JP2006309564A - データ生成装置、制御用表示装置、並びに、そのプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

データ生成装置、制御用表示装置、並びに、そのプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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治利 岡坂
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Abstract

【課題】 制御用表示装置の表示を変更する際の手間が少ない制御システムを実現する。
【解決手段】 制御用ホストコンピュータ17は、印刷指示を受け付けた場合、指示された内容で、しかも、予め定められた特定フォーマットのデータを生成するファイル生成部D21a・D21bを備えている。上記ファイル生成部D21a・D21bには、画面データに基づいて、デバイスの状態を取得して表示する動作、および、受け付けた操作に応じてデバイスの状態を制御する動作の少なくとも一方を行うと共に、上記特定フォーマットのデータを表示可能なプログラマブル表示器13a・13bが、送信先として関連付けられている。さらに、ファイル生成部D21a・D21bは、印刷指示された場合、上記生成したデータを、上記関連付けられた送信先としてのプログラマブル表示器13a・13bに送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、制御用表示装置での表示に使用するデータを生成するデータ生成装置、制御用表示装置、並びに、そのプログラムおよび記録媒体に関するものである。
従来から、後述の特許文献1に示すように、制御システムのHMI(Human Machine Interface )として、デバイスの状態を取得して表示する動作、および、受け付けた操作に応じてデバイスの状態を変更する動作を規定する画面データに基づいて、これらの動作を行うプログラマブル表示器が広く使用されている。
特開2003−295946号公報(公開日:2003年10月17日)
しかしながら、上記従来の構成において、例えば、表示内容のみの変更など、軽微な変更であっても、画面データを生成/修正する作画エディタ装置を用いて変更しようとすると、修正時の手間がかかってしまうという問題を生じる。
より詳細には、作画エディタ装置は、作画エディタプログラムがインストールされるなどして、画面データの生成に特化したものである。したがって、ワードプロセッサや表計算ソフトなど、一般的な文書作成ソフトウェアがインストールされたコンピュータと比較して、作画エディタ装置として動作可能なコンピュータの数が少ない。また、的確に画面データを修正するためには、ある程度、作画エディタ装置の操作に習熟する必要がある。これらの結果、軽微な修正の場合(表示内容のみを変更する場合)にも作画エディタ装置を使用すると、使用者の負担が大きい。
特に、制御システムを管理するために制御用ホストコンピュータを操作する使用者と、プログラマブル表示器の画面を設計するために作画エディタ装置を操作する設計者とが互いに別の人物である場合には、軽微な修正のときにも作画エディタ装置を使用するためには、その都度、上記使用者が設計者に変更を依頼する必要があり、非常に手間がかかってしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御用表示装置の表示を変更する際の手間が少ない制御システムを実現することにある。
本発明に係るデータ生成装置は、上記課題を解決するために、印刷指示を受け付けた場合、指示された内容で、しかも、予め定められた特定フォーマットのデータを生成する生成手段を備え、上記生成手段には、画面データに基づいて、デバイスの状態を取得して表示する動作、および、受け付けた操作に応じてデバイスの状態を制御する動作の少なくとも一方を行うと共に、上記特定フォーマットのデータを表示可能な制御用表示装置が、送信先として関連付けられていると共に、上記生成手段は、印刷指示された場合、上記生成したデータを、上記関連付けられた送信先としての制御用表示装置に送信することを特徴としている。
当該構成において、制御用表示装置は、画面データに基づいて、デバイスの状態を取得して表示する動作、および、受け付けた操作に応じてデバイスの状態を制御する動作の少なくとも一方を行っている。
ここで、制御用表示装置は、画面データに基づいてデバイスの状態を表示する動作や、操作を受け付ける動作を行っているため、画面データを変更して、制御用表示装置の表示を変更しようとすると手間がかかることが多い。
これに対して、上記データ生成装置の生成手段には、送信先としての制御用表示装置が関連付けられており、当該生成手段は、印刷指示された場合、指示された内容で、しかも、特定フォーマットのデータを生成すると共に、当該生成したデータを、上記関連付けられた送信先としての制御用表示装置に送信する。また、当該データを受け取った制御用表示装置は、当該特定フォーマットのデータを表示でき、修正後の特定フォーマットのファイルを当該制御用表示装置に表示させることができる。
当該構成では、データ生成装置のユーザは、例えば、マニュアルの修正など、軽微な修正(表示内容のみの修正)であれば、画面データを変更することなく、上記生成手段へ印刷指示するだけで、制御用表示装置の表示のうち、特定フォーマットのデータによって表示される表示を変更できる。
この結果、表示内容の変更であっても常に画面データを修正する場合と比較して、制御用表示装置の表示を変更する際の手間を大幅に削減できる。したがって、制御用表示装置の表示を変更する際の手間の少ない制御システムを実現できる。また、修正時の負担が大幅に削減されるので、ユーザが修正しやすくなり、修正頻度の向上も促すことができる。
また、上記構成に加えて、上記データ生成装置は、システムに加入している上記制御用表示装置を管理するサーバ装置であって、システムに加入している各制御用表示装置について、当該制御用表示装置と通信するためのアドレスを記憶する機器記憶手段と、上記機器記憶手段を参照して、当該機器記憶手段に記憶されている各アドレスをそれぞれ送信先とする上記生成手段を登録する登録手段とを備えていてもよい。
当該構成において、データ生成装置には、システムに加入している上記制御用表示装置を管理するため、システムに加入している各制御用表示装置について、当該制御用表示装置と通信するためのアドレスを記憶する機器記憶手段が設けられている。一方、登録手段は、上記機器記憶手段を参照して、当該機器記憶手段に記憶されている各アドレスをそれぞれ送信先とする上記生成手段を登録する。
当該構成では、制御システムに加入する制御用表示装置が増加しても、機器記憶手段を参照する登録手段が、それに応じた生成手段をデータ生成装置に登録できる。したがって、データ生成装置が増加される度にユーザが生成手段を登録する構成と比較して、ユーザの負担を大幅に軽減できる。
なお、システムに加入している上記制御用表示装置を管理するために、上記機器記憶手段には、各制御用表示装置のアドレスが記憶されているので、制御システムのユーザは、制御用表示装置を管理するためのアドレス入力で、生成手段登録のためのアドレス入力を兼ねることができる。したがって、登録手段は、ユーザの手間を増加させることなく、新たな制御用表示装置に対応する生成手段を登録できる。
さらに、上記構成に加えて、上記機器記憶手段には、上記各制御用表示装置のアドレスに関連付けて、各制御用表示装置の名前も記憶されていると共に、上記登録手段は、印刷先を選択する際に表示される上記生成手段の名前として、上記機器記憶手段にて、上記生成手段に対応するアドレスに関連付けられた名前を設定してもよい。
当該構成では、生成手段の名前として、システムに加入している上記制御用表示装置を管理するために上記機器記憶手段に記憶されている制御用表示装置の名前が設定される。したがって、登録手段は、ユーザの手間を増加させることなく、新たな制御用表示装置に対応する生成手段を、その名前と共に登録でき、より操作しやすいデータ生成装置を実現できる。
一方、本発明に係る制御用表示装置は、上記課題を解決するために、画面データを記憶する記憶手段と、上記データ生成装置からのデータを受け取り、上記記憶手段に格納する格納手段と、上記画面データに基づいて、デバイスの状態を取得して表示する動作、および、受け付けた操作に応じてデバイスの状態を制御する動作の少なくとも一方を行うと共に、上記特定フォーマットのデータを表示する制御手段とを備えていることを特徴としている。
当該構成では、格納手段が上記データ生成装置からのデータを受け取り、制御手段が、当該データを表示する。したがって、上記データ生成装置と同様に、データ生成装置のユーザは、例えば、マニュアルの修正など、軽微な修正(表示内容のみの修正)であれば、画面データを変更することなく、上記生成手段へ印刷指示するだけで、制御用表示装置の表示のうち、特定フォーマットのデータによって表示される表示を変更できる。
この結果、表示内容の変更であっても常に画面データを修正する場合と比較して、制御用表示装置の表示を変更する際の手間を大幅に削減できる。したがって、制御用表示装置の表示を変更する際の手間の少ない制御システムを実現できる。
ところで、上記データ生成装置および制御用表示装置は、ハードウェアで実現してもよいし、プログラムをコンピュータに実行させることによって実現してもよい。具体的には、本発明に係るプログラムは、上記装置の各手段としてコンピュータを動作させるプログラムであり、本発明に係る記録媒体には、当該プログラムが記録されている。
これらのプログラムがコンピュータによって実行されると、当該コンピュータは、上記データ生成装置または制御用表示装置として動作する。したがって、上記各装置と同様に、制御用表示装置の表示を変更する際の手間が少ない制御システムを実現できる。
本発明によれば、データ生成装置のユーザは、例えば、マニュアルの修正など、軽微な修正(表示内容のみの修正)であれば、画面データを変更することなく、上記生成手段へ印刷指示するだけで、制御用表示装置の表示のうち、特定フォーマットのデータによって表示される表示を変更できるので、制御用表示装置の表示を変更する際の手間が少ない制御システムを実現できる。
本発明の一実施形態について図1ないし図9に基づいて説明すると以下の通りである。すなわち、本実施形態に係る制御システムは、制御用表示装置のマニュアルなど、制御用表示装置で参照される文書を比較的容易に更新可能な制御システムである。以下では、文書を更新するための構成について説明する前に、制御システム全体の概略構成および動作について説明する。
すなわち、本実施形態に係る制御システム1は、図1に示すように、ターゲットシステム2のデバイス2aを制御するためのシステムであって、例えば、ベルトコンベアー式の自動組付機などのデバイス2aの制御に好適に用いられている。
上記制御システム1には、上記デバイス2aを制御する制御装置としてのPLC11と、多くの場合、制御対象近傍に配されると共に、制御システム1のHMIとして、デバイス2aの状態を表示し、オペレータによるデバイス2aへの操作を受け付けるプログラマブル表示器(制御用表示装置)13とを備えている。
本実施形態に係る制御システム1では、各プログラマブル表示器13は、イーサネット(登録商標)などのLAN(ローカルエリアネットワーク)15によって互いに接続されている。さらに、上記LAN15には、多くの場合、プログラマブル表示器13よりも離れた場所から、制御システム1全体を管理する制御用ホストコンピュータ(データ生成装置)17が接続されている。
また、上記各プログラマブル表示器13は、シリアルケーブルなどの通信路を介して、それぞれに対応するPLC11と接続されている。なお、図1では、説明の便宜上、LAN15にプログラマブル表示器13が2台接続されると共に、各プログラマブル表示器13に1台ずつのPLC11、各PLC11に1台ずつのデバイス2aがそれぞれ接続されている場合を例示しているが、当然ながら、それぞれの接続台数は任意に設定できる。
また、デバイスは、デバイスアドレスにより特定可能で、しかも、状態を取得したり、制御(変更)できるものであれば、例えば、デバイス2a自体であってもよいし、例えば、PLC11やプログラマブル表示器13の記憶装置など、制御システム1に設けられた記憶装置の一領域を示していてもよい。
ここで、上記制御システム1では、制御システム1に必須の構成であり、しかも、HMIとして動作するため、演算能力に余力のあるプログラマブル表示器13が通信の大半を処理するように構成されている。さらに、各プログラマブル表示器13は、自らに接続されているPLC11の機種に固有の専用プロトコルと、LAN15での共通プロトコルとを変換して、他のプログラマブル表示器13や制御用ホストコンピュータ17と、PLC11との通信を中継する。なお、共通プロトコルと専用プロトコルとの間のプロトコル変換には、同じ指示に同じコードが割り当てられるように予め定められた共通のコマンドと上記共通のコマンドに対応するPLC11固有のコマンドとの間の変換や、データやアドレスの表現方法の変換、デバイスアドレスと、当該デバイスアドレスに対応し、しかも、デバイスアドレスとは異なる値に設定可能な変数や変数の名称(変数名)との変換なども含まれる。
これにより、プログラマブル表示器13および制御用ホストコンピュータ17は、他のプログラマブル表示器13に接続されているPLC11の機種に拘らず、LAN15を介して共通のプロトコルで通信できる。この結果、互いに異なる機種のPLC11の混在する制御システム1が比較的容易に実現されている。
上記プログラマブル表示器13は、後述する画面データに基づいて、デバイスの状態を画面表示する際の動作や、画面への操作に応じてデバイスの状態を制御する際の動作を特定するものであって、PLC11と通信するPLC・IF部31と、上記LAN15に接続するためのLAN・IF部32と、例えば、液晶表示装置などからなるディスプレイ33と、ディスプレイ33の画面上に配されたタッチパネルなどからなる入力装置34と、上記各部材31〜34を制御するHMI処理部(制御手段、格納手段)35と、当該HMI処理部35によって参照され、上記画面データおよび上記変数が格納される記憶部(記憶手段)36とを備えている。
なお、上記各部材31〜36、並びに、後述の各部材71〜93は、CPUなどの演算手段が、ROMやRAMなどの記憶手段に格納されたプログラムを実行し、タッチパネルや液晶表示装置などの入出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信回路を制御することによって実現される機能ブロックである。なお、これらの部材のうち、各記憶部36・74・92・91aは、ROMやRAMなどの記憶装置自体であってもよい。
したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体(例えば、CD−ROMなど)を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態に係るプログラマブル表示器13、制御用ホストコンピュータ17、あるいは、後述する作画エディタ装置19を実現できる。なお、例えば、LAN15、あるいは、他の通信路を介してプログラムをダウンロードするためのプログラムが、上記コンピュータに予めインストールされていれば、これらの通信路を介して、上記コンピュータへ上記プログラムを配付することもできる。
上記画面データは、上記プログラマブル表示器13の上記各動作を規定するデータであれば、例えば、画面上の領域およびデバイスを特定するための属性を有し、当該領域への表示や入力に対応するオブジェクトを生成するためのデータなどから構成されていてもよいが、本実施形態に係る画面データは、画面上の領域と、当該領域への表示や入力に対応するデバイスとの対応関係を示すタグを組み合わせて構成されている。本実施形態では、HMI処理部35が複数の単位画面(ベース画面)を切り換え表示可能であり、上記タグは、当該タグが有効となる単位画面を示すファイル番号と、単位画面上で実行すべき動作内容を特定する事象名と、各事象毎に参照される参照情報とを含んでいる。
例えば、上記タグが所定の画面領域(表示座標範囲)へ所定のデバイスの状態に応じた部品図形を表示する表示タグの場合、上記参照情報には、表示座標範囲と、デバイスを特定可能な変数と、例えば、部品図形がスイッチの場合、ONを示す図形のファイルおよびOFFを示す図形のファイルなど、表示時に参照するファイル番号とが含まれる。さらに、タグが入力タグの場合、参照情報として、有効入力座標範囲と、入力結果が書き込まれるデバイスの変数とが含まれる。
また、記憶部36には、各変数について、変数の名称(変数名)と、変数に対応するデバイス2aまたは内部メモリを特定するための情報(例えば、アドレスなど)と、変数の内容との組み合わせが記憶されている。なお、本実施形態では、変数に対応するデバイス2aの機種に拘わらず、変数の内容を格納する際の表現方法(例えば、ワード長や符号の有無、あるいは、BCD/2進表記など)が予め定められた表現方法に統一されており、変数が実在のデバイス2aに対応する場合、記憶部36には、実際の機種での表現方法も格納されている。この場合、HMI処理部35は、PLC・IF部31を介してデバイス2aの状態を取得あるいは制御する際、表現方法を形式変換して、格納時の表現方法を統一する。
一方、上記HMI処理部35は、所定の時間間隔で、記憶部36に格納された画面データから、ベース画面のファイル番号が、現在表示中のベース画面である表示タグを抽出する。さらに、HMI処理部35は、記憶部36に格納された変数を参照して、タグに対応する変数の内容を読み出し、内容に応じた部品図形をディスプレイ33に表示する。ここで、PLC・IF部31に接続されたPLC11により制御されるデバイス2aに、上記変数が対応している場合、HMI処理部35は、PLC・IF部31によるPLC11との通信によって、デバイス2aの状態を取得し、上記変数の内容を当該状態に応じて更新している。これにより、ディスプレイ33には、デバイス2aの状態を示す操作画面が表示される。
なお、変数が他のプログラマブル表示器13に接続されたPLC11によって制御されるデバイス2aの場合、HMI処理部35は、LAN・IF部32、LAN15および他のプログラマブル表示器13を介して当該PLC11と通信するなどして、デバイスの状態を取得し、それに応じて変数の内容を更新する。
また、入力装置34への押し操作など、オペレータの入力操作を受け付けると、HMI処理部35は、上記画面データから、現在表示中のベース画面に対応し、当該入力操作にマッチする入力タグを検索すると共に、入力結果に応じて、タグに対応する変数の内容を更新する。さらに、HMI処理部35は、デバイス2aの状態を取得する場合と略同様に、PLC11やプログラマブル表示器13と通信するなどして、上記変数の内容に応じて、デバイス2aの状態を制御させる。ここで、入力操作の後も、HMI処理部35は、デバイス2aの状態を画面表示するので、操作結果が画面表示に反映される。
なお、HMI処理部35は、例えば、他のプログラマブル表示器13や制御用ホストコンピュータ17など、LAN15に接続された機器から自らに接続されたPLC11のデバイス2aへの制御指示を受け取った場合や、これとは逆に、上記機器へ報告すべきデバイス2aの状態を自らのPLC11から受け取った場合には、上述したプロトコル変換によって、LAN15での通信とPLC11相手の通信との間を中継できる。
一方、上記制御用ホストコンピュータ17は、制御システム1の監視制御を行うHMI処理部71と、LAN15に接続され、上述の共通プロトコルで通信するLAN・IF部72と、LAN・IF部72およびLAN15を介して各プログラマブル表示器13と通信して、HMI処理部71などの要求に応じるサーバ部73と、制御システム1に加入している機器の情報が登録された参加局リスト記憶部(機器記憶手段)74とを備えており、ターゲットシステム2やPLC11あるいはプログラマブル表示器13を管理すると共に、それらの状態を表示したり制御できる。
上記参加局リスト記憶部74は、少なくとも通信相手となり得るプログラマブル表示器13について、例えば、図3に示すように、当該プログラマブル表示器13を特定するための名前と、通信するための通信情報(例えば、IPアドレスのアドレス)との組み合わせなどを記憶しており、サーバ部73は、必要に応じて参加局リスト記憶部74を参照しながら、名前とアドレスとを相互に変換できる。なお、当該参加局リスト記憶部74には、プログラマブル表示器13の用途や設置場所など、プログラマブル表示器13に関する他の情報が含まれていてもよいし、PLC11やデバイス2aなど、制御システム1に含まれる他の機器の情報が含まれていてもよい。なお、図3は、一例として、プログラマブル表示器13aおよび13bの情報(レコード)R1a・R1bのみが記憶されている場合を例示している。
ここで、上記画面データをプログラマブル表示器13に格納する際には、例えば、上記制御用ホストコンピュータ17など、プログラマブル表示器13と常時通信可能な装置が作画エディタ装置の機能を兼ね備え、例えば、LAN15などを介して、画面データをプログラマブル表示器13にダウンロードしてもよいが、本実施形態に係る制御システム1では、図1に示すように、作画エディタ装置19が別途設けられている。また、画面データをプログラマブル表示器13に格納する場合は、例えば、プログラマブル表示器13に作画エディタ装置19を一時的に接続して画面データを転送したり、作画エディタ装置19の生成した画面データを記録媒体(例えば、コンパクトフラッシュ(登録商標)など)に格納し、当該記録媒体の内容をプログラマブル表示器13に読み取らせたりして、画面データをプログラマブル表示器13に格納できる。
より詳細には、作画エディタ装置19は、図2に示すように、ユーザの操作に応じて、予め格納された画面データを修正したり、新規作成したりして、表示画面を設計し、新たな画面データを生成する作画処理部91と、上記作画処理部91の生成した画面データを格納する記憶部92とを備えている。また、図1に示す作画エディタ装置19は、一例として、プログラマブル表示器13と通信して画面データを伝送する構成であり、記憶部92に格納された画面データをプログラマブル表示器13へ通信する通信処理部93が設けられている。なお、記録媒体経由で画面データを格納する場合は、通信処理部93に代えて/加えて記録媒体に記憶部92に格納された画面データを書き込む記録装置を設ければよい。
上記作画処理部91は、画面データに対応する情報が一時的に格納される作業用の記憶部91aと、ユーザの指示を受け付けて、当該記憶部91aの内容を書き換える編集処理部91bと、編集処理部91bによって編集される記憶部91aの内容を図示しないディスプレイに表示させる表示処理部91cと、上記記憶部92に格納された画面データを当該記憶部91aに展開したり、編集後の記憶部91aの内容に応じた画面データを記憶部92へ書き込むデータ入出力処理部91dとを備えている。
ここで、上記画面データは、上述したように、画面上の領域と、当該領域への表示や入力に対応するデバイスを特定可能なアドレスとの対応関係を示すタグを組み合わせて構成されており、作画処理部91の編集処理部91bは、例えば、配置可能なタグの種類を示すパレットを表示し、パレット中のタグの種類を選択して画面上に所望の種類のタグを配置するようにユーザへ促す。また、編集処理部91bは、ユーザによるタグの配置操作を受け付けると、当該操作に応じて、編集中の画面データが上記配置されたタグのデータを含むように、記憶部91aの内容を変更し、表示処理部91cは、記憶部91aの内容に基づいて、当該タグを指定された座標に表示する。また、編集処理部91bは、ユーザのドラッグ&ドロップなどの操作に応じて記憶部91aの内容を変更して、当該タグの表示座標範囲の値を調整し、表示処理部91cは、変更後の位置にタグを表示する。また、編集処理部91bは、タグに関連するデバイスを特定するための情報としてアドレスや変数を入力するようにユーザへ促すと共に、入力されたアドレスや変数が当該タグに関連するように、記憶部91aの内容(より詳細には、タグのデバイスの変数の値)を変更し、表示処理部91cは、ユーザの指示に応じて、各タグに関連つけられているアドレスや変数を表示する。さらに、編集処理部91bは、変数に対するデバイスアドレスの入力操作を受け付け、入力されたアドレスを示すように、記憶部91aの内容(より詳細には、当該変数に関連付けて記憶されるデバイスアドレスの値)を変更し、表示処理部91cは、ユーザの指示に応じて、各変数に関連付けられているアドレスを表示できる。
また、本実施形態に係る編集処理部91bは、上述したように、タグの表示座標範囲の値として、タグを配置可能な領域の範囲を示す値を設定する操作を受け付けると共に、当該操作に応じて、記憶部91aの内容(より詳細には、タグの表示座標範囲の値)を変更できる。
なお、本実施形態に係るプログラマブル表示器13は、複数の画面(操作画面)を切り換えて表示可能であり、上記編集処理部91bは、操作画面の追加操作や、それぞれの操作画面に対する編集操作を受け付けると共に、例えば、タグのファイル番号の値を当該タグが配置された単位画面を示すように変更するなどして、各操作画面に関連付けて当該操作画面に配置された各タグのデータを、記憶部91aに格納できる。
一方、編集終了指示を受け付けると、データ入出力処理部91dは、記憶部91aの内容に応じた画面データを生成して、記憶部92に書き込む。これにより、編集されたタグを含む画面データを生成できる。
これらの結果、設計者は、作画エディタ装置19を操作して、画面上の所望の位置にタグを配置すると共に、各タグと変数とを対応付け、変数とデバイスのアドレスとを対応付けるだけで、画面データを作成できる。したがって、プログラマブル表示器13の表示プログラムを修正する場合に比べて容易に、各プログラマブル表示器13の表示や操作を決定(変更)でき、制御システム1のユーザ(作画エディタ装置19を操作する設計者)は、ターゲットシステム2の実情や、プログラマブル表示器13のオペレータの習熟度、あるいは、ユーザの好みや判断基準に合わせることができる。この結果、プログラマブル表示器13のオペレータは、当該画面データに基づいて表示された画面(操作画面)を確認することによって、デバイス2aの状態を的確に把握して、デバイス2aの状態変更の要否を判断できると共に、当該操作画面を操作することによって、デバイス2aの状態変更指示を的確に入力することができる。
ところで、上記作画エディタ装置19を用いて画面データを修正すれば、プログラマブル表示器13の表示を変更できるが、作画エディタ装置19は、作画エディタプログラムがインストールされるなどして、画面データの生成に特化したものである。したがって、ワードプロセッサや表計算ソフトなど、一般的な文書作成ソフトウェア(汎用のアプリケーションソフト)がインストールされたコンピュータと比較して、作画エディタ装置19として動作可能なコンピュータの数が少ない。また、的確に画面データを修正するためには、ある程度、作画エディタ装置19の操作に習熟する必要がある。これらの結果、軽微な修正の場合(表示内容のみを変更する場合)にも作画エディタ装置19を使用すると、使用者の負担が大きい。
特に、制御システム1を管理するために制御用ホストコンピュータ17を操作する使用者と、プログラマブル表示器13の画面を設計するために作画エディタ装置19を操作する設計者とが互いに別の人物である場合には、軽微な修正のときにも作画エディタ装置19を使用するためには、その都度、上記使用者が設計者に変更を依頼する必要があり、非常に手間がかかってしまう。
これに対して、本実施形態に係る制御システム1では、プログラマブル表示器13が、予め定められた特定のフォーマットのファイルを表示するためのタグを処理可能に構成されている。また、制御用ホストコンピュータ17は、印刷先としてのプログラマブル表示器13の指定と共に、印刷指示を受け付けると、指示された内容で、しかも、上記フォーマットのファイルを生成し、プログラマブル表示器13に送信する。
これにより、制御用ホストコンピュータ17のユーザは、通常の文書を印刷する場合と同様に、通常使用しているアプリケーションソフトを用いて文書を作成し、当該文書の印刷を指示するだけで、プログラマブル表示器13に当該文書を表示させることができる。
具体的には、本実施形態に係るプログラマブル表示器13では、図1に示すように、記憶部36に、上記特定フォーマットのファイルを格納するための記憶領域MAが設けられている。また、上記プログラマブル表示器13のHMI処理部35は、タグとして、当該特定フォーマットのファイルを表示するためのファイル表示タグを処理可能に構成されている。
当該ファイル表示タグは、上記記憶領域MAのファイルを表示するものであって、上述した一般的な表示タグと同様に、ファイル番号および表示座標範囲を含んでいる。なお、本実施形態では、一例として、上記記憶領域MAが1つの場合を例示しているので、デバイスとしての記憶領域MAの値を省略してもよい。
また、本実施形態において、上記ファイル表示タグを処理するHMI処理部35は、記憶領域MAに格納された上記特定フォーマットのファイルを、例えば、図4に示すように表示できる。
さらに、当該HMI処理部35は、ファイルの内容を表示するだけではなく、表示に関する操作を受け付け、それに応じて、表示を変更することができる。一例として、表示に関する操作が、例えば、前頁や次頁への移動指示あるいは検索指示など、ファイル中の表示位置の変更操作である場合、HMI処理部35は、例えば、これらの操作を受け付けるためのボタンB1・B2やスクロールバーB11を表示するなどして、操作の入力を促すと共に、それらへの操作に応じて、上記ファイルのうちの表示箇所を、移動することができる。同様に、表示に関する操作が、例えば、拡大や縮小指示など、表示状態の変更操作である場合、HMI処理部35は、これらの操作を受け付けるためのボタンB21およびB22を表示するなどして、操作の入力を促すと共に、それらへの操作に応じて、表示を拡大したり縮小したりできる。
一方、上述した作画エディタ装置19の編集処理部91bも、他のタグと同様に、ファイル表示タグを操作画面上への配置操作、当該タグに関連するデータ(例えば、表示座標範囲など)の編集操作を受け付け可能に構成されており、データ入出力処理部91dは、当該ファイル表示タグが配置された場合、当該ファイル表示タグを含む画面データを生成できる。
さらに、本実施形態に係る制御用ホストコンピュータ17には、例えば、ワードプロセッサや表計算ソフトあるいはグループウェアなどのアプリケーションプログラムをCPUなどの演算手段が実行することによって実現される機能ブロックとして、アプリケーション処理部81が形成されている。
また、制御用ホストコンピュータ17は、例えば、OS(Operating System)の一機能などとして実現され、アプリケーション処理部81からの印刷指示を受け付ける印刷管理部82を備えている。当該印刷管理部82には、図示しないプリンタへ印刷するためのプリンタドライバD11が予め登録されており、印刷管理部82は、例えば、図5に示すように、登録されたプリンタドライバ群を表示して、いずれのプリンタドライバを用いて印刷するかの選択を促すと共に、選択されたプリンタドライバへの印刷指示を受け付けることができる。
さらに、本実施形態に係る制御用ホストコンピュータ17では、上記印刷管理部82に、プリンタドライバとして、ファイル生成部(生成手段)D21a・D21bが登録されている。当該ファイル生成部D21a・D21bは、送信先(図1の例では、2つのプログラマブル表示器13a・13bのそれぞれ)に対応して設けられており、例えば、LAN15におけるアドレスなど、それぞれの送信先へデータを送信するための通信情報を記憶している。
また、各ファイル生成部D21は、プリンタへ印刷するためのプリンタドライバD11と同様に、アプリケーション処理部81からの印刷指示を受け取ると共に、当該印刷内容を示し、しかも、上記特定フォーマットのファイルを生成できる。さらに、上記各ファイル生成部D21は、上記生成した特定フォーマットのファイルを、それぞれ記憶している送信先へ送信して、送信先となるプログラマブル表示器13の記憶部36に設けられた記憶領域MAに格納させることができる。
本実施形態では、上記特定フォーマットの一例として、PDF(Portable Document Format)が採用されており、上記各ファイル生成部D21は、印刷指示された内容のPDFファイルを生成すると共に、当該PDFファイルを、送信先としてのプログラマブル表示器13aまたは13bに送信できる。
さらに、本実施形態に係る制御用ホストコンピュータ17には、登録手段としての登録処理部83が設けられており、当該登録処理部83は、上記参加局リスト記憶部74を参照して、制御システム1に含まれるプログラマブル表示器13と、そのプログラマブル表示器13に関連付けられた通信情報とを抽出すると共に、見い出した各プログラマブル表示器13に対応するファイル生成部D21が登録されていなければ、そのプログラマブル表示器13に対応するファイル生成部D21を、印刷管理部82に登録できる。また、登録処理部83は、登録の際、ファイル生成部D21の送信先として、そのプログラマブル表示器13に対応する通信情報を設定できる。
本実施形態に係る登録処理部83は、図3に示すように、各プリンタドライバについて、選択肢を表示する際などに使用される名前も登録可能であり、本実施形態に係る登録処理部83は、上記参加局リスト記憶部74から上記通信情報などを抽出する際、プログラマブル表示器13の名前も抽出しており、抽出した名前を、プリンタドライバ(ファイル生成部D21)の名前として登録できる。
なお、上記登録処理部83は、例えば、各プログラマブル表示器13の通信情報や名前が、既に登録されているファイル生成部D21の通信情報または名前と一致しているか否かを判定するなどして、見い出した各プログラマブル表示器13に対応するファイル生成部D21が既に登録されているか否かを判定できる。
上記構成における制御システム1の概略動作、並びに、プログラマブル表示器13の表示内容変更時の動作を、図6〜図9に基づき説明すると、以下の通りである。すなわち、図6に示すステップ1(以下では、S1のように略称する)において、作画エディタ装置19は、設計者の指示に基づいて、操作画面を設計すると共に、当該操作画面を示す画面データを生成する。ここで、当該画面データには、ファイル表示タグが含まれており、例えば、作画エディタ装置19の作画処理部91、あるいは、他のアプリケーションプログラムを用いて、当該ファイル表示タグで表示するための特定フォーマットのファイルも併せて生成される。なお、上記画面データには、当該ファイルの内容が含まれておらず、当該画面データは、例えば、画面作成時に、このファイルの内容を見るためのパーツを操作画面上に配置し、当該ファイルの内容を見るための画面領域(あるいはウィンドウ)を設定するなどして、ファイル表示タグを含んでいればよい。
さらに、S2において、例えば、作画エディタ装置19とプログラマブル表示器13を一時的に接続して通信するなどして、当該画面データおよび特定フォーマットのファイルは、プログラマブル表示器13に格納される。
また、プログラマブル表示器13が制御システム1に加入していなければ、S3において、例えば、図示しない受け付け処理部が、当該プログラマブル表示器13のレコードを、制御用ホストコンピュータ17の参加局リスト記憶部74に登録するなどして、プログラマブル表示器13を制御システム1に加入させる。
さらに、上記S2およびS3において、プログラマブル表示器13が画面データおよび特定フォーマットのファイルが格納され、プログラマブル表示器13が制御システム1に加入すると、プログラマブル表示器13は、通常の制御動作を開始して、上述したように、画面データに基づいて、デバイスの状態を取得し、表示すると共に、受け付けた操作に応じて、デバイスの状態を制御する(S4)。
ここで、参加局リスト記憶部74に新たなプログラマブル表示器13が登録されたことを検出すると、登録処理部83は、当該プログラマブル表示器13に対応するファイル生成部D21を印刷管理部82に登録する(S11)。なお、図6では、一例として、参加局リスト記憶部74への登録直後(S3とS4との間)に、当該ステップ(S11)が行われた場合を例示している。
これにより、例えば、図7に示すように、プログラマブル表示器13が一台も制御システム1に加入しておらず、ファイル生成部D21が1つも登録されていない状態から、新たに2台のプログラマブル表示器13が加入され、参加局リスト記憶部74に図3に示すレコードが登録された状態に変化すると、図5に示すように、これらのプログラマブル表示器13に対応するファイル生成部D21a・D21bが登録される。なお、図3では、プログラマブル表示器13a・13bの名前が”GP1”および”GP2”と設定されている。したがって、図5に示すように、上記構成に加えて、上記登録されたファイル生成部D21a・D21bの名前は、”GP1”および”GP2”に設定されている。なお、ファイル生成部D21aには、図3の通信情報のうち、プログラマブル表示器13aの通信情報が関連付けられ、ファイル生成部D21bには、プログラマブル表示器13bの通信情報が関連付けられる。
この状態において、例えば、マニュアルの更新が必要になった場合など、ファイルの内容変更が必要になると、図8に示すS21において、制御用ホストコンピュータ17のアプリケーション処理部81は、ユーザの指示に応じて、文書を作成/修正する。
さらに、図5に示すように、アプリケーション処理部81は、印刷管理部82からの指示に応じて、ファイル生成部D21a・21bを含む選択肢を表示し、あるプログラマブル表示器13(例えば、13a)に対応するファイル生成部D21aへの選択操作を受け付けると、アプリケーション処理部81は、プリンタで印刷する場合と同様に、上記S21にて作成した文書を当該ファイル生成部D21aを用いて印刷するように印刷管理部82へ指示する(S22)。
さらに、S23において、ファイル生成部D21aは、文書の内容を示す特定フォーマットのファイル(本実施形態では、PDFファイル)を生成し、S24において、ファイル生成部D21aに関連付けられた通信情報を参照して、当該特定フォーマットのファイルをプログラマブル表示器13aへ送信する。
これにより、プログラマブル表示器13aの記憶部36(より詳細には記憶領域MA)に格納されたファイルが更新される。この結果、プログラマブル表示器13のHMI処理部35がファイル表示タグを処理して、当該記憶部36に格納されたファイルを表示しようとすると、図9に示すように、修正後の内容が表示される。なお、この場合、画面データのファイル表示タグによって表示されるファイルの内容を更新して、表示内容を変更している。したがって、例えば、図4に示す内容から図9に示す内容へと、表示内容が修正されているにも拘わらず、画面データの更新は不要である。
このように、上記構成では、送信先に関連付けられたファイル生成部D21がプリンタドライバとして登録されており、当該ファイル生成部D21は、印刷を指示された内容のファイルを生成して、自らに対応する送信先に送信する。したがって、例えば、マニュアル修正時など、特定フォーマットのファイルの内容修正が必要な場合に、作画エディタ装置19を用いる必要がなく、制御用ホストコンピュータ17のアプリケーション処理部81が、送信先に対応するファイル生成部D21を用いて印刷するだけでよい。したがって、制御用ホストコンピュータ17のユーザは、複数のプリンタのうち所望のプリンタを用いて印刷する場合と同様に、通常に使用しているアプリケーション(アプリケーション処理部81)を操作して、送信先に対応するファイル生成部D21での印刷を指示するだけで、送信先となるプログラマブル表示器13の上記ファイルを更新できる。
なお、上記アプリケーションは、印刷指示可能なプログラムであればよく、上記特定フォーマットで表現可能な範囲で、例えば、作画機能、画像編集機能あるいはフォントなど、当該アプリケーションの有する機能を全て利用できる。
この結果、軽微な表示の修正の場合にも常時作画エディタ装置19を用いて修正する構成と比較して、修正時の手間を大幅に削減できる。また、修正時の負担が大幅に削減されるので、ユーザが修正しやすくなり、修正頻度の向上を促すことができる。さらに、上記アプリケーション処理部81によって作成されたファイルを、画面データとは別に、文書としてファイル管理が可能になる。
また、紙に印刷した作業指示書やマニュアルを、上述した汎用のアプリケーションソフト(ワードプロセッサや表計算ソフトなど)を利用して作成し、それを、プログラマブル表示器13の設置されている現場に持ち込む場合と異なって、上記アプリケーションソフトで作成した文書を紙で印刷することなく、プログラマブル表示器13でそのまま見ることができるので、再印刷の手間を削減できるだけではなく、ペーパーレス時代に合わせて紙資源を大切にすることができる。
加えて、更新後のファイルは、プログラマブル表示器13に格納されているので、例えば、プログラマブル表示器13の不具合などによって、プログラマブル表示器13が他の機器(例えば、制御用ホストコンピュータ17など)と通信できなくなっても、当該ファイルの内容を見ることができる。したがって、メンテナンス時のマニュアル表示など、プログラマブル表示器13が他の機器と通信できない状況下で参照される文書の表示にも好適に使用できる。また、制御用ホストコンピュータ17やLAN15などに不具合がある場合でも、確実に文書を参照できるので、信頼性をさらに向上できる。
さらに、本実施形態では、制御用ホストコンピュータ17がプログラマブル表示器13を制御システム1に加入させるために設定している参加局リスト記憶部74を参照して、登録処理部83が各プログラマブル表示器13に対応するファイル生成部D21を登録しているので、制御システム1に加入しているプログラマブル表示器13が増減しても、その増減に合わせてファイル生成部D21を増減できる。
この結果、プログラマブル表示器13が増減される度にユーザが印刷管理部82におけるファイル生成部D21の登録を更新する構成と比較して、ユーザの負担を大幅に軽減できる。
なお、上記では、プログラマブル表示器13とファイル生成部D21とが一対一に対応している場合を例にして説明したが、これに限るものではない。ファイル生成部D21に送信先としてのプログラマブル表示器13が関連付けられていれば、例えば、1つのファイル生成部D21に複数のプログラマブル表示器13が関連付けられており、印刷指示時に、当該ファイル生成部D21が、これら複数のプログラマブル表示器13へ、特定フォーマットのファイルを送信してもよい。
ここで、印刷管理部82は、ユーザの関連付け指示を受け付けて、ファイル生成部D21と複数のプログラマブル表示器13とを関連付けてもよいが、参加局リスト記憶部74において、制御システム1に含まれる複数のプログラマブル表示器13を管理するために、プログラマブル表示器13がグループ分けされている場合には、登録処理部83が、参加局リスト記憶部74に記憶された各グループ毎にファイル生成部D21を登録し、当該ファイル生成部D21の通信情報として、それぞれのグループに含まれるプログラマブル表示器13の通信情報を設定してもよい。この場合は、参加局リスト記憶部74におけるグループ分けと印刷管理部82に登録されるファイル生成部D21とを一致させることができるので、より操作性のよい制御用ホストコンピュータ17を実現できる。
さらに、上記では、特定フォーマットのファイルを記憶する記憶領域MAが1つだけ設けられており、ファイル表示タグによって当該記憶領域MAのファイルが表示される場合を例にして説明したが、これに限るものではない。
例えば、複数の記憶領域を設け、ファイル表示タグに、デバイスの情報と同様に、いずれの記憶領域に記憶されたファイルを表示するかの情報を含めると共に、HMI処理部35が、当該情報に基づいて、表示すべきファイルを特定してもよい。
また、複数のファイルを格納可能に記憶領域を構成し、HMI処理部35が、例えば、ファイル名などによって、各ファイルを区別して読み書きすると共に、ファイル表示タグに含まれるファイル名に基づいて、当該ファイル表示タグを処理する際に表示するファイルを特定してもよい。
この場合、ファイル生成部D21a・D21bは、印刷指示時に、例えば、ファイル名、あるいは、アドレスの入力を促し、当該ファイル名でのファイルの格納、あるいは、アドレスで特定される記憶領域へのファイルの格納を、プログラマブル表示器13に指示すれば、それぞれのファイルを更新できる。また、例えば、プログラマブル表示器13と通信して、指定可能なファイル名や上記アドレスを取得すると共に、印刷指示の際に、それらの選択肢を提示してもよい。
また、上記では、画面データがタグから構成されている場合を例にして説明したが、これに限るものではない。デバイスの状態を取得して表示する動作、および、受け付けた操作に応じてデバイスの状態を制御する動作の少なくとも一方を規定するものであれば、画面データは、例えば、これらの動作を行うオブジェクトを、HMIとしてのグラフィック操作パネルに生成するためのデータであってもよい。
なお、上記では、特定フォーマットの一例として、PDFを例にして説明したが、これに限るものではない。例えば、テキスト形式でもよいし、HTML( HyperText Markup Language )やXML(eXtensible Mark-up Language )などのマークアップ言語で記述する形式でもよい。また、プログラマブル表示器13で読むことができれば、例えば、他の独自フォーマットなど、予め定められた他の形式であってもよい。なお、PDFやHTMLあるいはXMLのように、リンクを記述できる形式の場合、プログラマブル表示器13は、当該リンクを辿る操作を受け付け、リンク先を表示する方が望ましい。
本発明に係る制御用表示装置およびデータ生成装置は、プログラマブル表示器やグラフィック操作パネルなどの制御用表示装置、および、それらのためのデータを生成するデータ生成装置として好適に使用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、制御システムの要部構成を示すブロック図である。 上記制御システムに設けられた作画エディタ装置の要部構成を示すブロック図である。 上記制御システムの制御用ホストコンピュータに設けられた参加局リスト記憶部の内容の一例を示す図面である。 制御システムに設けられたプログラマブル表示器の画面例を示すものであり、特定フォーマットのファイルが修正される前の状態を示す図面である。 上記制御用ホストコンピュータの画面例を示すものであり、2つのプログラマブル表示器が登録されている状態において、印刷先を選択する画面を示す図面である。 制御システムの動作を示すフローチャートである。 上記制御用ホストコンピュータの画面例を示すものであり、いずれのプログラマブル表示器も登録されていない状態において、印刷先を選択する画面を示す図面である。 上記特定フォーマットのファイルを修正する際における制御システムの動作を示すフローチャートである。 制御システムに設けられたプログラマブル表示器の画面例を示すものであり、特定フォーマットのファイルが修正された後の状態を示す図面である。
符号の説明
1 制御システム(システム)
2a デバイス
13 プログラマブル表示器(制御用表示装置)
17 制御用ホストコンピュータ(データ生成装置)
74 参加局リスト記憶部(機器記憶手段)
83 登録処理部(登録手段)
35 HMI処理部(格納手段;制御手段)
36 記憶部(記憶手段)
D21 ファイル生成部(生成手段)

Claims (6)

  1. 印刷指示を受け付けた場合、指示された内容で、しかも、予め定められた特定フォーマットのデータを生成する生成手段を備え、
    上記生成手段には、画面データに基づいて、デバイスの状態を取得して表示する動作、および、受け付けた操作に応じてデバイスの状態を制御する動作の少なくとも一方を行うと共に、上記特定フォーマットのデータを表示可能な制御用表示装置が、送信先として関連付けられていると共に、
    上記生成手段は、印刷指示された場合、上記生成したデータを、上記関連付けられた送信先としての制御用表示装置に送信することを特徴とするデータ生成装置。
  2. 上記データ生成装置は、システムに加入している上記制御用表示装置を管理するサーバ装置であって、
    システムに加入している各制御用表示装置について、当該制御用表示装置と通信するためのアドレスを記憶する機器記憶手段と、
    上記機器記憶手段を参照して、当該機器記憶手段に記憶されている各アドレスをそれぞれ送信先とする上記生成手段を登録する登録手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のデータ生成装置。
  3. 上記機器記憶手段には、上記各制御用表示装置のアドレスに関連付けて、各制御用表示装置の名前も記憶されていると共に、
    上記登録手段は、印刷先を選択する際に表示される上記生成手段の名前として、上記機器記憶手段にて、上記生成手段に対応するアドレスに関連付けられた名前を設定することを特徴とする請求項2記載のデータ生成装置。
  4. 画面データを記憶する記憶手段と、
    請求項1、2または3記載のデータ生成装置からのデータを受け取り、上記記憶手段に格納する格納手段と、
    上記画面データに基づいて、デバイスの状態を取得して表示する動作、および、受け付けた操作に応じてデバイスの状態を制御する動作の少なくとも一方を行うと共に、上記特定フォーマットのデータを表示する制御手段とを備えていることを特徴とする制御用表示装置。
  5. 請求項1、2、3または4記載の各手段として、コンピュータを動作させることを特徴とするプログラム。
  6. 請求項5記載のプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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JP2014102566A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Digital Electronics Corp プログラマブル表示器、制御プログラムおよび制御システム

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