JPH0243528Y2 - - Google Patents

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JPH0243528Y2
JPH0243528Y2 JP12442784U JP12442784U JPH0243528Y2 JP H0243528 Y2 JPH0243528 Y2 JP H0243528Y2 JP 12442784 U JP12442784 U JP 12442784U JP 12442784 U JP12442784 U JP 12442784U JP H0243528 Y2 JPH0243528 Y2 JP H0243528Y2
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mold
clamping mold
horizontal protrusion
clamping
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、T字形継手の水密性、気密性を向上
させるために、シーム溶接の前に行う板材の重合
部分のプレス加工を簡易に行うことができる金属
板用加圧機に関する。
「従来の技術及びその問題点等」 従来より、シーム溶接によつて形成された継手
同士をT字形の継手部としてシーム溶接する際
に、特にその板厚が厚くなると、シーム溶接機の
円板電極が、その継手の重合する部分の両端の段
差の形状に追従できなかつた。そこでその部分の
溶接が不可能となり、〓間が形成され、その部分
において、水密性、気密性が悪化しがちであつ
た。このため、シーム溶接の後に、スポツト溶接
して〓間をなくし、水密性、気密性を完全にして
いた。しかるに、この方法は、手間がかかり、施
工費が割高となる等の不都合があつた。このよう
なことから、最近出願人は、金属板の重合箇所の
シーム溶接する部分をプレス加工にて押圧してか
らシーム溶接する方法が案出されている。
しかるに従来の簡易な加工機の小型のものでは
充分な押圧力(約20ton)が得られなかつた。又、
金属板の重合箇所のシーム溶接する部分のみを好
適に押圧加工できないという欠点があつた。
「問題点を解決するための手段」 そこで考案者は、前記問題点等を解決すべく鋭
意、研究を重ねた結果、本考案を、前面略平坦な
る水平突条を設けた締型と、被圧片を設けた受型
とを、これら水平突条と被圧片より上側で軸支
し、締型と受型のうち一方の、軸支箇所より上側
に油圧シリンダを取り付け、この油圧シリンダの
シリンダロツドにて他方を押圧して回動させて水
平突条にて被圧片を押圧可能に設けたことによ
り、充分な押圧力にて簡易に必要箇所を押圧加工
可能とし、前記の問題点を解決したものである。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図及至第6図に
基づいて説明する。Aは締型であつて、下側前面
に略水平に水平突条1aが設けられている。この
水平突条1aは、適宜の幅に形成された突条であ
り、断面山形台形状、角柱状等に形成されてい
る。その前面は平面か、極めて緩い曲面に形成さ
れている。この水平突条1aは、締型Aと一体形
成されることもあるが、着脱自在に設けられるこ
とが多い。このとき水平突条1aを前面に形成し
た押圧部1が形成され、この押圧部1全体を着脱
可能とすることが多い。押圧部1の取付方法とし
ては、背面からボルト等の固着具13により螺着
したり(第5図参照)、水平突条1aの上下に貫
孔とボルト頭用の穴が設けられ、前面よりボルト
等により螺着したり、押圧部1の背面と締型Aの
下部とに嵌合する突条1bと蟻溝1cを形成して
おいて嵌合させる(第6図参照)等の実施例があ
る。又、押圧部1を溶接やリベツト等によつて固
着することもある。その水平突条1aの上側には
締型回動支点部2が形成されている。この締型回
動支点部2は、貫孔が2a,2aが穿設された適
宜幅の半円状の突片である。この締型回動支点部
2は略同じ構造に形成された後述の受型Bの受型
回動支点部6と組み合わされ、その貫孔2a,6
a,2aには芯杆9が嵌装されている。この芯杆
9は、頭部9aと杆部9bとからなり、杆部9b
の下端面より中心側に内螺子9cが螺設されてい
る。この芯杆9が締型回動支点部2と受型回動支
点部6に、それぞれ穿設された貫孔2a,6a,
2aに挿入され、反対側からストツパ11を介し
て止めボルト12にて前記内螺子9cに螺着され
ている。これにより、この箇所にて締型Aと受型
Bとが軸支されている。締型回動支点部2の構造
はこの他にも、同じく貫孔が形成され、受型Bの
受型回動支点部6として形成された小円柱が枢着
される等の実施例がある。又、前記の場合におい
て、締型Aの締型回動支点部2と受型Bの受型回
動支点部6の構造が逆にされていることもある。
締型Aの締型回動支点部2より上側には、貫通し
た大内螺子部3が螺設されている。この大内螺子
部3には、油圧シリンダ10のシリンダ部10a
が略水平内向きに螺合されている。ここに略水平
内向きとは、受型Bの受型回動支点部6より上側
を油圧シリンダ10のシリンダロツド10bが油
圧するような向きを意味する。油圧シリンダ10
は、シリンダ部10aに挿入されているシリンダ
ロツド10bがシリンダ内に流出入するオイルに
よつて前後に運動する構造である(第3図参照)。
又、シリンダロツド10bの前端の内螺子に、前
端が球面形成されたシリンダロツド頭部10cが
螺合されている。前記大内螺子部3は、場合によ
つては、内螺子を設けず、単に貫孔として形成す
ることもある。即ち油圧シリンダ10の締型Aへ
の固着方法は、螺子によるものに限定されない。
又、締型Aの上部には、必要に応じて締型用把手
4が設けられている。この締型用把手4は、持ち
運びに適しておれば、その位置、形状等は本実施
例のものに限定されず、締型Aの上端左右に突片
が設けられたり、締型Aの上部左右面に凹部等が
形成される等の実施例もある。
Bは受型であつて、前記締型Aに対応した構造
とされている。即ちその下側に前面が略平担に形
成された被圧片5が設けられている。この被圧片
5は、押圧加工の際に前記締型Aに設けられた水
平突条1aとともに金属板等を挾持して押圧する
部分である。その前面は略平担であり、必要に応
じて緩い曲面とされたり、前記水平突条1aの当
接する部分に低い突条が形成されていることもあ
る。この被圧片5も前記押圧部1aと同じく着脱
可能な構造とされることが多いが、受型Bに固着
されていたり、受型Bと一体形成されている実施
例もある。この被圧片5の上側には、受型回動支
点部6が形成され、その構造は、締型Aの締型回
動支点部2の構造に対応している。この受型回動
支点部6のさらに上側の前面には、凹面部7が形
成されている。この凹面部7は前記締型Aに装着
された油圧シリンダ10のシリンダロツド10b
により押圧される箇所である。このため、その位
置は締型回動支点部2と受型回動支点部6にて組
み合わせた際に、前記締型Aに設けられた大内螺
子部3と略同等高さに形成されている。又、その
凹面部7の曲率は、球面形成された油圧シリンダ
10のシリンダロツド10b先端に固着されたシ
リンダロツド頭部10cの曲率と同じか、より大
きく形成される。なお、締型Aにこの凹面部7が
形成され、受型Bに前記油圧シリンダ10が設け
られることもある。受型Bの上部には、必要に応
じて受型用把手8が設けられている。本実施例に
おいては、締型Aと受型Bとが回動して軸支箇所
より上側が接近した際に、干渉しないよう、受型
用把手8は後方に傾斜して設けられている。受型
用把手8も持運びに適しておれば、その位置、形
状等に限定はない。締型用把手4と受型用把手8
は、どちらか一方のみ設けられていることもあ
る。
又、必要に応じ、締型Aと受型Bの軸支箇所よ
り上側にばね張設されていることもある。このば
ね引張りコイルばねであつて、締型Aの水平突条
1aと受型Bの被圧片5とを隔離させる方向に力
が働くものである。このばねにより、押圧の必要
がないときは、水平突条1aと被圧片5とを離隔
させておくことができる。
図中14は建築用板、14aは第1継手部、1
4bは第2継手部、14cはT字形継手部、15
は下地材をそれぞれ示す。
「作用」 締型Aに形成された油圧シリンダ10にオイル
を流入させる。すると油圧シリンダ10のシリン
ダロツド10bが、受型Bに形成された凹面部7
を押圧する。受型Bは、軸支箇所を中心として回
動し、下側に設けられた被圧片5が、締型Aの下
側に設けられた水平突条1aに当接する。さらに
油圧をかけると、この水平突条1aは多大な力に
て被圧片5を押圧する。このとき、被圧片5と水
平突条1aとの間に金属板を挾持させる。油圧を
加えていくと、この金属板は次第に大きな力で押
圧される。そして水平突条1aにて押圧された部
分は、塑性変形して略水平の溝条が形成される。
「考案の効果」 本考案においては、その構成を、前面略平担な
る水平突条1aを設けた締型Aと、被圧片5を設
けた受型Bとを、これら水平突条1aと被圧片5
より上側で軸支し、締型Aと受型Bのうち一方
の、軸支箇所より上側に油圧シリンダ10を取り
付け、この油圧シリンダ10のシリンダロツド1
0bにて他方を押圧して回動させて水平突条1a
にて被圧片5を押圧可能に設けた構造としたこと
により、以下の効果を奏する。即ち、第1にT字
形継手のシーム溶接を完全にするための押圧加工
が容易に行え、第2に必要箇所のみを押圧加工で
き、第3に運搬が容易に行える等の効果を奏す
る。
以上について詳述すると、まずT字形継手のシ
ーム溶接を完全にするためにシーム溶接する前
に、継手の重合した部分の一部箇所(上端寄り)
を水平に押圧加工して溝条を形成する。このよう
に押圧加工することにより、継手部の重合する箇
所の両端に形成される段差を殆どなくした状態に
できる。又、その重合箇所の全体の板厚を薄くす
ることができる。このようにすることで、この押
圧加工後にシーム溶接することにより、シーム溶
接機の円板電極が、その継手部が重合する付近で
も極めて良好に追従でき、好適にシーム溶接する
ことができる。従つて、シーム溶接の後に、スポ
ツト溶接作業等は全く不要である。以上のよう
に、本考案の金属板用加工機によれば、水平突条
1aと被圧片5とで継手の重合箇所を挾持して油
圧をかけるという極めて簡単な操作で押圧作業を
行うことができる。即ちシーム溶接前の押圧加工
を極めて容易に行うことができ、又、人力も殆ど
不要であるという著しい効果を奏する。
第2に、本考案の金属板用加工機によれば、水
平突条1aによつて押圧される部分のみに溝条が
形成される。即ち不要な部分までプレス加工して
しまうこともなく適宜な幅の溝条を形成できると
いう効果も有する。
第3に、本考案の金属板用加工機は、簡単な構
造から構成されている。このため運搬や、現場等
での持運びも容易に行えるという効果も有する。
又、本考案の金属板用加工機は、てこの原理を
応用している。即ち油圧シリンダ10のシリンダ
ロツド10bによつて受型Bを押圧する点が力点
と、軸支箇所が支点と、水平突条1aにて被圧片
5を押圧する点が作用となつている。このため締
型Aにおいて軸支箇所から水平突条1aまでの距
離よりも軸支箇所から油圧シリンダ10までの距
離を大きくとることにより、油圧力を有効に利用
することができる。即ち必要な押圧力よりも油圧
力が小さくても、力を増大させて押圧加工するこ
とができ、T字形継手部14cの押圧に必要な押
圧力(約20ton)を有効に得ることができるとい
う効果も有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は本考案の分解斜視図、第2図は第1図を
組み立てた状態の側面図、第3図は第2図−
線端面図、第4図は第2図−矢視断面図、第
5図は押圧部の締型への取付の一実施例を示す分
解斜視図、第6図は押圧部の締型への取付の他の
実施例を示す分解斜視図、第7図は本考案の金属
板用加圧機を用いて押圧加工したT字形継手部を
示す斜視図である。 A……締型、B……受型、1a……水平突条、
5……被圧片、10……油圧シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面略平坦なる水平突条を設けた締型と、被圧
    片を設けた受型とを、これら水平突条と被圧片よ
    り上側で軸支し、締型と受型のうち一方の、軸支
    箇所より上側に油圧シリンダを取り付け、この油
    圧シリンダのシリンダロツドにて他方を押圧して
    回動させて水平突条にて被圧片を押圧可能に設け
    たことを特徴とする金属板用加圧機。
JP12442784U 1984-08-16 1984-08-16 金属板用加圧機 Granted JPS6141477U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12442784U JPS6141477U (ja) 1984-08-16 1984-08-16 金属板用加圧機

Applications Claiming Priority (1)

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JP12442784U JPS6141477U (ja) 1984-08-16 1984-08-16 金属板用加圧機

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Publication Number Publication Date
JPS6141477U JPS6141477U (ja) 1986-03-17
JPH0243528Y2 true JPH0243528Y2 (ja) 1990-11-20

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JP12442784U Granted JPS6141477U (ja) 1984-08-16 1984-08-16 金属板用加圧機

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