JPS6016527B2 - 護岸壁形成方法およびこれに使用する係止部材 - Google Patents

護岸壁形成方法およびこれに使用する係止部材

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JPS6016527B2
JPS6016527B2 JP1879280A JP1879280A JPS6016527B2 JP S6016527 B2 JPS6016527 B2 JP S6016527B2 JP 1879280 A JP1879280 A JP 1879280A JP 1879280 A JP1879280 A JP 1879280A JP S6016527 B2 JPS6016527 B2 JP S6016527B2
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locking member
concrete
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forming
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勝 篠崎
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、護岸壁の形成方法に関し、一層詳細には、
所定角度傾斜する河川岸をコンクリート製平板を順次並
設して護岸壁として形成する場合に、この平板の位置決
めが簡略化し且つ強度を増加することが可能な護岸壁の
形成方法およびこれに使用する係止部村に関する。
河川の底部を流遇する水流の浸蝕から岸部を効果的に保
護すると共に美感を倍加し、さらに遊歩道として活用し
たりする如く、河川敷の護岸工事が頻繁に行なわれてい
ることは、周知の事実である。
一般的に、この種の護岸工事は、第1図に示すように、
水流に臨入するブロック並設部分Aと、このブロック並
設部分から傾斜し立ち上り、聞知右を敷設する部分Bと
、さらに前記部分Bの上端部から延在して遊歩道等に利
用される水平部分Cで終端する護岸壁部分Dと基本的に
形成される。通常、この護岸壁部分Dに関する工事は、
その形成の際法枠を作ることから法枠工事と指称されて
いるが、特に従来の工法では以下のような不都合が存在
することが指摘されていた。すなわち、法枠工事とは、
一般的には、矩形状の大形な法枠をコンクリートで流し
込み成形し、それによって形成された長方形状の空間部
に略正方形状のコンクリート平板を所定間隔隔てて戦層
し、目地部分に再びコンクリートを流し込んで固定する
方法が採用されてきた。その際、コンクリート平板を固
定戦層するには、多数の釘部材(所謂ばか釘)を用いて
法枠あるいは平板相互で間隔を保っていたが、法枠自体
傾斜するものであり、また前記平板も一般的には縦40
伽×榛40の×高さ12狐を標準として構成されるもの
であるために、その重量によって徐々に滑落し、従って
これを定位直に保持すべく熟練した技術者が必要とする
ばかりか、単に栗石の上にこの平板が戦直されるだけの
ものであるために工事完了後の強度も些程に期待するこ
とが困難である等の幾多の欠点を保有していた。そこで
、本発明者は、鋭意研究並びに試作を重ねた結果、前記
法枠によって形成された矩形状の空間部に適当に豚合す
る係止部材を形成し、しかもこの係止部村をコンクリー
ト平板が充分に鉄合するように略正方形の網目状に形成
しておけば、法枠完成後に係止部材を法枠空間部に鞍入
し、次いで係止部材の正方形空間部に平板を鼓合して目
地用コンクリートを流し込むだけで何らコンクリート平
板の位置決め作業を必要とすることなく護岸壁を得るこ
とができ、前記の問題点が一挙に解決できることを突き
止めた。
従って、本発明の一般的な目的は、技術的熟練度を全く
必要とすることなく、しかも強度に優れ且つ作業能率が
一段と向上した護岸壁の形成方法およびこれに使用する
係止部材を提供するにある。
前記の目的を達成するため、本発明方法においては、護
岸壁面に複数の所定寸法からなる矩形状法枠をコンクリ
ート成形し、前記法枠内に複数の空間部を形成した係止
部材を敦置固定し、これら係止部村の空間部にそれぞれ
コンクリート平板を鼓合固定し、さらにこれらコンクリ
ート平板と法枠および各係止部材との間隙部に目地用コ
ンクリートを流し込むことを特徴とする。
さらに、前記方法は、複数の鉄筋を互いに交叉させてコ
ンクリート平板鉄合用空間部と目地用空間部とを画成し
、更に前記鉄筋の両端部を垂直方向下方に指向させて折
曲形成し、この鉄筋折曲端部を法枠内に押圧隊入してコ
ンクリート平板を固定させる護岸壁形成用係止部材を使
用することによって好適に実施される。
本発明の他の目的および利点は、以下の詳細な説明から
一層明らかとなるであろう。
次に、本発明方法について、それを実施する手段との関
係において好適な実施例を挙げ、添付図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
第2図において、参照符号1川ま、傾斜する河岸を示し
、護岸工事の際には、先ずこの河岸10の表面が削取、
埋設によて平滑化される。
平滑表面を有する河岸10には、次いで、砕石若しくは
自然石からなる栗石12が護岸部分全域に亘つて所定厚
で敷き詰められ、この栗石12上に法枠14を形成する
。法枠14は、一般的には、栗石12に対して垂直にベ
ニヤ材等の板材を対向して矩形を形成するよう楯設し、
その対向空間にコンクリートを流し込むことによって成
形する。この法枠用コンクリートの凝結後、法枠14の
空間内部に再び栗石16を敷設する。すなわち、法枠1
4の空間内部では、栗石12と栗石16とが二層に百つ
て敷設されていることが諒解されよう。なお、前記栗石
16の表面は、これを平滑化するために細砕石18を敷
き詰めておく(第3図参照)。次に、第3図においてこ
のように敷設された細砕石18上に本発明に係るコンク
リート平板係止部材20を恰かも前記枠14の内法部分
にぴったりと鉄合するように装着する。この係止部材2
0は、第4図から容易に理解できるように、縦方向に6
本、横方向に4本、凡そ直径5h/mの鉄筋22,24
を所定間隔離間して配置し、特に、夫々の鉄筋は、後述
する平板を鼓合し、また、目地部分を形成するために予
め、正方形と長方形とを画成する空間部26並びに28
を横成すべく交叉させておく。なお、鉄筋22,24の
交叉点は、スポット熔接で接合しておくと好適であり、
また、鉄筋22,24の両端部は、夫々垂直方向下方に
折曲しておく。そこで、このように構成された係止部村
20はその折曲された鉄筋22,24の先端部を若干細
砕石18に押圧挿入して法枠14の空間内部に固定する
。その際、この係止部材2川ま、細砕石18表面に略平
行に視認できる程度の位置決めをすることが肝要である
。次いで、係止部材20の正方形状の空間部26に、正
方形状のコンクリート平板30を順次隊合載遣していき
、その載暦を完了した時点で、平板30と法枠14との
間隙部および目地用空間28にコンクリートを流し込み
固化するのを待機すればよい(第5図参照)。なお、こ
の目地の形成には、その高度をコンクリート平板30よ
り若干低くなるように抑え、且つ法枠下部32に接する
部分の目地34は、徐々に立上り傾斜形成して上部から
流下する雨水を好適に河川に導出するようにしておく。
本発明によれば、以上のように、護岸壁の形成の際、特
に、コンクリート平板を位置決めすることな〈載贋固定
するために、熟練した施行者を必要としないばかりか、
コンクリート平板を他所から搬入する時、そのまま、係
止部材の空間部に鉄入するだけで位置決めされ、作業能
率が著しく向上した。
また、係止部材自体が鉄筋で構成され、この係止部材は
、そのまま埋め込まれるので、護岸壁全体として強度が
増す等の顕著な効果も得られた。以上、本発明について
好適な実施例を挙げて説明したが、本発明は、この実施
例に限定されるものではなく、例えば、道路壁等にも応
用できる等、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改
良並びに設計変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る護岸壁の概略縦断面図、第2図
は本発明方法により法枠に平板を固着した状態を示す縦
断面図、第3図は本発明方法において係止部材に平板を
固定した状態を示す護岸壁の縦断面図、第4図は本発明
方法に使用する護岸壁形成用係止部材の斜視図、第5図
は本発明方法により形成される護岸壁の平面図である。 1・・・・・・河岸、12・・・・・・粟石、14・・
・・・・法枠、16・・…・栗石、18・・…・細砕石
、20・・・・・・係止部材、22・・・・・・鉄筋、
24・・・・・・鉄筋、26…・・・空間部、28・・
・・・・空間部、30・・・・・・コンクリート平板、
32…・・・法枠下部、34…・・・目地。FIGIF
IG.2 FIG3 FIG・ム FIG.5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 護岸壁面に複数の所定寸法からなる矩形状法枠をコ
    ンクリート成形し、前記法枠内に複数の空間部を形成し
    た係止部材を載置固定し、これら係止部材の空間部にそ
    れぞれコンクリート平板を嵌合固定し、さらにこれらコ
    ンクリート平板と法枠および各係止部材との間隙部に目
    地用コンクリートを流し込むことを特徴とする護岸壁形
    成方法。 2 複数の鉄筋を互いに交叉させてコンクリート平板嵌
    合用空間部と目地用空間部とを画成し、さらに前記鉄筋
    の両端部を垂直下方に指向させて折曲形成し、この鉄筋
    折曲端部を法枠内に押圧嵌入してコンクリート平板を固
    定させるよう構成してなる護岸壁形成用係止部材。 3 複数の鉄筋は、その交叉部分をスポツト熔接して固
    着することからなる特許請求の範囲第2項記載の護岸壁
    形成用係止部材。
JP1879280A 1980-02-18 1980-02-18 護岸壁形成方法およびこれに使用する係止部材 Expired JPS6016527B2 (ja)

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JPS56115408A JPS56115408A (en) 1981-09-10
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JPH0735853Y2 (ja) * 1991-10-31 1995-08-16 前田製管株式会社 法面保護用ブロック
KR100719878B1 (ko) 2006-09-01 2007-05-18 이예순 식생블럭 조립체

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