JP4237040B2 - 画面データ変換装置、並びに、そのプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画面データ変換装置、並びに、そのプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、制御用表示装置の画面データを変換する画面データ変換装置、並びに、そのプログラムおよび記録媒体に関するものである。
従来より、制御システムのHMI(Human Machine Interface )として、予め記憶される画面データを変更することによって、操作画面に状態を表示するデバイス、デバイスの状態の表示方法、および、操作画面への操作を受け付けた場合に状態が制御されるデバイスなどを変更可能なプログラマブル表示器が広く使用されている。
さらに、後述する特許文献1に示すプログラマブル表示器は、当該画面データに基づいて文字列を表示する際、文字列テーブルを参照して、画面に表示する文字列を特定すると共に、文字列の表示に先立って、文字列表示時に参照する文字列テーブルを設定できるように構成されている。
上記構成では、各言語毎に、文字列テーブルを用意しておき、プログラマブル表示器が表示すべき言語に対応する文字列テーブルを選択することによって、比較的容易にプログラマブル表示器を多言語に対応させることができる。
特開2000−194472号公報(公開日:2000年7月14日)
しかしながら、上記従来の構成では、文字列テーブルを参照するように生成された画面データを用いることによって、プログラマブル表示器を多言語に対応させているので、プログラマブル表示器の画面を設計する者が、このような形式の画面データを新たに作成すると手間がかかるという問題を生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的容易に多言語表示に対応可能な画面データを比較的容易に生成可能な画面データ変換装置を実現することにある。
本発明に係る画面データ変換装置は、上記課題を解決するために、画面を構成する表示要素の表示を制御用表示装置へ指示するデータユニットを含み、記憶装置に記憶された画面データから、上記データユニットのうち、文字列を含み、当該文字列の表示を上記制御用表示装置へ指示する非インデックス化データユニットを抽出する抽出手段と、上記抽出手段によって抽出された各非インデックス化データユニットに含まれる文字列を含むように、上記記憶装置に記憶され、上記画面データに含まれるデータユニットによって参照される文字列テーブルを更新する文字列テーブル更新手段と、上記抽出手段によって抽出された各非インデックス化データユニットを、当該非インデックス化データユニットに含まれる文字列の、上記文字列テーブルにおける位置を示す位置情報を含み、上記文字列テーブルの当該位置に格納された文字列の表示を上記制御用表示装置へ指示するインデックス化データユニットへ変換するデータユニット変換手段とを備えていることを特徴としている。
当該構成では、記憶装置に記憶された画面データから、非インデックス化データユニットが上記抽出手段によって抽出されると共に、上記記憶装置の文字列テーブルが、当該非インデックス化データユニットに含まれる文字列を含むように更新される。また、上記非インデックス化データユニットは、上記データユニット変換手段によって、上記文字列テーブルに含まれる文字列の位置情報を含む非インデックス化データユニットに変換される。
この結果、制御用表示装置は、変換後の画面データ、すなわち、非インデックス化データユニットを含まない画面データに基づいて画面表示することによって、変換前の画面データ、すなわち、非インデックス化データユニットを含む画面データに基づいて表示していた画面と同じ画面を表示できる。したがって、画面データが非インデックス化データユニットを含まないように、制御用表示装置の画面の設計者が新たな画面を設計する場合と比較して、非インデックス化データユニットを含まない画面データを容易に生成できる。一方、インデックス化データユニットは、非インデックス化データユニットとは異なり、文字列自体ではなく、文字列の位置情報を含んでいるので、文字列テーブルを変更するだけで、画面データに基づいて制御用表示装置が表示する文字列を一括して変更できる。したがって、非インデックス化データユニットを含む画面データのように、複数の言語を表示するために、画面データを変更する必要がある画面データと異なり、比較的容易に多言語表示に対応できる。これらの結果、比較的容易に多言語表示に対応可能な画面データを比較的容易に生成できる。
また、上記構成に加えて、上記文字列テーブル更新手段は、非インデックス化データユニットに含まれる文字列を、上記文字列テーブルへ追加する前に、当該文字列が既に上記文字列テーブルに含まれているか否かを確認し、含まれていなかったときにのみ、当該文字列を上記文字列テーブルへ追加してもよい。
当該構成では、互いに同じ文字列を表示する非インデックス化データユニットが、画面データに複数含まれていた場合、それぞれに対応する文字列が、それぞれ文字列テーブルに追加されるのではなく、最初の1つのみが文字列テーブルに追加されるので、それぞれを追加する場合よりも、画面データおよび文字列テーブルの記憶に必要なデータ量の合計を削減できる。なお、これらの非インデックス化データユニットは、互いに同じ位置情報を含むインデックス化データユニットに変換されるので、制御用表示装置は、これらのインデックス化データユニットを参照することによって、何ら支障なく、互いに同じ文字列を表示できる。
さらに、上記構成に加えて、上記変換後のインデックス化データユニットを含む画面データと、更新後の文字列テーブルとを出力する前に、文字列テーブルに含まれる各文字列を並び換えると共に、並び換えに合わせて上記インデックス化データユニットに含まれる位置情報を更新する並べ換え手段を備えていてもよい。
当該構成では、並び換え手段によって並び換えられた後の文字列テーブルおよび画面データが出力される。したがって、文字列テーブルの内容を表示可能な装置(例えば、画面データおよび文字列テーブルの編集装置など)が、文字列テーブル中の文字列の並び換え機能を持っていない場合であっても、当該装置は、上記画面データ変換装置の出力した画面データおよび文字列テーブルを表示することによって、並び換え後の文字列テーブルをユーザへ提示でき、互いに関連する文字列を、まとめて提示できる。
また、上記構成に加えて、上記更新後の文字列テーブルが添付ファイルとして添付された電子メールを生成する電子メール生成手段を備えていてもよい。
ここで、ある言語の文字列を含む画面を多言語化する際には、元の言語から他の言語へ翻訳する必要があるが、元の言語で、画面データを作成したユーザが、それら他の言語に習熟しているとは限らない。したがって、多くの場合、他者へ翻訳や、翻訳後の文字列のチェックが依頼される。一方、上記構成の画面データ変換装置は、電子メール生成手段を備えており、上記更新後の文字列テーブルを添付した電子メールを生成できる。したがって、文字列テーブルを添付した電子メールを送信して、他者へ翻訳等を依頼する際の手間を削減できる。
ところで、上記画面データ変換装置は、ハードウェアのみで実現してもよいが、コンピュータがプログラムを実行することで実現してもよい。具体的には、本発明に係るプログラムは、上記記憶装置へアクセス可能なコンピュータを、上記各画面データ変換装置の各手段として動作させるプログラムである。また、本発明に係る記録媒体には、当該プログラムが記録されている。
これらのプログラムが、上記コンピュータによって実行されると、当該コンピュータは、上記画面データ変換装置として動作する。したがって、上述した画面データ変換装置と同様に、比較的容易に多言語表示に対応可能な画面データを比較的容易に生成できる。
本発明に係る画面データ変換装置、並びに、そのプログラムおよび記録媒体によって、非インデックス化データユニットを含まないように画面を再設計することなく、非インデックス化データユニットを含む画面データから、非インデックス化データユニットを含まない画面データに変換できるので、比較的容易に多言語表示に対応可能な画面データを比較的容易に生成できる。
本発明の一実施形態について図1ないし図15に基づいて説明すると以下の通りである。すなわち、本実施形態に係る制御システムは、プログラマブル表示器の表示動作および操作受付動作を決定するために、これまでに作成された画面データから、比較的に容易に多言語表示に対応可能で、しかも、データ量の少ない画面データを生成可能なシステムであって、図2に示すように、ターゲットシステム2のデバイス2a(例えば、ベルトコンベアー式の自動組付機など)を制御するために用いられている。
以下では、新たな画面データを生成するための構成について説明する前に、制御システム全体の概略構成および動作について説明する。
すなわち、上記制御システム1には、上記デバイス2aを制御する制御装置としてのPLC11と、多くの場合、制御対象近傍に配されると共に、制御システム1のHMIとして、デバイス2aの状態を表示し、オペレータによるデバイス2aへの操作を受け付けるプログラマブル表示器(制御用表示装置)12とを備えている。また、本実施形態に係る制御システム1では、各プログラマブル表示器12は、イーサネット(登録商標)などのLAN(ローカルエリアネットワーク)13によって互いに接続されている。さらに、上記LAN13には、多くの場合、プログラマブル表示器12よりも離れた場所から、制御システム1全体を管理する制御用ホストコンピュータ(画面データ変換装置)14が接続されている。
また、上記各プログラマブル表示器12は、シリアルケーブルなどの通信路を介して、それぞれに対応するPLC11と接続されている。また、図2では、説明の便宜上、LAN13にプログラマブル表示器12が2台接続され、各プログラマブル表示器12には、PLC11がそれぞれ1台ずつ接続されると共に、各PLC11にデバイス2aが1台接続されている場合を例示しているが、当然ながら、それぞれの接続台数は任意に設定できる。
また、デバイスは、デバイスアドレスにより特定可能で、しかも、状態を取得したり、制御(変更)できるものであれば、例えば、デバイス2a自体であってもよいし、例えば、PLC11やプログラマブル表示器12の記憶装置など、制御システム1に設けられた記憶装置の一領域を示していてもよい。
ここで、上記制御システム1では、制御システム1に必須の構成であり、しかも、HMIとして動作するため、演算能力に余力のあるプログラマブル表示器12が通信の大半を処理するように構成されている。さらに、各プログラマブル表示器12は、自らに接続されているPLC11の機種に固有の専用プロトコルと、LAN13での共通プロトコルとを変換して、他のプログラマブル表示器12や制御用ホストコンピュータ14と、PLC11との通信を中継する。なお、共通プロトコルと専用プロトコルとの間のプロトコル変換には、同じ指示に同じコードが割り当てられるように予め定められた共通のコマンドと上記共通のコマンドに対応するPLC11固有のコマンドとの間の変換や、データやアドレスの表現方法の変換なども含まれる。
これにより、プログラマブル表示器12および制御用ホストコンピュータ14は、他のプログラマブル表示器12に接続されているPLC11の機種に拘らず、LAN13を介して共通のプロトコルで通信できる。この結果、互いに異なる機種のPLC11の混在した制御システム1が比較的容易に実現されている。
上記プログラマブル表示器12は、後述する画面データに基づいて、デバイスの状態を画面表示する際の動作や、画面への操作に応じてデバイスの状態を制御する際の動作を特定するものであって、PLC11と通信するPLC・IF部21と、上記LAN13に接続するためのLAN・IF部22と、例えば、液晶表示装置などからなるディスプレイ(表示手段)23と、ディスプレイ23の画面上に配されたタッチパネル(操作手段)24と、上記各部材21〜24を制御するHMI処理部(制御手段)25と、当該HMI処理部25によって参照される記憶装置(例えばメモリなど)からなり、上記画面データおよび後述する文字列テーブルが格納される記憶部26とを備えている。
上記画面データは、画面上の領域と、当該領域への表示や入力に対応するデバイスとの対応関係を示すタグ(データユニット)を組み合わせて構成されている。本実施形態では、HMI処理部25が複数の単位画面を切り換え表示可能であり、上記タグは、当該タグが有効となる単位画面を示すファイル番号と、単位画面上で実行すべき動作内容を特定する事象名と、各事象毎に参照される参照情報とを含んでいる。
例えば、上記タグが所定の画面領域(表示座標範囲)へ所定のデバイスの状態に応じた部品図形を表示する表示タグの場合、上記参照情報には、表示座標範囲と、デバイスを特定するアドレスと、例えば、部品図形がスイッチの場合、ONを示す図形のファイルおよびOFFを示す図形のファイルなど、表示時に参照するファイル番号とが含まれる。さらに、タグが入力タグの場合、参照情報として、有効入力座標範囲と、入力結果が書き込まれるデバイスのアドレスとが含まれる。
また、記憶部26には、画面データに基づいて動作するプログラマブル表示器12によってアクセスされるデバイスの状態が、各デバイスに関連付けて記憶されている。なお、本実施形態では、デバイスのアドレスに対応するデバイス2aの機種に拘わらず、デバイスの状態を格納する際の表現方法(例えば、ワード長や符号の有無、あるいは、BCD/2進表記など)が予め定められた表現方法に統一されており、デバイスのアドレスが実在のデバイス2aに対応する場合、記憶部26には、実際の機種での表現方法も格納されている。この場合、HMI処理部25は、PLC・IF部21を介してデバイス2aの状態を取得あるいは制御する際、表現方法を形式変換して、格納時の表現方法を統一する。
一方、上記HMI処理部25は、所定の時間間隔で、記憶部26に格納された画面データから、ベース画面のファイル番号が、現在表示中のベース画面である表示タグを抽出する。さらに、HMI処理部25は、記憶部26から当該タグに対応するデバイスの状態を読み出し、状態に応じた部品図形をディスプレイ23に表示する。ここで、上記画面データに基づいて動作するプログラマブル表示器12によってアクセスされるデバイスが、PLC・IF部21に接続されたPLC11により制御されるデバイス2aに対応している場合、HMI処理部25は、PLC・IF部21によるPLC11との通信によって、デバイス2aの状態を取得し、上記記憶部26に格納された各デバイスの状態を、取得した状態に応じて更新している。これにより、ディスプレイ23には、デバイス2aの状態が表示される。
なお、デバイスのアドレスが、他のプログラマブル表示器12に接続されたPLC11によって制御されるデバイス2aを示している場合、HMI処理部25は、LAN・IF部22、LAN13および他のプログラマブル表示器12を介して当該PLC11と通信するなどして、デバイスの状態を取得し、それに応じて記憶部26を更新する。
また、タッチパネル24への押し操作など、オペレータの入力操作を受け付けると、HMI処理部25は、上記画面データから、現在表示中のベース画面に対応し、当該入力操作にマッチする入力タグを検索すると共に、入力結果に応じて、記憶部26に格納されている各デバイスの状態のうち、当該タグに対応するデバイスの状態を更新する。さらに、HMI処理部25は、デバイス2aの状態を取得する場合と略同様に、PLC11やプログラマブル表示器12と通信するなどして、記憶部26に格納されたデバイスの状態に応じて、デバイス2aの状態を制御させる。ここで、入力操作の後も、HMI処理部25は、デバイス2aの状態を画面表示するので、操作結果が画面表示に反映される。
これらの結果、プログラマブル表示器12は、画面データの指示に基づいて、デバイス2aの状態を画面表示すると共に、画面への操作に応じてデバイス2aの状態を制御できる。
なお、HMI処理部25は、例えば、他のプログラマブル表示器12や制御用ホストコンピュータ14など、LAN13に接続された機器から自らに接続されたPLC11のデバイス2aへの制御指示を受け取った場合や、これとは逆に、上記機器へ報告すべきデバイス2aの状態を自らのPLC11から受け取った場合には、上述したプロトコル変換によって、LAN13での通信、および、PLC11との通信の間を中継できる。
一方、上記制御用ホストコンピュータ14は、制御システム1の監視制御を行うHMI処理部41と、LAN13に接続され、上述の共通プロトコルで通信するLAN・IF部42と、LAN・IF部42およびLAN13を介して各プログラマブル表示器12と通信して、HMI処理部41などの要求に応じるサーバ部43とを備えており、ターゲットシステム2やPLC11あるいはプログラマブル表示器12の状態を表示したり制御できる。
また、上記制御用ホストコンピュータ14には、プログラマブル表示器12の画面データを作成する作画処理部44と、作成した画面データを格納する記憶部(記憶装置)45とが設けられており、作画処理部44は、各プログラマブル表示器12の表示/制御動作を規定する画面データを作成(修正)した後、サーバ部43、LAN・IF部42およびLAN13を介して、各プログラマブル表示器12へ配布できる。
ここで、上記画面データは、画面上の領域と、当該領域への表示や入力に対応するデバイスを特定可能なアドレスとの対応関係を示すタグを組み合わせて構成されており、作画処理部44は、例えば、タグのパレットを表示し、パレット中のタグを選択して画面上に所望のタグを配置するように、ユーザへ促す。また、作画処理部44は、配置されたタグを指定された座標に表示して、ユーザのドラッグ&ドロップなどの操作に応じてタグの座標を調整する。また、作画処理部44は、タグに関連するアドレスを入力するようにユーザへ促す。これらの結果、ユーザは、作画処理部44を操作して、画面上の所望の位置にタグを配置すると共に、各タグとデバイスのアドレスとを対応付けるだけで、画面データを作成できる。
したがって、プログラマブル表示器12の表示プログラムを修正する場合に比べて容易に、各プログラマブル表示器12の表示や操作を決定(変更)でき、制御システム1のユーザ(制御用ホストコンピュータ14のユーザ)は、ターゲットシステム2の実情や、プログラマブル表示器12のオペレータの習熟度、あるいは、ユーザの好みに合わせることができる。
ところで、上記では、デバイス2aの状態を表示するためのタグについて説明したが、画面を構成する表示要素としては、文字列を含む表示要素(文字列自体も含む)も存在し、上記画面データは、これら文字列を含む表示要素を表示するためのタグ(文字列関連タグ)を含むことができる。当該タグには、例えば、他の表示要素とは独立して存在する文字列を表示するための文字列用タグ、部品に関連して表示される文字(銘板文字列)を表示するための銘板文字列用タグ、および、メッセージを通知するメッセージ表示器を表示するためのメッセージ表示器用タグが挙げられる。また、本実施形態に係る上記文字列関連タグには、アラームメッセージ(流れ表示)を表示するためのアラームメッセージ用タグ、アラームの概要を示す文字列を表示するためのアラームサマリ用タグ、あるいは、デバイス2aのデータのアラーム履歴を表示するためのアラーム履歴用タグが含まれている。なお、当該データは、ビットデータであってもよいし、ワードデータであってもよい。さらに、上記文字列関連タグには、テキスト画面として文字列を表示するためのテキスト画面用タグが含まれている。
一例として、文字列タグを例にして説明すると、図3に示すように、参照情報Rとして、画面領域を示す情報Pと、文字コードで表現された、表示すべき文字列STとが含まれている。なお、図3では、説明の便宜上、文字コードを、それらが示す文字列(図の例では、文字列”アラーム”)によって表示している。また、当該タグの事象名Nは、文字列用タグであることを示す値に設定されている。一方、プログラマブル表示器12のHMI処理部25は、当該文字列用タグを表示する際、文字列用タグの示す画面領域へ、文字列用タグに参照情報Rとして含まれた、文字コードからなる文字列STを表示する。
一方、近年では、オペレータの使用する言語に合わせて、複数の言語を切り換え表示可能なプログラマブル表示器12が求められており、本実施形態に係るHMI処理部25は、文字列自体に代えて、画面データとは別に格納された文字列への参照が含まれた文字列関連タグを処理できるように構成されている。
本実施形態では、参照される文字列は、プログラマブル表示器12の記憶部26または制御用ホストコンピュータ14の記憶部45に、文字列テーブルTTとして格納されており、上記文字列への参照は、当該文字列のテーブルにおける位置(インデックス)である。なお、以下では、文字列自体に代えて、文字列への参照が含まれたタグを、インデックス化されたタグまたはインデックス化タグと称し、当該タグによって表示される文字列をインデックス化された文字列と称する。一方、文字列自体を含むタグをインデックス化されていないタグまたは非インデックス化タグと称する。
例えば、図4に示すように、上記文字列テーブルTTには、画面データDによって表示される文字列のうち、インデックス化された文字列関連タグによって表示される文字列が、それぞれをレコードとして格納されている。また、各レコードは、文字列テーブルTTにおける位置(インデックス)によって特定できるように格納されている。例えば、図4では、インデックスが1のレコードR1(最初のレコード)は、”アラーム”である。なお、図3と同様に、図4でも、各レコードに格納された文字コードを、それらが示す文字列によって表示している。
一方、インデックス化された文字列関連タグ(インデックス化文字列関連タグ)として、文字列タグの場合を例にして説明すると、図3に示す文字列タグでは、文字コード自体が参照情報Rとして含まれていたのに対して、図5に示すように、インデックス化された文字列タグ(インデックス化文字列タグ)は、参照情報Rとして、インデックスIを含んでいる。また、本実施形態に係る作画処理部44は、インデックス化文字列関連タグの生成指示を受け付けると共に、インデックス化された文字列を含む文字列テーブルTTと、当該文字列を参照するタグを含む画面データDとを生成できるように構成されている。なお、本実施形態では、インデックス化文字列タグの事象名Nは、インデックス化されていない文字列タグ(非インデックス化文字列タグ)とは異なる値(”i”)に設定されており、異なる種類のタグとして認識される。
さらに、例えば、HMI処理部25など、文字列テーブルTTを参照する部材は、インデックス化文字列タグからインデックスIを抽出し、文字列テーブルTTに含まれるレコードの中から、当該インデックスIによって指定された文字列を読み出す。これにより、インデックス化文字列タグには、文字コード自体が含まれていないにも拘わらず、上記部材は、何ら支障なく、インデックス化された文字列の文字コードを取得できる。例えば、図5の例では、インデックスIが1なので、文字列テーブルTTのうちの最初のレコードR1の文字列(図4の場合は、”アラーム”)が読み出される。
このように、インデックス化された文字列は、画面データDとは別の文字列テーブルTTに格納されている。したがって、例えば、記憶部26へ、これまでとは内容の異なる文字列テーブルTTを格納したり、例えば、予め複数の文字列テーブルTTを記憶部26へ格納しておき、例えば、オペレータの指示などの入力に応じて、HMI処理部25が参照する文字列テーブルTTを変更したりして、文字列テーブルTTを交換することによって、画面データDを変更することなく、プログラマブル表示器12が表示する文字列を一括して切り換えることができる。
例えば、図6に示す文字列テーブルTTには、図5の各レコードと同じ意味で、異なる言語(この例では、英語)のレコードが格納されている。この結果、プログラマブル表示器12が、表示時に参照する文字列テーブルの内容を図4から図6へ切り換えることによって、画面データDを変更することなく、日本語表示から英語表示へ切り換えることができる。
したがって、インデックス化文字列関連タグを用いて画面データを生成することによって、非インデックス化文字列関連タグを用いる場合と比較して、上記プログラマブル表示器12を複数言語へ容易に対応させることができる。
さらに、本実施形態に係る制御用ホストコンピュータ14には、図3に示すように、既存の文字列テーブルTTがあれば参照して新たな文字列テーブルTTを生成すると共に、既存の画面データDに含まれた非インデックス化文字列関連タグを、インデックス化文字列関連タグへ変換して、新たな画面データDを生成する変換処理部51が設けられている。
より詳細には、図1に示すように、当該変換処理部51は、既存の画面データDから、非インデックス化文字列関連タグを抽出する抽出処理部(抽出手段)61と、抽出された各文字列関連タグから文字列を抽出し、上記文字列テーブルTTから、当該文字列に一致するレコードを検索する検索処理部62と、見つからなかった場合は、抽出された文字列のレコードを文字列テーブルTTへ追加するレコード追加処理部(文字列テーブル更新手段)63と、上記抽出処理部61が抽出した文字列関連タグをインデックス化文字列関連タグに変換すると共に、変換後の文字列関連タグの参照情報Rとして、上記検索処理部62の発見したレコードまたはレコード追加処理部63の追加したレコードのインデックスを設定するタグ変換処理部(データユニット変換手段)64とを備えている。なお、上記タグ変換処理部64は、非インデックス化文字列関連タグを変換する際、文字列以外の参照情報(例えば、画面領域の情報など)を変更せず、変換前の参照情報と同じ値に設定する。また、上述したように、本実施形態では、非インデックス化文字列タグとインデックス化文字列タグとは異なる値の事象名を持っているので、タグ変換処理部64は、事象名を変更している。
上記構成では、図7に示すステップ1(以下では、S1のように略称する)において、変換処理部51の抽出処理部61は、記憶部45に格納されている変換対象の画面データDから、非インデックス化文字列関連タグを全て抽出する。
さらに、未処理の非インデックス化文字列関連タグがある場合(S2にて、YES の間)、S3において、検索処理部62は、当該文字列関連タグから文字列を抽出し、上記文字列テーブルTTから、当該文字列に一致するレコードを検索する。
一致するレコードが見つからなかった場合(S4にて、NOの場合)、レコード追加処理部63は、S5において、文字列テーブルTTへ上記文字列のレコードを追加し、タグ変換処理部64は、S6において、変換対象の文字列関連タグを、当該レコードのインデックスを含む文字列関連タグへ変換する。これとは逆に、一致するレコードが見つかった場合(上記S4にて、YES の場合)、タグ変換処理部64は、S7において、変換対象の文字列関連タグを、上記S3にて発見したレコードのインデックスを含む文字列関連タグへ変換する。
例えば、文字列テーブルTTに、図5に示すレコードが格納されている状態において、図3に示すように、”アラーム”という文字列を含む文字列タグを処理する場合、当該文字列は、文字列テーブルTTの各レコードのインデックスが1のレコードR1と一致する。したがって、タグ変換処理部64は、上記S7において、上記文字列タグを、図5に示すように、インデックスIが1の文字列タグへ変換する。
一方、この状態で、”日付”という文字列を含む文字列タグを処理する場合、当該文字列は、文字列テーブルTTのいずれのレコードとも一致しない。したがって、レコード追加処理部63は、図8に示すように、内容が”日付”であるレコードR2を、文字列テーブルTTへ新たに追加し、図9に示すように、上記文字列タグを、インデックスIが2の文字列タグへ変換する。
上記各ステップ(S3〜S7)は、未処理の文字列関連タグがなくなるまで(上記S2にて、NOになるまで)繰り返される。これにより、変換処理部51は、上記既存の画面データDから、文字列関連タグが全てインデックス化されている新たな画面データDを生成できる。
上記構成では、変換処理部51は、既存の文字列テーブルTTがあれば参照して新たな文字列テーブルTTを生成すると共に、既存の画面データDに含まれた非インデックス化文字列関連タグを、インデックス化文字列関連タグへ変換して、新たな画面データDを生成する。
したがって、ユーザが作画処理部44を操作して非インデックス化文字列関連タグを含まない画面データを新たに作成する場合と比較して、少ない手間で画面データを生成できる。
さらに、上記構成では、検索処理部62によって、互いに同じ文字列を表示するための文字列関連タグは、互いに同じインデックスを持った文字列関連タグに変換される。したがって、複数の文字列関連タグ間で、文字列の実体を記憶する領域を共有でき、画面データDおよび文字列テーブルTTのデータ量を削減できる。
上記では、文字列タグを例にして、インデックス化の際、事象名(タグの種類)も変更する場合を例にして説明したが、以下では、アラームメッセージ用タグを例にして、非インデックス化タグの事象名とインデックス化タグの事象名とが同じであり、参照情報Rの一部に、インデックス化されているか否かを示す情報が含まれている場合を例にして説明する。
例えば、図10および図11に示すように、文字列がインデックス化されているか否かに拘わらず、アラームメッセージ用タグは、アラームメッセージ用タグであることを示す事象名(図の例では、10h)Nと、参照情報とを含んでいる。また、当該参照情報には、例えば、監視対象とするデバイスのアドレスや、デバイスの状態を異常と判断するためのしきい値(図の例では、最大値と最小値)など、アラームが発生したか否かを示す情報Aが含まれている。これにより、プログラマブル表示器12は、アラームメッセージ用タグを参照することによって、監視対象とすべきデバイスを特定できると共に、当該デバイスの状態を監視して、上記アラームメッセージ用タグの示すデバイスに、当該アラームメッセージ用タグの示す異常が発生しているか否かを判断できる。
さらに、インデックス化されていないアラームメッセージ用タグ(非インデックス化アラームメッセージ用タグ)の場合は、図10に示すように、メッセージとして表示される文字列STが文字コードとして含まれている。これにより、プログラマブル表示器12のHMI処理部25は、アラームメッセージ用タグの示すデバイスに異常が発生した場合、当該アラームメッセージ用タグに含まれている文字列STを表示できる。
一方、インデックス化されたアラームメッセージ用タグ(インデックス化アラームメッセージ用タグ)の場合は、図11に示すように、図10に示す文字列STに代えて、インデックスであることを示す識別子IIと、インデックスIとが含まれている。これにより、プログラマブル表示器12のHMI処理部25は、アラームメッセージ用タグの示すデバイスに異常が発生した場合、文字列テーブルTTから、当該アラームメッセージ用タグに含まれているインデックスIのレコードを読み出し、当該レコードの文字列を表示できる。なお、非インデックス化アラームメッセージ用タグには、インデックスではないことを示す識別子が含まれていないが、上記識別子IIは、例えば、文字コードとなりえない値に設定されている。したがって、アラームメッセージ用タグのうち、識別子IIまたは文字列STが格納されている領域の値が、識別子IIか否かを判定することによって、何ら支障なく、当該タグに識別子IIが含まれているか否か、すなわち、インデックス化されているか否かを判定できる。
上記アラームメッセージ用タグを処理する場合、変換処理部51の抽出処理部61は、画面データDから、識別子IIを含んでいないアラームメッセージ用タグを抽出することによって、非インデックス化アラームメッセージ用タグを抽出する。一方、タグ変換処理部64は、上記当該アラームメッセージ用タグの文字列STを、上記識別子IIと、上記文字列STに同一内容のレコードを示すインデックスIとに変更することによって、非インデックス化アラームメッセージ用タグをインデックス化する。
これにより、変換処理部51は、アラームメッセージ用タグのように、参照情報Rの一部に、インデックス化されているか否かを示す情報が含まれているタグを処理する場合であっても、何ら支障なく、当該タグをインデックス化できる。
また、上記では、文字列が改行を含んでおらず、しかも、一括して表示される場合を例にして説明したが、これに限るものではなく、改行を含んでいてもよいし、文字列のうち、デバイスの状態に応じた部分を表示してもよい。
以下では、他の文字列関連タグの一例として、複数行からなる文字列を画面に表示したり、複数行のうち、デバイスの状態に応じた行を表示するためのテキスト画面用タグについて説明する。なお、本実施形態に係るテキスト画面用タグは、事象名がインデックス化の有無に拘わらず一定である。
具体的には、インデックス化されていないテキスト画面用タグ(非インデックス化テキスト画面用タグ)は、図12に示すように、テキスト画面用タグであることを示す事象名Nおよび画面領域の情報Pに加えて、複数行からなる文字列STとを含んでいる。さらに、図12に示すテキスト画面用タグは、複数行を表示するだけではなく、文字列STに含まれる行のうち、予め定められたデバイスの状態に応じた行の表示を、プログラマブル表示器12へ指示するタグであって、さらに、上記デバイスを特定するためのデバイスアドレスDAを含んでいる。なお、当該テキスト画面用タグを表示する際、プログラマブル表示器12のHMI処理部25は、上記文字列STに含まれる行のうち、上記デバイスアドレスDAによって特定されるデバイス2aの状態に応じた行を表示する。
一方、図13に示すように、インデックス化されたテキスト画面用タグ(インデックス化テキスト画面用タグ)は、図12に示す文字列STに代えて、図11と同様の識別子IIおよびインデックスIが含まれている。また、文字列テーブルTTのうち、インデックスIの示すレコードには、複数行からなる文字列が含まれている。なお、当該テキスト画面用タグを表示する際、プログラマブル表示器12のHMI処理部25は、識別子IIによって、インデックス化されていると判断し、文字列テーブルTTのレコードのうち、上記インデックスIの示すレコードを特定する。さらに、当該レコードの文字列STに含まれる行のうち、上記デバイスアドレスDAによって特定されるデバイス2aの状態に応じた行を表示する。
上記テキスト画面用タグを処理する場合、変換処理部51の抽出処理部61は、画面データDから、識別子IIを含んでいないテキスト画面用タグを抽出することによって、非インデックス化テキスト画面用タグを抽出する。また、上記文字列テーブルTTは、図14に示すように、複数行からなる文字列を1レコードに含むことができるように構成されている。なお、図14は、説明の便宜上、複数行からなる文字列がレコードR3に含まれると共に、レコードR4が”時刻”という文字列である場合を例示している。さらに、上記検索処理部62は、複数行からなる文字列同士を比較して、上記抽出された文字列が、上記文字列テーブルTTのレコードのいずれかと一致しているか否かを判定できると共に、上記レコード追加処理部63は、検索処理部62によって、いずれとも一致していないと判定された場合、上記抽出された文字列を、文字列テーブルTTのレコードとして追加できる。一方、タグ変換処理部64は、上記当該テキスト画面用タグの文字列STを、上記識別子IIと、上記文字列STと同一内容のレコードを示すインデックスIとに変更することによって、非インデックス化テキスト画面用タグをインデックス化する。なお、タグ変換処理部64は、インデックス化する際、例えば、デバイスアドレスなど、テキスト画面用タグに含まれる他の情報を、インデックス化の前の内容のまま保持する。
これにより、変換処理部51は、テキスト画面用タグのように、文字列が複数行からなる場合であっても、何ら支障なく、インデックス化できる。
ところで、本実施形態に係る変換処理部51は、上記構成に加えて、図1に示すように、上記変換後の画面データDと、更新後の文字列テーブルTTとを出力する前に、文字列テーブルTTのレコード(文字列)を並び換えると共に、並び換えの結果に合わせて画面データに含まれるタグのインデックスを更新する並べ換え処理部(並べ換え手段)65を備えている。
一例として、各レコードを、文字列の文字コードの順に並べ換える場合を例にして説明すると、並べ換え処理部65は、図8に示す各レコードが、文字列テーブルTTに格納されている場合、図15に示すように、文字列テーブルTTの各レコードを、それぞれの文字コードの順に並べ換え、並べ換えた後の文字列テーブルTTを記憶部45に格納する。なお、図15では、降順に並び換えた場合を例にして説明しており、図8の文字列テーブルTTのレコードR1とR2との順番が入れ換えられている。また、並べ換え処理部65は、画面データDに含まれるインデックス化文字列関連タグそれぞれのインデックスを並べ換えの結果に合わせて変更し、変更後のインデックス化文字列関連タグを含む画面データDを記憶部45に格納する。この例では、レコードR1とR2とが入れ換えられているので、並べ換え処理部65は、変更前はインデックスが1であったインデックス化文字列関連タグのインデックスを2に変更し、変更前はインデックスが2であったインデックス化文字列関係タグのインデックスを1に変更する。したがって、レコードの順番を並べ換えているにも拘わらず、並び換え後の画面データDおよび文字列テーブルTTを参照するプログラマブル表示器12は、並び換え前の画面データDおよび文字列テーブルTTを参照する場合と同じ文字列を表示できる。
このように、本実施形態に係る変換処理部51には、並べ換え処理部65が設けられており、並び換えられた後の文字列テーブルTTおよび画面データDを出力できる。したがって、文字列テーブルTTの内容を表示可能な装置(例えば、画面データおよび文字列テーブルの編集装置など)が、文字列テーブル中の文字列の並び換え機能を持っていない場合であっても、当該装置は、上記変換処理部51の出力した画面データDおよび文字列テーブルを表示することによって、並び換え後の文字列テーブルをユーザへ提示でき、互いに関連する文字列を、まとめて提示できる。
ここで、レコードを並べ換える順番は、文字列テーブルTTを参照するユーザにとって理解しやすい順番であれば、文字コード以外にも、各タグを識別するために各タグへ割り当てられた識別番号順など、種々の順番に設定できる。ただし、同じ単語から始まる文字列は、互いに同じまたは互いに関連する訳語に翻訳されることが多い。したがって、上述した例のように、文字コードの順に並べ換えることによって、文字列テーブルTTの各レコードを翻訳しやすい順番でユーザに提示でき、特に好適である。
ところで、画面データDをインデックス化した後の文字列テーブルTTは、インデックス化前の画面データDによって表示されていた言語の文字列なので、単にインデックス化しただけでは、他の言語の文字列テーブルTTを生成することはできない。したがって、プログラマブル表示器12を多言語化するためには、上記文字列テーブルTTに含まれる文字列を翻訳して、必要とする言語用の文字列テーブルTTを作成する必要がある。
ただし、元の言語で、画面データDを作成したユーザ、あるいは、当該画面データDを受け取った変換処理部51のユーザが、それら他の言語に習熟しているとは限らないので、他者へ翻訳や、翻訳後の文字列のチェックを依頼することが多い。
一方、本実施形態に係る変換処理部51は、さらに、図1に示すように、制御用ホストコンピュータ14に設けられたメーラ46を制御するメーラ制御部(電子メール生成手段)66を備えており、当該メーラ制御部66は、記憶部45に格納された文字列テーブルTTと、必要であれば、画面データDとを添付ファイルとした電子メールを作成するように、メーラ46を制御できる。また、メーラ制御部66は、添付ファイルとして添付する前に、記憶部45に記憶されていた文字列テーブルTTまたは画面データDを、必要に応じて、依頼先で処理可能と予め定められた形式に変更して出力できる。
したがって、以下の場合、すなわち、変換処理部51のユーザが、記憶部45に格納された文字列テーブルTTを、必要に応じて、依頼先で処理できる形式に変更した後、文字列テーブルTTを添付した電子メールを作成し、依頼先へ送信する場合と比較して、他者へ翻訳等を依頼する際の手間を削減できる。
なお、本実施形態では、送信先や本文の内容が変更することが多いので、変換処理部51のメーラ制御部66は、メーラ46に、添付ファイルの添付のみを指示し、送信先や本文の設定あるいは電子メールの送信を指示していないが、電子メールの送信先が固定されていれば、メーラ制御部66は、予め格納された送信先のアドレスを、送信先とする電子メールを生成するように、メーラ46を制御してもよい。また、添付ファイルと共に送信する電子メールの本文が固定されていれば、予め設定された本文を、電子メールの本文とする電子メールを生成するように、メーラ46を制御してもよい。さらに、本文および送信先が固定されており、電子メールを生成した送信してもよい場合は、メーラ制御部66は、メーラ46を制御して、電子メールを自動送信させてもよい。
また、本実施形態に係る変換処理部51は、例えば、スタンドアロンで翻訳する翻訳プログラムへ翻訳を指示したり、インターネット経由で翻訳サーバへ翻訳を指示したりして、記憶部45の文字列テーブルTTに含まれる各文字列を翻訳する翻訳処理部67を備えている。これにより、インデックス化前の画面データDが単一の言語の文字列しか含んでおらず、レコード追加処理部63が、その言語用の文字列テーブルTTのみしか生成できない場合であっても、翻訳処理部67が当該言語用の文字列テーブルTTの文字列を翻訳することによって、他の言語用の文字列テーブルTTを生成できる。
なお、この場合であっても、その言語を母国語とする者など、上記他の言語に習熟した者に、正しく翻訳されているか否かの確認を依頼することが望まれる。したがって、メーラ制御部66がメーラ46を制御して、翻訳後の文字列テーブルTTを添付ファイルとする電子メールを生成させることにより、依頼時の手間を削減できる。
なお、上記では、デバイスアドレスによって、デバイスを特定する場合を例にして説明したが、これに限るものではなく、デバイスを特定できれば、例えば、変数など、他の情報によってデバイスを特定してもよい。上記変数は、各デバイスを特定するための情報であって、デバイスアドレスとは異なる名称およびデバイスアドレスに関連付けられている。一方、プログラマブル表示器12のHMI処理部25は、変数または変数の名称によってデバイスが特定された場合、それらに関連付けされたデバイスアドレスへアクセスすることによって、デバイスアドレスによって指定された場合と同様に、当該デバイスの状態を取得できる。
また、上記では、各情報をタグによって関連付ける場合を例にして説明したが、これに限るものではなく、同じ情報が関連付けられていれば、例えば、これらの情報を、あるオブジェクトの属性として関連付けるなどして、他のデータをユニットとして、これらの情報を関連付けてもよい。
なお、上記各部材21・22・25および26、並びに、部材41〜67は、CPUなどの演算手段が、ROMやRAMなどの記憶手段に格納されたプログラムを実行し、タッチパネルや液晶表示装置などの入出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信回路を制御することによって実現される機能ブロックである。なお、それらの部材のうち、データを記憶する部材(26・45)は、記憶装置自体であってもよい。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体(例えば、CD−ROMなど)を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態に係るプログラマブル表示器12および制御用ホストコンピュータ14を実現できる。
また、例えば、シリアルケーブルやLAN13あるいは、他の通信路を介してプログラムをダウンロードするためのプログラムが、上記コンピュータに予めインストールされていれば、当該通信路を介して、上記コンピュータへ上記プログラムを配付することもできる。
本発明に係る画面データ変換装置、並びに、そのプログラムおよび記録媒体によって、非インデックス化タグを含まないように画面を再設計することなく、非インデックス化タグを含む画面データから、非インデックス化タグを含まない画面データに変換できるので、比較的容易に多言語表示に対応可能な画面データを比較的容易に生成でき、制御用表示装を多言語化する際に好適に使用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、変換処理部の要部構成を示すブロック図である。 上記変換処理部を含む制御システム全体の要部構成を示すブロック図である。 非インデックス化文字列用タグを示す図面である。 文字列テーブルを示す図面である。 非インデックス化文字列用タグを示す図面である。 他の言語用の文字列テーブルを示す図面である。 上記変換処理部の動作を示すフローチャートである。 レコードが追加された後の文字列テーブルを示す図面である。 上記レコードを参照するインデックス化文字列用タグを示す図面である。 非インデックス化アラームメッセージ用タグを示す図面である。 インデックス化アラームメッセージ用タグを示す図面である。 非インデックス化テキスト画面用タグを示す図面である。 インデックス化テキスト画面用タグを示す図面である。 複数の行からなるレコードを含む文字列テーブルを示す図面である。 並べ換え後の文字列テーブルを示す図面である。
符号の説明
12 プログラマブル表示器(制御用表示装置)
14 制御用ホストコンピュータ(画面データ変換装置)
45 記憶部(記憶装置)
61 抽出処理部(抽出手段)
63 レコード追加処理部(文字列テーブル更新手段)
64 タグ変換処理部(データユニット変換手段)
65 並べ換え処理部(並べ換え手段)
66 メーラ制御部(電子メール生成手段)

Claims (6)

  1. 画面を構成する表示要素の表示を制御用表示装置へ指示するデータユニットを含み、記憶装置に記憶された画面データから、上記データユニットのうち、文字列を含み、当該文字列の表示を上記制御用表示装置へ指示する非インデックス化データユニットを抽出する抽出手段と、
    上記抽出手段によって抽出された各非インデックス化データユニットに含まれる文字列を含むように、上記記憶装置に記憶され、上記画面データに含まれるデータユニットによって参照される文字列テーブルを更新する文字列テーブル更新手段と、
    上記抽出手段によって抽出された各非インデックス化データユニットを、当該非インデックス化データユニットに含まれる文字列の、上記文字列テーブルにおける位置を示す位置情報を含み、上記文字列テーブルの当該位置に格納された文字列の表示を上記制御用表示装置へ指示するインデックス化データユニットへ変換するデータユニット変換手段とを備えていることを特徴とする画面データ変換装置。
  2. 上記文字列テーブル更新手段は、非インデックス化データユニットに含まれる文字列を、上記文字列テーブルへ追加する前に、当該文字列が既に上記文字列テーブルに含まれているか否かを確認し、含まれていなかったときにのみ、当該文字列を上記文字列テーブルへ追加することを特徴とする請求項1記載の画面データ変換装置。
  3. 上記変換後のインデックス化データユニットを含む画面データと、更新後の文字列テーブルとを出力する前に、文字列テーブルに含まれる各文字列を並び換えると共に、並び換えに合わせて上記インデックス化データユニットに含まれる位置情報を更新する並べ換え手段を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の画面データ変換装置。
  4. 上記更新後の文字列テーブルが添付ファイルとして添付された電子メールを生成する電子メール生成手段を備えていることを特徴とする請求項1、2または3記載の画面データ変換装置。
  5. 上記記憶装置へアクセス可能なコンピュータを、請求項1、2、3または4記載の各手段として動作させるプログラム。
  6. 請求項5記載のプログラムを記録した記録媒体。

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