JP2502946Y2 - チャック - Google Patents

チャック

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JP2502946Y2
JP2502946Y2 JP1992026537U JP2653792U JP2502946Y2 JP 2502946 Y2 JP2502946 Y2 JP 2502946Y2 JP 1992026537 U JP1992026537 U JP 1992026537U JP 2653792 U JP2653792 U JP 2653792U JP 2502946 Y2 JP2502946 Y2 JP 2502946Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
flat plate
groove
plate portion
hole
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Application number
JP1992026537U
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English (en)
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JPH0621805U (ja
Inventor
敏治 岡本
壮 内田
Original Assignee
世田谷精機株式会社
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  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工作機械によるワーク
加工に用いられるチャックに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2ー296513号には、エアー
圧によってダイヤフラムを作動して、チャックを開閉す
る機械加工用のワーク把持ジグが開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】上記従来装置は、ダ
イヤフラムを直接エアー圧によって駆動するため、ダイ
ヤフラムの駆動位置を正確に設定することが出来なかっ
た。又、ダイヤフラムはその内径部がワークストッパー
に対して摺動するため、加工中の切粉や微粉によって、
ダイヤフラムとワークストッパー間の摺動部に摩耗が生
じこれによって故障が生じる問題点が存した。本考案
は、上記欠陥を除去することを目的とする。
【0004】
【問題点を解決する手段】上記目的を達成するため、本
考案は、工作機械のスピンドル等に脱着可能に装置され
内径部にシリンダ壁2cが形成された本体2と、前記シ
リンダ壁2cに軸方向にスライド自在に嵌合配置され
径部に管状部6bが一体的に形成されたピストン6と、
外径部にボルトによって前記本体2に固定される肉厚の
外径部8aと盤状の平板部8bと該平板部8bの中心に
これと一体的に形成され中空部8dの断面形状が3角形
の角筒部8cとから成る円筒状の作動体8とを備え、前
記中空部8dの開口部の三角形の各辺に沿った溝cを一
辺とし且つ平板部8bに透設した互いに平行な切欠部
x,yを2辺とし、且つ前記溝cに平行な溝aを一辺と
しこれら4辺に囲まれた長方形状の取付片D,E,Fを
前記平板部8bに前記中空部8dの三角形の開口部の各
辺ごとに形成し、前記角筒部8cの底壁に穴を設け、該
穴に前記ピストン6の管状部6bを嵌合し両者をねじ構
造によって連結し、前記取付片D,E,Fにワーク把持
爪を取り付けるようにしたものである。
【0005】
【作用】上記した構成において、作動体8に摺動面が無
く、作動体8ワーク把持爪を支持する取付片D,E,F
の変位量は、ピストン6のシリンダー壁2cに対する移
動量によって正確に設定される。又、作動体8は、単一
材料からの一体化加工なのでワーク加工中に微振動(ビ
ビリ)がほとんど生じない。 また、取付片D,E,F
が作動体8の中心の角筒部8Cの各辺に接して3方向に
形成されているので、角筒部8Cの底壁とピストン6の
管状部6bとを通じて、各取付片D,E,Fを直接ピス
トン6に連結することができ、取付片D,E,Fとビス
トン6との連結構造を簡単にすることができる。
【0006】
【実施例】以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。2は、工作機械の主軸の端
面に着脱可能に装着されるシリンダ本体であり、筒部に
シリンダ壁2cが形成されたベース2aと、該ベース2
aの筒部の端部に固定された盤状のベースカバー2bと
から構成されている。前記ベース2aの内径部には、チ
ューブホルダー4が密封状で軸方向にスライド自在に嵌
合している。前記チューブホルダー4には、3重構造
の、流体圧送装置に連結する流体チューブ(図示省略)
が螺合している。6は、ピストンであり、これの外周面
が前記ベース2aのシリンダ壁2cに密封状にスライド
自在に嵌合し、該ピストン6の管状部6aの外周面が前
記ベースカバー2bの内径部に密封状にスライド自在に
嵌合している。
【0007】前記チューブホルダー4のつば部は、ねじ
によって、前記ピストン6に固定されている。8は、
体が円筒状の作動体であり、肉厚の管状外径部8aと、
盤状の平板部8bと、角筒部8cとが一体的に形成され
ている。前記外径部8aは、ねじ10,12によって、
ベースカバー2bに固定され、角筒部8cの底壁の内径
部が前記ピストン6の小径管状部6bに螺合している。
前記角筒部8cの中空部8dの断面形状は、略三角形に
構成されている。前記平板部8bには、図3に示すよう
に、く字状の3条のくり抜き切欠部14,16,18
と、該切欠部14,16,18の平行に対向する部分
x,yに対して直角な、一面側の溝aと他面側の溝b
と、中空部8dの開口部の三角形の各辺に沿った他面側
の溝cとによって囲まれた長方形状の取付片D,E,F
が3方向に形成されている。前記取付片D,E,Fに
は、公知のワーク把持爪(図示省略)が固着される。
【0008】前記角筒部8cは、前記取付片D,E,F
の下部に溝cを介して一体的に接続している。前記平板
部8bには、ねじ20によってカバー22が固定され、
該カバー22の管状の内径部は、前記ビストン6の小径
管状部6bの先端にスライド自在に嵌合している。26
は、ねじ20によって前記平板部8bに固定された間隔
支柱であり、これの他方は、ベースカバー2bの穴に螺
合している。
【0009】次に本実施例の作用について説明する。図
1において、ピストン6がシリンダー壁2cを右方向に
移動し、該ピストン6と連動する作動体8の角筒部8
が右方向に移動して、取付片D,E,Fが溝a,b形成
部を支点として、右方向に傾斜すると、ワーク把持爪の
対向間隔は広がる。又、ピストン6が図1に示す左方向
位置に移動すると、作動体8の取付片D,E,Fは、元
の状態に復帰し、ワーク把持爪の対向間隔は狭まる。
【0010】このワーク把持爪の対向間隔の拡開、縮少
により、ワーク把持爪は、ワーク(図示省略)を把持
し、あるいは把持を解除する。ピストン6が、図1中、
右方向に移動するときは、エアーを、孔24からピスト
ン6の左側面側に送り、ピストン6の右側面側のエアー
を抜く。ピストン6を図1中、左方向に移動するとき
は、エアーを、孔30、リング状空間部32、及び孔2
8を通じて、ピストン6の右側に送り、ピストン6の左
側のエアーを抜く。
【0011】
【効果】本考案は上述の如く、ワーク把持爪を支持する
作動体に摺動面が無いので、加工中の切粉や微粉によっ
て生じる摩耗及び故障が無い。又、作動体に摺動面が無
いので、この部分の給油が不要である。又、作動体は、
単一材料からの一体化加工で形成されているため、ワー
ク加工中のビビリ現象を少なくすることが出来る等の効
果が存する。また、取付片が作動体の中心の角筒部の各
辺に接して3方向に形成されているので、角筒部の底壁
とピストンの管状部とを通じて、各取付片を直接ピスト
ンに連結することができ、取付片とピストンの連結構造
を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図である。
【図2】右側面図である。
【図3】作動体の右側面図である。
【図4】作動体の左側面図である。
【符号の説明】
2 本体 2a ベース 2b ベースカバー 4 チューブホルダー 6 ピストン 8 作動体 10 ねじ 12 ねじ 14 切欠部 16 切欠部 18 切欠部 20 ねじ 22 カバー 24 孔 26 間隔支柱

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械のスピンドル等に脱着可能に装
    置され内径部にシリンダ壁(2c)が形成された本体
    (2)と、前記シリンダ壁(2c)に軸方向にスライド
    自在に嵌合配置され内径部に管状部(6b)が一体的に
    形成されたピストン(6)と、外径部にボルトによって
    前記本体(2)に固定される肉厚の外径部(8a)と盤
    状の平板部(8b)と該平板部(8b)の中心にこれと
    一体的に形成され中空部(8d)の断面形状が3角形の
    角筒部(8c)とから成る円筒状の作動体(8)とを備
    え、前記中空部(8d)の開口部の三角形の各辺に沿っ
    た溝(c)を一辺とし且つ平板部(8b)に透設した互
    いに平行な切欠部(x)(y)を2辺とし、且つ前記溝
    (c)に平行な溝(a)を一辺としこれら4辺に囲まれ
    た長方形状の取付片(D)(E)(F)を前記平板部
    (8b)に前記中空部(8d)の三角形の開口部の各辺
    ごとに形成し、前記角筒部(8c)の底壁に穴を設け、
    該穴に前記ピストン(6)の管状部(6b)を嵌合し両
    者をねじ構造によって連結し、前記取付片(D)(E)
    (F)にワーク把持爪を取り付けるようにしたことを特
    徴とするチャック。
JP1992026537U 1992-03-31 1992-03-31 チャック Expired - Lifetime JP2502946Y2 (ja)

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JPH0621805U JPH0621805U (ja) 1994-03-22
JP2502946Y2 true JP2502946Y2 (ja) 1996-06-26

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JPH0435052Y2 (ja) * 1987-09-26 1992-08-20

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