JPH0534922B2 - - Google Patents

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JPH0534922B2
JPH0534922B2 JP62258688A JP25868887A JPH0534922B2 JP H0534922 B2 JPH0534922 B2 JP H0534922B2 JP 62258688 A JP62258688 A JP 62258688A JP 25868887 A JP25868887 A JP 25868887A JP H0534922 B2 JPH0534922 B2 JP H0534922B2
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JP
Japan
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ridge
tilling
shaft
soil
disc plow
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JP62258688A
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Wahei Shiraishi
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Toyosha Co Ltd
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Toyosha Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は成畝機における畝の硬化整形装置に係
り、殊更作物のマルチング栽培用に好適な背高い
畝を、その過乾・湿に因る形崩れのおそれがない
確固な硬化状態として、且つ1作業工程のもとで
自動的に効率良く整形できるように工夫したもの
である。
<従来の技術とその問題点> 従来からロータリー耕耘作業機を用いて、畝を
成形することが行なわれているけれども、これで
はそのロータリー爪による破砕・攪拌された耕土
が細かく、これから背高い畝として一挙に盛り上
げ成形することができないので、そのロータリー
爪の直後位置へ培土器を付属装備させている通例
である。
ところが、これによつて畝の成形作業を反復し
たとしても、その成形された畝の全体は細かい耕
土から盛り上げられた性状にあるため、その耕土
が培土器を強制的に通過して成形されたにとどま
る畝では、その表面が未だ軟弱であつて、雨水や
過度の乾燥により自然と且つ簡単に形崩れしてし
まい、特に高畝でのマルチング栽培上、そのプラ
スチツクフイルムの敷設作業や作物の生育などに
障害を与えることとなる。
<問題点を解決するための手段> 本発明はこのような問題点の解決を目的として
おり、そのための構成上トラクター機体と伝動連
結されるセンタードライブケースから横向き水平
に、その平面視の全体として後広がりなハ字型に
派出された左右一対の耕耘軸と、 その各耕耘軸の派出先端部へ、該耕耘軸との一
体回転可能に取付けられた単一のデイスクプラウ
と、 同じく各耕耘軸における残余の派出基端部へ、
その耕耘軸とやはり一体回転し得るように取付け
られた複数づつのロータリー爪と、 両耕耘軸と平行な左右一対の水平バー部を有す
る形態として、上記センタードライブケースとの
別個にトラクター機体へ装着される培土板用ハン
ガーアームと、 上記ロータリー爪の上面と後面を被覆するよう
に、ハンガーアームの水平バー部から各々垂下す
る支柱に取付けられ、且つその後面視の全体的な
ほぼ倒立U字型の畝整形口を画定する左右一対の
培土板と、 一定長さの中途部が培土板の上記支柱へ垂直軸
により各々枢着されて、その廻りの水平にシーソ
ー運動する左右一対のロツカーアームと、 その各ロツカーアームの前端部に軸支されて、
上記デイスクプラウの凹凸変化する外表面に接触
する遊転コロと、 同じく各ロツカーアームの後端部に固定設置さ
れた叩打パツドと、 上記各遊転コロをデイスクプラウの外表面へ常
に弾圧させるべく、上記垂直軸に各々捲き付けら
れた蔓巻きバネとを備え、 上記耕耘軸をトラクター機体からの取り出し動
力により回転駆動して、ロータリー爪により両耕
耘軸の相互中間位置へ盛り上げられる細かい耕土
層と、その耕土層の左右両側面を被覆一体化する
如く、デイスクプラウにより反転される荒い耕土
層とから成る畝を造形し、その畝を引き続く培土
板の畝整形口により整形すると共に、 上記叩打パツドの左右一対を回転作用するデイ
スクプラウからの取り出し変換動力により、左右
方向へ往復運動させて、上記培土板による整形後
の畝を硬化すべく、その畝の表面を叩打するよう
に設定したことを特徴とするものである。
<実施例> 以下、図示の実施例に基いて本発明の具体的構
成を詳述すると、第1〜3図はその成畝機の使用
状態を表わしており、Tはトラクター機体、10
はその機体T上に搭載の油圧シリンダー装置(図
示省略)によつて昇降作動される3点リンク機構
の総称であり、これを形作るトツプリンク11と
ロワーリンク12の後端部には、成畝機などの牽
引用ヒツチフレーム13が枢支連結されている。
14はそのヒツチフレーム13へ着脱自在に装
着された成畝機のセンタードライブケースであ
り、その下端部からは斜め後方に向かつて、左右
一対の軸筒15が連続一体に且つ対称形態として
張り出されている。そして、そのセンタードライ
ブケース14の上端部から前方へ派出された入力
軸16の露出先端部が、トラクター機体Tの後尾
から派出する図外のPTO軸へ、ユニバーサルジ
ヨイント軸17によつて伝動連結されており、ト
ラクター機体Tから取り出された回転動力を受け
入れるようになつている。
その入力軸16は第4,5図から明白なよう
に、上記センタードライブケース14内に軸受け
されており、その奥端部にはベベルピニオン18
が一体回転可能に設置されている。19はそのセ
ンタードライブケース14内の上段位置へ水平状
態に横架されたベベルギヤ軸であり、その一端部
には入力軸16上のベベルピニオン18と噛合回
転するベベルギヤ20が固設されていると共に、
同じくベベルギヤ軸19の中間部には径小な伝動
ギヤ21も刻成されている。
又、22はそのベベルギヤ軸19の直下位置
へ、これとの平行な水平状態に横架された減速ギ
ヤ軸であり、その中間部に刻設された径大な減速
ギヤ23が、上記ベベルギヤ軸19上の径小な伝
動ギヤ21と噛合されることによつて、必要な減
速作用を得られるようになつている。24はその
減速ギヤ軸22の両端部へ振り分け状態に固設さ
れた左右一対のヘリカルギヤであつて、相互の対
称な螺旋歯型を備えている。
25は上記センタードライブケース14の両軸
筒15から斜め後方へ水平に派出された左右一対
の耕耘軸であり、その全体として平面視の後広が
りなハ字型に振り分け配置されている。つまり、
その両耕耘軸25は約20〜35度の一定なギヤング
角θを保つて、相互の交叉し合う関係状態に派出
されているのである。
そして、その各耕耘軸25の基端部に固設され
たヘリカルギヤ26が、上記減速ギヤ軸22上の
ヘリカルギヤ24と正しく噛合されており、以つ
て両耕耘軸25が入力軸16からの動力により、
必要な減速状態のもとで一挙同時に回転されるよ
うになつている。尚、第6図の符号γはその耕耘
軸25上のヘリカルギヤ26と、減速ギヤ軸22
上のヘリカルギヤ24との交叉角度を示唆してい
る。
各耕耘軸25の各個はそのセンタードライブケ
ース14の軸筒15内に臨む短尺な丸軸部25a
と、同じく軸筒15から露出する長尺な角軸部2
5bとを備えており、その丸軸部25aが軸筒1
5へ複数のベアリング27によつて支承されてい
る。28はその角軸部25bに一定間隔をおく複
数個として貫通形成された取付調整孔、29はそ
の調整孔28へ挿入される固定ピン30によつ
て、各耕耘軸25における角軸部25bの派出先
端位置へ、その耕耘軸25と一体回転し得るよう
に嵌め付けられた単一の円錐受皿型デイスクプラ
ウであり、その凹曲面が内向きの状態に設定され
ている。そのため、これによつて切削された荒い
耕土は内向きに反転されることとなり、その切削
跡としての〓溝Gが一定な幅寸法Dに開口される
結果となる。31はそのデイスクプラウ29のボ
スを示している。
又、32は同じく各耕耘軸25における角軸部
25bの中途位置へ、上記調整孔28へ挿入され
る別な固定ピン33によつて、やはり耕耘軸25
との一体回転可能に嵌め付けられた鞘管であり、
これからは放射方向に向かう複数のロータリー爪
34が植立一体化されている。その各ロータリー
爪34は、好ましくは図例のような鉈型を呈して
いると共に、その先端部の内向き屈曲状態に取付
けられている。そのため、これによつて耕起・破
砕された細かい耕土は、自づと両耕耘軸25の相
互中間位置へ盛り上げ状態に堆積されることとな
り、併せてセンタードライブケース14の直下位
置に、残耕が生成されることも起らない。
つまり、上記のように一定なギヤング角θを持
つて交叉された両耕耘軸25上には、その内側位
置に複数づつのロータリー爪34と、同じく外側
位置に1個づつのデイスクプラウ29とが、何れ
も耕耘軸25の一体回転可能に並列設置されてい
るので、そのような成畝機をトラクター機体Tに
よつて前進走行させると共に、その耕耘軸25を
回転駆動する時には、第7,8図から明白な通
り、ロータリー爪34による細かい耕土層Aが、
その左右両側からデイスクプラウ29により言わ
ば堰止められることとも相俟つて、両耕耘軸25
の相互中間位置へ盛り上げ状態に生成されると同
時に、その細かい耕土層Aの左右両側面に対し
て、デイスクプラウ29による荒い耕土層Bが、
順次裏返し反転状態に被着一体化される結果とな
り、茲に一定の高さHと幅寸法Wを有する畝35
として造形されるわけである。
その場合、各耕耘軸25には上記した複数の調
整孔28が点在開口されているため、これに固定
ピン30,33を差し替え操作することによつ
て、そのロータリー爪34とデイスクプラウ29
の取付位置を各別に調整することができ、このこ
とは畝35の成形幅寸法Wを広狭に変化させ得る
ことを意味する。但し、ロータリー爪34の植設
用鞘管32とデイスクプラウ29のボス31と
を、相互の一体に連成することにより、そのロー
タリー爪34とデイスクプラウ29の取付位置を
一挙同時に調整できるように定めても、勿論良
い。
又、畝35の成形高さ寸法Hについては、その
デイスクプラウ29やロータリー爪34における
回転半径寸法R1,R2の大小により、高低変化
させることが可能である。この点、図例ではデイ
スクプラウ29の回転半径寸法R1と、ロータリ
ー爪34の回転半径寸法R2とをほぼ同一に定め
ているが、その前者を後者よりも径大に寸法化し
ても良い。
更に、36はトラクター機体Tの上記ヒツチフ
レーム13へ装着された左右一対のハンガーアー
ムであり、その前端部の水平軸廻りに持ち上げ
て、不使用状態に保つこともできるようになつて
いる。その両ハンガーアーム36は耕耘軸25よ
りも後方位置まで延長されており、その各後端部
が耕耘軸25と平行な水平バー部37として、平
面視の全体的な後広がりハ字型に等しく振り分け
配置されている。そのハ字型に交叉する角度が、
上記耕耘軸25のギヤング角θと実質的に等しく
定められているわけである。
38はその各ハンガーアーム36の水平バー部
37に、一定間隔をおく複数個として貫通開口さ
れた取付調整孔、39はその水平バー部37から
垂下する左右一対の支柱であり、その上端部が上
記調整孔38へ差し替えられる固定ピン40によ
つて、水平バー部37へ取付けられていると共
に、同じく支柱39の下端部には培土板41が
各々固定一体化されている。そして、その両培土
板41の相互により、後面視の全体的なほぼ倒立
U字型に開口する畝整形口Sが画定されているの
である。
その培土板41の各個は第3図や第9〜11図
から明白な通り、上記ロータリー爪34の回転軌
跡に沿つて、その上面と後面を覆う側面視の円弧
型に弯曲された第1板部41aと、その第1板部
41aに後続しつつ、畝整形口Sを区画すべき後
面視の向かい合う円弧型に弯曲された第2板部4
1bとから成り、特にその第1板部41aと第2
板部41bとの境界位置が一定な高低差を持つ段
部41cとして、しかも平面から見た時に上記耕
耘軸25と実質上平行する稜線X−Xとして設定
されている。
又、その各培土板41とデイスクプラウ29と
の位置関係について言えば、上記円弧型第1板部
41aがその外側からデイスクプラウ29の凹曲
面(内表面)によつて閉塞されている一方、同じ
く円弧型第2板部41bがデイスクプラウ29の
切削作用する後縁部を、その内側へ包み込むよう
に臨んでおり、その第2板部41bから垂立する
上記支柱39が、デイスクプラウ29の凸曲面
(外表面)に臨む如く、そのデイスクプラウ29
の直後に対応位置している。
上記第1、2板部41a,41bの境界位置は
溶接一体化されているが、その境界が上記のよう
に平面から見て耕耘軸25との実質上平行な稜線
X−Xとして定められているため、畝整形口Sを
形作る第2板部41bは、その両培土板41の相
互中間位置において、同じく左右両端位置よりも
前方へ一定量Yだけ長く勢り出す状態となり、し
かも上記境界は高低差のある段階41cとして、
その第1板部41aが側面視の極力に長い円弧型
のもとで、ロータリー爪34の回転軌跡に沿うこ
ととなるため、そのロータリー爪34による細か
い破砕耕土と、デイスクプラウ29による荒い反
転耕土が、上記境界位置の内部へ滞溜することな
く、著しく円滑に培土板41の就中第2板部41
bへ流入されるのであり、その結果畝35の高精
度な整形状態を得られる。
そして、本発明ではそのような畝35の表面を
更に硬化させ、形崩れを確実に予防する運動機構
も装備されている。
即ち、これの明らかな第1,2図と第12〜1
4図において、引き続く符号42は上記デイスク
プラウ29の凸曲面(外表面)に固着一体化され
たカム板であり、放射状に延びる複数個の外向き
凸条43を有している。その凸条43は一定長さ
として延在されているため、後述する遊転コロと
接触させやすく、そのコロの転動作用も安定に維
持されることとなる。
44はそのカム板42の外側位置に臨む如く、
前後方向に沿い延在された一定長さのロツカーア
ームであり、その中途部が上記培土板41の支柱
39へ垂直軸45によつて、所謂水平にシーソー
運動できるように枢着されている。46はその垂
直軸45の保持片であり、支柱39の中途高さ位
置から一体的に張り出されている。47はそのロ
ツカーアーム44の前端部に軸支された遊転コロ
であり、上記カム板42と接触作用して、その凸
条43を言わば登り降りする如くに転動する。
又、48はそのコロ47を常にカム板42へ押
し付け弾圧すべく付勢する蔓巻きバネであり、上
記垂直軸45に捲着されていると共に、その切り
離し先端部がロツカーアーム44の途上に係止さ
れている。49はそのロツカーアーム44の後端
部に組み付け固定された叩打パツドであつて、上
記培土板41の直後位置に僅少な間隔Lを保つて
臨んでおり、しかも後方から見た時培土板41の
第2板部41bと同じ円弧型に弯曲形成されてい
る。但し、その相互のほぼ同一な形状であるなら
ば、必ずしも円弧型に限らず、目的とする畝35
に応じた第15図のような後面視の倒立L字型
や、その他の角張つた形状を採用できること勿論
である。
そのため、上記デイスクプラウ29が回転され
た作業時には、その回転運動がロツカーアーム4
4の水平なシーソー運動に変換されて、そのロツ
カーアーム44の後端部に付属する叩打パツド4
9が、畝35の表面を言わば肩叩き状に叩打する
如く、左右方向への往復運動を行なうことにな
る。
その往復運動のストローク又は叩打力の強弱
は、ロツカーアーム44のモーメント作用長さや
上記凸条43の張り出し高さによつて適当に選定
することができ、又デイスクプラウ29の1回転
当りの叩打回数については、カム板42に付与す
る凸条43の個数又はその相互間隔によつて、や
はり適当に定めることが可能である。
その場合、叩打パツド49はこれを過大に形成
すると、その面圧の低下に基き叩打力が弱まる結
果となるため、上記円弧型などの弯曲形状を維持
しつつも、その適度な狭幅寸法に形成すると共
に、極力頻繁に叩打作用させることが望ましい。
又、その培土板41における第2板部41bとの
相互間隔Lも、可及的に僅少化することが畝35
の叩打時における形崩れの予防上好適と言える。
何れにしても、培土板41のハンガーアーム3
6は上記のように、その水平バー部37が耕耘軸
25との平行状態に振り分け配置されており、し
かもその水平バー部37には複数の取付調整孔3
8が開口列設されているため、これに対する固定
ピン40を差し替えて、これから垂下する培土板
41の位置を調整操作することにより、畝35の
変化する幅寸法Wに応じた整形作用を、常時適正
に営なませることができる。
そして、その培土板41の支柱39に上記ロツ
カーアーム44が組み付け保持されているため、
その叩打パツド49も自づと培土板41に連帯し
て、畝35の変化する幅寸法Wに即応し得ること
となり、従いその変化に対応させるための別個な
調整作業を要しない。耕耘軸25に対するロータ
リー爪34やデイスクプラウ29の取付位置変化
に合わせて、そのハンガーアーム36の水平バー
部37に対する培土板41の取付位置を調整しさ
えすれば足るのである。
<発明の効果> 以上のように、本発明は成畝機における畝の硬
化整形装置として、トラクター機体Tと伝動連結
されるセンタードライブケース14から横向き水
平に、その平面視の全体として後広がりなハ字型
に派出された左右一対の耕耘軸25と、 その各耕耘軸25の派出先端部へ、該耕耘軸2
5との一体回転可能に取付けられた単一のデイス
クプラウ29と、 同じく各耕耘軸25における残余の派出基端部
へ、その耕耘軸25とやはり一体回転し得るよう
に取付けられた複数づつのロータリー爪34と、 両耕耘軸25と平行な左右一対の水平バー部3
7を有する形態として、上記センタードライブケ
ース14との別個にトラクター機体Tへ装着され
る培土板用ハンガーアーム36と、 上記ロータリー爪34の上面と後面を被覆する
ように、ハンガーアーム36の水平バー部37か
ら各々垂下する支柱39に取付けられ、且つその
後面視の全体的なほぼ倒立U字型の畝整形口Sを
画定する左右一対の培土板41と、 一定長さの中途部が培土板41の上記支柱39
へ垂直軸45により各々枢着されて、その廻りの
水平にシーソー運動する左右一対のロツカーアー
ム44と、 その各ロツカーアーム44の前端部に軸支され
て、上記デイスクプラウ29の凹凸変化する外表
面に接触する遊転コロ47と、 同じく各ロツカーアーム44の後端部に固定設
置された叩打パツド49と、 上記各遊転コロ47をデイスクプラウ29の外
表面へ常に弾圧させるべく、上記垂直軸45に
各々捲き付けられた蔓巻きバネ48とを備え、 上記耕耘軸25をトラクター機体Tから取り出
し動力により回転駆動して、ロータリー爪34に
より両耕耘軸25の相互中間位置へ盛り上げられ
る細かい耕土層Aと、その耕土層Aの左右両側面
を被覆一体化する如く、デイスクプラウ29によ
り反転される荒い耕土層Bとから成る畝35を造
形し、その畝35を引き続く培土板41の畝整形
口Sにより整形すると共に、 上記叩打パツド49の左右一対を回転作用する
デイスクプラウ29からの取り出し変換動力によ
り、左右方向へ往復運動させて、上記培土板41
による整形後の畝35を硬化すべく、その畝35
の表面を叩打するように定めてあるため、冒頭に
述べた従来技術の問題点を完全に解消できる効果
がある。
即ち、本発明の構成によれば、耕耘軸25とこ
れに取付けられたデイスクプラウ29の回転作用
に応じて、叩打パツド49が左右方向へ往復運動
し、その爾前に整形された畝35の表面を自づと
叩打するようになつているため、その1工程での
成畝作業によつて著しく効率良く、しかも決して
表面から形成崩れしない硬化状態の畝35の整形
完了できるのである。
従つて、その畝35を極力に背高く造形できる
ほか、上記デイスクプラウ29が耕耘軸25の派
出先端部へ、左右1個づつとして取付けられてい
ることとも相俟つて、上記畝35を狭幅に造形す
ることも可能となり、比較的に低い平畝では勿論
のこと、特に高畝でのマルチング栽培用として著
しく効果的であり、そのプラスチツクフイルムの
敷設作業なども適正に実行できるものと言える。
又、上記畝35の左右両側面はデイスクプラウ
29による荒い耕土層Bから成り、その表面が叩
打パツド49の叩打作用を受けて、安定・確固に
硬化されると雖も、同じく畝35の中央内部はロ
ータリー爪34による細かい耕土層Aから成るも
のとして、依然柔軟な性状を保つているため、そ
のままで各種作物を植え付け得る理想的な畝35
として造形できるのである。
特に、耕耘軸25と培土板用ハンガーアーム3
6の水平バー部37とは平行する状態にあり、そ
の水平バー部37から垂下する支柱39に培土板
41が取付けられているほか、その支柱39には
一定長さを有するロツカーアーム44の中途部
も、その垂直軸45を支点としてシーソー運動し
得るよう枢着されており、そのロツカーアーム4
4の前後両端部には遊転コロ47と叩打パツド4
9とが取付けられている。
そして、その遊転コロ47が上記耕耘軸25と
一体回転可能なデイスクプラウ29の凹凸変化す
る外表面へ、蔓巻きバネ48の弾圧力により、常
時接触作用するようになつている。
そのため、耕耘軸25の派出先端部に取付けら
れたデイスクプラウ29により、上記畝35の左
右両側面に荒い耕土層Bを被着一体化できること
に加えて、そのデイスクプラウ29の回転作用を
利用しつつ、上記叩打パツド49を左右方向へ往
復運動させることができ、その運動により畝35
の表面を叩打作用して、これを確実に硬化させ得
るのであり、その運動機構としての合理性に著し
く優れる。
又、上記のように耕耘軸25と、培土板用ハン
ガーアーム36の水平バー部37とは平行する関
係状態にあるため、特許請求の範囲・第2項の構
成も採用することができ、その構成によれば畝3
5の成形幅寸法Wを広く、又は狭く調整し得ると
共に、その調整した成形幅寸法Wの畝35を、こ
れとの対応的に調整した支柱39に付属の叩打パ
ツド49によつて、やはり支障なく適正に叩打作
用することもできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る成畝機をトラクターへ装
着した状態の側面図、第2図は同じく一部破断の
平面図、第3図はその成畝機の正面図、第4図は
センタードライブケースを破断して示す斜面図、
第5図は同じく側断面図、第6図はヘリカルギヤ
の噛合関係を示す平面図、第7,8図は畝の成形
作用を示す平面図と背面図、第9図は培土板を抽
出して示す背面図、第10図はその培土板と耕耘
軸との位置関係を示す平面図、第11図は第10
図の11−11線断面図、第12図は叩打パツド
の運動機構部分を拡大して示す斜面図、第13図
同じく拡大平面図、第14図はそのパツドによる
畝の叩打作用を示す背面図、第15図は第14図
に対応する叩打パツドの変形例を示す背面図であ
る。 A……細かい耕土層、B……荒い耕土層、H…
…成形高さ寸法、W……成形幅寸法、S……畝整
形口、T……トラクター機体、13……ヒツチフ
レーム、14……センタードライブケース、16
……入力軸、25……耕耘軸、28,38……取
付調整孔、29……デイスクプラウ、30,3
3,34……固定ピン、34……ロータリー爪、
35……畝、36……ハンガーアーム、37……
水平バー部、39……支柱、41……培土板、4
4……ロツカーアーム、45……垂直軸、47…
…コロ、48……蔓巻きバネ、49……叩打パツ
ド、θ……ギヤング角。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トラクター機体Tと伝動連結されるセンター
    ドライブケース14から横向き水平に、その平面
    視の全体として後広がりなハ字型に派出された左
    右一対の耕耘軸25と、 その各耕耘軸25の派出先端部へ、該耕耘軸2
    5との一体回転可能に取付けられた単一のデイス
    クプラウ29と、 同じく各耕耘軸25における残余の派出基端部
    へ、その耕耘軸25とやはり一体回転し得るよう
    に取付けられた複数づつのロータリー爪34と、 両耕耘軸25と平行な左右一対の水平バー部3
    7を有する形態として、上記センタードライブケ
    ース14との別個にトラクター機体Tへ装着され
    る培土板用ハンガーアーム36と、 上記ロータリー爪34の上面と後面を被覆する
    ように、ハンガーアーム36の水平バー部37か
    ら各々垂下する支柱39に取付けられ、且つその
    後面視の全体的なほぼ倒立U字型の畝整形口Sを
    画定する左右一対の培土板41と、 一定長さの中途部が培土板41の上記支柱39
    へ垂直軸45により各々枢着されて、その廻りの
    水平にシーソー運動する左右一対のロツカーアー
    ム44と、 その各ロツカーアーム44の前端部に軸支され
    て、上記デイスクプラウ29の凹凸変化する外表
    面に接触する遊転コロ47と、 同じく各ロツカーアーム44の後端部に固定設
    置された叩打パツド49と、 上記各遊転コロ47をデイスクプラウ29の外
    表面へ常に弾圧させるべく、上記垂直軸45に
    各々捲き付けられた蔓巻きバネ48とを備え、 上記耕耘軸25をトラクター機体Tからの取り
    出し動力により回転駆動して、ロータリー爪34
    により両耕耘軸25の相互中間位置へ盛り上げら
    れる細かい耕土層Aと、その耕土層Aの左右両側
    面を被覆一体化する如く、デイスクプラウ29に
    より反転される荒い耕土層Bとから成る畝35を
    造形し、その畝35を引き続く培土板41の畝整
    形口Sにより整形すると共に、 上記叩打パツド49の左右一対を回転作用する
    デイスクプラウ29からの取り出し変換動力によ
    り、左右方向へ往復運動させて、上記培土板41
    による整形後の畝35を硬化すべく、その畝35
    の表面を叩打するように設定したことを特徴とす
    る成畝機における畝の硬化整形装置。 2 各耕耘軸25に対するデイスクプラウ29と
    ロータリー爪34との取付位置を変化させると共
    に、 ハンガーアーム36の水平バー部37から各培
    土板41の支柱39が垂下する位置も対応的に変
    化させて、 畝35の成形幅寸法Wを広狭調整すると共に、
    その調整した畝35の表面を叩打パツド49によ
    り叩打できるように設定したことを特徴とする特
    許請求の範囲・第1項記載の成畝機における畝の
    硬化整形装置。
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