JPH0534855Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0534855Y2
JPH0534855Y2 JP1989080922U JP8092289U JPH0534855Y2 JP H0534855 Y2 JPH0534855 Y2 JP H0534855Y2 JP 1989080922 U JP1989080922 U JP 1989080922U JP 8092289 U JP8092289 U JP 8092289U JP H0534855 Y2 JPH0534855 Y2 JP H0534855Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting arm
shaped
arm
reinforcing plate
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989080922U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0324384U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1989080922U priority Critical patent/JPH0534855Y2/ja
Publication of JPH0324384U publication Critical patent/JPH0324384U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0534855Y2 publication Critical patent/JPH0534855Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は対向する一対の電極チツプによりスポ
ツト溶接を行うポータブルスポツト溶接機に関す
る。
[従来の技術] 従来、この種のスポツト溶接機は実公昭57−
15028号公報等で開示され、例えば第4図で示す
ように、シリンダ本体1のピストンロツド1Aに
可動電極チツプ2を装着するとともにシリンダ本
体1と一体的に固定する取付腕3に固定電極チツ
プ4を装着して、これら各電極チツプ2,4を同
一線上に対向配置している。そして、前記ピスト
ンロツド1Aの作動によつて金属板などの被溶接
材Aを各電極チツプ2,4で加圧し、これら各電
極チツプ2,4に通電することによりスポツト溶
接を行うようにしている。
ところで前記従来例においては、対向する一対
の電極2,4間に被溶接材Aを入れてスポツト溶
接を行うことから、シリンダ本体1と固定電極チ
ツプ4とを連接する取付腕3は被溶接材Aを入れ
るため、略コ字型に折曲形成するものであり、す
なわち被溶接材Aの溶接位置は取付腕3の対向す
る腕部3Aの長さlの範囲内に限定される。しか
し、この種のポータブルスポツト溶接機において
は腕部3Aの長さlは比較的少ないものであり、
例えば自動車の板金修理などでトランクルーム底
部をスポツト溶接する場合、取付腕3が邪魔とな
つて溶接できないという問題がある。
そこで、腕部3Aを長く形成したことによつ
て、被溶接材Aを深く挿入することも考えられる
が、腕部3Aを長く形成すると、両電極チツプ
2,4の間で加圧する際、取付腕3が変形してし
まい同一軸線上で加圧できなくなり、溶接が不確
実となり溶接強度の低下を招くという問題があつ
た。このような問題を解決するものとして、例え
ば実公昭62−8936号公報には、ガンアーム本体を
T型鋼により構成した抵抗溶接ガンのガンアーム
装置が提案されており、前記取付腕3をT型鋼で
構成して補強し、その変形を防止することが考え
られる。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術のように、取付腕3をT型鋼によ
つて構成することにより、取付腕3は比較的大き
な強度を得ることができるが、取付腕3の腕部3
Aが比較的長い場合、長期間の使用により、電極
チツプ2,4の加圧に伴う力が繰り返し取付腕3
に加わると、取付腕3自体が変形する虞があり、
この変形により両チツプ2,4相互の軸心位置に
ずれを生じると後の溶接が不完全になつてしまう
虞があつた。
そこで本考案はコ字状をなす取付腕の変形を効
果的に抑え、被溶接材を確実に溶接することので
きるポータブルスポツト溶接機の提供を目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、対向する一対の電極チツプの一方の
電極チツプをシリンダに内設するピストンロツド
に、他方の電極チツプを導電性を有するコ字状の
取付腕を介して前記シリンダにそれぞれ固定し、
前記シリンダの作動により各電極チツプで被溶接
部材を加圧するとともに各電極チツプの通電によ
り被溶接部材を溶接するポータブルスポツト溶接
機において、前記取付腕は、断面円形の金属部材
をコ字状に折曲形成して一対の平行腕部とこれら
平行腕部を連結する連結部とを備え、その取付腕
の外方にコ字状をなす帯板状の補強板を囲設し、
この補強板の内方に前記一対の平行腕部の端部側
の外側周面と前記連結部の外側周面に嵌合する半
円弧状の位置決め凹部をそれぞれ設け、前記補強
板の一端部に、他端部の前記位置決め凹部に対向
して前記平行腕部の外側周面を押圧可能な締付ボ
ルトを設けたものである。
[作用] コ字状をなす取付腕の平行腕部の端部側と連結
部とに対応して、補強板にそれぞれ位置決め凹部
を設けることにより、帯板状の補強板を、断面円
形の取付腕の軸心に対して正確に取付けることが
でき、その補強板によつて取付腕の強度が向上
し、溶接時の取付腕の変形を押え、両電極チツプ
間の被溶接材を確実に加圧した状態で溶接するこ
とができる。また、締付ボルトを調整し、この締
付ボルトと該締付ボルトに対向する位置決め凹部
とにより、コ字状をなす取付腕の先端側を挟付
け、その取付腕の広がり方向の変形を効果的に抑
制することができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を添付図面を参照して
説明する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
同図において、11はピストンロツド12を内設
するエアシリンダであり、前記ピストンロツド1
2の先端には可動電極チツプ13が螺子杆14に
よつて固定され、この可動電極チツプ13と対向
する固定電極チツプ15が取付腕16を介してエ
アシリンダ11側に固定されている。また、前記
エアシリンダ11の先端側には前記取付腕16を
固定するための取付座17が取付ボルト18によ
つて固定されるとともにエアシリンダ11の基部
側には圧縮空気供給用スイツチ19と前記各電極
13,15間への給電用スイツチ19Aが設けら
れ、これら各スイツチ19,19Aを覆うように
操作レバー20が設けられている。また、前記取
付腕16はアルミニウムなどの導電性を有する断
面円形の金属部材である金属パイプから成り、2
本の平行腕部16A,16Bとこれら各平行腕部
16A,16Bを連設する連結部16Cとを有す
る略コ字状に折曲形成され、その平行腕部16
A,16Bによつて深い懐部21が形成される。
そして、前記一方の平行腕部16Aの先端には前
記固定電極チツプ15が取付ボルト21によつて
固定され、他方の平行腕部16Bは前記取付座1
7に取付け固定する取付軸22の下方に一体的に
設けた一対の挾持板23間に挿通され、この挾持
板23に螺着する取付ボルト24によつて各挾持
板23で平行腕部16Bを締め付け固定すること
により、前記固定電極チツプ15が電極チツプ1
3と対向して同一軸線上に取付け固定される。
また、前記取付腕16の外形に沿つて帯板状の
補強板25が設けられ、その補強板25の内方に
は取付腕16の外側周面と嵌合する半円弧状の位
置決め凹部26が、第1図及び第2図に明らかな
ように平行腕部16A,16Bの端部側と連結部
16Cの中央側とに対応して設けられ、この各位
置決め凹部26を取付腕16の外側周面に各々当
接させ、かつ他端部の位置決め凹部26に対向し
て補強板25の一端部に設けた締付ボルト27を
締め付け、この締付ボルト27の先端に設けた押
圧片27Aを取付腕16に押し付け、かつ他端部
の位置決め凹部26と一端部の締付ボルト27と
により取付腕16の先端側を挟み付けることによ
り、補強板25と取付腕16とが一体的に固定さ
れ、エアシリンダ11の作動時の取付腕16の変
形を抑えるようにしている。
次に本考案装置の動作について説明する。
可動電極チツプ13と固定電極チツプ15との
間に金属板などの被溶接材Aを挿通した後、操作
レバー20を操作すると、先ずスイツチ19が押
圧されてオン動作され、エアシリンダ11内に圧
縮空気が供給される。これによりピストンロツド
12が作動し、このピストンロツド12の先端に
装着する可動電極チツプ13が被溶接材Aと接触
し、可動電極チツプ13と固定電極チツプ15と
で被溶接材Aを加圧する。この状態で操作レバー
20を操作してスイツチ19Aを押圧してオン動
作させて各電極チツプ13,15間に通電すると
被溶接材Aがスポツト溶接されるものである。
そして、溶接終了後、操作レバー20への操作
を解除することによつて、ピストンロツド12は
エアシリンダ11に内設するコイルバネ28によ
り復帰して始動時の待機状態となる。
この場合、被溶接材Aを各電極チツプ13,1
5間に挿入する際、取付腕16に深い懐部21を
形成することによつて被溶接材Aの端部から離れ
た位置で溶接する場合であつても取付腕16に邪
魔されずに溶接することができ、使い勝手が良好
であり、また、各平行腕部16A,16Bを長く
形成しても取付腕16の外方に位置して補強板2
5が一体的に固定され、かつ位置決め凹部16に
よつて帯板状の補強板25が、断面円形の取付腕
16の軸心に対して正確に取付けられるため、取
付腕16の強度が向上し、取付腕16の変形を抑
え両電極チツプ13,15間の被溶接材Aを確実
に加圧した状態で溶接することができ、所定の溶
接強度を得ることができ、特に他端部の位置決め
凹部26と一端部の締付ボルト27とにより取付
腕16の端部側を挟付ることによつて、取付腕1
6の広がり方向の変形を効果的に抑制することが
できる。
尚、本考案は前記一実施例に限定されるもので
はなく本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
[考案の効果] 本考案は、対向する一対の電極チツプの一方の
電極チツプをシリンダに内設するピストンロツド
に、他方の電極チツプを導電性を有するコ字状の
取付腕を介して前記シリンダにそれぞれ固定し、
前記シリンダの作動により各電極チツプで被溶接
部材を加圧するとともに各電極チツプの通電によ
り被溶接部材を溶接するポータブルスポツト溶接
機において、前記取付腕は、断面円形の金属部材
をコ字状に折曲形成して一対の平行腕部とこれら
平行腕部を連結する連結部とを備え、その取付腕
の外方にコ字状をなす帯板状の補強板を囲設し、
この補強板の内方に前記一対の平行腕部の端部側
の外側周面と前記連結部の外側周面に嵌合する半
円弧状の位置決め凹部をそれぞれ設け、前記補強
板の一端部に、他端部の前記位置決め凹部に対向
して前記平行腕部の外側周面を押圧可能な締付ボ
ルトを設けたことにより、コ字状をなす取付腕の
変形を効果的に抑え、被溶接材を確実に溶接する
ことのできるポータブルスポツト溶接機を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は斜視図、第2図は正面図、第3図は第2
図の−線断面図、第4図は従来例を示す断面
図である。 11……エアシリンダ、12……ピストンロツ
ド、13……可動電極チツプ、15……固定電極
チツプ、16……取付腕、16A,16B……平
行腕部、16C……連結部、26……位置決め凹
部、27……締付ボルト、25……補強板、A…
…被溶接材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向する一対の電極チツプの一方の電極チツプ
    をシリンダに内設するピストンロツドに、他方の
    電極チツプを導電性を有するコ字状の取付腕を介
    して前記シリンダにそれぞれ固定し、前記シリン
    ダの作動により各電極チツプで被溶接部材を加圧
    するとともに各電極チツプの通電により被溶接部
    材を溶接するポータブルスポツト溶接機におい
    て、前記取付腕は、断面円形の金属部材をコ字状
    に折曲形成して一対の平行腕部とこれら平行腕部
    を連結する連結部とを備え、その取付腕の外方に
    コ字状をなす帯板状の補強板を囲設し、この補強
    板の内方に前記一対の平行腕部の端部側の外側周
    面と前記連結部の外側周面に嵌合する半円弧状の
    位置決め凹部をそれぞれ設け、前記補強板の一端
    部に、他端部の前記位置決め凹部に対向して前記
    平行腕部の外側周面を押圧可能な締付ボルトを設
    けたことを特徴とするポータブルスポツト溶接
    機。
JP1989080922U 1989-07-10 1989-07-10 Expired - Lifetime JPH0534855Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989080922U JPH0534855Y2 (ja) 1989-07-10 1989-07-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989080922U JPH0534855Y2 (ja) 1989-07-10 1989-07-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0324384U JPH0324384U (ja) 1991-03-13
JPH0534855Y2 true JPH0534855Y2 (ja) 1993-09-03

Family

ID=31626396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989080922U Expired - Lifetime JPH0534855Y2 (ja) 1989-07-10 1989-07-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0534855Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS628936U (ja) * 1985-07-02 1987-01-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS628936U (ja) * 1985-07-02 1987-01-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0324384U (ja) 1991-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0534855Y2 (ja)
US6601750B2 (en) Integrated clamping and clinching device, particularly for joining sheet-metal panels and the like
CN212191864U (zh) 汽车顶盖焊接夹具
US10967485B2 (en) Clamping apparatus
JPH0573520B2 (ja)
JP2803461B2 (ja) スポット溶接装置
JPH0641738Y2 (ja) スポット溶接機
KR100397988B1 (ko) 차량용 도어 패널 조립장치
KR102128760B1 (ko) 이종소재 접합용 스틸 엘리먼트 체결장치
CN221293884U (en) Auxiliary device for assembling front suspension and vehicle body
CN216028735U (zh) 用于筒体搅拌摩擦焊接的内支撑结构
JP2844237B2 (ja) 動力舵取装置用パワーシリンダの配管接続用コネクタ
CN108637507B (zh) 一种活塞压装工具焊接的方法及定位装置
JPH10263841A (ja) スポット溶接装置
JP2566655Y2 (ja) スタッド溶接ガン
JP4041554B2 (ja) クランプ装置及びクランプレバーへの駆動力入力構造
JPH0243528Y2 (ja)
KR0168095B1 (ko) 내확 돌출 용접기
JPS5940983Y2 (ja) ワ−ク固定用治具
JP3027630U (ja) スポット溶接機の電極ドレス治具
JP2668771B2 (ja) スポット溶接機
JPH05283U (ja) スポツト溶接機の給電装置
JPH0435034Y2 (ja)
JP2604153Y2 (ja) クランプ装置
KR100305175B1 (ko) 차량용 패널의 클램프