JPH0444318Y2 - - Google Patents

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JPH0444318Y2
JPH0444318Y2 JP1987094585U JP9458587U JPH0444318Y2 JP H0444318 Y2 JPH0444318 Y2 JP H0444318Y2 JP 1987094585 U JP1987094585 U JP 1987094585U JP 9458587 U JP9458587 U JP 9458587U JP H0444318 Y2 JPH0444318 Y2 JP H0444318Y2
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reinforcing bar
reinforcing
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reinforcing bars
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、鉄筋をガス圧接法により接合する際
に使用される圧接器のクランプ装置に関する。 [従来の技術] 一般に、この種のクランプ装置は、ガス圧接に
より接合されるべき鉄筋をすべりを生じることな
く強固に把持し、かつ、該鉄筋にクランプによる
傷をなるべく付けないようにすることが要求され
る。従来一般に使用されている鉄筋ガス圧接器の
クランプ装置は、V字状の鉄筋支持部を有する略
C字状のホルダーと、該ホルダーにねじ込まれて
前記鉄筋支持部との間で鉄筋を締付け保持する固
定ボルトとの組合せからなるものであるが、この
場合において、固定ボルトの押圧端は普通、平坦
面である。しかし、これだとD29以上の太径鉄筋
になるとすべりが甚だしくなり良好な接合が得ら
れない。そこで、例えば実開昭58−157283号公報
に示すように、固定ボルトの押圧端を円形のリン
グ端や半球形に形成したり、あるいはその押圧端
にボールを回転自在に取付けるなどの改良が施さ
れている。しかしながら、リング端や半球形にし
た場合は、すべりをある程度抑えることはできて
も反対に鉄筋に対する傷が大きくなりそれに起因
する鉄筋の引張強度の低下を招く危険が大きくな
る。また、押圧端にボールを取付けたものは、熱
影響のためにボールの回転が直ちに損なわれるた
め上記の半球形の場合とほぼ同様の欠陥が現れ
る。 [考案が解決しようとする問題点] そこで本考案は、従来の上記のような問題点を
解決するために、太径鉄筋に対してもそのすべり
を生じることがなく、しかも鉄筋の付着傷が実際
上引張強度ないし接合強度への悪影響をもたらさ
ない程度に抑制できるように改良を加えた鉄筋ガ
ス圧接器用のクランプ装置を提供することを目的
とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本考案に係る鉄筋のガス圧接器用クランプ装置
は、従来の略C字状のホルダーの字状に形成され
た鉄筋支持部にすべり止めのための凹凸部を幅広
く設ける一方、該鉄筋支持部上の鉄筋に対して前
記ホルダーにねじ込まれ該鉄筋を締付け保持する
固定ボルトの押圧端に円形のエツジ部を形成した
ものである。 [作用] 本考案による鉄筋のガス圧接器用クランプ装置
では、固定ボルトをホルダーにねじ込みその先端
の押圧端に形成された円形のエツジ部によつて鉄
筋をホルダーのV字状鉄筋支持部に押付けクラン
プするとき、V字状鉄筋支持部に形成された幅広
の凹凸部により固定ボルトの集中的な押圧力を分
散して鉄筋を保持するとともに、固定ボルト押圧
端の円形エツジ部は鉄筋の表面をいわゆるノツチ
作用でもつて押圧する。このため、鉄筋をすべり
を生じさせることなく強固に把持することができ
る。また、鉄筋表面には円形エツジ部による微小
な髭傷が付くこともあるが鉄筋の引張強度ないし
接合強度への影響は全くないことが確められてい
る。 [実施例] 以下、本考案の一実施例を図により説明する。 第1図は本考案によるクランプ装置を取付けた
鉄筋ガス圧接器の正面図、第2図は第1図−
線の断面図、第3図は第1図の側面図である。こ
れらの図において、1は圧接器本体で、そのシリ
ンダ11の先端側方部には一方の固定クランプ部
2が連結板21を介して固着されている。この固
定クランプ部2に対向する他方の可動クランプ部
3はシリンダ11の軸と平行に摺動自在に取付け
られている。これらの固定クランプ部2および可
動クランプ部3が後述するように本考案に係るク
ランプ装置の対象となるものである。可動クラン
プ部3はシリンダ11内を摺動する摺動子12の
側面に連結板31を介して突設されており、シリ
ンダ11の周壁に設けられた長穴13に沿つて移
動し得る。また、シリンダ11の内部には摺動子
12の復帰バネ(図示せず)が内蔵されている。
さらに、シリンダ11の基端には油圧シリンダ4
が着脱自在に取付け得るようになつており、油圧
シリンダ4に複数個突設された突起41が係合す
るバヨネツト式の係止溝14が設けられている。
可動クランプ部3の摺動子12はこのようにして
装着された油圧シリンダ4のラム5によつて押動
せしめられる。6は可動クランプ部3の鉄筋圧接
中心を出すための調整ボルトである。 次に、上記固定クランプ部2および可動クラン
プ部3の構成についてさらに第4図〜第7図をも
参照して説明する。 第4図はこれらのクランプ部2,3の1つの構
成要素であるホルダーの拡大正面図、第5図は同
側面図、第6図は同平面図、第7図は固定ボルト
の拡大部分断面図である。このホルダー7は一般
に鋳造品であり、略C字状に成型されている。そ
して下部にV字状の鉄筋支持部71を有し鉄筋支
持部71にはその全長にわたつて幅広の凹凸部7
2が一体に形成されている。この鉄筋支持部71
に対向して上部には固定ボルト8がねじ込まれる
ねじ穴73が設けられている。ホルダー7の上部
は斜めにカツトされており、このカツト部74は
鉄筋A,Bのガス圧接時において火災が風にあお
られたときの逃がしの役目をするもので、これに
よつてホルダー7が加熱されるのを可及的防止す
る。かかるホルダー7の側面には前記のように連
結板21,31がそれぞれ溶接され固定クランプ
部2および可動クランプ部3を構成する。 固定ボルト8は第7図に示すように、その先端
すなわち鉄筋A,Bとの押圧端は凹部81を設け
ることにより周縁部に円形のエツジ部82が形成
されている。このエツジ部82は通常ロツクウエ
ル硬さ50〜60程度に焼入れされている。 次に、上記のように構成されたクランプ装置の
作用を説明する。 一方の鉄筋Aを固定クランプ部2に固定ボルト
8により締付け固定し、他方の鉄筋Bを鉄筋Aと
中心を合せて同様に可動クランプ部3に固定ボル
ト8によつて締付け固定する。次に油圧シリンダ
4を作動させて両鉄筋A,Bの接触面に所要の圧
力を加えた状態で該接触面をトーチ(図示せず)
により加熱させ、次いで該接触面の軟化・拡散が
行われて接合が完了する。この場合において、鉄
筋A,Bはそれぞれホルダー7のねじ穴73にね
じ込まれた固定ボルト8の押圧端によつてV字状
鉄筋支持部71の凹凸部72に押付けられ締付け
固定されている。しかして、各鉄筋A,Bの下部
側面に対してはV字状鉄筋支持部71の幅広の凹
凸部72によつてある程度の長さにわたり圧接し
ているため固定ボルト8の集中的な押圧力を分散
して保持することとなり、一方各鉄筋A,Bの上
部側面に対しては固定ボルト8の押圧端に設けら
れた円形のエツジ部82がいわゆるノツチ作用下
で直接的にその上部側面を押圧する。このため、
鉄筋A,Bはすべりを生ずることなく上記油圧シ
リンダ4による押圧力に対抗することができる。
また、エツジ部82のノツチ作用のために鉄筋表
面に微少な髭傷が付くことがあるが、次表に示す
ごとく180°曲げ試験による接合強度への影響も全
く見受けられない。なお、表の試験結果は各径ご
とに試料本数115本について180°曲げたときの接
合部の割れの発生率を調べたものである。
【表】 <備考> 従来の場合として、ホルダーのV字状
鉄筋支持部には凹凸部がなく、また固定ボルト
の押圧端に円形のリング端を形成したものを用
いた。 [考案の効果] 以上のように本考案によれば、鉄筋のガス圧接
時において太径鉄筋に対してもそのすべりを生じ
ることがなく、かつ、鉄筋に重大な傷が付かず、
強固な安定したクランプを確保するものであり、
良好な鉄筋接合を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の全体正面図、第2図
は第1図−線の断面図、第3図は第1図の側
面図、第4図はホルダーの拡大正面図、第5図は
同側面図、第6図は同平面図、第7図は固定ボル
トの拡大部分断面図である。 1……圧接器本体、2……固定クランプ部、3
……可動クランプ部、7……ホルダー、8……固
定ボルト、71……鉄筋支持部、72……凹凸
部、82……エツジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガス圧接により接合されるべき鉄筋を把持し一
    方は固定に、他方は鉄筋軸と平行に移動し得るよ
    うに圧接器本体に取付けられるとともに、V字状
    の鉄筋支持部を有する略C字状のホルダーと、該
    ホルダーにねじ込まれて前記鉄筋支持部との間で
    鉄筋を締付け保持する固定ボルトとの組合せから
    なるクランプ装置において、前記鉄筋支持部にす
    べり止めのための凹凸部を幅広く設け、また前記
    固定ボルトの押圧端に円形のエツジ部を形成した
    ことを特徴とする鉄筋のガス圧接器用クランプ装
    置。
JP1987094585U 1987-06-22 1987-06-22 Expired JPH0444318Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987094585U JPH0444318Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22

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JP1987094585U JPH0444318Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22

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Publication Number Publication Date
JPS63202489U JPS63202489U (ja) 1988-12-27
JPH0444318Y2 true JPH0444318Y2 (ja) 1992-10-19

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ID=30958193

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5311240U (ja) * 1976-07-13 1978-01-30

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58157283U (ja) * 1982-04-12 1983-10-20 株式会社須山工業所 鉄筋ガス圧接用圧接器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5311240U (ja) * 1976-07-13 1978-01-30

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JPS63202489U (ja) 1988-12-27

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