JPH0535317A - Pcのプログラミング装置 - Google Patents

Pcのプログラミング装置

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JPH0535317A
JPH0535317A JP21593791A JP21593791A JPH0535317A JP H0535317 A JPH0535317 A JP H0535317A JP 21593791 A JP21593791 A JP 21593791A JP 21593791 A JP21593791 A JP 21593791A JP H0535317 A JPH0535317 A JP H0535317A
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賢朗 杉浦
Yoshio Sakakibara
吉男 榊原
Taketoshi Kato
豪俊 加藤
Teiji Uno
禎二 宇野
Fuyuhiko Yoshikura
冬彦 吉倉
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/04Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
    • G05B19/05Programmable logic controllers, e.g. simulating logic interconnections of signals according to ladder diagrams or function charts
    • G05B19/056Programming the PLC

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リンクラインで接続される複数のPCをイン
タ−ロック制御するためのプログラムの入力及び修正を
容易にして、オペレ−タの手間を軽減する。 【構成】 装置とPCとの対応関係の入力手段、他の装
置の装置識別コ−ドと自装置内の入出力要素の要素識別
コ−ドとを付して他の装置を参照する入力要素をプログ
ラム入力する手段、外部入力要素の抽出手段、外部入力
要素とそれにより参照される非参照入出力要素との対応
テ−ブルの作成手段、リンク用ステップの作成手段、前
記識別名をアドレスに変換する手段を備えたプログラム
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプログラマブル
コントローラ(以下、単に「PC」と記す。)を、信号
を伝送するリンクラインを介して接続し、複数のPC間
で相互に入出力要素を参照して、インターロック制御を
可能としたシステムにおける各PCの順序制御のための
プログラムを作成するためのプログラミング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図26に示す機能を備えたPC用のプロ
グラミング装置が提供されている。上記装置は、キ−入
力部からPCの順序制御を可視的に表記したラダ−回路
を各シンボルを特定する識別名とともに作成し、そのラ
ダー回路に対応したソースプログラムをソ−スプログラ
ム記憶部4 に記憶する。また、キ−入力部から入力され
るリンクパラメ−タをリンクパラメ−タ記憶部13に記憶
する。リンクパラメータは、1つのPCのプログラムに
於いて、他のPCの入出力要素が参照されている場合に
おける、相互の対応関係を示すデータである。また、キ
−入力部から入力されるリンク要素とリンクリレ−アド
レス(メモリのリンク要素用のアドレス)との対応関係
を、リンクリレ−割付記憶部に記憶する。さらに、キ−
入力部から入力される現実の入出力要素とリレ−アドレ
ス(現実の入出力要素用のメモリのアドレス)との対応
関係を、外部I/O割付記憶部に記憶する。
【0003】次に、キ−入力部からの所定のキ−入力に
対応して、ソ−スプログラム記憶部4 のプログラム内で
仮想される入出力要素についてリレ−アドレス(仮想の
入出力要素用のメモリのアドレス)を割りつけて内部I
/O割付記憶部に記憶する。次に、ソ−スプログラム記
憶部4 のプログラム内の各入出力要素の識別名を、前記
リンクリレ−割付記憶部、前記外部I/O割付記憶部、
前記内部I/O割付記憶部を参照して、アドレスに変換
する。次に、図示言語変換処理部S23 により、PCのプ
ログラムメモリへの書き込み可能な機械コ−ドデ−タに
変換して、プログラム言語情報記憶部14へ記憶する。上
述の如く記憶されたリンクパラメ−タ及び機械コ−ドデ
−タは、所定のキ−入力等に対応して、PCのプログラ
ム用メモリへ書き込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図26に示す装置は、
リンクラインで接続される複数のPCのプログラムの入
力に関して、入出力要素の状態を相互に参照可能とする
ためのプログラムの作成に多大な困難がある。第1に、
1つのPCのプログラムにおいて参照した他のPCに属
する入出力要素の状態を、どのように読み取るかが問題
である。全てのPCの全ての入出力要素に全て異なるア
ドレスを割り付け、通信によって、全てのPCのメモリ
に於いて、全ての入出力要素の状態を同時に且つ同一に
記憶させれば、他のPCの入出力要素を自己のPCに属
する入出力要素と区別することなくプログラムできる。
しかし、全てのPCは自己のPCに属する入出力要素だ
けでなく、他のPCの全ての入出力要素の状態を記憶す
る共通アドレスのメモリを必要とし、メモリ容量が膨大
になるという欠点がある。また、入出力要素を特定する
ためのアドレスの数が多くなり、プログラムの記述が困
難となるという問題がある。また、自己のPCの入出力
要素に関してのみ自己のPCだけにアクセス可能なアド
レス(即ち、ローカルアドレス)を割付け、他のPCか
ら参照される入出力要素については、ローカルアドレス
の他に、全てのPCにより共通にアクセスできるアドレ
ス(即ち、コモンアドレス)を割付け、コモンアドレス
のメモリの内容を通信により全てのPCで同一値とする
という方法がある。この方法は、入出力要素が他のどの
PCの入出力要素を参照したものであるかを示す情報を
用いてプログラムを作成する必要がある。そして、その
入出力要素をコモンアドレスに割付けると共に、そのコ
モンアドレスのメモリに参照されたPCの対応する入出
力要素の状態を記憶させるためのプログラムの追加が必
要となる。
【0005】また、リンクラインで接続される複数のP
Cのそれぞれが、複数の装置を制御するシステムに於い
て、或るPCで制御されている装置を、他のPCで制御
するようにプログラムを変更する場合には、上述の困難
が、より一層増す。
【0006】上記の処理を全てのPCのプログラムに関
して誤りなく実行することは、極めて困難である。この
ように、図26に示す装置は、複数のPCのプログラム
入力に関して、オペレ−タの手間が過大となり、ミスを
誘発し易い。また、PCによって制御される設備の改造
等に伴い、プログラムを変更する場合、または、PCに
よって制御されるべき装置を変更する場合には、前記の
作業を、再び行わなければならない。本発明は、上記の
課題を解決するために成されたものであり、その目的と
するところは、インターロック制御が可能なPCのプロ
グラムの作成を容易にすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプログラミング
装置は、図27に示すように、1つのプログラマブルコ
ントローラ(PC)に接続された入出力要素の状態が、
信号を伝送するリンクラインを介して他のPCに於いて
読込まれ、該他のPCに対する外部入力要素の状態とし
て順序制御に用いられることにより、各PC間のインタ
ーロック制御を可能としたシステムにおける順序制御の
ためのプログラムを作成するプログラミング装置に於い
て、PCの制御対象である上記システム内の各装置につ
いて、何れのPCによって制御されるべきかを指定する
ための割付入力手段X1と、1つの装置の順序制御を表
記したプログラムの入力に際して、他の装置に属する入
出力要素が、他の装置を特定する装置識別コードと自己
の装置内の入出力要素を特定する要素識別コードとを含
む識別名で特定される入力要素として記述されることに
よって参照されるプログラムを入力するプログラム入力
手段X2と、割付入力手段により入力された装置とその
装置の制御されるべきPCとを対応付けるテ−ブルを参
照して、プログラム入力手段により入力されたプログラ
ムにおける識別名で特定される入力要素の内、他のPC
によって制御されるべき装置に属する入出力要素の参照
される入力要素を、外部入力要素として抽出する外部入
力要素抽出手段X3と、外部入力要素抽出手段によって
抽出された外部入力要素により参照される他のPCのプ
ログラムに於いて、外部入力要素の識別名の要素識別コ
ードにより特定される入出力要素が、外部入力要素の属
するPCにより参照されている被参照入出力要素である
ことを示すリンクテーブルを作成するリンクテーブル作
成手段X4と、リンクテーブル作成手段により作成され
たリンクテーブルを参照して、被参照入出力要素を、全
PCにより共通アドレスにて参照され得る共通アドレス
領域に割付られたリンク要素に順次対応させ、被参照入
出力要素を含むプログラムに、被参照入出力要素の状態
を、その被参照入出力要素に対応するリンク要素の状態
とする命令ステップを追加する第1プログラム修正手段
X5と、外部入力要素を含むプログラムに於いて、外部
入力要素の識別名を、その外部入力要素に対応するリン
ク要素のアドレスに変換する第2プログラム修正手段X
6と、を設けたことである。
【0008】上記に於いて、第1プログラム修正手段X
5、及び、第2プログラム修正手段X6は、ラダー回路
に対応したソースプログラムについてプログラムの修正
を実行してもよく、また、機械コ−ドデ−タについてプ
ログラムの修正を実行してもよい。
【0009】
【作用】オペレ−タは、各装置の順序制御プログラム
を、プログラム入力手段X2により、例えば、リレ−ラ
ダ−図の形態で入力する。その際、他の装置に属する入
出力要素を参照する入力要素(外部入力要素)は、該他
の装置を特定する装置識別コードと、該他の装置内の上
記入出力要素を特定する要素識別コードとを含む識別名
により、特定する。オペレ−タは、また、割付入力手段
X1により、PCの制御対象である上記システム内の各
装置について、何れのPCによって制御されるべきかを
指定して、入力する。
【0010】上記プログラムの入力後、オペレ−タによ
り処理の実行が指令されると、本装置は、各PCのプロ
グラムに表記された入出力要素のうち、他のPCのプロ
グラムにおいて外部入力要素として参照されている被参
照入出力要素を抽出する。この被参照入出力要素か否か
の判定は、入出力要素の識別名の装置識別コードと、割
付入力手段により規定された各装置とその装置を制御す
るPCとの対応関係とに基づいて、行われる。即ち、識
別名の装置識別コードを判別すれば、自己のPCで制御
される入出力要素か他のPCで制御される入出力要素か
を判別することができる。次に、各入出力要素毎に、被
参照入力要素か否かを示すデータを記憶するリンクテー
ブルを作成し、さらに、共通アドレス領域に割付られた
リンク要素に、各被参照入出力要素を、順次、割付け
る。次に、本装置は、その共通アドレスに割付られたリ
ンク要素を参照してプログラムを修正する。即ち、上記
の各被参照入出力要素の状態を、それに対応するリンク
要素の状態とする命令ステップを追加するとともに、各
外部入力要素のアドレスを、それに対応するリンク要素
のアドレスに変換する。こうして、オペレ−タにとって
は簡易な作業により、インターロック制御の可能なPC
のプログラムが作成される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、 (1)複数のPCにより制御されるシステムの構成 (2)プログラミング装置の概要 (3)プログラミング装置での処理 (4)複数のPCにより制御されるシステムでの通信 の順に説明する。
【0012】(1)複数のPCにより制御されるシステム
の構成 図1は、複数台のPCPC01〜PC32によって制御されるト
ランスファ−マシンの構成を示す。トランスファ−マシ
ンの各ステ−ションST0,ST1L,ST1R,・・・ST3Rは、図示
の如く、対応するPCPC01〜PC32によってそれぞれ制御
され、各PCPC01〜PC32は、リンクラインL によって相
互に結合されている。また、各ステ−ションST0,ST1L,S
T1R,・・・ST3Rには、図示の如く、それぞれ装置M1,T1,
T2(以上ステ−ションST0 )、11M1,1F1,11 (同ST1
R)、・・・3F1,32(同ST3R)が、配設されている。
【0013】本プログラミング装置は、図1の如く、リ
ンクラインL により相互に結合される複数台のPCに対
して簡易にプログラムを入力できる装置である。即ち、
各PCに関し、自己の装置に属する入出力要素について
は該入出力要素の要素識別コ−ドを付して通常の方法で
プログラム入力し、また、他の装置に属する入出力要素
を参照する入力要素については、該他の装置の装置識別
コ−ドと該入力要素の要素識別コ−ドとから成る識別名
を付してプログラム入力することにより、各PCの順序
制御のためのプログラムが作成され、且つ、各PCの入
出力要素の状態を相互に参照可能とするためのプログラ
ムが自動的に作成される。なお、PCと該PCで制御さ
れるべき装置との対応を与えるデ−タをキ−ボ−ドから
入力し、また、現実の入出力要素(プログラムで仮想さ
れる入出力要素でない入出力要素)の状態の格納される
べきメモリのアドレスを、該入出力要素に割付けて入力
しなければならない。
【0014】(2)プログラミング装置の概要 図2は、本実施例のプログラミング装置の具体的な構成
を示したブロック図である。PCの順序制御のためのプ
ログラム及び各PCの入出力要素の状態を相互に参照可
能とするためのプログラムを作成する処理を行うCPU
100、そのPCプログラムの作成処理プログラムを記
憶したROM110、作成するラダー回路や作成された
ラダー回路を表示するCRT120、ラダー回路を作成
するための入出力要素のシンボルのデータや本プログラ
ム作成処理を実行するための制御データを入力するキー
ボード130、CPU100とCRT120及びキーボ
ード130の間に介在する入出力インタフェース14
0、ラダー回路の表示データ等や順序制御プログラムを
記憶するRAM150とで構成されている。また、RA
M150は、ラダー回路図を記憶するラダー回路図領域
1501、ラダー回路図に対応した順序制御のためのソ
ースプログラムを記憶するソースプログラム領域150
2、ソースプログラムから変換された2進数の機械言語
のオブジェクトプログラムを記憶するオブジェクトプロ
グラム領域1503、及び、リンクパラメ−タ領域15
04で構成されている。
【0015】図3は、CPU100によるプログラムの
実行によって達成されるプログラミング装置の機能を示
すブロック図であり、図4はCPU100の処理手順を
示したフローチャートである。本実施例装置では、ま
ず、各装置についての順序制御プログラムを表記した、
例えば、図5に示すようなラダー回路図が、CRT12
0とキーボード130を用いて作成される。そして、そ
のラダー回路図はRAM150のラダー回路図領域15
01に記憶される。そのラダー回路図は、このラダー回
路図を順次繰り返し走査して入力要素の状態から出力要
素の状態を決定するという順序処理を実行するためのソ
ースプログラムに変換され、そのソースプログラムは、
さらに、オブジェクトコ−ドに変換されて、RAM15
0のオブジェクトプログラム領域1503に記憶され
る。なお、図5のラダー回路図に於いて、入力要素はリ
レーやリミットスイッチ等の接点、出力要素はリレーコ
イル等である。入力要素と出力要素を合わせて、入出力
要素という。
【0016】図5に示す如く、入出力要素には英数字で
構成された識別名『R6X』、『D2P』、『12R4
X』、『1F1R1』、『T1R1』等が付されてい
る。識別名は、一般的に、装置を特定する装置識別コー
ドと、その装置内における入出力要素を特定する要素識
別コードとで構成されている。また、自己の装置におけ
る入出力要素の識別名では、装置識別コードは省略され
る。例えば、要素識別コードは、前記の識別名の場合
は、順に、R6X,D2P.R4X,R1,R1等であ
り、これらは、各装置において入力要素、出力要素に割
当られた名称である。また、入力要素の内、識別名『1
2R4X』のように、要素識別コード『R4X』の前に
装置識別コード『12』の付された入力要素は、その入
力要素が、他の装置12に接続された要素識別コード
『R4X』の入出力要素の入力要素であることを意味し
ている。なお、要素識別コードの前に装置識別コ−ドの
付される場合としては、上記『12R4X』の場合のよ
うに、他のPCによって制御される装置の装置識別コ−
ドの付される場合と、例えば、『T1R1』のように、
同じPCによって制御される他の装置の識別コ−ドの付
される場合とがある。以下、他のPCで制御される装置
の入出力要素を参照している入力要素を外部入力要素と
いう。また、以下、要素識別コードを単に要素名とい
い、装置識別コードを装置名という。また、このように
付される識別コ−ドを、識別名又は信号名という。な
お、図5におけるラダー回路図は、各装置毎に分けて作
成されており、各装置毎のプログラムは、スタ−トラベ
ル(UNITM1等)、エンドラベル(UNITEND )により、区
切られている。
【0017】(3)プログラミング装置での処理 オペレ−タの入力操作により、ソ−スプログラム記憶部
4(ソ−スプログラム領域1502)に、図5の如きリレ−
ラダ−図に対応するソ−スプログラムが記憶され、PC
と該PCで制御されるべき装置との対応を与えるデ−タ
が入力されて装置割付記憶部5に図8の如きテ−ブルが
作成され、さらに、前述の現実の入出力要素の状態の格
納されるべきメモリのアドレスを割付けるデ−タが入力
されて、外部I/O割付記憶部6に図9の如くテ−ブル
が作成され、その後、所定のキ−入力操作によって、本
プログラミング装置に処理の実行が指令されると、図4
に示す処理が実行される。以下、図4の処理を説明す
る。
【0018】a.プログラム分割処理; ステップS11 ・図
6 上記の如くソ−スプログラム記憶部4 に記憶されたプロ
グラムは、まず、プログラム分割処理部S11 によって、
各装置毎のプログラムに分割された後、各PCごとのプ
ログラムに纏められる。各PC毎のプログラムは、分割
後プログラム記憶部7に、図7の如く記憶される。な
お、分割は、前記スタ−トラベル、及び、前記エンドラ
ベルに基づいて実行される。
【0019】b.内部I/O割付処理:ステップS13 ・図
10 内部I/O割付処理部S13 は、前記図7の如く記憶され
たプログラム中で、各入出力要素に識別名として付され
ている各信号名(装置名+機器名)に、それぞれ内部I
/O用のメモリのアドレスを対応づけて、内部I/O割
付記憶部8(図11) に記憶する。その際、外部I/O割付
記憶部6(図9)を参照する。これは、既に外部I/O用の
メモリのアドレスを割り付けられた入出力要素に、内部
I/O用のメモリのアドレスが割り付けられることを避
けるためである。本例では、内部I/O用のメモリのア
ドレスとして、1000〜1FFFが割り当てられている。
【0020】各識別名とメモリのアドレスとの対応付け
は、下記のように実行される。まず、分割後プログラム
記憶部7(図7)から、1 命令が読み出される(S131)。その
命令が、出力系(出力要素)の命令であり(S133;YES)、
且つ、信号名が、既に外部I/O割付記憶部6(図9)に割
り付け済みの信号名でない場合には(S137;NO)、当該信
号名の入出力要素に、内部I/O用のメモリのアドレス
が割り付けられる(S139)。その後、再び上記ステップS1
31に戻り、次の命令が読み出され(S131)、同様に処理さ
れる。かかる処理が、全PCの全プログラムについて実
行されることにより、内部I/O割付記憶部8(図10) に
は、内部I/O用のメモリのアドレスと信号名とを対応
づけるテ−ブルが作成される。
【0021】c.リンク信号抽出処理; ステップS15 ・図
12 リンク信号抽出処理部S15 は、他のPCで参照されるべ
き入出力要素(被参照入出力要素)を抽出して、リンク
信号使用状況記憶部9(図13)に記憶する。即ち、リン
ク信号使用状況テ−ブル9に於いて、被参照入出力要素
の識別名の使用有無デ−タが“1”にセットされる。
尚、リンク信号は、被参照入出力要素の状態を参照する
信号(命令語)の意味に使用されており、入出力要素が
他のPCから参照されているとき、そのリンク信号は使
用されているという意味に用いられる。
【0022】まず、リンク信号使用状況テ−ブル9が作
成される(S151)。リンク信号使用状況テ−ブル9は、外
部I/O割付記憶部6(図9)及び内部I/O割付記憶
部8(図11)のテ−ブルのように各識別名(信号名)
に対応付けられた、それぞれ自PCのみにアクセス可能
なメモリのアドレス(現実の入出力要素用のアドレス00
00〜0FFF、及び、仮想の入出力要素用のアドレス1000〜
1FFF)に、使用有無デ−タを対応させるテ−ブルであ
る。使用有無デ−タは、初期状態では、“0”とされて
いる。
【0023】次に、分割後プログラム記憶部7から、1
命令が読み出される(S153)。該命令が、識別名(信号
名)付きの命令であり(S155;YES)、且つ、識別名と装置
割付記憶部5(図8)のデ−タとの対照により、他のPCに
属する入出力要素を参照する命令である場合は(S157;N
O) 、他のPCに属するその識別名の入出力要素を被参
照入出力要素と見なすための使用有無デ−タが“1”に
セットされる(S159)。
【0024】例えば、PCPC01のプログラム中の入力要
素12R4X には、他のPCPC12で制御されるべき装置の装
置名12が要素名R4X の前に付与されている。したがっ
て、この場合には、他のPCPC12用のテ−ブルの識別名
12R4X の入出力要素の使用有無デ−タが“1”にセット
される。図13では、PCPC01用のテ−ブルの識別名M1D2
P の入出力要素の使用有無デ−タが“1”にセットされ
ているが、これは、他のPCであるPCPC11のプログラ
ム中の入力要素D2P の要素名の前に、PCPC01で制御さ
れるべき装置M1の装置名M1が付与されているためであ
る。
【0025】上述の処理が、全PCの全プログラムにつ
いて実行されることにより、他のPCにて参照されるべ
き入出力要素(被参照入出力要素)に関して、リンク信
号使用状況テ−ブルの使用有無デ−タが“1”にセット
される。
【0026】d.リンク用回路作成追加処理; ステップS1
7 ・図14 リンク用回路作成追加処理部S17 は、リンク信号使用状
況テ−ブル9を参照して、被参照入出力要素を含むプロ
グラムに、リンク要素の状態を該被参照入出力要素の状
態に等しくする命令ステップを追加する。即ち、リンク
用回路を作成してプログラムに追加する。ここに、リン
ク用回路は、被参照入出力要素と同一要素名の入力要素
と、この入力要素の状態に応じて状態を変化させる出力
要素(リンク要素(リンクリレー))とから成る。ま
た、リンク用回路作成追加処理部S17 は、各リンク要素
に、それぞれ重複しない要素名を付与し、さらに、順
次、全PCにより共通アドレスにて参照され得る共通ア
ドレス(リンクリレ−アドレス)を割り付ける。本実施
例では、リンクリレ−アドレスとして、3000〜3FFFが割
り当てられている。
【0027】まず、リンクエリアラベルが、PC(最初
は、PC01)のプログラムの最後に追加される(S171)。次
に、リンク信号使用状況記憶部9(図13)から、順次、
使用有無デ−タが読み出される(S173)。その結果、使用
有無デ−タが“1”であれば(S175;YES)、リンク用回路
が作成されて、該デ−タの属するPC(最初は、PC01)
のプログラムに追加される(S177)。リンク用回路は、該
使用有無デ−タが“1”の入出力要素(被参照入出力要
素)の状態を参照する入力要素と、該入力要素の状態に
応じて状態を変化させる出力要素(リンク要素)とから
成る命令ステップである。また、上記リンク要素に、そ
れぞれ重複しない要素名(順に、L0,L1,L2・
・)が付与され(S179)、さらに、該リンク要素に、全P
Cにより共通アドレスにて参照され得る共通アドレス
(リンクリレ−アドレス)が、順次、割り付けられる(S
181)。
【0028】例えば、PCPC01の識別名M1D2P の使用有
無デ−タは“1”にセットされている。このため、識別
名M1D2P の被参照入出力要素の状態を参照する識別名M1
D2Pの入力要素と、該入力要素M1D2P の状態を参照する
リンク要素とから成る命令ステップが作成されて、図16
の如く、PCPC01のプログラムのリンクエリアラベルの
後に追加される。なお、上記識別名M1D2P は、PCPC01
用のリンク信号使用状況テ−ブルに於いて、最初に使用
有無デ−タが“1”とされている識別名である。このた
め、図15に示すように、上記入力要素M1D2P に対応す
るリンク要素L0に、メモリのリンク要素用の領域の先頭
アドレス3000が、リンクリレ−アドレスとして割り付け
られる。
【0029】リンク信号使用状況記憶部9(図13) の全
ての信号名の使用有無デ−タに関して上述の処理が順次
実行されると、全てのリンク用回路の追加が終了する。
その結果、図16に示す如きリレ−ラダ−図に対応する
ソ−スプログラムが、一次中間プログラム記憶部11に
記憶される。また、各リンク用回路の入力要素の信号名
と、該入力要素の状態を参照するリンク要素のアドレス
とを対応付けるテ−ブルが作成されて、図15の如く、
リンク信号アドレス対応記憶部10に記憶される。
【0030】e.アドレス変換処理; ステップS19 ・図1
7 アドレス変換処理部S19 は、一次中間プログラム記憶部
11(図16)のプログラム中、装置名と要素名とで構成
されている識別名(信号名)を、メモリのアドレスへ変
換する。
【0031】まず、一次中間プログラム記憶部11から1
命令が読み出され(S191)、識別名付きの命令であれば(S
193;YES)、他PC内の入出力要素を参照する命令である
か否かが判定される(S195)。その結果、自PC内の入出
力要素を参照する命令であれば(S195;YES)、識別名は、
自PCのみにアクセス可能なメモリのアドレス(現実の
入出力要素用のアドレス0000〜0FFF、仮想の入
出力要素用のアドレス1000〜1FFF)に変換され
る(S197)。また、他PC内の入出力要素を参照する命令
であれば(S195;NO) 、識別名は、全PCにより共通アド
レスにて参照され得る共通アドレス(リンクリレ−アド
レス)に変換される(S199)。
【0032】例えば、入力要素R6X は、自PC内の仮想
の入出力要素を参照する命令であるため、内部I/O割
付記憶部8(図11)を参照して、識別名R6X はアドレ
ス1200に変換される。また、入力要素12R4X は、他PC
PC12の入出力要素R4X を参照する入力要素であるため、
リンク信号アドレス対応記憶部10のデ−タに基づい
て、識別名12R4X が、リンクリレ−アドレス3019へ変換
される。上記処理が、まず、PCPC01の当初のプログラ
ム(リンク用回路として追加された命令ステップでない
プログラム)について終了すると、プログラムは、リン
クエリアラベルに進む(S201;YES)。リンクエリアラベル
以後、次PCPC11のプログラムの開始までは、リンク用
回路の命令ステップである。このリンク用回路は、次の
2つの命令語で構成される。即ち、使用有無デ−タが
“1”の入出力要素の状態をロードする命令語(入力要
素)と、その次にその入力状態を出力する命令語(リン
ク要素)である。よって、まず、1命令(入力要素の状
態をロードする命令)が読み出され(S203)、識別名が、
自PCのみにアクセス可能なメモリのアドレス(現実の
入出力要素用のアドレス0000〜0FFF、仮想の入
出力要素用のアドレス1000〜1FFF)に変換され
る(S207)。次に、1命令(リンク要素への出力命令)が
読み出され(S209)、識別名が、全PCにより共通アドレ
スにて参照され得る共通アドレス(リンクリレ−アドレ
ス)に変換される(S211)。
【0033】以上の処理が、一次中間プログラム記憶部
11の全PCの識別名付きの全命令に関して順次実行され
ることにより、装置名と要素名とで構成されている識別
名(信号名)は、メモリのアドレスへ変換される。その
結果、図18に示す如きリレ−ラダ−図に対応するソ−
スプログラムが、二次中間プログラム記憶部12に記憶
される。
【0034】f.リンクパラメ−タ作成処理; ステップS2
1 リンクパラメ−タ作成処理部S21 は、リンクパラメ−タ
を作成して、リンクパラメ−タ記憶部13(図19)へ記
憶する。リンクパラメ−タは、リンクラインへの一連の
デ−タの送出順(リンクリレ−アドレス順)に、各PC
PC01〜PC32に関して、それぞれ通信指定(送信・受信・
非受信)を行うパラメ−タである。リンクパラメ−タの
作成は、リンク信号アドレス対応記憶部10(図15)
等を参照して行われる。
【0035】各PCが送信すべきリンク要素は、各PC
で発生されたリンク要素である。従って、各PCのプロ
グラムで追加されたリンク用回路を参照すれば、各PC
がどのリンクリレーアドレスのデータを送信すれば良い
かが分かる。一方、他のPCから送信されてくるリンク
リレーアドレスのデータのうち、どのデータを受信すべ
きかは、そのリンクリレーアドレスが自己のPCのプロ
グラムの中で参照されているか否かによって決定され
る。よって、各PCのプログラム(追加されたリンク用
回路を除く)を検索すれば、どのリンクリレーアドレス
のデータが必要かが分かる。このようにして、リンクリ
レーアドレスの先頭アドレス3000から順に、各PC
毎に、送信、受信、非受信(送信でも受信でもないリン
クリレーアドレス)が決定される。
【0036】例えば、1番目のリンクリレ−アドレス3
000のリンク要素により参照される入力要素の識別名
は、図15より、『M1D2P』である。次に、図13
のテ−ブルが、順に参照される。まず、上記識別名『M
1D2P』と同一の識別名の入出力要素が、PCPC01の
プログラム内に在り、その使用有無デ−タは“1”であ
る。このため、PCPC01の1番目の通信指定は『送信』
とされる。続いて、PCPC11が参照される。その結果、
上記識別名『M1D2P』と同一の識別名の入出力要素
が在り、その使用有無デ−タは“0”である(但し、P
CPC11用テ−ブル以下は、図13で不図示)。このた
め、PCPC11の1番目の通信指定は『受信』とされる。
なお、上記の参照により、『M1D2P』と同一の識別
名の入出力要素の無いPCの1番目の通信指定は『非受
信』とされる。こうして、1番目のデ−タの通信指定
が、各PCについて行われる。以下、同様にして、指定
が行われ、図19に示す如きリンクパラメ−タが、各PC
について作成される。
【0037】f.図示情報→言語情報変換処理; ステップ
S21 図示言語変換処理部S23 は、二次中間プログラム記憶部
12(図18)のソ−スプログラムを、プログラム実行
用の機械コ−ドデ−タに変換して、オブジェクトプログ
ラム領域1503(プログラム言語情報記憶部14)に記
憶する。該処理は、公知であるため、説明は省略する。
【0038】(4)複数のPCにより制御されるシステム
での通信 次に、図20〜図25を参照して、前記の如くプログラ
ム入力された複数のPCによって制御されるシステムに
おける通信を説明する。各PCは、それぞれ図20に示
す構成を成す。即ち、順序制御及び通信制御用のCPU
200 と、前記プログラミング装置からロ−ドされた順序
制御プログラム及びリンクパラメ−タを格納するととも
に、被制御対象の入出力要素の状態及びリンクラインか
ら受信されるリンク要素の状態を格納するRAM250
と、CPU200 の処理実行用のプログラムの格納された
ROM210 と、各PC相互間の通信を同期させるための
タイミング等を与えるタイマ260 と、駆動回路270 と、
入出力インタ−フェ−ス240 とを備える。駆動回路270
は、出力要素たるリレ−コイル2701を駆動し、入力要素
たるリレ−接点或いはリミットスイッチ2702の状態を取
り込む。
【0039】上記各PCは、機能的には、図21の如き
ブロック図で表現される。なお、図21はPCPC01の機
能ブロック図であるが、他のPCについても同様であ
る。即ち、制御用ブロックとして、順序制御用のシ−ケ
ンス処理部201 と、通信制御用の通信制御部202 とを備
えるとともに、記憶用のブロックとして、プログラム記
憶部2503、リンクパラメ−タ記憶部2504、リンクリレ−
メモリ(メモリの前記リンクリレ−アドレスの領域)25
05、リレ−メモリ2506、及び、通信状態記憶部2507を備
える。上記通信制御部202 は、さらに、送受信部202a、
送受信デ−タ数カウンタ202b、及び、送受信デ−タ転送
部202cの各機能ブロックより成る。
【0040】リンクパラメ−タは、PCの通信指定を行
うパラメ−タである。本システムでは、各PC相互間の
通信は、図25に示す如く、前記タイマ260 により所定
時間間隔で与えられるスタ−トビット(通信開始タイミ
ング)に同期して、各通信タイミング毎に開始される。
各通信時には、PCPC01、PCPC11、PCPC12・・PC
PC32の順に、リンクラインへ切れ目無くデ−タが送出さ
れる。リンクラインに送出されたデ−タを取り込む(通
信指定『受信』時)か、又は、無視する(通信指定『非
受信』時)かは、各PC毎に前述の如く定められたリン
クパラメ−タに従う。
【0041】例えば、PCPC01では、図21に示す如く
『最初の10ビットを送信、次の10ビットを受信、次
の20ビットを非受信、次の10ビットを受信・・・』
のようにリンクパラメ−タが定められている。このた
め、図22に示す如く、送信・受信・非受信が行われ
る。
【0042】図22に於いて、『送信, 受信』の文字の
後の添数字『01,11』等は送信元のPCを示し、添文字
『a ,b 』等は同一デ−タ群を示す。また、『(5 )』
等の括弧付き数字は、ビット数を示す。例えば、PCPC
01から送信される10ビットのデ−タ群a,b(5ビットの
デ−タ群a と、5ビットのデ−タ群b)は、PCPC12で
は、PCPC12のリンクパラメ−タに従って全て受信され
てリンクリレ−メモリへ格納される。しかし、PCPC11
では、PCPC11のリンクパラメ−タに従って5ビットの
デ−タ群b のみが受信されてリンクリレ−メモリへ格納
されるが、最初の5ビットのデ−タ群a は非受信とされ
る。また、PCPC11から送信される7ビットのデ−タ群
c は、PCPC01では、PCPC01のリンクパラメ−タに従
って全て受信されてリンクリレ−メモリへ格納される。
しかし、PCPC12では、PCPC12のリンクパラメ−タに
従って非受信とされるためリンクリレ−メモリへの格納
は実行されない。
【0043】各PCで実行される通信制御処理を、図2
3,24に即して説明する。該処理は、前記通信開始タ
イミング毎に実行され、これにより、上述の如きデ−タ
通信が可能となる。まず、指定順を示すパラメ−タIに
“1”がセットされ、また、RAM250(リンクリレ−メ
モリ2505) を参照するためのアドレスポインタSに“3
000”がセットされる(S501)。指定順は、リンクパラ
メ−タ記憶部2504の各枠の順番である。例えば、PCPC
01の指定順“1”では、図21に示す如く、デ−タ数が
“10”、通信指定が“送信”とされている。
【0044】次に、変数Cにデ−タ数D(I)が、変数
Mに通信指定K(I)が、それぞれ代入される(S503)。
ここに、“M=0は送信”“M=1は受信”“M≠0,
M≠1は非受信”とする。
【0045】ステップS511で、送信モ−ドであると判定
されると(S511;YES)、RAM250 内の前記アドレスポイ
ンタSで指定される番地(リンクリレ−メモリ2505)か
らデ−タが読み出され、リンクラインへ送出される(S51
5)。さらに、変数Cがデクリメントされ、且つ、アドレ
スポインタSがインクリメントされる(S517)。かかる処
理は、変数Cが“0”となるまで、換言すれば、当該指
定順のデ−タが全てリンクラインへ送出されるまで、実
行される。その後(S513;YES)、前記パラメ−タIがイン
クリメントされ(S541)、当該フレ−ムの通信(図25に
示す一連の通信)が終了していない場合は(S543;NO) 、
前記ステップ503 に戻る。また、当該フレ−ムの通信が
終了した場合は(S543;YES)、次回の通信まで、待機状態
となる。
【0046】一方、前記ステップS511で、送信モ−ドで
ない(S511;NO) とされた場合であって、受信モ−ドであ
ると判定された場合は(S521;YES)、リンクラインのデ−
タが取込まれ、RAM250 内の前記アドレスポインタS
で指定される番地(リンクリレ−メモリ2505)へ格納さ
れる(S525)。さらに、変数Cがデクリメントされ、且
つ、アドレスポインタSがインクリメントされる(S52
7)。かかる処理は、変数Cが“0”となるまで、換言す
れば、当該指定順のデ−タが全てリンクラインへ送出さ
れるまで、実行される。その後(S523;YES)の処理は、上
述の場合と同様である。
【0047】また、前記ステップS511で送信モ−ドでな
い(S511;NO) とされ、且つ、前記ステップS521で受信モ
−ドでない(S521;NO) とされた場合は、非受信モ−ドで
あるため、変数Cが“0”となるまで、変数Cがデクリ
メントされ、且つ、アドレスポインタSがインクリメン
トされる(S537)。その後(S533;YES)の処理は、上述の場
合と同様である。以上の如く通信制御が行われる結果、
各PCから送出されるデ−タ群は、図25に示す如く、
リンクライン上に時間的に切れ目無く並び、また、各P
Cでは自己の必要なデ−タのみが取り込まれる。
【0048】
【発明の効果】以上、本発明は、図27に示すように、
PCとそれに制御されるべき装置とを指定するための手
段X1と、他の装置に属する入出力要素が該他の装置を
特定する装置識別コードと自己の装置内の入出力要素を
特定する要素識別コードとを含む識別名で特定される入
力要素として記述されることによって参照されるプログ
ラムを入力する手段X2と、装置とそれの制御されるべ
きPCとの対応テ−ブルを参照して、プログラム中の識
別名で特定される入力要素の内、他のPCによって制御
されるべき装置に属する入出力要素の参照される入力要
素を、外部入力要素として抽出する手段X3と、外部入
力要素により参照される他のPCのプログラムに於い
て、外部入力要素の識別名の要素識別コードにより特定
される入出力要素が被参照入出力要素であることを示す
リンクテーブルを作成する手段X4と、リンクテーブル
を参照して、被参照入出力要素を全PCにより共通アド
レスにて参照され得る共通アドレス領域に割付られたリ
ンク要素に順次対応させ、被参照入出力要素を含むプロ
グラムに被参照入出力要素の状態を、その被参照入出力
要素に対応するリンク要素の状態とする命令ステップを
追加する手段X5と、外部入力要素を含むプログラムに
於いて、外部入力要素の識別名を、その外部入力要素に
対応するリンク要素のアドレスに変換する手段X6とを
備えたプログラミング装置である。
【0049】本発明によると、複数のPCをリンクライ
ンを介して接続して相互に入出力要素を参照してインタ
ーロック制御するシステムにおける各PCの順序制御の
ためのプログラムを作成する際、オペレ−タは、他の装
置に属する入出力要素を参照する入力要素に関して、該
他の装置の装置識別コ−ドと、自己の装置内の入出力要
素を特定する要素識別コ−ドとを含む識別名を併せて入
力し、且つ、装置とその制御されるべきPCとの対応関
係を入力すれば足りる。
【0050】即ち、上記入力作業後、本装置を作動させ
ると、他のPCに属する入出力要素を参照する外部入力
要素が自動的に抽出され、さらに、リンクラインを介す
る各PC間の通信制御用のプログラムが、自動的に作成
される。したがって、従来行われていた各種の作業(リ
ンクテ−ブルの作成等)が不要であり、該作業に伴うミ
スも発生しない。また、入力操作が容易であり、プログ
ラムの訂正も簡単に行うことができる。また、プログラ
ムの入力操作を装置単位で行うことができるため、或る
PCで制御されていた装置を、他のPCにより制御する
ようにプログラムを変更することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】リンクラインで接続される複数のPCと各PC
により制御されるステ−ションと各ステ−ションに配設
された装置を示す説明図である。
【図2】実施例にかかるプログラミング装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】上記装置の機能を示すブロック図である。
【図4】上記装置のCPU100 での処理を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図5】オペレ−タにより入力されて上記装置のソ−ス
プログラム領域に記憶されるプログラムを、リレ−ラダ
−図で示す説明図である。
【図6】図4のステップS11の処理を示すフロ−チャ
−トである。
【図7】図5のプログラムを、PC毎に分割したプログ
ラムを示す説明図である。
【図8】装置割付記憶部5を示す説明図である。
【図9】外部I/O割付記憶部6を示す説明図である。
【図10】図4のステップS13の処理を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図11】内部I/O割付記憶部8を示す説明図であ
る。
【図12】図4のリンク信号抽出処理S15 を示すフロ−
チャ−トである。
【図13】各PCの入出力要素の信号名と、該入出力要
素が他のPCによる被参照入出力要素であるか否か(使
用有無)を示す説明図である。
【図14】図4のリンク用回路作成処理S17 を示すフロ
−チャ−トである。
【図15】リンク用回路の入力要素の識別名と該入力要
素を参照するリンク要素のリンク要素名とアドレスとの
対応を示す説明図である。
【図16】図7のプログラムに、図14の処理によるリン
ク用回路を追加したプログラムを示す説明図である。
【図17】図4のアドレス置換処理S19 を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図18】図16のプログラムに、図17の処理による
アドレス変換を実行した後のプログラムを示す説明図で
ある。
【図19】各PCのリンクパラメ−タクパラメ−タ(通
信デ−タ順の通信指定)を示す説明図である。
【図20】図1の各PCの構成を示すブロック図であ
る。
【図21】上記PCの機能を説明するブロック図であ
る。
【図22】図1の各PCのリンクラインを介する送受信
関係を示す説明図である。
【図23】各PCのCPU200 での通信制御処理の一部
を示すフロ−チャ−トである。
【図24】各PCのCPU200 での通信制御処理の残部
を示すフロ−チャ−トである。
【図25】リンクラインに送出されるデ−タの構成を示
す説明図である。
【図26】従来のプログラミング装置の機能を示すブロ
ック図である。
【図27】本発明の概念を示すブロック図である。
【符号の説明】
PC01〜PC32 プログラマブルコントロ−ラ, M1.T1,T2,11M1,1F1 ・・装置 L …リンクライン 100…CPU 110 …ROM 120 …
CRT 130 …キーボード 150…RAM 1501 …ラダー回路図領
域 1502…ソースプログラム領域 1503…オブジェクトプロ
グラム領域 1504…リンクパラメータ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 禎二 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 吉倉 冬彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 1つのプログラマブルコントローラ(P
    C)に接続された入出力要素の状態が、信号を伝送する
    リンクラインを介して他のPCに於いて読込まれ、該他
    のPCに対する外部入力要素の状態として順序制御に用
    いられることにより、各PC間のインターロック制御を
    可能としたシステムにおける前記順序制御のためのプロ
    グラムを作成するプログラミング装置に於いて、 PCの制御対象である上記システム内の各装置につい
    て、何れのPCによって制御されるべきかを指定するた
    めの割付入力手段と、 1つの装置の前記順序制御を表記したプログラムの入力
    に際して、他の装置に属する入出力要素が、前記他の装
    置を特定する装置識別コードと自己の装置内の入出力要
    素を特定する要素識別コードとを含む識別名で特定され
    る入力要素として記述されることによって参照されるプ
    ログラムを入力するプログラム入力手段と、 前記割付入力手段により入力された装置とその装置の制
    御されるべきPCとを対応付けるテ−ブルを参照して、
    前記プログラム入力手段により入力された前記プログラ
    ムにおける前記識別名で特定される入力要素の内、他の
    PCによって制御されるべき装置に属する入出力要素の
    参照される入力要素を、前記外部入力要素として抽出す
    る外部入力要素抽出手段と、 前記外部入力要素抽出手段によって抽出された前記外部
    入力要素により参照される前記他のPCのプログラムに
    於いて、前記外部入力要素の前記識別名の前記要素識別
    コードにより特定される入出力要素が、前記外部入力要
    素の属するPCに於いて参照されている被参照入出力要
    素であることを示すリンクテーブルを作成するリンクテ
    ーブル作成手段と、 前記リンクテーブル作成手段により作成された前記リン
    クテーブルを参照して、前記被参照入出力要素を、全P
    Cにより共通アドレスにて参照され得る共通アドレス領
    域に割付られたリンク要素に順次対応させ、前記被参照
    入出力要素を含むプログラムに、前記被参照入出力要素
    の状態を、その被参照入出力要素に対応する前記リンク
    要素の状態とする命令ステップを追加する第1プログラ
    ム修正手段と、 前記外部入力要素を含むプログラムに於いて、前記外部
    入力要素の識別名を、その外部入力要素に対応する前記
    リンク要素のアドレスに変換する第2プログラム修正手
    段とを有するPCのプログラミング装置。
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