JP2604153Y2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP2604153Y2
JP2604153Y2 JP1993075148U JP7514893U JP2604153Y2 JP 2604153 Y2 JP2604153 Y2 JP 2604153Y2 JP 1993075148 U JP1993075148 U JP 1993075148U JP 7514893 U JP7514893 U JP 7514893U JP 2604153 Y2 JP2604153 Y2 JP 2604153Y2
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cylinder
piston
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Inventor
雅宏 谷口
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太陽鉄工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の製造工程にお
ける車体のための板金部品などをクランプするクランプ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体の組み立て工程において
は、車体となる複数の板金部品をスポット溶接などによ
って互いに溶接付けするが、その際に、各板金部品をク
ランプ装置によってクランプして固定する必要がある。
【0003】従来において用いられていたクランプ装置
は、板金部品を両面から挟んでクランプするだけの装置
であり、そのクランプ装置を移動させてクランプ位置を
決定するための移動装置が別途設けられていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】したがって、従来にお
いては、装置全体の構成が複雑となるため広い設置スペ
ースを必要とし、またメンテナンスが面倒であり且つコ
スト高となるなどの問題があった。
【0005】本考案は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、全体の構成がコンパクトであって省スペース化を
図ることができ、メンテナンスが容易でありコスト的に
有利なクランプ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案に係る装
置は、軸部に貫通穴が設けられ且つシリンダチューブ内
を摺動するピストン、及び軸心部に貫通穴が設けられ且
つ前記ピストンに連結されたピストンロッドを備えた第
1シリンダと、前記第1シリンダのシリンダチューブに
対して固定的に設けられたシリンダチューブ内を摺動す
るピストン、及び前記ピストンに連結され且つ前記第1
シリンダのピストン及びピストンロッドの貫通穴を貫通
して摺動するピストンロッドを備えた第2シリンダと、
を有し、前記第1シリンダのピストンロッドには、その
先端部の内周面の両側に形成され、軸心に沿った直線部
と当該直線部に対して先端側に連続し軸心とは角度を有
した斜め部とからなる案内溝、その先端部においてワー
クと当接する台部、及び、その先端部から突出するロケ
ートピン、が設けられており、前記第2シリンダのピス
トンロッドの先端部には、両端部が前記案内溝に嵌まり
込み当該案内溝に沿って軸方向に移動可能な第1軸ピン
が軸方向に一体的に移動するように設けられ、前記第1
軸ピンには、前記ロケートピンに設けられたスリットか
ら半径方向に出没可能であり前記スリットから出たとき
に前記台部との間でワークをクランプする爪部材が、軸
方向に一体的に移動するように設けられ、前記爪部材に
は、前記第1軸ピンと平行であり、両端部が前記案内溝
に嵌まり込み当該案内溝に沿って軸方向に移動可能な第
2軸ピンが設けられて構成される。
【0007】
【作用】クランプ装置1の作用について、図1〜図4を
参照して説明する。ピストン24及び33がいずれも後
退端にあるときは、台部材47は最も後退した位置であ
り、爪部材45は退避位置PBにある。
【0008】この状態で、ポートP2,P4に圧縮空気
を供給してピストン24及び33を前進させると、爪部
材45及びロケートピン46などが図1の左方へ前進
し、ロケートピン46がワークの穴に挿通されるととも
に、ワークの表面が台部材47に当接する。
【0009】その後、ポートP3から圧縮空気を供給す
ると、ピストン33のみが図1の右方に後退し、これに
よって爪部材45は後退移動しながらロケートピン46
のスリット46aから出てクランプ位置PCとなり、台
部材47との間でワークをクランプする。
【0010】クランプを解除するには、再度ポートP4
に圧縮空気を供給してピストン33を図1の左方に移動
させ、爪部材45を退避位置PBに移動させた後、ポー
トP1,P3に圧縮空気を供給してピストン24及び3
3を図1の右方へ移動させる。
【0011】
【実施例】図1は本考案に係るクランプ装置1の断面正
面図、図2はクランプ装置1の平面図、図3はクランプ
装置1の左側面図、図4はクランプ装置1の要部の断面
平面図である。
【0012】クランプ装置1は、第1シリンダ11、及
び第1シリンダ11と同軸状に一体化された第2シリン
ダ12を有している。第1シリンダ11は、軸部に貫通
穴24aが設けられ且つシリンダチューブ21内を摺動
するピストン24、軸心部に貫通穴25aが設けられ且
つピストン24にネジ26によって連結されたピストン
ロッド25、カバー22,23、ブシュ27、ピストン
ロッド25に設けられた平面部25bに摺接してピスト
ンロッド25の回転防止を行う回転止め板28などを備
えている。
【0013】第2シリンダ12は、シリンダチューブ3
1内を摺動するピストン33、ピストン33にネジ35
によって連結され且つ第1シリンダ11のピストン24
及びピストンロッド25の貫通穴24a,25aを貫通
して摺動するピストンロッド34、カバー32、ブシュ
36などを備えている。
【0014】第1シリンダ11のピストンロッド25に
は、その先端部の内周面に筒状の案内部材41が嵌入し
ており、案内部材41には、その両側に形成され、軸心
に沿った直線部42aと当該直線部42aに対して先端
側に連続し軸心とは角度を有した斜め部42bとからな
る案内溝42が設けられている。
【0015】さらに、ピストンロッド25には、その先
端部においてワークと当接する台面47aを有する台部
材47が取り付けられ、また、その先端部から突出する
ロケートピン46が取り付けれられている。
【0016】第2シリンダ12のピストンロッド34の
先端部には、その中央部に凹部34aが形成されてい
る。また、ピストンロッド34の先端部に、両端部が案
内溝42に嵌まり込み当該案内溝42に沿って軸方向に
移動可能な第1軸ピン43が挿通することによって、ピ
ストンロッド34が第1軸ピン43と一体的に軸方向に
移動するようになっている。
【0017】第1軸ピン43は、ワークをクランプする
ための爪部材45をも挿通しており、これによって爪部
材45が第1軸ピン43と一体的に軸方向に移動するよ
うになっている。爪部材45は、ロケートピン46に設
けられたスリット46aから出没可能であり、且つスリ
ット46aから出たときに台面47aとの間でワークを
クランプする。
【0018】爪部材45には、第1軸ピン43と平行で
あり且つ両端部が案内溝42に嵌まり込み当該案内溝4
2に沿って軸方向に移動可能な第2軸ピン44が挿通し
ている。したがって、ピストンロッド25とピストンロ
ッド34との軸方向の相対的な位置関係に応じて、第1
軸ピン43及び第2軸ピン44と案内溝42との係合位
置が変化し、爪部材45がロケートピン46の内部にあ
る退避位置PBと、その一部がロケートピン46から出
たクランプ位置PCとの間を移動する。なお、第1軸ピ
ン43及び第2軸ピン44は、それらの軸方向に移動可
能ではあるが、端部がピストンロッド25の内面に当接
することによって脱落が防止されている。
【0019】ピストンロッド25の位置は第1シリンダ
11の動作状態により、ピストンロッド34は第2シリ
ンダ12の動作状態により、それぞれ決定されるので、
これら第1シリンダ11及び第2シリンダ12の動作状
態を制御することにより、爪部材45を退避位置PBと
クランプ位置PCとの間で駆動することができる。ま
た、第1シリンダ11の動作状態によって台面47aの
軸方向の位置を調整することができ、したがってクラン
プ位置PCを移動させることができる。
【0020】なお、ロケートピン46の先端部は、ワー
クの穴への挿入を容易とするためにテーパ状となってい
る。また、第1シリンダ11及び第2シリンダ12には
シールのためのパッキンが適所に設けられている。
【0021】次に、クランプ装置1の動作について説明
する。図1に実線で示すように、ピストン24及びピス
トン33がいずれも後退端にあるときは、台面47aは
最も後退した位置であり、爪部材45は退避位置PBに
ある。このとき、図示は省略したが、ワークはロケート
ピン46の前方(図1の左側)に位置決めされている。
ワークには、ロケートピン46が挿通するための穴が設
けられている。
【0022】この状態で、ポートP2,P4に圧縮空気
を供給してピストン24及びピストン33を前進させる
と、爪部材45が退避位置PBのままで、爪部材45及
びロケートピン46などが図1の左方へ前進し、ロケー
トピン46がワークの穴に挿通されるとともに、ワーク
の表面が台面47aに当接する。
【0023】その後、ポートP2に圧縮空気を供給した
まま、P3から圧縮空気を供給すると、ピストン33の
みが図1の右方に移動可能な位置まで後退し、これによ
って爪部材45は後退移動しながらロケートピン46の
スリット46aから出てクランプ位置PCとなり、台面
47aとの間でワークをクランプする。
【0024】この状態では、ワークは台部材47と爪部
材45とによって強固にクランプされており、且つ台部
材47の位置は第1シリンダ11によって位置決めされ
ているので、ワークが所定の位置で強固に位置決めされ
たことになる。
【0025】次に、クランプを解除するには、再度ポー
トP4に圧縮空気を供給してピストン33を図1の左方
に移動させ、爪部材45を退避位置PBに移動させた
後、ポートP1,P3に圧縮空気を供給してピストン2
4及びピストン33を図1の右方へ移動させる。
【0026】上述の実施例によると、圧縮空気をポート
P1〜4に選択的に供給し、第1シリンダ11及び第2
シリンダ12の動作状態を制御することによって、ワー
クのクランプ及びその解除を容易に行うことができる。
また、ワークのクランプ位置を移動することができるの
で、クランプを行わないときにはロケートピン46をワ
ークから離すことができ、他の工程の邪魔になることが
ない。第1シリンダ11及び第2シリンダ12が一体化
されているので、クランプ装置1の全体がコンパクトで
あり、したがって省スペース化を図ることができる。ま
た、メンテナンスが容易であり、コスト的に有利であ
る。
【0027】上述の実施例において、直線部42a及び
斜め部42bは滑らかに曲がっていてもよい。ロケート
ピン46及び爪部材45、その他クランプ装置1の各部
の構造、形状、寸法、材質などは、本考案の主旨に沿っ
て種々変更することができる。
【0028】
【考案の効果】本考案によると、全体の構成がコンパク
トであって省スペース化を図ることができ、メンテナン
スが容易でありコスト的に有利なクランプ装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクランプ装置の断面正面図であ
る。
【図2】クランプ装置の平面図である。
【図3】クランプ装置の左側面図である。
【図4】クランプ装置の要部の断面平面図である。
【符号の説明】
1 クランプ装置 11 第1シリンダ 12 第2シリンダ 21 シリンダチューブ 24 ピストン 24a 貫通穴 25 ピストンロッド 25a 貫通穴 31 シリンダチューブ 33 ピストン 34 ピストンロッド 42 案内溝 42a 直線部 42b 斜め部 43 第1軸ピン 44 第2軸ピン 45 爪部材 46 ロケートピン 46a スリット 47 台部材(台部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 3/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸部に貫通穴が設けられ且つシリンダチュ
    ーブ内を摺動するピストン、及び軸心部に貫通穴が設け
    られ且つ前記ピストンに連結されたピストンロッドを備
    えた第1シリンダと、前記第1シリンダのシリンダチューブに対して固定的に
    設けられた シリンダチューブ内を摺動するピストン、及
    び前記ピストンに連結され且つ前記第1シリンダのピス
    トン及びピストンロッドの貫通穴を貫通して摺動するピ
    ストンロッドを備えた第2シリンダと、 を有し、 前記第1シリンダのピストンロッドには、 その先端部の内周面の両側に形成され、軸心に沿った直
    線部と当該直線部に対して先端側に連続し軸心とは角度
    を有した斜め部とからなる案内溝、 その先端部においてワークと当接する台部、及び、 その先端部から突出するロケートピン、 が設けられており、 前記第2シリンダのピストンロッドの先端部には、両端
    部が前記案内溝に嵌まり込み当該案内溝に沿って軸方向
    に移動可能な第1軸ピンが軸方向に一体的に移動するよ
    うに設けられ、 前記第1軸ピンには、前記ロケートピンに設けられたス
    リットから半径方向に出没可能であり前記スリットから
    出たときに前記台部との間でワークをクランプする爪部
    材が、軸方向に一体的に移動するように設けられ、 前記爪部材には、前記第1軸ピンと平行であり、両端部
    が前記案内溝に嵌まり込み当該案内溝に沿って軸方向に
    移動可能な第2軸ピンが設けられ、 てなることを特徴とするクランプ装置。
JP1993075148U 1993-12-29 1993-12-29 クランプ装置 Expired - Lifetime JP2604153Y2 (ja)

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JPH0742676U JPH0742676U (ja) 1995-08-11
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