JPH10263841A - スポット溶接装置 - Google Patents

スポット溶接装置

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Publication number
JPH10263841A
JPH10263841A JP7363897A JP7363897A JPH10263841A JP H10263841 A JPH10263841 A JP H10263841A JP 7363897 A JP7363897 A JP 7363897A JP 7363897 A JP7363897 A JP 7363897A JP H10263841 A JPH10263841 A JP H10263841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shank
electrode
spot welding
reinforcing member
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP7363897A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Sakamoto
勝 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP7363897A priority Critical patent/JPH10263841A/ja
Publication of JPH10263841A publication Critical patent/JPH10263841A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スポット溶接電極のワーク当接部がシャンク
の中心に対して偏心するものを用いてスポット溶接する
場合、シャンクの曲りを無くして、溶接強度の低下を防
止する。 【構成】 ワーク当接部8がシャンク3に対して偏心す
る電極1を有するスポット溶接装置において、シャンク
外周部にシャンクの中心Oに対して当接部8と対向する
側の肉厚を大きくした補強部材9を装着することによ
り、電極加圧時のシャンクの曲りを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シャンクの中心
に対して偏心する電極を有するスポット溶接装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、鋼板の接合用としてスポット
溶接装置が使用されている。(例えば、実開平3−10
1376号公報参照) 自動車の車体組み立て等の場合
には、プレス成形時にワークにフランジ部を形成し、こ
のフランジ部を重ね合わせてスポット溶接することがお
こなわれる。この場合、プレス成形加工のばらつき、溶
接時のワークの位置決め誤差、溶接ガンの打点位置での
位置決め誤差等によって、スポット溶接電極がワークの
フランジ端部からはみ出した状態で溶接すると、溶接時
溶融材料の一部が飛散するいわゆるちりを生じ、また、
この場合接合面積が少なくなることにより接合強度の低
下を生ずる。一方、自動車の車体の開口部を大きくし、
また車体軽量化のためにはフランジ幅を小さくすること
が要求される。このため、スポット溶接電極が、ワーク
のフランジ端部よりはみ出さないためにワークに接する
当接部がシャンク中心に対して偏心する電極を用いて、
ワークとの干渉を防止しながらフランジの基部側をスポ
ット溶接することが行われている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】ところが、このような
ワークとの当接部がシャンクの中心に対して偏心してい
る電極Pを用いてスポット溶接すると、図3に示すよう
に、シャンクSに曲げモーメントが作用し、シャンクS
が曲がる。このため、電極Pが傾斜し、当接部の片側が
浮き上がり均一な加圧ができず、溶接時にちりを生じ接
合強度が低下する不都合がある。
【0004】この発明は、上記のような事情においてな
されたものであり、その目的とするところは、ワークに
接する当接部がシャンクの中心に対して偏心する電極を
用いてスポット溶接する場合に、電極加圧時にこの電極
が傾斜するのを防止して、溶接時のちりの発生を防止
し、接合強度の低下を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、ワークに接する当接部がシャン
クの中心に対して偏心する電極を有するスポット溶接装
置において、上記シヤンクの外周部に該シャンクの電極
加圧時の曲りを防止する補強部材を取り付けた構成とす
るものである。
【0006】上記の構成の場合、電極のワーク当接部が
シャンクの中心に対して偏心していることに基ずく、電
極加圧時のシャンクの曲げモーメントを補強部材にて受
けるため、シャンクの曲りを防止することができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、補強部材は、シャンクの外周部に嵌合して
取り付けられかつ前記シヤンクの中心に対して当接部と
対向する側の肉厚を大きくした構成としたものである。
【0008】上記の構成の場合、請求項1の発明におけ
る補強部材の形状が具体的に特定される。すなわち、電
極加圧時の曲げモーメントを、電極のワークとの干渉を
無くして受けるため、補強部材の肉厚をシャンク中心に
対して当接部と対向する側を大きくしたものである。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2の発明に
おいて、補強部材は、前記シヤンクが取り付けられる加
圧用シリンダのピストンロッドの外周部にも嵌合する部
分を設けた構成としたものである。
【0010】上記の構成の場合、請求項2記載の発明に
おける補強部材の構成が具体的に特定される。すなわ
ち、補強部材を剛性の高い加圧用シリンダのピストンロ
ッドに確実に保持するため該ピストンロッドに嵌合する
部分を設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基いて説明する。図1および図2は、この発明の実
施形態に係るスポット溶接装置を示し、スポット溶接用
の電極1は、そのテーパ穴2をシャンク3の一端に設け
たテーパ軸部4に嵌合して装着する。シャンク3は、そ
の他端に設けたテーパ軸部5をスポット溶接用加圧シリ
ンダ(図示せず)のピストンロッド6のテーパ穴7に嵌
合して装着する。電極1は、その先端のワークWに接す
る当接部8がシャンク3の中心Oに対して偏心した位置
(図1において左側)となるようにして、ワークWのフ
ランジ部Fの基部側をスポット溶接可能となるようにし
ている。9はシャンク3の補強部材であり、この補強部
材9はシャンク3に嵌合する穴部10とその上部のピス
トンロッド6に嵌合する穴部11を有している。この補
強部材9は、前記シャンク3の中心に対して電極1の当
接部8と対向する側ないし反対側に当接部8側の肉厚t
より厚い厚肉部Tを設けている。12および13は、補
強部材9をシャンク3およびピストンロッドに固定する
ためのボルトである。この補強部材9は、同じ銅合金、
鋼、アルミニウム合金等にて製作される。
【0012】以下に、上記のように構成したスポット溶
接装置の作用について説明する。まず、加圧シリンダの
ピストンロッド6に装着されるシャンク3に補強部材9
を嵌めて、該補強部材9をボルト12およびボルト13
にてシャンク3に取り付ける。この場合補強部材9の取
り付け方向は、シャンク3の中心Oに対し、後に装着す
る電極1の当接部8と対向する側が厚肉部Tとなるよう
にとりつける。この後シャンク3に電極1を当接部8が
シャンク3の中心Oに対して上記補強部材9の厚肉部T
と反対側になるように取り付ける。なお、図1におい
て、下側のスポット溶接電極1についても同様な補強部
材を装着してもよい。また、下側の電極1のシャンク
(図示せず)の寸法が短い場合には、これを省略するこ
とができる。
【0013】以上のように補強部材9が装着されたスポ
ット溶接装置を用いて、ワークWのフランジ部Fをスポ
ット溶接する。この場合スポット溶接ガンを支持したロ
ボットはフランジFのワークWの立上がり部14側の近
くを溶接するように、ティーチングされている。スポッ
ト溶接ガンの加圧シリンダの加圧作用PRによりピスト
ンロッド6が移動し電極1、1にてワークWのフランジ
部Fを加圧する。この際、電極1は、シャンク3の中心
Oに対して偏心しているため、シャンク1に曲げモーメ
ントMを生じるが、この曲げモーメントMによるシャン
ク3の曲りは、補強部材9によって防止される。特に、
補強部材9はシャンク3の中心Oに対向する側に厚肉部
Tを設けていることによって、その曲げモーメントMに
よる曲りを確実に防止している。また、補強部材9は肉
厚t側を通常の肉厚としているため、加圧時ワークWの
立上がり部14と干渉することが防止される。このよう
にして加圧完了すると、電極1に所定時間通電してスポ
ット溶接を行う。この際シャンク3の曲りは防止されて
いるので、電極1の傾斜がなくなり、当接部8は、均一
にワークWのフランジFを加圧することになり、ちりを
生ずることがない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、ワークに接する当接部がシャンクの中心に対し
て偏心する電極を有するスポット溶接装置おいて、上記
シャンクの外周部に該シャンクの電極加圧時の曲りを防
止する補強部材を取り付けたことにより、電極加圧時の
シャンクの曲りを防止し、ワークに対する電極の当接部
の傾斜がなくなり、ワークを均一に加圧するため、ちり
の発生がなくなり、溶接強度の低下を防止することがで
きる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、補強部材はシャンクの外周部に嵌合
して取り付けられかつ前記シャンクの中心に対して当接
部と対向する側の肉厚を大きくしたことにより、ワーク
との干渉を防止しながら電極加圧時のシャンクの曲りを
防止することができる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の補強部材は、前記シャンクが取り付けられる加圧用
シリンダのピストンロッドの外周部にも嵌合する部分を
設けたことにより、剛性の高いピストンロッドに補強部
材を確実に保持することができ、シャンクの曲りを確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態に係るスポット溶接装置
を示す一部切断正面図である。
【図2】 図1におけるスポット溶接装置の下面図であ
る。
【図3】 従来のスポット溶接装置の電極加圧状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 電極 3 シャンク 8 当接部 9 補強部材 O シャンクの中心 T 厚肉部 W ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに接する当接部がシャンクの中心
    に対して偏心する電極を有するスポット溶接装置におい
    て、 上記シャンクの外周部に該シャンクの電極加圧時の曲り
    を防止する補強部材を取り付けたことを特徴とするスポ
    ット溶接装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記補強部材は、シャンクの外周部に嵌合して取り付け
    られかつ前記シャンクの中心に対して当接部と対向する
    側の肉厚を大きくしたことを特徴とするスポット溶接装
    置。
  3. 【請求項3】 前記補強部材は、前記シャンクが取り付
    けられる加圧用シリンダのピストンロッドの外周部にも
    嵌合する部分を設けたことを特徴とするスポット溶接装
    置。
JP7363897A 1997-03-26 1997-03-26 スポット溶接装置 Pending JPH10263841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7363897A JPH10263841A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 スポット溶接装置

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JPH10263841A true JPH10263841A (ja) 1998-10-06

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ID=13524051

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JP7363897A Pending JPH10263841A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 スポット溶接装置

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JP (1) JPH10263841A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102523025B1 (ko) * 2021-10-20 2023-04-18 주식회사 성우하이텍 스폿 용접용 캡 팁 조립체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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