状に形成されているが、この面を
互いに嵌合される凹凸状に形成することも可能で
ある。ただ、隅塞側壁3の上下面は、積み重ね状
態において、生コンクリートが漏れないように〓
間なく当接する必要があるので、嵌合する上下面
は〓間なく接触する形状に成形される。
上下面は、水平状に形成されているが、この面を
互いに嵌合される凹凸状に形成することも可能で
ある。ただ、隅塞側壁3の上下面は、積み重ね状
態において、生コンクリートが漏れないように〓
間なく当接する必要があるので、嵌合する上下面
は〓間なく接触する形状に成形される。
背面に自立用凸起2と隅塞側壁3とを有するブ
ロツクユニツト1は、全体がコンクリートでもつ
て一体的に成形されている。
ロツクユニツト1は、全体がコンクリートでもつ
て一体的に成形されている。
ところで、第1図に示すように、合端4に嵌着
凸起8と、これが嵌入される嵌着凹窪9とを設
け、これを嵌着して上下に積み重ねられる積みブ
ロツクユニツト1の位置ずれを防止するなら、積
みブロツクユニツト1の積み重ねは更に簡素化さ
れる。
凸起8と、これが嵌入される嵌着凹窪9とを設
け、これを嵌着して上下に積み重ねられる積みブ
ロツクユニツト1の位置ずれを防止するなら、積
みブロツクユニツト1の積み重ねは更に簡素化さ
れる。
この考案は、積みブロツクの前面の形状、並び
に合端の外形を特定しない。第5図の背面図に示
すブロツクユニツト1は、6角形のブロツクが集
合された前面形状に成形されている。更に図示し
ないが、前面形状は、長方形の積みブロツクを水
平で千鳥に配列した布積形状のものも使用でき
る。この場合、合端の全体の形状は方形状とな
る。
に合端の外形を特定しない。第5図の背面図に示
すブロツクユニツト1は、6角形のブロツクが集
合された前面形状に成形されている。更に図示し
ないが、前面形状は、長方形の積みブロツクを水
平で千鳥に配列した布積形状のものも使用でき
る。この場合、合端の全体の形状は方形状とな
る。
又、前面の模様は、平面状、角錐状、割石状、
中央凸又は凹状になど種々のものが使用できる。
中央凸又は凹状になど種々のものが使用できる。
又、全体の大きさは、通常従来の積みブロツク
2〜16個分の大きさに形成されるが、好ましく
は、4〜8個分とするのが良い。
2〜16個分の大きさに形成されるが、好ましく
は、4〜8個分とするのが良い。
前記の如く形成された積みブロツクユニツト1
の施工方法は、上面が所定の角度に傾斜され、あ
るいは水平の基礎コンクリートまたは基礎ブロツ
クの上に、第3図と第4図とに示すようにブロツ
クユニツト1を積み重ね、その後第6図に示すよ
うに、自立用凸起2の間に縦横に配筋した後、背
面のコンクリート充填〓間7に胴込コンクリート
を打設して全体を強固に連結固定する。
の施工方法は、上面が所定の角度に傾斜され、あ
るいは水平の基礎コンクリートまたは基礎ブロツ
クの上に、第3図と第4図とに示すようにブロツ
クユニツト1を積み重ね、その後第6図に示すよ
うに、自立用凸起2の間に縦横に配筋した後、背
面のコンクリート充填〓間7に胴込コンクリート
を打設して全体を強固に連結固定する。
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
すコンクリート製の積みブロツクユニツトの斜視
図、および背面図、第3図および第4図は積み重
ね状態を示す正面図および背面図、第5図は他の
実施例を示す積みブロツクユニツトの積み重ね状
態を示す背面図、第6図は施工状態を示す水平断
面図、第7図は従来のブロツクユニツトの施工状
態を示す水平断面図である。 1……ブロツクユニツト、2……自立用凸起、
3……隅塞側壁、4……合端、5……横鉄筋、6
……単一ブロツク、7……コンクリート充填〓
間、8……嵌着凸起、9……嵌着凹窪、10……
型枠。
すコンクリート製の積みブロツクユニツトの斜視
図、および背面図、第3図および第4図は積み重
ね状態を示す正面図および背面図、第5図は他の
実施例を示す積みブロツクユニツトの積み重ね状
態を示す背面図、第6図は施工状態を示す水平断
面図、第7図は従来のブロツクユニツトの施工状
態を示す水平断面図である。 1……ブロツクユニツト、2……自立用凸起、
3……隅塞側壁、4……合端、5……横鉄筋、6
……単一ブロツク、7……コンクリート充填〓
間、8……嵌着凸起、9……嵌着凹窪、10……
型枠。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数個の積みブロツクが集合された前面形状
を有し、なおかつ、この積みブロツク集合形状
部分の、上縁と下縁とは、集合された積みブロ
ツクと同配列に積み重ねられる単一の積みブロ
ツクが嵌着できる凹凸状に形成され、更に、上
下縁の凹凸形状は互いに積み重ねて嵌合できる
形状に形成されており、一方裏面に突出して自
立用凸起2が設けられており、この自立用凸起
2の上端面から下端面までの距離は、積みブロ
ツクユニツトを上下に積み重ねた状態で、自立
用凸起2の上下両端が互いに当接し、かつ凹凸
状の合端の上下面が互いに嵌入された状態で前
面が同一平面に自立して積み重ねられる長さに
形成され、かつ自立用凸起2の間にコンクリー
ト充填隙間7が形成されてなるコンクリート製
の積みブロツクユニツトに於て、側端に沿つて
垂直に隅塞側壁3が固定されており、この隅塞
側壁3は裏面に突出すると共に、上下積み重ね
状態に於て、上下端が互いに当接しており、こ
の隅塞側壁3でもつてブロツク集合形状部分の
後方に設けられるコンクリート充填隙間7の端
面が閉塞されるように構成されてなることを特
徴とする端積用のコンクリート製の積みブロツ
クユニツト。 (2) 集合されている複数のブロツクの前面形状が
長方形である実用新案登録請求の範囲第1項記
載の端積用のコンクリート製の積みブロツクユ
ニツト。 (3) 集合されている複数のブロツクの前面形状が
六角形である実用新案登録請求の範囲第1項記
載の端積用のコンクリート製の積みブロツクユ
ニツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6498287U JPH053549Y2 (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6498287U JPH053549Y2 (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63171443U JPS63171443U (ja) | 1988-11-08 |
JPH053549Y2 true JPH053549Y2 (ja) | 1993-01-28 |
Family
ID=30901639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6498287U Expired - Lifetime JPH053549Y2 (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053549Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-28 JP JP6498287U patent/JPH053549Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63171443U (ja) | 1988-11-08 |
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