JPH0535224Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0535224Y2
JPH0535224Y2 JP1986191757U JP19175786U JPH0535224Y2 JP H0535224 Y2 JPH0535224 Y2 JP H0535224Y2 JP 1986191757 U JP1986191757 U JP 1986191757U JP 19175786 U JP19175786 U JP 19175786U JP H0535224 Y2 JPH0535224 Y2 JP H0535224Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flywheel
clutch
engine
side flywheel
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986191757U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6396346U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986191757U priority Critical patent/JPH0535224Y2/ja
Publication of JPS6396346U publication Critical patent/JPS6396346U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0535224Y2 publication Critical patent/JPH0535224Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の駆動系中に介装される2分割
フライホイール装置に関する。
(従来の技術) 従来の2分割フライホイール装置の1例が特開
昭55−20964号公報に示されている。
上記従来の装置を第2図ないし第6図を参照し
ながら説明すると、1はエンジンのクランクシヤ
フト、2はクランクシヤフト1に連結されたドラ
イブプレートで、リング状のドライブプレート本
体2a,2bとこれらの両側に配設された側板2
c,2dをリベツト3及び螺子4で一体に結合す
ることによつて構成され、ドライブプレート本体
2aの外周にはリングギヤ5が装着されている。
6はフライホイールで、フライホイール本体6a
とドリブンプレート6bをボルト10で一体に結
合することによつて構成され、このフライホイー
ル6はベアリング7を介してドライブプレート2
に相対回転可能に支持されている。12はドライ
ブプレート2とフライホイール6との間に介装さ
れたばね機構で、コイルスプリング13とこの両
端に設けられたスプリングシート14a,14b
からなる。15はトルクリミツト機構で、第5図
に明らかなように、一対のドリブンデイスク16
a,16bとこれらの間に介装され、これらの外
面に貼付けられたライニング16c,16dをフ
ライホイール本体6a及びドリブンプレート6b
に向かつて押圧するコーンスプリング17からな
る。18はヒステリシス機構で、第6図に明らか
なように、プレート19とこのプレート19に貼
付けられた摩擦材19aと、側板2cに摺接する
プレート21とプレート19との間に介装されて
摩擦材19aをフライホイール6のドリブンプレ
ート6bに押付ける皿ばね20からなり、プレー
ト19の屈曲部は側板2cに穿設された穴22に
係止されている。
しかして、この装置においては、クランクシヤ
フト1及びドライブプレート2が第1のマスを構
成し、この第1のマスはばね機構12のスプリン
グ13及びヒステリシス機構18を介して第2の
マスを構成するフライホイール6及びこれに連結
されたクラツチシヤフトに連動連結される。
そこで、クランクシヤフト1からドライブプレ
ート2に伝達された回転トルクはばね機構12及
びヒステリシス機構18を介してフライホイール
6に伝達され、この間、クランクシヤフト1の変
動トルクや振動はドライブプレート2及びフライ
ホイール6の慣性、ばね機構12のコイルスプリ
ング13の弾性変形、トルクリミツト機構15の
ライニング16c,16dとフライホイール本体
6a、ドリブンプレート6bとの間の摩擦抵抗及
びヒステリシス機構18の摩擦材19aとドリブ
ンプレート6bとの間の摩擦抵抗により減衰さ
れ、かつ、吸収される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来2分割フライホイール装置では、動力
を断接することができないため、別にクラツチを
設ける必要があり、このため、部品点数が増加し
てコストが嵩むのみならず2分割フライホイール
装置及びクラツチを設置するためのスペースが大
きくなるという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に対処するために提案され
たものであつて、その要旨とするところは、エン
ジン側フライホイールとトランスミツシヨン側フ
ライホイールとを有する2分割フライホイール装
置において、クラツチと断接する上記エンジン側
フライホイールの外周部に上記クラツチのクラツ
チカバーを結合するとともにこのエンジン側フラ
イホイールの外周部の回転軸線方向に沿う断面形
状を回転中心側に開口する略U字状とし、かつ、
上記エンジン側フライホイールの内部に腔所を形
成し、更に、上記トランスミツシヨン側フライホ
イールは上記クラツチのクラツチハブと一体に形
成されて上記腔所内に上記エンジン側フライホイ
ールとは〓間を存して配設されたことを特徴とす
る2分割フライホイール装置にある。
(作用) 本考案は上記構成を具えているため、動力はエ
ンジン側フライホイールからクラツチデイスクの
スプリング及びヒステリシス機構を介してクラツ
チハブ及びトランスミツシヨン側フライホイール
に伝達され、かくして、従来の2分割フライホイ
ール装置の機能を確保したまま部品点数を減らす
ことができる。
(実施例) 本考案の1実施例が第1図及び第2図に示され
ている。
第1図において、30はエンジンのクランクシ
ヤフトに固定されるエンジン側フライホイール
で、分割片30aと30bをボルト30cで相互
に締結することによつて一体化され、その内部に
は腔所30dが限界されている。このエンジン側
フライホイール30の外周部の回転軸線方向に沿
う断面形状は回転中心側に開口する略U字形状と
されている。分割片30aの外周にはリングギヤ
31が装着されている。
32はクラツチで、クラツチデイスク33、ク
ラツチハブ34、プレツシヤプレート35、ダイ
ヤフラムスプリング36、レリーズベアリング3
7、ベアリングハブ38、レリーズフオーク3
9、ピボツトリング40、サポートリベツト4
1、クラツチカバー42等からなる。クラツチハ
ブ34はトランスミツシヨンへの入力軸43に楔
着され、このクラツチハブ34にトランスミツシ
ヨン側フライホイール44が一体化され、このト
ランスミツシヨン側フライホイール44は腔所3
0d内に配設される。
クラツチデイスク33は一段又は複数段のスプ
リング33a及びヒステリシス機構33cを具
え、その外周に固定されたフエーシング33bに
入力された回転トルクの変動を上記スプリング3
3a及びヒステリシス機構33cによつて吸収又
は緩和してクラツチハブ34に伝達するようにな
つている。なお、この実施例の概念図は第2図に
示すようになる。
図示のクラツチ接の状態では、プレツシヤプレ
ート35はダイヤフラムスプリング36のばね力
によつて左方に押推されフエーシング33bを分
割片30bとの間で狭圧している。従つて、エン
ジンの動力はそのクランクシヤフトからエンジン
側フライホイール30に伝達され、これからクラ
ツチ32のフエーシング33b、クラツチデイス
ク33、クラツチハブ34及びトランスミツシヨ
ン側フライホイール44を経てトランスミツシヨ
ンの入力軸43に伝達される。
クラツチを切るにはレリーズフオーク39によ
つてベアリングハブ38を入力軸43の方向に沿
い左方に移動させる。すると、ベアリングハブ3
8の左端に固定されたレリーズベアリング37が
ダイヤフラムスプリング36の内端に当接してこ
れを左方に押推する。これに伴つて、ダイヤフラ
ムスプリング36はピボツトリング40のまわり
に傾転してその外周縁がプレツシヤプレート35
の背後から離れ、この結果、フエーシング33b
は分割片30b及びプレツシヤプレート35から
離れる。
(考案の効果) 本考案においては、クラツチと断接するエンジ
ン側フライホイールの外周部にクラツチのクラツ
チカバーを結合するとともにトランスミツシヨン
側フライホイールを上記クラツチのクラツチハブ
と一体に形成してエンジン側フライホイールの内
部に形成された腔所内にエンジン側フライホイー
ルとは〓間を存して配設したため、構造が簡素化
されて部品点数が少なくなり、コストが大巾に低
減されるとともに軽量化され、かつ、小型化され
る。
しかも、エンジン側フライホイールとトランス
ミツシヨン側フライホイールとの間にスプリング
及びヒステリシス機構を具えるクラツチデイスク
が介在せしめられるので、クラツチが接続された
状態においてエンジンのトルク変動を吸収し緩和
できる。
更に、この2分割フライホイール装置はクラツ
チと一体化されているので従来のように2分割フ
ライホイール装置の他にクラツチを設置するため
のスペースが不要となる。
更に、エンジン側フライホイールの外周部の回
転軸線方向に沿う断面形状を回転中心側に開口す
る略U字形状とし、かつ、トランスミツシヨン側
フライホイールはクラツチハブと一体に形成され
てエンジン側フライホイールの内部に形成された
腔所内に配設されているため、更に小型化され
る。
また、従来の一体型フライホイールとクラツチ
を併せ具える駆動系に比し、自動車の走行時等に
おける駆動系の異音や車内こもり音を低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の1実施例を示し、
第1図は縦断面図、第2図は概念図である。第3
図ないし第6図は従来の2分割フライホイール装
置の1例を示し、第3図は第4図の−線に沿
う断面図、第4図に部分的に切り欠いて示す側面
図、第5図は第3図の矢視部の拡大断面図、第
6図は第3図の矢視部の拡大断面図である。 エンジン側フライホイール……30、トランス
ミツシヨン側フライホイール……44、クラツチ
……32、クラツチデイスク……33、クラツチ
カバー……42、クラツチハブ……34、腔所…
…30d。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン側フライホイールとトランスミツシヨ
    ン側フライホイールとを有する2分割フライホイ
    ール装置において、クラツチと断接する上記エン
    ジン側フライホイールの外周部に上記クラツチの
    クラツチカバーを結合するとともにこのエンジン
    側フライホイールの外周部の回転軸線方向に沿う
    断面形状を回転中心側に開口する略U字状とし、
    かつ、上記エンジン側フライホイールの内部に腔
    所を形成し、更に、上記トランスミツシヨン側フ
    ライホイールは上記クラツチのクラツチハブと一
    体に形成されて上記腔所内に上記エンジン側フラ
    イホイールとは〓間を存して配設されたことを特
    徴とする2分割フライホイール装置。
JP1986191757U 1986-12-15 1986-12-15 Expired - Lifetime JPH0535224Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986191757U JPH0535224Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986191757U JPH0535224Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6396346U JPS6396346U (ja) 1988-06-22
JPH0535224Y2 true JPH0535224Y2 (ja) 1993-09-07

Family

ID=31146196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986191757U Expired - Lifetime JPH0535224Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0535224Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101428182B1 (ko) * 2012-08-09 2014-08-07 현대자동차주식회사 변속기 입력축의 댐퍼

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61201948A (ja) * 1985-03-06 1986-09-06 Daikin Mfg Co Ltd フライホイ−ル組立体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61201948A (ja) * 1985-03-06 1986-09-06 Daikin Mfg Co Ltd フライホイ−ル組立体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6396346U (ja) 1988-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6830139B2 (en) Multi-clutch arrangement
KR101541661B1 (ko) 건식 더블 클러치
JPH0141848B2 (ja)
JP2019518919A (ja) 摩擦が最小化された連結ピンを備える遠心クラッチおよびパワートレーン
US4671399A (en) Friction facing assembly
JPS61206130U (ja)
JP3531067B2 (ja) 自動車の動力ユニットと一体化しうるようになっているダンピング装置
CN108350955B (zh) 用于机动车辆的离合器装置
US4972734A (en) Torque variation absorbing device
JP3638620B2 (ja) トルク変動吸収装置
JPH0535224Y2 (ja)
JPH0133861Y2 (ja)
JPH0243931B2 (ja) Jidoshayodoryokudentatsusochi
JPH0235079Y2 (ja)
JPH0235080Y2 (ja)
JPH0243930B2 (ja) Jidoshayodoryokudentatsusochi
JP2536953Y2 (ja) クラッチレリーズ装置
JP3595941B2 (ja) 特に自動車用の、軸方向の寸法を縮小したトーションダンパー
JP2005501205A (ja) クラッチ被駆動プレート
JP3361396B2 (ja) クッショニングプレートおよびクラッチディスク組立体
EP0282060B1 (en) Torque variation absorbing device
JPH0620926Y2 (ja) トルク変動吸収装置
KR0181887B1 (ko) 충격방지용 클러치 디스크
JPH062051Y2 (ja) トルク変動吸収装置
EP0304577B1 (en) Torque variation absorbing device